JP2013129940A - 溶着加工縫製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来以上に生産性を高め、かつ強度および軽量性、収納・携帯性を向上させた溶着加工縫製品を提供すること。
【解決手段】少なくとも膜厚が10μm〜100μmの樹脂層よりなる第1層と、繊維布よりなる第2層とが積層された少なくとも2層構造の表地よりなり、該表地の目付が10〜200g/m、厚さが0.05〜0.50mmの範囲で、かつ通気性が0.1cc/cm/sec以下であって、該表地が少なくとも2枚からなる第1層同士が相対するように重ね合わされた本体を有し、該本体は、該本体は、相対する表地の第1層同士が溶着され一体となった溶着部と、連続した該溶着部により囲まれた密閉部と、該密閉部を囲む溶着部の外側に縫代部とを有し、かつ前記密閉部は、表地と一体に形成された、空気の出し入れが可能な空気弁を有することを特徴とする溶着加工縫製品。
【選択図】図3

Description

本発明は、強度、軽量性、収納・携帯性、高生産性を有し、かつクッション性および保温性が調節可能な溶着加工縫製品に関するものである。
従来、市場においてクッション性、保温性を付与した衣服、装身具、収納具が各種市販されており、それらは少なくとも2枚の表地の間に、クッション材あるいは断熱材として中綿や低反発ポリウレタン、羽毛などを充填して本体を構成するものであった。これらはクッション性および保温性を有する反面、クッション材あるいは断熱材により重量が大きく、持ち運ぶ際に嵩張り、収納・携帯性が悪いという問題があった。また、使用中の身体状態や環境温度や湿度等の変化により、必要とするクッション性、保温性の程度が変化した場合に調節できないという問題があった。
一方、公開特許公報においては、通気性のない生地で作られた表地と裏地とを重ね合わせ、接着剤により接着部を形成し空気室を設け、空気注入弁を取り付けることにより空気による断熱層を付与可能とした衣服(特許文献1)、ポケットの中に断熱材を空気と共に閉じ込めた衣服(特許文献2)、水蒸気透過性、すなわち「通気性」材料からなる少なくとも2層の素材と、多孔性断熱材を有する膨張性コンパートメントよりなり、前記コンパートメントを空気出し入れにより所望の容積に膨張又は収縮させることを可能とした多層複合構造体(特許文献3)、2枚の軟質合成樹脂シートを上下に重合し、エア経路と空気封入口を設け、エアの出し入れにより膨張および収縮を可能としたエアウェアー用芯材(特許文献4)などが提案されている。
しかしながら、特許文献1の表地と裏地とを重ね合わせ、接着剤により接着部を形成した衣服は、表地と裏地以外にホットメルト剤などの接着剤が必要となる上、プレスなどによる接着工程以外に、スクリーン印刷などの接着剤塗布工程が追加されるため、構成部材および工程数増加により生産効率が悪く、加工コストが高いという問題があった。また接着剤の塗布量のばらつきにより部分的に塗布量が少ない部位が生じ、当該箇所が剥離して空気が漏れ出す原因になりやすいという問題があった。
また、特許文献2のポケットの中に断熱材を空気と共に閉じ込めた衣服は、従来の市販品においてクッション材あるいは断熱材として用いた中綿や低反発ポリウレタン、羽毛などと同様、保温性を有する反面、持ち運ぶ際に断熱材が嵩張り、重量大となるうえ、収納・携帯性が悪いという問題があった。
また、特許文献3の2層の素材と、多孔性断熱材を有する膨張性コンパートメントよりなる多層複合構造体は、特許文献1と同様、接着剤を用いて素材と多孔性断熱材を接着させるため構成部材および工程数増加により生産効率が悪く、加工コストが高いという問題に加え、構成部材として素材以外に接着剤および多孔性断熱材を有する膨張性コンパートメントといった複数の部材を必要とするため、特許文献2と同様、持ち運ぶ際に多孔性断熱材を有する膨張性コンパートメントが嵩張り、重量大となるうえ、収納・携帯性が悪いという問題があった。
また、特許文献4の2枚の軟質合成樹脂シートを上下に重合したエアウェアー用芯材は、塩化ビニル等よりなる単一の軟質樹脂フィルムを用いるため、引張強度に乏しく使用中に破断ないし破損しやすいという問題があった。
このように従来の溶着加工縫製品は、いずれも強度、軽量性、収納・携帯性、生産性において十分な性能を満足しうるものではなかった。
特開2005-264393号公報 特開2004−60105号公報 特許第4598526号公報 特開昭58−13705号公報
そこで、本発明の目的はかかる従来技術の欠点を改良し、従来以上に生産性を高め、かつ強度および軽量性、収納・携帯性を向上させた溶着加工縫製品を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の溶着加工縫製品は下記の構成から成る。
すなわち、本発明の溶着加工縫製品の一態様は、少なくとも膜厚が10μm〜100μmの樹脂層よりなる第1層と、繊維布よりなる第2層とが積層された少なくとも2層構造の表地よりなり、該表地の目付が10〜200g/m、厚さが0.05〜0.50mmの範囲で、かつ通気性が0.1cc/cm/sec以下であって、該表地が少なくとも2枚からなる第1層同士が相対するように重ね合わされた本体を有し、該本体は、相対する表地の第1層同士が溶着され一体となった溶着部と、連続した該溶着部により囲まれた密閉部と、該密閉部を囲む溶着部の外側に縫代部とを有し、かつ前記密閉部は、表地と一体に形成された、空気の出し入れが可能な空気弁を有するものである。
上記の繊維布としては、繊維よりなる織物、編物、もしくは不織布が好適である。
本発明において好ましくは、前記溶着部が、接着剤または接着テープを有さず、高周波溶着あるいは超音波溶着あるいは熱圧着溶着のいずれかより選ばれた溶着加工によって形成されてなるものである。
さらに好ましくは、前記表地の引張強度が98N以上、かつ、溶着部の縫目強力が50N以上である。
さらに好ましくは、前記本体を構成する表地の第1層と空気弁とが同一素材よりなり、かつ該素材が少なくともポリ塩化ビニル系、ウレタン系、オレフィン系およびポリアミド系から選ばれた少なくとも1種よりなるものである。
さらに好ましくは、前記本体がジャケット、コート、パンツ、スカート、帽子、手袋、バッグ、ポーチのいずれかの用途の少なくとも一部に用いられるものである。
また、本発明の溶着加工縫製品の異なる構成として、少なくとも衿、前立、前身頃および後身頃を有する衣服であって、少なくとも該衿、前立、前身頃および後身頃が一体となった単一のパターンにより本体が構成され、該パターンの前立は前身頃と少なくとも1箇所でつながり連続され、かつ衿は前立あるいは前身頃と少なくとも1箇所でつながり連続されてなり、前記本体を構成する表地は、少なくとも膜厚が10μm〜100μmの樹脂層よりなる第1層と、繊維布よりなる第2層とが積層された少なくとも2層構造の表地よりなり、該表地の目付が10〜200g/m、厚さが0.05〜0.50mmの範囲であって、前記本体は、表地が少なくとも2枚からなる第1層同士が相対するように重ね合わされてなり、かつ、相対する表地の第1層同士が溶着され一体となった溶着部と、連続した該溶着部により囲まれた密閉部と、該密閉部を囲む溶着部の外側に縫代部とを有し、前記密閉部は、表地と一体に形成された、空気の出し入れが可能な空気弁を付与した溶着加工縫製品およびそれを用いた衣服とするものである。
本発明の溶着加工縫製品により、本体の構成要素である複数の表地が接着剤を用いることなく一体に形成することが可能となり、接着剤および接着剤塗布工程省略により生産性を高めるだけでなく、本体へのクッション材あるいは断熱材挿入の省略が可能となり、軽量性および収納・携帯性を高め、かつ表地の強度を向上させることができる。
また、本発明の溶着加工縫製品を用いた衣服により、少なくとも衿、前立、前身頃、後身頃のパターンを別々に設けることなく単一のパターンにて本体を形成することが可能となり、パターン数削減により生産性を高めるだけでなく、パターン内の全ての部位に空気を供給することが可能となり、部分的なクッション材あるいは断熱材挿入の省略が可能となり、軽量性および収納・携帯性を高め、かつ外観を向上させることができる。
本発明の実施形態の一態様を示す正面図である。 図1に示した本体の展開図である。 図1に示した本体の断面図である。 図3の斜視図である。 本発明の溶着加工縫製品の他の態様を示す正面図である。
以下、図面に示す一態様を用いて、本発明の溶着加工縫製品を詳細に説明する。
本発明の溶着加工縫製品を構成する要素として、図1、図2に示すように、少なくとも本体1があり、該本体1は図3、図4に示すように、少なくとも表地2と溶着部3、密閉部4、縫代部5、空気弁6とから構成される。表地2は第1層2aと第2層2bとが積層された2層構造であり、本体1は少なくとも2枚の表地2を、第1層2a同士が相対するように重ね合わせて構成される。
溶着部3は、溶着加工により本体1を構成する素材の相対する第1層2a同士を一体的に溶解・結合されてなる。
密閉部4は本体1の表地2上を連続した溶着部3で囲んだ閉塞空間であり、該密閉部4上には空気を出し入れ可能な空気弁6が、密閉部4を構成する素材の少なくとも片方の第1層2aと一体的に溶解・結合されてなる。また、溶着部3を挟んで密閉部4と隣接した領域、すなわち密閉部4を囲む溶着部3の外側には縫代部5が設けられた構造となる。
本発明における好ましい態様の一つとして、本体1を構成する表地2が少なくとも第1層2aと第2層2bとが積層された少なくとも2層構造であることが、第1層2aによる溶着加工性と第2層2bによる強度確保といった、溶着加工性と強度を両立することができ好ましい。本体1を構成する表地2が1層構造である場合、溶着加工性を保有する反面、強度が低いものとなるか、逆に強度を保有する反面、溶着加工性が悪いものとなるおそれがある。
なお、表地2においては第1層2aと第2層2bとの間に異なる物質層を設けたり、第2層2bの表面に平滑層を設ける、すなわち第3層を設けることは何ら問題ない。
表地2の第1層2aは、膜厚が10μm〜100μmの樹脂層であることが、軽量性と収納・携帯性および引張強度、空気密閉性に優れ好ましい。第1層2aの素材が繊維織物、編物や不織布である場合、繊維間からの通気により空気密閉性が損なわれる可能性がある。また、樹脂層で膜厚が100μmを超えると嵩張り、収納・携帯性が悪くなる。逆に10μm未満であると、溶着加工時に溶融破断やボイドなどの加工欠点が生じやすく、かつ引張強度が悪くなる。より好適には20μm〜70μmの範囲である。
第1層2aの素材としては、溶着加工時に発熱して溶着一体化するものであれば特に限定されないが、ポリ塩化ビニル系、ウレタン系樹脂、オレフィン系樹脂およびポリアミド系樹脂から選ばれた少なくとも1種が好ましく使用される。第1層2aの素材の形態としては連続した樹脂層すなわち皮膜状であり、より好適にはフィルム状に成形加工したものが用いられる。
かかる第1層2aには製造工程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでもよい。たとえば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤、高周波誘電体などを含有せしめることができる。
第2層2bの素材としては、織物、編物、不織布などの少なくとも1種からなることが、引張強度に優れ好ましい。より好ましくは引張強度等の機械的物性および第1層2aとの積層性の点から、織物が好ましく使用される。また、織物を構成する構造としては、一般的には平織、綾織、朱子織およびこれらの変化織、多軸織などが使用されるが、これらの中でも、特に、機械的特性に優れることから平織物が好ましい
表地2の第2層2bの素材としては、ナイロン6・6、ナイロン6、ナイロン12、ナイロン4・6などのポリアミド単独重合体もしくはナイロン6とナイロン6・6の共重合、ナイロン6にポリアルキレングリコール、ジカルボン酸やアミンなどを共重合した共重合ポリアミドからなるポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル単独重合体あるいは、酸成分としてイソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸またはアジピン酸などの脂肪族ジカルボン酸などを共重合した共重合ポリエステルからなるポリエステル繊維、パラフェニレンテレフタルアミドおよび芳香族エーテルとの共重合に代表されるアラミド繊維、レーヨン繊維、ポリサルフォン系繊維、超高分子量ポリエチレン繊維および上記合成繊維を主体とする海島構造を有する高分子配列体繊維から構成される合成繊維などが好適に用いられる。
これらの中でもナイロン6・6、ナイロン6のポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維が好ましく、さらには耐衝撃性の面からポリアミド繊維が好ましい。かかる繊維には、原糸の製造工程や加工工程での生産性あるいは特性改善のために通常使用されている各種添加剤を含んでもよい。たとえば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、平滑剤、帯電防止剤、可塑剤、増粘剤、顔料、難燃剤などを含有せしめることができる。
また、本発明の溶着加工縫製品の本体1は、前記表地2が少なくとも2枚、第1層2a同士が相対するように重ね合わされてなることが、溶着加工性および縫目強力を有し好ましい。表地2の第2層2b同士を相対させて本体1を構成、あるいは1枚目の表地2の第1層2aと2枚目の表地2の第2層2bとを相対させて本体1を構成させた場合、繊維同士の接触点での溶着、あるいは異なる素材・表面形状同士の溶着となるため、溶着しずらく溶着部3の縫目強力に劣る。
また、上記第1層2aと第2層2bとを積層させてなる表地2は、目付が10〜200g/mかつ厚さが0.05〜0.50mmの範囲であることが、使用時の軽量性と持ち運ぶ際の収納・携帯性に優れ好ましい。目付が200g/mまたは厚さが0.50mmを超える場合、重量感が増し軽量性と収納・携帯性が悪くなる可能性がある、逆に目付が10g/m未満または厚さが0.05mm未満の場合、引張強度が低くなり、使用中に破断や破裂が起こりやすくなる可能性がある。より好適には目付が30〜100g/mの範囲、厚さが0.2〜0.30mmの範囲である。
また、前記表地2は、JIS L 1096 8.26.1 A法(フラジール形法)により測定したときの通気性が、0.1cc/cm/sec以下、より好適には0〜0.01cc/cm/secであることが、良好な非通気性を有し、空気密閉性に優れ好ましい。この通気性および空気密閉性は、表地2の第1層2aからなる樹脂層の被膜によって達成されるが、本発明の溶着加工縫製品では本通気性を達成するために、かかる樹脂層の被膜厚として、前述のとおり好ましくは厚さの範囲を10μm〜100μmとするものである。
また、本体1においては外周が該溶着部3により連続して覆われた密閉部4と、表地2と一体に形成された空気の出し入れが可能な空気弁6を有することが、空気充填によるクッション性と保温性を有し、かつ空気充填量の変化によりクッション性と保温性それぞれが調節可能となり好ましい。

ここでいう密閉部4とは、空気を密閉した状態で長時間保持する、いわゆる空気室の役割を果たす。
本体1に密閉部4を有さない場合、空気充填が行えず、クッション性と保温性は素材のみに依存したものとなり、クッション性と保温性に劣るうえ、それぞれの可変や調節も不可能となる。
密閉部4の本体1全体に占める割合としては特に限定されないが、より好ましくは本体1の半分以上を占めること、すなわち50%〜99%の範囲であることが、本体1の保温性およびクッション性に優れ好適である。
なお、ここでいう密閉部4の本体1全体に占める割合とは、次式により算出するものである。
密閉部4の本体1全体に占める割合=本体1内の密閉部4の面積÷本体1全体のパターン面積
本発明における本体1は、密閉部4以外に縫代部5および溶着部3、マチやポケットなどの非密閉領域を有するものであり、言い換えると該領域の面積<密閉部4の面積の関係となることが機能性発揮の点で好適としたものである。
また、密閉部4は例えば溶着部3の外周と内周とに挟まれた領域、すなわちドーナツ型の形状としてもよく、例えばポケットの構成などに好適に使用される。このような場合において、縫代部5は溶着部3を挟んで密閉部4と隣接した領域、すなわち密閉部4を囲む溶着部3の外周、内周の外側に設けた構造とすることができる。
また、本発明でいう空気弁6は、密閉部4に外部の空気を注入し封止する役割と、密閉部4内に封入した空気を外部へ脱気する役割とを備える。すなわち密閉部4への空気取り込みと取り出しの2つの機能を果たすものである。空気弁6の構造は前記役割を果たすものであれば筒状のチューブや、回転により開口するバルブ式など何ら制限されないが、より好ましくは、筒状のチューブノズル形状でチューブ経路内に空気の逆流防止弁を備え、かつ外気側の注入口に蓋を設けた構造としたものが、空気注入時、呼気による吹き込みあるいはエアポンプ、コンプレッサーによる空気充填など数種類の空気注入手段を有し、かつ空気脱気時は蓋を外しチューブを摘むのみで行えるため取り扱いに優れ好適である。
なお、本発明の溶着加工縫製品においては、用途に応じて本体1を立体状に組立てたり、ファスナーやひも、ボタンなどの副資材などを本体1に取り付ける必要があり、密閉部4以外でのミシン縫製または取り付け領域として、密閉部4に隣接する位置に縫代部5を有する。縫代部5を有さない場合、縫製または取り付け領域が密閉部4内となり、ミシン縫製や副資材取付けにより密閉部4内の表地2が貫通され密閉性が失われる可能性がある。
本発明のさらに好ましい態様の一つとして、溶着部3を形成する溶着加工が、接着剤または接着テープを介さない、高周波溶着あるいは超音波溶着あるいは熱圧着溶着のいずれかより選ばれた加工であることが、ホットメルト剤などの接着剤を不要とし、プレスなどによる接着工程以外にスクリーン印刷などの接着剤塗布工程を必要とせず、構成部材および工程数が抑えられ生産効率が良く、生産性と加工コストに優れ好ましい。
加工種別としては、表地2の第1層2aの素材を溶融できれば高周波溶着あるいは超音波溶着あるいは熱圧着溶着のいずれでも良いが、より好ましくは出力が安定し、かつ加工装置の起動時間が早い高周波溶着が好ましい。かかる高周波溶着による溶着加工においては、予め溶着部3の金型を作製し、金型による成型加工とすることが可能である。
本発明のさらに好ましい態様の一つとして、前記表地2の引張強度が98N以上かつ、溶着部3の縫目強力が50N以上であることが、使用時の引張や圧迫に耐えうる強度を有し好ましい。
表地2の引張強度および溶着部3の縫目強力は、表地2のタテ、ヨコ方向および溶着部3の表地2方向に対する溶着方向に関わりなく、全て前記要件を満たすことが好ましい。
ここでいう引張強度とは、JIS L1096 A法(ストリップ法)に従い、表地2が最初に切断または破断したときの引張強力を求めたものである。
また、縫目強力とは、JIS L1093 A法 グラブ法A−1(縫目水平法)に従い、溶着部3を縫目として扱い、溶着部3が最初に切断または破断したときの引張強力を求めたものである。
表地2の引張強度が98N未満であると、使用中に表地2が引張りに耐えられず破断、破損する可能性がある。より好ましくは、表地2に人体体重の一部または全部が引張荷重として加わった場合でも容易に破断しないこと、すなわち294N〜980Nの範囲が好適である。
溶着部3の縫目強力が50N未満であると、密閉部4に空気を充填して使用する際、溶着部3が空気の圧迫に耐えられず破断、破損する可能性がある。
より好ましくは、溶着部3に人体体重の一部が圧迫荷重として加わった場合でも容易に破断しないこと、すなわち98N〜294Nの範囲が好適である。
本発明の溶着加工縫製品においては、ジャケット、コート、パンツ、スカート、帽子、手袋、バッグ、ポーチのいずれかの用途の少なくとも一部に好適に用いられる。例えばジャケットの場合、ジャケットの全体が本体1で構成されていてもよく、あるいはジャケットのダウンパック部分のみが本体1で構成されていても良い。
本発明の溶着加工縫製品は、好ましい態様の一つとして図1および図2に示す溶着加工縫製品、すなわち衣服として用いることができる。衣服の形態としては、少なくとも衿10、前立9、前身頃7および後身頃8を有し、少なくともこれらのパーツが一体となった単一のパターンにより本体1が構成されることが、軽量性、収納・携帯性、および外観に優れ好ましい。衿10、前立9、前身頃7および後身頃8のパーツがそれぞれ単独のパターンによって構成される場合、パターンおよび部品をパーツ毎に作製する手間がかかり生産性に劣るだけでなく、各パーツがそれぞれ独立して作製されるため、密閉室および空気弁6を各パーツでそれぞれ設ける必要があり、使用時にそれぞれの空気弁6から空気を供給するなど利便性が悪い。また、衿10や前立9を単独のパターンで構成し、密閉室および空気弁6を設けない代わりにクッション材あるいは断熱材などを挿入した場合、これらクッション材あるいは断熱材が嵩張り、軽量性および収納・携帯性に劣るものとなる。
かかる衿10、前立9、前身頃7および後身頃8を一体のパターンに展開する方法として、前立9が前身頃7と少なくとも1箇所でつながり連続され、かつ衿10は前立9あるいは前身頃7と少なくとも1箇所でつながり連続されていることが、衿10〜前立9〜前身頃7まで効率よく空気を供給する経路が確保され、利便性に優れるだけでなく外観にも優れた衣服を得ることができる。
また、本発明の溶着加工縫製品を用いて衣服を構成する場合、前身頃7および後身頃8は、面積が大きい部位であるため、空気の偏りを防ぐためにキルティング状に溶着部3を形成することが好ましい、ここで、キルティング状に溶着部3を設けた前身頃7および後身頃8は空気を密閉部4へ供給する際、溶着部3毎に膨張が抑えられ波打ちやすいため、本発明においては前立9と前身頃7とを少なくとも1箇所でつながり連続するようパターンを構成し、両者の間に連続しない隙間を設けることにより、前立9に前記波打ちを発生させることなく、組立後の衣服の外観を良好に仕上げることが可能となる。
かかる衣服の形成方法としては、前記パターンの形状にて少なくとも2枚の表地2を裁断した後、該表地2を少なくとも2枚、第1層2a同士が相対するように重ね合わせ、前述の方法にて溶着部3、密閉部4および縫代部5、空気弁6を設けて本体1を構成することができる。衣服への組立工程においては、対応する前立9と前身頃7の縫代部5、前身頃7と後身頃8の縫代部5、衿10と前身頃7、後身頃8の縫代部5とをそれぞれミシン縫製あるいは溶着加工あるいは接着加工によって一体に接合することにより本体1を衣服に仕上げることができる。なお、前立9へのファスナー取り付けや前身頃7へのポケット取り付けなど、デザインや要求機能に応じて副資材やパーツを取り付けることは何ら問題ない。
以下、本発明について実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例および比較例において用いた溶着加工縫製品の収納・携帯性、軽量感、強度耐久性について被験者10人によるモニター評価を実施した。評価基準を表1に示す。被験者全員の評価点数の合計点数を各評価結果とし、各評価結果の合計点数を総合評価とした。総合評価が大きいものほど優れているが、15点以上を良好とした。
(測定)
[引張強度]
JIS L1096 A法(ストリップ法)に従い表地2を引っ張り、最初に切断または破断したときの引張強力をタテ方向、ヨコ方向それぞれについて求め、引張強力が低い方向の値を結果とした。
[縫目強力]
JIS L1093 A法 グラブ法A−1(縫目水平法)に従い、溶着部3を縫目として扱い、溶着部3を素材のタテ方向、ヨコ方向にそれぞれ設けた試験片を引っ張り、溶着部3が最初に切断または破断したときの縫目強力を求め、強力が低い方向の値を結果とした。
[目付]
JISL1096(一般織物試験方法)に基づき、20cm×20cmの表地2の重量より、1m当たりの重量に換算して求めた。
[厚さ]
JISL1096 A法に基づき、普通織物の圧力条件における厚さを測定した。なお、測定はそれぞれN数を3として、その平均値を求めた。
[通気性]
JIS L 1096 8.26.1 A法(フラジール形法)により基づき、試料のN数を5として、その平均値を求めた。なお、数値が0.1を下回った場合は結果を0とした。
(評価)
[収納・携帯性]
本体1を可能なまでに折り畳んだときの収納・携帯性、すなわち持ち運びやすさを4段階で評価した。本発明の溶着加工縫製品は、評価点数が高いほど収納・携帯性に優れている。モニター評価者10人の評価点数合計を評価結果とし、評価点数合計が5点以上の場合を良好とした。評価基準を表1に示す。
[軽量感]
本体1を把持または装着したときの軽量感を4段階で評価した。本発明の溶着加工縫製品は、評価点数が高いほど軽量感に優れている。モニター評価者10人の評価点数合計を評価結果とし、評価点数合計が5点以上の場合を良好とした。評価基準を表1に示す。
[強度耐久性]
本体1に体重を加えて繰り返し使用したときの表地2および溶着部3の強度耐久性を4段階で評価した。本発明の溶着加工縫製品は、評価点数が高いほど強度耐久性に優れている。モニター評価者10人の評価点数合計を評価結果とし、評価点数合計が5点以上の場合を良好とした。評価基準を表1に示す。
Figure 2013129940
[実施例1]
図1〜図5に示した溶着加工縫製品、すなわち、タテ糸に33dtex−20f(フィラメント)ナイロン捲縮フィラメント糸と、ヨコ糸に52dtex−30fのナイロン捲縮フィラメント糸を使用し、タテ糸の密度149本/2.54cm、ヨコ糸の密度115本/2.54cmに仕上げたタフタ織物を仕上げ、これを表地2の第2層2bとした。
次に、膜厚50μmのPVC(ポリ塩化ビニル)フィルムを用いてこれを表地2の第1層2aとし、ラミネータ装置により第2層2bと第1層2aとを張り合わせ、表地2を得た。
得られた表地2の目付は100g/m、厚さは0.2mm、引張強度は300N、縫目強力は150N、通気性は0cc/cm/secであった。
次いで、表地2の第1層2aと同一のPVC素材を用いて空気弁6を作製し、表地2上の1箇所を空気弁6の直径以下の寸法に切開して開口させた後、空気弁6の下端と表地2の第1層2aとが相対するように空気弁6を該開口に差込み、高周波ウェルダーにて空気弁6の下端と表地2の第1層2aとを溶着させて空気弁6を固定させた。
次いで、該表地2を2枚、第1層2aが相対するように重ね合わせ、高周波溶着機にて溶着部3の形状に沿ってデザイン成型した金型を100℃に加温し、出力7kw、電流1.3A、圧空圧392kPa、溶着時間5秒、冷却時間2秒の加工条件で金型を表地2へ押し付けて高周波加工し、溶着部3および溶着部3に囲まれた密閉部4および溶着部3と隣接した縫代部5を作製した。
ここで、金型のパターンは図2に示すとおり、衿10、前立9、前身頃7および後身頃8が一体となった単一のパターンとし、衿10は中央で左右に2分割し、左右の前立9の上端部に衿10端をそれぞれつなげて連続させ、前立9は左右それぞれ右前身頃7、左前身頃7の下端につなげて連続させたパターン形状とした。
次いで、ミシン縫製により前立9と前身頃7の対応する縫代部5、前身頃7と後身頃8の縫代部5、衿10と前身頃7、後身頃8の縫代部5とをそれぞれ縫い合わせ一体に接合し、前立9の長手方向の縫代部5にファスナーを取り付け組み立てることによりベスト衣服形状の本体1を得た。
得られた溶着加工縫製品の収納・携帯性と軽量性、強度耐久性を表1の評価基準により評価した。
なお、溶着部3の縫目強力は150Nであった。表2に各数値と評価結果を示す。
[実施例2]
図4〜図6に示した溶着加工縫製品、すなわち、タテ糸、ヨコ糸ともに33dtex、10f(フィラメント)のポリエステルフィラメントを使用し、密度160本/2.54cm、152本/2.54cmにて平組織の織物を製織した後、該生機をリラックス精練後、130℃でサーキュラ染色を行い乾燥後、上180度/下60度のカレンダー加工を行ない、これを表地2の第2層2bとした。
次に、ホットメルト接着性を持つポリエーテル系ポリウレタン溶液100重量部、N,Nージメチルホルムアミド40重量部よりなる塗工液を、離型紙に乾燥後、10μmの膜厚になるように塗布して乾燥し、ホットメルト接着性を持つ樹脂皮膜層すなわち表地2の第1層2aを離型紙上に得た。この離型紙上の第1層2aを、表地2の第2層2bの片面に120℃で熱圧着積層し、離型紙を剥離することにより表地2を構成した。
得られた表地2の目付は50g/m、厚さは0.1mm、引張強度は200N、縫目強力は60N、通気性は0.1cc/cm/secであった。
次いで、表地2の第1層2aと同一のポリウレタン素材を用いて空気弁6を作製した以外は実施例1と同様のプロセスを経て、レッグウォーマー形状の本体1を得た。
得られた溶着加工縫製品の収納・携帯性と軽量性、強度耐久性を表1の評価基準により評価した。
なお、溶着部3の縫目強力は60Nであった。表2に各数値と評価結果を示す。
[比較例1]
実施例1における、表地2の第2層2bを設けず第1層2aのみで表地2を構成し、その他の構成は実施例1と同様とした溶着加工縫製品の収納・携帯性と軽量性、強度耐久性を表1の評価基準により評価した。
なお、得られた表地2の目付は30g/m、厚さは0.08mm、通気性は0cc/cm/sec、引張強度は20Nであり、溶着部3の縫目強力は10Nであった。表2に各数値と評価結果を示す。
[比較例2]
90番手(63dtex)ウールスパン糸を使用し、コース密度72/2.54cm、ウェール密度72/2.54cmに仕上げた天竺編物を表地2の第2層2bとし、膜厚150μmかつφ1mmのメッシュ孔を設けたメッシュ状ポリウレタンフィルムを用いてこれを表地2の第1層2aとし、ラミネータ装置により第2層2bと第1層2aとを張り合わせ、表地2を得たことと、溶着部3において、重ね合わせた表地2の相対する第1層2a間に両面接着テープを挿入してホットプレスにより接着加工を行った以外は実施例1と同様とした溶着加工縫製品の収納・携帯性と軽量性、強度耐久性を表1の評価基準により評価した。
なお、得られた表地2の目付は300g/m、厚さは0.80mm、通気性は0.8cc/cm/sec、引張強度は150Nであり、溶着部3の縫目強力は180Nであった。表2に各数値と評価結果を示す。
Figure 2013129940
表2から明らかなように、本発明の溶着加工縫製品は、表地2の第1層2aが10μm〜100μmの範囲の樹脂層かつ第2層2bが繊維織編物あるいは不織布からなるとともに、該表地2の目付が10〜200g/mの範囲のg/mの範囲、厚さが0.05〜0.50mmの範囲で、かつ通気性が0.1cc/cm/sec以下の範囲において、収納・携帯性と軽量性に優れた溶着加工縫製品となった。
また、前記表地2の引張強度が98N以上、かつ、溶着部3の縫目強力が50N以上において強度耐久性を兼ね備えた溶着加工縫製品となり、本体1の溶着加工が、接着剤または接着テープを介さない加工とすることにより、生産性にも優れた溶着加工縫製品となった。
すなわち、本発明の溶着加工縫製品は、発明の要素を多く満たす程、評価は高いものとなった。以上の結果を表2に示す。
本発明は、クッション性、保温性を付与した衣服、装身具、収納具などに用いられ、かつクッション性および保温性が調節可能かつ収納・携帯性と軽量性、強度耐久性に優れた溶着加工縫製品として利用することができる。
1 :本体
2 :表地2
2a:第1層
2b:第2層
3 :溶着部
4 :密閉部
5 :縫代部
6 :空気弁
7 :前身頃
8 :後身頃
9 :前立
10 :衿

Claims (6)

  1. 少なくとも膜厚が10μm〜100μmの樹脂層よりなる第1層と、繊維布よりなる第2層とが積層された少なくとも2層構造の表地よりなり、該表地の目付が10〜200g/m、厚さが0.05〜0.50mmの範囲で、かつ通気性が0.1cc/cm/sec以下であって、該表地が少なくとも2枚からなる第1層同士が相対するように重ね合わされた本体を有し、該本体は、相対する表地の第1層同士が溶着され一体となった溶着部と、連続した該溶着部により囲まれた密閉部と、該密閉部を囲む溶着部の外側に縫代部とを有し、かつ前記密閉部は、表地と一体に形成された、空気の出し入れが可能な空気弁を有することを特徴とする溶着加工縫製品。
  2. 前記溶着部が、接着剤または接着テープを介さず、高周波溶着あるいは超音波溶着あるいは熱圧着溶着のいずれかより選ばれた溶着加工によって形成されてなることを特徴とする、請求項1記載の溶着加工縫製品。
  3. 前記表地の引張強度が98N以上、溶着部の縫目強力が50N以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の溶着加工縫製品。
  4. 前記本体を構成する表地の第1層と空気弁とが同一素材よりなり、かつ該素材が少なくともポリ塩化ビニル系、ウレタン系、オレフィン系およびポリアミド系から選ばれた少なくとも1種よりなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の溶着加工縫製品。
  5. 前記本体がジャケット、コート、パンツ、スカート、帽子、手袋、バッグ、ポーチのいずれかの用途の少なくとも一部に用いられることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の溶着加工縫製品。
  6. 少なくとも衿、前立、前身頃および後身頃を有する衣服であって、少なくとも該衿、前立、前身頃および後身頃が一体となった単一のパターンにより本体が構成され、該パターンの前立は前身頃と少なくとも1箇所でつながり連続され、かつ衿は前立あるいは前身頃と少なくとも1箇所でつながり連続されてなり、前記本体を構成する表地は、少なくとも膜厚が10μm〜100μmの樹脂層よりなる第1層と、繊維布よりなる第2層とが積層された少なくとも2層構造の表地よりなり、該表地の目付が10〜200g/m、厚さが0.05〜0.50mmの範囲であって、前記本体は、表地が少なくとも2枚からなる第1層同士が相対するように重ね合わされてなり、かつ、相対する表地の第1層同士が溶着され一体となった溶着部と、連続した該溶着部により囲まれた密閉部と、該密閉部を囲む溶着部の外側に縫代部とを有し、前記密閉部は、表地と一体に形成された、空気の出し入れが可能な空気弁を有することを特徴とする衣服。
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