JP2013095898A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】キメ細かい泡が持続し、クレンジング力及び洗浄後のうるおい感が良好で、低温安定性に優れる液体洗浄剤組成物を提供。
【解決手段】成分(a)が0.5〜20質量%、成分(b)が0.3〜8質量%、成分(c)が0.2〜4質量%、[a+b+c]が1〜30質量%、[a/c]が1/8〜40/1である、液体洗浄剤組成物。(a)エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル(b)式(I)で示される非イオン性界面活性剤RCOX(I)(式中、RCOは炭素数8〜16のアシル基、Xはジエタノールアミン及び/又はN−メチルエタノールアミンから選ばれるアミン化合物の窒素原子に結合した水素原子を1つ除いた残基、又は二糖類の1つの水酸基から水素原子を除いた残基)(c)アシル基の炭素数が8〜14であるアシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤(d)水
【選択図】なし

Description

本発明は、液体洗浄剤組成物に関し、詳しくはフォーマー容器に充填して使用するのに好適な液体洗浄剤組成物に関する。
化粧落としのための洗浄工程は、通常はクレンジング(メイク落し)と洗顔の二つのステップからなり、クレンジング料としては、洗浄力を高めるために液状油性成分を高濃度で含有するクレンジングオイル、クレンジングクリーム等が存在し、洗顔料としては洗浄後のさっぱり感を重視して石鹸や界面活性剤を洗浄成分とする水性洗浄料が存在する。通常水性洗浄料は、掌で水と空気を含ませてホイップして得られた泡を使用して洗顔を行うが、ホイップの手間を省くために、洗浄液を微細な孔より空気とともに噴出させることにより、泡として吐出するポンプフォーマータイプの洗浄料も登場している。ポンプフォーマータイプの洗浄料は、泡立てが苦手な人でも簡単にキメ細かい泡を得られる手軽さから、近年人気を集めている。
また、近年、化粧落としの簡素化が目指されており、ポンプフォーマータイプ洗浄料においても、クレンジング機能と洗顔機能を併せ持つ洗浄料が開発されている。例えば、特許文献1には、ポリオキシエチレンソルビタン型ノニオン性界面活性剤、スルホコハク酸型アニオン性活性剤、及び両性界面活性剤を含有し、低刺激で、良好な泡立ちと細かい泡質を有する洗浄剤組成物が提案されている。しかしながら、特許文献1の洗浄剤組成物は吐出直後の泡質は良好であるものの、メイク汚れの存在下で洗浄を行うと泡が破泡してしまい、泡の持続性の点で不十分であった。
これまでに泡質及び泡の持続性を高める試みとして、洗浄剤分野以外でも様々な検討が行われている。例えば、特許文献2では、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド等の非イオン性界面活性剤を含有し、エアゾール等の噴射剤で噴出させることを特徴とする泡状染毛剤が提案されている。しかしながら、特許文献2の泡状染毛剤は、噴射剤を用いて噴出することで良好な泡質が得られるが、ポンプフォーマーに充填した場合は良好な泡質を得ることができなかった。また、特許文献3では、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、N−アシルタウリン塩などの界面活性剤を含有する固形状バブルバス組成物が提案されている。特許文献3の洗浄剤組成物は、浴槽に投入するだけでクリーミィな泡が得られるものの、洗浄剤として使用した場合はクレンジング力が不十分であった。
特開2000−169884号公報 特開2003−261430号公報 特開平9−12443号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、キメ細かい泡が洗浄時も持続し、クレンジング力及び洗浄後のうるおい感が良好で、さらに低温安定性にも優れる液体洗浄剤組成物を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明者が鋭意検討した結果、本願発明の構成とすることで、キメ細かい泡が洗浄時も持続し、クレンジング力及び洗浄後のうるおい感が良好で、さらに低温安定性にも優れる液体洗浄剤組成物を得るに至った。
すなわち本発明は、以下のとおりである。
下記成分(a)、(b)、(c)、及び(d)を含有する液体洗浄剤組成物であって、
液体洗浄剤組成物全量に対する成分(a)の含有量が0.5〜20質量%、成分(b)の含有量が0.3〜8質量%、成分(c)の含有量が0.2〜4質量%であり、成分(a)、(b)、及び(c)の含有量の和[a+b+c]が1〜30質量%で、成分(a)と(c)の質量比[a/c]が1/8〜40/1である、液体洗浄剤組成物。
(a) エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル
(b) 式(I)で示される非イオン性界面活性剤
RCOX (I)
(式中、RCOは炭素数8〜16のアシル基、Xはジエタノールアミン及び/又はN−メチルエタノールアミンから選ばれる1種類以上のアミン化合物の窒素原子に結合した水素原子を1つ除いた残基、又は二糖類の1つの水酸基から水素原子を除いた残基である。)
(c) アシル基の炭素数が8〜14であるアシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤
(d) 水
本発明の液体洗浄剤組成物は、とくにフォーマー容器用の洗浄剤として適し、フォーマー容器から吐出される泡はキメが細かく良質で、手や顔面の汚れ落とし中も、質の良い泡が保持される。また、クレンジング効果にも優れ、別途メイク落とし用の製剤を使わなくても、本発明の液体洗浄剤組成物のみで、メイク落としと洗浄を同時に行うことができる。洗浄後のうるおい感も良好で、低温安定性にも優れる。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下の記載において、各成分(a)、(b)、(c)、及び(d)を、それぞれ、a成分、b成分、c成分、及びd成分と表記する。
本発明のa成分である、エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステルは、ソルビトール又はソルビタンと脂肪酸との部分エステルであるソルビタン脂肪酸エステルに、エチレンオキシドを付加させた非イオン性界面活性剤である。ソルビタン脂肪酸エステルは、ソルビタンと脂肪酸との比率を変えることで、モノエステル体、ジエステル体、トリエステル体を合成できるが、a成分の出発原料として使用されるソルビタン脂肪酸エステルは、モノエステル体を主成分(50質量%以上)とすることが好ましい。ジエステル体又はトリエステル体が主成分であるソルビタン脂肪酸エステルを出発原料として用いた場合、泡質が低下し、低温安定性が悪化する場合がある。
エチレンオキシドの付加モル数は60〜100モルであり、好ましくは65〜95モル、より好ましくは70〜90モルである。エチレンオキシドの付加モル数が60モル未満であると、洗浄時の泡の持続性が低下し、洗浄後のうるおい感が十分に得られない。エチレンオキシドの付加モル数が100モルを超えると、溶融時の粘性が著しく高くハンドリングが悪いため、工業的な製造が困難であるばかりでなく、ポンプフォーマーからの吐出性も悪化する。
a成分における脂肪酸は、特に限定されるものではないが、炭素数が8〜22の飽和又は不飽和、直鎖又は分岐鎖の脂肪酸を使用できる。例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸が挙げられ、好ましくはカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸であり、最も好ましくはラウリン酸である。また、ラウリン酸を主成分とするヤシ油・パーム核油等の天然油脂由来の脂肪酸や混合脂肪酸も好適に使用することができる。
b成分は、式(I)で示される非イオン性界面活性剤である。
RCOX (I)
式中、RCOは炭素数8〜16のアシル基であり、好ましくは炭素数10〜14、最も好ましくは炭素数12のラウロイル基である。また、ラウリン酸を主成分とするヤシ油・パーム核油等の天然油脂由来の脂肪酸や混合脂肪酸のアシル基も好適に使用することができる。アシル基は、飽和又は不飽和、直鎖又は分岐鎖のいずれでも良いが、直鎖かつ飽和のアシル基が泡質向上及び保存安定性の点で好ましい。炭素数が8未満の場合は洗浄時の泡の持続性及びクレンジング効果が低下し、皮膚や眼への刺激性が懸念される。炭素数が16を超えると、低温安定性が悪化する。
Xは、ジエタノールアミン及び/又はN−メチルエタノールアミンから選ばれる1種類以上のアミン化合物の窒素原子に結合した水素原子を1つ除いた残基、又は二糖類の1つの水酸基から水素原子を除いた残基である。
Xがジエタノールアミン、又はN−メチルエタノールアミンである場合、式(I)の化合物はそれぞれ、脂肪酸ジエタノールアミド、又は脂肪酸N−メチルエタノールアミドである。
また、Xが二糖類の残基である場合、二糖類としては、例えばスクロース(ショ糖)、マルチトース、ラクトース、トレハロース、セロビオース等が挙げられ、これら二糖類の残基とアシル基が結合した化合物は、それぞれスクロース(ショ糖)モノ脂肪酸エステル、マルチトールモノ脂肪酸エステル、ラクトースモノ脂肪酸エステル、トレハロースモノ脂肪酸エステル、セロビオースモノ脂肪酸エステル等である。本発明に用いられる二糖類脂肪酸エステルは、モノエステル体の他に、ジ・トリエステル体もしくはそれ以上のマルチエステル体が含まれていても良いが、モノエステル体が主成分(50質量%以上)であることが好ましい。
b成分は、好ましくは、脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸N−メチルエタノールアミド、スクロース(ショ糖)モノ脂肪酸エステル、トレハロースモノ脂肪酸エステルであり、より好ましくは脂肪酸ジエタノールアミド、スクロース(ショ糖)モノ脂肪酸エステルである。
c成分は、アシル基の炭素数が8〜14であるアシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤である。本発明においてアシルアミノ酸型陰イオン界面活性剤とは、1級〜3級のアミノ基とカルボン酸基又はスルホン酸基を同一分子内に含有するアミノ酸と、炭素数が8〜14の脂肪酸とのアシル化物であり、主に、アシル化剤として脂肪酸クロライドを用いたショッテン・バウマン反応等によって製造される。1級〜3級のアミノ基とカルボン酸基又はスルホン酸基を同一分子内に含有するアミノ酸としては、抽出法や発酵法で得られる天然の酸性又は中性アミノ酸や、合成法や酵素法で得られる合成の酸性又は中性アミノ酸が挙げられる。アミノ酸の具体例としては、グルタミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、タウリン、メチルタウリン、ザルコシン(N−メチルグリシン)、β-アラニン等が挙げられ、それぞれL体、D体、ラセミ体が存在しうるが、これらのいずれをも使用することができる。
上記アミノ酸のアシル化物であるアシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤の種類としては、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アシルメチルタウリン塩、アシルタウリン塩、アシルメチル−β−アラニン又はその塩、アシル−β−アラニン又はその塩、アシルグルタミン酸又はその塩、アシルグリシン又はその塩、アシルアスパラギン酸又はその塩、アシルザルコシン又はその塩などが挙げられる。その中で、洗浄時の泡の持続性及び洗浄後のしっとり感が得られる点で、アシルメチルタウリン塩、アシルメチル−β−アラニン又はその塩が好ましい。
前記塩としては、特に限定されるものではなく、アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩などが挙げられる。前記アルカリ金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩などが挙げられ、前記アルカノールアミン塩としては、例えば、モノエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられる。泡の持続性をより高めるためには、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩が最も好ましい。
c成分のアシル基の炭素数は8〜14であり、好ましくは8〜12、最も好ましくは10である。炭素数が8未満では、使用時の泡の持続性及びクレンジング力が低下し、皮膚や眼への刺激性が懸念される。炭素数が14を超えると、使用時の泡の持続性及び低温安定性が悪化する。
d成分は水であり、蒸留水やイオン交換水等の精製水を好ましく用いることができる。
a成分の含有量は、液体洗浄剤組成物全量に対し0.5〜20質量%であり、好ましくは1.0〜18質量%、より好ましくは2〜16質量%である。a成分の含有量が20質量%を超えると、洗浄液の粘度が上昇し、ポンプフォーマーからの吐出性が悪くなる。0.5未満では、泡の持続性が不十分である。
b成分の含有量は、液体洗浄剤組成物全量に対し0.3〜8質量%であり、好ましくは0.4〜6質量%、より好ましくは0.6〜4質量%である。b成分の含有量が8質量%を超えると、低温安定性及び洗浄液の増粘による吐出性の悪化が懸念され、含有量が0.3未満ではクレンジング力が低下する。
c成分の含有量は、液体洗浄剤組成物全量に対し0.2〜4質量%であり、好ましくは0.3〜3質量%、より好ましくは0.4〜2質量%である。含有量が4質量%を超えると皮膚への刺激性が懸念され、含有率が0.2質量%未満では、泡の持続性が悪化する。
a成分、b成分、及びc成分の和[a+b+c]は、液体洗浄剤組成物全量に対し1〜30質量%であり、好ましくは2〜25質量%、より好ましくは4〜20質量%である。[a+b+c]が30質量%を超えると、コスト的に不利であるばかりでなく、洗浄液の粘度が上昇し吐出性が悪化する懸念がある。また、[a+b+c]が1質量%未満の場合、洗浄時の泡の持続性及びクレンジング力において不十分である。
a成分とc成分の質量比[a/c]は、1/8〜40/1であり、好ましくは1/1〜20/1、より好ましくは4/1〜16/1である。[ a/c]が40/1を超えると、洗浄時の泡の持続性及びクレンジング力が不十分である。一方、[a/c]が1/8未満では、洗浄時の泡の持続性及び洗浄後のうるおい感が不十分である。
a成分は、親水性部位であるポリエチレングリコール鎖の分子量が大きいため、泡膜中の水の粘度を高め、破泡の原因となる排液を抑制する特性を有し、c成分は、動的表面張力、つまり新しく形成された気−液界面に素早く吸着する能力に優れる。よって、a成分、b成分、及びc成分を、上記比率で組み合わせることで、洗浄時の泡の持続性を相乗的に高め、良好なクレンジング効果を発揮し、洗浄後のうるおい感を付与することができる。
さらに、本発明の洗浄剤組成物には、発明の効果を損なわない範囲でその他の成分を添加することができ、その他任意成分としては、例えば、植物油脂、動物油脂等の油脂類;スクワラン、流動パラフィン、水添ポリイソブテン等の炭化水素油;
セチルアルコール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類、環状シリコーン、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン等のシリコーン類; パルミチン酸2−エチルヘキシル、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸イソプロプル等のエステル油; 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ココイルアルギニンエチルPCA等のカチオン性界面活性剤; ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、α‐オレフィンスルホン酸塩、脂肪酸石鹸等の(c)成分以外の陰イオン性界面活性剤; アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルイミノジ酢酸塩等の両性界面活性剤; ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル等のa成分及びb成分以外の非イオン性界面活性剤; エタノール、プロピレングリコール、グリセリンなどの溶剤; クエン酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩などのpH調整剤、トコフェロールなどの抗酸化剤、多糖類、アミノ酸、ペプチド、防腐剤、香料、着色剤などを適宜配合することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物のpH値は、特に限定されるものではないが、25℃、原液で好ましくは4.5〜8.0、より好ましくは5.0〜7.5、さらに好ましくは5.5〜7.0である。pHが中性から大きく外れると、a成分の加水分解が懸念される。
本発明における液体洗浄剤組成物の製剤態様は、特に限定されるものではないが、液体洗浄剤組成物を泡状に吐出させるフォーマー容器充填用洗浄剤として好適である。フォーマー容器としては、例えば、ノンガス型の泡吐出容器が挙げられる。前記ノンガス型の泡吐出容器としては、液体洗浄剤組成物を空気と混合して発泡状態で吐出できるものであれば特に限定されず、例えば、ボトル胴部を手で圧搾することによって泡を吐出できるスクイズフォーマー容器、ノズル部を押し下げることによって泡を吐出できるポンプフォーマー容器等が挙げられ、目的に応じて適宜選択することができる。ただし、最終製剤に粘度が必要とされないものであれば、そのまま使用しても構わない。
本発明の液体洗浄組成物は、化粧落とし用のクレンジング料のほか、ボディシャンプー、ハンドソープ、毛髪用シャンプー等として利用することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。
<泡状クレンジング料の調製>
表1及び表2に示した実施例1〜5及び比較例1〜14の各原料をビーカーに全て投入し、60℃のウォーターバスで加温しながら、プロペラを使って1時間攪拌した。溶解確認後、40℃以下に冷却してクレンジング料を得た。調製したクレンジング料をポンプフォーマー容器に充填し、下記の評価に用いた。
表1及び表2中の数字は、質量%を示す。
<泡状クレンジング料の評価>
専門パネラー20名による使用感テストを行った。調製した泡状クレンジングの3プッシュ(約30mL)を手に取ってメイクを落としてもらい、1)洗浄時の泡の持続性、2)クレンジング力、3)洗浄後のうるおい感について、パネラー各人が下記絶対評価にて4段階に評価し評点とつけた。そして、評点の合計からAA〜Cの4段階評価を行い、AA及びAを合格とした。
1)洗浄時の泡の持続性
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : 吐出直後のキメ細かい泡質が洗浄中も持続するばかりでなく、洗浄中にマッサージするたびに泡のクリーミィ性や弾力性が高まる。
2 : 吐出直後のキメ細かい泡質が洗浄時も持続する。
1 : 吐出直後のキメ細かい泡質が洗浄中に低下する。
0 : 塗付直後の泡質が粗い、又は洗浄中の泡質の低下が著しい。
<評点の合計による4段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜49点
B : 評点の合計が30〜39点
C : 評点の合計が30点未満
2)クレンジング力
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : メイクの落ちが非常に良く、十分なクレンジング効果を実感できる。
2 : メイクの落ちが良く、クレンジング効果を実感できる。
1 : メイクの落ちがあまり良くなく、クレンジング効果をあまり実感できない。
0 : メイクがほとんど落ちず、クレンジング効果を全く実感できない。
<評点の合計による4段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜49点
B : 評点の合計が30〜39点
C : 評点の合計が30点未満
3)洗浄後のうるおい感
<絶対評価基準>
(評点) : (評価)
3 : すすぎ後に十分なうるおい感を実感できる。
2 : すすぎ後にうるおい感を実感できる。
1 : すすぎ後にうるおい感を実感できない。
0 : すすぎ後にうるおい感を実感できないばかりでなく、洗浄後の肌につっぱり感、ヒリヒリ感、ぬめり感など不快な感触がある。
<評点の合計による4段階評価>
AA : 評点の合計が50〜60点
A : 評点の合計が40〜49点
B : 評点の合計が30〜39点
C : 評点の合計が30点未満
4)低温安定性
調製した泡状クレンジング料50gを50mLのスクリュー管に充填し、密閉した後、5℃の恒温槽で1ヶ月間保存した。試験後の試料の性状を確認し、以下の基準で評価を行った。
○ ; 試料の外観に変化が確認されない。
× ; 沈殿の発生や固化など、試料の外観に変化が確認される。
結果を表1及び表2に示す。
実施例のクレンジング料は、全ての評価項目において、良い評価であったのに対し、比較例のクレンジング料は、少なくとも1項目以上で評価が劣るものであった。
Figure 2013095898
Figure 2013095898
(実施例6)
配合率(質量%)
(a)モノラウリン酸POE(80)ソルビタン 10.0
(b)モノ脂肪酸ジエタノールアミド 2.0
(c)ココイルメチルタウリンNa 1.0
(その他成分)
ラウリン酸BG 0.3
ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン 0.5
デシルグルコシド 0.4
1,3−BG 8.0
ソルビトール 2.0
クエン酸 0.05
クエン酸Na 0.95
アスコルビルグルコシド 0.1
エチドロン酸4Na 0.05
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体 0.08
水(イオン交換水) 残部
(実施例7)
配合率(質量%)
(a)モノラウリン酸POE(80)ソルビタン 10.0
(b)モノラウリン酸スクロース 2.0
(c)ココイルメチル−β−アラニンNa 1.0
(その他成分)
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)0.1
2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 0.5
ラウリン酸ポリグリセリル−10 0.4
ポリグリセリル−4−ラウリルエーテル 0.1
イソペンチルジオール 6.0
エタノール 4.0
エチレンジアミン四酢酸二Na 0.1
リンゴ酸Na 0.2
トコフェロール 0.05
アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
0.3
水(イオン交換水) 残部
実施例6及び7の洗浄剤は、キメ細かい泡が洗浄時も持続し、クレンジング力及び洗浄後のうるおい感が良好で、さらに低温安定性にも優れていた。

Claims (1)

  1. 下記成分(a)、(b)、(c)、及び(d)を含有する液体洗浄剤組成物であって、
    液体洗浄剤組成物全量に対する成分(a)の含有量が0.5〜20質量%、成分(b)の含有量が0.3〜8質量%、成分(c)の含有量が0.2〜4質量%であり、成分(a)、(b)、及び(c)の含有量の和[a+b+c]が1〜30質量%で、成分(a)と(c)の質量比[a/c]が1/8〜40/1である、液体洗浄剤組成物。
    (a) エチレンオキシドの平均付加モル数が60〜100モルであるポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル
    (b) 式(I)で示される非イオン性界面活性剤
    RCOX (I)
    (式中、RCOは炭素数8〜16のアシル基、Xはジエタノールアミン及び/又はN−メチルエタノールアミンから選ばれる1種類以上のアミン化合物の窒素原子に結合した水素原子を1つ除いた残基、又は二糖類の1つの水酸基から水素原子を除いた残基である。)
    (c) アシル基の炭素数が8〜14であるアシルアミノ酸型陰イオン性界面活性剤
    (d) 水
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