JP2013011848A - 表示装置及びテレビ受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビネット固定用のビスを削減して生産性を向上させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】前側に表示面を有するパネルモジュール1と、パネルモジュール1の周縁部を取り囲むフロントキャビネット2と、パネルモジュール1の後側を覆うバックキャビネット3とを備えた表示装置において、フロントキャビネット2は、内面からバックキャビネット3側へ突出した可撓性爪部23と、可撓性爪部23及びパネルモジュール1の周縁部を囲繞する前筒部22とを備え、バックキャビネット3は、内面からフロントキャビネット2側へ突出し、可撓性爪部23が掛止する被掛止板34と、被掛止板34及びパネルモジュール1の周縁部を囲繞する後筒部32とを備え、可撓性爪部23及び被掛止板34を覆うように前筒部22及び後筒部32を係合させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、前側に表示面を有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えた表示装置及びテレビ受像機に関する。
テレビ受像機等の表示装置は、映像を表示する表示面を前側に有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えている(例えば、特許文献1)。
特開2006−337976号公報
しかしながら、特許文献1に係る表示装置においては、パネルモジュールと、フロントキャビネットとをビスを用いて固定しており、組立作業工数の増大が問題となっていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャビネット固定用のビスを削減して生産性を向上させることができる表示装置及びテレビ受像機を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、前側に表示面を有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えた表示装置において、前記フロントキャビネットは、内面から前記バックキャビネット側へ突出した可撓性掛止部と、該可撓性掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する前筒部とを備え、前記バックキャビネットは、内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記可撓性掛止部が掛止する被掛止部と、該被掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する後筒部とを備え、前記前筒部及び後筒部は、前記可撓性掛止部及び被掛止部を覆うように係合していることを特徴とする。
本発明にあっては、フロントキャビネットと、バックキャビネットとを組み付けた場合、可撓性掛止部が被掛止部に掛止するため、ビスを用いること無く、フロントキャビネットと、バックキャビネットとを固定することができる。また、前記可撓性掛止部及び被掛止部は、フロントキャビネット及びバックキャビネットの前筒部及び後筒部で覆われているため、外部から視認されることは無い。なお、言うまでも無く、一部にビスを用いても良い。
本発明に係る表示装置は、前記被掛止部は、前記パネルモジュールの周縁部に当接していることを特徴とする。
本発明にあっては、被掛止部がパネルモジュールの周縁部に当接している。従って、被掛止部が縦方向又は横方向内側に撓み難く、バックキャビネットと、フロントキャビネットとの取り付けをより強固にすることが可能である。
本発明に係る表示装置は、前記フロントキャビネットの内面であって、前記被掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられており、前記パネルモジュールの外周面に当接することによって、前記フロントキャビネットに対する前記パネルモジュールの位置決めをする位置決め部材を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記フロントキャビネットの内面であって、前記被掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられた位置決め部材がパネルモジュールの外周面に当接する。従って、表示装置の組立工程において、フロントキャビネットに対するパネルモジュールの位置決めを行うことができる。
本発明に係る表示装置は、前記バックキャビネットの内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記バックキャビネットに前記パネルモジュールを締結する締結部材が挿通するボスを備え、該ボス及び前記被掛止部は、一体的に成形されていることを特徴とする。
本発明にあっては、ボスと、被掛止部とが一体的に形成されているため、組み立てられたフロントキャビネット及びバックキャビネットを分解する際、内部で掛止している可撓性掛止部及び被掛止部の位置を特定し易い。従って、表示装置を分解し易い。
本発明に係る表示装置は、前側に表示面を有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えた表示装置において、前記フロントキャビネットは、内面から前記バックキャビネット側へ突出した掛止部と、該掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する前筒部とを備え、前記バックキャビネットは、内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記掛止部が掛止する可撓性被掛止部と、該可撓性被掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する後筒部とを備え、前記前筒部及び後筒部は、前記掛止部及び可撓性被掛止部を覆うように係合していることを特徴とする。
本発明にあっては、フロントキャビネットと、バックキャビネットとを組み付けた場合、可撓性被掛止部に掛止部が掛止するため、ビスを用いること無く、フロントキャビネットと、バックキャビネットとを固定することができる。また、前記可撓性被掛止部及び掛止部は、フロントキャビネット及びバックキャビネットの前筒部及び後筒部で覆われているため、外部から視認されることは無い。なお、言うまでも無く、一部にビスを用いても良い。
本発明に係る表示装置は、前記掛止部は、前記パネルモジュールの周縁部に当接していることを特徴とする。
本発明にあっては、掛止部がパネルモジュールの周縁部に当接している。従って、可撓性被掛止部が縦方向又は横方向内側に撓み難く、バックキャビネットと、フロントキャビネットとの取り付けをより強固にすることが可能である。
本発明に係る表示装置は、前記フロントキャビネットの内面であって、前記掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられており、前記パネルモジュールの外周面に当接することによって、前記フロントキャビネットに対する前記パネルモジュールの位置決めをする位置決め部材を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記フロントキャビネットの内面であって、前記掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられた位置決め部材がパネルモジュールの外周面に当接する。従って、表示装置の組立工程において、フロントキャビネットに対するパネルモジュールの位置決めを行うことができる。
本発明に係る表示装置は、前記バックキャビネットの内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記バックキャビネットに前記パネルモジュールを締結する締結部材が挿通するボスを備え、該ボス及び前記可撓性被掛止部は、一体的に成形されていることを特徴とする。
本発明にあっては、ボスと、可撓性被掛止部とが一体的に形成されているため、組み立てられたフロントキャビネット及びバックキャビネットを分解する際、内部で掛止している掛止部及び可撓性被掛止部の位置を特定し易い。従って、表示装置を分解し易い。
本発明に係る表示装置は、前記パネルモジュールは、液晶パネルと、該液晶パネルの後面側に配されたバックライト装置と、前記液晶パネル及び前記バックライト装置を一体的に保持する保持枠体とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、液晶パネル及びバックライト装置を保持枠体で一体とすることによってパネルモジュールが構成される。
本発明に係るテレビ受像機は、上述のいずれか一つの表示装置と、テレビジョン信号を受信する受信部とを備え、前記表示装置は、前記受信部が受信したテレビジョン信号にて映像を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、映像信号を受信し、表示装置に該映像信号に係る映像を表示することが可能である。
本発明によれば、キャビネット固定用のビスを削減して生産性を向上させることができる。また、可撓性掛止部及び被掛止部は、フロントキャビネット及びバックキャビネットの前筒部及び後筒部で覆われているため、外部から視認されることは無く、表示装置の構造上の品位を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る表示装置の一構成例を示す正面側の分解斜視図である。 表示装置の要部を示す拡大側断面図である。 フロントキャビネットと、バックキャビネットとの取り付け構造の要部を示す背面側から見た分解斜視図である。 バックキャビネットの取り付け構造部分を示した要部の斜視図である。 フロントキャビネットの背面図である。 変形例1に係る表示装置の要部を示す拡大側断面図である。 変形例2に係る表示装置の要部を示す拡大側断面図である。 フロントキャビネットと、バックキャビネットとの取り外し方法を示した説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置の一構成例を示す正面側の分解斜視図である。本実施の形態に係る表示装置は、例えば、液晶テレビなどのテレビ受像機である。表示装置は、前側に表示面11aを有し、略直方体をなすパネルモジュール1と、パネルモジュール1の周縁部を取り囲むフロントキャビネット2と、パネルモジュール1の後側を覆うバックキャビネット3と、バックキャビネット3にパネルモジュール1を固定するためのビス(締結部材)4と、映像信号を受信するチューナ(受信部)5と、電気回路6と、パネルモジュール1を起立状態で支持するスタンド7とを備える。
図2は、表示装置の要部を示す拡大側断面図、図3は、フロントキャビネット2と、バックキャビネット3との取り付け構造の要部を示す背面側から見た分解斜視図、図4は、バックキャビネット3の取り付け構造部分を示した要部の斜視図、図5は、フロントキャビネット2の背面図である。
パネルモジュール1は、前側に表示面11aを有する横長略矩形状の液晶パネル11と、液晶パネル11の後面側に配置された図示しない光学シートと、該光学シートの後面側に配置されたバックライト装置12と、液晶パネル11及びバックライト装置12を一体的に保持する保持枠体13とを備える。バックライト装置12は、平皿状のバックライトシャーシ、バックライトシャーシに配された反射シート及び複数の光源を有する。光源は、例えば、LED、冷陰極蛍光管である。また、パネルモジュール1は、パネルモジュール1と、バックキャビネット3とをビス止めするためのビス孔が後面側に形成されている。
チューナ5及び電気回路6は、バックライト装置12を構成するバックライトシャーシの背面側に取り付けられている。
フロントキャビネット2は、パネルモジュール1の表示面11a側の周縁を覆う枠板部21と、該枠板部21の外周縁から後方へ連なり、パネルモジュール1の外周を覆う前筒部22とを有する。枠板部21の後面には、フロントキャビネット2と、バックキャビネット3とを接合するための可撓性爪部23(可撓性掛止部)が設けられている。可撓性爪部23は、図3に示すように、枠板部21の後面からバックキャビネット3側へ突出しており、フロントキャビネット2の上下左右にそれぞれ複数設けられている。可撓性爪部23の数は、表示装置の大きさによって適宜決定される。可撓性爪部23は、先端部に鉤状部分を有する板状をなし、図3及び図5に示すように、背面視で、枠板部21の周縁に沿った線状をなす。鉤状部分は、表示面11aの面内方向内側に傾斜面を有し、鉤状部分の面内方向外側は平坦である。
なお、可撓性爪部23の高さ、即ち表示装置の前後方向寸法は、図では前筒部22の前後方向寸法よりも可撓性爪部23の方が長いが、前筒部22の前後方向寸法よりも短く構成しても良い。つまり、フロントキャビネット2を横方向から見た際、前筒部22に可撓性爪部23が隠れるように構成すると良い。このように構成することによって、表示装置の組み立て工程において、フロントキャビネット2から後側へ飛び出した可撓性爪部23が破損することを防止することができる。
また、フロントキャビネット2は、パネルモジュール1の外周面に当接することによって、フロントキャビネット2に対する前記パネルモジュール1の位置決めをする複数の位置決め部材24を備える。位置決め部材24は、フロントキャビネット2の内面、即ち枠板部21の後側面からバックキャビネット3側へ突出しており、被掛止板34に当接したパネルモジュール1の外周面と当接する位置に設けられている。位置決め部材24は、複数の当接片24a、24bを有する。当接片24a、24bを備えることによって、当接片24a、24bによって、パネルモジュール1に対するフロントキャビネット2の位置を所定箇所に位置決めをすることができる。また、可撓性爪部23にパネルモジュール1が直接的に当接して不測の応力が働くことを防止し、可撓性爪部23の折れを防止することができる。
バックキャビネット3は、パネルモジュール1の背面側を覆う背面板部31と、背面板部31の周縁に連なる後筒部32とを有する。後筒部32は、前筒部22に係合する係合部32aを、周縁の前端部に有し、フロントキャビネット2及びバックキャビネット3を組み立てた際、前筒部22と、後筒部32の周面が面一になるように形成されている。
さらに、係合部32aが前筒部22の下にもぐりこむ構造とすることで、前筒部22及び後筒部32の隙間を通じて、係合部32aが外部から見えないようにしている。
背面板部31は、バックキャビネット3と、フロントキャビネット2とを組み合わせた場合に、可撓性爪部23と前後対向する箇所から、フロントキャビネット2側へ突出し、可撓性掛止部が掛止する被掛止板(被掛止部)34とを有する。被掛止板34は、背面視で、背面板部31の周縁に沿った線状をなし、パネルモジュール1の周縁部に上下左右方向外側から当接している。また、被掛止板34は、パネルモジュール1に当接していない方の面に、可撓性爪部23が掛止する凹部34aを有する。つまり、凹部34aは、フロントキャビネット2と、バックキャビネット3とが組み立てられた場合に、可撓性爪部23の鉤部分が、被掛止板34に形成された凹部34aに嵌り込むように形成されている。
また、バックキャビネット3の背面板部31は、バックキャビネット3の内面からフロントキャビネット2側へ突出し、バックキャビネット3にパネルモジュール1を締結する締結部材が挿通するボス33を有する。ボス33は、フロントキャビネット2側へ突出し、前側有底の略円筒状をなし、パネルモジュール1の背面部分に当接している。また、ボス33は、複数の各被掛止板34と一体的に形成されている。具体的には、円筒状の周面部分の一部と、被掛止板34の基部とが一体的に形成されている。このようにボス33及び被掛止板34を形成することによって、ボス33及び被掛止板34がそれぞれパネルモジュール1の背面部分及び周縁部に当接し、パネルモジュール1がバックキャビネット3に嵌め込まれるようにして取り付けられる。そして、ボス33にビス4を挿通したビス4によって、パネルモジュール1はバックキャビネット3にビス止めされている。
次に、フロントキャビネット2と、バックキャビネット3との固定方法の一例を説明する。まず、フロントキャビネット2の裏面が上を向くようにして、組み立て作業台にフロントキャビネット2を寝かせる。そして、フロントキャビネット2の当接片24a、24bにパネルモジュール1の周縁部が当接するように位置合わせして、該パネルモジュール1をフロントキャビネット2に嵌め込む。次いで、パネルモジュール1の裏面に電気基板等を取り付け、次いで、フロントキャビネット2にバックキャビネット3を取り付ける。フロントキャビネット2にバックキャビネット3が取り付けられると、被掛止板34が、パネルモジュール1の周縁部と、可撓性爪部23との間に入り込むように挿入され、被掛止板34の凹部34aに可撓性爪部23の鉤部分が嵌り込み、パネルモジュール1と、バックキャビネット3とが固定される。最後に、パネルモジュール1と、バックキャビネット3とをビス止めする。
なお、上述の組み立て方法は一例であり、パネルモジュール1にスタンド7を取り付け、起立状態で、フロントキャビネット2と、バックキャビネット3とを組み合わせるようにしても良い。また、先にパネルモジュール1にバックキャビネット3を取り付け、次にフロントキャビネット2を取り付けるようにしても良い。
このように構成された表示装置にあっては、フロントキャビネット2とバックキャビネット3を固定するためのビスを廃止することができ、部品点数の削減及びビス固定作業時間の削減により生産性を向上させることができる。
また、可撓性爪部23と被掛止板34を覆うように前筒部22と後筒部32が形成されることから可撓性爪部23、凹部34a等が外部から見えず、表示装置の組み立て完成時の品位を向上させることができる。さらに、係合部32aの一方が前筒部22の内側へもぐりこむ構造とすることによって、寸法ばらつきによって発生したフロントキャビネット2とバックキャビネット3との隙間から内部が見えることが全くなくなり、さらに構造上の品位を向上させることができる。単にフロントキャビネット2とバックキャビネット3とを当接させるだけでは、寸法のばらつきによって隙間が発生して、表示装置の内部が見えてしまうこともあるが、係合部32aが前筒部22の内側へもぐりこむ構造とすることによって、寸法ばらつきがあっても、隙間が発生せず、可撓性爪部23、凹部34a等が見えず、更に構造上の品位を向上させることができる。
また、被掛止板34がパネルモジュール1の周縁部に当接するように構成しているため、被掛止板34が縦方向又は横方向内側に撓み難く、可撓性爪部23が被掛止板34から外れることを防ぐことができる。つまり、衝撃等によって、バックキャビネット3から、フロントキャビネット2が外れることを効果的に防止することができる。
更に、ボス33と、被掛止板34とが一体的に形成されているため、組み立てられたフロントキャビネット2及びバックキャビネット3を分解する際、内部で掛止している可撓性爪部23及び被掛止板34の位置を特定し易く、容易に表示装置を分解することができる。
更にまた、バックキャビネット3と、フロントキャビネット2とをビス4を使用すること無く固定する構成であるため、フロントキャビネット2の枠板部21にビス止め用のボス33を設ける必要が無く、フロントキャビネット2を狭額縁化することができる。
更にまた、当接片24a、24bを備えることによって、フロントキャビネット2に対するパネルモジュール1の位置決めが容易になり、組み立て効率を向上させることができる。また、可撓性爪部23にパネルモジュール1が直接的に当接して不測の応力が働くことを防止し、可撓性爪部23の折れを防止することができる。
なお、実施の形態では、フロントキャビネットに爪形状の可撓性掛止部を設け、フロントキャビネットに凹部を有する被掛止部を設けた例を説明したが、逆に、フロントキャビネットの可撓性掛止部に凹部を設け、バックキャビネットの被掛止部に爪部を設けても良い。
(変形例1)
図6は、変形例1に係る表示装置の要部を示す拡大側断面図である。変形例1に係る表示装置は、可撓性爪部123の構成のみが実施の形態と異なるため、以下では主に上記相違点について説明する。フロントキャビネット102は、実施の形態と同様、枠板部121と、可撓性爪部123を有する前筒部122とを備える。可撓性爪部123の取り付け箇所、板部分を含む主要な構成は、実施の形態と同様であり、鉤部分123aの断面が曲線状に形成されている。つまり、バックキャビネット3に取り付けられたフロントキャビネット102を前側にある程度の力で引っ張ることによって、被掛止板34に掛止した可撓性爪部123が被掛止板34の凹部34aから外れるように鉤部分123aを形成している。
変形例1にあっては、メンテナンスを行う際、表示装置の内部で固定されているフロントキャビネット102と、バックキャビネット3とを容易に取り外すことができる。
また、通常、フロントキャビネット2及びバックキャビネット3の取り外しは、表示装置の下部であるスタンド7側から行うことが多い。下部には、スピーカー等の比較的大きな部品が配置されることが多いからである。そのため、変形例1を表示装置の下部に位置する部分にのみ適用してもよい。そうすることによって、フロントキャビネット2とバックキャビネット3の一部を分離する作業がスムーズに行え、その後は、容易に取り外しできる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係る表示装置の要部を示す拡大側断面図である。変形例2に係る表示装置は、掛止爪(掛止部)223及び可撓性被掛止部234の構成のみが実施の形態と異なるため、以下では主に上記相違点について説明する。
フロントキャビネット202は、実施の形態と同様、枠板部221と、前筒部222とを備える。枠板部221の後面には、フロントキャビネット202と、バックキャビネット203とを接合するための掛止爪223が設けられている。掛止爪223は、図3に示すように、枠板部221の後面からバックキャビネット203側へ突出しており、フロントキャビネット202の上下左右にそれぞれ複数設けられ、パネルモジュール1の周縁部に上下左右方向外側から当接している。掛止爪223の数は、表示装置の大きさによって適宜決定される。掛止爪223は、パネルモジュール1に当接していない方の面に凸部223aを有する板状をなし、背面視で、枠板部221の周縁に沿った線状をなす。凸部223aの表面は、湾曲した曲面、例えば全体的に円弧状である。また、掛止爪223の高さ、即ち表示装置の前後方向寸法は、前筒部222の前後方向寸法よりも掛止爪223の方が短い。つまり、フロントキャビネット202を横方向から見た際、前筒部222に掛止爪223が隠れるように構成されている。このように構成することによって、表示装置の組み立て工程において、フロントキャビネット202から後側へ飛び出した掛止爪223が破損することを防止することができる。
また、フロントキャビネット202は、実施の形態と同様、パネルモジュール1の外周面に当接することによって、フロントキャビネット202に対するパネルモジュール1の位置決めをする複数の位置決め部材24を備える。
バックキャビネット203は、パネルモジュール1の背面側を覆う背面板部231と、背面板部231の周縁に連なる後筒部232とを有する。係合部232aの構成は実施の形態と同様である。背面板部231は、バックキャビネット203と、フロントキャビネット202とを組み合わせた場合に、掛止爪223と前後対向する箇所から、フロントキャビネット202側へ突出し、掛止爪223が掛止する可撓性被掛止部234とを有する。可撓性被掛止部234は、背面視で、背面板部231の周縁に沿った線状をなしている。また、可撓性被掛止部234は、パネルモジュール側の面、つまり内側の面に、掛止爪223が掛止する凹部234aを有する。つまり、凹部234aは、フロントキャビネット202と、バックキャビネット203とが組み立てられた場合に、掛止爪223の凸部223aが、可撓性被掛止部234に形成された凹部234aに嵌り込むように形成されている。凹部234aの表面は、凸部223aに倣って湾曲した曲面を有する。
また、バックキャビネット203の背面板部231は、実施の形態と同様のボス233を有する。ボス233は、フロントキャビネット202側へ突出し、前側有底の略円筒状をなし、パネルモジュール1の背面部分に当接している。また、ボス233は、複数の各可撓性被掛止部234と一体的に形成されている。具体的には、円筒状の周面部分の一部と、可撓性被掛止部234の基部とが一体的に形成されている。このようにボス233及び可撓性被掛止部234を形成することによって、ボス233及び可撓性被掛止部234がそれぞれパネルモジュール1の背面部分及び周縁部に当接し、パネルモジュール1がバックキャビネット203に嵌め込まれるようにして取り付けられる。そして、ボス233にビス4を挿通したビス4によって、パネルモジュール1はバックキャビネット203にビス止めされている。
図8は、フロントキャビネット202と、バックキャビネット203との取り外し方法を示した説明図である。表示装置のメンテナンスを行う際、バックキャビネット203の縁、特にボス233近傍を掴むようにして、後側へ引っ張ることによって、表示装置の内部で固定されているフロントキャビネット202と、バックキャビネット203とを容易に取り外すことができる。つまり、このようにバックキャビネット203の縁を掴むようにして後側へ引っ張った場合、バックキャビネット203の後筒部232が後方内側へ変形し、係合部232aがフロントキャビネット202の前筒部222から外れると共に、掛止爪223から可撓性被掛止部234が浮き上がるようにして外れ、フロントキャビネット202から、バックキャビネットが取り外される。
変形例2にあっては、メンテナンスを行う際、表示装置の内部で固定されているフロントキャビネット202と、バックキャビネット203とを容易に取り外すことができる。
本実施の形態では、表示装置の一例として液晶テレビを説明したが、いうまでも無く、プラズマ表示装置、ELディスプレイ等の表示装置に本発明を適用しても良い。また、チューナを備えていない表示装置、例えばパーソナルコンピュータ用のディスプレイに本発明を適用しても良い。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 パネルモジュール
2 フロントキャビネット
3 バックキャビネット
4 ビス
5 チューナ
6 電気回路
7 スタンド
11 液晶パネル
11a 表示面
12 バックライト装置
13 保持枠体
21,121 枠板部
22,122 前筒部
23,123 可撓性爪部
24 位置決め部材
24a、24b 当接片
31 背面板部
32 後筒部
32a 係合部
33 ボス
34 被掛止板
34a 凹部

Claims (10)

  1. 前側に表示面を有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えた表示装置において、
    前記フロントキャビネットは、
    内面から前記バックキャビネット側へ突出した可撓性掛止部と、
    該可撓性掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する前筒部と
    を備え、
    前記バックキャビネットは、
    内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記可撓性掛止部が掛止する被掛止部と、
    該被掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する後筒部と
    を備え、
    前記前筒部及び後筒部は、
    前記可撓性掛止部及び被掛止部を覆うように係合している
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記被掛止部は、
    前記パネルモジュールの周縁部に当接している
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記フロントキャビネットの内面であって、前記被掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられており、前記パネルモジュールの外周面に当接することによって、前記フロントキャビネットに対する前記パネルモジュールの位置決めをする位置決め部材を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記バックキャビネットの内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記バックキャビネットに前記パネルモジュールを締結する締結部材が挿通するボスを備え、
    該ボス及び前記被掛止部は、一体的に成形されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の表示装置。
  5. 前側に表示面を有するパネルモジュールと、該パネルモジュールの周縁部を取り囲むフロントキャビネットと、前記パネルモジュールの後側を覆うバックキャビネットとを備えた表示装置において、
    前記フロントキャビネットは、
    内面から前記バックキャビネット側へ突出した掛止部と、
    該掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する前筒部と
    を備え、
    前記バックキャビネットは、
    内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記掛止部が掛止する可撓性被掛止部と、
    該可撓性被掛止部及び前記パネルモジュールの周縁部を囲繞する後筒部と
    を備え、
    前記前筒部及び後筒部は、
    前記掛止部及び可撓性被掛止部を覆うように係合している
    ことを特徴とする表示装置。
  6. 前記掛止部は、
    前記パネルモジュールの周縁部に当接している
    ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記フロントキャビネットの内面であって、前記掛止部に当接したパネルモジュールの外周面と当接する位置に設けられており、前記パネルモジュールの外周面に当接することによって、前記フロントキャビネットに対する前記パネルモジュールの位置決めをする位置決め部材を備える
    ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記バックキャビネットの内面から前記フロントキャビネット側へ突出し、前記バックキャビネットに前記パネルモジュールを締結する締結部材が挿通するボスを備え、
    該ボス及び前記可撓性被掛止部は、一体的に成形されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか一つに記載の表示装置。
  9. 前記パネルモジュールは、
    液晶パネルと、
    該液晶パネルの後面側に配されたバックライト装置と、
    前記液晶パネル及び前記バックライト装置を一体的に保持する保持枠体と
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の表示装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか一つに記載の表示装置と、
    テレビジョン信号を受信する受信部と
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記受信部が受信したテレビジョン信号にて映像を表示するようにしてある
    ことを特徴とするテレビ受像機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020016768A (ja) * 2018-07-26 2020-01-30 三菱電機株式会社 表示装置

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