JP2013159017A - 記録装置及びその記録制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチパス記録において、画素あたりに平均1ドット以上を記録する場合においても記録走査間のインク吐出位置ずれが発生したときに現れる濃度むらを抑制する。
【解決手段】マルチパス記録において、記録媒体上の同一の記録領域に対してインクジェット記録ヘッドによる複数回の記録走査によって画像を形成するために、各走査に対応して画像データを複数に分割する。また、前記複数の記録要素を、それぞれが連続して配列される複数の記録要素からなる複数のセクションに分割し、前記複数のセクションおのおのの複数の記録要素を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに時分割駆動する。そして、前記分割された画像データを用いてインクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動する際には、マルチパス記録の各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御する。
【選択図】図9

Description

本発明は記録装置及びその記録制御方法に関し、特に、インクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動してマルチパス記録を行う記録装置及びその記録制御方法に関する。
数あるインクジェット記録装置の中でも複数のノズルを備えた記録ヘッドをキャリッジに搭載してキャリッジ走査と記録媒体の間欠搬送を繰り返して記録を形成するシリアル型インクジェット記録装置は、低コストで小型化が可能なため一般に広く普及している。
このような記録装置においては、ノズル径のばらつきやインク吐出方向のばらつきによって記録画像に濃度むらが発生する場合がある。この濃度むらを抑制するために、1つの画素を複数回のキャリッジ走査の記録によって補完し、記録を完成させるマルチパス記録がある。マルチパス記録は、前述のようなメリットがある反面、デメリットも存在する。即ち、記録を完成させるために必要な複数回のキャリッジ走査において、ある走査と別の走査との間で、突発的なインク吐出位置ずれが発生した場合には、その発生領域に画像の濃度むらが生じる。
この課題に対し、例えば、特許文献1では、多値の画像データを所定領域を走査する複数回分のデータに分配し、分配された各多値データを異なる係数に基づいてデータ変換し、データ変換された各データに対し2値化処理を行う方法を提案している。この方法によれば、いくつかの画素には複数回の記録走査で2度以上インクが吐出される機会が発生するため、全ての画素が補完関係にある状況を回避することができる。その結果、記録走査間でインク吐出位置がずれた場合であっても画像の濃度変化が生じにくいマルチパス記録を実現することができる。
特開2000−103088号公報
上記従来例は1画素あたりに平均1ドットを配置する場合には十分な効果がある。しかしながら、濃度の高い画像を出力する場合には1画素あたりに平均1ドットより多くのドットを配置する必要があり、そのような場合においては新たな課題が発生する。
図21は従来の課題を説明する図である。
図21において、(a)は特許文献1で提案された方法を用いずに全画素で完全な補完が行われている場合の従来のドット配置を示す図である。また、(b)は特許文献1で提案された方法を用いて補完しない画素をいくつか発生させた場合のドット配置を示す図である。さらに、(c)は特許文献1を用いて1画素あたりに2ドット配置した場合のドット配置を示す図である。
図21(a)〜図21(c)において示される黒のドットは第1の記録走査で配置されるもの、白のドットは第2の記録走査で配置されるもの、グレーのドットは第1及び第2の記録走査で配置されるものを示している。また、図21(a)〜図21(c)それぞれにおいて、左側は第1及び第2の記録走査間でインク吐出位置ずれが発生しない場合を、右側は第1及び第2の記録走査間でインク吐出位置ずれが発生した場合を示している。
図21(a)に示す場合は、記録走査間のインク吐出位置ずれが発生しない場合は白ドットと黒ドットが千鳥格子状にきれいに配列されているが、インク吐出位置ずれが発生すると白ドットが黒ドットに近づいて一部が重なる。これにより、元の状態よりも記録領域を埋めきれない状態となる。このように画像領域内のあるタイミングでインク吐出位置ずれが発生すると、図21(a)の左側に示す状態と右側に示す状態が隣接することとなり、これが濃度むらとして視認されてしまう。
一方、図21(b)に示す場合は、インク吐出位置ずれが発生しない場合にドットが記録されない画素や第1及び第2の記録走査の両方でドットが記録される画素が混在する。これによってインク吐出位置ずれが発生した場合に、元々重なっていたドットが現れたり、離れていたドットが重なったりすることで、全体としてインク吐出位置ずれの有無による濃度の変化を抑制することができている。インク吐出位置ずれが発生しない場合であっても白のドットと黒のドットの配置が異なる理由は、2値化処理(ここでは誤差拡散処理)に係るパラメータが白のドットと黒のドットで異なるためである。ここで、図21(b)に示す例よりも高濃度の画像を記録する場合には白ドットと黒のドット両方の発生比率を上げる必要がある。
図21(b)に示す場合は、白ドットと黒のドットの両方が配置される画素の位置に対して自由度があったが、ドットの発生比率を上げていくと配置するドットの数を増やしていくことになり、配置自由度は下がっていく。これは特許文献1で挙げている第1及び第2の記録走査間のデータ比率や、拡散マトリックスの中身で対応できるものではない。ドットの発生比率を上げていくと、ついには図21(c)の左側に示す状態に至り、全ての画素が第1及び第2の記録走査で記録されるグレーのドットで構成され、最も濃度の高い画像を記録することができる。ただ、この状態は走査間のインク吐出位置ずれが発生した場合に重なっていた全てのドットが出現するようになるため、図21(c)の右側に示すようにインク吐出位置ずれ有無による濃度変化が大きくなる。その結果、前述のように濃度むらとして視認されてしまう。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、画素あたりに平均1ドット以上を記録する場合においても記録走査間のインク吐出位置ずれが発生したときに現れる濃度むらの抑制が可能な記録装置及びその記録制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、複数の記録要素を備えたインクジェット記録ヘッドを用いたマルチパス記録により画像を記録する記録装置であって、前記マルチパス記録において、記録媒体上の同一の記録領域に対して前記インクジェット記録ヘッドによる複数回の記録走査によって画像を形成するために、各走査に対応して画像データを複数に分割する分割手段と、前記複数の記録要素を、それぞれが連続して配列される複数の記録要素からなる複数のセクションに分割し、前記複数のセクションおのおのの複数の記録要素を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに時分割駆動する時分割駆動手段と、前記分割手段により分割された画像データを用いて前記インクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動する際に、前記マルチパス記録の各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御する時分割駆動の制御手段とを有することを特徴とする。
また他の発明によれば、複数の記録要素を備えたインクジェット記録ヘッドを用いたマルチパス記録により画像を記録する記録装置の記録制御方法であって、前記マルチパス記録において、記録媒体上の同一の記録領域に対して前記インクジェット記録ヘッドによる複数回の記録走査によって画像を形成するために、各走査に対応して画像データを複数に分割する分割工程と、前記複数の記録要素を、それぞれが連続して配列される複数の記録要素からなる複数のセクションに分割し、前記複数のセクションおのおのの複数の記録要素を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに時分割駆動する時分割駆動工程と、前記分割工程により分割された画像データを用いて前記インクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動する際に、前記マルチパス記録の各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御する時分割駆動の制御工程とを有することを特徴とする記録装置の記録制御方法を備える。
従って本発明によれば、画素あたりに平均1ドット以上を記録する場合においても走査間のインク吐出位置ずれが発生したときに現れる濃度むらを抑制することができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の概略構成を示す図である。 記録ヘッドの構成を示す図である。 記録ヘッドのノズル列のA列と、各ノズルに印加される駆動信号と各ノズルから吐出された飛翔インク滴を模式的に示す図である。 実施例1に従い同一領域を2回の記録走査によって画像記録を完成させるマルチパス記録の処理について説明するフローチャートである。 画像形成時の記録媒体搬送と使用するノズルの関係を示す模式図である。 従来例に従う駆動順序設定を示す図である。 図6に示す駆動ブロック順序設定の場合の記録ドットの配置を示す図である。 第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2とを用いて2パス記録するときに設定される駆動順序を示す図である。 図8に示す駆動ブロック順序設定の場合の記録ドットの配置を示す図である。 特許文献1で説明されている画像データに対して、図8に示す駆動ブロック順序設定を適用して記録した場合のドット配置を示す図である。 第2走査用画像データに基づいてインクを吐出するときの駆動ブロック順が第1走査用画像データに基づいてインクを吐出するときの駆動ブロック順のオフセットしたものと同一となっている例を示す図である。 図11に示した駆動ブロック順序設定で、全画素に対して1画素あたりに第1走査用画像データ408−1により1ドット、第2走査用画像データ408−2により1ドットの計2ドット記録される場合のドット配置を示す図である。 駆動ブロック順序と駆動順序ギャップを示す図である。 本発明を適用可能な別の駆動ブロック順序の例を示す図である。 図14に示す駆動順序を用いて記録した時のドット配置を示す図である。 実施例2に従い同一領域を4回の記録走査によって画像記録を完成させるマルチパス記録の処理について説明するフローチャートである。 1画素8ビットの画像データに対して誤差拡散処理を行い、3値に量子化を行う様子を示す図である。 3値量子化データの2面分割および2値化処理に用いるテーブルを示す図である。 画像形成時の記録媒体搬送と使用するノズルの関係を示す模式図である。 実施例2で用いる駆動ブロック順序を示す図である。 従来例における記録走査間のずれが発生しない時と発生した時のドット配置の違いを示す図である。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、ビニール、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録要素」(「ノズル」という場合もある)とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<インクジェット記録装置の基本構成(図1〜図3)>
図1は、本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の概略構成を示す図である。図1において、(a)は記録装置の斜視図を示し、(b)は(a)に示す断面がインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を通るY−Z断面図である。
図1において、101は夫々がシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクを収容するインクカートリッジ、102は対向する記録媒体Pにインク液滴を吐出する記録ヘッド、103は搬送ローラ、104は補助ローラである。搬送ローラ103と補助ローラ104とが協働し記録媒体Pを抑えながら図中の矢印の方向に回転し、白色の記録媒体Pを+Y方向に随時搬送する。また、105は給紙ローラであり記録媒体Pの給紙を行なうとともに、搬送ローラ103、補助ローラ104と同様、記録紙Pを押さえる役割も果たす。
106はインクカートリッジ101を支持し、記録とともにこれらを移動させるキャリッジである。キャリッジ106は記録を行っていないとき、或いは、記録ヘッド102の回復動作などを行なうときには図の点線で示した位置のホームポジションhに待機する。107は記録位置において記録媒体Pを安定的に支える役割を果たすプラテン、108はキャリッジ106をX方向に走査するキャリッジベルト、109はキャリッジ106を支えるキャリッジシャフトである。
この記録装置は±X方向のキャリッジ走査と+Y方向の記録媒体Pの搬送を交互に繰り返すことで画像を形成する。ここで、ある走査と次の走査の間にはX方向のずれは、理想的には無いものとしているが、キャリッジ106の走査精度、搬送ローラ103よ補助ローラ104の搬送精度によっては、突発的にX方向にずれる場合がある。
図2は、記録ヘッド102の構成を示す図である。図2において、(a)はZ方向に記録ヘッドを見たときの平面図を、(b)はノズル周りの拡大図を示す。図2(a)から分かるように、記録ヘッド102は同じ構成の4つのノズル列(A列、B列、C列、D列)を備える。
図2(a)において、A列からはブラック、B列からはシアン、C列からはマゼンタ、D列からはイエロのインクが吐出される。図2(b)は、特に、A列の拡大図を示している。A列は2plのインク液滴を吐出するノズル201から構成されており、ノズルはノズルの配列方向(Y方向)に関してノズル600dpi間隔で配置されている。各ノズルの直下(+Z方向)にはヒータが設置されており(不図示)、ヒータが加熱されたときに直上のインクが発泡し、それによりノズルからインクが吐出される。図2(b)には、列内方向(Y方向)に各ノズル4個しか図示していないが、実際には256個のノズルが配置されている。
このように多数の吐出口が配列された記録ヘッドを用いた記録装置において、全ての吐出口を同時に駆動して同一のタイミングでインクを吐出するためには、大容量の電源が必要となる。そのため、記録ヘッドに配列される所定数のヒータを駆動周期の期間内で順次駆動する時分割駆動する方法が採用されている。具体的には、記録ヘッドの全ヒータ(全ノズル)を16個のグループに分け、グループ毎に駆動するタイミングを少しずつ変えて記録を行う。このように時分割駆動を行うことにより、同時に駆動するヒータの数が減るため、記録装置に必要な電源の容量を抑えることができる。
図3は、記録ヘッドのノズル列のA列と、各ノズルに印加される駆動信号と各ノズルから吐出された飛翔インク滴を模式的に示す図である。
図3(a)に示すように、記録ヘッド102のノズル列300は、256個のノズルからなり、これらのノズルは図中の上から連続する16ノズルずつ、第1セクションから第16セクションまで16個のセクション(グループ)に分けられている。更にこれら各セクション内の16個のノズル各々は、16個の駆動ブロックの1つに属しており、記録の際にはブロック単位で時分割して順次駆動される。
時分割駆動において、同じブロックに属するノズルは同時駆動される。図示の例では、ノズル列300のノズル番号1、17、……、241の16個のノズルが第1駆動ブロック(駆動ブロックNo.1)であり、ノズル番号5、21、……、245の16個のノズルが第2駆動ブロック(駆動ブロックNo.2)である。同様に、ノズル番号16、32、……、256の16個のノズルが第16駆動ブロック(駆動ブロックNo.16)というように、各セクション内のノズルが周期的に各駆動ブロックに割り当てられている。
駆動ブロックNo.1、5、9、13、2、6、10、14、3、7、11、15、4、8、12、16の順に駆動される時分割駆動の場合、図3(b)に示すパルス状の駆動信号301によりそれぞれのヒータが順次駆動される。また、各ノズルから駆動信号に対応して図3(c)に示すようにインク滴302が吐出される。
次に、以上の構成の記録装置を用いた記録制御方法について2つの実施例を説明する。
図4は記録媒体上の同一の記録領域を2回の記録走査によって画像記録を完成させるマルチパス記録の処理について説明するフローチャートである。
ステップS401ではデジタルカメラやスキャナなどの画像入力機器、あるいはコンピュータ処理などによって得られるRGB原画像信号を600dpiの解像度で入力する。ステップS402では色変換処理Aにより、ステップS401で入力されたRGBの原画像信号をR’G’B’信号へ変換する。さらに、ステップS403の色変換処理Bおいて、R’G’B’信号が各色インクに対応する信号値に変換される。この実施例の記録装置は4色インクの構成であるから、変換後の信号はK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)のインク色に対応する画像信号K1、C1、M1、Y1となる。なお、具体的な色変換処理BはR、G、B各入力値とK、C、M、Y各出力値の関係を示した三次元ルックアップテーブル(不図示)を使用し、テーブル格子点値から外れる入力値については、その周囲のテーブル格子点の出力値から補間により出力値を求める。
以下、K(ブラック)の画像信号K1について代表して説明する。
ステップS404では、階調補正テーブルを用いた階調補正により画像信号K1の階調補正を行い、階調補正後の画像信号K2を得る。ステップS405では、階調補正後の画像信号K2の信号値を半分にすることによって第1の記録走査のみで記録する第1走査多値データ406−1、第2の記録走査のみで記録する第2走査多値データ406−2に分離する。ステップ407−1とS407−2では、各走査多値データごとに誤差拡散法により量子化処理を行い、2値化された第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2を得る。第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2の解像度は600dpiである。
ステップS409では、これらの2値の画像データを記録ヘッド102に送信し、ステップ410で時分割駆動によってヒータを駆動してインク液滴を吐出し記録を行う。
図5は画像形成時の記録媒体搬送と使用するノズルの関係を示す模式図である。ここではノズル列A列を取り上げて説明するが、その他のノズル列B〜D列もA列と同じ関係になる。
まず、1番目にノズル番号1〜128を使用し、+X方向(往路方向)にキャリッジを走査して記録を行う(往路記録)。この時の記録データは第1走査用画像データ408−1である。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で128ノズル分、+Y方向に搬送する。図5では便宜上、ノズルを−Y方向に移動させることで、ノズルと記録媒体の相対的な位置関係を示している。2番目にノズル番号1〜256を使用し、−X方向(復路方向)にキャリッジを走査して記録を行なう(復路記録)。この時の記録データは第2走査用画像データ408−2である。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で128ノズル分、+Y方向に搬送する。3番目にノズル番号1〜256を使用し、+X方向にキャリッジを走査して記録を行なう。この時の記録データは第1走査用画像データ408−1である。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で128ノズル分、+Y方向に搬送する。4番目にノズル番号129〜256を使用し、−X方向にキャリッジを走査して記録を行なう。この時の記録データは第1走査用画像データ408−2である。この走査後、記録媒体Pを排紙して記録を終了する。
上述の動作で形成される形成画像領域ア、イ、ウは、第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2の2つの2値データの足し合わせにより記録が完成される。
次に、全画素に対して1画素あたりに第1走査用画像データ408−1で1ドット、第2走査用画像データ408−2で1ドットの計2ドットが配置される場合について説明する。
図6は従来例に従う駆動順序設定を示す図である。
図6では第1走査用画像データと第2走査用画像データともに+X方向にキャリッジ走査すると仮定した場合の駆動ブロック順序を示している。−X方向へのキャリッジ走査による記録の場合は、+X方向へのキャリッジ走査による記録の場合と記録ドット配置を同じにするために、駆動順序を16、15、14、……、1と逆順に設定するものとする。
従来技術では図6で示すように第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2はともに同じ駆動順序が選択されている。
図7は図6に示す駆動ブロック順序設定の場合の記録ドットの配置を示す図である。
図7(a)は第1走査用画像データ408−1のみを用いて記録したドット配置を、図7(b)は第2走査用画像データ408−2のみを用いて記録したドット配置を示す。また、図7(c)は第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2とを用いて記録したドットが重なって記録された最終的なドット配置を示す。図7(d)は図7(c)の最終的な記録ドット配置から、記録走査間のずれ発生により第1走査用画像データ408−1を用いて記録されたドットに対して第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたドットがX方向に+20μmずれた場合の配置を示す。
同じノズルで記録されるドット間のX方向距離は42.3μm(=600dpi)、第1ブロックと第2ブロックのX方向距離は2.65μm(=9600dpi=600dpi×16)である。
図7において、縦線でハッチングされたドットが第1走査用画像データ408−1を用いて記録され、横線でハッチングされたドットが第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたことを示している。また、格子線でハッチングされた箇所が第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2の両方によって記録されたドットを示している。図7(c)から全画素が第1走査用画像データ408−1によるドットと第2走査用画像データ408−2によるドットとが重なって記録されていることが分かる。その一方で、図7(d)では、図7(c)において重なっていた別々にドットが出現しており、全体的に濃度が上がることになる。例えば、図5に示した第2記録走査中に突発的なX方向への+20μmのずれが発生した場合を仮定すると、画像領域イは画像領域ア、ウに比べて濃度が高くなり、濃度むらとして認識されることになる。
続いて、実施例1に従うドット記録について説明する。
図8は、第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2とを用いて2パス記録するときに設定される駆動順序を示す図である。
図8では第1走査用画像データと第2走査用画像データを用いてともに+X方向にキャリッジ走査して記録すると仮定した場合の駆動ブロック順序を示している。−X方向にキャリッジ走査して記録する場合は、+X方向へのキャリッジ走査による記録の場合と記録ドット配置を同じにするために、駆動順序を16、15、14、……、1と逆順に設定するものとする。この実施例では図8に示されているように、第1走査用画像データ408−1を用いて記録する場合のブロック駆動順序と、第2走査用画像データ408−2を用いて記録する場合のブロック駆動順序とが異なるものを設定している。
図9は図8に示す駆動ブロック順序設定の場合の記録ドットの配置を示す図である。
図9(a)は第1走査用画像データ408−1のみを用いて記録したドット配置を、図9(b)は第2走査用画像データ408−2のみを用いて記録したドット配置を示す。図9(c)は第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2とを用いて記録したドットが重なって記録された最終的なドット配置を示す。図9(d)は図9(c)の最終的なドット配置から、記録走査間のずれ発生により第1走査用画像データ408−1を用いて記録されたドットに対して第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたドットがX方向に+20μmずれた場合の配置を示す。なお、図9において、同じノズルで記録されるドット間の距離、第1ブロックと第2ブロックの距離、及び縦線や横線や格子線によりハッチングされたドットの設定は図7と同じである。
図9(c)から、第1走査用画像データ408−1と第2走査用画像データ408−2とにより記録されたドットが重なっている箇所と、重ならずにずれている箇所が存在することがわかる。また、図9(d)では、図9(c)では重なっていたドットが新たに分離して出現する反面、重ならずにずれていた箇所のドットは新たに重なることで、その結果濃度変化は相殺され、全体として見たときに図9(c)と図9(d)の濃度差はほとんど発生しない。
従来例と同様に、例えば、図5の第2記録走査中に突発的なX方向へ+20μmのずれが発生した場合を仮定すると、画像領域イと画像領域ア、ウの間に濃度差は見られず、濃度むらの発生を抑制することができる。
以上した実施例によれば、複数回走査により1つの画素位置に複数ドットを重ねて記録を行うマルチパス記録において、異なる記録走査における時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御することができる。これにより、1画素あたり平均1ドット以上を記録する場合であっても、記録走査間でインク吐出位置ずれが生じた場合に発生する濃度むらを抑制できる。
なお、以上説明した例では、全画素が1画素あたりに計2ドット配置される例について説明したが、本発明は1画素あたりに計2ドット記録される画素が一つでもあれば有効であり、逆に弊害が表れるといったことも無い。
図10は特許文献1で説明されている画像データに対して、図8に示す駆動ブロック順序設定を適用して記録した場合のドット配置を示す図である。
図10(a)〜(d)は、図7(a)〜(d)及び図9(a)〜(d)と同様のドット配置を示している。即ち、図10(a)が第1走査画像データのみによる記録ドット配置を、図10(b)が第2走査画像データのみによる記録ドット配置を、図10(c)が第1走査画像データと第2走査画像データの両方を用いて記録ドットを重ねた場合のドット配置を示す。また、図10(d)が第1走査画像データを用いて記録されたドットに対して第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたドットがX方向に+20μmずれた場合の配置を示す。
図10(c)によれば、第1走査記録と第2走査記録の両方により記録されたドットが重なっているドットが5つである(破線で囲んだ箇所)。これに対して、図10(d)によれば、7つ(破線で囲んだ箇所)となっている。両者を比較すると、記録走査間のずれが発生した場合に若干濃度は下がるが、それでも全体を眺める分には大きな濃度変化は発生しておらず、本発明は有効であると言える。
ただし、1画素あたりに計2ドット配置される画素が一つも無い場合では、記録走査間のずれが発生しない状態で第1記録走査と第2記録走査の両方により重なるドットは発生しない。このため、ドット径が画素サイズを大きく上回るという状況を除けば本発明の効果はほとんど得られない。
図9を参照して説明したように、X方向に+20μmずれた場合にも第1走査記録と第2走査記録の両方により重なるドットの数が等しくなる駆動ブロック順序のセットを紹介したが、本発明はこのブロック順序セットのみに制限されるものではない。例えば、第1走査画像データを用いてインク吐出するときの駆動ブロック順序と第2走査画像データを用いてインク吐出するときの駆動ブロック順序とが異なっていれば、同様の効果を得ることができる。ただし、第2走査画像データに基づくインク吐出のための駆動ブロック順序が第1走査画像データをに基づくインク吐出のための駆動ブロック順序のオフセットしたものと同一である場合は十分な効果は得られない。
上述したように本発明の効果が十分ではないケースについて説明する。
図11は第2走査用画像データに基づいてインクを吐出するときの駆動ブロック順が第1走査用画像データに基づいてインクを吐出するときの駆動ブロック順のオフセットしたものと同一となっている例を示す図である。
図11は、第1走査用画像データによる記録と、第2走査用画像データによる記録ともに+X方向にキャリッジ走査すると仮定した場合の駆動ブロック順序を示している。また、−X方向走査による記録の場合は、+X方向走査による記録の場合と記録されるドット位置を同じにするために駆動順序を16、15、14、……、1と逆順に設定するものとする。即ち、第1走査記録用の駆動ブロック順は、駆動ブロックNo.1、5、9、13、2、6、10、14、3、7、11、15、4、8、12、16となっている。これに対し、第2走査記録用駆動ブロック順は、駆動ブロックNo.3、7、11、15、4、8、12、16、1、5、9、13、2、6、10、14となっている。これは、第1走査記録用駆動ブロック順を8ずらして開始したものと同一となっている。
図12は図11に示した駆動ブロック順序設定で、全画素に対して1画素あたりに第1走査用画像データ408−1により1ドット、第2走査用画像データ408−2により1ドットの計2ドット記録される場合のドット配置を示す図である。
図12(a)〜(d)は、図7(a)〜(d)、図9(a)〜(d)、及び図10(a)〜(d)と同様のドット配置を示している。即ち、図12(a)が第1走査画像データのみによる記録ドット配置を、図12(b)が第1走査画像データのみによる記録ドット配置を、図12(c)が第1走査画像データと第2走査画像データの両方を用いて記録ドットを重ねた場合のドット配置を示す。また、図12(d)が第1走査画像データを用いて記録されたドットに対して第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたドットがX方向に+20μmずれた場合の配置を示す。
図12(c)を見ると、全画素が第1走査用画像データ408−1による記録ドットと第2走査用画像データ408−2による記録ドットとが重ならずに記録されていることがわかる。その一方で、図12(d)では全画素の記録ドットが重なっており、これは図12(c)と比べて全体的に濃度が下がることを意味している。
第2走査用画像データによるインク吐出時の駆動ブロック順序が第1走査用画像データによるインク吐出時の駆動ブロック順序をオフセットしたものと同一であることは、次のことを意味する。即ち、全てのノズルにおいて第1走査用画像データと第2走査用画像データにより記録されるドットの距離が等しいのである。
さて、ノズル番号1のノズルからは第1走査用画像データでは1番目にインクが吐出されるのに対し、第2走査用画像データでは9番目に吐出されるため、その差から第2走査用画像データはX方向に9600dpiで+8(=+21.2μm)ずれて吐出する。同様にノズル番号2のノズルからは、第1走査用画像データでは5番目に吐出されるのに対し、第2走査用画像データでは13番目に吐出されるため、その差から第2走査用画像データはX方向に9600dpiで+8(=21.2μm)ずれて吐出する。ノズル番号3のノズルからは、第1走査用画像データでは9番目に吐出されるのに対し、第2走査用画像データでは1番目に吐出されるため、その差から第2走査用画像データはX方向に9600dpiで−8(=−21.2μm)ずれて吐出する。
このように、インク吐出位置ずれに関して−8と+8とは同一の位置ではないが、今回の例では全画素にデータが存在するため、第1走査用画像データの次の画素が600dpi、即ち、9600dpiで+16の位置に存在する。つまり、第2走査用画像データに対応する画素と第1走査用画像データに対応する画素の次の画素に対しては、X方向に9600dpiで+8(=−8+16)ずれて吐出されるので、インク吐出位置ずれ−8と+8とは同義となる。このように見ていくと、全てのノズルで第1走査用画像データと第2走査用画像データによるインク吐出は、X方向に9600dpiで8(=21.2μm)だけずれてなされることになる。その結果、図12(d)で示すように、記録走査間で20μmのずれが発生したときに全てのドットがほぼ重なるような配置になる。
第2走査用駆動ブロック順序を第1走査用駆動ブロック順に対して8ずらすと上記のような状態になるが、その他のずらし量の場合もほぼ同様である。例えば、第2走査用駆動ブロック順序を第1走査用駆動ブロック順序に対して4ずらすと、全てのノズルで第1走査用画像データと第2走査用画像データによるインク吐出はX方向に9600dpiで4(=10.6μm)だけずれてなされる。従って、第1走査記録に対して第2走査記録が+10μmずれたときに全てのドットが重なり、第1走査記録に対して第2走査記録が−10μmずれたときに全てのドットが重ならなくなる。記録走査間のインク吐出位置ずれは突発的に発生するもので、X方向のプラスマイナスどちらのずれも考えられる。このため、第2走査用駆動ブロック順序を第1走査用駆動ブロック順序に対してオフセットする方法は記録走査間のインク吐出位置ずれに対して十分効果的であるとは言えない。
図13は駆動ブロック順序と駆動順序ギャップを示す図である。前述の図6、図8、及び、図11では駆動ブロック順序を基準として駆動ブロックをその番号の降順に並べて図示していたが、図13では駆動ブロックNo.を基準として降順で整列するように並べ変えている。
即ち、図13(a)は第1走査用駆動ブロック順序と第2走査用駆動ブロック順序が同じとなる図6を並べ換えたものである。図13(b)は第1走査用駆動ブロック順序と第2走査用駆動ブロック順序が異なる図8を並べ換えたものである。そして、図13(c)は第1走査用駆動ブロック順序と第2走査用駆動ブロック順序が異なるが記録走査間のインク吐出位置ずれに有効ではない図11を並べ換えたものである。
また、図13(a)〜(c)には、駆動順序ギャップという指標も併記している。駆動順序ギャップは第2走査用駆動順序から第1走査用駆動順序を引いたもので、プラスの場合はそのままの値、マイナスとなる場合は駆動ブロック数の16を加えたものになっている。記録走査間のインク吐出位置ずれに対して有効であるとした例に対応する図13(b)を見ると、駆動順序ギャップはセクション内に“0”と“8”が存在することがわかる。記録解像度9600dpiで−8相当の21.2μmのずれが発生したときには、そのずれ量分が駆動順序ギャップに加算されると考えることができる。
従って、駆動順序ギャップが“0”の駆動ブロックNo.は8(0−8がマイナスとなるため16を加えて)を加え、駆動順序ギャップが“8”の駆動ブロックNo.は“0”(=8−8)を加える。これにより、駆動順序ギャップは図13(c)に示すようなものとなり、セクション内の駆動順序ギャップ0と8の数は記録走査間のインク吐出位置ずれが発生しないときと変わらない。この場合では、駆動順序ギャップが“0”と“8”のみであったが、記録走査間のインク吐出位置ずれ時の濃度変化を起こさないという目的を達成するためには次のことが重要である。即ち、あるノズル(駆動ブロックNo.)は駆動ギャップが小さくなり、別のノズル(駆動ブロックNo.)は駆動ギャップが大きくなるというようにセクション内で相殺すれば良いので、駆動順序ギャップがセクション内で異なることが重要である。
図14は本発明を適用可能な別の駆動ブロック順序の例を示す図である。
図14(a)は駆動ブロック順序を基準として降順に並べたものを示し、図14(b)は駆動ブロックNo.を基準として降順に並べたものを示している。図14(b)では、駆動順序ギャップがノズル(駆動ブロックNo.)ごとに異なっているため、この駆動ブロック順序の設定でも本発明の効果を得ることができる。
図15は図14に示した駆動ブロック順序を用いて記録したときのドット配置を示す図である。図15(a)〜(d)は図7(a)〜(d)、図9(a)〜(d)、図10(a)〜(d)、及び図12(a)〜(d)と同様の条件でのドット配置を示した図である。
即ち、図15(a)が第1走査画像データのみによる記録ドット配置を、図15(b)が第1走査画像データのみによる記録ドット配置を、図15(c)が第1走査画像データと第2走査画像データの両方を用いて記録ドットを重ねた場合のドット配置を示す。また、図15(d)が第1走査画像データを用いて記録されたドットに対して第2走査用画像データ408−2を用いて記録されたドットがX方向に+20μmずれた場合の配置を示す。
記録走査間のずれがないときのドット配置を示す図15(c)に対して、記録走査間で+20μmのずれが発生したときのドット配置を示す図15(d)は大きな濃度変化は見られないことがわかる。
これに対して、記録走査間のインク吐出位置ずれに対して有効ではないとした例に対応する図13(a)及び図13(c)を見ると、駆動順序ギャップは図13(a)ではセクション内は全て“0”、図13(c)ではセクション内は全て“8”となっている。このように駆動順序ギャップがセクション内で全て同じ値になっている場合、記録走査間でずれが発生したときに全てのノズル(駆動ブロックNo.)の駆動順序ギャップが同じように増減するため、全体として見たときに濃度変化が発生するのである。
以上説明した実施例に従えば、画素あたりに平均1ドット以上を配置する場合においても、記録走査間のインク吐出位置ずれが発生したときに現れる濃度むらを抑制することが可能となる。
実施例1では、2つの画像データを2回の走査で完成させる場合について説明した。少ない走査回数で記録を完成させる場合、記録媒体の搬送方向であるY方向にずれが発生するとX方向の横スジが非常に目立つようになる。この実施例では、走査回数を多くすることで搬送方向のずれに対しても有効となる記録方法について説明する。
また、実施例1では600dpiに平均1ドットを配置する画像でもインク吐出位置ずれに有効なデータの生成方法について説明した。誤差拡散法によって2値化された2つの画像データを用いて記録ドットを重ねる場合、実施例1で述べたメリットがある反面、記録走査間でドット重なりが発生するため画像ざらつきが大きくなるというデメリットも併せ持つ。その一方で、記録走査間のインク吐出位置ずれによる濃度むらは濃度が高い画像の方が目立ちやすいことがわかっている。この実施例では、低濃度の画像のざらつきを向上させながら、高濃度の画像を記録する場合の記録走査間のインク吐出位置ずれに有効な画像データ処理についても説明する。
図16は実施例2に従って、同一領域を4回の記録走査によって画像記録を完成させるマルチパス記録のデータ処理について説明するフローチャートである。なお、ステップS401〜S404とステップS409〜S410は実施例1に関連して図4で説明したのと同じ処理なので、その説明は省略する。
ステップS1505では多値量子化を実行する。
図17は1画素8ビットの画像データに対して誤差拡散処理を行い、3値に量子化を行う様子を示す図である。図17に示すように、8ビットの画像データ(0x55)は、2ビット深度をもつ3値(“00”、“01”、“10”)データに量子化される。
次に、ステップS1506では、多値量子化を行ったデータに対し、図18に示すテーブルに従って画像データ分割と2値化処理とを実行する。図18に示すテーブルにおいて、“0”がドット記録無し、“1”がドット記録有りを示す。ここでは、3値の量子化データを第1面での記録に用いる2値の画像データ(第1面2値データ)1507−1と第2面での記録に用いる2値の画像データ(第2面2値データ)1507−2とに分割するのである。
2面に分けられた2値データ1507−1、1507−2に対して、ステップS1508−1、1508−2夫々でマスクをかけてマスク処理された画像データを得る。その後、ステップS409〜S410の処理を事項する。
図19は画像形成時の記録媒体搬送と使用するノズルの関係を示す模式図である。ここではノズル列A列を取り上げて説明するが、その他のノズル列B〜D列もA列と同じ関係になる。
まず、1番目にノズル番号1〜64のノズルを使用し、+X方向にキャリッジ走査して記録を行う。この時の画像データは第1面画像データ1507−1に対して50%マスクA1をかけたものである。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で64、+Y方向に搬送する。図19では便宜上、ノズルを−Y方向に移動させることで、ノズルと記録媒体の相対的な位置関係を示している。
2番目にノズル番号1〜128のノズルを使用し、−X方向にキャリッジ走査して記録を行なう。この時の画像データは第2面画像データ1507−2に対して50%マスクB1をかけたものである。この時のマスクB1は第1面画像データにかけたマスクA1と同じでも良いし、違っていても良い。走査後、記録媒体Pを600dpi単位で64、+Y方向に搬送する。
3番目にノズル番号1〜192のノズルを使用し、+X方向にキャリッジ走査して記録を行なう。この時の画像データは、第1面画像データ1507−1に対して1番目にかけたマスクA1を補完する関係にある50%マスクA2をかけたものである。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で64、+Y方向に搬送する。4番目にノズル番号65〜256のノズルを使用し、−X方向にキャリッジ走査して記録を行なう。この時の画像データは、第2面画像データ1507−2に対して2番目にかけたマスクB1を補完する関係にある50%マスクB2をかけたものである。
さらに5番目にノズル番号129〜256のノズルを使用し、+X方向にキャリッジ走査して記録を行なう。この時の記録データは、第1面画像データ1507−1に対して3番目にかけたマスクA2を補完する関係にある50%マスクA1をかけたものである。この走査後、記録媒体Pを600dpi単位で64、+Y方向に搬送する。6番目にノズル番号193〜256のノズルを使用し、−X方向にキャリッジ走査して記録を行なう。この時の画像データは、第2面画像データ1507−2に対して4番目にかけたマスクB2を補完する関係にある50%マスクB1をかけたものである。この走査後、記録媒体Pを排紙して記録を終了する。
上述の動作で形成される画像領域ア、イ、ウは第1面画像データ1507−1と第2面画像データ1507−2の2つの2値データの足し合わせにより記録を完成される。
図20は実施例2で用いる駆動ブロック順序を示す図である。
図20では第1面画像(2値)データと第2面画像(2値)データを用いた記録はともに+X方向走査すると仮定した場合の駆動ブロック順序を示している。−X方向走査による記録の場合は、+X方向走査による記録の場合と記録ドット配置を同じにするために、駆動順序を16、15、14、……、1と逆順に設定するものとする。図20に示す駆動ブロック順序の設定は、実施例1で説明した図8と同じである。
次にこの実施例における記録ドットの配置について説明する。
ステップS1505において“10”に量子化されたデータだけで構成される画像は、図18に示すように、第1面画像データ1507−1で1ドット、第2面画像データ1507−2で1ドット、合わせて2ドットで構成されることになる。これは実施例1の場合と同一である。従って、実施例2でも図20に示す駆動ブロック順序設定により、記録走査間のインク吐出位置ずれに対して有効であると言える。
ただし、実施例1と比較しての効果は弱まる。例えば、5番目の走査をするときにインク吐出位置ずれが発生した場合、画像領域イおよびウに関して、5番目の走査記録に用いた第1面画像データ1507−1は3番目の走査記録に用いた第1面画像データ1507−1と補完関係にある。このため、この両者の間では濃度が変化する。しかしながら、5番目の走査記録に用いた第1面画像データ1507−1は第2面画像データ1507−2との間のずれに対しては濃度変化を抑制可能である。また、実施例1では2回の走査で記録していた画像を実施例2では4回の走査で記録するようになるため、搬送ずれが起こってもスジが見えづらい画像を得ることができる。
また、ステップ1505で“01”に量子化されたデータだけで構成される画像は、第1面画像データ1507−1の1ドットだけで構成されることになる。第1面画像データ1507−1は、1番目、3番目、5番目の走査において、補完されるように記録されるためドットの重なりが発生せず、ざらつきが向上した画像を得ることができる。
以上説明した実施例によれば、実施例1に対し、低濃度画像のざらつきを向上させ、搬送ずれによるスジの発生を抑制させながら、記録走査間でインク吐出位置ずれが生じた場合に発生する濃度むらを抑制することが可能となる。
なお、実施例2では、第1面画像データを1番目、3番目、5番目の+X方向走査時の記録に、第2面画像データを2番目、4番目、6番目の−X方向走査時の記録に割り当てた。これは、往復走査記録を行う記録装置においては、走査方向が変化する際にずれが発生しやすいためである。しかしながら、+Xもしくは−X方向のみの走査で記録を行う際にも、記録走査間の突発ずれは発生し得る。このことを考慮すると、2面存在する記録画像データを+X方向、−X方向に一致するように必ずしも割り当てる必要はない。
また、実施例2では2面の画像データをマスクで分割して4回の走査で記録する方法について説明したが、4面の画像データを作成してマスクを使用せずに4回の走査で記録するようにしても良い。

Claims (8)

  1. 複数の記録要素を備えたインクジェット記録ヘッドを用いたマルチパス記録により画像を記録する記録装置であって、
    前記マルチパス記録において、記録媒体上の同一の記録領域に対して前記インクジェット記録ヘッドによる複数回の記録走査によって画像を形成するために、各走査に対応して画像データを複数に分割する分割手段と、
    前記複数の記録要素を、それぞれが連続して配列される複数の記録要素からなる複数のセクションに分割し、前記複数のセクションおのおのの複数の記録要素を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに時分割駆動する時分割駆動手段と、
    前記分割手段により分割された画像データを用いて前記インクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動する際に、前記マルチパス記録の各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御する時分割駆動の制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序は互いに対してオフセットされた順序ではないことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 異なる記録走査において用いる時分割駆動のブロック駆動順序の差が、全てのブロックにおいて異なることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記マルチパス記録は、前記インクジェット記録ヘッドを往復走査して記録を行うものであり、
    前記分割手段は、前記画像データを往路記録のための画像データと復路記録のための画像データに分割することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記画像データは多値データであり、
    前記多値データを量子化する量子化手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記量子化手段による量子化は2値データへの量子化、或いは、3値かそれ以上の多値データへの量子化を含むことを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記分割手段により分割され、前記量子化手段により量子化されたデータに対してマスク処理を行うマスク手段をさらに有し、
    前記マスク手段によりマスクされたデータに基づいて各走査記録を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の記録装置。
  8. 複数の記録要素を備えたインクジェット記録ヘッドを用いたマルチパス記録により画像を記録する記録装置の記録制御方法であって、
    前記マルチパス記録において、記録媒体上の同一の記録領域に対して前記インクジェット記録ヘッドによる複数回の記録走査によって画像を形成するために、各走査に対応して画像データを複数に分割する分割工程と、
    前記複数の記録要素を、それぞれが連続して配列される複数の記録要素からなる複数のセクションに分割し、前記複数のセクションおのおのの複数の記録要素を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに時分割駆動する時分割駆動工程と、
    前記分割工程により分割された画像データを用いて前記インクジェット記録ヘッドの複数の記録要素を時分割駆動する際に、前記マルチパス記録の各走査に対応した時分割駆動のブロック駆動順序を異ならせるように制御する時分割駆動の制御工程とを有することを特徴とする記録装置の記録制御方法。
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