JP2003005629A - 地図表示システム、メモリ装置、情報端末装置、方位情報送出プログラム、地図情報表示プログラム、および、プログラム記録媒体 - Google Patents

地図表示システム、メモリ装置、情報端末装置、方位情報送出プログラム、地図情報表示プログラム、および、プログラム記録媒体

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JP2003005629A
JP2003005629A JP2001194332A JP2001194332A JP2003005629A JP 2003005629 A JP2003005629 A JP 2003005629A JP 2001194332 A JP2001194332 A JP 2001194332A JP 2001194332 A JP2001194332 A JP 2001194332A JP 2003005629 A JP2003005629 A JP 2003005629A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示する地図情報を実方位に回転制御可能な
地図表示システム、このシステムを構成するメモリ装
置、情報端末装置を提供する。 【解決手段】 地図表示端末に装着されたメモリモジュ
ール1の磁気センサー101、方位検出部102からな
る方位検出手段により検出された方位を示す情報を電気
信号として方位情報送出部106を通じて地図表示端末
に送出する。地図表示端においては、メモリモジュール
1からの電気信号としての方位を示す情報を受信する。
この方位を示す情報に基づいて、地図表示端末の表示素
子に地図情報を回転制御して実際の方位に合致するよう
にして地図情報を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地図情報を表示
して提供する地図表示システム、地図表示システムを構
成するメモリ装置、情報端末装置、地図情報システムに
おいて用いられる方位情報送出プログラム、地図情報表
示プログラム、および、プログラムを記録したプログラ
ム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ノートパソコン(ノート型のパーソナル
コンピュータ)、PDA(Personal Digi
tal Assistant)、携帯電話端末など、携
帯に適した種々の情報端末装置が利用されるようになっ
てきている。これらの情報端末装置には、LCD(Li
quid Crystal Display)などの表
示素子が設けられており、種々の情報を表示させること
ができるようにされている。
【0003】そして、外出先などにおいて、近隣の地図
情報を情報端末装置の表示素子に表示し、目的地への道
順を容易に、しかも、正確に把握できるようにするなど
のことも行なわれるようになってきている。なお、情報
端末装置の表示素子に表示する地図情報は、例えば、情
報端末装置に装填可能な記録媒体に記録されて提供され
たり、あるいは、インターネット上に設けられたサーバ
装置からダウンロードしたりすることができるようにさ
れている。
【0004】しかしながら、情報端末装置の表示素子に
地図情報を表示する場合、その地図情報の方位は予め決
められて表示される。例えば、使用者から見て表示素子
の上端方向が北となるようにして、表示素子に地図情報
が表示される。このため、使用者は、自分が実際に向い
ている方位を考慮して表示素子に表示された地図情報を
見なければならないので、表示された地図上の方位と実
際の方位とを間違える場合がある。
【0005】このため、特開平7−91970公報に開
示されているように、磁気センサーと方位検出手段とを
内蔵し、これらによって検出された方位に基づいて、表
示する地図情報を回転させるようにして、実際の方位
と、表示される地図上の方位とを一致させることが可能
な携帯型ナビゲーション装置が提案されている。この携
帯型ナビゲーション装置の場合には、使用者は、実際の
方位と表示された地図の方位とのずれを意識することが
ないので、実際の方位を間違えることなく、表示された
地図情報を利用することができるようにされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ノートパソ
コン、PDA、携帯電話端末などの地図情報の表示が可
能な情報端末装置に、磁気センサーや方位検出手段を設
けることができれば、それらの情報端末装置において
も、使用者の向きと表示される地図情報の方位とを一致
させることができる。
【0007】しかし、既にあるノートパソコン、PD
A、携帯電話端末などの情報端末装置に磁気センサーや
方位検出手段を設けることは、手間や費用がかかり現実
的でない。また、磁気センサーや方位検出手段を搭載す
ることは、情報端末装置を大きくしてしまう可能性もあ
り、好ましくない。
【0008】このため、簡単には従来からあるコンパス
(方位磁針)を用いて使用者自身が方位を検出し、この
検出した方位に基づいて、情報端末装置の表示素子に表
示される地図情報を回転させることにより、使用者の向
きと表示される地図情報の方位とを一致させるようにす
ることが考えられる。しかし、この方法の場合、使用者
の手動操作により地図情報の表示を変更するため、手間
や時間がかかるし、また正確性にかける場合もあると考
えられる。
【0009】以上のことにかんがみ、この発明は、表示
する地図情報を実際の方位に合致するように回転制御可
能な地図表示システム、このシステムを構成するメモリ
装置、情報端末装置、方位情報送出プログラム、地図情
報表示プログラム、および、プログラム記録媒体を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の地図表示システムは、情報
端末装置と、前記情報端末装置に対して着脱可能とされ
たメモリ装置とからなる地図表示システムであって、前
記メモリ装置は、地磁気に応じて方位を検出する方位検
出手段と、前記方位検出手段により検出された方位を示
す情報を記憶するメモリと、前記メモリに記憶された前
記方位を示す情報を送信用信号に変換する信号変換手段
と、前記信号変換手段により変換された前記送信用信号
を自機が装着された前記情報端末装置に対して送出する
送出手段とを備え、前記情報端末装置は、地図情報を表
示する表示素子と、自機に装着された前記メモリ装置の
前記送出手段から送出される前記送信用信号を受信する
受信手段と、前記メモリ装置の自機への接続位置に応じ
て、前記受信手段により受信した前記送信用信号による
方位を示す情報に対する補正値を算出する補正値算出手
段と、前記補正値算出手段からの前記補正値に応じて補
正した後の前記方位を示す情報に基づいて、前記表示素
子に表示する前記地図情報を回転表示制御する表示制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】この請求項1に記載の地図表示システムに
よれば、情報端末装置に装着されたメモリ装置の方位検
出手段により検出された方位を示す情報が、電気信号の
送信用信号として送出手段を通じて情報端末装置に送出
される。情報端末装置においては、メモリ装置からの送
信用信号としての方位を示す情報が受信手段により受信
される。
【0012】そして、メモリ装置の情報端末装置に対す
る接続位置に応じて、補正値算出手段により方位を示す
情報に対する補正値が算出され、この補正値に応じて補
正された方位を示す情報に基づいて、表示素子に地図情
報が回転制御されて表示される。
【0013】これにより、メモリ装置を装着可能な情報
端末装置であれば、メモリ装置からの方位を示す情報を
受信し、自機用に補正処理した後の方位情報を用いて地
図情報を回転制御することによって、実際の方位に合致
した態様で地図情報を情報端末装置の表示素子に表示す
ることができる。しかも、メモリ装置は1つあれば、こ
れを各種の情報端末装置に装着して利用することができ
るようにされる。
【0014】また、請求項2に記載の発明の地図表示シ
ステムは、情報端末装置と、前記情報端末装置に対して
着脱可能とされたメモリ装置とからなる地図表示システ
ムであって、前記メモリ装置は、地磁気に応じて方位を
検出する方位検出手段と、前記方位検出手段により検出
された方位を示す情報を記憶するメモリと、前記メモリ
に記憶された前記方位を示す情報を送信用信号に変換す
る信号変換手段と、前記信号変換手段により変換された
前記送信用信号を自機が装着された前記情報端末装置に
対して送出する送出手段とを備え、前記情報端末装置
は、地図情報を表示する表示素子と、自機に装着された
前記メモリ装置の前記送出手段から送出される前記送信
用信号を受信する受信手段と、前記メモリ装置の自機へ
の接続位置に応じて、前記受信手段により受信した前記
送信用信号による方位を示す情報に対する補正値を算出
する補正値算出手段と、前記補正値算出手段からの前記
補正値に応じて補正した後の前記方位を示す情報に基づ
いて回転制御情報を形成し、これを地図情報を提供する
ためにネットワーク上に設けられたサーバ装置に対して
送出する送出手段と、前記サーバ装置から送出される回
転制御済みの地図情報を受信する地図情報受信手段と、
前記地図情報受信手段により受信された前記地図情報を
前記表示素子に表示させる表示制御手段とを備えること
を特徴とする。
【0015】この請求項2に記載の地図表示システムに
よれば、情報端末装置に装着されたメモリ装置の方位検
出手段により検出された方位を示す情報が、電気信号の
送信用信号として送出手段を通じて情報端末装置に送出
される。情報端末装置においては、メモリ装置からの送
信用信号としての方位を示す情報は受信手段により受信
される。
【0016】そして、メモリ装置の情報端末装置に対す
る接続位置に応じて、補正値算出手段により方位を示す
情報に対する補正値が算出され、この補正値に応じて補
正された方位を示す情報に基づいて回転制御情報が形成
され、これがネットワークに接続されているサーバ装置
に対して送信される。
【0017】サーバ装置は、携帯端末装置からの要求に
応じて、所定の地図情報を回転制御して、これを要求元
の情報端末装置に送信してくるので、要求元の情報端末
装置は、回転制御済みの地図情報を受信して、これを表
示素子に表示させることができるようにされる。
【0018】これにより、メモリ装置を装着可能な情報
端末装置であれば、メモリ装置からの方位を示す情報を
受信し、自機用に補正処理した後の方位を示す情報を用
いて回転制御情報を形成し、これをサーバ装置に送信す
ることにより、回転制御済みの地図情報を得て、その地
図情報を実際の方位に合致した態様で地図情報を情報端
末装置の表示素子に表示することができる。
【0019】この場合、地図情報はサーバ装置にあり、
また、実際の方位に応じた地図情報の回転制御はサーバ
装置側で行なわれるので、情報端末装置の負荷を軽減す
ることができる。しかも、メモリ装置は1つあれば、こ
れを各種の情報端末装置に装着して利用することができ
るようにされる。
【0020】また、請求項3に記載の発明の地図表示シ
ステムは、請求項1または請求項2に記載の地図表示シ
ステムであって、前記メモリ装置は、前記方位検出手段
により検出された方位を表示する表示素子を備えること
を特徴とする。
【0021】この請求項3に記載の地図表示システムに
よれば、メモリ装置は、方位を表示するための表示素子
が設けられており、情報端末装置から取り外された場合
には、単体でいわゆるコンパスとして利用することがで
きるようにされる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながらこの発明
による地図表示システム、メモリ装置、情報端末装置、
方位情報送出プログラム、地図情報表示プログラム、お
よび、プログラム記録媒体の一実施の形態について説明
する。
【0023】[第1の実施の形態] [メモリモジュール、地図表示端末の外観について]図
1は、この発明によるメモリ装置が適用されたメモリモ
ジュール1の外観を説明するための図であり、図2は、
メモリモジュール1をこの発明による情報端末装置が適
用された地図表示端末2に装着することにより構成され
る地図表示システムの外観を説明するための図である。
すなわち、図2に示す地図表示システムは、この発明に
よる地図表示システムが適用されたものである。
【0024】図1に示すように、この実施の形態のメモ
リモジュール1は、磁気センサー101、方位検出部1
02を備えたコンパス部11と、フラッシュメモリ10
8、インターフェース端子(以下、I/F端子と略称す
る。)106を備え、他の機器に装着することにより、
当該他の機器の外部メモリとして用いることが可能ない
わゆるメモリカードとしての機能を有する外部メモリ部
12とからなっている。
【0025】そして、メモリモジュール1は、コンパス
部11の磁気センサー101、方位検出部102により
検出した方位を示す情報(方位情報)を外部メモリ部1
2のフラッシュメモリ108に一旦記録し、この記録し
た方位情報をI/F端子106を通じて当該メモリモジ
ュール1が装着された電子機器に送出することができる
ものである。
【0026】なお、コンパス部11には、方位情報表示
部103、レンズ部110、スケール111を設けるこ
とによって、電子機器に装着しない場合であっても、メ
モリモジュール1を単体のコンパスとして用いることが
できるようにしている。コンパス部11のレンズ部11
0やスケール111は、メモリモジュール1を単体のコ
ンパスとして用いる場合であって、紙に表された地図と
併用する場合の利便性のために設けている。
【0027】そして、図2に示すように、メモリモジュ
ール1は、外部メモリの着脱部(外部メモリスロット)
を備えた情報端末装置である地図表示端末2に装着する
ことにより、検出した実際の方位情報を地図表示端末2
に対して提供することができるようにしている。
【0028】また、地図表示端末2は、前述したよう
に、外部メモリスロットを備えるとともに、LCDによ
り形成される地図情報表示部204や、操作キー207
等を備え、自機のメモリ等の記録媒体に記録されている
地図情報を読み出して、これをLCD204に表示させ
ることができるものである。
【0029】そして、地図表示端末2は、メモリモジュ
ール1からの方位情報に基づいて、LCD204に表示
する地図情報を回転させるようにし、地図情報の方位を
実際の方位に合致させることができるようにしている。
これにより、使用者は、自分の向いている方向を考慮し
て、LCD204に表示させた地図情報を見なければな
らないということもなく、表示された地図情報をそのま
ま用いるようにすることができるようにしている。
【0030】[メモリモジュールについて]次に、この
実施の形態のメモリモジュール1の構成について具体的
に説明する。図3は、この実施の形態のメモリモジュー
ル1の構成を説明するためのブロック図である。
【0031】図3に示すように、この実施の形態のメモ
リモジュール1は、CPU(Central Proc
essing Unit)100、方位検出部102、
方位情報表示部(LCD)103、ROM(Read
Only Memory)104、操作キー105、方
位情報変換部107、方位情報記憶部(フラッシュメモ
リ)108が、システムバス109を通じて接続され、
さらに、方位検出部102には、磁気センサー101
が、方位情報変換部107には、方位情報送出部106
が接続されて構成されたものである。
【0032】CPU100は、この実施の形態のメモリ
モジュール1の各部を制御するものである。ROM10
4は、CPU100において実行する各種のプログラム
やプログラムを実行した場合に必要となる定数テーブル
などが書き込まれたものである。フラッシュメモリ10
8は、方位情報などのデータを一時的に記憶するための
ものである。
【0033】また、操作キー105は、メモリモジュー
ル1のCPU100に対して、方位検出処理の開始を指
示するために用いられるものである。そして、CPU1
00は、方位検出処理の開始が指示されると、方位検知
手段102を経て、磁気センサー101を制御し、方位
を検出するようにする。
【0034】方位センサー101は、CPU100の制
御に応じて、地磁気を検出し、その検出出力を方位検出
部102に供給する。方位検出部102は、磁気センサ
ー101からの検出出力(方位情報)を当該メモリモジ
ュール1の基準方向から時計回りを正とする角度値で表
した方位情報に変換することにより利用可能な方位情報
を検出する。なお、メモリモジュール1の基準方向は、
図1において、矢印Kが示すように、メモリモジュール
1の長軸(長手)方向で、外部メモリ部12が接続され
ていない方向である。
【0035】方位検出部102において検出された方位
情報(角度値)は、CPU100の機能により、方位情
報記憶部としてのフラッシュメモリ108に記録され
る。そして、フラッシュメモリ108に記録される方位
情報は、方位情報変換部107において、当該メモリモ
ジュール1が装着される地図表示端末2に合わせたフォ
ーマットに変換され、方位情報送出部としてのI/F端
子106を通じて、地図表示端末に送出される。
【0036】なお、方位情報送出部としてのI/F端子
106は、具体的にはコネクタの端子が普通である。し
かし、いわゆるBluetoothなどの無線I/Fを
用いて、あるいは、ケーブル(有線I/F)を用いて、
メモリモジュール1と地図表示端末2とを接続すること
も可能である。
【0037】しかし、無線I/Fやケーブルによる接続
は、メモリモジュール1と地図表示端末2との相対的な
位置関係を固定することができない場合が多い。このた
め、メモリモジュール1からの方位情報に基づいて、地
図表示端末2のLCD204に表示する地図情報の回転
制御を正確に行なうことができず、表示される地図の方
位と実際の方位とが大きくずれる可能性が高くなってし
まう。
【0038】このため、図2に示したこの実施の形態の
地図表示システムのように、地図表示端末2の外部メモ
リスロットにメモリモジュール1を装着(装填)するよ
うにして、メモリモジュール1と、地図表示端末2との
相対的な位置関係が一意に決まるようにしておくことに
より、表示される地図情報の方位と、実際の方位とを一
致させるようにするために、検出された方位情報を自機
に合わせて補正するための後述するキャリブレーション
処理を比較的に簡単に行なうようにすることが可能とな
る。
【0039】なお、無線I/Fやケーブルを用いてメモ
リモジュール1と、地図表示端末2とを接続した場合で
あっても、両者の相対的な位置関係を固定的に定めるよ
うにすることができれば、表示される地図情報の方位
と、実際の方位との整合性を取るようにすることも可能
である。
【0040】また、メモリモジュール1には、図1に示
したように、レンズ部110の周囲には、円形に形成さ
れたLCDの方位情報表示部103が設けられており、
検出した方位情報に基づいて、例えば、北方位を2本線
表示、他の三方位(南、東、西)を1本線表示というよ
うにして方位を通知するようにすることができるように
している。つまり、前述もしたように、メモリモジュー
ル1は単体でもコンパスとして機能するようにされてい
る。
【0041】このように、この実施の形態のメモリモジ
ュール1は、外部メモリの着脱が可能な各種の電子機器
に装着して、その電子機器に方位情報を提供することが
できるものである。なお、メモリモジュール1が装着さ
れた電子機器においては、メモリモジュール1からの方
位情報を受信して利用することができるし、必要に応じ
て、通常の外部メモリからデータを読み出す場合と同様
にして、メモリモジュール1からの方位情報を得て、こ
れを利用するようにすることもできる。
【0042】[地図表示端末について]次に、この実施
の形態の地図表示端末2の構成について具体的に説明す
る。図4は、この実施の形態の地図表示端末2の構成を
説明するためのブロック図である。
【0043】図4に示すように、この実施の形態の地図
表示端末2は、CPU200、方位情報入力部202、
地図情報回転制御部203、時計回路205、ROM2
06、操作キー207、方位情報キャリブレーション部
208、方位情報記憶部209が、システムバス210
を通じて接続され、さらに、方位情報入力部202には
方位情報受信部201が、地図情報回転制御部203に
は地図情報表示部(LCD)204が接続されて構成さ
れたものである。
【0044】CPU200は、この実施の形態の地図表
示端末2の各部を制御するものである。また、ROM2
06は、CPU200において実行する各種のプログラ
ムやプログラムを実行した場合に必要となる定数テーブ
ルなどが書き込まれたものであり、方位情報記憶部とし
てのRAM209は、方位情報などの各種のデータを一
時的に記憶するためのものである。また、操作キー20
7は、使用者からの各種の指示入力を受け付け、これを
CPU200に通知するためのものである。
【0045】そして、図2に示したように、地図表示端
末2に装着されたメモリモジュール1の方位情報送出手
段106から送出された方位情報は、図4に示す地図表
示端末の方位情報受信部201で受信され、方位情報入
力部202に供給される。方位情報入力部202は、方
位情報受信部201からの方位情報を自装置において処
理が可能なデータフォーマットに変換して受け付ける。
【0046】方位情報入力部202において受け付けら
れた方位情報は、CPU200の制御によりシステムバ
ス210を通じてRAM209に書き込まれる。このよ
うにして、地図表示端末2には、メモリモジュール1か
らの方位情報が供給される。しかし、地図表示端末に供
給された方位情報をそのそのまま用いることができない
場合がある。
【0047】例えば、地図表示端末の外部メモリスロッ
トの位置によっては、メモリモジュール1の基準方位
と、地図表示端末2の基準方位とが一致しない場合があ
る。このような場合には、メモリモジュール1からの方
位情報を例えば地図表示端末2において、キャリブレー
ション(補正)して用いるようにしなければならない。
方位情報キャリブレーション部208はそのためのもの
である。
【0048】このキャリブレーションは、メモリモジュ
ール1と地図表示端末2とを接続した際に相対的な位置
関係を地図表示端末2が把握するために必要である。図
5、図6はキャリブレーションについて説明するための
図である。図5A、B、図6C、Dに示すように、地図
表示端末と、これに接続されるメモリモジュール1との
位置関係は複数考えられる。
【0049】前述もしたように、メモリモジュールは方
位情報の基準(基準方位)を持っている。この実施の形
態においては、図1において矢印Kが示したように、メ
モリモジュール1の長軸方向で、外部メモリ部12がつ
いていない方向を基準方位(0度)としている。そし
て、メモリモジュール1に内蔵された方位検知部102
は、磁気センサー101からの情報をメモリモジュール
1の基準方位から時計回りを正とする角度値で検出する
ようにしている。
【0050】そして、図5A、B、図6C、Dの4つの
例は、いずれも地図表示端末2を持っている使用者は、
北を向いており、地図表示端末2のLCD204に表示
させる地図の北を地図表示端末2のTOP(上)と合致
するようにする場合の例である。地図表示端末2は、種
々のものを構成でき、外部メモリスロットも様々な位置
に設けることが可能である。
【0051】メモリモジュール1を各種の地図表示端末
の外部メモリスロットヘ挿入する方向により異なる角度
値が地図表示端末に対して送出されることになる。この
ため、地図情報を回転制御する際にあらかじめメモリモ
ジュール1からの方位情報についてキャリブレーション
するようにして、方位情報に対する補正情報を持ってお
き、その情報を使って補正する必要があるのである。
【0052】図5Aに示す例1は、地図表示端末のTO
P(上)方向とメモリモジュール1の基準方位が一致す
る場合である。この場合、方位情報に対するキャリブレ
ーション値(補正値)は0度である。北が90度の方向
(西を向いている)であれば、その角度値90度をその
まま地図情報の回転制御に用いて、地図の北を時計回り
に90度回転させて表示させれば、実際の方位と地図の
方位(向き)が合致する。
【0053】図5Bに示す例2は、地図表示端末の右側
から横にメモリモジュール1が装着されて使用される場
合で、端末のTOPの方向が270度の場合ともいえ
る。北を向いていても、メモリモジュール1からは、角
度値は270度として送出される。地図表示端末では、
地図情報を回転制御する際に270度をそのまま使うこ
とはできず、メモリモジュール1から供給される方位情
報から270度を引いて(−270度)0度とすること
で実際の方位(北)と表示される地図情報の向きが合致
する。
【0054】例えば、北が180度の方向(東を向いて
いる)の場合、180度がメモリモジュール1より送出
されるが、キャリブレーション値−270度で補正し、
−90度(反時計方向に90度)地図情報を回転させて
表示させれば、実際の方位と地図情報の向きが合致する
ことになる。このように、この図5Bに示した例2の場
合の方位情報に対するキャリブレーション値は−270
度である。
【0055】図6Cに示す例3は、地図表示端末のTO
Pが180度の位置になるようにメモリモジュール1を
地図表示端末と接続する場合である。この場合、キャリ
ブレーション値としては−180度とすればよい。図6
Dに示す例4は、地図表示端末のTOPが90度の位置
になるようにメモリモジュール1を地図表示端末と接続
する場合である。この場合、キャリブレーション値とし
ては−90度とすればよい。北が270度の方向(南を
向いている)であれば、メモリモジュール1から角度値
270度が送出されるが、キャリブレーション値−90
度で補正することにより得た方位情報である180度が
地図情報を回転させる角度となる。
【0056】このように、各地図表示端末において、自
機の外部メモリスロットの位置に応じて、メモリモジュ
ール1からの方位情報に対するキャリブレーション値
(補正値)で方位情報を補正することよって表示される
地図の方位と実際の方位とを合致させることができる。
【0057】したがって、方位情報キャリブレーション
部208は、自機の外部メモリスロットの位置に応じ
て、メモリモジュール1からの方位情報に対するキャリ
ブレーション値を決定する。この方位情報キャリブレー
ション部208によって決定されたキャリブレーション
値を用いて、例えば、CPU200が方位情報を補正す
る。
【0058】そして、この実施の形態においては、RA
M209、あるいは、図示しない記録媒体からCPU2
00によって読み出された地図情報を、地図情報回転制
御部203が、補正後の方位情報に基づいて、回転制御
して地図情報をLCD204に表示することにより、L
CD204に表示した地図情報の方位と実際の方位とを
合致させることができる。
【0059】[地図表示システムの動作について]図7
は、この実施の形態のメモリモジュール1と地図表示端
末2とからなる地図表示システムにおいての動作につい
て説明するためのフローチャートである。この図7に示
す処理は、地図表示端末2側において、メモリモジュー
ル1を接続するための準備処理、例えば、メモリモジュ
ール1を接続したことを地図情報端末2に入力(登録)
するなどの処理を行い、さらに地図情報表示ソフトウエ
アの起動などの必要な処理が行なわれた後に、メモリモ
ジュール1のCPU100および地図表示端末2のCP
U200において行なわれる処理である。
【0060】すなわち、この図7に示すフローチャート
は、メモリモジュール1によって実際の方位を検出し、
メモリモジュール1が接続(装着)された地図表示端末
のLCD04に表示する地図情報を、実際の方位に対応
して回転制御して表示する場合の当該地図表示システム
においての動作を示すものである。
【0061】なお、メモリモジュール1での処理と地図
表示端末2での処理とは密接に関係するため、図7に示
すように、メモリモジュール1での処理と地図表示端末
2での処理とを1つのフローチャートで表し、地図表示
システムの動作を表すものとしている。そして、詳しく
は後述もするように、図7に示すフローチャートにおい
ては、ステップ301からステップ304までの処理が
メモリモジュール1においての処理であり、ステップ3
05からステップ310までの処理が地図表示端末2に
おいての処理である。
【0062】以下、地図表示システムの動作について詳
細に説明する。前述したように、当該地図表示システム
において、所定の準備処理が終了した後において、メモ
リモジュール1のCPU100は、操作キー105が操
作され、方位検出の開始が指示されたか否かを判断する
(ステップ301)。ステップ301の判断処理におい
て、方位検出の開始が指示されていないと判断したとき
には、このステップ301の処理を繰り返し、操作キー
105が操作されるまで待ち状態となる。
【0063】ステップ301の判断処理において、操作
キー105が操作され、方位検出の開始が指示されたと
判断したとときには、メモリモジュール1のCPU10
0は、磁気センサー101を制御して、方位検出を行な
う(ステップ302)。そして、CPU100は、方位
検出部102を制御して、磁気センサー101からの検
出出力を基準方位からの角度値に変換し、利用可能な形
式とした方位情報を検出する(ステップ303)。
【0064】この検出された方位情報は、一旦フラッシ
ュメモリ108に記録した後、あるいは、直接に方位情
報変換部107に供給され、ここで地図表示端末2に合
わせたフォーマットに変換するなどして送出用の電気信
号に変換し、これを方位情報送出部106を通じて地図
表示端末2に送出する(ステップ304)。
【0065】次のステップ305からの処理は、地図表
示端末2側の処理となる。まず、地図表示端末2のCP
U200は、方位情報受信部201を制御して、メモリ
モジュール1からの方位情報を受信し、この受信した方
位情報を方位情報入力部202により自機での処理が可
能なフォーマットに変換して、RAM209に記録する
(ステップ305)。
【0066】そして、CPU200は、ステップ305
において受信した方位情報が、自機において有効なもの
か否か、すなわち、そのまま利用可能なものか否かを知
るために、キャリブレーションが済んでいるかどうかを
判断する(ステップ306)。キャリブレーションが済
んでいるかどうかは、例えば、キャリブレーション実行
後に、地図表示端末のRAM209上にキャリブレーシ
ョン済みかどうかを示すフラグ情報を書き込むようにす
る。
【0067】このフラグ情報は、例えば、キャリブレー
ション済みの場合には、オン(“1”)となり、キャリ
ブレーション未処理の場合には、オフ(“0”)となる
ようにしたものであり、このフラグ情報を確認すること
により、キャリブレーション済みか否かを確実に判別す
ることが可能となる。
【0068】ステップ306の判断処理において、キャ
リブレーション未処理であると判断した場合には、前述
したキャリブレーション処理を実行する(ステップ30
7)。すなわち、地図表示端末2は、自機に装着された
メモリモジュール1との位置関係に基づいて、キャリブ
レーション値(補正値)を決定する処理が、このステッ
プ307)の処理である。
【0069】なお、地図表示端末2が、メモリモジュー
ル1の装着を受け付ける外部メモリスロットを1つしか
持たない場合には、キャリブレーション値は一意に決ま
るので、その値を用いることになる。しかし、地図表示
端末2が、複数の外部メモリスロットを有するものであ
ったり、外部メモリスロットの装着方向を変更すること
ができるものであったりする場合などにおいては、地図
表示端末2と、これに装着されるメモリモジュール1と
の位置関係に基づいて、キャリブレーション値を決定す
るキャリブレーション処理が必要になる。
【0070】そして、ステップ307において、キャリ
ブレーション処理を行なった場合、この実施の形態にお
いては、キャリブレーションについてのフラグ情報をオ
ン(“1”)にして、ステップ301からの処理に戻
り、メモリモジュール1においての方位検知開始の操作
キー入力を待つ。このようにすることにより、キャリブ
レーション値を決定した後に、メモリモジュール1から
の検出した方位情報を得ることができるので、方位情報
についての補正を即座に行なうことができるなど、以後
の処理を正確に、かつ、スムースに行なうことができ
る。
【0071】また、ステップ306において、キャリブ
レーション済みであると判断した場合には、地図表示端
末2のCPU200は、前述したように、キャリブレー
ション処理により決定されたキャリブレーション値を用
いて、メモリモジュール1からの方位情報を補正し、補
正後の方位情報(角度値)を計算する(ステップ30
8)。
【0072】そして、地図表示端末2のCPU200
は、地図情報回転制御部203を制御し、補正後の方位
情報を用いて、表示しようとする地図情報の方位を回転
制御して、実際の方位に合致させる地図情報回転変換を
行い(ステップ309)、この回転変換を行なった地図
情報をLCD204に表示する(ステップ310)。
【0073】これにより、地図表示端末2のLCD20
4に表示された地図情報の方位は、実際の方位に合致し
たものとなる。このため、使用者は、実際の方位と、地
図表示端末のLCD204に表示された地図情報の方位
との違いを考えながら地図情報を見なければならないと
いう不都合を解消することができる。
【0074】なお、図7においては、キャリブレーショ
ン処理を地図表示端末2が方位情報を受信した後のステ
ップ307において行なうようにした。しかし、これに
限るものではない。例えば、メモリモジュール1を地図
表示端末と接続した直後にキャリブレーション処理を行
なうようにしてももちろんよい。
【0075】また、この実施の形態の地図表示端末2
は、現在時刻を提供する時計回路205を備えており、
提供された方位情報、方位情報の提供時刻、表示した地
図情報の識別子などとを関連付けてRAM209やメモ
リモジュール1のフラッシュメモリ108に記憶するこ
とにより、後に、RAM209やフラッシュメモリ10
8に記録した情報を用いて、どのような道のりをたどっ
たかを確認するなどの場合に役立たせることができる。
【0076】なお、この実施の形態において、図7に示
したステップ301からステップ304の各処理を順次
に実行する方位情報送出プログラムがメモリモジュール
1のROM104に記録されて提供され、また、図7に
示したステップ305からステップ310の各処理を順
次に実行する地図情報表示プログラムが地図表示端末2
のROM206に記録されて提供されるものである。
【0077】また、上述の方位情報送出プログラムと、
地図情報表示プログラムとをメモリモジュール1のフラ
ッシュメモリ108に記録して提供し、メモリモジュー
ル1、地図表示端末2においては、それらのプログラム
を読み出して利用するようにすることもできる。すなわ
ち、メモリモジュール1のフラッシュメモリ108から
なる外部メモリをプログラム記録媒体として用いること
ができる。
【0078】もちろん、必要なプログラムが記録された
CD−ROMなどの各種の記録媒体から、例えばパーソ
ナルコンピュータを介在させて、メモリモジュール1や
地図表示端末2に必要なプログラムをダウンロードし、
所定の手順に従った処理を実行させるようにすることも
できる。
【0079】また、図3に示したメモリモジュール1に
おいて、磁気センサー101からの検出出力に基づいて
利用可能な角度値としての方位情報を検出するようにす
る方位検出部102の機能と、方位情報を方位情報送出
部106を通じて送出する形式の信号に変換する方位情
報変換部107の機能とをCPU100において実行す
るプログラムにより、CPU100の機能として実現す
るようにすることも可能である。
【0080】同様に、図4に示した地図表示端末2にお
いて、方位情報受信部201において受信した方位情報
を自機において処理が可能な形式の信号に変換して受け
付けるようにする方位情報入力部202の機能と、キャ
リブレーション値を決定する方位情報キャリブレーショ
ン部208の機能と、キャリブレーション値により補正
した方位情報を用いて地図情報を回転制御する地図情報
回転制御部203の機能とをCPU200において実行
するプログラムにより、CPU200の機能として実現
するようにすることも可能である。
【0081】[第2の実施の形態]前述の第1の実施の
形態において、地図情報は、地図表示端末2側に存在す
るものとして説明した。すなわち、地図情報は、地図表
示端末2の内蔵メモリや地図表示端末2に装填された記
録媒体に記録されていたり、あるいは、地図表示端末に
接続された他の情報機器などから提供されたりするもの
である。しかしこれに限るものではない。
【0082】この第2の実施の形態の地図表示端末4
は、例えばインターネットなどのネットワーク上に設け
られたサーバ装置から地図情報を取得することができる
ものである。そして、この第2の実施の形態において
は、地図情報の回転制御についても、地図情報を提供す
るサーバ装置側の処理とするようにしたものである。
【0083】図8は、この第2の実施の形態の地図表示
端末4を説明するためのブロック図である。この地図表
示端末4は、前述した第1の実施の形態のメモリモジュ
ール1を着脱することができるようにされたものであ
る。そして、図8に示すように、この第2の実施の形態
の地図表示端末4は、地図情報受信部401、地図情報
回転制御情報出力部402、地図情報回転制御情報生成
部403が設けられたものである。また、第1の実施の
形態の地図表示端末2が備えていた地図情報回転制御部
203は備えないものである。
【0084】これら以外の各部は、前述した第1の実施
の形態の地図表示端末2と同様に構成されたものであ
る。このため、図8に示したこの第2の実施の形態の地
図表示端末4において、前述した第1の実施の形態の地
図表示端末2と同様に構成される部分については、第1
の実施の形態の地図表示端末2と同じ参照符号を付し、
その詳細な説明については省略する。
【0085】そして、この第2の実施の形態の地図表示
端末4もまた、自機と、自機に装着されたメモリモジュ
ール1との位置関係に基づいて、キャリブレーション値
を決定し、そのキャリブレーション値を用いて、メモリ
モジュール1からの方位情報を自機において利用可能な
ものに補正することができるものである。
【0086】さらに、この第2の実施の形態の地図表示
端末4は、前述もしたように、ネットワーク上に設けら
れた地図情報を提供する所定のサーバ装置へのアクセス
を可能にするために通信機能を備えたものである。そし
て、そのサーバ装置にアクセスし、そのサーバ装置から
目的とする地図情報の提供を受けることができるもので
ある。
【0087】この場合、この第2の実施の形態の地図表
示端末4においては、地図情報回転制御情報生成部40
3において、提供を要求する地図情報の回転制御に関す
る情報である回転制御情報を補正後の方位情報に基づい
て生成し、これを地図情報を提供するサーバ装置に対し
て、地図情報回転制御情報出力部402を通じて送出す
ることができるものである。
【0088】なお、地図情報回転制御情報生成部403
においては、単に地図情報の回転角度を計算し、これを
回転制御情報とするのではなく、サーバ装置側で地図情
報を容易に回転変換(回転処理)できるようなフォーマ
ットの回転制御情報を実際の方位情報に基づいて生成す
る。
【0089】また、どの地図情報の提供を要求するか
は、送出する回転制御情報と共にサーバ装置に送出する
ようにしてもよいし、回転制御情報の送出に先立って、
回転制御情報とは別に地図情報の提供要求を送出するよ
うにすることもできる。
【0090】地図情報を提供するサーバ装置において
は、地図表示端末からの回転制御情報に基づいて、提供
が要求された地図情報を回転制御することにより地図情
報の回転変換が行われ、この回転変換後の地図情報が要
求元の地図表示端末4に送信される。
【0091】このサーバ装置からの回転変換後の地図情
報は、地図表示端末4の地図情報受信部401により受
信され、CPU400の制御により回転変換後の地図情
報がLCD204に表示されることになる。
【0092】図9は、図1、図3を用いて前述したメモ
リモジュール1と、この第2の実施の形態の地図表示端
末4とにより構成される地図表示システムの動作を説明
するためのフローチャートである。図9において、ステ
ップ301からステップ307までの処理は、図7に示
した第1の実施の形態の地図表示システムの処理と同様
の処理である。
【0093】そして、この第2の実施の形態の地図表示
システムにおいては、キャリブレーション値を用いた補
正後の方位情報を用いて、地図情報回転制御情報生成部
403において、地図情報の回転角度を計算し、回転制
御情報を生成し(ステップ501)、この生成した回転
制御情報を地図情報回転制御情報出力部402を通じて
地図情報を提供するサーバ装置に通知する(ステップ5
02)。
【0094】この回転制御情報に応じて、サーバ装置は
要求された地図情報を回転変換し、回転変換した地図情
報を送信してくるので、地図表示端末4の地図情報受信
部401はこれを受信する(ステップ503)。そし
て、CPU400の制御により、地図情報受信部401
により受信された回転変換済みの地図情報が用いられ
て、LCD204に地図情報を表示する(ステップ50
4)。
【0095】このように、この第2の実施の形態の地図
表示端末4は、これに接続されたメモリモジュール1か
ら方位情報を得て、この方位情報に基づいて回転制御情
報を生成し、これをサーバ装置に送信することにより、
実際の方位に合わせて回転させた目的とする地図情報を
サーバ装置から得て表示することができる。
【0096】したがって、大量の地図情報を地図表示端
末4側に予め用意しておく必要がなく、また、地図情報
の回転変換も地図表示端末4において行なう必要がない
ので、地図表示端末の負荷を大幅に軽減することができ
る。この地図表示端末4は、例えば、インターネット上
に設けられた地図データベースサーバとの間で通信が可
能な携帯電話端末などの通信端末装置への適用に適して
いる。
【0097】そして、前述の第1、第2の実施の形態の
説明から分かるように、地図情報の表示は可能だが方位
検知手段を内蔵しない地図表示端末に対して、本発明の
方位検知手段付メモリモジュールを装着することによ
り、実際の方位に合った地図表示をさせることができ
る。これにより、方位を知るためにコンパスを併用する
手間やコンパスの示す方位と地図情報の方位とを見比べ
ながら地図の向きを調整する手間を省くことができる。
【0098】また、メモリモジュールは、外部メモリス
ロットを備えた各種の情報端末に接続することができる
ので、複数の情報端末によりメモリモジュールを共用す
ることができる。したがって、複数のこのような情報端
末を持っている場合に、方位検知手段付メモリモジュー
ルを差し替えて使う方が、各々に方位検知手段を内蔵す
る情報端末を持つのと比べ、情報端末のサイズとコスト
の無駄を省くことができる。
【0099】また、海外旅行等、電子地図を持たない、
あるいはサーバから取得できないため、紙に印刷された
通常の地図を使わなければならない場合、メモリモジュ
ール単体でコンパスとしての機能を有するので、例え
ば、方位検知手段を内蔵した地図表示端末を使う場合に
比べて、軽量で操作し易く、通常のコンパスに近い使用
感を提供できる。また、方位検知手段を内蔵した地図表
示端末の場合、地図を表示するようにしないと方位検知
手段が使えないということもありえるが、この発明によ
るメモリモジュールは単体でも使用できるので便利であ
る。
【0100】なお、この第2の実施の形態においても、
図9に示したステップ301からステップ304の各処
理を順次に実行する方位情報送出プログラムがメモリモ
ジュール1のROM104に記録されて提供され、ま
た、図9に示したステップ305からステップ504の
各処理を順次に実行する地図情報表示プログラムが地図
表示端末4のROM206に記録されて提供されるもの
である。
【0101】また、上述の方位情報送出プログラムと、
地図情報表示プログラムとをメモリモジュール1のフラ
ッシュメモリ108に記録して提供し、メモリモジュー
ル1、地図表示端末4においては、それらのプログラム
を読み出して利用するようにすることもできる。すなわ
ち、メモリモジュール1のフラッシュメモリ108から
なる外部メモリをプログラム記録媒体として用いること
ができる。
【0102】もちろん、必要なプログラムが記録された
CD−ROMなどの各種の記録媒体から、例えばパーソ
ナルコンピュータを介在させて、メモリモジュール1や
地図表示端末2に必要なプログラムをダウンロードし、
所定の手順に従った処理を実行させるようにすることが
できることはこの第2の実施の形態においても同じであ
る。
【0103】また、図8に示した地図表示端末4におい
て、方位情報入力部202の機能と、方位情報キャリブ
レーション部208の機能と、地図情報回転制御情報生
成部403の機能とをCPU200において実行するプ
ログラムにより、CPU200の機能として実現するよ
うにすることも可能である。
【0104】また、この第2の実施の形態においては、
地図情報を提供するサーバ装置側で要求された地図情報
を地図表示端末からの回転制御情報により回転変換する
容易にしたが、これに限るものではない。例えば、サー
バ装置から目的とする地図情報を得た後に、地図表示端
末4において、地図情報の回転変換を行なうようにして
もよい。
【0105】また、前述の第1、第2の実施の形態にお
いて、いわゆるキャリブレーション処理は、地図表示端
末とこれに装着されたメモリモジュール1との位置関係
に応じて自動的に決まるものとして説明したが、これに
限るものではない。使用者自身が地図表示端末2、ある
いは、地図表示端末4に対して設定操作を行なうことに
より、用いるキャリブレーション値を決定するようにし
てもよい。
【0106】また、前述した第1、第2の実施の形態に
おいては、メモリモジュール1は、検出した方位情報を
一旦自己のフラッシュメモリ108に取り込んだ後に、
これを自己が接続されている地図表示端末に送出するよ
うにした。このようにすることによって、メモリモジュ
ール1が装着された地図表示端末は、必要に応じてメモ
リモジュール1のフラッシュメモリ108に記録された
方位情報を読み出して利用することも可能になる。しか
しこれに限るものではない。
【0107】例えば、メモリモジュール1において検出
した方位情報をフラッシュメモリ108に記録すること
なく、即座に地図表示端末に送出し、地図表示端末のR
AM209に記録してこれを用いるようにすることもで
きる。この場合には、メモリモジュール1のフラッシュ
メモリ108を、例えばプログラム記録媒体専用として
用いるようにするなど、メモリの使い分けを行なうよう
にすることができる。
【0108】そして、フラッシュメモリやRAMへのデ
ータの書き込みや読み出しは、CPU100、CPU2
00、CPU400などにより行なうようにされる。す
なわち、メモリモジュール1、地図表示装置2、地図表
示装置4などの各機器のCPUが、データの読み出し機
能、書き込み機能を実現している。
【0109】なお、前述もしたように、地図表示端末
は、比較的に大きな表示画面を備え、地図情報の表示が
可能な携帯電話端末などの通信端末装置のほか、PDA
やその他の各種の情報端末装置に適用することができ
る。
【0110】また、車載用の地図表示用端末にこの発明
による情報端末装置を適用することもできる。車載用の
地図表示端末の場合には、一般にはGPSシステムが搭
載されており、位置、方位も正確に把握することができ
るが、例えば、悪天候の場合など、人口衛星からの電波
を良好に受信できない場合においても、実際の方位に合
致した態様で地図情報を表示することが可能となる。
【0111】また、前述の実施の形態において、メモリ
モジュールには、スケールやルーペを設けるようにした
が、これらは必ずしも必要なものではない。すなわち、
メモリモジュールには、スケールやルーペを設けなくて
もよいし、また、方位を地図表示の表示画面に表示でき
るのであれば、メモリモジュールに例えばLCDによっ
て構成した方位情報表示部を設ける必要もない。しか
し、前述もしたように、これらを設けておくことによ
り、メモリモジュールを単体でも用いることができるの
で便利である。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、実際の方位に合った地図表示をさせることができる
ため、方位を知るためにコンパスを併用する手間やコン
パスの示す方位と地図情報の方位とを見比べながら地図
の向きを調整する手間を省くことができる。
【0113】また、地図表示が可能な複数の情報端末装
置を持っている場合に、方位検知手段付メモリモジュー
ルを差し替えて使うことが可能となり、情報端末装置の
各々に方位検知手段を内蔵するのと比べ、情報端末のサ
イズとコストの無駄を省くことができる。
【0114】また、海外旅行等、電子地図を持たない、
あるいはサーバから取得できないため、紙に印刷された
通常の地図を使わなければならない場合、メモリモジュ
ール単体でコンパスとしての機能を有するので、情報端
末内蔵の方位検知手段を使う場合に比べて、軽量で操作
し易く、通常のコンパスに近い使用感を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施の形態のメモリ装置の一実施の形態が
適用されたメモリモジュールの外観を説明するための図
である。
【図2】図1に示したメモリモジュールが装着された地
図表示端末の外観を説明するための図である。
【図3】図1に示したメモリモジュールを説明するため
のブロック図である。
【図4】図2に示した地図表示端末を説明するためのブ
ロック図である。
【図5】メモリモジュールからの方位情報に対して行な
うキャリブレーション処理の必要性を説明するための図
である。
【図6】メモリモジュールからの方位情報に対して行な
うキャリブレーション処理の必要性を説明するための図
である。
【図7】メモリモジュールと地図表示端末とにより形成
される地図表示システムの動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図8】この発明による情報端末装置の他の実施の形態
が適用された地図表示端末を説明するためのブロック図
である。
【図9】メモリモジュールと図8に示した地図表示端末
とにより形成される地図表示システムの動作を説明する
ためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…メモリモジュール、11…コンパス部、12…外部
メモリ部、100…CPU、101…磁気センサー、1
02…方位検出部、103…方位情報表示部(LC
D)、104…ROM、105…操作キー、106…方
位情報送出部、107…方位情報変換部、108…方位
情報記憶部(フラッシュメモリ)、109…システムバ
ス、2、4…地図表示端末、200…CPU、201…
方位情報受信部、202…方位情報入力部、203…地
図情報回転制御部、204…地図情報表示部(LC
D)、205…時計回路、206…ROM、207…操
作キー、208…方位情報キャリブレーション部、20
9…方位情報記憶部(RAM)、210…システムバ
ス、401…地図情報受信部、402…地図情報回転制
御情報出力部、403…地図情報回転制御情報生成部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報端末装置と、前記情報端末装置に対し
    て着脱可能とされたメモリ装置とからなる地図表示シス
    テムであって、 前記メモリ装置は、 地磁気に応じて方位を検出する方位検出手段と、 前記方位検出手段により検出された方位を示す情報を記
    憶するメモリと、 前記メモリに記憶された前記方位を示す情報を送信用信
    号に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段により変換された前記送信用信号を自
    機が装着された前記情報端末装置に対して送出する送出
    手段とを備え、 前記情報端末装置は、 地図情報を表示する表示素子と、 自機に装着された前記メモリ装置の前記送出手段から送
    出される前記送信用信号を受信する受信手段と、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    手段により受信した前記送信用信号による方位を示す情
    報に対する補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段からの前記補正値に応じて補正した
    後の前記方位を示す情報に基づいて、前記表示素子に表
    示する前記地図情報を回転表示制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする地図表示システム。
  2. 【請求項2】情報端末装置と、前記情報端末装置に対し
    て着脱可能とされたメモリ装置とからなる地図表示シス
    テムであって、 前記メモリ装置は、 地磁気に応じて方位を検出する方位検出手段と、 前記方位検出手段により検出された方位を示す情報を記
    憶するメモリと、 前記メモリに記憶された前記方位を示す情報を送信用信
    号に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段により変換された前記送信用信号を自
    機が装着された前記情報端末装置に対して送出する送出
    手段とを備え、 前記情報端末装置は、 地図情報を表示する表示素子と、 自機に装着された前記メモリ装置の前記送出手段から送
    出される前記送信用信号を受信する受信手段と、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    手段により受信した前記送信用信号による方位を示す情
    報に対する補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段からの前記補正値に応じて補正した
    後の前記方位を示す情報に基づいて回転制御情報を形成
    し、これを地図情報を提供するためにネットワーク上に
    設けられたサーバ装置に対して送出する送出手段と、 前記サーバ装置から送出される回転制御済みの地図情報
    を受信する地図情報受信手段と、 前記地図情報受信手段により受信された前記地図情報を
    前記表示素子に表示させる表示制御手段とを備えること
    を特徴とする地図表示システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の地図表示
    システムであって、 前記メモリ装置は、前記方位検出手段により検出された
    方位を表示する表示素子を備えることを特徴とする地図
    表示システム。
  4. 【請求項4】地図情報の表示が可能な情報端末装置に対
    して、着脱可能とされたメモリ装置であって、 地磁気に応じて方位を検出する方位検出手段と、 前記方位検出手段により検出された方位を示す情報を記
    憶するメモリと、 前記メモリに記憶された前記方位を示す情報を送信用信
    号に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段により変換された前記送信用信号を自
    機が装着された前記情報端末装置に対して送出する送出
    手段とを備えることを特徴とするメモリ装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のメモリ装置であって、 前記方位検出手段により検出された方位を表示する表示
    素子を備えることを特徴とするメモリ装置。
  6. 【請求項6】メモリ装置を着脱することができるように
    された情報端末装置であって、 地図情報を表示する表示素子と、自機に装着された前記
    メモリ装置から送出される方位を示す情報を受信する受
    信手段と、 前記メモリ装置の自機への装着位置に応じて、前記受信
    手段により受信した前記方位を示す情報に対する補正値
    を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段からの前記補正値に応じて補正した
    後の前記方位を示す情報に基づいて、前記表示素子に表
    示する前記地図情報を回転表示制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報端末装置。
  7. 【請求項7】メモリ装置を着脱することができるように
    された情報端末装置であって、 地図情報を表示する表示素子と、 自機に装着された前記メモリ装置の前記送出手段から送
    出される方位を示す情報を受信する受信手段と、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    手段により受信した前記電気信号による方位を示す情報
    に対する補正値を算出する補正値算出手段と、 前記補正値算出手段からの前記補正値に応じて補正した
    後の前記方位を示す情報に基づいて回転制御情報を形成
    し、これを地図情報を提供するためにネットワーク上に
    設けられたサーバ装置に対して送出する送出手段と、 前記サーバ装置から送出される回転制御済みの地図情報
    を受信する地図情報受信手段と、 前記地図情報受信手段により受信された前記地図情報を
    前記表示素子に表示させる表示制御手段とを備えること
    を特徴とする情報端末装置。
  8. 【請求項8】地磁気に応じて方位を検出する方位検出手
    段と、前記方位を示す情報を記憶するメモリと、自機と
    情報端末装置とを接続する接続端とを備えたメモリ装置
    のコンピュータに、 前記方位検出手段を通じて方位を検出する方位検出ステ
    ップと、 前記方位検出ステップにおいて検出した前記方位を示す
    情報を送信用信号に変換する信号変換ステップと、 前記信号変換ステップにおいて送信用信号に変換された
    前記方位を示す情報を前記接続端を通じて送出する送出
    ステップとを実行させる方位情報送出プログラム。
  9. 【請求項9】地図情報を表示する表示素子と、自機に装
    着されたメモリ装置から送出される方位を示す情報を受
    信する受信手段とを備えた情報端末装置のコンピュータ
    に、 前記受信手段を通じて、前記メモリ装置からの方位を示
    す情報を受信する受信ステップと、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    ステップにおいて受信した方位を示す情報に対する補正
    値を算出する補正値算出ステップと、 前記補正値算出ステップにおいて算出した前記補正値に
    応じて補正した後の前記方位を示す情報に基づいて、前
    記表示素子に表示する前記地図情報を回転表示制御する
    表示制御ステップとを実行させる地図情報表示プログラ
    ム。
  10. 【請求項10】地図情報を表示する表示素子と、自機に
    装着されたメモリ装置から送出される方位を示す情報を
    受信する受信手段と、ネットワーク上のサーバ装置との
    間で通信を行なうことが可能な通信機能を備えた情報端
    末装置のコンピュータに、 前記メモリ装置からの方位を示す情報を前記受信手段を
    通じて受信する受信ステップと、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    ステップにおいて受信した方位を示す情報に対する補正
    値を算出する補正値算出ステップと、 前記補正値算出ステップにおいて算出した前記補正値に
    応じて補正した後の前記方位を示す情報に基づいて回転
    制御情報を形成し、これを地図情報を提供するためにネ
    ットワーク上に設けられたサーバ装置に対して送出する
    ようにする送出ステップと、 前記サーバ装置から送出される回転制御済みの地図情報
    を受信する地図情報受信ステップと、 前記地図情報受信ステップにおいて受信した前記地図情
    報を前記表示素子に表示させるようにする表示制御ステ
    ップとを実行させる地図情報表示プログラム。
  11. 【請求項11】地磁気に応じて方位を検出する方位検出
    手段と、前記方位を示す情報を記憶するメモリと、自機
    と情報端末装置とを接続する接続端とを備えたメモリ装
    置のコンピュータに、 前記方位検出手段を通じて方位を検出する方位検出ステ
    ップと、 前記方位検出ステップにおいて検出した前記方位を示す
    情報を送信用信号に変換する信号変換ステップと、 前記信号変換ステップにおいて送信用信号に変換された
    前記方位を示す情報を前記接続端を通じて送出する送出
    ステップとを実行させる方位情報送出プログラムを記録
    したプログラム記録媒体。
  12. 【請求項12】地図情報を表示する表示素子と、自機に
    装着されたメモリ装置から送出される方位を示す情報を
    受信する受信手段とを備えた情報端末装置のコンピュー
    タに、 前記メモリ装置からの方位を示す情報を前記受信手段を
    通じて受信する受信ステップと、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    ステップにおいて受信した方位を示す情報に対する補正
    値を算出する補正値算出ステップと、 前記補正値算出ステップにおいて算出した前記補正値に
    応じて補正した後の前記方位を示す情報に基づいて、前
    記表示素子に表示する前記地図情報を回転表示制御する
    表示制御ステップとを実行させる地図情報表示プログラ
    ムを記録したプログラム記録媒体。
  13. 【請求項13】地図情報を表示する表示素子と、自機に
    装着されたメモリ装置から送出される方位を示す情報を
    受信する受信手段と、ネットワーク上のサーバ装置との
    間で通信を行なうことが可能な通信機能を備えた情報端
    末装置のコンピュータに、 前記メモリ装置からの方位を示す情報を前記受信手段を
    通じて受信する受信ステップと、 前記メモリ装置の自機への接続位置に応じて、前記受信
    ステップにおいて受信した方位を示す情報に対する補正
    値を算出する補正値算出ステップと、 前記補正値算出ステップにおいて算出した前記補正値に
    応じて補正した後の前記方位を示す情報に基づいて回転
    制御情報を形成し、これを地図情報を提供するためにネ
    ットワーク上に設けられたサーバ装置に対して送出する
    ようにする送出ステップと、 前記サーバ装置から送出される回転制御済みの地図情報
    を受信する地図情報受信ステップと、 前記地図情報受信ステップにおいて受信した前記地図情
    報を前記表示素子に表示させるようにする表示制御ステ
    ップとを実行させる地図情報表示プログラムを記録した
    プログラム記録媒体。
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