JP2013088867A - 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】確実に、印刷に必要な時間が短い電子文書データを出力できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置として機能する画像形成装置は、次のようにして、印刷に要する時間が短いPDFデータ(電子文書データの一例)を出力する。すなわち、画像形成装置は、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数のPDFデータを生成する(S101)。生成した複数のPDFデータのそれぞれについて、そのPDFデータの構造を解析し、解析結果に基づいて、複数のPDFデータのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する(S102,S103)。画像形成装置は、算出した印刷時間を比較し(S104)、印刷時間が最短となる生成条件を判定する(S105)。画像形成装置は、判定した生成条件を適用することで、印刷時間が短いPDFデータを出力できる(S106)。
【選択図】図7

Description

この発明は、画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラムに関し、特に、画像データに基づいてPDF(Portable Document Format)形式などの電子文書データを出力する画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置(スキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンタなど)や画像読取装置などにおいて、画像データに基づいて、電子文書の電子文書データを生成し出力する画像処理装置が用いられている。電子文書データとしては、例えば、PDF形式のPDFファイルのデータがある。このような画像処理装置は、例えば、電子データの文書や用紙に記載されている文書を、スキャンして読み取ったり、データ受信したりすることで、その文書をPDF形式に変換し、PDFデータとしてユーザに提供する。
ここで、利用用途などによっては、画像処理装置により出力される電子文書データのファイルサイズを小さくすることが要求される場合がある。
電子文書データの生成機能について、一般的に、ユーザは、いくつかの生成条件を指定することができる。これにより、ユーザは、画質とファイルサイズとを鑑みて、例えばファイルサイズの小さい電子文書データを生成させることができる。例えばPDFデータを生成する際には、ユーザは、解像度やカラーモードに関する生成条件を指定することができる。具体的には、ユーザは、PDFファイルの解像度を600dpiから300dpiに下げたり、PDFファイルのカラーモードを、カラーではなく、グレースケールにしたりすることができる。
また、近年、さらに小さなデータサイズのPDFデータを作成するための技術として、例えば「コンパクトPDF」を生成する機能など、高圧縮形式のPDFデータを作成する機能が実用化されている。このような高圧縮形式のPDFデータを作成する機能では、PDFデータを構成する画像中の各オブジェクトを、その属性に対応して適切に圧縮することが行われる。これにより、ファイルサイズの小さなPDFデータを作成することが可能となる。
下記特許文献1には、統合対象の2つの文字領域について、統合後の領域の画素数に対する統合前の合計画素数の比が所定の閾値未満であるか否かに応じて実際に両領域を統合することで、PDFデータの印刷時間とファイルサイズとの間で均衡を図る画像処理装置が開示されている。
下記特許文献2には、原稿の読み取り時に1ページ分のスキャン画像に基づいてシングルページPDFファイルのデータを生成し、プリンタが、そのデータが入力された時点でそのページのプリント処理を開始することで、ファーストコピーアウトプットタイムを短縮するようにした画像形成装置が開示されている。
特開2007−318520号公報 特開2007−60505号公報
ところで、生成条件として上記のようなファイルサイズが小さくなりやすいものを選択して電子文書データを作成したり、高圧縮形式のPDFデータのようなファイルサイズが小さい電子文書データを作成したりした場合において、作成した電子文書データの印刷が行われるとき、その印刷に要する時間(印刷時間)が長くなる場合がある。すなわち、電子文書データの生成時において、画像形成装置の内部で固有に持つ条件(例えば、PDFファイルを構成するためのレイヤのサイズやオブジェクトの個数などの条件)に応じた電子文書データが生成される。印刷時間は、電子文書データの内容によって影響を受ける。例えば、電子文書データを構成するオブジェクトの個数が非常に多い場合など、電子文書データの構造によっては、印刷に向けて電子文書データを印刷用のデータに変換する過程において、長い演算時間が必要となる場合がある。このように長い演算時間が必要となると、印刷時間がユーザが意図しないほどの長さになることがあり、ユーザの利便性が低下することがある。換言すると、作成した電子文書データが、用途によっては扱いにくいものとなることがある。
これに対し、特許文献1に記載の画像処理装置では、閾値の設定次第で、印刷時間が短くなるようにしてPDFデータを出力できる。しかしながら、この画像処理装置では、PDFデータの構造によっては(例えばPDFデータに含まれるオブジェクトの数が多数である場合などには)、必ずしも印刷時間が短くならない可能性がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、確実に、印刷に必要な時間が短い電子文書データを出力できる画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置は、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成手段と、生成手段により生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析手段と、解析手段の解析結果に基づいて、複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出手段と、算出手段により算出された複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、複数の電子文書データのうち印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定手段と、判定手段により判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力手段とを備える。
好ましくは電子文書データは、PDF(Portable Document Format)形式のPDFデータである。
好ましくは算出手段は、複数の電子文書データのそれぞれについて、解析手段の解析結果に基づいて、電子文書データを構成する各オブジェクトの種類及びデータサイズに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、各オブジェクトの印刷用データへの変換に要する時間を算出し、各オブジェクトについて算出した変換に要する時間の合計時間を用いて、印刷時間の算出を行う。
好ましくは算出手段は、複数の電子文書データのそれぞれについて、さらに、解析手段の解析結果に基づいて、電子文書データを構成する各オブジェクトの形状情報を生成し、各オブジェクトの形状の生成結果に基づいて、各オブジェクト同士が互いに重なる重なり領域を判定し、重なり領域の判定結果に基づいて、電子文書データの印刷時に重なり領域について行われる所定の処理に要する時間を算出し、重なり領域について算出した所定の処理に要する時間の合計時間を算出し、変換に要する時間の合計時間と所定の処理に要する時間の合計時間とを加算して、印刷時間の算出を行う。
好ましくは算出手段は、複数の電子文書データのそれぞれについて、解析手段の解析結果に基づいて、印刷時に行われるのと同じように電子文書データの展開処理を行い、展開処理に要した処理時間をカウントし、処理時間のカウント結果に基づいて、電子文書データの印刷時間を算出する。
好ましくは算出手段は、印刷時にカラー画像データとして展開するべき内容をグレースケール画像データとして展開処理を行う。
好ましくは算出手段は、印刷時の解像度よりも低い解像度で展開処理を行う。
好ましくは画像処理装置は、ユーザから印刷速度を優先させた電子文書データを生成するか否かに関する指示を受け付ける受付手段と、受付手段による受け付けられた指示に基づいて、生成手段、解析手段、算出手段、判定手段、及び出力手段のうち少なくとも1つが行う処理を実行するか否かを切り替える切替手段とをさらに備える。
この発明の他の局面に従うと、画像読取装置は、原稿を画像データとして読み取る読取手段と、読取手段により読み取られた画像データを入力データとして、電子文書データの出力を行う上述のいずれかに記載の画像処理装置とを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置は、上述のいずれかに記載の画像処理装置と、画像処理装置により出力された電子文書データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部とを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置の制御方法は、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成ステップと、生成ステップにより生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析ステップと、解析ステップの解析結果に基づいて、複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出ステップと、算出ステップにより算出された複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、複数の電子文書データのうち印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定ステップと、判定ステップにより判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置の制御プログラムは、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成ステップと、生成ステップにより生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析ステップと、解析ステップの解析結果に基づいて、複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出ステップと、算出ステップにより算出された複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、複数の電子文書データのうち印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定ステップと、判定ステップにより判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データのそれぞれについて印刷時間が算出され、印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を適用して電子文書データが生成される。したがって、確実に、印刷に必要な時間が短い電子文書データを出力できる画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置を示す斜視図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 入力データの一例を示す図である。 PDFデータの構造例を説明する図である。 PDFデータにおけるオブジェクトの重なり例を説明する図である。 PDFデータの生成条件例を説明する図である。 本実施の形態におけるPDFデータの出力処理の一例を示すフローチャートである。 印刷時間算出処理の一例を示すフローチャートである。 印刷時間を優先させたPDFデータの出力機能の実行例を示す図である。 オブジェクト同士の重なり領域があるPDFデータの一例を示す図である。 オブジェクトの重なりを考慮する場合の印刷時間算出処理を示すフローチャートである。 本実施の形態の一変型例に係る画像形成装置における印刷時間算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理装置を備えた画像形成装置について説明する。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)等に蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する機能である。プリンタとしての機能は、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバ機能は、複数のユーザでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする機能である。
画像形成装置は、画像処理を行う画像処理装置として機能する。画像形成装置は、スキャナにより原稿を画像データとして読み取り、読み取られた画像データを入力データとして、電子文書データを出力する。また、画像形成装置で受け付けた画像データを入力データとして、電子文書データを出力する。電子文書データの出力は、例えば、画像形成装置内のHDDなどや画像形成装置と通信可能な外部機器のHDDなどへの記憶、電子メールなど所定の方法での送信など、種々の方法が含まれる。
また、画像形成装置は、出力された電子文書データに基づいて、用紙に画像を形成する機能を有している。
電子文書データは、例えば、PDF(Portable Document Format)形式のPDFデータである。
本実施の形態において、画像形成装置は、次のようにして、印刷に要する時間が短いPDFデータを出力することができる。すなわち、画像形成装置は、入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成し、生成した複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する。そして、解析結果に基づいて、複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出し、比較する。すなわち、画像形成装置は、電子文書ファイルの構造を解析し、印刷時間を予測する。画像生成装置は、印刷時間が最短となる生成条件を判定し、その生成条件を適用することで、印刷時間が短い電子文書データを出力できる。
印刷時間の算出は、具体的には、例えば、電子文書データを構成する各オブジェクトについて、種類及びデータサイズに基づきそのオブジェクトの印刷用データへの変換による時間を算出し、合計することにより行われる。また、例えば、印刷時間の算出は、電子文書データについて印刷時に行われるのと同じような展開処理を行い、展開処理に要した処理時間をカウントすることにより行われる。
このようにして印刷時間が最短となる生成条件が判定され、その生成条件を適用して電子文書データが出力されるので、様々な入力データについて、確実に、印刷時間が短い電子文書データが出力される。換言すると、画像形成装置の内部において、作成する電子文書データの印刷時間を予測することで、印刷時間が最も短くなる電子文書データが生成される。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成装置1を示す斜視図である。図2は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示されるように、画像形成装置(MFP)1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、操作部11と、画像データ制御部20(以下、単に制御部20ということがある。)と、画像形成部(画像出力部)30と、画像読取部40とを備える。制御部20、画像形成部30、画像読取部40、及び通信部50などは、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
図2に示されるように、画像形成装置1は、さらに、記憶部25と、通信部50とを有している。通信部50は、外部機器と通信するためのインターフェースを有しており、外部機器と画像形成装置1との通信を制御する。画像形成装置1は、例えば、LAN(Local Area Network)などのネットワークに接続されている。画像形成装置1は、ネットワークを介して、同じくネットワークを介して接続されたPC81などの外部機器と通信可能である。なお、通信部50は、例えばUSB(Universal Serial Bus)などのインターフェースを有しており、画像形成装置1が、USBケーブルなどを介して接続されたPC81などの外部機器と通信可能であってもよい。また、通信部50は、外部機器と無線通信可能な通信インターフェースを有していてもよい。
制御部20は、例えば、CPUを有しており、画像形成装置1の動作を制御する。画像形成装置1の各部は、制御部20に接続されており、制御部20により制御されて動作する。また、制御部20は、後述のような画像処理機能を実行する。
記憶部25は、例えばROMやRAMなどのメモリであり、画像形成装置1の設定データや、読み取られた画像データ、電子文書データなど、種々のデータを記憶する。記憶部25には、HDDや大容量のフラッシュメモリなど、種々の不揮発性メモリが設けられていてもよい。
記憶部25には、制御プログラム25aが記憶されている。制御部20は、制御プログラム25aを実行することで、画像形成装置1の種々の動作の制御を行う。
図1に示されているように、この画像形成装置1は、3つの給紙カセット3(給紙カセット3a,3b,3c)を有している。それぞれの給紙カセット3には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、画像形成部30に送られる。なお、給紙カセット3の数は3つに限られず、それより多くても少なくてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうち画像形成部30が収納されている部位の上方であって画像読取部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、画像形成部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
操作部11は、画像形成装置1の上部前面(図1において正面)側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。また、操作部11には、情報をユーザに表示する表示パネル13が配置されている。
表示パネル13は、タッチパネルである。表示パネル13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、制御部20の制御の下で種々の表示を行う。操作部11は、ユーザにより操作ボタン11aや表示パネル13へなされる操作入力を受け付ける。操作部11は、操作ボタン11aや表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドを制御部20に送信する。すなわち、ユーザは、操作ボタン11aや表示パネル13に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
画像形成部30は、大まかに、トナー像形成部(図示せず)と、用紙搬送部(図示せず)と、定着装置(図示せず)とを有している。画像形成部30は、例えば電子写真方式で用紙に画像を形成する。
用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ソーラ、及びそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット3から給紙して、画像形成装置1の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙を画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5などに排出する。
定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラを有している。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
画像読取部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。画像読取部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。画像読取部40は、上述のスキャナ機能を実行する。画像読取部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、画像読取部40は、原稿トレイにセットされた複数の原稿を1枚ずつADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサにより原稿を読み取り、画像データとする。
画像読取部40により読み取られた画像は、制御部20により、仕上がり画像に変換される。制御部20は、生成した仕上がり画像の画像データを外部装置などに送信したり、仕上がり画像に基づいて画像形成部30により用紙に画像を形成したりできる。また、制御部20は、PC81などの外部装置から送信された画像データについて、別の外部装置などに送信したり、画像形成部30によってその画像データに基づく画像を用紙に形成したりするようにしてもよい。
[PDFデータ出力機能の説明]
制御部20は、取得された入力データに基づいて、PDF形式のPDFデータ(電子文書データの一例)を出力する機能を有している。この機能において、入力データとして、画像読取部40が原稿を読み取って得た画像データや、PC81などの外部機器から送られた画像データなどを用いることができる。なお、画像形成装置1や他の装置で生成されたPDFデータを入力データとすることができるようにしてもよい。
図3は、入力データの一例を示す図である。
図3中において、長方形の外枠は、用紙を示すものである。入力データは、例えば、大まかに、文字領域、グラフィック領域、背景領域に分けられる。図3に示されるように、文字領域は、文字が含まれる部分である。また、グラフィック領域は、グラフィックが含まれる部分である。背景領域は、背景が含まれる部分である。
図4は、PDFデータの構造例を説明する図である。
PDFデータは、所定の記述言語を用いて記述された電子文書データである。PDFデータは、それが有する1つ又は複数のオブジェクトについて、それぞれ、所定の文法で記述された内容を有している。PDFデータには、例えば、ヘッダー部分と、各オブジェクトの内容を示す記載部分とが含まれる。
図4においては、説明のため、PDFデータの構造が概念的に示されている。実際は、これとは異なる記述方法が用いられていてもよいし、全体として符号化されていたり、バイナリ形式のデータとされていたりしてもよい。
図4に示されている例では、PDFデータは、例えば、「オブジェクト1」、「オブジェクト2」、「オブジェクト3」、…を含んでいる。PDFデータにおいて、「オブジェクト1」は、内容を「ABCDEF」とするテキストのオブジェクトであって、文字サイズは12ポイントであり、位置X1,Y1に位置することが示されている。同様に、「オブジェクト2」は、内容を「あいうえお」とするテキストのオブジェクトであって、文字サイズは14ポイントであり、位置X2,Y2に位置することが示されている。また、「オブジェクト3」は、「内容」部分に記載されたデータで示される画像(グラフィック)のオブジェクトであり、サイズ、解像度、位置はそれぞれ記載されている通りである。制御部20は、PDFデータを読み込んだとき、このような記述内容を解析して、PDFデータに基づく文書を構築する。また、制御部20は、構築した文書を、例えば画像形成部30により印刷できる。
図5は、PDFデータにおけるオブジェクトの重なり例を説明する図である。
PDFデータに基づいて構築された文書において、2つ以上のオブジェクト同士が互いに重なる場合がある。例えば、図5に示されるように、グラフィックオブジェクトの上に、文字オブジェクトが配置されているような場合がある。この場合、複数のオブジェクトについて、互いに重なる部分について、どのように表示・印刷するかが、制御部20などにより決定される。例えば、図5に示されるようにグラフィックのオブジェクトとテキストのオブジェクトとが重なっている場合においては、グラフィックのオブジェクトを半透明で表示したり、重なった部分についてグラフィックのオブジェクトの印刷を行わなかったりして、表示が行われる。
図6は、PDFデータの生成条件例を説明する図である。
画像形成装置1において、所定のモードでPDFデータが生成されるとき、画像読取部40又はPC81などから送信された入力データについては、例えば次の処理が行われる。すなわち、入力データに含まれるデータの種類に応じて、入力データの領域が分類される。分類された状態でのデータは、レイヤ分離され、PDFデータへの変換のためにオブジェクトに変換される。図6において、レイヤは、破線で示されている。
このとき、図6に示されるように、入力データ中に配置された情報をどういったレイヤサイズで区切るのかによって、PDFデータに含まれるオブジェクトの個数が異なってくる。このように、レイヤサイズなどの条件により、PDFデータ化するための生成条件が複数存在することになる。PDFデータは、複数の生成条件で生成することが可能である。
本実施の形態において、制御部20は、複数の生成条件で、入力データに基づいて、PDFデータを生成できる。PDFデータの生成条件としては、例えば、各オブジェクトのレイヤサイズを大きくするか小さくするか、すなわちオブジェクト数を多くするか少なくするか(オブジェクトの数が多くなることを許容するかどうか)について異なる複数のものが設定されている。本実施の形態では、例えば、レイヤサイズを大きくする第1の生成条件と、第1の生成条件よりもレイヤサイズを小さくする第2の生成条件と、第2の生成条件よりもレイヤサイズを小さくする第3の生成条件とがある。以下、第1の生成条件、第2の生成条件、及び第3の生成条件を、条件1、条件2、条件3ということがある。
各生成条件について、レイヤサイズの大きさは、例えば、下限値が定められることで定められている。複数の文字や図形が入力データに含まれる場合において、それらを個々のオブジェクトとして扱うとレイヤサイズが下限値に届かないようであれば、ある文字等と、別の文字等とが、共に、1つのオブジェクトとして取り扱われる。レイヤサイズの制限に伴い行われる処理は、これに限られるものではない。
なお、一般に、レイヤサイズが大きいほど、印刷時のデータ展開に時間がかかるため、印刷時間が長くなることになる。また、オブジェクトごとにデータ展開が行われるため、オブジェクトの個数が多いほど、データ展開の時間がかかることになる。
図6(a)〜(c)では、複数の文字が複数段にわたって配置されている入力データについて、それぞれ条件1〜条件3でPDFデータを作成した場合のオブジェクトの配置例が示されている。
図6(a)に示されるように、条件1でPDFデータが生成される場合、文字全体を含む大きなレイヤが構成される。すなわち、条件1でPDFデータが生成される場合、オブジェクトの個数は少なくなる。
図6(b)に示されるように、条件2でPDFデータが生成される場合、例えば文字が行単位でまとめられてそれぞれオブジェクトとなり、レイヤサイズは、条件1におけるそれに対し小さくなる。すなわち、条件2でPDFデータが生成される場合、オブジェクトの個数は、条件1に比べて増加する。
図6(c)に示されるように、条件3でPDFデータが生成される場合、オブジェクトは文字ごとに区切られ、レイヤサイズが最小化される。ただし、オブジェクトの個数は、条件1や条件2に比べて、大きく増加する。
このように、同じ画像データであっても、レイヤの区切り方が異なる複数の生成条件のうちいずれを用いるかによって、生成されるPDFデータにおけるレイヤサイズやオブジェクトの個数が異なるようになる。
[印刷時間を優先させたPDFデータの出力機能の説明]
本実施の形態において、制御部20は、PDFデータの出力機能を実行するとき、出力するPDFデータの印刷時間が短くなるようにして、印刷速度を優先させたPDFデータ(以下、印刷時間が短いPDFデータということもある。)を生成することができる。ここで印刷時間が短いPDFデータとは、そのPDFデータについて印刷するときに、印刷の指示があってから印刷が完了するまでの印刷時間が短く、速やかに印刷が行われるPDFデータをいう。このPDFデータの出力機能は、主に、制御部20の制御に基づいて実行される。
このような印刷時間が短いPDFデータを出力するか否かは、ユーザの指示に基づいて決定される。操作部11は、表示パネル13に、ユーザにより、印刷速度を優先させる旨の操作が加えられたことを検出する。これは、例えば、次のように行われる。
すなわち、操作部11は、PDFデータの出力機能の実行指示を行うユーザが操作することができるように、「印刷速度優先」などを表す動作モードの選択スイッチ(印刷速度優先モード選択スイッチ)を、表示パネル13で表示するPDF生成画面などに表示させる。そして、操作部11は、その選択スイッチに操作が加えられたか否かを検出する。制御部20は、操作部11を介して、ユーザによりなされた印刷速度を優先させる旨の指示を受け付ける。
制御部20は、受け付けた指示に基づいて、次のような印刷時間が短いPDFデータの出力処理を実行するか否かを切り替える。これにより、選択スイッチの状態に基づいて、印刷速度を優先させたPDFデータの出力が行われる。なお、制御部20は、受け付けた指示に基づいて、後述のPDFデータの出力処理の個々の処理のうち、少なくとも1つについて、実行するか否かを切り替えるように構成されていてもよい。
図7は、本実施の形態におけるPDFデータの出力処理の一例を示すフローチャートである。
上述のように印刷時間が短いPDFデータの出力指示がなされると、印刷時間が短いPDFデータの出力処理が開始される。
図7に示されるように、ステップS101において、制御部20は、複数の生成条件を設定する。そして、それぞれの生成条件で、PDFデータの作成を行う。これにより、互いに生成条件が異なる複数のPDFデータが生成される。
ステップS102において、制御部20は、印刷時間算出処理を行う。印刷時間算出処理は、複数のPDFデータのそれぞれについて行われ、各PDFデータについて印刷に要する印刷時間が算出される。ここで算出される印刷時間は、予測値である。換言すると、制御部20は、印刷時間を予測する。印刷時間算出処理の詳細については、後述する。
ステップS103において、制御部20は、複数のPDFデータのすべてについて、印刷時間の算出が完了したか否かを判断する。未算出のPDFデータがあれば、それらについての算出を完了させる。
ステップS103ですべてのPDFデータについて印刷時間の算出が完了したとき、ステップS104において、制御部20は、各生成条件における印刷時間を比較する。
ステップS105において、制御部20は、印刷時間が最短となる生成条件を判定する。印刷時間が最短となるPDFデータが特定され、そのPDFデータを生成する際に適用された生成条件が判定される。
ステップS106において、制御部20は、判定結果に基づいて、印刷時間が最短となると判定された生成条件を適用し、PDFデータを生成する。制御部20は、生成したPDFデータを出力する。
図8は、印刷時間算出処理の一例を示すフローチャートである。
図8を参照して、ステップS201において、制御部20は、処理対象となっているPDFデータの構造を解析する。
ステップS202において、制御部20は、PDFデータの構造の解析結果に基づいて、そのPDFデータを構成する1つ又は2つ以上のオブジェクトのうち、1つのオブジェクトの印刷時間(印刷用データへの変換に要する時間)を算出する。印刷時間の算出の具体例については、後述する。
ステップS203において、制御部20は、PDFデータに含まれるすべてのオブジェクトについて、印刷時間の算出が完了したか否かを判断する。すべてのオブジェクトについて算出が完了するまで、印刷時間が未算出のオブジェクトの印刷時間の算出が行われる。
ステップS203ですべてのオブジェクトについて印刷時間の算出が完了すれば、ステップS204において、制御部20は、算出結果の合計を、そのPDFデータの印刷時間として算出し、例えば記憶部25などに記憶する。
処理対象のPDFデータについて印刷時間が算出されれば、そのPDFデータについての一連の印刷時間算出処理が終了する。
ここで、PDFデータに含まれるオブジェクトの印刷時間の算出は、オブジェクトの種類及びデータサイズに関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、各オブジェクトの印刷用データへの変換(展開)に要する時間を予測(算出)することで行われる。具体的には、例えば、次のようにして行うことができる。
制御部20は、オブジェクトの情報を解析し、そのオブジェクトの印刷時に要する印刷時間を予測する。例えば、テキストオブジェクトであれば、文字サイズが大きいほど印刷データのデータサイズが増加し、オブジェクトを印刷用データに変換する時間がかかることが予測される。制御部20は、例えばフォントサイズに対応するデータ変換時間演算用テーブルを有しており、オブジェクトのフォントサイズと、上記テーブルとに基づいて、1文字あたりのデータ展開時間を取得する。取得した展開時間に、文字数を乗算することで、そのオブジェクトを印刷用データに展開するのに要する時間を仮想的に予測できる。
上述のような手法で印刷時間を算出するので、文字数が多ければ文字数に比例して展開時間が長くなる。例えば10ポイントの文字について上記テーブルに基づく所得時間が10ms(10ミリ秒)であった場合は、文字数が10文字の場合において、100msがデータ展開時間となる。また、20文字となった場合には200msのデータ展開時間となる。すなわち、10文字に比べ20文字の方が印刷データへの展開に2倍の時間がかかることになる。
また、フォントサイズが例えば10ポイントから12ポイントに変わることでも、展開時間が増加する。すなわち、例えば上記テーブルから取得する12ポイントの1文字あたりの展開時間が12msであって、10ポイントの1文字あたりの展開時間が10msである場合を想定する。このとき、同じ10文字のデータであっても、文字が10ポイントであるときにはデータ展開時間が100msであるのに対し、文字が12ポイントになると、データ展開時間が120msに増加することになる。
このように、オブジェクトを構成する文字のサイズ情報や内容から、文字数(データサイズ)を取得し、サイズ及び文字数から、印刷を行う場合に行われる印刷データへの展開処理時間を予測することで、制御部20は、印刷時間を予測することができる。
他方、オブジェクトがグラフィックであるとき、その画像サイズが大きいほどデータサイズが多くなり、データ展開時間が長くなる。例えば、2インチ×2インチの画像があり、また、1ピクセルあたりのデータ展開時間が0.1msである場合を想定する。この画像の解像度が100dpiであれば、画像は200×200ピクセルの合計40000ピクセルで構成される画像データとなる。したがって、この画像のデータ展開には、4000msかかると予測できる。
これに対して、4インチ×2インチの画像のデータであれば、その画像データのデータ展開時間は、8000msとなる。これは、2インチ×2インチの画像に対して、4インチ×2インチの画像の方が、データサイズは2倍となり、印刷データへの展開時間も2倍かかることになる。
また、元画像の解像度によっても、展開時間が変わる。すなわち、解像度が高いほど情報の量が多くなるため、展開時間が長くなる。例えば、同じ2インチ×2インチのデータであっても、100dpiより200dpiの方が、画像データのデータサイズは大きくなる。画像を構成するピクセルの数が、200×200ピクセルから400×400ピクセルに増えるため、データサイズは4倍となる。そのため、印刷時に要するデータ展開時間も4倍になる。
このように、グラフィックオブジェクトのサイズや解像度から、グラフィックオブジェクトを印刷データへと展開する展開時間を予測することで、制御部20は、印刷時間を予測することができる。
図9は、印刷時間を優先させたPDFデータの出力機能の実行例を示す図である。
図9(a)〜(c)は、図3(a)〜(c)にそれぞれ対応している。すなわち、図9(a)〜(c)は、共に同一の入力データについて、互いに異なる条件1〜条件3の下でそれぞれ作成したPDFデータである。
3つの異なる生成条件で生成された3つのPDFデータについて、上述のようにして予測された印刷時間(印刷予測時間)は、例えば、次のようになる。すなわち、条件1(レイヤサイズが最も大きい、オブジェクト数が最も少ない)で作成したPDFデータの印刷時間は、1500msである(図9(a))。また、条件3(レイヤサイズが最も小さい、オブジェクト数が最も多い)で作成したPDFデータの印刷時間は、1200msである(図9(c))。これらに対して、条件2(レイヤサイズが2番目に大きい、オブジェクト数が2番目に多い)で作成したPDFデータの印刷時間は、1000msである(図9(b))。
このような3つのPDFデータについて、予測された印刷時間を比較すると、図9(c)に示されるような条件2で生成されたPDFデータが、他のものよりも印刷時間が短いことがわかる。したがって、制御部20は、条件2を生成条件として採用し、入力データに基づいて生成したPDFデータを出力する。なお、採用する生成条件を特定してから、PDFデータの生成を再度行ってもよいが、採用することになった生成条件の下で既に生成したPDFデータをそのまま出力するようにしてもよい。
[オブジェクト同士が重なり合うような場合の印刷時間算出処理の処理例]
印刷時間を優先させたPDFデータの出力を行う場合において、上述の図5に示されるように、PDFデータのオブジェクト同士が重なり合うような場合がある。本実施の形態において、このような場合には、オブジェクト同士の重なりが考慮されて、各生成条件における印刷時間が算出される。
複数のオブジェクトが重なり合うとき、画像データが変換又は印刷されない部分に、マスク処理を行う必要がある。この時間は、印刷時間に影響する。すなわち、オブジェクト同士が互いに重なるような場合において、印刷のためにPDFデータを展開する際には、データ展開時の演算時間が大きく増加する場合がある。例えば、オブジェクトとオブジェクト同士の重なりが生じている部分について、どちらのデータの印刷を行うかを決定する必要があるからである。
より具体的には、グラフィックの上に文字が存在し、そのグラフィックが下地となるような場合には、文字が見えるように印刷を行わなければならない。そのため、文字の周囲ではグラフィックが下地として見え、文字部分はグラフィックが見えないように、重なり部分の形状に応じたマスク処理演算が行わなければならない。
このとき、まず、グラフィックオブジェクトの形状データから、例えば矩形領域が取得される。その後、文字データの座標情報から、文字の矩形領域が取得される。そして、グラフィックの矩形領域の座標データと、文字の矩形領域の座標データとが比較され、グラフィックと文字とが重なっている領域の座標データが取得される。取得された座標データから、オブジェクトの同士の重なり領域の面積が算出される。制御部20は、算出された面積に対して、重なり処理演算を行うために仮定した所定の係数を乗算することで、重なり領域についての処理時間を算出することができる。
例えば、重なり部分1ピクセル×1ピクセルあたりの演算処理に0.2msを要する場合において、座標データから算出した重なり領域が200ピクセル×200ピクセルであれば、その部分の演算処理に200×200×0.2=8000msの演算時間を要すると算出される。このような処理は、重なり合う領域つまり面積に比例して、演算時間が増えるものであるので、重なり領域が多いほど、演算時間は増加する。
図10は、オブジェクト同士の重なり領域があるPDFデータの一例を示す図である。
図10(a)(b)において、長方形の外枠は、用紙を示すものである。図10(a)のPDFデータ150aと図10(b)のPDFデータ150bとは、外見は互いに同じものであり、共に、複数の文字を有する文字オブジェクト151と、その背後のグラフィックオブジェクト152とを有している。PDFデータ150aとPDFデータ150bとは、文字オブジェクト151のレイヤのサイズが互いに異なっているものである。すなわち、PDFデータ150aとPDFデータ150bとでは、文字オブジェクト151が細かく分かれているか否かが異なっている。PDFデータ150aにおいては、文字オブジェクト151はまとまっている1つであるのに対し、PDFデータ150bにおいては、文字オブジェクト151は個々の文字に分かれている。PDFデータ150bにおいては、複数(例えば、3つ)の文字オブジェクト151に分かれている。
PDFデータ150aとPDFデータ150bとで文字オブジェクト151の区分けが異なることで、文字オブジェクト151とグラフィックオブジェクト152とが重なっている領域は、PDFデータ150bの方が小さくなっている。したがって、PDFデータ150bの方が、重なり領域において各オブジェクト151,152のどちらのデータを印刷するかを演算するための処理時間が少なくなる。他方で、オブジェクトの個数は、PDFデータ150aよりもPDFデータ150bの方が多いため、必ずしも総演算時間が少なくなると限らない。本実施の形態においては、それらを総合考慮したうえで、PDFデータの印刷時間を予測できる。
図11は、オブジェクトの重なりを考慮する場合の印刷時間算出処理を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、制御部20は、オブジェクトの解析結果から、オブジェクト同士の重なりを判定する処理を行い、重なり合う領域がある場合には、重なり合う領域の面積から、演算処理時間を算出する。この算出結果を請求項1の構成で算出した演算時間に加算することで、印刷時間の予測精度を向上できる。
図11を参照して、制御部20は、上述の図8のステップS201〜S204と同様に、ステップS301〜ステップS304を行う。すなわち、PDFデータの構造を解析し、全オブジェクトの印刷時間を算出する。これにより、全オブジェクトの個々の算出結果の合計が、第1の結果として記憶部25などに記憶される。
次に、ステップS305において、制御部20は、PDFデータのオブジェクト同士の重なり領域を判定する。これは、例えば、PDFデータの構造の解析結果に基づいて、PDFデータを構成する各オブジェクトの形状情報を生成し、各オブジェクトの形状に基づいて、各オブジェクト同士が互いに重なる領域を特定することで行われる。
ステップS306において、制御部20は、重なり領域の判定結果に基づいて、PDFデータの印刷時に重なり領域について行われる、マスク処理などに要する処理時間を算出する。
ステップS307において、制御部20は、すべての重なり領域について、処理時間が算出されるまで待機する。
ステップS307においてすべての重なり領域における処理時間が算出されると、ステップS308において、制御部20は、算出結果の合計を第2の結果として記憶部25に記憶させる。
ステップS309において、制御部20は、第1の結果と第2の結果とを加算し、PDFデータの印刷時間として、記憶部25に記憶させる。すなわち、制御部20は、変換に要する時間の合計時間と、所定のマスク処理などに要する処理時間の合計時間とを加算して、印刷時間の算出を行う。
処理対象のPDFデータについて印刷時間が算出されれば、そのPDFデータについての一連の印刷時間算出処理が終了する。
[実施の形態における効果]
本実施の形態によれば、確実に、印刷時間が短いPDFデータを生成し出力できる。
上述のように、画像形成装置1の内部でPDFデータを作成する場合において、画像形成装置1の内部での生成条件などによって、生成されたPDFデータの印刷時間が異なる。しかしながら、従来、通常では、PDFデータの生成条件において、レイヤサイズは所定の大きさ(例えば、内部で画像転送を行うサイズ単位で定められる大きさ)に定められており、PDFデータの印刷時間は、最適化されていなかった。PDFデータを印刷用データ(例えばビットマップのようなリアルイメージデータ)に変換するためにかかる時間が画像形成装置1における印刷時間の大部分を占めており、データ変換に時間がかかると、印刷に時間がかかることが問題となっていた。
これに対し、本実施の形態では、制御部20は、複数の生成条件のそれぞれについて、印刷時間を算出する処理、すなわち、印刷時間を予測する処理を行い、それらを比較して、印刷時間が短くなる生成条件を特定できる。そして、その生成条件を用いてPDFデータを生成できる。したがって、確実に、印刷時間が短いPDFデータを生成し出力できる。
また、本実施の形態では、印刷時間が短いPDFデータの生成処理は、ユーザの指示が受け付けられたときに実行される。
ユーザにとって、PDFデータの印刷時間を短縮して再利用性を向上させることをあまり必要としていない場合がある。例えば、原稿を電子化したデータにすることまでが目的であり、電子化したデータを再度印刷することが重要でない場合がこれに該当する。一方で、上述のような印刷時間が短いPDFデータの生成処理は、PDFデータを生成し出力するまでにかかる時間が、印刷予測時間を算出する処理を行う分だけ長くなる。
これに対し、本実施の形態では、ユーザがデータの再利用性の向上(印刷時間の短縮)を望む場合にのみ、画像形成装置1が上記の処理を実施する。したがって、ユーザの意図に従ってPDFデータの生成を実行させることができ、画像形成装置1の利便性がさらに向上する。
印刷時間を優先させたPDFデータの出力を行う場合において、PDFデータのオブジェクト同士が重なり合うような場合には、そのオブジェクト同士の重なりが考慮される。すなわち、重なり領域について行われる処理を鑑みて、複数のPDFデータの印刷時間の算出が行われ、生成条件別に比較が行われる。したがって、実際に印刷時間が短くなると予測される生成条件を確実に判定できる。これにより、オブジェクト同士が重なり合うような場合であっても、確実に、印刷時間が短いPDFデータを生成し、出力することができる。
[印刷時間算出処理の変形例]
本実施の形態において、印刷時間算出処理は、印刷時に行われるのと同じようにPDFデータの展開処理(RIP(Raster Image Processing)展開処理)を行って、それに要する処理時間をカウントすることで行われるようにしてもよい。
図12は、本実施の形態の一変型例に係る画像形成装置1における印刷時間算出処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示されるように、印刷時間算出処理が開始すると、ステップS401において、制御部20は、処理対象のPDFデータの構造を解析する。
ステップS402において、制御部20は、時間カウントを開始する。
ステップS403において、制御部20は、PDFデータについてRIP展開を実行する。
ステップS404において、制御部20は、RIP展開が完了したか否かを判断する。RIP展開が完了するまで、制御部20は、時間カウントを継続する。
ステップS404でRIP展開が完了したと判断すると、ステップS405において、制御部20は、時間カウントを停止する。
ステップS406において、制御部20は、時間カウントして得られたカウント値に基づいて、そのPDFデータの印刷時間を演算する。
PDFデータの印刷時間の演算が終了すると、そのPDFデータについての一連の印刷時間算出処理が終了する。
このように、実際にRIP展開を行ってそれに要する時間を計時することで、より実際に近い印刷時間を得ることができる。
上述の実施の形態のように、オブジェクトの種類などに基づいてPDFデータの印刷時間を予測する場合には、予測時間と実際の印刷時のデータ展開時間との間に差異が生じることがある。この差異は、例えば、グラフィックオブジェクトにおける圧縮の比率や、オブジェクトが複数個重なっている場合や、文字オブジェクトにおいて書体が太字(BOLD)になっている場合など、個々の入力データの細かな違いによって生じることがある。
本変型例では、それを回避するため、PDFデータについて実際の印刷プロセスで行われるRIP展開処理を行うものである。すなわち、各生成条件で生成されたPDFデータに対し、それぞれRIP展開を行い、RIP展開に要した時間を計測する。こうして得られた計測結果は、印刷時に実際にかかるデータ展開時間と等価なものである。したがって、本変型例では、印刷時間の予測精度を格段に向上させることができ、確実に、適切な生成条件を選択し適用することができる。
ここで、本変型例において、印刷時間算出処理を行うとき、実際の印刷時に行う展開処理とは若干異なる態様で、展開時間が短くなるようにして、RIP展開処理を行うようにしてもよい。例えば、実際には印刷時にカラー画像データ(多色データ)として展開するべき内容について、印刷時間算出処理を行うときには、グレースケール画像データとしてRIP展開処理を行うようにしてもよい。また、例えば、印刷時間算出処理を行うときには、実際の印刷時の解像度よりも低い解像度で、RIP展開処理を行うようにしてもよい。
本変型例のように、PDFデータの印刷時間を算出するためにRIP展開処理を伴う方法では、より確度の高い印刷時間を予測できるものの、印刷時間の算出処理に長い時間がかかり、PDFデータを出力する指示があってからPDFデータが出力されるまでの時間が通常より相当長くなる場合がある。そこで、このように、実際の印刷時に行われるものとは若干異なる態様で展開処理を行うことで、確実に印刷時間が短い生成条件を判定することができるようにしながら、印刷時間の算出処理に要する時間を短縮できる。
例えば、カラー画像データについてRIP展開が行われる場合には、通常では、R色、G色、B色の3プレーンで構成されるデータのRIP展開が行われる。すなわち、この場合、RIP展開処理は、R色で1回、G色で1回、B色で1回の合計3回分が行われることになる。また、この場合の画像データのデータサイズは、3色分の大きさとなる。これに対して、カラー画像データについてグレースケール画像データ(単色データ)に展開する場合には、1プレーン分のデータの1回の展開処理を行うだけで済み、展開後の画像データのデータサイズも、例えば3分の1にすることができる。
また、通常よりも低い解像度でRIP展開を行う場合にも、RIP展開を行うデータのデータサイズを小さくできるため、RIP展開時間を短縮することができる。通常の印刷解像度が例えば600dpiである場合を想定すると、1インチ×1インチの画像を600dpiで展開した場合には、600×600ピクセル、合計360000ピクセル分のRIP展開データが生成されることになる。これに対して、印刷時間算出処理を行うときのRIP展開処理を例えば300dpiの低解像度で行う場合には、1インチ×1インチの画像に基づき、300×300ピクセル、合計90000ピクセル分のデータが生成されることになる。すなわち、解像度を例えば600dpiから300dpiにすることにより、RIP展開を行う対象のデータサイズを4分の1に縮小することができ、印刷予測時間算出のために行うRIP展開に要する時間を短縮することが可能となる。
このように、印刷時間を予測する場合のRIP展開処理の態様を変更することで、RIP展開処理が行われるデータサイズを削減することができ、展開時間を短縮することができる。これにより、PDFデータを生成、出力して、ユーザに提供するまでに要する時間を短縮することができる。
[その他]
画像形成装置は、PDFデータとは異なる別の電子文書フォーマットの電子文書データを生成可能であってもよい。この場合であっても、入力データに基づいて電子文書データを生成する際、印刷時間が短くなるように、上述の実施形態又はその変型例と同様の処理を行うようにすることで、印刷時間が短い電子文書を出力可能にすることができる。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。電子写真方式により画像を形成するものに限られず、例えばいわゆるインクジェット方式により画像を形成するものであってもよい。
画像形成装置のハードウェア構成は上述に限られるものではなく、画像処理が種々の制御回路により行われるようにしてもよい。
また、本発明に係る画像処理装置は、画像形成装置に用いられるものに限られない。例えば、本発明は、画像データを読み取る画像読取装置や、撮像装置や、画像データ送受信装置など、種々の装置に用いられる画像処理装置においても適用可能である。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成装置(画像処理装置の一例、画像読取装置の一例)
11 操作部
13 操作パネル
20 画像データ制御部(制御部)
25 記憶部
25a 制御プログラム
30 画像形成部
40 画像読取部(読取手段の一例)

Claims (12)

  1. 取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置であって、
    前記入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果に基づいて、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された前記複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、前記複数の電子文書データのうち前記印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力手段とを備える、画像処理装置。
  2. 前記電子文書データは、PDF(Portable Document Format)形式のPDFデータである、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記算出手段は、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、
    前記解析手段の解析結果に基づいて、前記電子文書データを構成する各オブジェクトの種類及びデータサイズに関する情報を取得し、
    前記取得した情報に基づいて、前記各オブジェクトの印刷用データへの変換に要する時間を算出し、
    前記各オブジェクトについて算出した前記変換に要する時間の合計時間を用いて、前記印刷時間の算出を行う、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記算出手段は、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、さらに、
    前記解析手段の解析結果に基づいて、前記電子文書データを構成する各オブジェクトの形状情報を生成し、
    前記各オブジェクトの形状の生成結果に基づいて、前記各オブジェクト同士が互いに重なる重なり領域を判定し、
    前記重なり領域の判定結果に基づいて、前記電子文書データの印刷時に前記重なり領域について行われる所定の処理に要する時間を算出し、
    前記重なり領域について算出した前記所定の処理に要する時間の合計時間を算出し、
    前記変換に要する時間の合計時間と前記所定の処理に要する時間の合計時間とを加算して、前記印刷時間の算出を行う、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記算出手段は、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、
    前記解析手段の解析結果に基づいて、印刷時に行われるのと同じように前記電子文書データの展開処理を行い、
    前記展開処理に要した処理時間をカウントし、
    前記処理時間のカウント結果に基づいて、前記電子文書データの印刷時間を算出する、請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記算出手段は、印刷時にカラー画像データとして展開するべき内容をグレースケール画像データとして前記展開処理を行う、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記算出手段は、印刷時の解像度よりも低い解像度で前記展開処理を行う、請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. ユーザから印刷速度を優先させた電子文書データを生成するか否かに関する指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段による受け付けられた前記指示に基づいて、前記生成手段、前記解析手段、前記算出手段、前記判定手段、及び前記出力手段のうち少なくとも1つが行う処理を実行するか否かを切り替える切替手段とをさらに備える、請求項1から7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 原稿を画像データとして読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた画像データを前記入力データとして、前記電子文書データの出力を行う請求項1から8のいずれかに記載の画像処理装置とを備える、画像読取装置。
  10. 請求項1から8のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置により出力された電子文書データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部とを備える、画像形成装置。
  11. 取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップの解析結果に基づいて、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された前記複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、前記複数の電子文書データのうち前記印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力ステップとを備える、画像処理装置の制御方法。
  12. 取得した入力データに基づいて電子文書データを出力する機能を有する画像処理装置の制御プログラムであって、
    前記入力データについて、生成条件が互いに異なる複数の電子文書データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップにより生成された複数の電子文書データのそれぞれについて、その電子文書データの構造を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップの解析結果に基づいて、前記複数の電子文書データのそれぞれについて、印刷に要する印刷時間を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された前記複数の電子文書データのそれぞれについての印刷時間を比較し、前記複数の電子文書データのうち前記印刷時間が最短となる電子文書データに対応する生成条件を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより判定された生成条件を適用して生成された電子文書データを出力する出力ステップとをコンピュータに実行させる、画像処理装置の制御プログラム。
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