JP2013071576A - ルーフライニング及びその取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を損なうことなく、弾性的な沈み込みを効果的に抑えることができるルーフライニング及びその取付構造を提供する。
【解決手段】車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられるルーフライニング1であって、ルーフライニング本体2と、ルーフライニング本体2の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部3を有するヒレ4と、を備え、ヒレ4は、端部5にて車体側部材(ルーフパネル)に当接し、凹部3には、ヒレ4がルーフライニング本体2の縁部から延びる方向に沿って高剛性部6が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ルーフライニングおよびその取付構造に関する。更に詳しくは、意匠性を損なうことなく、弾性的な沈み込みを効果的に抑えることができるルーフライニング及びその取付構造に関する。
従来より、車両のルーフパネルの車室内側に、意匠性や防音性、断熱性等を高める目的で、内装材としてのルーフライニングを取り付けることが知られている。このルーフライニングは、基材となる樹脂の発泡材の表面に表層材を貼り付けたものなどが用いられており、通常、ある程度の可撓性を有している。また、ルーフパネルはピラーと呼ばれる柱部材により支持されており、このピラーの車室内側には内装材としてのピラーガーニッシュが取り付けられる。このピラーガーニッシュとしては、樹脂を射出成形して形成したものなどが用いられている。そして、ピラーガーニッシュは、通常、ルーフライニングの周縁部に、車室内側から当接させるようにして取り付けられる。
この当接させた部位において、ルーフライニングの縁部を車室内側から押すと、ルーフライニングが撓んで弾性的な沈み込みが生じてしまう。また、ルーフライニングが撓むことでピラーガーニッシュとの間に隙間が生じてしまい見栄えが悪くなってしまう。このため、ルーフライニングの縁部に弾性的に圧縮可能なバネ部を形成し、このバネ部をルーフパネルに当接させ、付勢された状態でルーフライニングをピラーガーニッシュに当接させることで縁部の沈み込みを抑える技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−301366号公報
しかしながら、特許文献1の場合、バネ部によりルーフライニングの縁部の沈み込みは抑えられるものの、バネ部が弾性的に圧縮されていることでルーフライニングが歪んでしまい、意匠面にシワ等が生じて見栄えが悪くなってしまう、といった問題があった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、意匠性を損なうことなく、弾性的な沈み込みを効果的に抑えることができるルーフライニング及びその取付構造を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられるルーフライニングであって、ルーフライニング本体と、前記ルーフライニング本体の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部を有するヒレと、を備え、前記ヒレは、端部にて車体側部材に当接し、前記凹部には、前記ヒレが前記ルーフライニング本体の前記縁部から延びる方向に沿って高剛性部が形成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記凹部は、その開口が車室外側に向くような形態とされており、前記高剛性部は、前記凹部を形成している対向した側壁同士を架け渡す橋状に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記ヒレの先端の端面が、前記車体側部材に突き当てられることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記車体側部材は車体パネルであることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記車体側部材は車体パネルに取り付けられた車体側部品であることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、ルーフライニングの取付構造であって、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のルーフライニングが、前記車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられていることを要旨とする。
本発明のルーフライニング及びその取付構造によると、ルーフライニングは、ルーフライニング本体の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部を有するヒレを備えている。このヒレは、端部にて車体側部材に当接するようになっている。また、凹部には、ヒレがルーフライニング本体の縁部から延びる方向に沿って高剛性部が形成されている。このような構成により、高剛性部の突っ張り作用が働いて弾性的な沈み込みを抑えることができるので、バネ部を設ける場合のようにルーフライニングに歪みを生じさせることがない。その結果、意匠性を損なうことなく弾性的な沈み込みが抑えることができる。
また、凹部は、その開口が車室外側に向くような形態とされており、高剛性部は、凹部を形成している対向した側壁同士を架け渡す橋状に形成されている場合は、高剛性部を容易に形成することができる。また、高剛性部を車室外側に形成しているので、ルーフライニングの意匠面となる車室内側の面の意匠性を確保することができる。
更に、ヒレの先端の端面が車体側部材に突き当てられる場合は、高剛性部の突っ張り作用を効果的に働かせることができるので、弾性的な沈み込みをより効果的に抑制することができる。
また、ヒレの端部が当接する車体側部材が車体パネルである場合は、高剛性部の突っ張り作用を確実に働かせることができ、弾性的な沈み込みをより効果的に抑えることができる。車体パネルとルーフライニングの縁部との間の距離が比較的小さな場合に好適である。
更に、ヒレの端部が当接する車体側部材が、車体パネルに取り付けられた車体側部品である場合は、車体パネルとルーフライニング本体の縁部との間の距離が比較的大きな場合であっても、その間に介在する車体側部品を利用することで、より近接した位置でヒレの端部を当接させることができる。その結果、高剛性部の突っ張り作用を確実に働かせることができ、弾性的な沈み込みを効果的に抑えることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るルーフライニングの平面図である。 図1のA部拡大図である。 図1のA部拡大斜視図である。 図2のI−I線におけるルーフライニングの取付構造の断面図である。 図2のII−II線におけるルーフライニングの取付構造の断面図である。 図2のIII−III線におけるルーフライニングの取付構造の断面図である。 図1のB部拡大図である。 図7のIV−IV線におけるルーフライニングの取付構造の断面図である。 他の実施形態に係るルーフライニングの取付構造の断面図である。 他の実施形態に係るルーフライニングの取付構造の断面図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るルーフライニング(1)は、車両のルーフパネル(101)の車室内側に取り付けられるルーフライニングであって、ルーフライニング本体(2)と、このルーフライニング本体の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部(3)を有するヒレ(4)と、を備え、ヒレは、端部(5)にて車体側部材に当接し、凹部には、ヒレがルーフライニング本体の縁部から延びる方向に沿って高剛性部(6)が形成されていることを特徴とする(例えば、図1、図2、図3、図7等参照)。
なお、本実施形態に係るルーフライニングは、例えば、樹脂材や樹脂の発泡材等の基材の表面に、織布や不織布等の表層材を貼り付けた複合材等、可撓性を有する材料からなることができる。そして、ルーフライニングは、シート状のこれらの材料に対してプレス成形等の加工を施すことにより形成されることができる。
上記「ルーフライニング本体」の構造、形状、大きさ等は特に問わない。このルーフライニング本体には、例えば、サンバイザ、アシストグリップ等を格納するための窪み(2A,2D)、ルームランプを取り付けるための孔(2B,2C)等が形成されていることができる(例えば、図1等参照)。また、ルーフライニング本体には、シートベルトを挿通するための孔(2E)等が形成されていることができる(例えば、図1等参照)。
上記「ヒレ」の大きさ、個数等は特に問わない。このヒレは、例えば、凹部を形成する対向した2つの側壁と、これらを接続する底壁と、からなることができる。ヒレは、例えば、凹部の開口が車室外側に向くような形態であることができる(例えば、図2、図4等参照)。
ヒレの端部が車体側部材に当接する形態としては、例えば、(i)ヒレの先端の端面(5A)が車体側部材に突き当てられる形態(例えば、図4、図5、図9、図10等参照)、(ii)ヒレの端部を、当接させる車体側部材の当接面に沿って延伸させて設け、この延伸させた部分の面のうち、車体側部材の当接面に対向する面を当接させる形態(例えば、図8等参照)等を挙げることができる。上記(i)の場合、例えば、ヒレの端部は厚肉に形成されていることができる。これにより、ヒレの端部の車体側部材との当接面積をより大きくすることができ、高剛性部による突っ張り作用をより効果的に働かせることができる。
上記「車体側部材」としては、例えば、ルーフパネル、ピラーパネル等の車体パネル(例えば、図4、図5等参照)や、この車体パネルに取り付けられた車体側部品等を挙げることができる。また、上記車体側部品としては、例えば、シートベルトのリトラクタ(102)(例えば、図8等参照)、空調用ダクト等を挙げることができる。また、これら車体パネルや車体側部品に、ヒレの端部を当接させるための当接部(103)を更に設けるようにしてもよい(例えば、図9、図10等参照)。
上記「高剛性部」の構成、形状、大きさ、個数等は特に問わない。この高剛性部は、例えば、上記凹部を形成しているヒレの対向した側壁同士を架け渡す橋状に形成されていることができる。高剛性部は、ヒレと一体的に形成されていてもよいし、ヒレと別体に形成された部材をヒレに取り付けるようにしてもよい。また、高剛性部は、例えば、ヒレの底壁から突出するように底壁よりも厚肉に形成されている形態(例えば、図2、図5等参照)や、ヒレの底壁を高密度に形成した形態等であることができる。
本実施形態に係るルーフライニングの取付構造は、上記ルーフライニングが車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられているものである。このルーフライニングの取付構造は、例えば、ルーフライニングの周縁部のうちヒレが形成された付近に、ピラーガーニッシュ(7)が車室内側から当接されていることができる(例えば、図4〜図6、図8〜図10等参照)。
上記「ピラーガーニッシュ」の構成、形状、大きさ、材質等は特に問わない。このピラーガーニッシュとしては、例えば、樹脂の射出成形品、樹脂成形品の表面に織布、不織布等の表層材を貼り付けたもの等であることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、基材となる樹脂発泡材に表層材が貼り付けられたシート状の複合材料をプレス成形してなるルーフライニング及びその取付構造を例示する。
(1)ルーフライニング及びその取付構造の構成
本実施例に係るルーフライニング1は、図1〜図5に示すように、ルーフライニング本体2と、ルーフライニング本体2の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部3を有するヒレ4と、を備えている。ルーフライニング1には、図1に示すように、サンバイザを格納するための窪み2A、ルームランプを取り付けるための孔2B,2C、アシストグリップを格納するための窪み2D及びシートベルトを挿通するための孔2Eが形成されている。
ヒレ4は、ルーフライニング本体2の縁部のうち、車両に取り付けられたときに、車両のピラーに対応する位置に設けられている。そして、この位置に対応するルーフライニング1の周縁部には、ピラーガーニッシュ7が車室内側から当接される。図3及び4に示すように、ヒレ4は、対向した側壁4Aと、2つの側壁4Aを接続する底壁4Bと、からなり、これら側壁4A及び底壁4Bにより凹部3が形成されている。凹部3は、その開口が車室外側を向くような形態とされている。また、ヒレ4は、端部5にて、車体側部材としての車体パネルであるルーフパネル101に当接するようになっている。本実施例において、ルーフパネル101とルーフライニング本体2の縁部との間の距離は比較的小さくなるように設定されており、ルーフパネル101に当接する端部5は、ヒレ4の先端の端面5Aとされている。
なお、本実施例に係るヒレ4は、ルーフライニング1のプレス成形時に同時に形成されており、ルーフライニング本体2よりも薄肉に形成されているが、ヒレ4の端部5は、ヒレ4の他の部分よりも厚肉に形成されている。
図2及び図3に示すように、凹部3には、ヒレ4がルーフライニング本体2の縁部から延びる方向に沿って高剛性部6が形成されている。本実施例において、高剛性部6は、ヒレ4の側壁4A同士を架け渡す橋状に形成されている。また、高剛性部6は、図5及び図6に示すように、ヒレ4の底壁4Bから突出するように底壁4Bよりも厚肉に形成されている。この高剛性部6は、ヒレ4と一体的に、ルーフライニング1のプレス成形時に同時に形成されるが、ヒレ4の底壁4Bの圧縮率よりも低い圧縮率で形成されていることにより底壁4Bよりも厚肉とされている。
本実施例に係るルーフライニング取付構造100は、図4〜図6に示すように、ルーフライニング1が車両のルーフパネル101の車室内側に取り付けられており、このルーフライニング1の周縁部のうちヒレ4が形成された付近に、ピラーガーニッシュ7が車室内側から当接されているものである。ピラーガーニッシュ7は、射出成形された樹脂からなり、図示しない車両のピラーに取り付けられている。
(2)ルーフライニング及びその取付構造の作用
次に、ルーフライニング1及びその取付構造100の作用について説明する。ルーフライニング1は、車両のルーフパネル101の車室内側に取り付けられる。図5及び図6に示すように、ヒレ4は、その端部5がルーフパネル101に突き当てられて当接する。このため、高剛性部6が突っ張り作用を奏し、弾性的な沈み込みが抑えられている。また、ルーフライニング1は、成形時の形状を保ったまま取り付けられており、弾性力に起因するような歪みは生じておらず、その意匠性は損なわれないようになっている。また、ルーフライニング1の周縁部のうち、ヒレ4が形成された付近を車室内側から押したとしても、高剛性部6の突っ張り作用が働く。このため、ルーフライニング1とピラーガーニッシュ7との間に隙間が生じることなく、見栄えが悪くなることが抑制されている。
(3)実施例の効果
以上より、本実施例のルーフライニング1及びその取付構造100によると、ルーフライニング1は、ルーフライニング本体2の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部3を有するヒレ4を備えている。このヒレ4は、端部5にて車体側部材であるルーフパネル101に当接する。また、凹部3には、ヒレ4がルーフライニング本体2の縁部から延びる方向に沿って高剛性部6が形成されている。このような構成により、高剛性部6が突っ張り作用を奏し、弾性的な沈み込みを抑えることができる。このため、バネ部を設ける場合のようにルーフライニングに歪みを生じさせることがないので、意匠性を損なうことなく弾性的な沈み込みが抑えることができる。
また、凹部3は、その開口が車室外側に向くような形態とされており、高剛性部6は、凹部3を形成している対向した側壁4A同士を架け渡す橋状に形成されている。このため、高剛性部6を容易に形成することができる。また、高剛性部6を車室外側に形成しているので、ルーフライニング1の意匠面となる車室内側の面の意匠性を確保することができる。
更に、ヒレ4の先端の端面5Aを車体側部材であるルーフパネル101に突き当てるようにしているので、高剛性部6の突っ張り作用を効果的に働かせることができ、弾性的な沈み込みをより効果的に抑制することができる。
また、ヒレ4の端部5が当接する車体側部材がルーフパネル101であり、ルーフパネル101とルーフライニング本体2の縁部との間の距離が比較的小さな場合に適用しているので、高剛性部6の突っ張り作用を確実に働かせることができ、弾性的な沈み込みをより効果的に抑えることができる。
更に、ヒレ4の端部5を、ヒレ4の他の部分よりも厚肉に形成するようにしたので、当接面の面積が確保され、車体側部材との当接をより確実なものとすることができる。その結果、高剛性部による突っ張り作用をより効果的に働かせることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、ヒレ4の先端の端面5Aを車体側部材に当接させるようにしたが、これに限定されず、例えば、図7及び8に示すように、ヒレ4の端部5を、これを当接させる車体側部材の当接面に沿って延伸させて設け、延伸させた部分の面のうち、車体側部材の当接面に対向する面を当接させるようにしてもよい。この場合、ヒレの先端の端面を当接させる場合と比較して、当接面の面積を大きくすることが容易であるので、車体側部材との当接をより確実なものとすることができ、高剛性部による突っ張り作用をより効果的に働かせることができる。
また、上記実施例では、車体側部材としての車体パネルであるルーフパネル101にヒレ4の端部5を当接させるようにしたが、これに限定されず、例えば、車体パネルに取り付けられた車体側部品に、ヒレの端部を当接させるようにしてもよい。図1に示すB部の近傍にはシートベルト102Aを挿通するための孔2Eが形成されており、これに対応する車体側の位置には、シートベルト102Aのリトラクタ102が設けられている。このリトラクタ102には、シートベルト貫通部102Bが備えられている。そして、車体パネルであるルーフパネル101とヒレ4との間の距離は、上記実施例と比較して離れている。このような場合、図8に示すように、ヒレ4からより近い位置にあるリトラクタ102等の車体側部品に当接させることで、高剛性部6の突っ張り作用を確実に働かせることができる。
また、図9及び図10に示すように、リトラクタ102等の車体側部品に、ヒレ4の端部5を当接させるための当接部103を設けるようにしてもよい。このような場合でも、ヒレ4と、このヒレ4の端部が当接する車体側部材と、の位置を近接させることができ、高剛性部6の突っ張り作用を確実に働かせることができる。この当接部が設けられる車体側部品は、ルーフパネル101等の車体パネルであってもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
乗用車、バス、トラック等の他、列車、汽車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両などの車両用天井構造に関する技術として広く利用される。
1;ルーフライニング、2;ルーフライニング本体、3;凹部、4;ヒレ、4;ヒレ部、4A;側壁、4B;底壁、5;端部、6;高剛性部、7;ピラーガーニッシュ、100;ルーフライニング取付構造、101;ルーフパネル(車体パネル)、102;シートベルトのリトラクタ(車体側部品)、103;当接部。

Claims (6)

  1. 車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられるルーフライニングであって、
    ルーフライニング本体と、
    前記ルーフライニング本体の縁部から延設され、断面が略U字状の凹部を有するヒレと、を備え、
    前記ヒレは、端部にて車体側部材に当接し、
    前記凹部には、前記ヒレが前記ルーフライニング本体の前記縁部から延びる方向に沿って高剛性部が形成されていることを特徴とするルーフライニング。
  2. 前記凹部は、その開口が車室外側に向くような形態とされており、
    前記高剛性部は、前記凹部を形成している対向した側壁同士を架け渡す橋状に形成されている請求項1記載のルーフライニング。
  3. 前記ヒレの先端の端面が、前記車体側部材に突き当てられる請求項1又は2記載のルーフライニング。
  4. 前記車体側部材は車体パネルである請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルーフライニング。
  5. 前記車体側部材は車体パネルに取り付けられた車体側部品である請求項1乃至3のいずれか一項に記載のルーフライニング。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のルーフライニングが、前記車両のルーフパネルの車室内側に取り付けられていることを特徴とするルーフライニングの取付構造。
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