JP2013124730A - 偏心揺動型減速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】外歯歯車の形状を複雑化することなく、低コストで潤滑剤を減速機内部の各部に円滑に供給することのできる偏心揺動型減速機を得る。
【解決手段】揺動する第1、第2外歯歯車22、24と、該第1、第2外歯歯車22、24が内接噛合する内歯歯車26と、前記第1、第2外歯歯車22、24の軸方向側部に第1、第2キャリヤ体32、34を備えた偏心揺動型減速機G1であって、第1、第2外歯歯車22、24の中心O2,O3からオフセットした位置に軸方向に貫通する内ピン孔22A、24Aを備え、第1、第2キャリヤ体32、34をケーシング31に支持する第1、第2アンギュラ玉軸受(主軸受)36、38のうちの1個(38)と第2外歯歯車24との間に軸方向の隙間δ2が確保され、かつ、第2キャリヤ体34には、前記内ピン孔24Aよりも径方向内側において、該第2外歯歯車24に当接する軸方向の凸部34Fが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏心揺動型減速機に関する。
特許文献1に、偏心体によって揺動される外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車とを備えた偏心揺動型減速機が開示されている。
この偏心揺動型減速機では、外歯歯車の軸方向両側部に一対のキャリヤ体が設けられ、外歯歯車と内歯歯車との相対回転(外歯歯車の自転成分)を、該一対のキャリヤ体を介して出力するように構成している。一対のキャリヤ体は、一対の主軸受によってそれぞれケーシングに回転自在に支持されている。
この偏心揺動型減速機にあっては、外歯歯車が2枚併設されており、このうち一方の外歯歯車は前記一対の主軸受のうちの一方の主軸受の外輪によって軸方向の移動が規制されている。また、もう一方の外歯歯車は、ワッシャを介して他方の主軸受によってその軸方向の位置が規制されている。さらに、外歯歯車と外歯歯車との間は、各外歯歯車の歯部の側面から軸方向に突出させた凸部が当接することによって互いの軸方向の移動が規制されている。
一方、このような偏心揺動型減速機にあっては、外歯歯車と内歯歯車の噛合部および偏心体と外歯歯車との間に配置される軸受部が、特に、潤滑剤の供給されるべき部位となる。しかしながら、上述したような構造によって外歯歯車の軸方向の移動規制を行う偏心揺動型減速機にあっては、ケーシングの外側(外歯歯車の径方向外側)から潤滑剤を供給しても、当該外歯歯車の移動規制を行うために該外歯歯車に当接している主軸受や凸部の存在によって潤滑剤の径方向の移動が著しく阻害され、潤滑剤が径方向内側の軸受部にまで到達しにくいという問題があった。
この問題に関し、当該特許文献1においては、外歯歯車の歯部の側面から軸方向に突出された前記凸部に複数の切り欠き部を設け(歯部の歯幅を一部短くし)、この切り欠き部を介して潤滑剤が外歯歯車の径方向内側に流入することができるように構成した構造を開示している。
特開2006−64128号公報(図1〜図3)
しかしながら、上述した特許文献1の開示例は、外歯歯車に対して潤滑剤を流動させるための工夫を加えるものであったため、もともと製造の困難な外歯歯車の形状が一層複雑になり、コストが増大するという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、外歯歯車の形状を複雑化することなく、低コストで潤滑剤を減速機内部の各部に円滑に供給することができる偏心揺動型減速機を提供することをその課題としている。
本発明は、揺動する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部にキャリヤ体を備えた偏心揺動型減速機であって、前記外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通する貫通孔を備え、前記キャリヤ体をケーシングに支持する主軸受のうちの少なくとも1個と前記外歯歯車との間に軸方向の隙間が確保され、かつ、前記キャリヤ体には、前記外歯歯車の前記貫通孔よりも径方向内側において、該外歯歯車に当接する軸方向の凸部が形成された構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、キャリヤ体をケーシングに支持する少なくとも1個の主軸受と外歯歯車との間に軸方向の隙間を確保する。ここで、「主軸受と外歯歯車との間に軸方向の隙間を確保する」とは、「外歯歯車が主軸受(主軸受と外歯歯車との間に介在されるワッシャ等のスペーサの概念を含む)によって軸方向の位置規制がなされていない」ことを意味している。
本発明は、その上で、キャリヤ体に、外歯歯車の貫通孔の径方向の内側において、該外歯歯車に当接する軸方向の凸部を形成するようにしている。この結果、前記隙間を介して該隙間の径方向外側と内側との間を潤滑剤が行き来することができる。また、加工の困難な外歯歯車に対しては、潤滑剤を流動させるために形状を特に複雑化する必要がないため、製造が容易であり、低コストで良好な潤滑性能を備えた偏心揺動型減速機を得ることができる。
なお、本発明は、その趣旨より、揺動する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部にキャリヤ体を備えた偏心揺動型減速機であって、前記外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通する複数の貫通孔を備え、前記キャリヤ体をケーシングに支持する主軸受けのうちの少なくとも1個と前記外歯歯車との間に軸方向の隙間が確保され、かつ、前記キャリヤ体には、前記外歯歯車の前記貫通孔と貫通孔との間に対応する位置に、該外歯歯車と当接する凸部が間欠的に形成されたことを特徴とする偏心揺動型減速機と捉えることもできる(後述)。
本発明によれば、外歯歯車の形状を複雑化することなく、低コストで潤滑剤を減速機内部の各部に円滑に供給することのできる偏心揺動型減速機を得ることができる。
本発明の実施形態の一例が適用された偏心揺動型減速機の断面図 本発明の他の実施形態の一例が適用された偏心揺動型減速機の断面図 本発明のさらに他の実施形態の一例が適用された偏心揺動型減速機の断面図 図3の偏心揺動型減速機の第2キャリヤ体の側面図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例に係る偏心揺動型減速機の断面図である。
この偏心揺動型減速機G1は、産業用ロボット(図示略)の関節を駆動するために用いられる。
偏心揺動型減速機G1は、入力軸12、該入力軸12と一体的に形成された2個の第1、第2偏心体14、16、該第1、第2偏心体14、16の外周に第1、第2ころ軸受18、20を介して組み込まれた第1、第2外歯歯車22、24、および該第1、第2外歯歯車22、24が揺動しながら内接噛合する内歯歯車26を備える。
以下、詳細に説明する。
入力軸12は、大径の中空部12Aを有するホローシャフトで構成され、タップ穴12Bを利用して図示せぬ前段の部材(例えば歯車やプーリ)と連結されている。入力軸12の中空部12Aは、図示せぬ配線を通すために使用される。
第1、第2偏心体14、16は、それぞれ(入力軸12の軸心O1から偏心量Δe1だけずれた)軸心O2、O3を有し、それぞれの外周が入力軸12の軸心O1に対して該偏心量Δe1分だけ偏心している。この例では、第1、第2偏心体14、16は、180度の位相差を持って入力軸12と一体的に形成されている。
第1、第2外歯歯車22、24は、第1、第2ころ軸受18、20を介して第1、第2偏心体14、16の外周に揺動可能に組み込まれている。第1、第2外歯歯車22、24は、それぞれ内歯歯車26に内接噛合している。第1、第2外歯歯車22、24は、その軸心(O2、O3に同じ)からオフセットされた位置に複数の内ピン孔22A、24Aが形成され、ピン状部材である内ピン28が貫通している。
第1、第2外歯歯車22、24は、それぞれ最外周部にトロコイド歯形の歯部22B、24Bを備える。歯部22B、24Bを含む外周部付近は、その軸方向幅L1がより内周側での軸方向幅L2よりも大きく形成され、歯部22B、24Bの歯幅(ほぼL1に同じ)が最大限に確保されている。また、この軸方向幅としてL1が確保されている部分22D、24Dは、第1、第2外歯歯車22、24の対向する軸方向側面22C、24Cが互いに当接しており、両外歯歯車22、24同士の軸方向の移動規制が、この軸方向側面22C、24Cで行われている。
一方、当該軸方向幅がL1とされた部分22D、24Dの径方向内側は、その軸方向幅L2がL1より小さく設定されているため、両外歯歯車22、24の対向する軸方向側面22E、24Eの間には隙間δ1が形成されている。
内歯歯車26は、ケーシング31と一体化された内歯歯車本体26A、および該内歯歯車26の「内歯」を構成する円柱状の外ピン26Bとで主に構成されている。外ピン26Bは、内歯歯車本体26Aの外ピン溝26Cに回転自在に支持されている。内歯歯車26の内歯の数(外ピン26Bの本数)は、第1、第2外歯歯車22、24の外歯の数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。
第1、第2外歯歯車22、24の軸方向両側には、一対の第1、第2キャリヤ体32、34が配置されている。第1、第2キャリヤ体32、34は、背面合わせで組み込まれた一対の第1、第2アンギュラ玉軸受(主軸受)36、38を介してケーシング31に支持されている。第1、第2アンギュラ玉軸受36、38は、それぞれ転動体36A、38A、および外輪36B、38Bを有しているが、内輪は有していない(第1、第2キャリヤ体32、34が転動面36C、38Cを有し、内輪として機能している)。符号37はシムであり、符号39はワッシャである。シム37は、第1、第2キャリヤ体32、34を組み付ける際にその厚さを変更することで、該第1、第2アンギュラ玉軸受36、38の与圧調整に寄与する。
なお、本発明では、「外歯歯車の軸方向移動を規制する部材」という観点で見た場合に、主軸受(この例では第1、第2アンギュラ玉軸受36、38)の概念には、シム37、ワッシャ39等の主軸受と当接した状態で、外歯歯車側に臨んでいる部材を含む。
第1アンギュラ玉軸受36は、その外輪36Bが、内歯歯車26の内歯歯車本体26Aの外ピン溝26Cの形成されている段部26Dに当接するとともに、第1外歯歯車22の第1キャリヤ体32側の側面22Fと直接当接し、該第1外歯歯車22の移動(軸方向第1キャリヤ体32側への移動)を規制している。
また、第2アンギュラ玉軸受38は、内歯歯車26の内歯歯車本体26Aの外ピン溝26Cの形成されているもう一方の段部26Eに前記シム37、ワッシャ39を介して当接し、第1、第2アンギュラ玉軸受36、38の前述した与圧調整を可能としている。しかし、この第2アンギュラ玉軸受38は、(シム37、ワッシャ39を含めて捉えたとしても)第2外歯歯車24とは軸方向に当接していない。すなわち、第2アンギュラ玉軸受38と第2外歯歯車24との間には隙間δ2が存在しており、第2アンギュラ玉軸受38は、第2外歯歯車24の軸方向の移動規制には寄与していない。
この実施形態では、第2外歯歯車24の軸方向の移動規制は、第2キャリヤ体34の凸部34Fによって行われている。すなわち、第2キャリヤ体34の第1キャリヤ体32側の側面には、入力軸12の軸心(=第1、第2キャリヤ体32、34、内歯歯車26の軸心)O1と同軸にリング状の凸部34Fが、全周に亘って連続的に突出形成されている。この凸部34Fは、その第2外歯歯車24側の側面34F1が、第2外歯歯車24の内ピン孔24Aよりも径方向内側に当接し、該第2外歯歯車24の軸方向第2キャリヤ体34側への移動を規制している。
なお、第2キャリヤ体34には、凸部34Fのほか、前述した内ピン28の嵌入する凹部34Dが形成されている。該凹部34Dの周囲には、摺動促進体44の位置規制を行う平面部34Eが形成されている。
また、第1、第2キャリヤ体32、34には、台座部32S、34Sが形成されており、該台座部32S、34Sに一対の玉軸受40、42が配置されている。第1、第2キャリヤ体32、34は、該玉軸受40、42を介して前記入力軸12を回転自在に支持している。
第1、第2キャリヤ体32、34のうちの一方の第1キャリヤ体32からは、一体的に複数(この例では10本)の内ピン28が、36度の間隔で突出形成されている。内ピン28の外周には、摺動促進体44が配置されている。摺動促進体44の外径d1は、第1、第2外歯歯車22、24に形成した内ピン孔22A、24Aの内径D1よりも偏心量Δe1の2倍に相当する大きさだけ小さい大きさとされている(d1=D1−2・Δe1)。すなわち、内ピン28は、(摺動促進体44を介して)内ピン孔22A、24Aの一部と常に当接している。内ピン28は、第1、第2外歯歯車22、24の自転成分と同期して入力軸12の軸心O1の周りを公転し、第1、第2キャリヤ体32、34を入力軸12の軸心周りで回転させる。つまり、この実施形態に係る内ピン28は、「第1、第2キャリヤ体32、34と第1、第2外歯歯車22、24との間の動力の伝達に寄与するピン状部材」を構成している。一方、摺動促進体44と内ピン孔22A、24Aの当接していない部分には、隙間δeが存在している。
なお、内ピン28の外周の摺動促進体44はなくてもよい。この場合は、内ピン自体の外径がd1に変更される。内ピン28は、その先端が第2キャリヤ体34に形成された凹部34Dに嵌入され、ボルト45によって第2キャリヤ体34と連結されている。
この実施形態では、第1キャリヤ体32の側面32Eには、相手機械(例えば次段、あるいは前段アーム)を連結するための複数(この例ではそれぞれ12個)のタップ穴32Tが、全周に亘って形成されたリング状の凹部32K内に等間隔に形成されている。
なお、符号33、35、41、46は、オイルシール、符号43は、潤滑剤を供給するための給油口(または給脂口)である。給油口43は、この例では、ケーシング31の外周部(第1、第2外歯歯車22、24の径方向外側位置で外ピン26Bと外ピン26Bの間に開口)に配置されている。
次に、この偏心揺動型減速機G1の作用を説明する。
入力軸12が回転すると、該入力軸12と一体化されている第1、第2偏心体14、16が偏心回転し、該第1、第2偏心体14、16の外周に第1、第2ころ軸受18、20を介して組み込まれている第1、第2外歯歯車22、24が180度の位相差で揺動される。第1、第2外歯歯車22、24は、内歯歯車26に内接噛合しており、かつ、この実施形態では内歯歯車本体26Aがケーシング31と一体化されている。そのため、第1、第2外歯歯車22、24は、入力軸12が1回回転する毎に、内歯歯車26(ケーシング31)に対して歯数差分(この例では1歯分)だけ相対回転する(自転する)。
第1、第2外歯歯車22、24の自転成分は、該第1、第2外歯歯車22、24の内ピン孔22A、24Aを貫通している内ピン28(および摺動促進体44)を介して第1、第2キャリヤ体32、34に伝達され、該第1、第2キャリヤ体32、34が第1、第2外歯歯車22、24の自転成分と同一の速度で回転する。この結果、1/(第1、第2外歯歯車22、24の歯数)の減速が実現される。なお、第1、第2外歯歯車22、24の自転を拘束した場合には、第1、第2外歯歯車22、24と内歯歯車26との相対回転を、内歯歯車26と一体化されたケーシング31側の回転として、取り出すことができる。
ここで、この実施形態では、外歯歯車として第1、第2外歯歯車22、24が複数枚(2枚)併設されており、その軸方向の位置決めのために、第1アンギュラ玉軸受(主軸受)36の外輪36Bが、第1外歯歯車22の第1キャリヤ体32側の側面22Fと直接当接している。また、第1、第2外歯歯車22、24の対向する軸方向側面22C、24Cも互いに当接している。したがって、給油口43から流入してきた潤滑剤は、この部分からは径方向内側に流入するのが困難である。
しかしながら、第2アンギュラ玉軸受38は、(シム37およびワッシャ39を含めて捉えたとしても)第2外歯歯車24の軸方向の移動規制には寄与しておらず、ワッシャ39と第2外歯歯車24との間には隙間δ2が存在している。このため、給油口43から給油された潤滑剤は、この隙間δ2を介して径方向内側に円滑に流入することができる。
一方、この実施形態では、第2外歯歯車24の軸方向の移動規制は、第2キャリヤ体34に形成した凸部34Fの第2外歯歯車24側の側面34F1によって行われている。この凸部34Fは、第2キャリヤ体34の第2外歯歯車24の内ピン孔24Aよりも径方向内側に当接する位置に形成されている。このため、凸部34Fが円周方向に途切れることなく連続して形成されていたとしても、潤滑剤は、第2外歯歯車24の内ピン孔24Aと摺動促進体44との間の隙間δeを介して、第1外歯歯車22と第2外歯歯車24との間の隙間δ1、および第1キャリヤ体32と第1外歯歯車22との間の隙間δ4に自由に流れ込むことができる。このため、第1、第2ころ軸受18、20に十分な潤滑剤を供給することができる。
特に、(第1、第2外歯歯車22、24の軸方向移動を規制するために)該第1、第2外歯歯車22、24の軸方向外側に当接している第1アンギュラ玉軸受36の外輪36Bの径方向位置R1と第2キャリヤ体34の凸部34Fの径方向位置R2がずれているため(外輪36Bと凸部34Fの径方向位置R1、R2が同一でないため)、潤滑剤は、同じ径方向位置R1、R2における当接していない側の隙間δ1、あるいはδ4を通って極めて円滑に第1、第2ころ軸受18、20に到達することができる。
これにより、第1、第2外歯歯車22、24については特に複雑な加工を施すことなく、第1、第2ころ軸受18、20の近傍を良好に潤滑することができる。
なお、この実施形態では、第1外歯歯車22側の軸方向外側の位置決めについては、内ピン28の突出している第1キャリヤ体32側については、第1アンギュラ玉軸受36の外輪36Bの当接によって行うようにしていたが、本発明においては、少なくとも1個の主軸受と外歯歯車との間に軸方向の隙間が形成されることを要求するものであり、(内ピン28の突出している第1キャリヤ体32側においても、第1アンギュラ玉軸受36と第1外歯歯車22との間に隙間を形成することを禁止するものではない。この場合には、第1キャリヤ体32の第1外歯歯車22側の側面に凸部(規制部)を設け、この凸部によって第1外歯歯車22の軸方向の移動規制を行なえばよい。但し、この場合でも、当該凸部の径方向位置は、内ピン孔の内側相当位置とするのが好ましく、さらに好ましくは、第1キャリヤ体側の凸部と第2キャリヤ体側の凸部の径方向位置をずらすようにする(同一の径方向位置としないようにする)ことである。これにより、第1、第2ころ軸受18、20の近傍をさらに良好に潤滑することができる。
また、上記実施形態においては、第1、第2外歯歯車22、24の歯部22B、24Bの歯幅を最大限に大きく確保するために、第1、第2外歯歯車22、24の対向する軸方向側面22C、24Cを直接当接させるようにしていたが、本発明は、外歯歯車が複数あった場合に、それぞれの外歯歯車を直接当接させることを必ずしも要求するものではない。例えば、各外歯歯車の間に差し輪等を介在させることによって各外歯歯車同士の移動規制を行うものであってもよい。その場合でも、当該差し輪等が周方向に連続している場合には、潤滑剤が径方向に流入し難いため、本発明のメリットを活かすことができる。
また、上記実施形態においては、給油口43がケーシング31の外周側(第1、第2外歯歯車22、24の径方向外側)に形成され、潤滑剤が第1、第2外歯歯車22、24と内歯歯車26の噛合部を越えて径方向内側に流入してくる構成を採用していた。しかし、本発明においては、給油口43の配置位置は、ケーシング31の外周部に限定されるものではなく、例えば、第1、第2キャリヤ体32、34の軸方向側部に配置するような構成とされていてもよい。この場合は、従来ならば、第1、第2ころ軸受18、20に対しては比較的容易に潤滑剤を供給できるものの、逆に第1、第2外歯歯車22、24および内歯歯車26の噛合部に潤滑剤を供給するのが困難であった。しかしながら、本発明によれば、少なくとも1個の主軸受と外歯歯車との間に隙間が確保されているため、給油口がキャリヤ体の軸方向側部に配置されているような場合であっても、偏心体外周のころ軸受近傍のほか、外歯歯車と内歯歯車との噛合部の近傍にも潤滑剤を十分に供給することができる。
次に、図2を参照して、本発明の他の実施形態の一例について説明する。
この実施形態に係る偏心揺動型減速機G2は、いわゆる振り分け型と称される偏心揺動型減速機である。
この偏心揺動型減速機G2も、揺動する第1、第2外歯歯車60、62と、該第1、第2外歯歯車60、62が内接噛合する内歯歯車64と、第1、第2外歯歯車60、62の軸方向側部に第1、第2キャリヤ体66、68を備える。内歯歯車64の歯数は、第1、第2外歯歯車60、62の歯数よりも僅かだけ(この例では1だけ)多い。この構成によっても、第1、第2外歯歯車60、62が揺動回転することによって生じる内歯歯車64との相対回転を第1、第2キャリヤ体66、68の回転として取り出すことができる。
先の実施形態との違いは、先の偏心揺動型減速機G1では、第1、第2偏心体14、16を備える偏心体軸(入力軸12)を、第1、第2外歯歯車22、24の中心に一本のみ備えていたが、この偏心揺動型減速機G2では、複数(この例では120度の間隔で3本)の偏心体軸70を、第1、第2外歯歯車60、62の中心(図2ではO4、O5)からオフセットした位置に備えている点にある(図2では1本のみ図示)。
各偏心体軸70は、それぞれ第1、第2偏心体72、74を備える。そして、該第1、第2偏心体72、74の外周に第1、第2ころ軸受73、75を介して第1、第2外歯歯車60、62が組み込まれている。各偏心体軸70の第1偏心体72は、それぞれ同一の偏心位相となるように組み付けられており、偏心体軸70が同一の方向に同一の速度で回転することにより、第1偏心体孔60Aを介して第1外歯歯車60を揺動回転させる。また、各偏心体軸70の第2偏心体74は、第1偏心体72と180度ずれた偏心位相となるようにそれぞれの位相が揃えられており、偏心体軸70が同一の方向に同一の速度で回転することにより、第2偏心体孔62Aを介して第2外歯歯車62を第1外歯歯車60と180度の位相差で揺動回転させる。
この実施形態では、3本の偏心体軸70を同一の方向に同一の速度で回転させるために、各偏心体軸70は、第1、第2キャリヤ体66、68の軸孔66A、68Aに、(固定ではなく)第1、第2ニードル軸受76、78を介して回転自在に支持されている。また、各偏心体軸70には、それぞれ振り分けギヤ80がスプライン81を介して固定され、計3個の振り分けギヤ80が、継軸82のピニオン84と同時に噛合する構成を採用している。継軸82は、図示せぬモータの回転を受けて回転する。
つまり、先の実施形態における偏心揺動型減速機G1では、第1、第2外歯歯車22、24の中心O2、O3からオフセットした位置に軸方向に貫通する貫通孔として内ピン孔22A、24Aを備えていたが、この偏心揺動型減速機G2では、第1、第2外歯歯車60、62の中心O4、O5からオフセットした位置に軸方向に貫通する貫通孔として第1、第2偏心体孔60A、62Aを備えていることになる。
この構成により、継軸82の回転により、ピニオン84および振り分けギヤ80の噛合を経て3本の偏心体軸70が同一の方向に同一の速度で回転すると、第1、第2外歯歯車60、62がそれぞれ揺動しながら内歯歯車64と内接噛合し、先の実施形態と同様の作用により、第1、第2外歯歯車60、62が内歯歯車64に対して相対回転し、ゆっくりと自転する。その結果、第1、第2外歯歯車60、62の第1、第2偏心体孔60A、62Aを貫通している偏心体軸70が内歯歯車64の軸心(=第1、第2キャリヤ体66、68の軸心)O6の周りで公転し、該偏心体軸70が嵌入している軸孔66A、68Aを介して第1、第2キャリヤ体66、68を回転させることができる。
ここで、この実施形態においても、第1、第2キャリヤ体66、68が、ケーシング92に一対の第1、第2アンギュラ玉軸受(主軸受)86、88を介して支持されている。一方の主軸受である第1アンギュラ玉軸受86は、その外輪86Bが第1外歯歯車60の側面60Fに当接して該第1外歯歯車60の軸方向の移動を規制している。しかし、他方の主軸受である第2アンギュラ玉軸受88は、その外輪88B(および該外輪88Bと当接しているシム89およびワッシャ90)は、第2外歯歯車62の軸方向側面62Fとの間に隙間δ5を有しており、第2外歯歯車62と当接していない(第2外歯歯車62の軸方向の移動規制に寄与していない)。その代わりに、第2キャリヤ体68に、凸部68Fが該第2キャリヤ体68の軸心O6と同軸にリング状に連続して突出形成されており、この凸部68Fの第2外歯歯車62側の側面68F1が第2外歯歯車62の軸方向の移動を規制している。凸部68Fは、第2外歯歯車62の中心O4、O5からオフセットした位置に軸方向に貫通する第2偏心体孔62Aの径方向内側に当接している。
なお、第1、第2外歯歯車60、62同士の軸方向の移動規制は、この実施形態においても両外歯歯車60、62の対向する側面60C、62Cが直接当接することで行われている。側面60C、62Cには、特に切り欠き部等は設けられていない。そのため、第1、第2外歯歯車60、62の歯部60B、62Bの歯幅が全周に亘って最大限に確保されている。符号90は給油口(または給脂口)であり、この実施形態においてもケーシング92の外周部(第1、第2外歯歯車60、62の径方向外側)から潤滑剤が供給される。
この実施形態によっても、給油口90から供給された潤滑剤は、隙間δ5から第1、第2外歯歯車60、62の径方向内側に円滑に流入してくることができる。先の実施形態では、第1、第2外歯歯車22、24の内側に流入してきた潤滑剤は、第1、第2外歯歯車22、24の内ピン孔(貫通孔)22A、24Aの隙間δeを介して第1、第2外歯歯車22、24の間の隙間δ1、δ4等に流れ込み、より径方向内側にある第1、第2ころ軸受18、20を潤滑するようにしていた。しかし、この実施形態では、第1、第2外歯歯車60、62の内側に流入してきた潤滑剤は、そのまま直接的に第1、第2偏心体72、74と第1、第2外歯歯車60、62との間に組み込まれた第1、第2ころ軸受73、75、あるいは、偏心体軸70と第1、第2キャリヤ体66、68との間に組み込まれた第1、第2ニードル軸受76、78を潤滑することができる。第2外歯歯車62の移動規制を行うための凸部68Fは、第2偏心体孔62Aの径方向内側で第2外歯歯車62に当接しているため、たとえ凸部68Fが全周に亘って連続して形成されたものであったとしても、潤滑上の問題は生じない。
ところで、上記2つの実施形態では、外歯歯車の軸方向の移動を規制するために第2キャリヤ体に形成した凸部(34F、68F)を、外歯歯車の貫通孔(内ピン孔24A、第2偏心体孔62A)よりも径方向内側に形成していたため、該凸部を周方向に連続形成しても、支障が生じない構成を採用していたが、凸部自体を周方向に(連続ではなく)間欠的に点在するように設けた場合には、該凸部の形成位置は、必ずしも外歯歯車の貫通孔の径方向内側である必要はない。
その構成例を、図3および図4に示す。
図3は、偏心揺動型減速機G3の図1相当の断面図、図4は、第2キャリヤ体96を単体で第1キャリヤ体32の側から見た側面図である。図1の偏心揺動型減速機G1との違いは、第2キャリヤ体96の形状のみである。すなわち、この偏心揺動型減速機G3は、(偏心揺動型減速機G1に対して)第2外歯歯車24の軸方向の移動を規制する凸部96Fを第2キャリヤ体96に形成するに当たり、その形成位置を「内ピン孔24Aの間(外歯歯車の貫通孔と貫通孔との間に対応する位置)」に変更するとともに、形状も円周方向に連続したものではなく、間欠的に点在する形状に変更したものである。
凸部96Fを周方向に間欠的に突出形成させた場合には、その形成位置は、必ずしも内ピン孔24Aよりも径方向内側である必要はない。それは、該凸部96Fは周方向に連続していないため、ケーシング31の外周部に形成した給油口43から供給された潤滑剤は、該凸部96Fの周囲を通って容易に径方向内側に移動することができるためである。この事情は、例えば、給油口(43)を第1、第2キャリヤ体32、96の軸方向側面に配置した場合でも、(径方向内側、外側のいずれの側にも潤滑剤を供給できるという点で)同様である。
なお、この実施形態では、図4に示されるように、凸部96Fを、「外歯歯車の貫通孔と貫通孔との間に対応する位置」、より具体的には、凸部96Fの径方向中央が第2外歯歯車24の内ピン孔24Aのピッチ円r1と同一となる位置に配置しているが、ピッチ円r1より多少径方向外側、または内側にずれていても構わない。ここでは、「外歯歯車の貫通孔と貫通孔との間に対応する位置」を「外歯歯車の各貫通孔の最内側点を含む円と最外側点を含む円に囲まれた領域に少なくとも一部が重なる位置」と定義する。
このような構成によっても、基本的に先の図1の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。その他の構成については、図1の実施形態と同様であるため、図中で図1の偏心揺動型減速機G1と同一又は機能的に類似する部材に同一の符号を付すに止め、重複説明を省略する。
なお、この種の偏心揺動型減速機においては、内ピンや偏心体軸のほかに、キャリヤピンが一対のキャリヤ体の間に配置されることがある。キャリヤピンは、内ピンや偏心体軸と異なり、外歯歯車との間で動力の授受が行われることはなく、もっぱら一対のキャリヤ体を連結する目的で両キャリヤ体間に配置される。すなわち、キャリヤピンも、「外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通して形成した貫通孔(キャリヤピン孔)」を貫通する部材と言い得る。換言するならば、本発明に係る「外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通する貫通孔」には、内ピン孔や偏心体孔のほかキャリヤピン孔も含まれる。キャリヤピンは、キャリヤピン孔と接触することはなく、キャリヤピンとキャリヤピン孔との間には必ず隙間が存在する。したがって、潤滑剤の流通路という観点では、内ピンと内ピン孔の関係とほぼ同様となり、潤滑剤は、キャリヤピンとキャリヤピン孔の間の隙間を軸方向に自由に通過することができる。
12…入力軸
14、16…第1、第2偏心体
18、20…第1、第2ころ軸受
22、24…第1、第2外歯歯車
26…内歯歯車
32、34…第1、第2キャリヤ体
34F…凸部
36、38…第1、第2アンギュラ玉軸受(主軸受)
36B、38B…外輪
37…シム
39…ワッシャ
43…給油口
δe、δ1〜δ5…隙間
G1…偏心揺動型減速機

Claims (7)

  1. 揺動する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部にキャリヤ体を備えた偏心揺動型減速機であって、
    前記外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通する貫通孔を備え、
    前記キャリヤ体をケーシングに支持する主軸受のうちの少なくとも1個と前記外歯歯車との間に軸方向の隙間が確保され、かつ、
    前記キャリヤ体には、前記外歯歯車の前記貫通孔よりも径方向内側において、該外歯歯車に当接する軸方向の凸部が形成された
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  2. 請求項1において、
    前記軸方向の凸部が、前記キャリヤ体の円周方向の全周に亘って連続して形成されている
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  3. 請求項1または2において、
    前記キャリヤ体が前記外歯歯車の軸方向両側部に設けられるとともに、それぞれが一対の主軸受にてケーシングに支持され、
    一方の主軸受と前記外歯歯車との間のみに前記軸方向の隙間が確保され、前記軸方向の隙間のある方の前記キャリヤ体に、前記外歯歯車に当接する凸部が形成されている
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記キャリヤ体が前記外歯歯車の軸方向両側部に設けられるとともに、それぞれが一対の主軸受にてケーシングに支持され、
    一方の主軸受と前記外歯歯車との間のみに前記軸方向の隙間が形成され、前記軸方向の隙間のない方の前記キャリヤ体から前記貫通孔を貫通するピン状部材が一体的に突出形成されている
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記ケーシングの、前記外歯歯車の径方向外側に、潤滑剤の給脂口が設けられている
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記外歯歯車の軸方向移動を規制するために該外歯歯車に当接する規制部が、径方向においてずれた位置で、該外歯歯車に当接している
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
  7. 揺動する外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の軸方向側部にキャリヤ体を備えた偏心揺動型減速機であって、
    前記外歯歯車の中心からオフセットした位置に軸方向に貫通する複数の貫通孔を備え、
    前記キャリヤ体をケーシングに支持する主軸受のうちの少なくとも1個と前記外歯歯車との間に軸方向の隙間が確保され、かつ、
    前記キャリヤ体には、前記外歯歯車の前記貫通孔と貫通孔との間に対応する位置に、該外歯歯車と当接する凸部が間欠的に形成された
    ことを特徴とする偏心揺動型減速機。
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