JP6698918B1 - 頭髪用液体洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高級脂肪酸塩を主体としながら泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の点で所望の効果を備える頭髪用洗浄組成物を提供する。【解決手段】次の構成を有する頭髪用液体洗浄組成物:(A)炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を含有し、その含有量が4.5〜9質量%、(B)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、その含有量が0.3〜10質量%、(C)アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、その含有量が4.5〜8質量%、(D)ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーを含有し、その含有量が0.2〜0.75質量%。【選択図】なし

Description

本発明は、頭髪用液体洗浄組成物に関する。
従来、高級脂肪酸塩を主体とするシャンプーが知られており、これは、石鹸シャンプーとして呼ばれることがある。
しかし、高級脂肪酸塩を主体とするシャンプーは、例えば、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウム等の金属塩によりスカムを形成する性質があり、スカムはすすぎ時のきしみ、これによる指通りの悪さの原因になる。
また、高級脂肪酸塩は様々な洗浄料に使用されているが、例えば、特許文献1には、高級脂肪酸塩には泡立ちが不十分であったり、低温での安定性が悪いといった欠点もあることが報告されており、これらの欠点の改善を図った洗浄料として、特定の結晶セルロースと、ポリクオタニウム−7と、炭素原子数8〜22の高級脂肪酸塩と、多価アルコールとを含有する皮膚洗浄料が記載されている。特許文献1には、該皮膚洗浄料によれば泡立ちに優れ、良好な経時安定性を示すといった利点が得られることが報告されている。
特開2014−221743号公報
本発明者らは、頭髪に使用される洗浄料は、泡立ち、泡もち、すすぎ時の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ての点で優れていることが望ましいことに着目した。そこで、本発明者らは、高級脂肪酸塩を主体とする頭髪用化粧料でありながらも、泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ての点で所望の効果を備える頭髪用洗浄組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を行ったところ、特定の液体組成物とすることにより、泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ての点で所望の効果が得られることを見出した。本発明は該知見に基づき更に検討を重ねた結果完成されたものであり、次に掲げるものである。
項1.次の構成(A)〜(D)を有する、頭髪用液体洗浄組成物:
(A)炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を含有し、該組成物中、その含有量が4.5〜9質量%であり、
(B)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で0.3〜10質量%であり、
(C)アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で4.5〜8質量%であり、
(D)ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーを含有し、該組成物中、その含有量が0.2〜0.75質量%である。
項2.前記構成(A)において炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩が、炭素数8〜22の脂肪酸カリウムである、項1に記載の頭髪用液体洗浄組成物。
項3.前記構成(B)においてポリグリセリンモノアルキルエーテルが、次の式(2)
−O−(CH−CHOH−CH−O)−H (2)
(式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、nは2以上の整数を示す。)
で表されるポリグリセリンモノアルキルエーテルである、項1または2に記載の頭髪用液体洗浄組成物。
項4.前記構成(B)においてポリグリセリン脂肪酸エステルが、平均重合度2以上のグリセリンと炭素数10〜18の脂肪酸とのエステルである、項1〜3のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
項5.前記構成(B)においてポリオキシエチレンアルキルエーテルが、次の式(4)
−O−(CH−CH−O)−H (4)
(式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、mは2以上の整数を示す。)
で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルである、項1〜4のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
項6.20℃でのpHが8〜10である、項1〜5のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
本発明によれば、泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ての点で優れた頭髪用液体洗浄組成物を提供することができる。
以下、本発明についてより詳細に説明する。
本発明は、次の構成(A)〜(D)を有する、頭髪用液体洗浄組成物を提供する。
(A)炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を含有し、該組成物中、その含有量が4.5〜9質量%であり、
(B)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で0.3〜10質量%であり、
(C)アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で4.5〜8質量%であり、
(D)ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーを含有し、該組成物中、その含有量が0.2〜0.75質量%である。
構成(A)
本組成物は、炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を、該組成物中、4.5〜9質量%含有する。炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩は、言い換えれば炭素数8〜22の脂肪酸のアルカリ金属塩である。ここで、炭素数8〜22の脂肪酸は、直鎖状、分岐鎖状を問わず、また、飽和、不飽和を問わない。炭素数8〜22の脂肪酸として、好ましくは炭素数8〜22の直鎖脂肪酸が例示される。
炭素数8〜22の脂肪酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、エライジン酸、バクセン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、リノレン酸、アラキジン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、ベヘン酸、ドコサヘキサエン酸等が例示される。また、このような脂肪酸を含むものとして、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、パームオレイン脂肪酸、パーム核脂肪酸等が例示され、これらを使用してもよい。
本発明を制限するものではないが、炭素数8〜22の脂肪酸は、好ましくは炭素数10〜20の脂肪酸、より好ましくは12〜18の脂肪酸が例示され、このような脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等が例示される。
これらの脂肪酸は、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。これらの脂肪酸は、好ましくは2種以上を任意に組み合わせて使用され、例えば2種以上、3種以上、4種以上を組み合わせて使用してもよく、例えば好ましくは2〜4種、2〜5種、3〜4種、3〜5種といった組み合わせ等が例示される。
炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩としては、例えば、炭素数8〜22の脂肪酸のナトリウム塩(炭素数8〜22の脂肪酸ナトリウム)、炭素数8〜22の脂肪酸のカリウム塩(炭素数8〜22の脂肪酸カリウム)等が例示され、より好ましくは炭素数8〜22の脂肪酸カリウムが例示される。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本組成物において、炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩は、炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩として配合してもよく、炭素数8〜22の脂肪酸と水酸化ナトリウム、水酸化カリウムといったアルカリ剤とを配合して炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を形成させてもよい。
本組成物中、炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩の含有量は4.5〜9質量%であり、より好ましくは5〜9質量%、更に好ましくは5.4〜9質量%が例示される。
構成(B)
本組成物は、ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を、該組成物中、その合計量で0.3〜10質量%含有する。
ポリグリセリンモノアルキルエーテル
ポリグリセリンモノアルキルエーテルは、次の式(1)
−O−(C−H (1)
(式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、nは2以上の整数を示す。)
で表される。
また、該式(1)に示すポリグリセリンモノアルキルエーテルは、次の式(2)、式(3)のいずれであってもよい。式(2)及び式(3)においてR、nは前述の通りである。
−O−(CH−CHOH−CH−O)−H (2)
−O−(CH(CHOH)−CH−O)−H (3)
本組成物において、好ましいポリグリセリンモノアルキルエーテルとして、式(2)で表されるものが例示される。
前記式のRにおいて、すなわち、前記式(1)〜(3)のそれぞれのRにおいて、直鎖状または分岐鎖状アルキル基として、好ましくは炭素数8〜18の直鎖状または分岐鎖状アルキル基、より好ましくは炭素数12〜18の直鎖状または分岐鎖状アルキル基が例示される。これらにおいて、Rはより好ましくは直鎖状アルキル基が例示される。
このような直鎖状または分岐鎖状アルキル基として、本発明を制限するものではないが、より好ましくはオクチル基、デシル基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基、イソステアリル基等が例示される。
前記式のRにおいて、直鎖状または分岐鎖状アルケニル基として、好ましくは炭素数16〜18の直鎖状または分岐鎖状アルケニル基が例示される。
このような直鎖状または分岐鎖状アルキル基として、本発明を制限するものではないが、より好ましくはパルミトオレイル基、オレイル基、エライジル基、パクセル基等が例示される。
前記式中、nは2以上の整数を示し、これはグリセリンの平均重合度を意味する。本発明を制限するものではないが、nとして、好ましくは2〜10の整数、より好ましくは4〜8の整数、更に好ましくは4〜6の整数が例示される。
このことから、好ましくは、前記式中、Rは、炭素数8〜18の直鎖状もしくは分岐状鎖アルキル基、または炭素数16〜18の直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、nは2〜10の整数を示すものが例示される。
ポリグリセリンモノアルキルエーテルの具体例として、本発明を制限するものではないが、テトラグリセリンモノオクチルエーテル、テトラグリセリンモノデシルエーテル、テトラグリセリンモノラウリルエーテル(テトラグリセリンモノドデシルエーテル)、テトラグリセリンモノミリスチルエーテル、ヘキサグリセリンモノオクチルエーテル、ヘキサグリセリンモノデシルエーテル、ヘキサグリセリンモノラウリルエーテル、ヘキサグリセリンモノミリスチルエーテル、オクタグリセリンモノオクチルエーテル、オクタグリセリンモノデシルエーテル、オクタグリセリンモノラウリルエーテル、オクタグリセリンモノミリスチルエーテル、デカグリセリンモノオクチルエーテル、デカグリセリンモノデシルエーテル、デカグリセリンモノラウリルエーテル、デカグリセリンモノミリスチルエーテル等が例示される。
ポリグリセリンモノアルキルエーテルとして、好ましくはテトラグリセリンモノラウリルエーテル、ヘキサグリセリンモノミリスチルエーテル等が例示される。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
ポリグリセリン脂肪酸エステル
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、平均重合度が2以上のグリセリンと脂肪酸とのエステルである。
本発明を制限するものではないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリンの平均重合度は、より好ましくは2〜10の整数、更に好ましくは4〜10の整数が例示される。
本発明を制限するものではないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数は、好ましくは10〜18、より好ましくは12〜18が例示される。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸は、直鎖状、分岐鎖状を問わず、また、飽和、不飽和を問わない。
このような脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、エレオステアリン酸、リノレン酸等が例示される。脂肪酸として、より好ましくはラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等が例示される。脂肪酸は、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本発明を制限するものではないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルとして、より好ましくは平均重合度2以上(整数)のグリセリンと炭素数10〜18の脂肪酸とのエステル、更に好ましくは平均重合度2以上(整数)のグリセリンと炭素数12〜18の脂肪酸とのエステル、更に好ましくは平均重合度2〜10(整数)のグリセリンと炭素数12〜18の脂肪酸とのエステル、特に好ましくは平均重合度4〜10(整数)のグリセリンと炭素数12〜18の脂肪酸とのエステルが例示される。
この限りにおいて、本発明を制限するものではないが、ポリグリセリン脂肪酸エステルとして、より好ましくはポリグリセリンモノ脂肪酸エステルが例示される。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの具体例として、本発明を制限するものではないが、モノラウリン酸テトラグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、モノオレイン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノイソステアリン酸ヘキサグリセリル、モノラウリン酸デカグリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、モノイソステアリン酸デカグリセリル、オレイン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル、トリオレイン酸デカグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル等が例示される。
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、次の式(4)
−O−(CH−CH−O)−H (4)
(式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、mは2以上の整数を示す。)
で表される。
式(4)のRにおいて、直鎖状または分岐鎖状アルキル基として、好ましくは炭素数12〜22の直鎖状または分岐鎖状アルキル基、より好ましくは炭素数12〜18の直鎖状または分岐鎖状アルキル基が例示される。
このような直鎖状または分岐鎖状アルキル基として、本発明を制限するものではないが、より好ましくはラウリル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニル基等が例示される。
式(4)のRにおいて、直鎖状または分岐鎖状アルケニル基として、より好ましくは炭素数18の直鎖状アルケニル基が例示され、このようなアルケニル基としてオレイル基等が例示される。
式(4)中、mは2以上の整数を示し、これは酸化エチレンの平均付加モル数を意味する。本発明を制限するものではないが、mとして、より好ましくは2〜50の整数、更に好ましくは2〜40の整数、特に好ましくは2〜30の整数が例示される。
このことから、好ましくは、式(4)中、Rは、炭素数12〜22の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または炭素数18の直鎖状アルケニル基を示し、mは2〜50の整数を示すものが例示される。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルの具体例として、本発明を制限するものではないが、酸化エチレンの平均付加モル数が2〜50の、ポリオキシエチレン(POE)ラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEイソセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEイソステアリルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEオレイルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEアルキル(12−14)エーテル等が例示される。
また、ポリオキシエチレンアルキルエーテルの具体例として、本発明を制限するものではないが、ポリオキシエチレン(POE)(2)ラウリルエーテル、POE(4)ラウリルエーテル、POE(9)ラウリルエーテル、POE(21)ラウリルエーテル、POE(25)ラウリルエーテル、POE(7)セチルエーテル、POE(10)セチルエーテル、POE(15)セチルエーテル、POE(30)セチルエーテル、POE(40)セチルエーテル、POE(10)イソセチルエーテル、POE(4)ステアリルエーテル、POE(10)イソステアリルエーテル、POE(16)オクチルドデシルエーテル、POE(10)オレイルエーテル、POE(50)オレイルエーテル、POE(10)ベヘニルエーテル、POE(7)アルキル(12−14)エーテル等が例示される。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルは、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよく、本組成物中、含有量はその合計量で0.3〜10質量%であり、より好ましくは1〜10質量%が例示される。
構成(C)
本組成物は、アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を、該組成物中、その合計量で4.5〜8質量%含有する。
アミドベタイン型両性界面活性剤は、本発明を制限するものではないが、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(コカミドプロピルベタイン)、ラウリン酸アミドプロピルベタイン(ラウラミドプロピルベタイン)、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン、(カプリル/カプラミド)プロピルベタイン等が例示される。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
アルキルベタイン型両性界面活性剤は、本発明を制限するものではないが、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン、ヒドロキシアルキル(C12−14)ヒドロキシエチルサルコシン等が例示される。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
アミドアミンオキシド型両性界面活性剤は、本発明を制限するものではないが、ラウラミドプロピルアミンオキシド等が例示される。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよく、本組成物中、含有量は、その合計量で4.5〜8質量%である。
構成(D)
本組成物は、ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーを、該組成物中、0.2〜0.75質量%含有する。
ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーは、公知の成分であり、本発明を制限するものではないが、ポリクオタニウム−22、ポリクオタニウム−39、ポリクオタニウム−47、ポリクオタニウム−48、ポリクオタニウム−49、ポリクオタニウム−50、ポリクオタニウム−53等が例示される。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本組成物中、ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーの含有量は0.2〜0.75質量%であり、より好ましくは0.2〜0.65質量%、更に好ましくは0.2〜0.55質量%が例示される。
このように、該頭髪用液体洗浄組成物は、前記構成(A)〜(D)を備えることを特徴とする。
本組成物は、本発明の効果を妨げないことを限度として、薬学的または香粧学に許容可能な任意の他の成分を含有してもよい。これらは、目的等に応じて適宜選択すればよく、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよく、その配合量も適宜決定すればよい。
他の成分の一例として水が挙げられる。水は、一般に頭皮に適用される組成物(所謂、頭髪用シャンプー等)に使用される程度の純度や精製度であれば制限されず、イオン交換水、蒸留水、水道水、地下水等が例示される。本組成物が水を含有する場合、本組成物中、水の含有量は好ましくは70〜80質量%、より好ましくは72〜77質量%が例示される。
また、他の成分の一例として、本発明の効果を妨げないことを限度として、通常の頭髪用洗浄料、特に頭髪用液体洗浄料に使用可能な各種成分が挙げられる。該成分として、保湿成分、抗炎症成分、清涼化剤、コンディショニング剤、香料、着色料、酸化防止剤、防腐剤、増粘剤、pH調整剤、染料、酵素、動物・植物抽出物等の天然抽出物、キレート剤、前記構成(A)〜(D)には該当しない界面活性剤等が例示される。これらは、目的等に応じて適宜選択すればよく、1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよく、その配合量も適宜決定すればよい。
本組成物は、本分野において従来公知の方法に従い、前記構成(A)〜(D)に記載する成分を前記含有量で及び必要に応じて任意の他の成分を混合して、製造することができる。
本組成物は、頭髪用液体洗浄組成物であり、所謂、頭髪用シャンプーとして使用されることから、その適用対象は頭髪及び頭皮である。本組成物は、従来公知の頭髪用シャンプーと同様にして頭髪や頭皮に適用することができ、これらを洗浄することができる。
本組成物のpHは、頭髪用洗浄料として頭髪や頭皮に適用可能なpHを備えている限り、その値は制限されない。本発明を制限するものではないが、本組成物のpHとして、20℃でpH8〜10が例示され、より好ましくはpH8.5〜9.5が例示される。pHは、20℃の本組成物を、pHメーター(型番D−71、HORIBA社製)を用いて測定した値である。
本組成物を頭髪や頭皮に適用する量や回数は、特に制限されず、従来公知の頭髪用シャンプーと同様にして使用すればよい。
本発明によれば、泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ての点で優れた頭髪用液体洗浄組成物を提供することができる。
以下、実施例を示して本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
組成物の調製
表1〜3に示す組成に従い各成分を混合し、均一に撹拌して、それぞれの頭髪用液体洗浄組成物を調製した(実施例1〜24及び比較例1〜11)。
各組成物において、20℃の組成物におけるpHを測定した。各表に示す通り、その値はいずれもpH8〜10の範囲内であった。測定にはpHメータ(型番D−71、HORIBA社製)を使用した。
評価手順
調製した各組成物について、次の手順に従って泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつき、0℃での安定性(低温安定性)を評価した。より具体的には、次の通りに評価した。
各組成物0.5gを用いて人毛束(長さ:30cm、太さ:1.5cm、重量:13g)を洗浄した際の泡立ち、泡もち、髪をすすぐ際の指通り、すすぎ後のぬるつきについて、以下の基準で評価した。なお、これらの評価、また、低温安定性の評価は3名の専門パネラーによる協議結果に基づいた。
泡立ち
38℃の水(水道水)で泡立てた時に、いかに早くかつ大きな泡になるかを目視で観察し、次の基準に従い評価した。この際、38℃の水で十分に濡らした人毛束の両端を手で握り、合計20回、人毛束を拳の上で(両方の掌で挟みながら)回し泡立てた。
◎:10周するまでに毛束全体に2cm以上の嵩の泡が立った。
〇:泡立て終わった時点(20周)で毛束全体に2cm程度の嵩の泡が立った。
×:泡立て終わった時点で毛束全体に泡が立っていない、または1cm以下の嵩の泡しか立たかった。
泡もち
時間とともに変化する泡の大きさの維持力を次の基準に従い評価した。この際、泡立ちの評価手順と同様に20回まわして泡立てた後、15秒静置させて泡の外観を目視で観察した。
◎:静置15秒後も破泡が見られなかった。
〇:少なくとも10秒間は破泡が見られなかった。
×:10秒以内に破泡が見られた。
すすぎ時の指通り
人毛束を38℃の水ですすぐ際の毛束表面の滑り性を次の基準に従い評価した。この際、泡立ちの評価手順と同様に20回まわして泡立てた後、人毛束の片端を片手でつまんで束全体を流水にあて、もう一方の手の指で、該片端からもう一方の片端にむけてこすることにより(すなわち、束の上から下方向へこすることにより)20回程度すすいだ。
◎:すすぎ時に指にひっかかりがなく、なめらかでああった。
〇:すすぎ時に指にやや引っかかりを感じた。
×:すすぎ時に明らかな引っ掛かりを感じた。
すすぎ後のぬるつき
前述と同様にして人毛束を38℃の水ですすぎ終わった後、手や髪にぬるつきが残っていないかについて、次の基準に従い評価した。
◎:ぬるつかなかった。
〇:少しぬるつきを感じた。
×:かなりぬるつきを感じた。
低温安定性
0℃における安定性(低温安定性)は、前記組成物45gを50mLのガラススクリュー瓶(透明)に取り、蓋をして、0℃に設定した恒温槽内に2カ月間静置し、外観上の変化の有無を目視にて観察し、白濁が生じたり沈殿物が発生するといった変化がないかどうかについて評価した。なお、保存前の組成物はいずれも無色透明であった。
〇:変化がなかった。
×:変化があった。
結果
結果を表1〜3に示す。
Figure 0006698918
Figure 0006698918
Figure 0006698918
表1〜3から明らかなように、実施例1〜24の組成物は、泡立ち、泡もち、すすぎ時の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性のいずれにおいても評価が◎か○であった。このことから、実施例1〜24の組成物は、泡立ち、泡もち、すすぎ時の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の全ておいて良好な頭髪用液体洗浄組成物として有用であること分かった。
これに対して、実施例1〜24とは異なって、例えば、成分(A)〜(D)のいずれかを含有しない、または、成分の含有量が異なる比較例1〜11の組成物は、泡立ち、泡もち、すすぎ時の指通り、すすぎ後のぬるつき、低温安定性の少なくともいずれかの点で評価結果が×であり、実施例1〜24の組成物と比較して、頭髪用液体洗浄組成物として劣っていた。

Claims (6)

  1. 次の構成(A)〜(D)を有する、頭髪用液体洗浄組成物:
    (A)炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩を含有し、該組成物中、その含有量が4.5〜9質量%であり、
    (B)ポリグリセリンモノアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で0.3〜10質量%であり、
    (C)アミドベタイン型両性界面活性剤、アルキルベタイン型両性界面活性剤及びアミドアミンオキシド型両性界面活性剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、該組成物中、その含有量が合計量で4.5〜8質量%であり、
    (D)ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーを含有し、ここで、該ポリクオタニウム化合物である両性ポリマーは、ポリクオタニウム−48、ポリクオタニウム−49及びポリクオタニウム−50からなる群より選択される少なくとも1種であり、該組成物中、その含有量が0.2〜0.75質量%である。
  2. 前記構成(A)において炭素数8〜22の脂肪酸アルカリ金属塩が、炭素数8〜22の脂肪酸カリウムである、請求項1に記載の頭髪用液体洗浄組成物。
  3. 前記構成(B)においてポリグリセリンモノアルキルエーテルが、次の式(2)
    −O−(CH−CHOH−CH−O)−H (2)
    (式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、nは2以上の整数を示す。)
    で表されるポリグリセリンモノアルキルエーテルである、請求項1または2に記載の頭髪用液体洗浄組成物。
  4. 前記構成(B)においてポリグリセリン脂肪酸エステルが、平均重合度2以上のグリセリンと炭素数10〜18の脂肪酸とのエステルである、請求項1〜3のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
  5. 前記構成(B)においてポリオキシエチレンアルキルエーテルが、次の式(4)
    −O−(CH−CH−O)−H (4)
    (式中、Rは、直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、または直鎖状もしくは分岐鎖状アルケニル基を示し、mは2以上の整数を示す。)
    で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルである、請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
  6. 20℃でのpHが8〜10である、請求項1〜5のいずれかに記載の頭髪用液体洗浄組成物。
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