JP2013049308A - 車両および車両用制御方法 - Google Patents

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浩治 有留
Keiji Kaida
啓司 海田
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Abstract

【課題】車両のシステムの停止時および起動時に適切な換気モードを選択する。
【解決手段】ECUは、IGオン操作が行なわれた場合に(S100にてYES)、記憶値に基づいて換気モードを変更するステップ(S102)と、IGオフ操作が行なわれた場合に(S104にてYES)、外気導入モードに変更するステップ(S106)と、IGオン操作もIGオフ操作も行なわれない場合(S100にてNO,S104にてNO)、現在の換気モードを記憶するステップ(S108)とを含む、プログラムを実行する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のシステムの停止時および起動時における換気制御に関する。
たとえば、特開2003−104038号公報(特許文献1)に開示されているように、車両において内気循環モードおよび外気循環モードのうちのいずれかの換気モードを選択する切り換え制御が一般的に行われる。
特開2003−104038号公報
ところで、車両のシステムの停止時において内気循環モードが選択されている場合には、車両の室内に臭気があると次回乗員が車両に乗るまで室内に臭気がこもったままの状態になるという問題が生じる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両のシステムの停止時および起動時に適切な換気モードを選択する車両および車両用制御方法を提供することである。
この発明のある局面に係る車両は、車両の室内と室外との間の状態を連通状態および遮断状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるための換気装置と、車両のシステムへの電力供給が遮断される場合であって、かつ、換気装置が遮断状態である場合には、連通状態に強制的に切り換え、システムへの電力供給が再開される場合にシステムへの電力供給が遮断される直前の換気装置の状態に復帰するように換気装置を制御するための制御部とを含む。
好ましくは、システムへの電力供給が遮断される場合は、システムの停止指示を運転者から受けた場合を含む。
さらに好ましくは、車両は、車両を走行させるための駆動用モータと、車両の室内に設けられ、駆動用モータに電力を供給するための蓄電装置とをさらに含む。
さらに好ましくは、車両は、外部電源を用いて蓄電装置を充電するための外部充電装置をさらに含む。システムへの電力供給が遮断される場合は、外部充電装置による蓄電装置の充電が完了した後にシステムを停止させる場合を含む。
さらに好ましくは、システムへの電力供給が再開される場合は、システムの起動指示を運転者から受けた場合を含む。
この発明の他の局面に係る車両用制御方法は、室内と室外との間の状態を連通状態および遮断状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるための換気装置を搭載した車両に用いられる車両用制御方法である。この車両用制御方法は、車両のシステムへの電力供給が遮断される場合であって、かつ、換気装置が遮断状態である場合には、連通状態に強制的に切り換えるように換気装置を制御するステップと、換気装置が連通状態に強制的に切り換えられた後に、システムへの電力供給が再開される場合にシステムへの電力供給が遮断される直前の換気装置の状態に復帰するように換気装置を制御するステップとを含む。
この発明によると、車両のシステムへの電力供給が遮断される場合に、換気装置が連通状態になることによって、車両の室内の空気を換気することができる。そのため、車両の室内に臭気の発生源がある場合に、臭気が室内にこもることを抑制することができる。さらに、車両のシステムへの電力供給が再開される場合に、システムへの電力供給が遮断された時点の換気装置の状態に復帰させることができる。したがって、車両のシステムの停止時および起動時に適切な換気制御を行なう車両および車両用制御方法を提供することができる。
第1の実施の形態に係る車両の全体ブロック図である。 第1の実施の形態に係る車両に搭載された換気装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る車両に搭載されたECUの機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る車両に搭載されたECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る車両に搭載されたECUの動作を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係る車両に搭載されたECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る車両に搭載されたECUの動作を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態は、説明される。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本実施の形態に係る車両1の全体ブロック図が説明される。車両1は、車輪2と、トランスミッション10と、PCU(Power Control Unit)24と、バッテリ26と、換気装置80と、スタートスイッチ150と、ECU(Electronic Control Unit)200とを含む。
トランスミッション10は、モータジェネレータ(以下、MGと記載する)14と、減速機8とを含む。この車両1は、MG14から出力される駆動力によって走行する。MG14は、たとえば、三相交流回転電機である。MG14は、PCU24によって駆動される。
MG14は、バッテリ26に蓄えられた電力を用いて車輪2に駆動力を与える駆動用モータとしての機能を有する。また、MG14は、回生制動によって発電された電力を用いてPCU24を経由してバッテリ26を充電するためのジェネレータとしての機能を有する。
減速機8は、MG14からの動力を車輪2に伝達する。また、減速機8は、車輪2が受けた路面からの反力をMG14に伝達する。
PCU24は、バッテリ26に蓄えられた直流電力をMG14を駆動するための交流電力に変換する。PCU24は、ECU200からの制御信号S1に基づいて制御されるコンバータおよびインバータ(いずれも図示せず)を含む。コンバータは、バッテリ26から受けた直流電力の電圧を昇圧してインバータに出力する。インバータは、コンバータが出力した直流電力を交流電力に変換してMG14に出力する。これにより、バッテリ26に蓄えられた電力を用いてMG14が駆動される。また、インバータは、MG14によって発電される交流電力を直流電力に変換してコンバータに出力する。コンバータは、インバータが出力した直流電力の電圧を降圧してバッテリ26へ出力する。これにより、MG14により発電された電力を用いてバッテリ26が充電される。なお、コンバータは、省略してもよい。
バッテリ26は、蓄電装置であり、再充電可能な直流電源である。バッテリ26としては、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池が用いられる。バッテリ26は、上述したようにMG14により発電された電力を用いて充電される他、外部電源(図示せず)から供給される電力を用いて充電されてもよい。なお、バッテリ26は、二次電池に限らず、直流電圧を生成できるもの、たとえば、キャパシタ、太陽電池、燃料電池等であってもよい。
レゾルバ12は、MG14の回転速度Nmを検出する。レゾルバ12は、検出された回転速度Nmを示す信号をECU200に送信する。
車輪速センサ22は、車輪2の回転速度Nwを検出する。車輪速センサ22は、検出された回転速度Nwを示す信号をECU200に送信する。ECU200は、受信した回転速度Nwに基づいて車速Vを算出する。なお、ECU200は、回転速度Nwに代えてMG14の回転速度Nmに基づいて車速Vを算出するようにしてもよい。
充電装置78は、充電プラグ300が車両に取り付けられることによって外部電源302から供給される電力を用いてバッテリ26を充電する。充電プラグ300は、充電ケーブル304の一方端に接続される。充電ケーブル304の他方端は、外部電源302に接続される。充電装置78の正極端子は、PCU24の正極端子とバッテリ26の正極端子とを接続する電源ラインに接続される。充電装置78の負極端子は、PCU24の負極端子とバッテリ26の負極端子とを接続するアースラインに接続される。充電装置78は、ECU200からの制御信号S3に基づいて作動する。
スタートスイッチ150は、たとえば、プッシュ式スイッチである。スタートスイッチ150は、キーをキーシリンダに差し込んで所定の位置まで回転させるものであってもよい。スタートスイッチ150は、ECU200に接続される。運転者がスタートスイッチ150を操作することに応じて、スタートスイッチ150は、信号STをECU200に送信する。
ECU200は、たとえば、車両1のシステムが停止状態である場合に信号STを受信した場合に、起動指示を受けたと判断して、車両1のシステムを停止状態から起動状態に移行させる。また、ECU200は、車両1のシステムが起動状態である場合に信号STを受信した場合に、停止指示を受けた判断して、車両1のシステムを起動状態から停止状態に移行させる。
以下の説明において、車両1のシステムが起動状態である場合に運転者がスタートスイッチ150を操作することをIGオフ操作といい、車両1のシステムが停止状態である場合に運転者がスタートスイッチ150を操作することをIGオン操作という。
また、車両1のシステムが起動状態に移行した場合には、車両1のシステムに電力供給が開始される。車両1のシステムに電力供給が開始されると、車両1が走行するために必要な複数の機器に電力が供給される。その結果、車両1が走行するために必要な複数の機器が作動可能な状態となる。
一方、車両1のシステムが停止状態に移行した場合には、車両1のシステムへの電力供給が遮断される。車両1のシステムへの電力供給が遮断されると、車両1が走行するために必要な複数の機器のうちの一部への電力の供給が停止(遮断)される。その結果、車両1が走行するために必要な複数の機器が作動停止状態となる。なお、車両1のシステム停止中に作動する機器に対しての電力供給は維持される。
車両1が走行するために必要な機器は、たとえば、MG14とPCU24とを含む。また、車両1のシステムの停止中に作動する機器は、たとえば、ECU200と換気装置80とを含む。
ECU200は、PCU24を制御するための制御信号S1を生成し、その生成した制御信号S1をPCU24へ出力する。
ECU200は、運転席に設けられたアクセルペダル(図示せず)の踏込み量に対応する要求駆動力を算出する。ECU200は、算出された要求駆動力に応じて、MG14のトルクを制御する。
ECU200は、各種プログラムを実行するためのCPU(図示せず)と、各種プログラムを記憶するためのメモリ202とを含む。
換気装置80は、ECU200からの制御信号S2に基づいて車両1の室内と室外との間を連通状態および遮断状態のうちのいずれか一方から他方の状態に切り換える。
図2に示すように、換気装置80は、風向調整弁82と、送風ファン84と、第1ダクト86と、第2ダクト88と、第3ダクト90とを含む。
第1ダクト86は、一方端が車両1の室外に連通し、他方端が第2ダクト88の一方端および第3ダクト90の一方端に接続される。第2ダクト88の他方端は、車両1の室内に連通する。第3ダクト90の他方端は、第2ダクト88の他方端とは異なる位置で車両1の室内に連通する。
風向調整弁82は、第1ダクト86と第2ダクト88と第3ダクト90とが接続する位置に設けられる。風向調整弁82は、ECU200からの制御信号S1に基づいて第1状態と第2の状態とのうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換える。
第1の状態とは、図2の実線に示すように、風向調整弁82の弁体によって、第1ダクト86を塞いで、第2ダクト88と第3ダクト90とを連通させる状態である。すなわち、第1の状態とは、車両1の室外と室内とを遮断する状態である。
第2の状態とは、図2の破線に示すように、風向調整弁82の弁体によって、第2ダクト88を塞いで、第1ダクト86と第3ダクト90とを連通させる状態である。すなわち、第2の状態とは、車両1の室外と室内とを連通する状態である。
送風ファン84は、第3ダクト90の途中に設けられ、ECU200からの制御信号S2に基づいて作動する。送風ファン84が作動することによって、第3ダクトの一方端側から他方端側へと空気が流通される。
たとえば、風向調整弁82が第1の状態である場合には、図2の実線の矢印に示すように、車両1の室内から第2ダクト88に吸入された空気は、第3ダクト90を経由して室内に循環される。以下の説明において風向調整弁82が第1の状態となる場合の換気モードを内気循環モードという。
また、風向調整弁82が第2の状態である場合には、図2の破線の矢印に示すように、車両1の室外から第1ダクト86に吸入された空気は、第3ダクト90を経由して室内に導入される。以下の説明において風向調整弁82が第2の状態となる場合の換気モードを外気導入モードという。
なお、第3ダクトの他方端側には、エバポレータあるいはヒータコア等の空調装置が設けられてもよい。
以上のような構成を有する車両1において、車両1のシステムの停止時において内気循環モードが選択されている場合には、車両の室内に臭気があると次回乗員が車両に乗るまで室内に臭気がこもったままの状態になる場合がある。なお、臭気は、たとえば、室内に食品を持ち込まれたときに室内に発生した臭気、および、車両1に搭載されたバッテリ26の特有の臭気を含む。
そこで、本実施の形態に係る車両においては、ECU200が、車両1のシステムへの電力供給が遮断される場合であって、かつ、換気装置80が室内と室外とを遮断する状態である場合には、室内と室外とを連通する状態に強制的に切り換え、車両1のシステムへの電力供給が再開される場合に車両1のシステムへの電力供給が遮断される直前の換気装置80の状態に復帰するように換気装置80を制御する点を特徴とする。
なお、本実施の形態において、車両1のシステムへの電力供給が遮断される場合は、IGオフ操作が行なわれた場合を含む。車両1のシステムの電力供給が再開される場合は、IGオン操作が行なわれた場合を含む。
図3に、本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200の機能ブロック図を示す。ECU200は、IG判定部210と、強制切換制御部212と、現在モード記憶部214と、復帰制御部216とを含む。
IG判定部210は、IGオン操作が行なわれたか否かを判定する。IG判定部210は、たとえば、車両1のシステムの停止中にスタートスイッチ150が操作された場合(ST信号を受信した場合)、IGオン操作が行なわれたと判定する。IG判定部210は、たとえば、IGオン操作が行なわれたと判定された場合にIGオン判定フラグをオン状態にしてもよい。
さらに、IG判定部210は、IGオフ操作が行なわれたか否かを判定する。IG判定部210は、たとえば、車両1のシステムの起動中にスタートスイッチ150が操作された場合(ST信号を受信した場合)、IGオフ操作が行なわれたと判定する。IG判定部210は、たとえば、IGオフ操作が行なわれたと判定された場合にIGオフ判定フラグをオン状態にしてもよい。
強制切換制御部212は、IG判定部210によってIGオフ操作が行なわれたと判定された場合に、外気導入モードを選択する。強制切換制御部212は、外気モードを選択するための制御信号S2を生成して、換気装置80に送信する。すなわち、強制切換制御部212は、風向調整弁82が第2の状態になるように換気装置80を制御する。
なお、強制切換制御部212は、風向調整弁82を第2の状態にするとともに、たとえば、送風ファン84を所定期間作動させてもよい。このようにすると、室外の空気を積極的に室内に導入することができるため、臭気のこもりを早期に解消することができる。
また、強制切換制御部212は、たとえば、IGオフ判定フラグがオン状態である場合に、外気導入モードを選択してもよい。さらに、強制切換制御部212は、IGオフ操作が行なわれた時点で外気導入モードが選択されている場合には、選択された換気モードを維持する。
現在モード記憶部214は、IG判定部210によってIGオフ操作もIGオン操作も行なわれていないと判定された場合に、車両1のシステムが起動中(IGオン中)であることを条件として、現在の換気モードをメモリ202に記憶する。現在モード記憶部214は、たとえば、現在の換気モードが外気導入モードである場合には、外気導入モードに対応するフラグをオン状態にし、内気循環モードに対応するフラグをオフ状態にしてもよい。あるいは、現在モード記憶部214は、現在の換気モードが内気循環モードである場合には、内気循環モードに対応するフラグをオン状態にし、外気循環モードに対応するフラグをオフ状態にしてもよい。
復帰制御部216は、強制切換制御部212によって外気導入モードが選択された後に、IG判定部210によってIGオン操作が行なわれたと判定された場合に、メモリ202に記憶された換気モード(すなわち、IGオフ操作が行なわれた時点の換気モード)に復帰させる。復帰制御部216は、メモリに記憶された換気モードを選択するための制御信号S2を生成して、換気装置80に送信する。
復帰制御部216は、たとえば、IGオフ操作が行なわれた時点の換気モードが内気循環モードである場合には、内気循環モードを選択する。復帰制御部216は、たとえば、IGオフ操作が行なわれた時点の換気モードが外気導入モードである場合には、現在の換気モードを維持する。なお、復帰制御部216は、たとえば、メモリ202に記憶された外気導入モードおよび内気循環モードにそれぞれ対応するフラグの状態に基づいて換気モードを選択してもよい。
本実施の形態において、IG判定部210と、強制切換制御部212と、現在モード記憶部214と、復帰制御部216は、いずれもECU200のCPUがメモリ202に記憶されたプログラムを実行することにより実現される、ソフトウェアとして機能するものとして説明するが、ハードウェアにより実現されるようにしてもよい。なお、このようなプログラムは記憶媒体に記録されて車両に搭載される。
図4を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、ECU200は、IGオン操作が行なわれたか否かを判定する。IGオン操作が行なわれた場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。もしそうでない場合(S100にてNO)、処理はS104に移される。
S102にて、ECU200は、メモリ202に記憶された換気モードに変更する。S104にて、ECU200は、IGオフ操作が行なわれたか否かを判定する。IGオフ操作が行なわれた場合(S104にてYES)、処理はS106に移される。もしそうでない場合(S104にてNO)、処理はS108に移される。S108にて、ECU200は、車両1のシステムが起動中であることを条件として、現在の換気モードをメモリ202に記憶する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200の動作について図5を用いて説明する。
たとえば、車両1のシステムが起動中であり、現在の換気モードとして内気循環モードが選択されている場合を想定する。
IGオン操作もIGオフ操作も行なわれない場合には(S100にてNO,S104にてNO)、現在の換気モードである内気循環モードがメモリ202に記憶される(S108)。
時間T(0)にて、IGオフ操作が行なわれた場合(S100にてNO,S104にてYES)、外気導入モードに強制的に切り換えられる。
時間T(1)にて、IGオン操作が行なわれた場合(S100にてYES)、メモリ202に記憶された換気モード、すなわち、内気循環モードに復帰される。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両によると、IGオフ操作が行なわれた場合に、外気導入モードが強制的に選択されることによって、車両1の室内と室外とを連通状態にして、車両1の室内の空気を換気することができる。そのため、車両1の室内に臭気がある場合においても、臭気が室内にこもることを抑制することができる。さらに、IGオン操作が行なわれて、車両1のシステムへの電力供給が再開される場合に、直前のIGオフ操作が行なわれた時点の乗員によって選択されていた換気モードに復帰させることができる。したがって、車両のシステムの停止時および起動時に適切な換気制御を行なう車両および車両用制御方法を提供することができる。
本実施の形態に係る車両1は、特にMG14のみを駆動源とする電気自動車に限定されるものではなく、たとえば、駆動用モータと内燃機関とを動力源とするハイブリッド車両であってもよい。
さらに、本実施の形態において、車両1のシステムへの電力供給が遮断される場合は、IGオフ操作が行なわれる場合を含むとして説明したが、IGオフ操作が行なわれる場合に加えて、充電装置78によるバッテリ26の充電が完了した後に車両1のシステムが自動的に停止させられる場合を含むようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、第2の実施の形態に係る車両について説明する。本実施の形態に係る車両は、上述の第1の実施の形態に係る車両1の構成と比較して、ECU200の動作が異なる。それ以外の構成については、上述の第1の実施の形態に係る車両1の構成と同じ構成である。それらについては同じ参照符号が付してある。それらの機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返されない。
本実施の形態においては、ECU200は、IGオフ操作が行なわれた場合に、換気モードを強制的に外気導入モードに変更するとともに、IGオフ操作が行なわれた時点の換気モードをメモリ202に記憶し、IGオン操作が行なわれた場合に、メモリ202に記憶された換気モードに変更する点を特徴とする。
図6を参照して、本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200で実行されるプログラムの制御構造について説明する。
なお、図6に示したフローチャートの中で、前述の図4に示したフローチャートと同じ処理については同じステップ番号を付してある。それらについての処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
IGオン操作が行なわれていないと判定された場合(S100にてNO)、S200にて、ECU200は、IGオフ操作が行なわれたか否かを判定する。IGオフ操作が行なわれた場合(S200にてYES)、処理はS202に移される。もしそうでない場合(S200にてNO)、この処理は終了する。
S202にて、ECU200は、現在の換気モードをメモリ202に記憶する。S204にて、ECU200は、換気モードを外気導入モードに変更する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく本実施の形態に係る車両1に搭載されたECU200の動作について図7を用いて説明する。
たとえば、車両1のシステムが起動中であり、現在の換気モードとして内気循環モードが選択されている場合を想定する。さらに、メモリ202に記憶された換気モードは、外気導入モードであるとする。これは、前回のIGオフ時に強制的に外気導入モードが選択されたときに、IGオフ操作が行なわれた時点の換気モードが外気導入モードであったことを示すものである。
時間T’(0)にて、IGオフ操作が行なわれた場合(S100にてNO,S200にてYES)、現在の換気モードである内気循環モードがメモリ202に記憶される(S202)。そして、外気導入モードが選択される(S204)。
時間T’(1)にて、IGオン操作が行なわれた場合(S100にてYES)、メモリ202に記憶された換気モード、すなわち、内気循環モードに復帰される(S102)。
以上のようにして、本実施の形態に係る車両によると、IGオフ操作が行なわれた場合に、外気導入モードが強制的に選択されることによって、車両1の室内と室外とを連通状態にして、車両1の室内の空気を換気することができる。そのため、車両1の室内に臭気がある場合においても、臭気が室内にこもることを抑制することができる。さらに、IGオン操作が行なわれて、車両1のシステムへの電力供給が再開される場合に、直前のIGオフ操作が行なわれた時点の乗員によって選択されていた換気モードに復帰させることができる。したがって、車両のシステムの停止時および起動時に適切な換気制御を行なう車両および車両用制御方法を提供することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、2 車輪、8 減速機、10 トランスミッション、12 レゾルバ、14 MG、22 車輪速センサ、24 PCU、26 バッテリ、78 充電装置、80 換気装置、82 風向調整弁、84 送風ファン、86,88,90 ダクト、150 スタートスイッチ、200 ECU、202 メモリ、210 IG判定部、212 強制切換制御部、214 現在モード記憶部、216 復帰制御部、300 充電プラグ、302 外部電源、304 充電ケーブル。

Claims (6)

  1. 車両の室内と室外との間の状態を連通状態および遮断状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるための換気装置と、
    前記車両のシステムへの電力供給が遮断される場合であって、かつ、前記換気装置が前記遮断状態である場合には、前記連通状態に強制的に切り換え、前記システムへの前記電力供給が再開される場合に前記システムへの前記電力供給が遮断される直前の前記換気装置の状態に復帰するように前記換気装置を制御するための制御部とを含む、車両。
  2. 前記システムへの前記電力供給が遮断される場合は、前記システムの停止指示を運転者から受けた場合を含む、請求項1に記載の車両。
  3. 前記車両は、
    前記車両を走行させるための駆動用モータと、
    前記車両の室内に設けられ、前記駆動用モータに電力を供給するための蓄電装置とをさらに含む、請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記車両は、外部電源を用いて前記蓄電装置を充電するための外部充電装置をさらに含み、
    前記システムへの前記電力供給が遮断される場合は、前記外部充電装置による前記蓄電装置の充電が完了した後に前記システムを停止させる場合を含む、請求項3に記載の車両。
  5. 前記システムへの前記電力供給が再開される場合は、前記システムの起動指示を運転者から受けた場合を含む、請求項1に記載の車両。
  6. 室内と室外との間の状態を連通状態および遮断状態のうちのいずれか一方の状態から他方の状態に切り換えるための換気装置を搭載した車両に用いられる車両用制御方法であって、
    前記車両のシステムへの電力供給が遮断される場合であって、かつ、前記換気装置が前記遮断状態である場合には、前記連通状態に強制的に切り換えるように前記換気装置を制御するステップと、
    前記換気装置が前記連通状態に強制的に切り換えられた後に、前記システムへの前記電力供給が再開される場合に前記システムへの前記電力供給が遮断される直前の前記換気装置の状態に復帰するように前記換気装置を制御するステップとを含む、車両用制御方法。
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