JP2013063720A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】リクライニング装置を介したシートバックとシートクッションとの連結部に生じるガタを抑える。
【解決手段】シートバック2とシートクッション3とを連結するリクライニング装置4は、円板形状のラチェット10及びガイド20と、ロック機構(ポール30,30及びスライドカム40)と、外周リング70と、を有する。ラチェット10及びガイド20は、互いに相対回転可能に軸方向に嵌合して内外に支え合った状態として組み付けられ、ラチェット10はシートバック2に、ガイド20はシートクッション3にそれぞれ一体的に結合され、外周リング70はラチェット10とガイド20との外周部間に跨って組み付けられ、ガイド20に一体的に結合されて、ラチェット10に軸方向の外れ止めをするように係合する。ラチェット10と一体のシートバック2と、外周リング70の外周部との間に、弾性部材80が押し挟まれた状態で設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートバックが回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置を介してベース体に連結された車両用シートに関する。
従来、車両用シートのシートバックをシートクッションに対して背凭れ角度調節可能に連結するリクライニング装置として、下記特許文献1に開示されたものが知られている。このリクライニング装置は、シートバックに一体的に連結される円盤形状のラチェットと、シートクッションに一体的に連結される円盤形状のガイドとを有し、これらラチェットとガイドとが互いに相対回転可能な状態となるように軸方向に組み付けられて、互いの外周部間に跨って装着されるリング状の外周保持部材により軸方向に外れ止めされた構成とされている。上記ラチェットとガイドとは、ガイドにセットされた外周歯を備えるポールを、半径方向の外側に押し動して、ラチェットの外周部に形成された内周歯に噛合させることにより、互いの相対回転がロックされる構成とされている。
特開2002−233426号公報
しかし、上記特許文献1に記載の従来技術では、ラチェットとガイドとの間に、これらの回転方向の摺動性を担保するための組み付け隙間が設定されており、この隙間により車両走行時に入力される振動を受けてシートバックがガタついてしまうという問題がある。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、リクライニング装置を介したシートバックとシートクッションとの連結部に生じるガタを抑えることにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、シートバックが回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置を介してベース体に連結された車両用シートである。リクライニング装置は、円板形状のラチェット及びガイドと、ロック機構と、円弧状に湾曲した外周部を備える外周リングと、を有する。ラチェット及びガイドは、互いに相対回転可能に軸方向に嵌合して内外に支え合った状態となって組み付けられ、一方はシートバックに、他方はベース体にそれぞれ一体的に結合されて設けられる。ロック機構は、ラチェットとガイドとの間に設けられてこれらの相対回転をロックしたり解除したりするよう作動する。外周リングは、ラチェットとガイドとの外周部間に跨って組み付けられ、ガイドに一体的に結合され、ラチェットに軸方向の外れ止めをするように係合する。ラチェットが一体的に結合されるシートバック或いはベース体と、外周リングの円弧状に湾曲した外周部と、の間に、これらの間に押し付けられた状態として弾性部材が設けられている。
この第1の発明によれば、ラチェットが一体的に結合されるシートバック或いはベース体と、ガイドに一体的に結合される外周リングと、の間に弾性部材が設けられることで、ラチェットとガイドとの組み付け隙間により生じるガタが抑えられる。詳しくは、上記弾性部材は、上記シートバック或いはベース体と、外周リングの円弧状に湾曲した外周部との間に押し付けられた状態として設けられることで、シートバックの背凭れ角度が変化しても、外周リングに対する押し付け状態が一定状態に保たれる。したがって、シートバックの背凭れ角度が変化しても、上述した弾性部材によって、安定したガタ抑止効果を得ることができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、外周リングが円環状の形に形成されており、弾性部材が外周リングの外周部に巻装される無端のリング形状とされているものである。
この第2の発明によれば、弾性部材が無端のリング形状とされて外周リングの外周部に巻装されて設けられることで、弾性部材を、特別な接着手段や固定手段を用いることなく、シートバック或いはベース体と、外周リングの外周部と、の間に押し付けた状態として設けることができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成となっているものである。ラチェットとガイドとの組み付け構造は、ガイドの外周部に形成された軸方向に突出する円筒部内に、ラチェットの外周部に形成された軸方向に突出する円筒部が軸方向に一部が嵌合して内外に支え合った状態となって組み付けられる構成とされている。外周リングは、ラチェットの円筒部とガイドの円筒部とが嵌合した段差状の外周ラインに沿ってあてがわれる段差状の断面形状をもつ形に形成されている。弾性部材は、上記外周リングの段差形状と、ラチェットが一体的に結合されるシートバック或いはベース体と、の間に挟み込まれる形で設けられている。
この第3の発明によれば、弾性部材が外周リングに形成された段差形状と、シートバック或いはベース体と、の間に挟み込まれる形で設けられることで、弾性部材が軸方向にも径方向にも位置ズレしない状態として保持される。したがって、弾性部材によるガタ抑止効果をより安定して得ることができる。
実施例1の車両用シートの概略構成を示した斜視図である。 シートバックとシートクッションとの連結部を表した側面図である。 リクライニング装置の分解斜視図である。 シートバックフレームとリクライニング装置との連結構造を表した斜視図である。 シートクッションフレームとリクライニング装置との連結構造を表した斜視図である。 図2のVI-VI線断面図である。 リクライニング装置のロック状態を表した図6のVII-VII線断面図である。 リクライニング装置のアンロック状態を表した断面図である。 シートクッションフレームの構成を示した側面図である。 実施例2の車両用シートの構成を表した側面図である。 図10のXI-XI線断面図である。 実施例3の車両用シートの構成を表した側面図である。 図12のXIII-XIII線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図9を用いて説明する。本実施例の車両用シート1は、図1に示すように、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有し、シートバック2が、車両のフロア上に設置されたシートクッション3に対して、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置4,4を間に介して連結された構成となっている。ここで、シートクッション3が本発明の「ベース体」に相当する。詳しくは、上記リクライニング装置4,4は、シートバック2の骨格を成すシートバックフレーム2fの左右両サイドの下端部と、シートクッション3の骨格を成すシートクッションフレーム3fの左右両サイドの後端部と、の間にそれぞれ介設されており、シートバックフレーム2fの左右両サイドの下端部を、シートクッションフレーム3fの左右両サイドの後端部に対して、それぞれ、互いに同軸回りに相対回転可能な状態となるように連結している。これにより、シートバック2が、シートクッション3に対して、シート前後方向に背凭れ角度調節可能な状態に連結された状態とされている。上記各リクライニング装置4,4は、それらの内部に備えられた回転止め構造(ロック構造)によって、シートバック2の背凭れ角度を変化させられる状態(アンロック状態)とロックした状態とに切り替えられるようになっている。
詳しくは、上記各リクライニング装置4,4は、それらの中心部に挿通された各操作軸4c,4cの軸回転操作に伴って、ロック・アンロックの各状態に切り替えられるようになっており、各操作軸4c,4cがコネクティングロッド4rによって互いに一体的に連結されていることにより、互いのロック・アンロックの切替え操作が左右で同期して一斉に行われるようになっている。上記各リクライニング装置4,4は、常時は、後述するバネの附勢構造によってロックした作動状態に保持されており、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態となって保持されている。そして、このシートバック2の背凭れ角度の固定状態は、シートクッション3の車両外側(図1の紙面右側)の側部に設けられた解除レバー5を引き上げる操作によって、各操作軸4c,4cが一斉に軸回転操作されて解除されるようになっている。この解除操作により、シートバック2がその背凭れ角度位置を自由に調節することができる状態となる。また、上記解除操作をやめることにより、各リクライニング装置4,4が再びそれらのバネ附勢構造によってロック状態に戻されて、シートバック2がその背凭れ角度を固定された状態に戻される。
ここで、上記シートバックフレーム2fの左右両サイド部とシートクッションフレーム3fの左右両サイド部との間には、シートバック2を常時シート前方側に向かって回転附勢する渦巻きバネ6,6が掛着されている。これら渦巻きバネ6,6は、図2に示すように、それらの内側の端部(内端6a,6a)が、シートクッションフレーム3fの左右両外側のサイド部に切り起こし形成された切り起こし板3d,3d(図9参照)の各上縁部に掛着されて固定されており、外側の端部(外端6b,6b)が、シートバックフレーム2fの左右両外側のサイド部に結合されたL字板2d,2dの両外側に張り出す板部の後縁部にそれぞれ掛着されて固定されている。これら渦巻きバネ6,6の附勢力により、シートバック2は、その背凭れ角度の固定状態が解かれると、着座乗員の背部に当たる位置まで起こし上げられて、着座乗員の背部が前後に傾動される動きに追従してその背凭れ角度位置を自由に変動させられるようになっている。ここで、上述したシートバック2は、その背凭れ角度位置が上方側に真っ直ぐに起立した位置からシート後方側に傾倒される角度領域内にあるときには、解除レバー5の操作をやめることでその背凭れ角度が固定された状態(ロック状態)に戻されるが、上記起立位置からシート前方側に傾倒される角度領域内に入った状態のときには、解除レバー5の操作をやめても背凭れ角度が固定された状態(ロック状態)には戻されないようになっている。
前者の背凭れ角度が固定状態に戻される角度領域は、後述する各リクライニング装置4,4に設定されたロックゾーンの回転領域により形成されており、後者の背凭れ角度が固定状態に戻されない角度領域は、後述する各リクライニング装置4,4に設定されたフリーゾーンの回転領域により形成されている。上記フリーゾーンの領域設定により、車両用シート1に人が座っていない状態で、解除レバー5を操作して、シートバック2を上記渦巻きバネ6,6の附勢力によってシート前方側へと倒し込んでいく時に、シートバック2が上記起立位置を越える位置まで倒し込まれたら、あとは解除レバー5の操作から手を離しても、シートバック2がシートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで大きく前に倒し込まれていくようになっている。ここで、上記シートバック2の回転可能領域は、図2に示すように、上述したシートバックフレーム2fの左右両外側のサイド部に結合されたL字板2d,2dの前縁部又は後縁部が、シートクッションフレーム3fの左右両サイド部の前部又は後部に突出して形成された前倒れストッパ3e1,3e1又は後倒れストッパ3e2,3e2と当たる位置間の領域として設定されている。
以下、上述した各リクライニング装置4,4の構成について、詳しく説明していく。なお、各リクライニング装置4,4は、互いに左右対称の同じ構成となっているため、以下ではこれらを代表して、図3の紙面向かって右側に示されている車両外側に配されたリクライニング装置4の構成についてのみ説明することとする。図3に示すように、リクライニング装置4は、円盤形状のラチェット10及びガイド20と、2個のポール30,30と、スライドカム40と、ヒンジカム50と、渦巻きバネ60と、外周リング70と、を有し、これらが互いに軸方向に1つに組み付けられて構成されている。
上記ラチェット10は、その円盤部11の外周部に、ガイド20への組み付け方向となる板厚方向(軸方向)に円筒状に突出する円筒部12が形成されている。この円筒部12は、円盤部11の外周部が板厚方向に半抜き加工されることにより押し出されて形成されている。この円筒部12の内周面には、後述する各ポール30,30の外周歯面30a,30aをそれぞれ噛合させることのできる内歯を有した内周歯面12aと、内歯のない滑らかな円弧面状に突出する乗上げ面12bと、が円周方向に並んで形成されている。上記乗上げ面12bは、円筒部12の内周面上の円周方向の1箇所の位置に形成されており、その内周面が内周歯面12aの歯先よりも半径方向の内側に突出した円弧面とされて形成されている。
上記ラチェット10は、図4に示すように、その円盤部11の外側の盤面が、シートバックフレーム2fの外側の板面に接合されて一体的に結合されている。詳しくは、上記ラチェット10の円盤部11には、その外側の盤面から円筒状に突出する5つのダボ13a・・(・・は複数を表す。)と1つのDダボ13bとが形成されている。これらダボ13a・・やDダボ13bは、円盤部11の比較的外周縁側に近い位置に、互いに円周方向に等間隔に並んで配置形成されている。このうち、Dダボ13bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれた形に形成されており、円筒形状に突出した各ダボ13a・・とは形状が区別できるようになっている。
一方、シートバックフレーム2fには、上述した各ダボ13a・・やDダボ13bをそれぞれ軸方向に嵌合させることのできるダボ孔2a・・とDダボ孔2bとが板厚方向に貫通して形成されている。これにより、上記ラチェット10は、上記ダボ13a・・やDダボ13bを、シートバックフレーム2fに形成された各ダボ孔2a・・やDダボ孔2bにそれぞれ嵌合させて、各嵌合部をそれぞれ溶着して接合することにより、シートバックフレーム2fに対して強固に一体的に結合された状態とされている。ここで、図3に示すように、上述したラチェット10の円盤部11の中心部には、前述したリクライニング装置4のロック・アンロックの切換え操作を行う操作軸4c(図6参照)を挿通するための貫通孔14が形成されている。そして、図4に示すように、シートバックフレーム2fにも、上記貫通孔14と同軸線上の位置に、同じ目的の貫通孔2cが貫通して形成されている。
次に、図3を参照して、ガイド20の構成について説明する。ガイド20は、上述したラチェット10よりもひとまわり大きな外径をもつ円盤形状に形成されており、その円盤部21の外周部には、ラチェット10への組み付け方向となる板厚方向(軸方向)に円筒状に突出する円筒部22が形成されている。この円筒部22は、円盤部21の外周部が板厚方向に半抜き加工されることにより押し出されて形成されている。上記円筒部22は、その内径がラチェット10の円筒部12の外径よりも僅かに大きくなっており、図6に示すように、その円筒内部にラチェット10の円筒部12を軸方向に嵌め込んで組み付けることにより、両円筒部12,22が互いに内外に緩やかに嵌まり込んだ状態となって、ラチェット10とガイド20とが互いに相対回転可能に内外に支え合った状態となって組み付けられるようになっている。
上記ガイド20の円盤部21上の円周方向の4箇所の位置には、ラチェット10への組み付け方向となる板厚方向に突出する案内壁21a,21b,21c,21d(以下、案内壁21a〜21dとする。)が形成されている。これら案内壁21a〜21dは、円盤部21の一部が板厚方向に半抜き加工されることにより押し出されて形成されている。これら案内壁21a〜21dは、図7〜図8に示すように、後述する円盤部21上の2箇所の位置にセットされる各ポール30,30を、それぞれ半径方向の内外方にのみ移動可能となるように円周方向に支持すると共に、同じく円盤部21上の中心部にセットされるスライドカム40を、上記各ポール30,30のスライド方向とは垂直な半径方向にのみ移動可能となるように円周方向に支持する構成となっている。
上記したガイド20は、図5に示すように、その円盤部21の外側の盤面が、シートクッションフレーム3fの内側の盤面に接合されて一体的に結合されている。詳しくは、上記ガイド20の円盤部21には、その外側の盤面上から円筒状に突出する3つのダボ24a・・と、1つのDダボ24bとが形成されている。これらダボ24a・・やDダボ24bは、後述する円盤部21の外側の盤面上に「十」符号状に突出した形となって形成されるガイド溝23の外側の盤面上に1つずつ形成されて、互いに円周方向に等間隔に並んだ状態となって形成されている。このうち、Dダボ24bは、その突出した円筒形状の一部が断面D字状に切り欠かれた形に形成されており、円筒形状に突出した各ダボ24a・・とは形状が区別できるようになっている。また、ガイド20の外側の盤面上には、後述する渦巻きバネ60の外端62を掛着させるためのピン形状に突出した形の2つのバネ掛部24c,24cが形成されている。バネ掛部24c,24cが2つ形成されているのは、渦巻きバネ60が逆向きに掛けられるもう一方側のリクライニング装置4にも同じ構成で対応できるようにするためである。
一方、クッションフレーム3fには、上述した各ダボ24a・・やDダボ24bをそれぞれ軸方向に嵌合させることのできるダボ孔3a・・とDダボ孔3bとが板厚方向に貫通して形成されている。これにより、上記したガイド20は、上記各ダボ24a・・やDダボ24bをクッションフレーム3fに形成された各ダボ孔3a・・やDダボ孔3bにそれぞれ嵌合させて、各嵌合部をそれぞれ溶着して接合することにより、クッションフレーム3fに対して強固に一体的に結合された状態とされている。ここで、図3に示すように、上述したガイド20の円盤部21の中心部には、前述したリクライニング装置4のロック・アンロックの切換え操作を行う操作軸4c(図6参照)を挿通するための貫通孔25が形成されている。そして、シートクッションフレーム3fにも、この貫通孔25と同軸線上の位置に、同じ目的を持つ通し孔3cが貫通して形成されている。この通し孔3cは、上述した切り起こし板3dの切り起こしに伴って、後述する渦巻きバネ60もその孔内に通せる大きさに開口して形成されている。上記通し孔3cの外側の板面部には、通し孔3cを外部から覆った状態とする蓋部材3gが設けられている。
図3を参照して、上述したガイド20の円盤部21には、その内側の盤面上に、板厚方向に「十」符号状に凹んだ形のガイド溝23が形成されている。このガイド溝23は、円盤部21が板厚方向に「十」符号状に半抜き加工されて形成されており、その溝形状がクロスする部位の四隅、すなわち半径方向に張り出す各溝間の領域部には、前述した各案内壁21a〜21dが板厚方向に立壁状に突出した状態となって形成されている。上述したガイド溝23は、その「十」符号状に凹んだ溝形状のうち、ガイド20の中心部から図示上側と下側とに延び出す2つの溝部が、それぞれ、上述した2つのポール30,30をそれぞれ半径方向の内外方に移動可能に内部に収容することのできるポール溝23a,23aとして形成されている。
また、同じくガイド溝23の「十」符号状に凹んだ溝形状のうち、ガイド20の中心部と図示左右方向に延び出す2つの溝部とが連通して形成されている溝部は、後述するスライドカム40を図示左右方向(半径方向)に移動可能に内部に収容することのできるカム溝23bとして形成されている。上述した各案内壁21a〜21dは、上述した各ポール溝23a,23a内に収容された各ポール30,30のサイド面や、カム溝23b内に収容されたスライドカム40のサイド面にそれぞれあてがわれて、これらポール30,30やスライドカム40をそれぞれ特定の半径方向にのみ移動可能となるようにガイドする構成となっている。
次に、図3を参照して、上述した各ポール30,30の構成について説明する。各ポール30,30は、前述したガイド20に形成された各ポール溝23a,23a内にセットされることにより、各ポール溝23a,23a内の形状に沿って半径方向の内外方にのみ移動可能となるように円周方向に支持された状態として配設されている。これらポール30,30は、それらの外周面が、前述したラチェット10の円筒部12の内周歯面12aと噛合することができるように、それぞれ湾曲して外歯を有した外周歯面30a,30aとされて形成されている。
上記各ポール30,30は、図7に示すように、後述するスライドカム40のスライド動作によって半径方向の外側に押し出されることにより、それらの外周歯面30a,30aがラチェット10の円筒部12の内周歯面12aに噛合された状態となる。これにより、各ポール30,30は、スライドカム40の押圧力によって、ラチェット10の内周歯面12aに噛合された状態に押し付けられた状態として、ラチェット10に対して回転方向(円周方向)に一体的な状態とされて保持される。
上記各ポール30,30は、ガイド20との関係においては、上述した各案内壁21a〜21dによる円周方向の支えにより、半径方向の内外方にしかスライドすることができないようになっている。したがって、ラチェット10は、上記各ポール30,30が噛合した状態となることにより、これらポール30,30を介してガイド20に対して回転方向に一体的とされた状態、すなわちガイド20に対する回転がロックされた状態となって保持される。これにより、リクライニング装置4が回転ロックされた状態となる。ここで、上記各ポール30,30をラチェット10に噛合させて回転をロックする構造が、本発明の「ロック機構」に相当する。
このリクライニング装置4の回転ロック状態は、図8に示すように、スライドカム40が図示右方向にスライド操作されて、各ポール30,30が半径方向の内側に引き込まれてラチェット10との噛合状態から外されることにより解除されるようになっている。ここで、上述した各ポール30,30をスライドカム40のスライド動作によって半径方向の外側に押し出したり、半径方向の内側に引き込んだりする操作は、図3に示すように、スライドカム40の上下側の周縁部に形成された各肩部42,42やフック44,44によって行われるようになっている。
詳しくは、図7に示すように、上記各肩部42,42は、スライドカム40が図示左方向にスライド移動(図8の状態から図7の状態へのスライド移動)することによって、各ポール30,30の両脚部32,32をそれぞれ乗り上げさせる格好で半径方向の内側から外側へと押し出して、各ポール30,30をラチェット10の内周歯面12aに噛合させるようになっている。また、フック44,44は、スライドカム40の上下側の各外周部上から図示右方向に折れ曲がるようにアーム状に延出する形に形成されており、スライドカム40が図示右方向にスライド移動(図7の状態から図8の状態へのスライド移動)することによって、各ポール30,30の内周部に形成された各引掛部31,31に引掛けられて、各ポール30,30を半径方向の内側へと引き込んで、各ポール30,30をラチェット10の内周歯面12aとの噛合状態から外すようになっている。ここで、上記各ポール30,30の半径方向の内側への移動は、それらの脚部32,32が、スライドカム40の上下側の周縁部に凹み形成された各溝部43,43内に入り込む構造によって許容されるようになっている。
上記スライドカム40は、図7に示すように、常時は、その中心部の貫通孔41内に装着されたヒンジカム50を介して、図示左方向に移動附勢された状態として、各ポール30,30を半径方向の内側から押圧してラチェット10の内周歯面12aに押し付けて噛合させた状態となって保持されている。そして、スライドカム40は、図8に示すように、ヒンジカム50が上記附勢力に抗して図示時計回り方向に回転操作されることにより、図示右方側に押し動かされて、各ポール30,30を半径方向の内側に引き込んでラチェット10との噛合状態から外すようになっている。
ところで、上述した各ポール30,30は、ラチェット10のガイド20に対する回転位置が、いずれかのポール30の移動先の位置に乗上げ面12bが位置する状態となる時には、そのロック移動が乗上げ面12bへの乗り上がりによって阻止されて、ロック作動できないようになっている。具体的には、上記いずれかのポール30が乗上げ面12bに乗り上がることにより、各ポール30,30に押し出し方向の押圧力をかけているスライドカム40の移動が制止された状態となる。これにより、他のポール30のロック作動も止められて、リクライニング装置4がアンロック状態に留められるようになる。このように、上述した乗上げ面12bがいずれかのポール30と干渉する回転角度領域では、リクライニング装置4のロック作動が阻止されて、リクライニング装置4がアンロック状態のまま保たれるようになっており、この回転角度領域が、前述したフリーゾーンを構成する回転角度領域として設定されている。また、上記乗上げ面12bがいずれのポール30,30とも干渉せずに、各ポール30,30がラチェット10の内周歯面12aと噛合することのできる回転角度領域が、リクライニング装置4がロック状態に戻されるロックゾーンとして設定されている。
次に、図3を参照して、上述したスライドカム40を回転操作するヒンジカム50の構成について説明する。ヒンジカム50は、上述したガイド20の中心部に形成された貫通孔25内に嵌め込まれて回転可能に軸支された状態として、その軸方向に突出した軸部位及びこの軸部位の外周部に突出形成された操作突起52を、スライドカム40の中心部に貫通形成された貫通孔41内に嵌め込んだ状態としてセットされている。詳しくは、上記ヒンジカム50は、その操作突起52を、スライドカム40の貫通孔41内の周縁部の一部に凹み形成された操作孔部41a内に入り込ませた状態としてセットされている。
上記ヒンジカム50は、ガイド20との間に掛着された渦巻きバネ60の附勢力によって、常時は、ガイド20に対して図1の紙面向かって時計回り方向に回転附勢された状態とされている。これにより、ヒンジカム50は、常時は、上記操作突起52を介してスライドカム40に同方向(図1の紙面向かって時計回り方向)に向けての回転附勢力を作用させるようになっている。上記渦巻きバネ60は、図5に示すように、予め捩り込まれた状態として、その内端61がヒンジカム50の角筒状に形成されたバネ掛部51に掛着されており、外端62がガイド20のバネ掛部24cに掛着されて設けられている。上記ヒンジカム50には、図3で前述した操作軸4cが軸方向に挿通されて回転方向に一体的に装着されている。これにより、ヒンジカム50は、図1で前述した解除レバー5が引き上げ操作されることに伴って、図3で示した渦巻きバネ60の附勢力に抗した図示反時計回り方向に回転操作されるようになっている。
次に、図3を参照して、外周リング70の構成について説明する。外周リング70は、薄い鋼板がリング状に打ち抜かれると共に、その打ち抜かれた円板部が更に板厚方向(軸線方向)に段差状に半抜き加工されることにより、軸方向に面を向けたリング状の第1座面部71と第2座面部72とが軸方向に段差状に内外に並んで形成された、座付きの円筒型形状に形成されている。上記外周リング70の外周部には、軸方向に円筒状に突出した円筒部73が形成されている。
上記外周リング70は、その円筒内部にラチェット10とガイド20とがそれぞれ順に組み付けられることにより、上述した第1座面部71によりラチェット10の円筒部12を軸方向の外側からあてがえると共に、第2座面部72によりガイド20の円筒部22を軸方向の内側からあてがえた状態として、その円筒部73によりガイド20の円筒部22を外周側から覆った状態となる。そして、上記組み付け後に、上記外周リング70のガイド20の円筒部22から軸方向の外側に突出する円筒部73の先(かしめ部73a)を、半径方向の内側に折り曲げて、第2座面部72との間にガイド20の円筒部22を軸方向に挟み込むようにかしめることにより、外周リング70がガイド20の円筒部22に一体的に結合された状態として組み付けられている。この組み付けにより、外周リング70は、その第1座面部71によりラチェット10をガイド20に対して軸方向に外れないように保持した状態として、ラチェット10とガイド20とを軸方向に組み付けた状態に保持するようになっている。
ところで、上記外周リング70の第2座面部72とシートバックフレーム2fのサイド部との間には、樹脂製(熱可塑性ポリエステルエラストマー)の弾性部材80が設けられている。詳しくは、上記弾性部材80は、断面矩形のリング形状に形成されており、外周リング70の第2座面部72と、第2座面部72と第1座面部71との間のラチェット10の外周部を覆う円筒部と、によって形成される円環状の段差部74に嵌め込まれて巻装された状態となって設けられている。上記弾性部材80は、外周リング70の第2座面部72とシートバックフレーム2fのサイド部との間の幅寸法よりも大きな横幅を有した形状とされており、これらの間に押し挟まれた状態となって設けられている。これにより、弾性部材80は、上記外周リング70の第2座面部72とシートバックフレーム2fのサイド部との間に、常時、幅方向に離間させる方向に力をかける弾発力を作用させた状態となっている。この弾発力により、ラチェット10とガイド20との間には、これらの組み付け隙間により生じるガタの発生が抑えられた状態となっている。
ここで、上記ラチェット10とガイド20との組み付け部である両円筒部12,22間には、これらの組み付け性及び相対回転時の摺動性を担保するための隙間が設定されている。この隙間設定により、ラチェット10とガイド20とは、互いに半径方向にガタつきを生じる状態とされており、車両走行時に振動の入力を受けることで、シートバック2にガタが生じさせる構成となっている。しかし、上記シートバックフレーム2fと外周リング70との間に弾性部材80が押し付けられた状態で設けられていることにより、上述した振動入力に対するシートバック2のガタが抑止されている。具体的には、上記弾性部材80は、ラチェット10と一体のシートバックフレーム2fと、ガイド20と一体の外周リング70と、の間に押し付けられた状態で設けられていることにより、これらラチェット10とガイド20との間に入力される振動が、弾性部材80の弾性支持力により受け止められて抑制されるようになっている。
上記弾性部材80による弾性支持は、弾性部材80が円環状の外周リング70の外周部に巻装された状態で設けられていることから、シートバック2の背凭れ角度が変化しても、弾性部材80がシートバックフレーム2fと外周リング70との間に押し付けられている態様自体は変わらず、常に一様となる。したがって、シートバック2の背凭れ角度がどの位置に変化しても、弾性部材80による安定したガタ抑止効果を得ることができる。また、上記弾性部材80は、無端のリング形状とされて外周リング70の外周部に巻装されて設けられることから、弾性部材80を、特別な接着手段や固定手段を用いることなく、シートバックフレーム2fと外周リング70の外周部との間に押し付けた状態として設けることができる。なお、弾性部材80は、シートバックフレーム2f又は外周リング70のどちらか一方に接着されて設けられるものであってもよい。また、弾性部材80が外周リング70の段差部74とシートバックフレーム2fとの間に挟み込まれる形で設けられることで、弾性部材80が軸方向にも径方向にも位置ズレしない状態として保持される。したがって、弾性部材80によるガタ抑止効果をより安定して得ることができる。
続いて、実施例2の車両用シート1の構成について、図10〜図11を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した車両用シート1と同一の構成及び作用を奏する箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、弾性部材81が、シートバックフレーム2fのサイド部に結合されたL字板2dの外側に張り出す部位の下面部に接着されて、外周リング70の円筒部73の外周部に押し付けられた状態として設けられている。
上記弾性部材81は、L字板2dの下面部に接着される部分にのみ形状を有する片状の形に形成されて、外周リング70の外周部上の一部にのみ押し付けられた状態として設けられているが、外周リング70がシートバック2の傾動中心まわりに描かれる円弧の形に湾曲して形成されていることから、弾性部材81が外周リング70に押し付けられる態様は、シートバック2の背凭れ角度が変化しても、常に一様となる。したがって、シートバック2の背凭れ角度がどの位置に変化しても、弾性部材81による安定したガタ抑止効果を得ることができる。また、弾性部材81が、ラチェット10とガイド20との間の隙間の設定方向である半径方向にL字板2dと外周リング70との間に挟持されて設けられていることから、弾性部材81による弾性支持力が、上下方向の振動入力に対して特に効果的に働き、振動を効果的に抑制することができる。
続いて、実施例3の車両用シート1の構成について、図12〜図13を用いて説明する。なお、本実施例では、実施例1で示した車両用シート1と同一の構成及び作用を奏する箇所については、これらと同一の符号を付して説明を省略し、異なる箇所について詳しく説明することとする。本実施例では、弾性部材82が、断面L字状に内周側に張り出すフランジ部82aを有する無端のリング形状に形成されており、上記フランジ部82aが外周リング70の段差部74に嵌まり込んだ状態として、外周リング70の円筒部73の外周部上に巻装された状態となって設けられている。上記弾性部材82は、上記外周リング70の円筒部73と、シートバックフレーム2fのサイド部に結合されたL字板2dの外側に張り出す部位の下面部と、の間に高さ方向に挟持されて、両者に押し付けられた状態となって設けられている。
上記のように組み付けられた弾性部材82は、外周リング70がシートバック2の傾動中心まわりに描かれる円弧の形に湾曲して形成されていることから、シートバック2の背凭れ角度が変化しても、常にL字板2dと外周リング70との間に挟まれて両者に押し付けられる態様は、一様の状態に保たれる。したがって、シートバック2の背凭れ角度がどの位置に変化しても、弾性部材82による安定したガタ抑止効果を得ることができる。詳しくは、上記弾性部材82は、フランジ部82aが段差部74に嵌まり込んでシートバックフレーム2fとの間に挟まれた状態として設けられていることから、外周リング70上から外側に抜け落ちることなく、幅方向(軸方向)に位置決めされた状態として、安定したガタ抑止機能を発揮させられるようになっている。
以上、本発明の実施形態を3つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、上記実施例では、シートバック2がリクライニング装置4を介して連結される対象(本発明の「ベース体」に相当する)として、シートクッション3(シートクッションフレーム3f)を例示したが、シートバックの連結対象となる「ベース体」は、他のシート構造物のほか、フロアパネル等の車体構造物を採用することもできる。また、弾性部材の材質は、樹脂のほか、ゴム等の他の弾性材を採用することもできる。
また、上記実施例では、ラチェット10がシートバックフレーム2fに連結され、ガイド20がシートクッションフレーム3fに連結された構成を例示したが、ラチェットがシートクッションフレームに組み付けられ、ガイドがシートバックフレームに組み付けられる構成であってもよい。また、上記実施例では、外周リング70の外周部が円環状に形成されたものを例示したが、外周部の円周方向の少なくとも一部、詳しくは、シートバックの傾動領域を包含する領域部が、円弧状に湾曲した形に形成されていればよい。これにより、シートバックの背凭れ角度が変化しても、常に同じ態様で弾性部材を外周リングに押し当てた状態にすることができる。
1 車両用シート
2 シートバック
2f シートバックフレーム
2a ダボ孔
2b Dダボ孔
2c 貫通孔
2d L字板
3 シートクッション(ベース体)
3f シートクッションフレーム
3a ダボ孔
3b Dダボ孔
3c 通し孔
3d 切り起こし板
3e1 前倒れストッパ
3e2 後倒れストッパ
3g 蓋部材
4 リクライニング装置
4c 操作軸
4r コネクティングロッド
5 解除レバー
6 渦巻きバネ
6a 内端
6b 外端
10 ラチェット
11 円盤部
12 円筒部
12a 内周歯面
12b 乗上げ面
13a ダボ
13b Dダボ
14 貫通孔
20 ガイド
21 円盤部
21a〜21d 案内壁
22 円筒部
23 ガイド溝
23a ポール溝
23b カム溝
24a ダボ
24b Dダボ
24c バネ掛部
25 貫通孔
30 ポール
30a 外周歯面
31 引掛部
32 脚部
40 スライドカム
41 貫通孔
41a 操作孔部
42 肩部
43 溝部
44 フック
50 ヒンジカム
51 バネ掛部
52 操作突起
60 渦巻きバネ
61 内端
62 外端
70 外周リング
71 第1座面部
72 第2座面部
73 円筒部
73a かしめ部
74 段差部
80 弾性部材
81 弾性部材
82 弾性部材
82a フランジ部

Claims (3)

  1. シートバックが回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置を介してベース体に連結された車両用シートであって、
    前記リクライニング装置は、
    互いに相対回転可能に軸方向に嵌合して内外に支え合った状態となって組み付けられ、一方は前記シートバックに、他方は前記ベース体にそれぞれ一体的に結合されて設けられる円盤形状のラチェット及びガイドと、
    前記ラチェットと前記ガイドとの間に設けられてこれらの相対回転をロックしたり解除したりするよう作動するロック機構と、
    前記ラチェットと前記ガイドとの外周部間に跨って組み付けられ、前記ガイドに一体的に結合され、前記ラチェットに軸方向の外れ止めをするように係合する円弧状に湾曲した外周部を備える外周リングと、
    を有し、
    前記ラチェットが一体的に結合される前記シートバック或いは前記ベース体と、前記外周リングの円弧状に湾曲した外周部と、の間に、これらの間に押し付けられた状態として弾性部材が設けられていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記外周リングが円環状の形に形成されており、前記弾性部材が前記外周リングの外周部に巻装される無端のリング形状とされていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記ラチェットと前記ガイドとの組み付け構造が、前記ガイドの外周部に形成された軸方向に突出する円筒部内に、前記ラチェットの外周部に形成された軸方向に突出する円筒部が軸方向に一部が嵌合して内外に支え合った状態となって組み付けられる構成とされ、前記外周リングは、前記ラチェットの前記円筒部と前記ガイドの前記円筒部とが嵌合した段差状の外周ラインに沿ってあてがわれる段差状の断面形状をもつ形に形成されており、前記弾性部材が前記外周リングの前記段差形状と、前記ラチェットが一体的に結合される前記シートバック或いは前記ベース体と、の間に挟み込まれる形で設けられていることを特徴とする車両用シート。
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