JP2013091823A - 摺動部品 - Google Patents
摺動部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013091823A JP2013091823A JP2011233461A JP2011233461A JP2013091823A JP 2013091823 A JP2013091823 A JP 2013091823A JP 2011233461 A JP2011233461 A JP 2011233461A JP 2011233461 A JP2011233461 A JP 2011233461A JP 2013091823 A JP2013091823 A JP 2013091823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- boron
- carbon
- sliding
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明に係る摺動部品は、無潤滑または境界潤滑環境下で使用される摺動部品であり、前記摺動部品を構成する基材の摺動面に非晶質硬質皮膜が形成された摺動部品であって、前記非晶質硬質皮膜は、硼素、炭素、窒素および酸素を少なくとも含有し、前記硼素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子%とした場合に、前記炭素の含有率が12原子%以上であり、前記窒素の含有率が10原子%以上であり、前記硼素の含有率が前記炭素および前記窒素のそれぞれの含有率よりも高く、前記酸素の含有率が5原子%以上12原子%以下であり、前記非晶質硬質皮膜の厚さが0.08μm以上10μm以下であることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
(i)前記非晶質硬質皮膜は、前記硼素の一部で該硼素の代わりに珪素が含有されている。言い換えると、前記非晶質硬質皮膜は、硼素、珪素、炭素、窒素および酸素を少なくとも含有し、前記硼素、前記珪素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子%とした場合に、前記炭素の含有率が12原子%以上であり、前記窒素の含有率が10原子%以上であり、前記硼素と前記珪素との合計含有率が前記炭素および前記窒素のそれぞれの含有率よりも高く、前記酸素の含有率が5原子%以上12原子%以下であり、前記非晶質硬質皮膜の厚さが0.08μm以上10μm以下である。
(ii)前記非晶質硬質皮膜は、非晶質の母相中に直径10 nm以下の結晶粒子が分散している微細構造を有する。
(iii)前記非晶質硬質皮膜は、前記硼素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子部とした場合に、10原子部以下の水素および8原子部以下のアルゴンを更に含有する。なお、前記硼素の一部で該硼素の代わりに珪素が含有されている場合は、前記硼素、前記珪素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子部とする。
(iv)前記摺動部品は、前記非晶質硬質皮膜と前記基材との間に複数の中間層が介在し、前記複数の中間層は、前記基材の直上に形成され珪素、クロム、チタンおよびタングステンから選ばれる1種以上の元素からなる第1中間層と、前記第1中間層の直上に形成され前記第1中間層の元素と前記非晶質硬質皮膜を構成する元素とからなる第2中間層とを備え、前記第2中間層は、前記第1中間層の元素の含有率が漸減するとともに前記非晶質硬質皮膜を構成する元素の含有率が漸増する。
(v)前記摺動部品は、内燃機関内に配されるバルブリフタ、アジャスティングシム、カム、カムシャフト、ロッカーアーム、タペット、ピストン、ピストンピン、ピストンリング、タイミングギア、タイミングチェーン、および燃料供給システム内に配されるインジェクタ、プランジャ、シリンダ、カム、ベーンのいずれかである。
(vi)前記摺動部品の製造方法であって、前記非晶質硬質皮膜の形成は、非平衡マグネトロンスパッタ装置を用いた反応性スパッタ法によって前記基材の摺動面に対して行われ、硼素成分および炭素成分の供給源として炭化硼素ターゲットを少なくとも用い、窒素成分および酸素成分の供給源として窒素と酸素とを少なくとも含む混合ガスを用いる。
本発明に係る摺動部品の摺動面に形成される硬質皮膜は、非晶質窒化硼化炭素の皮膜をベースとし、制御された量の酸素を含有している。非晶質窒化硼化炭素は、硼素と窒素と炭素との結合が非晶質炭素における炭素同士の結合と同じ形態をとる特徴があり、sp2結合およびsp3結合を同時に含んだ非晶質構造を形成する。
前述したように、本発明に係る摺動部品の摺動面に形成される硬質皮膜は、その成分として、硼素、炭素、窒素および酸素を少なくとも含有する。硼素、炭素、窒素および酸素の合計を100原子%とした場合に、炭素の含有率が12原子%以上であり、窒素の含有率が10原子%以上であり、硼素の含有率が炭素および窒素のそれぞれの含有率よりも高く、酸素の含有率が5原子%以上12原子%以下である。
本発明において、非晶質硬質皮膜を形成する基材に特段の限定はないが、耐久性などを考慮すると、例えば鉄鋼材、アルミ材、エンジニアリングプラスチック、およびセラミックスを好適に使用できる。また、基材に鉄鋼材を用いる場合、皮膜密着性を高めるために硬質の鉄鋼材を用いることが好ましいが、軟質の鉄鋼材の表面に窒化、浸炭、炭窒化などの表面処理を施して硬化させたものでもよい。なお、基材の表面粗さが形成する皮膜厚さの1/10よりも大きいと低摩擦効果を十分に発揮できないため、基材表面は予め仕上げ加工(例えば、平均表面粗さRaが0.1μm以下)を施しておくことが望ましい。
図1は、本発明に係る摺動部品の1例の断面模式図と該断面における組成分布のイメージ図である。図1に示したように、本発明に係る摺動部品1は、基材2の摺動面に非晶質硬質皮膜3が形成されている。非晶質硬質皮膜3は、基材2上に直接成膜されてもよいが、基材2との密着性を向上させるために中間層4を設けた構造にすることはより好ましい。
本発明に係る摺動部品は、無潤滑または境界潤滑環境下(一時的に無潤滑または境界潤滑の状態になる場合(例えば、コールドスタート時)を含む)で使用されるものに好適である。例えば、内燃機関内に配される摺動部品としては、バルブリフタ、アジャスティングシム、カム、カムシャフト、ロッカーアーム、タペット、ピストン、ピストンピン、ピストンリング、タイミングギア、およびタイミングチェーン等が挙げられる。また、燃料供給システム内に配される摺動部品としては、インジェクタ、プランジャ、シリンダ、カム、ベーン等が挙げられる。ただし、本発明はこれらに限定されるものではなく、他の摺動部品へも広く適用可能である。
本発明の非晶質硬質皮膜は高融点の材料であり、通常の熱処理(例えば、電気炉)を利用して基材上に形成しようとすると、基材に対する悪影響が懸念される。そのため、低温で高エネルギーを実現できるプラズマを利用した製造方法が好ましい。
非平衡マグネトロンスパッタ装置内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、クロムターゲット、炭化硼素ターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながらクロムターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。引き続いて、炭化硼素ターゲットに電力を追加投入し、窒素ガスと酸素ガスとを追加流入させて第2中間層(厚さ0.5μm)を成膜した。第2中間層の成膜では、クロム濃度が漸減するとともに炭素濃度と硼素濃度とが漸増するようにターゲット電力とガス流量とを調整した。その後、クロムターゲットの電力を遮断し、アルゴンガスと窒素ガスと酸素ガスとを継続流入させながら炭化硼素ターゲットに電力を継続投入して実施例1の非晶質BCNO皮膜(厚さ1.7μm)を成膜した。
非平衡マグネトロンスパッタ装置を用い、グライファイトターゲットを加え、実施例1と同様の手順によって実施例2〜5および比較例1〜7を作製した。このとき、ターゲット投入電力、ガス流量、および成膜時間をそれぞれ調整し、異なる組成や膜厚を有する非晶質BCNO皮膜を成膜した。得られたBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。各皮膜の性状を表1に示す。
高出力パルススパッタ装置(ハウザーテクノコーティングB.V.社)内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、クロムターゲット、炭化硼素ターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながらクロムターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。その後、クロムターゲットの電力を遮断し、アルゴンガスと窒素ガスと酸素ガスとを流入させながら炭化硼素ターゲットに電力を投入して酸素濃度が実施例7の非晶質BCNO皮膜(厚さ1.7μm)を成膜した。第2中間層は形成しなかった。得られたBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。実施例7の性状を表1に示す。
非平衡マグネトロンスパッタ装置内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、珪素ターゲット、グライファイトターゲット、炭化硼素ターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながら珪素ターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。引き続いて、グライファイトターゲットと炭化硼素ターゲットとに電力を追加投入し、窒素ガスと酸素ガスとを追加流入させて第2中間層(厚さ0.5μm)を成膜した。第2中間層の成膜では、珪素濃度が漸減するとともに炭素濃度と硼素濃度とが漸増するようにターゲット電力とガス流量とを調整した。その後、アルゴンガスと窒素ガスと酸素ガスとを継続流入させながら珪素ターゲットとグライファイトターゲットと炭化硼素ターゲットとに電力を継続投入して実施例8の非晶質SiBCNO皮膜(厚さ1.9μm)を成膜した。得られたSiBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。実施例8の性状を表1に示す。
非平衡マグネトロンスパッタ装置を用い、実施例8と同様の手順によって実施例9〜10および比較例8〜12を作製した。このとき、ターゲット投入電力、ガス流量、および成膜時間をそれぞれ調整し、異なる組成や膜厚を有する非晶質SiBCNO皮膜を成膜した。得られたSiBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。各皮膜の性状を表1に示す。
高出力パルススパッタ装置(ハウザーテクノコーティングB.V.社)内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、珪素ターゲット、珪素および炭化硼素の複合ターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながら珪素ターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。その後、珪素ターゲットの電力を遮断し、アルゴンガスと窒素ガスと酸素ガスとを流入させながら複合ターゲットに電力を投入して実施例11の非晶質SiBCNO皮膜(厚さ1.9μm)を成膜した。第2中間層は形成しなかった。得られたSiBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。実施例11の性状を表1に示す。
高出力パルススパッタ装置を用い、実施例11と同様の手順によって実施例12を作製した。このとき、ターゲット投入電力、ガス流量、および成膜時間をそれぞれ調整し、異なる組成や膜厚を有する非晶質SiBCNO皮膜を成膜した。得られたSiBCNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。実施例12の性状を表1に示す。
非平衡マグネトロンスパッタ装置内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、クロムターゲット、グライファイトターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながらクロムターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。引き続いて、グライファイトターゲットに電力を追加投入し、メタンガスを追加流入させて第2中間層(厚さ0.5μm)を成膜した。第2中間層の成膜では、クロム濃度が漸減するとともに炭素濃度が漸増するようにターゲット電力とガス流量とを調整した。その後、クロムターゲットの電力を遮断し、アルゴンガスとメタンガスとを継続流入させながらグラファイトターゲットに電力を継続投入して比較例13のDLC皮膜(厚さ1.8μm)を成膜した。得られたDLC皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。比較例13の性状を表1に示す。
非平衡マグネトロンスパッタ装置を用い、窒素ガスを追加流入させた以外は比較例13と同様の手順によって比較例14の非晶質窒化炭素皮膜(CN)を成膜した。得られたCN皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。比較例14の性状を表1に示す。
非平衡マグネトロンスパッタ装置内に、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)、クロムターゲット、窒化硼素(h-BN)ターゲットをセットした。アルゴンガスを流入させながらクロムターゲットに電力を投入して基材の表面に第1中間層(厚さ0.1μm)を成膜した。引き続いて、窒化硼素ターゲットに電力を追加投入し、メタンガスと酸素ガスとを追加流入させて第2中間層(厚さ0.5μm)を成膜した。第2中間層の成膜では、クロム濃度が漸減するとともに硼素濃度が漸増するようにターゲット電力とガス流量を調整した。その後、クロムターゲットの電力を遮断し、アルゴンガスとメタンガスと酸素ガスとを継続流入させながら窒化硼素ターゲットに電力を継続投入して比較例15のBNO皮膜(厚さ1.6μm)を成膜した。得られたBNO皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。比較例15の性状を表1に示す。
アークイオンプレーティング(AIP)装置を用い、基材(表面研磨した浸炭焼入れ鉄鋼)上に窒化チタン皮膜(TiN、厚さ2.0μm)を成膜した。得られたTiN皮膜の性状を実施例1と同様に調査した。比較例16の性状を表1に示す。
硬質皮膜を形成していない浸炭焼入れ鉄鋼を表面研摩し、基材のみの試験片(比較例17)を用意した。比較例17の性状を実施例1と同様に調査したところ、平均表面粗さはRa=0.02μmであり、浸炭表面の硬さはロックウェル硬度で58 HRcを示した。
成膜した各皮膜(実施例1〜12および比較例1〜16)に対して、透過型電子顕微鏡の電子線回折図形を用いて微細構造を解析した。その結果、比較例13以外の皮膜では、全て非晶質を示すハローパターンが見られ、非晶質を主体とする構造であることが確認された。一方、比較例13のTiN皮膜は、透過型電子顕微鏡の電子線回折において明瞭な回折パターンを示し、結晶質の皮膜であることが確認された。
前述したように、本発明は、境界潤滑または無潤滑環境下での使用において、DLCなどの従来の非晶質炭素皮膜と同等の低摩擦性を有し、従来の非晶質炭素皮膜よりも優れた耐摩耗性を有する皮膜が形成された摺動部品の提供を目的とする。そこで、作製した各種硬質皮膜を有する試験片を用いて摩擦摩耗の加速試験を行い、境界潤滑環境下および無潤滑環境下での摩擦係数と摩耗速度とを測定した。摩耗速度が小さいほど耐摩耗性が高いと見なすことができる。摩擦摩耗試験には松原式摩擦摩耗試験機(株式会社オリエンテック、型式:EFM-III)を用いた。
4…中間層、41…第1中間層、42…第2中間層、
10,20…摩擦摩耗試験装置、11…プレート試験片、12…リング試験片、
13…加熱用ヒータ、14…トルク測定用アーム、15…ロードセル、16…浴槽、
17…浸漬液、18…保温用オイル、21…ディスク試験片、22…ボール試験片。
Claims (7)
- 無潤滑または境界潤滑環境下で使用される摺動部品であり、前記摺動部品を構成する基材の摺動面に非晶質硬質皮膜が形成された摺動部品であって、
前記非晶質硬質皮膜は、硼素、炭素、窒素および酸素を少なくとも含有し、
前記硼素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子%とした場合に、
前記炭素の含有率が12原子%以上であり、
前記窒素の含有率が10原子%以上であり、
前記硼素の含有率が前記炭素および前記窒素のそれぞれの含有率よりも高く、
前記酸素の含有率が5〜12原子%であり、
前記非晶質硬質皮膜の厚さが0.08〜10μmであることを特徴とする摺動部品。 - 請求項1に記載の摺動部品において、
前記非晶質硬質皮膜は、前記硼素の一部で該硼素の代わりに珪素が含有されていることを特徴とする摺動部品。 - 請求項1または請求項2に記載の摺動部品において、
前記非晶質硬質皮膜は、非晶質の母相中に直径10 nm以下の結晶粒子が分散している微細構造を有することを特徴とする摺動部品。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の摺動部品において、
前記非晶質硬質皮膜は、前記硼素、前記炭素、前記窒素および前記酸素の合計を100原子部とした場合に、
10原子部以下の水素および8原子部以下のアルゴンを更に含有することを特徴とする摺動部品。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の摺動部品において、
前記摺動部品は、前記非晶質硬質皮膜と前記基材との間に複数の中間層が介在し、
前記複数の中間層は、前記基材の直上に形成され珪素、クロム、チタンおよびタングステンから選ばれる1種以上の元素からなる第1中間層と、前記第1中間層の直上に形成され前記第1中間層の元素と前記非晶質硬質皮膜を構成する元素とからなる第2中間層とを備え、
前記第2中間層は、前記第1中間層の元素の含有率が漸減するとともに前記非晶質硬質皮膜を構成する元素の含有率が漸増することを特徴とする摺動部品。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の摺動部品において、
前記摺動部品は、内燃機関内に配されるバルブリフタ、アジャスティングシム、カム、カムシャフト、ロッカーアーム、タペット、ピストン、ピストンピン、ピストンリング、タイミングギア、タイミングチェーン、および燃料供給システム内に配されるインジェクタ、プランジャ、シリンダ、カム、ベーンのいずれかであることを特徴とする摺動部品。 - 請求項1に記載の摺動部品の製造方法であって、
前記非晶質硬質皮膜の形成は、非平衡マグネトロンスパッタ装置を用いた反応性スパッタ法によって前記基材の摺動面に対して行われ、
硼素成分および炭素成分の供給源として炭化硼素ターゲットを少なくとも用い、
窒素成分および酸素成分の供給源として窒素と酸素とを少なくとも含む混合ガスを用いることを特徴とする摺動部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011233461A JP2013091823A (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | 摺動部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011233461A JP2013091823A (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | 摺動部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013091823A true JP2013091823A (ja) | 2013-05-16 |
Family
ID=48615183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011233461A Pending JP2013091823A (ja) | 2011-10-25 | 2011-10-25 | 摺動部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013091823A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113699498A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-26 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种碳化VAlN硬质固体润滑涂层及其制备方法 |
CN113840940A (zh) * | 2019-04-17 | 2021-12-24 | 欧瑞康表面解决方案普费菲孔股份公司 | 工件支架装置、用于为工件涂层的方法和工件 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076275A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-03-23 | Kobe Steel Ltd | 積層体 |
JP2007126714A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 多層皮膜被覆部材及びその製造方法 |
JP2011012336A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 多層皮膜被覆部材およびその製造方法 |
JP2011052238A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 摺動部品 |
-
2011
- 2011-10-25 JP JP2011233461A patent/JP2013091823A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076275A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-03-23 | Kobe Steel Ltd | 積層体 |
JP2007126714A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 多層皮膜被覆部材及びその製造方法 |
JP2011012336A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 多層皮膜被覆部材およびその製造方法 |
JP2011052238A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Hitachi Tool Engineering Ltd | 摺動部品 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113840940A (zh) * | 2019-04-17 | 2021-12-24 | 欧瑞康表面解决方案普费菲孔股份公司 | 工件支架装置、用于为工件涂层的方法和工件 |
CN113840940B (zh) * | 2019-04-17 | 2024-05-17 | 欧瑞康表面解决方案普费菲孔股份公司 | 工件支架装置、用于为工件涂层的方法和工件 |
CN113699498A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-26 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种碳化VAlN硬质固体润滑涂层及其制备方法 |
CN113699498B (zh) * | 2021-08-20 | 2023-09-29 | 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 | 一种碳化VAlN硬质固体润滑涂层及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5669390B2 (ja) | 耐摩耗性コーティングならびにこのための製造法 | |
JP4400603B2 (ja) | 硬質炭素被膜を有する部材 | |
CN110770362B (zh) | 滑动构件及包覆膜 | |
JP6057911B2 (ja) | コーティングを施した摺動要素、特にピストンリング | |
EP2290119B1 (en) | Slide part | |
US20080076683A1 (en) | Slide member | |
WO2010021285A1 (ja) | 窒素含有非晶質炭素系皮膜、非晶質炭素系積層皮膜および摺動部材 | |
JP5141654B2 (ja) | 摺動部品 | |
JP2013528697A (ja) | コーティングを有するスライド要素、特に、ピストンリング、およびスライド要素を製造するプロセス | |
JP2006077328A (ja) | 耐摩耗性被覆及びその製造方法 | |
WO2017043022A1 (ja) | 摺動部材及びピストンリング | |
JP2008286354A (ja) | 摺動部材 | |
JP2003247060A (ja) | 非晶質炭素被膜の製造方法及び非晶質炭素被覆摺動部品 | |
WO2012140890A1 (ja) | 摺動部材 | |
WO2022073631A9 (en) | Hard carbon coatings with improved adhesion strength by means of hipims and method thereof | |
JP5418405B2 (ja) | 摺動部品の使用方法および該摺動部品を用いた摺動装置 | |
Yang et al. | The significantly enhanced mechanical and tribological performances of the dual plasma nitrided and PVD coated Ti6Al4V alloy | |
JP2013091823A (ja) | 摺動部品 | |
US9034461B2 (en) | Hard film sliding part and method of manufacturing the sliding part | |
WO2022203052A1 (ja) | 摺動部材、その製造方法及び被覆膜 | |
JP2006207691A (ja) | 硬質皮膜被覆摺動部材 | |
JP6938807B1 (ja) | 摺動部材及びピストンリング | |
JP2013108156A (ja) | 内燃機関用バルブ駆動系部材およびその使用方法 | |
US20210095224A1 (en) | Sub-stoichiometric metal nitrides | |
JP2006206960A (ja) | 硬質皮膜被覆摺動部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140610 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140909 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150331 |