JP2013114123A - 透過型表示装置、表示方法および表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透過型表示装置は、外界からの光を画像取り出しエリアに透過させ、且つ、画像取り出しエリアに画像光を出力する表示部110A、Bと、ユーザーの眼の状態を検出するセンサー130A、Bと、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作入力部270と、センサーにより検出されたユーザーの眼の状態に基づいてユーザーの眼の状態があらかじめ定められた状態になったと判定した場合に表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて操作入力部によりあらかじめ定められたユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に表示部の表示モードを切り替える制御部230と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明の第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る透過型表示装置(本実施形態では、透過型のヘッドマウントディスプレイ)の外観図である。
本実施形態に係る透過型表示装置は、眼鏡のような形状を有する表示装置100と、ユーザー(人)の手で持つことが可能な程度の大きさを有する制御装置(コントローラー)200と、を備える。
本実施形態では、表示装置100の左眼側と右眼側のそれぞれと制御装置200とが有線のケーブルで通信可能に接続されている。そして、表示装置100の左眼側と右眼側のそれぞれと制御装置200とは、このケーブルを介して、画像の信号(画像信号)や制御の信号(制御信号)を通信する。
制御装置200は、操作部210と、操作ボタン部250と、を備える。
右眼用表示部110Bは、右眼用の画像形成部(右眼用画像形成部)10Bと、右眼用の導光部(図2に示される左眼用導光部20Aと同様な右眼用導光部20B)と、右眼用の反射部(右眼用反射部)21Bと、右眼用のシェード(右眼用シェード)420Bと、を備える。
なお、左眼用表示部110Aと右眼用表示部110Bとは互いに左右対称の構成を有しており、ここでは、左眼用表示部110Aの構成例についてのみ説明する。
左眼用画像生成部11Aは、左眼用のバックライトの光源(左眼用バックライト光源)410Aと、左眼用の光変調素子(左眼用光変調素子)411Aと、を備える。
左眼用光変調素子411Aとしては、例えば、表示素子である液晶表示デバイスなどを用いることができる。
左眼用画像生成部11Aには、制御装置200から左眼用の画像信号が入力される。
左眼用画像生成部11Aにおいて、左眼用バックライト光源410Aの各光源が、赤色光、緑色光および青色光を射出する。また、左眼用画像生成部11Aは、左眼用バックライト光源410Aの各光源から射出された赤色光、緑色光および青色光を拡散させて、左眼用光変調素子411Aに投射する。左眼用光変調素子411Aは、制御装置200から左眼用画像生成部11Aに入力された画像信号に応じて、投射された赤色光、緑色光および青色光を空間変調することにより、当該画像信号に応じた画像光を射出する。
左眼用投射光学系12Aは、例えば、入力される画像光を投射する投射レンズの群から構成され、左眼用画像生成部11Aの左眼用光変調素子411Aから射出された画像光を投射して、平行な状態の光束にする。
また、左眼用シェード420Aは、その透過率に応じて、外界から左眼用反射部21Aの方(ユーザーの左眼310Aの方)に入射する光を低減させる。
このように、ユーザーは、導光部(左眼用導光部20A、右眼用導光部20B)を介して、透過型表示装置による表示対象の画像と外界の画像とを同時に見る(観察する)ことが可能であり、虚像を視認することができる。 また、ユーザーは、制御装置200の操作部210や操作ボタン部250に対して操作入力をすることができる。
左眼用反射部21Aの画像取り出しエリアは、装着時にユーザーの左眼310Aの前に位置するように、表示装置100の左側のリム部に設けられる。
右眼用反射部21Bの画像取り出しエリアは、装着時にユーザーの右眼の前に位置するように、表示装置100の右側のリム部に設けられる。
図3は、本実施形態に係る透過型表示装置の構成例を示すブロック図である。
制御装置200は、操作部210と、操作ボタン部250のほかに、制御部230と、記憶部240と、電源部260と、を備える。
また、制御装置200では、操作部210と操作ボタン部250とのうちの一方または両方により、ユーザーからの操作入力を受け付ける操作入力部270が構成される。
まず、表示装置100について説明する。
左眼用表示部110Aに備えられた左眼用画像形成部10A、左眼用導光部20A、左眼用反射部21A、左眼用シェード420A、左眼用画像形成部10Aに備えられた左眼用画像生成部11A、左眼用投射光学系12A、左眼用画像生成部11Aに備えられた左眼用バックライト光源410A、左眼用光変調素子411Aは、図1および図2を参照して説明したような構成を有しており動作を行う。
ここで、光センサー120により検出する環境光のレベルとしては、例えば、環境光の輝度のレベルを用いることができる。
本実施形態では、左眼用センサー130AとしてCCD(Charge Coupled Device)のカメラを用いており、このカメラを、左眼用反射部21Aの画像取り出しエリアに対して左上の位置に、ユーザーの左眼310A(がくると想定される位置)を撮像する向きで、配置してある。本実施形態では、左眼用センサー130Aは、ユーザーの左眼310A(がくると想定される位置)を撮像し、撮像した画像(例えば、動画像)をユーザーの左眼310Aの状態の検出結果として制御部230に送信する。
本実施形態では、右眼用センサー130BとしてCCD(Charge Coupled Device)のカメラを用いており、このカメラを、右眼用反射部21Bの画像取り出しエリアに対して右上の位置に、ユーザーの右眼(がくると想定される位置)を撮像する向きで、配置してある。本実施形態では、右眼用センサー130Bは、ユーザーの右眼(がくると想定される位置)を撮像し、撮像した画像(例えば、動画像)をユーザーの右眼の状態の検出結果として制御部230に送信する。
操作部210は、制御装置200の筐体に備えられた操作面に対する操作入力を検出し、その検出結果を制御部230に出力する。
ここで、操作部210は、例えば、操作入力をするユーザーの指が触れた操作面上の位置を、操作面上の絶対座標で検出する。操作部210は、例えば、トラックパッドである。
電源部260は、制御装置200および表示装置100に備えられた電源を必要とする各構成部に、電源を供給する。
具体的には、制御部230は、例えば、操作部210から操作入力の検出結果が入力された場合に当該検出結果に応じた処理を実行する機能、操作ボタン部250において押下された操作ボタンにあらかじめ対応付けられた処理を示す信号が入力された場合に当該信号に応じた処理を実行する機能、記憶部240に情報を書き込む機能および記憶部240に記憶された情報を読み出す機能、電源部260から各構成部への電源の供給の状態を制御する機能を有する。
なお、通常、人の眼では、眼が疲労しているときには瞬きの回数が通常より多く、眼がドライアイの状態であるときには瞬きの回数が通常より少ない。
ここで、ユーザーに対して同時に表示させる左眼用の画像信号と右眼用の画像信号とは、例えば、同一の画像信号であってもよく、または、画像の視差などに応じて異なる画像信号であってもよい。
具体的には、表示装置100により表示する画像としては、例えば、映画などの動画のコンテンツの画像、または、あらかじめ定められたユーザーに対する警告を示す画像(警告画像)などを用いることができる。警告画像は、例えば、コンテンツの画像に対して、オンスクリーンディスプレイ(OSD)で表示することも可能である。
ここで、複数の表示モードとしては、様々なものが用いられてもよい。
具体的には、複数の表示モードとしては、例えば、バックライトの光源(左眼用バックライト光源410A、右眼用バックライト光源410B)の輝度、シェード(左眼用シェード420A、右眼用シェード420B)の透過率、表示する画像(左眼用の画像、右眼用の画像)、表示する画像(左眼用の画像、右眼用の画像)の大きさ、表示する画像(左眼用の画像、右眼用の画像)の背景の色、表示する画像(左眼用の画像、右眼用の画像)の色、表示する画像(左眼用の画像、右眼用の画像)のガンマ値などのうちの1つ以上の態様が異なるモードを用いることができる。
図4は、本発明の第1実施形態に係る透過型表示装置において行われる処理の手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、本実施形態に係る透過型表示装置がオフ状態であるときに、当該透過型表示装置の制御装置200の操作ボタン部250に備えられたあらかじめ定められた操作ボタンなどがユーザーにより操作されると、当該透過型表示装置がオン状態になり、制御装置200の電源部260から各構成部に電源が供給される。これにより、当該透過型表示装置の使用が開始される(ステップS1)。
制御部230は、左眼用センサー130Aから入力される情報(本実施形態では、ユーザーの左眼310Aを撮像した画像)と、右眼用センサー130Bから入力される情報(本実施形態では、ユーザーの右眼を撮像した画像)に基づいて、あらかじめ定められた期間(例えば、1分など)におけるユーザーの眼の瞬きの回数を検出し、検出した瞬きの回数(例えば、20回/分など)を初期値として記憶部240に記憶する(ステップS2)。
具体的には、ユーザーの瞬きの回数の初期値を検出する始点のタイミングとしては、例えば、ユーザーが表示装置100を装着したことを制御部230が検出した(例えば、左眼と右眼のうちの一方または両方についてユーザーの眼が撮像された画像が取得されたことを制御部230が検出した)時点のタイミング、あるいは、この時点からあらかじめ定められた時間が経過した時点のタイミング、あるいは、制御装置200の操作ボタン部250に備えられたあらかじめ定められた操作ボタンがユーザーにより操作されたことを制御部230が検出したタイミングなどを用いることができる。
ユーザーの眼の状態として、ユーザーの左眼と右眼の両方の状態を検出する場合には、例えば、左眼について検出された結果と右眼について検出された結果について、その値が大きい方を採用する構成、その値が小さい方を採用する構成、あるいは、その値の平均値を採用する構成などを用いることができる。
本実施形態では、第1の閾値>第2の閾値>第3の閾値>第4の閾値>初期値>第5の閾値>第6の閾値>第7の閾値>第8の閾値となるように、あらかじめ定められたように、制御部230が各閾値を設定する。初期値から各閾値を求める方法としては、例えば、初期値にあらかじめ定められた演算を行った結果を閾値とする方法、または、初期値と各閾値との対応をあらかじめ定めておいて、その対応に基づいて、初期値に対応した各閾値を求める方法などを用いることができる。
なお、各閾値(第1の閾値〜第8の閾値)としては、それぞれ、様々な値が用いられてもよい。
また、ステップS3の処理における判定の結果、制御部230は、検出したユーザーの瞬きの回数が第5の閾値以下であると判定した場合には、ユーザーの眼がドライアイの危険性がある状態であるとみなして(ステップS13)、注意を喚起する(ステップS4)。
また、ステップS5の処理における判定の結果、制御部230は、検出したユーザーの瞬きの回数が第6の閾値以下であると判定した場合には、ユーザーの眼がドライアイの状態であるとみなして(ステップS14)、ユーザーに対して休息を促すことを決定し(ステップS6)、ユーザーに対して休息を促すために注意を喚起する(ステップS7)。
ユーザーは、「休息しますか?」などの文字メッセージを含む画像(警告画像)の表示に対して、制御装置200の操作部210または操作ボタン部250を操作して、「YES(はい:休息する)」または「NO(いいえ:休息しない)」を示す操作入力を行う。
表示モードを切り替える方法としては、例えば、あらかじめ定められた眼の保養映像を表示していない状態(例えば、通常の画像を表示している状態)の表示モードから、あらかじめ定められた眼の保養映像を表示する表示モードへ切り替える方法、または、通常の画像(映像)を表示している表示モードから、その画像の表示を一時停止させてバックライト(左眼用バックライト光源410A、右眼用バックライト光源410B)をオフにする表示モードへ切り替える方法、などを用いることができる。
ここで、ユーザーの眼の状態(本実施形態では、瞬きの回数)を検出する頻度を上げる方法としては、例えば、ユーザーの眼の状態を検出する一定の周期を短くする方法(例えば、周期を10分から5分へ変更するなどの方法)を用いることができる。
具体的には、ステップS9の処理において、制御部230は、表示装置100の画像取り出しエリア(左眼用反射部21Aの画像取り出しエリア、右眼用反射部21Bの画像取り出しエリア)に、ユーザーに対して眼の改善具合の自覚症状があるか否かを質問する内容の画像の光を出力して、当該画像を表示させる。この画像としては、例えば、「眼の疲れは取れましたか?」などの文字メッセージを含む画像を用いることができる。また、この画像は、例えば、通常の画像として表示してもよく、あるいは、OSDにより表示することもできる。
ユーザーは、「眼の疲れは取れましたか?」などの文字メッセージを含む画像の表示に対して、制御装置200の操作部210または操作ボタン部250を操作して、「YES(はい:疲れが取れた)」または「NO(いいえ:疲れが取れない)」を示す操作入力を行う。
そして、制御部230は、システムスタンバイの状態へ移行する(ステップS11)。
一方、本実施形態に係る透過型表示装置では、シースルー型のHMDにおいて、長時間の使用による眼の疲労やドライアイなどの影響を低減させることができ、さらに、眼の保養映像をユーザーに見せることなどにより、ユーザーの眼の疲労やドライアイを軽減あるいは改善させることができる。これにより、ユーザーは、より快適に、透過型表示装置を使用することができる。
本発明の第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る透過型表示装置は、概略的には、図1、図2、図3に示される第1実施形態に係る透過型表示装置と同様な構成を有している。このため、本実施形態では、図1〜図3に示したものと同一の符号を用いて説明する。
以下では、主に、第1実施形態の場合とは異なる構成および動作について詳しく説明する。
なお、通常、人の眼では、暗いものを見るときには瞳孔の大きさが大きく、明るいものを見るときには瞳孔の大きさが小さい。
図5は、本発明の第2実施形態に係る透過型表示装置において行われる処理の手順の一例を示すフローチャート図である。
まず、本実施形態に係る透過型表示装置がオフ状態であるときに、当該透過型表示装置の制御装置200の操作ボタン部250に備えられたあらかじめ定められた操作ボタンなどがユーザーにより操作されると、当該透過型表示装置がオン状態になり、制御装置200の電源部260から各構成部に電源が供給される。これにより、当該透過型表示装置の使用が開始される(ステップS21)。
制御部230は、左眼用センサー130Aから入力される情報(本実施形態では、ユーザーの左眼310Aを撮像した画像)と、右眼用センサー130Bから入力される情報(本実施形態では、ユーザーの右眼を撮像した画像)に基づいて、ユーザーの眼の瞳孔の大きさを検出し、検出した瞳孔の大きさを初期値として記憶部240に記憶する(ステップS21)。制御部230は、その後、必要なときに、記憶部240に記憶された初期値を読み出して使用する。
具体的には、ユーザーの眼の瞳孔の大きさの初期値を検出するタイミングとしては、例えば、ユーザーが表示装置100を装着したことを制御部230が検出した(例えば、左眼と右眼のうちの一方または両方についてユーザーの眼が撮像された画像が取得されたことを制御部230が検出した)時点のタイミング、あるいは、この時点からあらかじめ定められた時間が経過した時点のタイミング、あるいは、制御装置200の操作ボタン部250に備えられたあらかじめ定められた操作ボタンがユーザーにより操作されたことを制御部230が検出したタイミングなどを用いることができる。
ユーザーの眼の状態として、ユーザーの左眼と右眼の両方の状態を検出する場合には、例えば、左眼について検出された結果と右眼について検出された結果について、その値が大きい方を採用する構成、その値が小さい方を採用する構成、あるいは、その値の平均値を採用する構成などを用いることができる。
この構成では、各閾値(第9の閾値〜第10の閾値)としては、それぞれ、様々な値が用いられてもよい。
ユーザーは、「明るすぎですか?」などの文字メッセージを含む画像(警告画像)の表示に対して、制御装置200の操作部210または操作ボタン部250を操作して、「YES(はい:明るすぎる)」または「NO(いいえ:明るすぎない)」を示す操作入力を行う。
なお、バックライトの輝度を低下させる方法としては、様々な方法が用いられてもよく、例えば、瞳孔の大きさあるいはその変化量と、バックライトの輝度あるいはその変化量との対応をあらかじめ設定して記憶部240に記憶しておき、制御部230が、記憶部240に記憶された当該対応に基づいて、バックライトの輝度を制御する方法を用いることができる。この場合、この対応の内容は、例えば、シェード(左眼用シェード420A、右眼用シェード420B)の透過率によっても変化してもよい。
ユーザーは、「暗すぎですか?」などの文字メッセージを含む画像(警告画像)の表示に対して、制御装置200の操作部210または操作ボタン部250を操作して、「YES(はい:暗すぎる)」または「NO(いいえ:暗すぎない)」を示す操作入力を行う。
なお、シェードの透過率を上げる方法としては、様々な方法が用いられてもよく、例えば、瞳孔の大きさあるいはその変化量と、シェードの透過率あるいはその変化量との対応をあらかじめ設定して記憶部240に記憶しておき、制御部230が、記憶部240に記憶された当該対応に基づいて、シェードの透過率を制御する方法を用いることができる。この場合、この対応の内容は、例えば、バックライトの光源(左眼用バックライト光源410A、右眼用バックライト光源410B)の輝度によっても変化してもよい。
また、瞳孔が大きくなったときには、シェードの透過率を上げることで、ユーザーの眼の疲れを予防する。なお、シェードの透過率を上げる代わりにバックライトの輝度を上げることも可能であるが、シェードの透過率を上げる方が低消費電力化を図ることができる。
ここで、光センサー120は、任意の位置に備えられてもよい。
また、左眼用センサー130Aや右眼用センサー130Bとしては、他の例として、ユーザーの眼に赤外光を射出してその反射光に基づいてユーザーの眼の状態を検出するセンサー(赤外光センサー)を用いることもできる。この場合、左眼用センサー130Aや右眼用センサー130Bとしては、例えば、図1に示されるのと同じ位置などに備えることができる。
図6は、このような圧力センサーを用いた場合における、本発明の他の一実施形態に係る透過型表示装置の外観図である。
図6に示される透過型表示装置は、図1に示される左眼用センサー130Aおよび右眼用センサー130Bの代わりに、圧力センサーから構成される左眼用センサー510Aおよび右眼用センサー510Bを備える。なお、図6に示される他の構成部分については、図1に示されるものと同様であり、図1に示されるのと同じ符号を用いて示してある。
また、シェード(左眼用シェード420A、右眼用シェード420B)は、例えば、表示部(左眼用表示部110A、右眼用表示部110B)に対して、一体として備えられてもよく、または、着脱可能な構成で備えられてもよい。
また、以上の実施形態では、シェード(左眼用シェード420A、右眼用シェード420B)を備える表示装置100を示したが、他の構成例として、シェードに関する制御を行わない場合には、表示装置100にシェードが備えられなくてもよい。
また、対となっている左眼用の構成部と右眼用の構成部について、例えば、左眼用と右眼用との両方に対して制御(同一の制御または異なる制御)を行ってもよく、または、左眼用と右眼用とのうちの一方のみに制御を行ってもよい。
また、他の構成例として、左眼用センサー130Aと右眼用センサー130Bとのうちの一方または両方、または他のセンサー(例えば、カメラなど)を操作入力部として、ユーザーの眼の動きなどに基づいてユーザーからの操作入力を受け付けてもよい。具体例として、ユーザーの眼が閉じられた状態があらかじめ定められた値以上の時間継続した場合には「YES」または「NO」の操作入力を受け付ける構成や、ユーザーの左眼と右眼について一方の側の眼が開かれて他方の側の眼が閉じられた状態があらかじめ定められた値以上の時間継続した場合には「YES」または「NO」の操作入力を受け付ける構成などを用いることができる。
また、以上の実施形態では、外界からの光を画像取り出しエリアに透過させるシースルー型の表示装置(透過型の表示装置)に適用した例を示したが、外界からの光を画像取り出しエリアに透過させないクローズド型の表示装置(非透過型の表示装置)に適用することも可能である。
また、本発明は、例えば、導光板を用いずに、画像光を単に反射面で反射させるようなものに適用されてもよい。
なお、本発明は、例えば、公知の様々な技術が適用されてもよい。具体例として、表示装置100は、光学系として、瞳分割方式シースルー光学系を備えてもよく、あるいは、半透過鏡方式シースルー光学系を備えてもよい。また、具体例として、表示装置100は、光学系として、特開2008−20770号公報に記載された画像表示装置が備える光学系、特許第4636164号公報に記載された頭部装着型ディスプレイが備える光学系、国際公開第2009/041055号に記載されたビーム走査型表示装置が備える光学系、あるいは、特許第4055283号公報に記載された表示装置が備える光学系を備えてもよい。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (10)
- 外界からの光を画像取り出しエリアに透過させ、且つ、前記画像取り出しエリアに画像光を出力する表示部と、
ユーザーの眼の状態を検出するセンサーと、
前記ユーザーからの操作入力を受け付ける操作入力部と、
前記センサーにより検出された前記ユーザーの眼の状態に基づいて前記ユーザーの眼の状態があらかじめ定められた状態になったと判定した場合に前記表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて前記操作入力部によりあらかじめ定められた前記ユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に前記表示部の表示モードを切り替える制御部と、
を備えることを特徴とする透過型表示装置。 - 前記制御部は、
前記センサーにより検出された前記ユーザーの眼の状態に基づいて、前記ユーザーの眼の状態として、前記ユーザーの眼の瞬きの回数を判定し、
前記ユーザーの眼の瞬きの回数が第1の所定値以上となったと判定した場合と前記ユーザーの眼の瞬きの回数が第2の所定値以下となったと判定した場合とのうちの一方または両方において、前記ユーザーの眼の状態が前記あらかじめ定められた状態になったと判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の透過型表示装置。 - 前記制御部は、前記表示モードの切り替えとして、前記表示部により眼の保養映像を表示する表示モードへ切り替える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透過型表示装置。 - 前記制御部は、前記表示モードの切り替えとして、前記表示部のバックライトをオフにする表示モードへ切り替える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の透過型表示装置。 - 前記制御部は、
前記センサーにより検出された前記ユーザーの眼の状態に基づいて、前記ユーザーの眼の状態として、前記ユーザーの眼の瞳孔の大きさを判定し、
前記ユーザーの眼の瞳孔の大きさが小さくなったと判定した場合と前記ユーザーの眼の瞳孔の大きさが大きくなったと判定した場合とのうちの一方または両方において、前記ユーザーの眼の状態が前記あらかじめ定められた状態になったと判定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の透過型表示装置。 - 前記制御部は、前記ユーザーの眼の瞳孔の大きさが小さくなったと判定した場合に前記表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて前記操作入力部によりあらかじめ定められた前記ユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に、前記表示モードの切り替えとして、前記表示部のバックライトの輝度を低下させる表示モードへ切り替える、
ことを特徴とする請求項5に記載の透過型表示装置。 - 前記制御部は、前記ユーザーの眼の瞳孔の大きさが大きくなったと判定した場合に前記表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて前記操作入力部によりあらかじめ定められた前記ユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に、前記表示モードの切り替えとして、前記表示部のシェードの透過率を上げる表示モードへ切り替える、
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の透過型表示装置。 - 前記表示部は、ユーザーの頭部に装着される表示装置に備えられ、
前記表示部は、表示素子と、前記表示素子からの画像光を投射する投射レンズと、前記投射レンズに対して固定されて前記投射レンズからの画像光を前記画像取り出しエリアに導く導光部と、を備え、
前記導光部を介して前記表示素子からの画像光の画像と外界からの光の画像とを同時に観察可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の透過型表示装置。 - 表示部が、外界からの光を画像取り出しエリアに透過させ、且つ、前記画像取り出しエリアに画像光を出力するステップと、
制御部が、センサーにより検出されたユーザーの眼の状態に基づいて前記ユーザーの眼の状態があらかじめ定められた状態になったと判定した場合に前記表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて操作入力部によりあらかじめ定められた前記ユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に前記表示部の表示モードを切り替えるステップと、
を有することを特徴とする透過型表示装置における表示方法。 - 表示部が、外界からの光を画像取り出しエリアに透過させ、且つ、前記画像取り出しエリアに画像光を出力する手順と、
センサーが、ユーザーの眼の状態を検出する手順と、
操作入力部が、前記ユーザーからの操作入力を受け付ける手順と、
制御部が、前記センサーにより検出された前記ユーザーの眼の状態に基づいて前記ユーザーの眼の状態があらかじめ定められた状態になったと判定した場合に前記表示部によりあらかじめ定められた画像を表示し、これに応じて前記操作入力部によりあらかじめ定められた前記ユーザーからの操作入力が受け付けられたことを検出した場合に前記表示部の表示モードを切り替える手順と、
をコンピューターに実行させるための透過型表示装置における表示プログラム。
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