JP2013158950A - 不燃化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】セメントを主成分とし、吸水性粒状物を含有する無機基材を有する不燃化粧板であって、無機基材上に形成される層との接着性に優れた不燃化粧板を提供する。
【解決手段】セメントを主成分とする無機基材の一方の面側に表面化粧層を有する不燃化粧板であって、前記無機基材が、複数の無機層と、各無機層間に位置する少なくとも1層の無機補強部材層とを含む積層構造からなり、次の条件(A)又は(B)を満足することを特徴とする不燃化粧板である。
(A)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有せず、該無機層以外の無機層に吸水性粒状物を含有する。
(B)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有せず、かつ最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、室内の壁や天井などに使用される不燃化粧板に関する。
模様や凹凸加工などの化粧処理を施した化粧層を無機基材に積層してなる化粧板は、室内の壁や天井などの建材として広く用いられている。そのような化粧板において、キッチンのガスコンロ周辺などの火を使用する場所には、建築基準法の要請もあり、不燃性の高いもの(不燃化粧板)が使用される。そのような不燃化粧板に用いる無機基材としては、珪酸カルシウム板、マグネシアセメント板等、セメントを主成分とするセメント系無機基材が不燃性能に優れていることから有用であり、当該セメント系無機基材の成分やその配合比を変更して様々の問題点を解決した無機基材が種々提案されている(例えば、特許文献1〜5参照。)。
また、不燃化粧板は、表面側に位置する化粧層(表面化粧層)にも不燃性が要求されることから、壁紙のような易燃性材料は使用できず、不燃性が高い熱硬化性樹脂などが好適に使用される。
一方、熱硬化性樹脂を用いた表面化粧層は気密性が高く、無機基材表面にそのまま形成すると無機基材が密封された状態となる。他方、上記のような無機基材は一般に水分を含むことから、無機基材が加熱されると内部の水分が水蒸気となり、無機基材が密封された状態ではその水蒸気が逃げ場を失い、上昇した水蒸気による圧力が基材の強度に勝ると爆裂が起こるという問題があった。
そこで、爆裂を防止するため、無機基材内部に木片(吸水性粒状物)を含有させることが知られている。すなわち、加熱により生じる水蒸気を木片に吸収させることで、水蒸気の逃げ場を確保して爆裂を防止しようとするものである。
特開平9−142914号公報 特開平10−279344号公報 特開2004−17478号公報 特開2006−182607号公報 特開2009−256112号公報
しかしながら、上記のように木片を含有する無機基材は、その表面にも木片の一部が露出しており、表面から突出した木片により凹凸が生じて平滑性が失われ、無機基材の上に形成される層との密着性が低下したり、表面化粧した場合に表面層(表面化粧層)に凹凸が生じたりするという問題があった。
本発明は、以上の従来の問題点に鑑みなされたものであり、その課題は、セメントを主成分とし、吸水性粒状物を含有する無機基材を有する不燃化粧板において、無機基材上に形成される層との接着性に優れ、かつ表面化粧層の平滑性に優れた不燃化粧板を提供することにある。
上記課題を解決する本発明は以下の通りである。
(1)セメントを主成分とする無機基材の一方の面側に表面化粧層を有する不燃化粧板であって、
前記無機基材が、複数の無機層と、各無機層間に位置する少なくとも1層の無機補強部材層とを含む積層構造からなり、次の条件(A)又は(B)を満足することを特徴とする不燃化粧板。
(A)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有せず、該無機層以外の無機層に吸水性粒状物を含有する。
(B)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有せず、かつ最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有する。
(2)前記条件(A)及び(B)のいずれも、最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層における吸水性粒状物が、該無機層の全固形分に対して2〜10質量%含有することを特徴とする前記(1)に記載の不燃化粧板。
(3)前記吸水性粒状物が木質材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の不燃化粧板。
(4)前記無機層が、少なくとも、酸化マグネシウムと、塩化マグネシウムとを含むスラリーを硬化させたマグネシアセメントであることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の不燃化粧板。
(5)前記無機補強部材層を構成する無機補強部材がガラスネットからなることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載の不燃化粧板。
(6)前記表面化粧層が熱硬化性樹脂を含んでなることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかに記載の不燃化粧板。
(7)さらに、前記無機基材の表面化粧層側の面とは反対の面側にバッカー層を有することを特徴とする前記(1)〜(6)のいずれかに記載の不燃化粧板。
(8)前記無機基材が、表面化粧層側から順に、第1無機層、第2無機層、及び第3無機層からなり、第1無機層と第2無機層との間に無機補強部材層を1層有し、第2無機層と第3無機層との間に無機補強部材層を2層有することを特徴とする前記(1)〜(7)のいずれかに記載の不燃化粧板。
本発明によれば、セメントを主成分とし、吸水性粒状物を含有する無機基材を有する不燃化粧板において、無機基材上に形成される層との接着性に優れ、かつ表面化粧層の平滑性に優れた不燃化粧板を提供することができる。
本発明の不燃化粧板は、セメントを主成分とする無機基材の一方の面側に表面化粧層を有する不燃化粧板であって、前記無機基材が、複数の無機層と、各無機層間に位置する少なくとも1層の無機補強部材層とを含む積層構造からなり、次の条件(A)又は(B)を満足することを特徴としている。
(A)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有せず、該無機層以外の無機層に吸水性粒状物を含有する。
(B)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有せず、かつ最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有する。
以下、本発明の不燃化粧板の構成要素それぞれについて説明する。
[無機基材]
本発明においては、無機基材を、複数の無機層と、各無機層間に位置する少なくとも1層の無機補強部材層とを含む積層構造からなる構成としている。
(無機層)
無機基材の構成層の1つである無機層は、セメントを主成分とする材料からなり、当該材料としては、例えば、マグネシアセメント、パルプ混入セメント板、木毛セメント板などが挙げられる。
無機層としてマグネシアセメントを用いたものは、少なくとも、酸化マグネシウムと、塩化マグネシウムとを含むスラリーを硬化させて形成することができる。より具体的には、酸化マグネシウム(MgO)と塩化マグネシウム(MgCl)とを混合し、さらに吸水性粒状物や起泡剤や水を加えて混練して得られたスラリーを塗工して形成される。起泡剤としては、市販されている界面活性剤系のものを用いることができる。
以上の無機層たるマグネシアセメント板は気硬性セメント板であり、下記に示すような酸化マグネシウムと塩化マグネシウムの硬化反応(水和反応)が進行する。
MgO+HO → Mg(OH)
5Mg(OH) + MgCl+8HO → 5Mg(OH)・MgCl・8H
(吸水性粒状物)
本発明において、複数の無機層のうちの少なくとも1層に吸水性粒状物を含有するが、当該吸水性粒状物が存在することで、加熱により無機基材内部で水蒸気が発生しても水蒸気は吸水性粒状物に吸収されるため爆裂の発生を防止することができる。吸水性粒状物の形状としては、特に限定されるものではなく、立方体や直方体などでもよいし、板状や球状でもよい。
なお、吸水性粒状物が爆裂を防止するメカニズムとして、上記の他、不燃化粧板の燃焼時に他の材料に先行して吸水性粒状物が燃焼することで無機基材内部に空隙が生じ、その空隙が水蒸気の逃げ場となって爆裂を防止することも考えられる。
吸水性粒状物のサイズとしては、(1)最も表面化粧層側に位置する無機層に用いるものと、(2)それ以外の無機層に用いるものとで異なる。(1)の場合は、本発明における条件(A)又は(B)により規定されるため後述する。
(2)の場合は、特に限定はないが、十分な爆裂防止効果を得る観点から、目開き850〜1700μmのふるい(好ましくは、目開き1000〜1400μmのふるい)を通過するサイズであることが好ましい。
また、前記(2)の場合の吸水性粒状物は、十分な爆裂防止効果を得る観点から、無機基材の全固形分に対して2〜10質量%含有することが好ましく、5〜8質量%含有することがより好ましい。
以上のような吸水性粒状物としては、木片、木質繊維束、木質パルプ、木毛、木粉等の木質材が挙げられ、中でも、木片、木粉を用いることが好ましい。
以上の複数の無機層は、2〜5層とすることが好ましく、3〜4層とすることがより好ましい。
そして、本発明においては、複数の無機層について、次の条件(A)又は(B)を満足する。
(A)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有せず、該無機層以外の無機層に吸水性粒状物を含有する。
(B)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有せず、かつ最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有する。
ここで、「最大長さ」とは、吸水性粒状物において最も長い部位の直線距離を意味する。具体的には、吸水性粒状物の最大長さは以下のようにして測定することができる。すなわち、まず不燃化粧板を切断し(このとき、切断面に積層構造が現れる様な方向に切断しても、その面に対して例えば45度程度傾斜していてもよい。)、切断面(端面)を観察する。具体的にはSEM画像を解析し、SEM画像の視野の中にある吸水性粒状物の中で最大長さを有するものを測定対象とし、この測定対象についてコンピュータで画像処理して最大長さを得る。そして、例えば、切断面(端面)の10箇所においてSEM画像を取得して上記の作業を行い、その中での最大値をもって無機基材中の吸水性粒状物の最大長さとすることができる。
すなわち、本発明においては、各無機層において、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有しないか(条件(A))、あるいは最も表面化粧層側に位置する無機層に吸水性粒状物を含有したとしても最大長さ1mm以上のものは含有しない(条件(B))ことを条件としている。このように構成することで、無機基材の表面化粧層側の面には吸水性粒状物が存在しないか、存在したとしても小さいものであり、無機基材表面の平滑性が保たれ、その上に形成する層との優れた接着性を確保することができる。
さらに、無機基材表面は優れた平滑性が保たれるため、その上に形成される層、ひいては最表面の表面化粧層の平滑性にも優れることとなる。
すなわち本発明においては、複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有しないか、含有しても小さいものであるため優れた平滑性が得られると共に、最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層には吸水性粒状物を含有するため爆裂を防止することができる。つまり、本発明においては、それら2つの効果が一体として発現している。
(無機補強部材層)
無機基材の各無機層間には、強度の向上を目的として、少なくとも1層の無機補強部材層が設けられる。当該無機補強部材層を構成する無機補強部材としては、網目状等に形成されたガラス繊維、ロックウール、炭素繊維などを格子状に編んだものが挙げられ、中でも、ガラス繊維を格子状に編んだものが好ましい。また、無機補強部材層の坪量は、強度の向上及び作製を容易にする観点から、30〜70g/mが好ましい。
当該無機補強部材層は、各無機層間において1〜4層設けることが好ましく、2〜3層設けることがより好ましい。
無機基材の製造方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。まず、上述の無機層を形成するためのスラリーを層状に塗工して無機層を形成し、その無機層上に無機補強部材層を少なくとも1層形成し、さらにその上に上記と同様に無機層を形成するという過程を、所望の積層構造となるまで繰り返すことで積層構造を得て、その積層構造を硬化することで無機基材が得られる。
以上の無機基材としては、基材強度を確保するという観点から、表面化粧層側から順に、第1無機層、第2無機層、及び第3無機層からなり、第1無機層と第2無機層との間に無機補強部材層を1層有し、第2無機層と第3無機層との間に無機補強部材層を2層有する構成とすることが最も好ましい。
具体的には、第1無機層の厚みを0.1〜0.5mmとし、第2無機層の厚みを 1.4〜2.0mmとし、第3無機層の厚みを0.7〜1.2mmとすることが好ましい。これらの厚みの範囲を外れる場合でも、各無機層の厚みの比、すなわち、第1無機層:第2無機層:第3無機層=1:(2.8〜20):(1.4〜12)程度であることが好ましい。
[表面化粧層]
本発明の不燃化粧板においては、無機基材の一方の面側には表面化粧層を有する。表面化粧層は、不燃化粧板の表面側に位置するものであり、その表面に化粧処理が施される。
表面化粧層の材料としては、例えば、熱硬化性樹脂を含んでなるものが挙げられ、熱硬化性樹脂としては、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリエステル樹脂が好ましい。表面化粧層は、具体的には、パターン紙にメラミン樹脂等を含浸させたものを用いることが好ましい。以下に、パターン紙にメラミン樹脂を含浸させたもの(メラミン樹脂含浸紙と称する。)について説明する。
メラミン樹脂含浸紙は、パターン紙にメラミン樹脂を所定の含浸率で含浸させた後、加熱、乾燥させることにより作製される。パターン紙としては、例えばチタン紙が用いられる。パターン紙の坪量は、パターン紙の厚みや重さを考慮して80〜150g/mであることが好ましい。メラミン樹脂の含浸率は、含浸されるメラミン樹脂の機能を十分に発現するために80〜120質量%であることが好適である。加熱、乾燥の温度は、パターン紙にメラミン樹脂を強固に固着させるために100〜140℃に設定することが好ましい。
[バッカー層]
また、本発明の不燃化粧板においては、無機基材の表面化粧層側の面とは反対の面側にバッカー層を設けることが好ましい。
バッカー層は、不燃化粧板の裏面側に位置するものであり、材料としては表面化粧層と同じものを用いることができるが、裏面側に位置するものであることから、表面化粧層のように化粧処理を施す必要はない。
[酸含有層]
本発明の不燃化粧板において、表面化粧層の接着力を向上させるには、酸を含有してなる酸含有層を介して無機基材に貼付することが好ましい。
セメント系の無機基材はアルカリ性を呈することから、無機基材の表面に上記のようなメラミン樹脂含浸の表面化粧層をそのまま形成しようとすると、アルカリによりメラミン樹脂の硬化が阻害され接着力が劣化する。そこで、酸含有層を介して表面化粧層を形成することで、メラミン樹脂硬化時のアルカリの影響を阻止し、表面化粧層の接着強度を向上させることができる。
酸含有層としては、酸を含有させた樹脂含浸紙を用いることが好ましい。具体的には、フェノール樹脂及び酸をコア紙に含浸させたフェノール樹脂含浸紙を例示することができる。このようなフェノール樹脂含浸紙は、コア紙にフェノール樹脂及び酸を所定の含浸率で含浸させた後、加熱、乾燥させることにより作製される。コア紙としては、例えば水酸化アルミニウム抄造紙が用いられる。コア紙の坪量は、コア紙の厚みや重さを考慮して100〜160g/mであることが好ましい。フェノール樹脂の含浸率は、含浸されるフェノール樹脂の機能を十分に発現するために20〜40質量%であることが好適である。加熱、乾燥の温度は、コア紙にフェノール樹脂を強固に固着させるために100〜140℃に設定することが好ましい。なお、フェノール樹脂含浸紙に用いるフェノール樹脂としては、熱硬化性であるレゾール型フェノール樹脂が好ましい。
その他、酸含有層としては、酸を含有させた塗工液(ペースト)を塗工して形成することもできる。
酸含有層には、そのpHが7.0〜8.5となるように酸が配合されることが好ましく、同pHが7.5〜8.0となるように酸が配合されることがより好ましい。酸含有層のpHが7.0〜8.5となるように酸が配合されることで、アルカリ性を呈する無機基材から漏出するアルカリ成分を中和し、表面化粧層形成時にアルカリ成分の悪影響を防止することができる。
酸含有層に含有する酸としては強酸であること、すなわち25℃におけるpKaが−8.0〜5.0の酸が好ましく、同pKaが−3.0〜1.0の酸がより好ましい。上述の通り、酸含有層はpHが7.0〜8.5となるように含有すればよいが、弱酸でそのpHを達成しようとするとその使用量が必然的に多くなるのに対し、強酸であれば含有量は少量で済む。
酸含有層に使用する酸としては、具体的には、塩酸、パラトルエンスルホン酸、ギ酸、酢酸等が挙げられ、パラトルエンスルホン酸が好ましい。
また、セメント系の無機基材を用いた不燃化粧板は、従来であれば、無機基材がアルカリ性であるために製造時に樹脂が未硬化の状態で残り、強い臭気が発生するという問題があったが、本発明においては、酸含有層を設けることで中和され、樹脂の硬化が進み未反応物が減少し臭気が軽減される。
以上の本発明の不燃化粧板の厚みは2.8〜3.2mmとすることが好ましい。
次に、本発明の不燃化粧板の製造方法について説明する。
不燃化粧板は、無機基材の表裏両面に少なくとも表面化粧層及びバッカー層を積層する積層工程と、前記表面化粧層及びバッカー層が表裏両面に積層された無機基材を熱圧成形する熱圧成形工程とを経て製造される。
積層工程では、例えば下から順に、メラミン樹脂含浸紙(バッカー層)、無機基材、及びメラミン樹脂含浸紙(表面化粧層)を積層する。
熱圧成形工程では、上記積層物を熱圧プレス装置で加熱、加圧成形する。
加熱条件は不燃化粧板の温度が125〜150℃、加圧条件は1.96〜9.80MPa(20〜100kg/cm)であることが好ましい。温度が125℃未満又は圧力が1.96MPa未満の場合には、無機基材に対する表面化粧層・バッカー層の密着性が不足し、剥離が発生し易くなる。一方、温度が150℃を超える場合又は圧力が9.80MPaを超える場合には、無機基材に大きな力が作用するため、亀裂が発生するおそれがある。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
(無機基材の作製)
表面化粧層側から順に、第1無機層/無機補強部材層/第2無機層/無機補強部材層/無機補強部材層/第3無機層の積層構造の無機基材を作製するに当たり、まず以下の組成の第1無機層〜第3無機層用の塗工液を調製した。なお、以下の木片としては、最大長さが0.8mmのサイズのものを用いた。また、塩化マグネシウムは、塩化マグネシウム・6水和物を用いてもよく、その場合、塩化マグネシウムそのものが上記配合率となるように換算して配合すればよい。
(1)第1無機層用塗工液
酸化マグネシウム 82質量%
塩化マグネシウム 18質量%
木片 0質量%
(2)第2無機層用塗工液
酸化マグネシウム 73質量%
塩化マグネシウム 16質量%
パーライト 4質量%
起泡剤 1質量%
木片 7質量%
(3)第3無機層用塗工液
酸化マグネシウム 78質量%
塩化マグネシウム 15質量%
起泡剤 1質量%
木片 6質量%
常法に従い、各塗工液において、上記各成分を混合して、水を加えて混練して塗工液を得た。
次いで、無機補強部材層として、3層分のガラス繊維ネットを準備し、専用の積層装置を用いて、上記積層構造となるように各無機層及びガラス繊維ネットを積層して無機基材を得た。なお、使用したガラス繊維ネットの坪量などを以下に示す。また、第1無機層の厚みは0.1mmとし、第2無機層の厚みは1.7mmとし、第3無機層の厚みは0.9mmとした。
(ガラス繊維ネット)
坪量:55g/m
縦ピッチ:2.5mm 縦糸:1260d
横ピッチ:2.5mm 横糸:630d
(メラミン樹脂含浸紙(表面化粧層、バッカー層)の作製)
パターン紙として坪量80g/mのチタン紙を用い、メラミン樹脂を含浸率が110質量%となるように含浸し、130℃で乾燥させてメラミン樹脂含浸紙を作製した。
(不燃化粧板の製造)
下から順に、メラミン樹脂含浸紙、フェノール樹脂含浸紙、無機基材、フェノール樹脂含浸紙、及びメラミン樹脂含浸紙を積層し、熱圧プレス装置で加熱、加圧成形を行い、厚さ3mmの不燃化粧板を製造した。加熱条件は、不燃化粧板の温度が135℃となるように設定した。加圧条件は、6.86MPa(70kg/cm)とした。なお、表面にはステンレス鋼板をセットしてプレス成形を実施し不燃化粧板を得た。
得られた不燃化粧板について、以下の評価を行った。
[木片の最大長さの測定]
得られた不燃化粧板に対して、切断面に積層構造が現れる様な方向に切断し、切断面(端面)のSEM画像を解析した。具体的には、SEM画像の視野の中にある吸水性粒状物の中で最大長さを有するものを測定対象とし、この測定対象についてコンピュータで画像処理して最大長さを得た。そして、切断面(端面)の10箇所においてSEM画像を取得して上記の作業を行い、その中での最大の値をもって基材中の木片の最大長さとした。結果を表1に示す。
[平滑性評価]
得られた無機基材について、表面の凹凸やピンホールの有無を目視にて確認し平滑性を評価した。
[接着性評価]
JIS K5600−5−6に準拠し、表面化粧層をカッターを用いて縦20mm×横20mmの範囲を2mm角の格子パターンにカットした。その後、セロテープ(登録商標)を貼り付け、約60度の角度で引き剥がした。剥がした後の外観状況で、以下の判定基準に従い、分類0〜分類5に6段階で評価判定した。判定結果を表1に示す。
〜判定基準〜
分類0:どの格子の目にも剥がれがない。
分類1:カットの交差点で塗膜の小さな剥がれがあるが、クロスカット部分で影響を受けるのは5%を上回ることはない。
分類2:カットの縁に沿って剥がれが見られ、クロスカット部分で影響を受けるのは5%を超えるが15%を上回ることはない。
分類3:カットの縁に沿って部分的又は全面的に剥がれており、クロスカット部分で影響を受けるのは15%を超えるが35%を上回ることはない。
分類4:カットの縁に沿って部分的又は全面的に大剥がれを生じているが、クロスカット部分で影響を受けるのは35%を上回ることはない。
分類5:カットの縁に沿って部分的又は全面的に大剥がれを生じており、クロスカット部分で影響を受けるのは35%を超える。
[実施例2]
実施例1の無機基材の作製において、「(1)第1無機層用塗工液」の組成を以下のようにしたことを除き、実施例1と同様にして不燃化粧板を作製した。
酸化マグネシウム 82質量%
塩化マグネシウム 17質量%
木片 1質量%
[実施例3]
実施例1の無機基材の作製において、「(1)第1無機層用塗工液」の組成を以下のようにしたことを除き、実施例1と同様にして不燃化粧板を作製した。
酸化マグネシウム 79質量%
塩化マグネシウム 16質量%
木片 5質量%
[実施例4]
実施例1の無機基材の作製において、「(1)第1無機層用塗工液」の組成を以下のようにしたことを除き、実施例1と同様にして不燃化粧板を作製した。
酸化マグネシウム 75質量%
塩化マグネシウム 15質量%
木片 10質量%。
[実施例5]
実施例1の無機基材の作製において、「(1)第1無機層用塗工液」の組成を以下のようにしたことを除き、実施例1と同様にして不燃化粧板を作製した。
酸化マグネシウム 71質量%
塩化マグネシウム 14質量%
木片 15質量%
[比較例1]
実施例1の無機基材の作製において、「(1)第1無機層用塗工液」の組成を以下のようにしたことを除き、実施例1と同様にして不燃化粧板を作製した。なお、木片は、最大長さが1.5mmのサイズのものを用いた。
酸化マグネシウム 82質量%
塩化マグネシウム 17質量%
木片 1質量%
Figure 2013158950
表1より、実施例1〜3の不燃化粧板は、表面が平滑な無機基材が得られ、接着性に優れていた。また、実施例4及び5の不燃化粧板は、表面に微数の凹凸があるものの実用上問題なく、接着性に優れていた。これに対し、比較例1の不燃化粧板は、無機基材表面に凹凸が多く平滑性に劣り、十分な接着性が得られなかった。つまり、比較例1は、第1無機層に含有させた木片の最大長さが1.4mmであったことのみが実施例2と異なることから、第1無機層に最大長さ1mm以上の木片を含有しないと上記効果が得られることが分かる。

Claims (8)

  1. セメントを主成分とする無機基材の一方の面側に表面化粧層を有する不燃化粧板であって、
    前記無機基材が、複数の無機層と、各無機層間に位置する少なくとも1層の無機補強部材層とを含む積層構造からなり、次の条件(A)又は(B)を満足することを特徴とする不燃化粧板。
    (A)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層には吸水性粒状物を含有せず、該無機層以外の無機層に吸水性粒状物を含有する。
    (B)前記複数の無機層のうち、最も表面化粧層側に位置する無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有せず、かつ最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層が最大長さ1mm以上の吸水性粒状物を含有する。
  2. 前記条件(A)及び(B)のいずれも、最も表面化粧層側に位置する無機層以外の無機層における吸水性粒状物が、該無機層の全固形分に対して2〜10質量%含有することを特徴とする請求項1に記載の不燃化粧板。
  3. 前記吸水性粒状物が木質材からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の不燃化粧板。
  4. 前記無機層が、少なくとも、酸化マグネシウムと、塩化マグネシウムとを含むスラリーを硬化させたマグネシアセメントであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の不燃化粧板。
  5. 前記無機補強部材層を構成する無機補強部材がガラスネットからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不燃化粧板。
  6. 前記表面化粧層が熱硬化性樹脂を含んでなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の不燃化粧板。
  7. さらに、前記無機基材の表面化粧層側の面とは反対の面側にバッカー層を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の不燃化粧板。
  8. 前記無機基材が、表面化粧層側から順に、第1無機層、第2無機層、及び第3無機層からなり、第1無機層と第2無機層との間に無機補強部材層を1層有し、第2無機層と第3無機層との間に無機補強部材層を2層有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の不燃化粧板。
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