JP2013098218A - 電気化学キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】電気化学キャパシタをスケールアップしても、コストの上昇を招くことなくエネルギー密度維持率の向上を図れるようにする。
【解決手段】カーボン材を含有する正極2と、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出可能な材料からなる負極3と、リチウムイオンを含む非水電解液6と、正極2と負極3との間に配置されたセパレータ4とを備えたハイブリッドキャパシタ1において、所定の拘束圧での電界賦活処理後に、所定の拘束圧よりも低い拘束圧に設定された状態で充放電を繰り返す前処理を施す。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電気化学キャパシタ、詳しくは、電気二重層による蓄電と、酸化還元反応による蓄電とを併有するハイブリッドキャパシタに関する。
従来より、ハイブリッド車両や燃料電池車両に搭載される蓄電デバイスとして、リチウムイオン電池などの二次電池、電気二重層キャパシタおよびハイブリッドキャパシタなどの電気化学キャパシタの検討および開発が進められている。電気二重層キャパシタでは、正極−負極間に電圧が印加されることにより、正極および負極上にそれぞれアニオンおよびカチオンが引き寄せられて電荷層(電気二重層)が形成され、この電気二重層の形成によって、電気二重層キャパシタはエネルギーを蓄えることができる。
さらに近年では、キャパシタのエネルギー密度を向上させるべく、電気二重層に加え、正極もしくは負極における酸化還元反応によってエネルギーを蓄えるハイブリッドキャパシタが提案されている。ハイブリッドキャパシタには、例えば、リチウム塩(例えば、LiPF)を含有する非プロトン性溶媒からなる電解液と、セパレータと、セパレータを挟んで対向配置される正極および負極とが備えられる。正極は、例えば、アニオンの物理的な吸着・脱離により電荷を蓄える分極性カーボン電極からなる。一方、負極は、例えば、リチウムイオンを電気化学的に吸蔵・放出可能なカーボン電極からなる。
この種ハイブリッドキャパシタは、正極の電位を貴電位側に拡大することにより、エネルギー密度を向上することが可能であり、本願出願人が例えば特許文献1に記載のように、正極にKOH賦活ソフトカーボンを用い、正極と負極との間に、正極により生成するHF(フッ酸)を捕捉する材料、例えば、リチウム(Li)箔やLiなどからなるHF捕捉セパレータを配置することにより、エネルギー密度をさらに向上させることを提案した。このようなハイブリッドキャパシタの場合、正極のKOH賦活ソフトカーボンから生成するガスを除去して活性化するために、1回充放電を行い、電極を反応させる電界賦活処理を経なければ、充放電の実用に供することができない(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−66326号公報
ところで、上記したようにエネルギー密度を向上させたハイブリッドキャパシタを車両に搭載するためにはスケールアップする必要があるが、ハイブリッドキャパシタをスケールアップすると、賦活処理だけでは正極のKOH賦活ソフトカーボンから生成するガスや十分にガス発生原因物質を除去できないため、充放電を繰り返しの初期において急激な容量減少が生じるという問題があった。
例えば、図2に示す電極面積を1.54cmとした比較例1、および、22.5cmとした比較例2について4.4V−2.3V充放電を繰り返したときのサイクル数に対するエネルギー密度の時間変化(エネルギー密度維持率)を測定した結果、図6に示すようになった。図6から明らかなように、ラボスケールの比較例1(図6中の黒塗り◆)では、充放電を500サイクル繰り返しても、エネルギー密度は90%弱に低下するのに対し、スケールアップした比較例2(図6中の白抜き△)では、上記したようにKOH賦活ソフトカーボンから生成するガスや十分にガス発生原因物質が除去されていなことに起因して、充放電を200サイクル繰り返した時点で、エネルギー密度が80%以下にまで低下する。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、電気化学キャパシタをスケールアップしても、コストの上昇を招くことなくエネルギー密度維持率の向上を図れるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の電気化学キャパシタは、カーボン材を含有する正極と、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出可能な材料からなる負極と、リチウムイオンを含む非水電解液と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを備えた電気化学キャパシタにおいて、所定の拘束圧での賦活処理後に、前記所定の拘束圧よりも低い拘束圧に設定された状態で充放電を繰り返す前処理が施されてなることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、賦活処理時の拘束圧よりも低拘束圧に設定された状態で充放電を繰り返す前処理が施されるため、電極材料の膨張と収縮が繰り返されて電極の構成粒子に存在する水や不純物、活物質の官能基などのガス発生原因物質が電気分解によりガス化し、ガスとして外部に放出され易くなる。
したがって、賦活処理の後、実際に使用する前に、上記した前処理を施すことにより、電気化学キャパシタをスケールアップしても、コストの上昇を招くことなくエネルギー密度維持率を著しく向上させることができ、車載用などに供することが可能な長寿命の電気化学キャパシタを提供することができる。
本発明の電気化学キャパシタの一実施形態を示すハイブリッドキャパシタの概略構成図である。 図1に示されるハイブリッドキャパシタの電極面積の説明図である。 図1に示されるハイブリッドキャパシタの前処理の説明図である。 図1に示されるハイブリッドキャパシタの前処理の説明図である。 実施例および比較例の充放電サイクルに対するハイブリッドキャパシタのエネルギー密度維持率の変化を示す図である。 従来例における充放電サイクルに対するハイブリッドキャパシタのエネルギー密度維持率の変化を示す図である。
この発明の電気化学キャパシタの一実施形態を示すハイブリッドキャパシタについて、その概略構成図である図1を参照して説明する。
図1において、ハイブリッドキャパシタ1は、正極2と、正極2に対して間隔を隔てて対向配置される負極3と、正極2と負極3との間に介在されるセパレータ4と、正極2、負極3およびセパレータ4を収容するセル槽5と、セル槽5に貯留され正極2、負極3およびセパレータ4が浸漬される非水電解液6とを備えている。なお、ハイブリッドキャパシタ1は、ラボスケールで採用されるハイブリッドキャパシタ1を工業的に適用するために公知の技術によって適宜スケールアップしたものである。
正極2は、分極性電極であって、正極側塗工層7と、正極側集電体8とを備えている。正極側塗工層7は、所定の形状(例えば、矩形状)に形成され、例えば分極性カーボンからなる正極材料と、ポリマーバインダとを含有し、さらに必要に応じて、導電剤を含有している。
正極材料は、例えば、カーボン材を賦活処理することにより得られる。カーボン材としては、例えば、ハードカーボン、ソフトカーボンなどが挙げられる。ソフトカーボンは、例えば、不活性雰囲気中での熱処理によって、炭素原子で構成される六角網面が、ハードカーボンの六角網面よりも相対的に規則的な積層構造(黒鉛構造)を形成しやすいカーボンの総称である。具体的には、不活性雰囲気中、2000〜3000℃、好ましくは、2500℃で熱処理されたときに、(002)面の平均面間隔d002が3.40Å以下、好ましくは、3.35〜3.40Åとなる結晶構造を形成するカーボンの総称である。
具体的なソフトカーボンとしては、例えば、石油系ピッチ、石炭系ピッチ、メソフェーズ系ピッチなどのピッチ類、例えば、石油系ニードルコークス、石炭系ニードルコークス、アントラセン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリルなどの易黒鉛化性コークス類などの熱分解物などが挙げられる。
一方、ハードカーボンは、例えば、不活性雰囲気中、2500℃で熱処理されたときに、(002)面の平均面間隔d002が3.40Åを超える結晶構造を形成するカーボンの総称である。具体的なハードカーボンとしては、例えば、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フルフラール樹脂、レゾルシノール樹脂、シリコーン樹脂、キシレン樹脂、ウレタン樹脂などの熱硬化性樹脂、例えば、サーマルブラック、ファーネスブラック、ランプブラック、チャネルブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラック、例えば、フリュードコークス、ギルソナイトコークスなど易黒鉛化性コークスとは異なる難黒鉛化性コークス、例えば、やしがら、木粉などの植物系原料、例えば、ガラス状炭素などの熱分解物などが挙げられる。
これらカーボン材は、単独で使用してもよく、あるいは併用することができる。また、これらのカーボン材のうち、好ましくは、ソフトカーボンが挙げられ、さらに好ましくは、メソフェーズ系ピッチが挙げられる。
賦活処理としては、例えば、水酸化カリウム(KOH)、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化リチウム(LiOH)、水酸化セシウム(CsOH)、水酸化ルビジウム(RbOH)などを賦活剤として用いるアルカリ賦活処理、例えば、塩化亜鉛(ZnCl)、リン酸(HPO)などを賦活剤として用いる薬品賦活処理、例えば、二酸化炭素(CO)、空気などを賦活剤として用いるガス賦活処理、例えば、水蒸気(HO)を賦活剤として用いる水蒸気賦活処理などが挙げられる。
これら賦活処理のなかでは、好ましくは、アルカリ賦活処理が挙げられ、さらに好ましくは、水酸化カリウム(KOH)を賦活剤として用いるアルカリ賦活処理(KOH賦活処理)が挙げられる。
賦活処理は、例えば、KOH賦活処理の場合、窒素雰囲気下において、カーボン材を、例えば、500〜800℃で予備焼成し、次いで、700〜1000℃でKOHとともに焼成する。用いられるKOHの量は、例えば、カーボン材1質量部に対して、0.5〜5質量部である。
上記賦活処理によって得られる正極材料を正極2に用いたハイブリッドキャパシタでは、例えば、正極2の電位が4.2V vs.Li/Li以上となる充放電サイクルにおいて、正極2に比較的大きな不可逆容量を発現させることができる。そのため、放電過程において、より低い電位にまで正極の放電が可能となる。その結果、正極2の電気容量を拡大することができる。
正極材料の含有割合は、正極側集電体100質量部に対して、例えば、65〜99質量部、好ましくは、70〜90質量部である。
ポリマーバインダとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フルオロオレフィン共重合体架橋ポリマー、フルオロオレフィンビニルエーテル共重合体架橋ポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸などが挙げられる。これらポリマーバインダは、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。また、これらポリマーバインダのなかでは、好ましくは、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)が挙げられる。
ポリマーバインダの含有割合は、正極側集電体100質量部に対して、例えば、1〜25質量部、好ましくは、5〜20質量部である。
導電剤としては、例えば、カーボンブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどが挙げられる。これら導電剤は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。また、導電剤の含有割合は、正極側集電体100質量部に対して、例えば、0〜20質量部、好ましくは、5〜10質量部である。
正極側集電体8は、例えば、金属箔などから形成され、金属箔としては、例えば、アルミニウム箔、銅箔、ステンレス箔、ニッケル箔が挙げられる。これら金属箔の中では、好ましくは、アルミニウム箔が挙げられる。また、金属箔の厚みは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、10〜50μmである。
そして、正極2を形成するには、例えば、上記した正極材料、ポリマーバインダ、さらに、必要に応じて導電剤などを、上記した割合で配合し、溶媒中で攪拌してスラリー(固形分:10〜60質量%)を得る。次いで、スラリーを正極側集電体8の表面に塗工し、正極側塗工層7を形成した後、例えば、ロールプレスを用いて加圧延伸して、正極側塗工層7を備える電極シートを得る。次いで、電極シートを所定の形状(例えば、矩形状、円形状)に裁断した後、必要によりさらに乾燥させる。これにより、正極2が得られる。
溶媒としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミド(DMF)などの非プロトン性極性溶媒、例えば、エタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、水などのプロトン性極性溶媒、例えば、トルエン、キシレン、イソホロン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸メチル、フタル酸ジメチルなどの低極性溶媒が挙げられる。これらの溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、併用してもよい。また、これらの溶媒の中では、好ましくは、非プロトン性極性溶媒が挙げられ、さらに好ましくは、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)が挙げられる。
このような方法により得られる正極2の厚さは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、厚さが30〜150μmである。
また、正極2の大きさは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、例えば、矩形状の場合には、長手方向長さが、例えば、10〜200mm、好ましくは、10〜100mm、長手方向と直交する方向(幅方向)長さが、例えば、10〜200mm、好ましくは、10〜100mmであり、例えば、円形状の場合には、直径が、例えば、5〜30mm、好ましくは、5〜15mmである。
負極3は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出する電極であって、負極側塗工層9と、負極側集電体10とを備えている。
負極側塗工層9は、所定の形状(例えば、矩形状)に形成され、例えば、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出可能な負極材料と、ポリマーバインダとを含有し、さらに必要に応じて導電剤を含有している。
負極材料としては、上記したハードカーボン、上記したソフトカーボン、グラファイトなどが挙げられる。グラファイトとしては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、黒鉛化メソフェーズカーボン小球体、黒鉛化メソフェーズカーボン繊維、黒鉛ウィスカ、黒鉛化炭素繊維、ピッチ、コークスなどの縮合多環炭化水素化合物の熱分解物などのグラファイト系炭素材料が挙げられる。また、グラファイトは、粉末状のもの(例えば、平均粒径が25μm以下のもの)が好ましく用いられる。これら負極材料は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
また、これら負極材料の中では、好ましくは、ソフトカーボンと、グラファイトとが挙げられ、さらに好ましくは、ソフトカーボンとグラファイトとの併用が挙げられる。負極材料の含有割合は、負極側塗工層100質量部に対して、例えば、80〜99質量部、好ましくは、85〜95質量部である。
ポリマーバインダとしては、例えば、上記したポリマーバインダが挙げられる。これらポリマーバインダは、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。また、これらポリマーバインダのなかでは、好ましくは、PVdFが挙げられる。ポリマーバインダの含有割合は、負極側塗工層100質量部に対して、例えば、1〜20質量部、好ましくは、5〜15質量部である。
導電剤としては、例えば、上記した導電剤が挙げられる。また、導電剤の含有割合は、負極側塗工層100質量部に対して、例えば、0〜20質量部、好ましくは、1〜10質量部である。
負極側集電体10は、例えば、上記した金属箔が形成される。これら金属箔のなかでは、好ましくは、銅箔が挙げられる。金属箔の厚みは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、5〜50μmである。
そして、負極3を形成するには、例えば、上記した負極材料、ポリマーバインダ、さらに、必要に応じて導電剤などを、上記した割合で配合し、溶媒中で攪拌してスラリー(固形分:10〜60質量%)を得る。次いで、スラリーを負極側集電体10上に塗工(塗布)し、負極側塗工層9を形成した後、例えば、ロールプレスを用いて加圧延伸して、負極側塗工層9を備える電極シートを得る。次いで、電極シートを所定の形状(例えば、矩形状、円形状)に裁断した後、必要によりさらに乾燥させる。これにより、負極3が得られる。
溶媒としては、例えば、上記した溶媒が挙げられ、好ましくは、非プロトン性極性溶媒が挙げられ、さらに好ましくは、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)が挙げられる。
負極3の大きさは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、例えば、矩形状の場合には、長手方向長さが、例えば10〜20mm、長手方向と直交する方向(幅方向)長さが、例えば、10〜200mmであり、例えば、円形状の場合には、直径は、例えば、5〜30mm、好ましくは、5〜15mmである。
セパレータ4は、正極側塗工層7に隣接配置された併用セパレータ11と、負極側塗工層9に隣接配置されたHF捕捉セパレータ12とからなる。
併用セパレータ11としては、例えば、ガラス繊維、セラミックス繊維、ウィスカなどの無機繊維、例えば、セルロースなどの天然繊維、例えば、ポリオレフィン、ポリエステルなどの有機繊維などからなるセパレータが挙げられる。
HF捕捉セパレータ12は、正極2により生成するHF(フッ酸)を捕捉する材料、例えば、リチウム(Li)箔や炭酸リチウム(Li)など、好ましくは、炭酸リチウム(Li)を上記したポリマーバインダで接着し、紙状に加圧成形して形成されている。ポリマーバインダは、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。また、これらポリマーバインダのなかでは、好ましくは、PTFEが挙げられる。
セパレータ4の厚さは、好ましくは、上記の正極側塗工層7および負極側塗工層9の合計に対するセパレータ4の厚みの比が、2以下、より好ましくは、1以下、さらに好ましくは、0.25未満、通常、0.05以上である。セパレータ4の厚みが上記上限を超過する場合には、ハイブリッドキャパシタ1のエネルギー密度が低下する場合がある。
また、セパレータ4の厚みが上記下限未満である場合には、正極2と負極3との短絡が発生し、耐久性や安全性が低下する場合がある。このようなセパレータ4の厚みは、具体的には、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、ラボスケールでは、例えば、15〜100μmである。
また、セパレータ4の大きさは、ハイブリッドキャパシタ1のスケールにより異なるが、例えば、ラボスケールでは、例えば、矩形状の場合には、長手方向長さが、例えば、15〜220mmであり、幅方向長さが、例えば、15〜220mmである。また、円形状の場合には、直径が、例えば、10〜60mmである。
非水電解液6は、リチウムイオンを含む有機溶媒を含有しており、具体的には、例えば、リチウム塩を有機溶媒に溶解させることにより調製されている。リチウム塩としては、ハロゲンを含むアニオン成分を有し、例えば、LiClO、LiCFSO、LiC(SOCF、LiCSO、LiC17SO、LiB[C(CF−3,5]、LiB(C、LiB[C(CF)−4]、LiBF、LiPF、LiAsF、LiSbF、LiCFCO、LiN(CFSOなどが挙げられる。なお、上式中[C(CF−3,5]は,フェニル基の3位と5位に、[C(CF)−4]はフェニル基の4位に、それぞれ−CFが置換されているものを意味する。これらリチウム塩は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、プロピレンカーボネート誘導体、エチレンカーボネート、エチレンカーボネート誘導体、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、1,3−ジオキソラン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、ジオキソラン、リン酸トリエステル、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、1,3−プロパンスルトン、4,5−ジヒドロピラン誘導体、ニトロベンゼン、1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロフラン誘導体、シドノン化合物、アセトニトリル、ニトロメタン、アルコキシエタン、トルエンなどが挙げられる。これら有機溶媒は、単独で使用してもよく、あるいは、併用することもできる。
また、これら有機溶媒のなかでは、好ましくは、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネートが挙げられ、さらに好ましくは、エチレンカーボネートおよびジエチルカーボネートの混合溶媒が挙げられる。
非水電解液6におけるリチウム塩の濃度は、例えば、0.5〜5mol/L、好ましくは、0.1〜2mol/Lである。
このようなハイブリッドキャパシタ1を調整するには、先ず、上記した正極2、負極3およびセパレータ4を積層する。ここで、正極側塗工層7および負極側塗工層9が、それぞれセパレータ4の併用セパレータ11およびHF捕捉セパレータ12に隣接するように積層する。次いで、正極側集電体8および負極側集電体10を接合して積層し、これらの積層体をセル槽5(例えば、アルミニウム製のラミネートフィルムなど)に収容する。そして、セル槽5内に非水電解液6を注入することにより、ラミネートセルとしてハイブリッドキャパシタ1が調整される。
このハイブリッドキャパシタ1では、正極2の電位が、好ましくは、4.2V vs Li/Li以上などの高電位とした場合に、正極2の不可逆容量の発現に起因して、非水電解液6に含まれるアニオン(例えば、LiPFに含まれるPF など)から、負極3の電気容量を低下させる負極活性阻害物質であるHFが生成する。
この負極活性阻害物質であるHFが生成する過程は、以下のように推考される。まず、正極2および負極3に上記した所定電圧(すなわち、4.2V vs Li/Li以上)を印加すると、非水電解液6内では、例えば、正極2や非水電解液6に含まれる水分や有機物から、下記(1)式、(2)式に示すように、プロトン(H)が生成する。
(1)2HO→O+4H+4e
(2)R−H→R+H+e(Rは、アルキル基)
そして、生成したプロトンが、非水電解液6に含まれるアニオン(例えば、LiPFに含まれるPF など)と反応し、
(3)PF +H→PF+HF
の(3)式の反応によりHFが生成する。このHFのような負極活性阻害物質は、負極3の電気容量を低下させて、ハイブリッドキャパシタ1のエネルギー密度を低下させるおそれがある。
しかし、このハイブリッドキャパシタ1では、正極2と負極3との間に、非水電解液6に含まれるアニオンから誘導される負極活性阻害物質であるHFを捕捉するHF捕捉セパレータ12が配置されているため、例えば、正極2の不可逆容量の発現に起因して負極活性阻害物質であるHFが生成しても、そのHFをHF捕捉セパレータ12で捕捉することができる。
次に、本発明を実施例および比較例に基づいて説明するが、本発明は下記の実施例によって限定されるものではない。
(実施例)
1.正極の作製
メソフェーズ系ピッチ(三菱ガス化学株式会社製
AR樹脂)を大気中350℃で2時間加熱した。次いで、加熱後のピッチを、窒素雰囲気下800℃で2時間予備焼成した。これにより、ソフトカーボンを得た。得られたソフトカーボンをアルミナ製の坩堝に入れ、ソフトカーボン1質量部に対して4質量部のKOHを加えた。
次いで、ソフトカーボンを、窒素雰囲気下800℃で2時間、KOHとともに焼成することにより、KOH賦活した。そして、KOH賦活したソフトカーボンを超純水で、廃液が中性になるまで洗浄した。これにより、KOH賦活ソフトカーボン(正極材料)を得た。洗浄後、KOH賦活ソフトカーボンを乳鉢で粉砕し、篩(32μm)で分級した。そして、ほぼ全てのKOH賦活ソフトカーボンが篩を通過できる粒径になるまで、乳鉢での粉砕操作を繰り返した。
分級後、KOH賦活ソフトカーボン粉末と、導電剤(カーボンブラック、キャボット・スペシャルティ・ケミカルズ・インク製 VXC−72R)と、ポリマーバインダ(株式会社クレハ製 PVdF)とを、固形分75:8.3:16.7の質量割合で、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)溶媒に投入し、室温(25℃〜30℃)で12時間攪拌することにより、混合物のスラリー(固形分:30質量%)を得た。
次いで、得られたスラリーを厚み15μmのアルミニウム箔(正極側集電体)の表面に塗工し、80℃で12時間乾燥させて、正極側塗工層を形成した。次いで、乾燥後のアルミニウム箔を、ロールプレスで加圧延伸することにより、アルミニウム箔を除く正極側塗工層7(正極活物質の塗工層)の厚さが72μmの電極シートを得た。
次いで、電極シートを長方形状に裁断して、電極サイズ(電極面積)22.5cmの正極2を作製した。なお、工業的に適した電極サイズとしては、2〜150cmである。
2.負極の作製
人造黒鉛と、ソフトカーボンと、ポリマーバインダ(株式会社クレハ製 PVdF)とを、固形分67.5:22.5:10の質量割合で、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)溶媒に投入し、室温(25℃〜30℃)で12時間攪拌することにより、混合物のスラリー(固形分:40質量%)を得た。
次いで、得られたスラリーを厚み10μmの銅箔(負極側集電体10)の表面に塗工し、80℃で12時間乾燥させて、負極側塗工層9を形成した。次いで、乾燥後の銅箔を、ロールプレスで加圧延伸することにより、銅箔を除く負極側塗工層10(負極活物質の塗工層)の厚さが14μmの電極シートを得た。
次いで、電極シートを長方形状に裁断して、電極サイズ(電極面積)22.5cmの正極2を作製した。なお、工業的に適した電極サイズとしては、2〜150cmである。
3.併用セパレータの作製
厚さ25μmのセルロース製セパレータ(ニッポン高度紙製 TF40−25)を、長方形状に裁断することにより、併用セパレータ11を作製した。
4.HF捕捉セパレータの作製
炭酸リチウム(LiCO)粉末(キシダ化学社製 平均粒径85.0μm)と、ポリマーバインダ(ダイキン工業株式会社製 PTFEディスパージョン)とを、固形分80:20の質量割合で、乳鉢で混練することにより、それらの混合物を得た。
次いで、混合物を、手動ロールプレスを用いて加圧延伸することにより、厚み30μmのセパレータシートを得た。ただし、ロール温度を室温(25〜30℃)とした。次いで、セパレータシートを長方形状に裁断して、HF捕捉セパレータ12を製作した。
5.電解液の調製
エチレンカーボネートとジエチルカーボネートの混合溶媒(体積比1:1)に、LiPF(リチウム塩)を、1mol/L溶解することにより、非水電解液6を調整した。
6.ラミネートセルの組み立て
上記正極2を1枚、負極3を1枚およびセパレータ4(併用セパレータ11およびHF捕捉セパレータ)を積層し、セル槽5内に収容して非水電解液6を注入し、ラボスケールよりもスケールアップしたハイブリッドキャパシタ1の試験セルを組み立てた。
そして、作製したハイブリッドキャパシタ1の試験セルを200kPaの拘束圧で拘束し、その状態で、4.4V−2.3Vの充放電を1回(1サイクル)行って正極2のKOH賦活ソフトカーボンから生成するガスを除去して活性化する電界賦活処理を施す。
(比較例1)
上記した実施例と同様にして、試験セルを作製した。
(比較例2)
電極面積をラボスケールの1.54cmとする以外は、上記した実施例と同様にして、試験セルを作製し、電界賦活処理を施す。
そして、上記した実施例、比較例1、比較例2について、下記の表1に示す条件で充放電処理(前処理)を実施した。
Figure 2013098218
表1中の「A電極面積」とは、図2の破線に示すとおり、正極2および負極3の面積であり、「B電圧」とは、図3に示すとおり、1回(1サイクル)の充放電において2.3Vから4.4Vに上昇しさらに2.3Vに低下するセル電圧を意味する。
表1中の「C拘束力」とは、電界賦活処理後の前処理におけるセルの拘束力であり、電界賦活処理時の拘束力(200kPa)よりも低い拘束力(好ましくは、10kPa〜100kPa)である。表1中の「D放置時間」とは、前処理において、予め設定されたサイクル数の充放電を繰り返した後、拘束力なし(0kPa)の状態でそのまま放置した時間(好ましくは、5時間以上)である。表1中の「Eサイクル数」とは、2.3V−4.4Vの充放電の繰り返しサイクル数である。
上記した条件で充放電処理(前処理)を行った後に、通常の使用状態を想定して200kPaの拘束力で充放電試験を行い、実施例、比較例1および比較例2の各試験セルのエネルギー密度維持率の時間変化を測定した結果、図5に示すようになった。
図5に示すように、ラボスケールからスケールアップした実施例(図5中の白抜き○)では、充放電を500サイクル繰り返しても、エネルギー密度は90数%程度にしか低下しない。
一方、図5に示すように、ラボスケールからスケールアップし、上記した前処理を施さない比較例1(図5中の白抜き△)では、充放電を200サイクル繰り返した時点で、エネルギー密度が80%以下にまで低下した。また、ラボスケールで上記した前処理を施さない比較例2(図5中の黒塗り◆)の場合、充放電を繰り返すごとにエネルギー密度は実施例よりも若干低下し、充放電を500サイクル繰り返した時点では、エネルギー密度は90%弱に低下した。
(考察)
実験の結果、ラボスケールよりもスケールアップした試験セルに上記した前処理を施すことにより、電極材料の膨張と収縮が繰り返されて、電極の構成粒子に存在する水や不純物、活物質の官能基などのガス発生原因物質が電気分解によりガス化し、ガスとして外部に放出され易くなったため、性能が著しく向上し、充放電を繰り返してもエネルギー密度が低下しなかったものと考えられる。
したがって、スケールアップした場合であっても、上記した前処理を施すことにより、実施例のように、充放電性能の優れたハイブリッドキャパシタ1を得ることができ、車載用など工業的な用途に供することが可能な長寿命の電気化学キャパシタの一例であるハイブリッドキャパシタ1を提供することができる。
なお、本実施例では、所定の拘束圧での賦活処理後に、その拘束圧よりも低い拘束圧に設定された状態で充放電を繰り返した後、充放電を所定時間停止したが、この充放電を停止せずに、上記所定の拘束圧よりも低い拘束圧に設定された状態で、所定時間維持するようにしてもよい。すなわち、充放電を繰り返しながら拘束圧を所定圧に減圧して放置してもよい。また、セル(セル槽5)にガス抜き孔を設けて所定時間、所定圧を保持するようにしてもよい。
1…… ハイブリッドキャパシタ(電気化学キャパシタ)
2…… 正極
3…… 負極
4…… セパレータ
6…… 非水電解液

Claims (1)

  1. カーボン材を含有する正極と、リチウムイオンを可逆的に吸蔵・放出可能な材料からなる負極と、リチウムイオンを含む非水電解液と、前記正極と前記負極との間に配置されたセパレータとを備えた電気化学キャパシタにおいて、
    所定の拘束圧での賦活処理後に、前記所定の拘束圧よりも低い拘束圧に設定された状態で充放電を繰り返す前処理が施されてなることを特徴とする電気化学キャパシタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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