JP2013015039A - シリンダヘッドの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダヘッドの冷却構造において、冷却水の流速を高める気筒配列に平行する流し方を用い、吸気ポート間、及び排気ポート間の冷却強化を可能とし、冷却性能を向上することにある。
【解決手段】中央流路(18)内で点火プラグ孔壁(10A〜10D)の下流側に吸気ポート壁(15A〜15D)と排気ポート壁(16A〜16D)との間の流路を絞る第1隔壁(24A〜24D)を配設し、吸気側流路(19)を及び排気側流路(20)に沿って気筒列方向(X)へ延びる吸気側シリンダヘッド内壁(11)と排気側シリンダヘッド内壁(12)とのうち互いに隣接する気筒間に配置される範囲にそれぞれ中央流路(18)に突出する第2隔壁(25A〜25C)を配設し、吸気側流路(19)と排気側流路(20)とを流れる冷却水を中央流路(18)へ導く流路部(28A〜28D)を形成している。
【選択図】図1

Description

この発明は、シリンダヘッドの冷却構造に係り、特にシリンダヘッドの冷却性能を向上するシリンダヘッドの冷却構造に関する。
内燃機関のシリンダヘッドの冷却構造においては、燃焼室を冷却することで内燃機関のメカニカルオクタン価を高める働きをしている。さらに、このメカニカルオクタン価を高めるためには、ノックキング発生位置近傍の壁面の温度を低減することが望ましい。一般に、ノッキングは、吸気ポート側や排気ポート側に多く生じている。このノッキングの発生を抑制するように冷却の強化を行うには、冷却水の流速を高めることが良いものである。
特許第4211405号公報
特許文献1に係るエンジンの冷却構造は、軸線方向の一端側に位置するポート壁部に、軸線方向の他端側の壁面で、軸線方向の他端側に向かって突出すると共に中心壁部の形状に沿うように突出部を形成し、冷却水の流動に影響を与えることを抑制するものである。
従来、図8に示すように、4気筒用の内燃機関のシリンダヘッド101において、各燃焼室の中央部に各点火プラグ孔102が設置された気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)を一列に複数配置し、この各気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)には各点火プラグ孔102を挟んで相対する2つの各吸気ポート103・103と2つの各排気ポート104・104とがそれぞれ気筒列方向Xに設置されている。
シリンダヘッド101において、底面に形成された複数の冷却水流入孔105からウォータジャケット106内に流れてきた冷却水は、流れやすい吸気シリンダヘッド内壁107側の吸気側流路108及び排気シリンダヘッド内壁109側の排気側流路110に沿って多く流れてしまう。
このため、中央流路111の点火プラグ孔壁112周囲では冷却水量が少なくなり、また、吸気ポート103・103間、及び排気ポート104・104間では冷却水の流れが衝突してしまい、冷却水の滞留が発生して冷却性能が低下するという不都合があった。
そこで、この発明の目的は、吸気ポート間、及び排気ポート間を含むウォータジャケットにおいて、冷却水の流速を高める気筒配列に平行する流し方を用い、吸気ポート間、排気ポート間の冷却強化を可能とし、冷却性能を向上するシリンダヘッドの冷却構造を提供することにある。
この発明は、燃焼室の中央部に点火プラグ孔が設置された気筒を一列に複数配置し、この各気筒には前記点火プラグ孔を挟んで相対する2つの吸気ポートと2つの排気ポートとがそれぞれ気筒列方向に設置される内燃機関のシリンダヘッドであって、前記シリンダヘッドの前記燃焼室を冷却するウォータジャケットは、前記吸気ポートを構成する吸気ポート壁と前記排気ポートを構成する排気ポート壁との間に形成され、かつ、前記点火プラグ孔を構成する点火プラグ孔壁の外周に沿う中央流路と、前記吸気ポートの開口部に対して前記中央流路と反対側に形成された吸気側流路と、前記排気ポートの開口部に対して前記中央流路と反対側に形成された排気側流路とを備え、冷却水が前記各流路を気筒列方向の一方端から他方端に向かって前記各気筒を順次に流れる構造を持つシリンダヘッドの冷却構造において、前記中央流路内で前記点火プラグ孔壁の下流側に前記吸気ポート壁と前記排気ポート壁との間の流路を絞る第1隔壁を配設し、前記吸気側流路及び前記排気側流路に沿って気筒列方向へ延びる吸気側シリンダヘッド内壁と排気側シリンダヘッド内壁とのうち互いに隣接する前記気筒間に配置される範囲にそれぞれ前記中央流路に突出する第2隔壁を配設し、前記吸気側流路と前記排気側流路とを流れる冷却水を前記中央流路へ導く流路部を形成したことを特徴とする。
この発明のシリンダヘッドの冷却構造は、吸気ポート間、及び排気ポート間を含むウォータジャケットにおいて、冷却水の流速を高める気筒配列に平行する流し方を用い、吸気ポート間、排気ポート間の冷却強化を可能とし、冷却性能を向上できる。
図1は図4のI−I線によるシリンダヘッドの断面図である。(実施例) 図2は図1のシリンダヘッドの一部断面図である。(実施例) 図3はシリンダヘッドの底面図である。(実施例) 図4はシリンダヘッドの斜視図である。(実施例) 図5は内燃機関の斜視図である。(実施例) 図6は内燃機関の分解斜視図である。(実施例) 図7はシリンダヘッドの一部概略図である。(変形例) 図8は従来におけるシリンダヘッドの断面図である。(従来例)
この発明は、吸気ポート間、及び排気ポート間を含むウォータジャケットにおいて、冷却水の流速を高める気筒配列に平行する流し方を用い、吸気ポート間、及び排気ポート間の冷却強化を可能とし、冷却性能を向上する目的を、第1隔壁では、点火プラグ孔壁の外周を通過した冷却水が直線的に下流に流れることを防ぎ、冷却水を吸気ポート間、排気ポート間へと分散して流すことで、その部位の冷却水量を増やし、また、第2隔壁では、吸気側流路、排気側流路の冷却水の流れを中央流路へ集約することにより実現するものである。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。
図5、図6において、1は車両に搭載される多気筒用(4気筒)の内燃機関である。
この内燃機関1は、複数気筒として、4つの気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)を気筒列方向Xで一列に配置し、シリンダブロック2と、このシリンダブロック2上面にガスケット3を介して載置されるシリンダヘッド4と、シリンダブロック2下面に取り付けられるオイルパン5とを備える。
シリンダブロック2には、ラジエータからの冷却水を導入させる冷却水入口部6が設けられている。また、シリンダヘッド4には、冷却水をラジエータに導出させる冷却水出口部7が設けられている。
シリンダヘッド4の底面には、図3に示すように、各気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)に対応して燃焼室8A〜8Dが形成されているとともに、この燃焼室8A〜8Dの中央部に点火プラグ孔9A〜9Dが設置されている。この点火プラグ孔9A〜9Dは、図1に示すように、点火プラグ孔壁10A〜10Dで構成される。
また、シリンダヘッド4は、図1に示すように、気筒列方向Xへ延びる吸気側シリンダヘッド内壁11と排気側シリンダヘッド内壁12とを備える。
図1に示すように、気筒(♯1)には、点火プラグ孔9Aを挟んで相対する2つの吸気ポート13A・13Aと2つの排気ポート14A・14Aとが、それぞれ気筒列方向Xに設置される。吸気ポート13A・13Aは、吸気ポート壁15A・15Aで構成される。排気ポート14A・14Aは、排気ポート壁16A・16Aで構成される。
気筒(♯2)には、点火プラグ孔9Bを挟んで相対する2つの吸気ポート13B・13Bと2つの排気ポート14B・14Bとが、それぞれ気筒列方向Xに設置される。吸気ポート13B・13Bは、吸気ポート壁15B・15Bで構成される。排気ポート14B・14Bは、排気ポート壁16B・16Bで構成される。
気筒(♯3)には、点火プラグ孔9Cを挟んで相対する2つの吸気ポート13C・13Cと2つの排気ポート14C・14Cとが、それぞれ気筒列方向Xに設置される。吸気ポート13C・13Cは、吸気ポート壁15C・15Cで構成される。排気ポート14C・14Cは、排気ポート壁16C・16Cで構成される。
気筒(♯4)には、点火プラグ孔9Dを挟んで相対する2つの吸気ポート13D・13Dと2つの排気ポート14D・14Dとが、それぞれ気筒列方向Xに設置される。吸気ポート13D・13Dは、吸気ポート壁15D・15Dで構成される。排気ポート14D・14Dは、排気ポート壁16D・16Dで構成される。
また、図1に示すように、シリンダヘッド4には、燃焼室8A〜8Dを冷却するウォータジャケット17が設けられる。
このウォータジャケット17は、吸気ポート13A〜13Dを構成する吸気ポート壁15A〜15Dと排気ポート14A〜14Dを構成する排気ポート壁16A〜16Dとの間に形成され、かつ、点火プラグ孔9A〜9Dを構成する点火プラグ孔壁10A〜10Dの外周に沿う中央流路18と、吸気ポート13A〜13Dの開口部に対して中央流路18と反対側に形成された吸気側流路19と、排気ポート14A〜14Dの開口部に対して中央流路18と反対側に形成された排気側流路20とを備える。
シリンダヘッド4は、冷却水が各流路としての中央流路18と吸気側流路19と排気側流路20とを気筒列方向Xの一方端から他方端に向かって各気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)を順次に流れる構造を持っている。
シリンダヘッド4の底面には、図1に示すように、各気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)間で、シリンダブロック2の上面からの冷却水を導くように5つの冷却水流入孔21A〜21Eが形成される。この冷却水流入孔21A〜21Eは、シリンダヘッド4の底面とウォータジャケット17とを連通するものである。
具体的には、気筒(♯1)の上流側で吸気側流入孔22Aと排気側流入孔23Aとからなる冷却水流入孔21Aが形成され、気筒(♯1)と気筒(♯2)間の中心線G1上では吸気側流入孔22Bと排気側流入孔23Bとからなる冷却水流入孔21Bが形成され、気筒(♯2)と気筒(♯3)間の中心線G2上では吸気側流入孔22Cと排気側流入孔23Cとからなる冷却水流入孔21Cが形成され、気筒(♯3)と気筒(♯4)間の中心線G3上では吸気側流入孔22Dと排気側流入孔23Dとからなる冷却水流入孔21Dが形成され、気筒(♯4)の下流側で吸気側流入孔22Eと排気側流入孔23Eとからなる冷却水流入孔21Eが形成される。
さらに、シリンダヘッド4には、中央流路18内で点火プラグ孔壁10A〜10Dの下流側に吸気ポート壁15A〜15Dと排気ポート壁16A〜16Dとの間の流路を絞る4つの第1隔壁24A〜24Dが配設される。
具体的には、中央流路18内において、点火プラグ孔壁10Aの下流側で吸気ポート壁15Aと排気ポート壁16Aとの間の流路を絞るように吸気ポート壁15Aと排気ポート壁16Aとに接続する第1隔壁24Aが配設され、点火プラグ孔壁10Bの下流側で吸気ポート壁15Bと排気ポート壁16Bとの間の流路を絞るように吸気ポート壁15Bと排気ポート壁16Bとに接続する第1隔壁24Bが配設され、点火プラグ孔壁10Cの下流側で吸気ポート壁15Cと排気ポート壁16Cとの間の流路を絞るように吸気ポート壁15Cと排気ポート壁16Cとに接続する第1隔壁24Cが配設され、点火プラグ孔壁10Dの下流側で吸気ポート壁15Dと排気ポート壁16Dとの間の流路を絞るように吸気ポート壁15Dと排気ポート壁16Dとに接続する第1隔壁24Dが配設される。
これら第1隔壁24A〜24Dにより、点火プラグ孔壁10A〜10Dに当たった冷却水が、直ぐに下流側に行かずに、吸気ポート13A〜13D間、及び排気ポート14A〜14D間に分散され、点火プラグ孔壁10A〜10Dの周辺が全体的に冷却される。
また、シリンダヘッド4には、吸気側流路19及び排気側流路20に沿って気筒列方向Xへ延びる吸気側シリンダヘッド内壁11と排気側シリンダヘッド内壁12とのうち互いに隣接する気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)間に配置される範囲にそれぞれ中央流路18に突出する3つの第2隔壁25A〜25Cが配設される。
具体的には、点火プラグ孔壁10Bの上流側で吸気側シリンダヘッド内壁11から中央流路18に突出する吸気側隔壁部材26Aと排気側シリンダヘッド内壁10から中央流路16に突出する排気側隔壁部材27Aとからなる第2隔壁25Aが配設され、点火プラグ孔壁10Cの上流側で吸気側シリンダヘッド内壁11から中央流路18に突出する吸気側隔壁部材26Bと排気側シリンダヘッド内壁12から中央流路18に突出する排気側隔壁部材27Bとからなる第2隔壁25Bが配設され、点火プラグ孔壁10Dの上流側で吸気側シリンダヘッド内壁11から中央流路18に突出する吸気側隔壁部材26Cと排気側シリンダヘッド内壁12から中央流路18に突出する排気側隔壁部材27Cとからなる第2隔壁25Cが配設されている。
これら第2隔壁25A〜25Cにより、吸気側流路19及び排気側流路20での冷却水の流れが中央流路18に集まり、冷却水量が増え、冷却水が点火プラグ孔壁10B〜10Dに当たるため、冷却効果が良くなる。
更に、シリンダヘッド4には、吸気側流路19と排気側流路20とを流れる冷却水を中央流路18へ導く4つの流路部28A〜28Dが形成される。
具体的には、流路部28Aは、点火プラグ孔壁10Aの下流側で、吸気ポート壁15A側からの吸気ポート側流路部29Aと、排気ポート壁16A側からの排気ポート側流路部30Aとからなる。流路部28Bは、点火プラグ孔壁10Bの下流側で、吸気ポート壁15B側からの吸気ポート側流路部29Bと、排気ポート壁16B側からの排気ポート側流路部30Bとからなる。流路部28Cは、点火プラグ孔壁10Cの下流側で、吸気ポート壁15C側からの吸気ポート側流路部29Cと、排気ポート壁16C側からの排気ポート側流路部30Cとからなる。流路部28Dは、点火プラグ孔壁10Dの下流側で、吸気ポート壁15D側からの吸気ポート側流路部29Dと、排気ポート壁16D側からの排気ポート側流路部30Dとからなる。
この内燃機関1においては、ラジエータからの冷却水は、シリンダブロック2の冷却水入口部6から流入し、ウォータポンプの駆動によってシリンダブロック2のウォータジャケットを通過してシリンダブロック2を冷却し、その後、シリンダブロック2の上面を通過してシリンダヘッド4の底面に形成した冷却水流入孔21A〜21Eから上方に向かって流れた後、シリンダヘッド4のウォータジャケット17を横方向(気筒列方向Xの一方端から他方端への方向)に流れ、このウォータジャケット17を通過してシリンダヘッド4を冷却し、そして、高温になってシリンダヘッド4の冷却水出口部7からラジエータに戻されて冷却される。
このような構造により、第1隔壁24A〜24Dで点火プラグ孔壁10A〜10Dの外周を通過した冷却水が直線的に下流に流れることを防ぎ、冷却水を吸気ポート13A〜13D間、及び排気ポート14A〜14D間へと分散して流すことでその部位の冷却水量を増やし、冷却効果を高める。
また、第2隔壁25A〜25Cで吸気側流路19、排気側流路20の冷却水の流れを中央流路18へ集約することで冷却効果を高める。
図2に示すように、第1隔壁24A〜24Dの長さLは、上流側にある各点火プラグ孔壁10A〜10Dの直径Mよりも大きく設定されている。
これにより、第1隔壁24A〜24Dを点火プラグ孔壁10A〜10Dよりも大きくすることで、吸気ポート13A〜13D及び排気ポート14A〜14Dと第1隔壁24A〜24Dとの隙間が狭くなり、冷却水は第1隔壁24A〜24Dの上流の吸気ポート13A〜13D間、及び排気ポート14A〜14D間ヘ分散して流れ、各ポート間の冷却水量が増加し、また、滞留がなくなり、各ポート間の冷却効果を高める。
また、図2に示すように、第2隔壁25A〜25Cは、互いに隣接する気筒(♯1、♯2、♯3、♯4)間の中心線G1〜G3よりも距離Pでオフセットし、冷却水流れ方向の下流側に形成される。
このように、第2隔壁25A〜25Cが互いに隣接する気筒間の中心線G1〜G3よりも下流側に形成されていることで、下流側にある吸気ポート壁15A〜15D、及び排気ポート壁16A〜16Dとの隙間が小さくなり、吸気側流路19、排気側流路20への冷却水の流れを抑制し、その分、中央の点火プラグ孔壁10A〜10Dの周辺への冷却水量を増やし、点火プラグ孔壁10A〜10Dの周囲の冷却効果を高める。
更に、図2に示すように、互いに向かい合う第2隔壁25A〜25C間に形成される隙間Sは、中央の点火プラグ孔壁10B、10Cの直径Mよりも小さく形成される。
このように、第2隔壁25A〜25C同士の間に形成される隙間Sを小さくすることで、中央の点火プラグ孔壁10B、10Cへの冷却水量を増やし、この点火プラグ孔壁10B、10Cの冷却効果を高める。
なお、この発明においては、図7に示すように、点火プラグ孔壁10の下流部には、第1隔壁24として、吸気ポート壁15に延びる吸気側突起31と排気ポート壁16に延びる排気側突起32とからなる突起部33を設けた。
このような構造により、吸気ポート壁15、及び排気ポート壁16の冷却効果を、さらに向上することができる。
この発明に係るシリンダヘッド冷却構造を、各種内燃機関に適用することが可能である。
1 内燃機関
2 シリンダブロック
4 シリンダヘッド
6 冷却水入口部
7 冷却水出口部
8A〜8D 燃焼室
9A〜9D 点火プラグ孔
10A〜10D 点火プラグ孔壁
11 吸気側シリンダヘッド内壁
12 排気側シリンダヘッド内壁
13A〜13D 吸気ポート
14A〜14D 排気ポート
15A〜15D 吸気ポート壁
16A〜16D 排気ポート壁
17 ウォータジャケット
18 中央流路
19 吸気側流路
20 排気側流路
21A〜21E 冷却水流入孔
24A〜24D 第1隔壁
25A〜25C 第2隔壁
28A〜28D 流路部

Claims (4)

  1. 燃焼室の中央部に点火プラグ孔が設置された気筒を一列に複数配置し、この各気筒には前記点火プラグ孔を挟んで相対する2つの吸気ポートと2つの排気ポートとがそれぞれ気筒列方向に設置される内燃機関のシリンダヘッドであって、前記シリンダヘッドの前記燃焼室を冷却するウォータジャケットは、前記吸気ポートを構成する吸気ポート壁と前記排気ポートを構成する排気ポート壁との間に形成され、かつ、前記点火プラグ孔を構成する点火プラグ孔壁の外周に沿う中央流路と、前記吸気ポートの開口部に対して前記中央流路と反対側に形成された吸気側流路と、前記排気ポートの開口部に対して前記中央流路と反対側に形成された排気側流路とを備え、冷却水が前記各流路を気筒列方向の一方端から他方端に向かって前記各気筒を順次に流れる構造を持つシリンダヘッドの冷却構造において、前記中央流路内で前記点火プラグ孔壁の下流側に前記吸気ポート壁と前記排気ポート壁との間の流路を絞る第1隔壁を配設し、前記吸気側流路及び前記排気側流路に沿って気筒列方向へ延びる吸気側シリンダヘッド内壁と排気側シリンダヘッド内壁とのうち互いに隣接する前記気筒間に配置される範囲にそれぞれ前記中央流路に突出する第2隔壁を配設し、前記吸気側流路と前記排気側流路とを流れる冷却水を前記中央流路へ導く流路部を形成したことを特徴とするシリンダヘッドの冷却構造。
  2. 前記第1隔壁の長さは、上流側にある前記点火プラグ孔壁の直径よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
  3. 前記第2隔壁は、互いに隣接する前記気筒間の中心線よりも冷却水流れ方向の下流側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
  4. 互いに向かい合う前記第2隔壁間に形成される隙間は、中央の前記点火プラグ孔壁の直径よりも小さく設定されたことを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドの冷却構造。
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