JP2013157538A - リアクトル - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの角部周辺におけるコアのクラックの発生を抑えることができるリアクトルを提供する。
【解決手段】リアクトル1は、コイル10とコア12とを備えている。コア12は、第1コア部120、121と第2コア部122〜125とを備えている。第1コア部120は、コイル10の上側にある内側角部100及び外側角部101をコイル10の全周に渡って覆う部位である。第1コア部121は、コイル10の下側にある内側角部102及び外側角部103をコイル10の全周に渡って覆う部位である。第2コア部122〜125は、第1コア部100、101以外の部位である。第1コア部120、121の弾性率は、第2コア部122〜125の弾性率より低くなるように設定されている。そのため、従来に比べコイル10の角部周辺における内部応力の集中を緩和することができる。従って、コイルの角部周辺におけるコアのクラックの発生を抑えられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、コイルと、磁性粉末混合樹脂からなるコアとを備えたリアクトルに関する。
従来、コイルと、磁性粉末混合樹脂からなるコアとを備えたリアクトルとして、例えば特許文献1に開示されているリアクトルがある。
このリアクトルは、導体線を巻回して構成される円筒状のコイルと、コイルの周囲を覆い磁路を構成する磁性粉末混合樹脂からなるコアとを有している。
特開2008−198981号公報
リアクトルは、コイルに通電することで発熱し、温度が上昇する。そして、通電を停止することで発熱が停止し、温度が下降する。ところで、コイルとコアの熱膨張率には違いある。そのため、温度の上昇及び下降が繰り返されると、内部応力が集中しやすいコイルの角部周辺において、コアにクラックが発生することがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、コイルの角部周辺におけるコアのクラックの発生を抑えることができるリアクトルを提供することを目的とする。
第1の発明は、通電により磁束を発生するコイルと、コイルの周囲を覆い磁路を形成する磁性粉末混合樹脂からなるコアと、を備えたリアクトルにおいて、コアは、コイルの角部を覆う第1コア部と、第1コア部以外の第2コア部とを有し、第1コア部の弾性率は、第2コア部の弾性率より低いことを特徴とする。
この構成によれば、温度の上昇及び下降に伴う内部応力が集中しやすいコイルの角部を、弾性率の低い第1コア部によって覆っている。そのため、従来に比べ、コイルの角部周辺における内部応力の集中を緩和することができる。従って、コイルの角部周辺におけるコアのクラックの発生を抑えることができる。
第1実施形態におけるリアクトルの上面図である。 図1におけるII−II矢視断面図である。 第2実施形態におけるリアクトルの断面図である。 第1及び第2実施形態の変形形態におけるリアクトルの断面図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、車両駆動用モータを制御するためのモータ制御装置に用いられるリアクトルに、本発明に係る成形品の製造方法を適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して第1実施形態のリアクトルの構成について説明する。なお、図1及び図2では、コイルの端子の記載を省略している。また、図2における上下方向は、方向を区別するための便宜的に記載したものである。
図1及び図2に示すリアクトル1は、車両に搭載され、車両駆動用モータを制御するためのモータ制御装置に用いられる装置である。リアクトル1は、コイル10と、ケース11と、コア12とを備えている。
コイル10は、通電することで磁束を発生する円筒状の素子である。コイル10は、表面に絶縁層を有する導体線を巻回して構成されている。コイル10は、断面形状が矩形状であり、上側に内側角部100及び外側角部101、下側に内側角部102及び外側角部103をそれぞれ全周に渡って有している。
ケース11は、コイル10を収納するためのアルミニウムからなる有底円筒状の部材である。
コア12は、コイル10の周囲を覆い磁路を形成するとともに、コイル10をケース11に固定するための磁性粉末混合樹脂からなる円筒状の部材である。コア12は、第1コア部120、121と、第2コア部122〜125とを備えている。
第1コア部120は、コイル10の上側にある内側角部100及び外側角部101を、コイル10の全周に渡って覆う円板状の部位である。第1コア部120は、内側角部100及び外側角部101を覆うとともに、コイル10の発生した磁束が上下方向に必ず通過するように形成されている。具体的には、内側角部100及び外側角部101を覆うとともに、コイル10の内周面からコア12の内周面に渡って水平に形成されるとともに、コイル10の外周面からコア12の外周面に渡って水平に形成されている。
第1コア部121は、コイル10の下側にある内側角部102及び外側角部103を、コイル10の全周に渡って覆う円板状の部位である。第1コア部121は、内側角部102及び外側角部103を覆うとともに、コイル10の発生した磁束が上下方向に必ず通過するように、形成されている。具体的には、内側角部102及び外側角部103を覆うとともに、コイル10の内周面からコア12の内周面に渡って水平に形成されるとともに、コイル10の外周面からコア12の外周面に渡って水平に形成されている。
第2コア部122〜125は、第1コア部100、101以外(第1コア部以外)の部位である。
第1コア部120、121の弾性率は、第2コア部122〜125の弾性率より低くなるように設定されている。具体的には、弾性率の異なる樹脂が用いられている。また、第1コア部120、121の透磁率は、第2コア部122〜125の透磁率より低くなるように設定されている。具体的には、磁性粉末の混合比率が調整されている。
次に、効果について説明する。第1実施形態によれば、温度の上昇及び下降に伴う内部応力が集中しやすいコイル10の角部100〜103を、第2コア部122〜125より弾性率の低い第1コア部120、121によって覆っている。そのため、従来に比べ、コイル10の角部100〜103の周辺における内部応力の集中を緩和することができる。従って、コイル10の角部100〜103の周辺におけるコア12のクラックの発生を抑えることができる。
リアクトル1のインダクタンスは、コイル10に流れる電流が大きくなるに従って低下する。しかし、第1実施形態によれば、第1コア部120、121の透磁率は、第2コア部122〜125の透磁率より低くなるように設定されている。そのため、コア12に、磁束が流れにくい部分が形成されることになる。つまり、キャップに相当する部分が形成されることになる。これにより、コイル10に流れる電流が大きくなった場合であっても、インダクタンスの低下を抑えることができる。
さらに、第1実施形態によれば、第1コア部120、121は、コイル10の発生した磁束が上下方向に必ず通過するように形成されている。そのため、磁束を確実に流れにくくすることができる。つまり、ギャップに相当する部分を確実に形成することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のリアクトルについて説明する。第2実施形態のリアクトルは、第1実施形態のリアクトルの第1コア部が、コイルの発生した磁束が上下方向に通過するように形成されているのに対して、径方向に通過するように形成したものである。第2実施形態のリアクトルは、第1コア部の構成を除いて第1実施形態のリアクトルと同一構成である。
図3を参照して第2実施形態のインバータ装置の構成について説明する。なお、図3では、コイルの端子の記載を省略している。また、図中における上下方向は、方向を区別するための便宜的に記載したものである。
リアクトル2は、コイル20と、ケース21と、コア22とを備えている。コイル20及びケース21は、第1実施形態のコイル10及びケース11と同一構成である。
コア22は、第1コア部220、221と、第2コア部222、223とを備えている。
第1コア部220は、コイル20の上側にある内側角部200及び外側角部201を、コイル20の全周に渡って覆う円板状の部位である。第1コア部220は、内側角部200及び外側角部201を覆うとともに、コイル20の発生した磁束が径方向に必ず通過するように形成されている。具体的には、内側角部200及び外側角部201を覆うとともに、コイル20の上面からコア22の上面に渡って上下方向に形成されている。
第1コア部221は、コイル20の下側にある内側角部202及び外側角部203を、コイル20の全周に渡って覆う円板状の部位である。第1コア部221は、内側角部202及び外側角部203を覆うとともに、コイル20の発生した磁束が径方向に必ず通過するように形成されている。具体的には、内側角部202及び外側角部203を覆うとともに、コイル20の下面からコア22の下面に渡って上下方向に形成されている。
第2コア部222、223は、第1コア部200、201以外の部位である。
第1コア部220、221の弾性率は、第2コア部222、223の弾性率より低くなるように設定されている。具体的には、弾性率の異なる樹脂が用いられている。また、第1コア部220、221の透磁率は、第2コア部222、223の透磁率より低くなるように設定されている。具体的には、磁性粉末の混合比率が調整されている。
次に、効果について説明する。第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1及び第2実施形態では、第1コア部120、121、220、221が、コイル10、20の発生した磁束が必ず通過するように形成されている例を挙げているが、これに限られるものではない。図4に示すように、第1コア部320、321が、内側角部300、302及び外側角部301、303の周辺だけをコイル30の全周に渡って覆うようにしてもよい。つまり、コイル30の発生した磁束が、上下方向又は径方向に必ず通過するように形成されていなくてもよい。第1コア部320、321の透磁率が、第2コア部322の透磁率より低くなるように設定されていれば、コア32に、磁束が流れにくい部分が形成されることになる。つまり、キャップに相当する部分が形成されることになる。これにより、コイル30に流れる電流が大きくなった場合であっても、インダクタンスの低下を抑えることができる。
1・・・リアクトル、10・・・コイル、100、102・・・内側角部(角部)、101、103・・・外側角部(角部)、11・・・ケース、12・・・コア、120、121・・・第1コア部、122〜125・・・第2コア部

Claims (3)

  1. 通電により磁束を発生するコイル(10)と、
    前記コイル(10)の周囲を覆い磁路を形成する磁性粉末混合樹脂からなるコア(12)と、
    を備えたリアクトルにおいて、
    前記コア(12)は、
    前記コイル(10)の角部(100〜103)を覆う第1コア部(120、121)と、
    前記第1コア部(120、121)以外の第2コア部(122〜125)と
    を有し、
    前記第1コア部(120、121)の弾性率は、前記第2コア部(122〜125)の弾性率より低いことを特徴とするリアクトル。
  2. 前記第1コア部(120、121)の透磁率は、前記第2コア部(122〜125)の透磁率より低いことを特徴とする請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記第1コア部(120、121)は、前記コイル(10)の発生した磁束が通過するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリアクトル。
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