JP2013029856A - 情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】方位検出部158における方位検出の基準方向が、可動機構103を介して連結された第1の筐体101および第2の筐体102のうち、表示部104が保持された第2の筐体102上に設定される。操作スタイルの変更により2つの筐体の位置関係が変化して、使用者に対する表示画面104の方向が変化すると、開閉検出部153において検出される可動機構103の作動状態に応じて、方位検出部158の検出結果が補正され、この補正に応じて、表示画面104上の地図の向きが補正される。更に、地図の向きに関する上記補正後の表示画像に対し、開閉検出部153の検出結果に応じた所定の回転処理が施され、表示画面104上の画像が操作スタイルに応じた適切な向きに制御される。
【選択図】図4
Description
このように、2つの筐体の位置関係が操作スタイルに応じて変化する構造の携帯電話の場合、地磁気センサが配置される位置によっては、操作スタイルの変更に伴って地磁気センサの測定方向が変化し、方位の検出結果が変わってしまう。
後者のタイプの場合、オープン状態およびクローズ状態の何れにおいても表示部が使用可能であるため、操作スタイルの変更によって使用者に対する表示画面の方向が変わる場合には、それに応じて絵や文字の画像も回転させて表示を見やすくすることが好ましい。
ところが、上述のように操作スタイルの変更に伴って方位の検出結果も変化してしまうと、表示部に表示される地図の画像もこの方位に合わせて回転させるため、単に表示画面の方向だけを考慮して画像を回転させたのでは、地図を正しい方位に向けて表示させることはできない。
上記方位検出手段は、上記複数の作動状態において上記基準方向と上記地平面とが所定の角度を有するものとして上記地理的方位を検出してもよい。
この場合、上記方位検出手段は、上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記所定の角度に関連する情報とに基づいて、上記複数の作動状態における上記地平面上の方位角を算出する方位角算出手段とを含んでもよい。
この場合、上記方位検出手段は、上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記作動状態判定手段の判定結果に対応する上記所定の角度の情報とに基づいて、地平面上の方位角を算出する方位角算出手段とを含んでもよい。
この場合、上記方位検出手段は、上記基準方向と地平面とのなす角度を検出する角度検出手段と、上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記角度検出手段の検出角度とに応じて、上記地平面上の方位角を算出する方位角算出手段とを含んでもよい。
図1は、第1の実施形態に係る携帯電話10において地理的位置および地図の情報を取得するためのシステムの構成例を示すブロック図である。
サーバ装置40は、携帯電話10から送られてきた情報に基づいて、携帯電話10の地理的な位置を算出する。更に、算出した位置に基づいて、携帯電話10周辺の地図の情報をデータベースから検索する。そして、算出した位置情報および検索した地図情報を、通信網から基地局30を経由して携帯電話10に送信する。
さらに、この面上には、連結部を下にして見た場合の左下隅に、カメラレンズ105が配置されている。カメラレンズ105は、後述の撮像部157に含まれる。
図5に例示する方位検出部158は、地磁気検出部1581および方位角算出部1582を有する。
地磁気検出部1581は、地磁気検出手段の一実施形態である。
方位角算出部1582は、方位角算出手段の一実施形態である。
方位角θは、基準方向Zのベクトルを地平面に正射影した像Zxyと座標軸Hxとのなす角度である。傾斜角φは、この像Zxyと基準方向Zのベクトルとのなす角度である。また、ひねり角ηは、基準方向Zのベクトルを回転軸として携帯電話10を回転させた角度である。方位角θ、傾斜角φ、ひねり角ηが何れもゼロの場合、第1の筐体101に設定される地磁気検出の座標系は、図7に示す座標軸Hx、Hy、Hzの座標系と一致する。
tanθ=β/(γ・sinφ−α・cosφ)
…
(1)
方位角算出部1582は、例えば式(1)に示すような関係を用いて、3軸の地磁気の検出値から方位角を算出する。
以上が、方位検出部158の説明である。
撮像機能に関連する処理としては、キー入力部154におけるキー入力操作に応じて撮像部157に静止画や動画の撮像処理を実行させる処理や、当該撮像処理によって生成される画像データに圧縮符号化等の画像処理を施して記憶部152に格納する処理を行う。静止画の撮影時には、適切なタイミングでフラッシュランプ126を点灯させる処理も行う。
例えばこのように方位検出の基準方向Zおよび表示画面の基準方向Aが設定されるものとすると、第1の表示制御部1593は、開閉判定部153においてオープン状態が判定された場合、方位検出部158において検出される基準方向Zの方位と、表示画面104の基準方向Aにおける地図の方位とが等しくなるように、表示画面104上の地図の向きを制御する。この場合、方位検出の基準方向Zと表示画面上の方位とが一致するため、表示画面104には正しい方向を向いた地図が表示される。
すなわち、開閉判定部153においてオープン状態が判定された場合、第1の表示制御部1593における制御結果の表示画像をそのまま表示画面104に表示させる。また、開閉判定部153においてクローズ状態が判定された場合、第1の表示制御部1593における制御結果の表示画像を表示画面104上において180°回転させて表示させる。
ステップST101〜ST103は地図情報取得部1591の処理を示し、ステップST201〜ST203はサーバ装置40の処理を示す。
サーバ装置は、この情報を携帯電話10からの処理要求として受信し(ステップST201)、受信した情報に基づいて、携帯電話10の地理的な位置を算出する。更に、この算出した位置に基づいて、携帯電話10周辺の地図の情報をデータベースから検索する(ステップST202)。そして、算出した位置情報および検索した地図情報を、処理要求に応答した処理結果として、通信網から基地局30を経由して携帯電話10に返信する(ステップST203)。
すなわち、第1の表示制御部1593は、方位検出部158において検出される基準方向Zの方位と表示画面104の基準方向Aにおける地図の方位とが等しくなるように表示画面104上での向きが制御された地図と、この地図上における現在地の位置を示すマークと、基準方向Aを表示画面104の上方向として配置された文字等の記号画像とを、表示画面104に表示させる画像データを生成する。
これにより、オープン状態およびクローズ状態における表示画面104の画像を比較すると、表示画面104の基準方向Aに対する地図および記号の向きは、両状態において同じになる。すなわち、クローズ状態において第1の表示制御部1593により生成される画像データを表示画面104に表示させた場合、使用者から見た表示画像の向きは、地図および記号を含めて、第2の筐体102の回転に伴い180°反転するが、基準方向Aに対する地図および記号の向きはオープン状態と変わらない。
その後、上述したナビゲーション用の地図を表示する処理モードの終了または続行の判定を行い(ステップST304)、続行が指示された場合には、ステップST301〜ST303の処理を繰り返す。
オープン状態であると判定した場合、第1の表示制御部1593において生成された画像データを表示部155に出力してその画像を表示画面104に表示させる(ステップST403)。クローズ状態の場合は、オープン状態における表示画像が表示画面104上において180°回転するように、第1の表示制御部1593において生成された画像データを変換して(ステップST402)表示部155に出力する(ステップST403)。
その後、上述したナビゲーション用の地図を表示する処理モードの終了または続行の判定を行い(ステップST404)、続行が指示された場合には、ステップST401〜ST403の処理を繰り返す。
すなわち、本実施形態の構造では、操作スタイルの変更により表示画面104の方向が変化すると、これに連動して方位検出の基準方向の地理的な方位が変化するため、方位の検出結果の変化に応じて表示画面104上における地図の向きが変化する。そのため、操作スタイルの変更による地図の方向の変化には、使用者に対する表示画面104の方向変化とともに、表示画面104上における地図の方向変化が含まれる。これに対し、操作スタイルの変更による記号画像の方向変化には、使用者に対する表示画面104の方向変化のみである。したがって、上述のように方位の検出結果に補正を行うことによって地図の方向を補正し、次いで、地図と記号画像とを含む表示画像の全体に回転処理を施すことにより、地図と記号画像とにそれぞれ異なる角度の回転を与えることが可能になり、両者を操作スタイルに応じた適切な方向に向けることが可能になる。
通常、使用者は表示画面104に対する視線の方向を一定に保とうとするため、方位検出の基準方向Zと地平面とのなす傾斜角は可動機構103の作動状態に依らずほぼ一定になる。したがって、この2つの作動状態において共通の傾斜角を加味した方位角を算出することが可能になるため、作動状態ごとに傾斜角が異なる場合に比べて処理を簡略化することができる。
したがって、磁気検出部1581に対するこれらの磁気発生源からの磁気の影響が緩和され、地磁気の正常な検出が可能になる。
次に、第2の実施形態について述べる。第2の実施形態は、ナビゲーション時の表示制御に関連する処理として、上述した第1の実施形態とは異なる処理を行う。
すなわち、第1の表示制御部1593Aは、図14(A)および(B)に示すように、オープン状態およびクローズ状態の何れにおいても、方位検出部158において検出される基準方向Zの方位と、表示画面104の基準方向Aにおける地図の方位とが等しくなるように、表示画面104上の地図の向きを制御する。
これにより、方位検出の基準方向Zと表示画面上の方位とが一致するため、表示画面104には何れの作動状態においても正しい方向を向いた地図が表示される。
その後、上述したナビゲーション用の地図を表示する処理モードの終了または続行の判定を行い(ステップST504)、続行が指示された場合には、ステップST301〜ST303の処理を繰り返す。
第1の表示制御部1593Aは、地図情報取得部1591において取得される地図情報および位置情報と、第2の表示制御部1594Aにおいて表示画面104上の配置が設定された記号画像の情報と、方位検出部158において検出される方位の情報S3とに応じて、表示部155の表示画面104に表示させる画像データを生成する(ステップST601)。
すなわち、第1の表示制御部1593Aは、方位検出部158において検出される基準方向Zの方位と表示画面104の基準方向Aにおける地図の方位とが等しくなるように表示画面104上での向きが制御された地図と、この地図上における現在地の位置を示すマークと、第2の表示制御部1594Aにおいて基準方向Aが表示画面104の上方向または下方向となるように配置が設定された文字等の記号画像とを、表示画面104に表示させる画像データを生成する。
その他、可動機構の作動状態ごとに傾斜角が異なる場合に比べて処理を簡略化することができる点や、磁気検出部1581に対する第2の筐体102の磁気発生源からの磁気の影響が緩和される点は、上述した第1の実施形態と同様である。
これにより、より正確な傾斜角が得られるため、方位の検出精度を高めることが可能である。また、傾斜角検出部1583において2次元の傾斜角を検出するものとすれば、傾斜角に加えてひねり角の情報も方位角の算出に用いることが可能になるため、更に正確な方位を検出することが可能になる。
例えば、方位検出部158は、地平面に対する基準方向Zの傾斜角が、開閉判定部153の判定結果に対応する所定の角度であるものとして、地理的方位の検出を行う。この場合の傾斜角の情報は、例えば、データ・テーブルとして記憶部152に予め格納される。方位の検出が行われる場合、制御部159は、開閉判定部153の判定結果に関連付けられた傾斜角の情報をこのデータ・テーブルから読み出して方位検出部158に渡し、方位検出部158は、制御部159から取得したこの傾斜角の情報に基づいて方位の検出を行う。
このような構成により、可動機構103の作動状態に応じた適切な傾斜角の情報に基づいて方位を検出することが可能になり、方位の検出精度を高めることができる。
逆に、制御部159以外の他のユニットにおける少なくとも一部の処理を、制御部159のコンピュータにおいて実行させてもよい。例えば、方位検出部158における方位角算出部1582の処理は、制御部159のコンピュータにおいて実行させてもよい。
または、上記検出手段は、上記基準方向と地平面とのなす角度を検出する角度検出手段を含み、当該角度検出手段の検出角度に応じた上記地理的方位を検出してもよい。
また、上記可動機構は、上記表示手段を可視可能な第1状態と上記表示手段を可視可能な第2状態とを可動可能に、上記第1の筐体および上記第2の筐体を連結し、上記判定手段は、上記表示手段を可視可能な上記第1状態と、上記表示手段を可視可能な上記第2状態とを判定してもよい。
Claims (9)
- 地図を利用して、現在地の位置と方位の情報を表示する情報表示装置であって、
第1の筐体と、
少なくとも上記地図を表示する表示手段を備え、可動機構を介して上記第1の筐体と連結される第2の筐体と、
上記可動機構の作動状態を判定する作動状態判定手段と、
上記第2の筐体上に設定された基準方向の地理的方位を検出する方位検出手段と、
上記作動状態判定手段の判定結果に基づいて上記方位検出手段の検出結果を補正し、当該補正した検出結果に応じて、上記表示手段の表示画面上における上記地図の向きを制御する第1の表示制御手段と、
上記作動状態判定手段の判定結果に基づいて、上記第1の表示制御手段における制御結果の上記地図を含む表示画像に所定の回転処理を施す第2の表示制御手段と、
を有することを特徴とする情報表示装置。 - 地図を利用して、現在地の位置と方位の情報および付加情報を表示する情報表示装置であって、
第1の筐体と、
少なくとも上記地図を表示する表示手段を備え、可動機構を介して上記第1の筐体と連結される第2の筐体と、
上記第2の筐体上に設定された基準方向の地理的方位を検出する方位検出手段と、
上記可動機構の作動状態を検出する作動状態判定手段と、
上記方位検出手段の検出結果に応じて、上記表示手段の表示画面上における上記地図の向き制御する第1の表示制御手段と、
上記作動状態判定手段の判定結果に応じて、上記地図の画像とともに表示される上記付加情報の配置を変更する第2の表示制御手段と、
を有することを特徴とする情報表示装置。 - 上記可動機構は、上記表示手段の表示画面と地平面とのなす角度を一定に保った場合に、上記基準方向と上記地平面とのなす角度が互いに等しい角度となる複数の作動状態を有し、
上記方位検出手段は、上記複数の作動状態において上記基準方向と上記地平面とが所定の角度を有するものとして上記地理的方位を検出する、
請求項1または2に記載の情報表示装置。 - 上記方位検出手段は、
上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、
上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記所定の角度に関連する情報とに基づいて、上記複数の作動状態における上記地平面上の方位角を算出する方位角算出手段と、を含む、
請求項3に記載の情報表示装置。 - 上記可動機構は、上記表示手段の表示画面と地平面とのなす角度を一定に保った場合に、上記基準方向と上記地平面とのなす角度がそれぞれ異なる角度となる複数の作動状態を有し、
上記方位検出手段は、上記基準方向と上記地平面とのなす角度が、上記作動状態判定手段の判定結果に対応する所定の角度であるものとして上記地理的方位を検出する、
請求項1または2に記載の情報表示装置。 - 上記方位検出手段は、
上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、
上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記作動状態判定手段の判定結果に対応する上記所定の角度の情報とに基づいて、地平面上の方位角を算出する方位角算出手段と、を含む、
請求項5に記載の情報表示装置。 - 上記方位検出手段は、上記基準方向と地平面とのなす角度を検出する角度検出手段を含み、当該角度検出手段の検出角度に応じた上記地理的方位を検出する、
請求項1または2に記載の情報表示装置。 - 上記方位検出手段は、
上記基準方向と地平面とのなす角度を検出する角度検出手段と、
上記第2の筐体上に設定される座標系の各座標軸に平行な所定の複数の方向における地磁気を検出する地磁気検出手段と、
上記地磁気検出手段において検出される上記複数方向の地磁気と、上記角度検出手段の検出角度とに応じて、上記地平面上の方位角を算出する方位角算出手段と、を含む、
請求項7に記載の情報表示装置。 - 上記第2の筐体の対向する端部にそれぞれ配置され、磁石を利用して電気信号から音声への変換もしくは音声から電気信号への変換を行う複数の音声変換手段を有し、
上記地磁気検出手段は、それぞれの上記声変換手段の間に配置される、
請求項4、6、または8の何れか一に記載の情報表示装置。
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