JP2013001507A - プリンタおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】プリンタの使い勝手を向上させる。
【解決手段】実施形態のプリンタは、印字搬送部と、エラー検出手段と、受付手段と、再開手段と、を備えている。前記印字搬送部は、用紙を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する。前記エラー検出手段は、設定されたエラー検出条件に応じて、前記印字搬送動作に関するエラーを検出する。前記受付手段は、前記エラー検出手段が前記エラーを検出した場合、前記印字搬送動作を中断させて、前記エラー検出条件の変更を受け付ける。前記再開手段は、前記受付手段が前記エラー検出条件の変更を受け付けた場合、前記印字搬送動作を再開させる。
【選択図】図8

Description

本発明の実施形態は、プリンタおよびプログラムに関する。
従来、帳票などの用紙に印字を行うプリンタとして、給紙口から吸入した用紙に対して用紙斜めエラー(用紙が規定姿勢に対して斜めになった状態)を検出した場合、その用紙を給紙口に戻すとともに、給紙口への用紙の再セットを促すエラー画面を表示するものが知られている。このプリンタでは、用紙の斜め度合いのエラー検出精度を複数のうちから一つを設定できるようになっている。
このようなプリンタにおいて、用紙が多少斜めであっても、印字をして帳票を早く発行したいという場合がある。しかしながら、上記プリンタでは、用紙斜めエラーが発生すると、使用者は、用紙を正しくセットできるまで用紙セット動作を繰り返すか、印字処理(プログラム)を中止させてエラー検出精度を低めに変更し、再度印字処理を実行させる必要があり、使い勝手が良くない。
実施形態のプリンタは、印字搬送部と、エラー検出手段と、受付手段と、再開手段と、を備えている。前記印字搬送部は、用紙を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する。前記エラー検出手段は、設定されたエラー検出条件に応じて、前記印字搬送動作に関するエラーを検出する。前記受付手段は、前記エラー検出手段が前記エラーを検出した場合、前記印字搬送動作を中断させて、前記エラー検出条件の変更を受け付ける。前記再開手段は、前記受付手段が前記エラー検出条件の変更を受け付けた場合、前記印字搬送動作を再開させる。
また、実施形態のプログラムは、用紙を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する印字搬送部を備えたプリンタのコンピュータを、前記エラー検出手段と、前記受付手段と、前記再開手段と、として機能させる。
図1は、一実施形態にかかる事務機を示す斜視図である。 図2は、一実施形態にかかる事務機を示す側面図であって、一部を断面にして示す図である。 図3は、一実施形態にかかる事務機の用紙検出センサを単票用紙とともに示す平面図である。 図4は、一実施形態にかかる事務機の電気的接続を示すブロック図である。 図5は、一実施形態にかかる事務機の機能構成を示す図である。 図6は、一実施形態にかかる事務機のCPUが実行する帳票発行処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、一実施形態にかかる発行確認画面を示す図である。 図8は、一実施形態にかかるエラー画面の遷移例を示す図である。 図9は、一実施形態の変形例にかかる用紙位置検出センサを単票用紙とともに示す平面図である。 図10は、一実施形態の変形例にかかるエラー画面の遷移例を示す図である。
以下、図面を参照して、一実施形態について詳細に説明する。
図1は、実施形態にかかる事務機を示す斜視図である。事務機101は、各部を収納するハウジング102を備えている。ハウジング102は、側方から見て台形状に形成されている。ハウジング102の前面下部には、キーボード103が一体に設けられている。ハウジング102の前面には、キーボード103よりも上方の位置に表示器104が取り付けられている。表示器104は、例えば液晶表示器である。表示器104とキーボード103との間には、用紙の一例である単票用紙401を挿入するための用紙挿入口107が設けられている。単票用紙401は、例えば帳票用紙等である。また、事務機101は、その後部に、排紙トレイ111を有している。また、事務機101は、マウス108を有している。
図2は、本実施形態にかかる事務機を示す側面図であって、一部を断面にして示す図である。事務機101は、プリンタ118を備えている。プリンタ118は、案内経路115に挿入された単票用紙401を印字搬送部130で搬送して印字を行なうものである。
案内経路115は、ハウジング102の内部に設けられている。案内経路115は、用紙挿入口107からの単票用紙401の挿入を受け付け、挿入された単票用紙401を案内する。案内経路115は、所定の隙間を開けて対向配置された一対の案内板113が複数組集まって構成されている。案内経路115は、その一端が用紙挿入口107に連絡し、他端がハウジング102の上面に形成された排紙口116に連絡しており、用紙挿入口107と排紙口116との間を湾曲形状に繋いでいる。前述した排紙トレイ111は、排紙口116から排紙された用紙挿入口107等を保持するように設けられている。
印字搬送部130は、案内経路115に沿って単票用紙401を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する。印字搬送部130は、案内経路115に挿入された用紙を搬送するための構造(搬送部)として、案内経路115を介して対抗配置された一対の搬送ローラ119とピンチローラ120とからなるローラ対131を複数組有している。搬送ローラ119は、駆動源である駆動モータ132に回転駆動される。ピンチローラ120は、案内経路115を介して搬送ローラ119に向けて付勢されており、搬送ローラ119に連れ回り駆動される。ローラ対131は、単票用紙401を挟持搬送する。
印字搬送部130は、単票用紙401に印字を行う印字ヘッドとしてのプリントヘッド117を有している。プリントヘッド117としては、例えば、シリアル型のインパクトドットプリンタヘッドが用いられている。したがって、プリントヘッド117は、キャリアシャフト121にスライド自在に取り付けられて往復移動自在のキャリッジ122に搭載されている。キャリッジ122の往復移動方向は、用紙搬送方向と直交する案内経路115の幅方向である。プリントヘッド117は、後述するプラテン123とともに印字部を構成している。
プリンタ118は、プリントヘッド117を用いたシリアル型のワイヤドットマトリクス方式での印字を実現するために、プラテン123と図示しないインクリボン機構とを備えている。プラテン123は、プリントヘッド117の先端面と案内経路115を介して対向配置され、プリントヘッド117の先端面から繰り出される図示しないワイヤの先端部が衝突し得る位置に位置付けられている。インクリボン機構は、プリントヘッド117の先端面と案内経路115との間に図示しないインクリボンを供給する。
また、プリンタ118は、案内経路115沿いに、用紙を検出する用紙検出センサ133と、搬送される単票用紙401の幅方向の端部の位置を検出する用紙位置検出センサ134と、を有している。
図3は、本実施形態にかかる事務機の用紙検出センサを単票用紙とともに示す平面図である。用紙検出センサ133は、二つ設けられている。これらの用紙検出センサ133は、用紙搬送方向の最上流側のローラ対131の下流側に配置されている。これらの用紙検出センサ133は、用紙搬送方向(図3中の矢印Fで示す方向)と直交する案内経路115の幅方向(図3中の矢印Wで示す方向)で相互に間隔をあけて配置されている。案内経路115の用紙搬送方向での、二つの用紙検出センサ133の位置は、同じ位置となっている。用紙検出センサ133は、発光素子と受光素子を有する光センサである。光センサとしては、反射型や透過型があるが、図面では透過型の光センサの例が示されている。
図2に戻って、用紙位置検出センサ134は、用紙搬送方向の最上流側のローラ対131の下流側、且つ用紙検出センサ133の下流側に配置されている。用紙位置検出センサ134は、例えば、図示しない複数のLED(発光素子)、複数の受光素子、および制御回路を有する反射型のラインセンサである。
図2中、ハウジング102の背面下方に配置されているのはトラクタ124である。ハウジング102の背面中央に配置されているのは連続紙ホルダ125である。トラクタ124は、図示しないトラクタ用紙を第2の案内経路を介して案内経路115の途中部分に給紙する。案内経路115に給紙されたトラクタ用紙は、プリントヘッド117によって印字されて、トラクタ124の搬送動作によって排紙口116から排出される。このように、事務機101は、単票用紙401等の他に、連続紙としてのトラクタ用紙に対しても、プリントヘッド117を用いた印字を行なうことができる。
図4は、本実施形態にかかる事務機の電気的接続を示すブロック図である。事務機101は、制御部としてのマイクロコンピュータ201を有している。マイクロコンピュータ201は、CPU202に、ROM203とRAM204とがバスライン205を介して接続されることで構成されている。CPU202は、各種演算処理を実行して各部を統括的に制御する。ROM203は、CPU202が実行するプログラム等を記憶している。RAM204は、データを書き換え自在に記憶してCPU202のワークエリアとして機能する。マイクロコンピュータ201には、前述した表示器104、キーボード103、マウス108、駆動モータ132、プリントヘッド117、用紙検出センサ133、および用紙位置検出センサ134がバスライン205を介して接続されている。さらに、マイクロコンピュータ201には、外部装置との通信を実行する通信インタフェース141、各種の情報を記憶するHDD142もバスライン205を介して接続されている。このマイクロコンピュータ201は、プリンタ118の制御部を構成している。
次に、CPU202が実行する帳票発行処理を説明する。図5は、本実施形態にかかる事務機の機能構成を示す図である。CPU202は、プログラムに従って動作することにより、エラー検出部301、受付部302、および再開部303として機能する。
エラー検出部301は、設定されたエラー検出条件に応じて、印字搬送部130の印字搬送動作に関するエラーを検出する。当該エラーには、単票用紙401が規定姿勢に対して斜めである用紙斜めエラーが含まれる。単票用紙401の規定姿勢は、図3に、実線で示すように、用紙搬送方向での単票用紙401の前縁辺部が、搬送方向と直交する搬送ローラ119の軸心方向(図3中の矢印Wの方向)と平行な姿勢である。なお、図3では、規定姿勢に対して斜めの状態の単票用紙401を一点鎖線で示している。
エラー検出部301は、二つの用紙検出センサ133を用いて単票用紙401の用紙斜めエラーを検出する。二つの用紙検出センサ133は、搬送される単票用紙401における用紙搬送方向での前端部を検出するが、単票用紙401が規定姿勢に対して斜めになっている場合には、二つの用紙検出センサ133の検出のタイミングに差が生じる、つまり二つの用紙検出センサ133の検出時期にずれが生じる。そこで、エラー検出部301は、単票用紙401の規定姿勢に対する角度を、二つの用紙検出センサ133の検出時期のずれ時間と、駆動モータ132による単票用紙401の搬送速度と、を用いて算出する。ここで、用紙斜めエラーに対するエラー検出条件には、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無(有効、無効)とが含まれる。エラー検出の精度は、標準と高精度とがある。高精度は、標準よりも検出精度が高い。例えば、標準のエラー検出精度が、単票用紙401が規定姿勢に対して4度以上傾斜した場合にエラーとする精度である場合、高精度のエラー検出精度は、単票用紙401が規定姿勢に対して2度以上傾斜した場合にエラーとする精度である。
受付部302は、エラー検出部301がエラーを検出した場合、印字搬送部130の印字搬送動作を中断させて、エラー検出条件の変更を受け付ける。
再開部303は、受付部302がエラー検出条件の変更を受け付けた場合、印字搬送部130の印字搬送動作を再開させる。
ここで、再開部303によって印字搬送動作が再開された後に、エラー検出部301がエラーを検出すると、受付部302がエラー検出条件の変更を再度受け付ける。そして、このような処理が繰り返し行われた場合、即ち、エラー検出部301によるエラーの検出回数が規定の複数回(例えば、3回)に達した場合、受付部302は、エラー条件の変更の受け付けをせずに印字搬送部130の印字搬送動作を続行させる。
次に、帳票発行処理の流れを図6を参照して説明する。図6は、本実施形態にかかる事務機のCPUが実行する帳票発行処理の流れを示すフローチャートである。
CPU202は、所定の操作によって帳票発行処理の開始の指示を受けると、ガイダンス画面を表示器104に表示させる(ステップS1)。ここで、図7に、ガイダンス画面501の一例を示す。ガイダンス画面501は、単票用紙401のセットを促すガイダンス(図面では「納品書をセットしてください。」)と、第1のボタン501aと、第2のボタン501bと、を表示している。第1のボタン501aには、印刷という表示がなされ、第2のボタン501bには、印刷中止(終)という表示がなされている。この際、使用者は、単票用紙401を用紙挿入口107から案内経路115に挿入して、その単票用紙401の前縁辺部を、最上流側のローラ対131に押し付けて単票用紙401をセットする。その後、使用者は、ガイダンス画面401の第1のボタン501aをマウス108によって選択したり、キーボード103のエンターキーを押下する。
CPU202は、ガイダンス画面401の第1のボタン501aがマウス108によって選択された場合やキーボード103のエンターキーが押下操作された場合には、処理の続行が指示されたと判断し(ステップS2のYes)、印字搬送部130に単票用紙401の搬送を開始させる(ステップS3)。具体的には、CPU202は、駆動モータ132を正転駆動する。
そして、CPU202は、エラー検出部301として動作して、二つの用紙検出センサ133を用いて単票用紙401の用紙斜めエラーの検出処理を行い、単票用紙401の用紙斜めエラーが無い、つまり単票用紙401が規定の姿勢で搬送されて、単票用紙401の用紙斜めエラーは無いと判定したならば(ステップS4のNo)、印字搬送部130に単票用紙401に対して印字を実行させる(ステップS5)。印字が行われた単票用紙401は、印字搬送部130によって排紙口116から発行される。
一方、CPU202は、エラー検出部301として動作して、単票用紙401に用紙斜めエラーが発生したと判定したならば(ステップS4のYes)、次に、受付部302として動作して、当該帳票発行処理における用紙斜めエラーの検出回数が、規定回数(例えば、3回など)に達したかを判定する(ステップS6)。ここで、RAM204には、CPU202による単票用紙401の用紙斜めエラー検出回数を記憶する回数記憶領域が形成されており、CPU202は、単票用紙401の用紙斜めエラーを検出するとRAM204の回数記憶領域の値を更新する。そして、CPU202は、RAM204の回数記憶領域の値と、規定回数とを比較する。CPU202は、エラー検出回数が規定回数に達していないと判定した場合には(ステップS6のNo)、ステップS7に進む。
ステップS7で、CPU202は、受付部302として動作して、エラー画面601(図8(a)参照)を表示器104に表示させるとともに、印字搬送部130を制御して単票用紙401の搬送を中断させ、単票用紙401を用紙挿入口107に戻す。具体的には、CPU202は、正回転駆動していた駆動モータ132を停止させた後、逆回転駆動する。
ここで、図8は、一実施形態にかかるエラー画面の遷移例を示す図である。エラー画面601は、図8(a)に示すように、エラーが発生した旨を示すエラー表示601a、各種の設定を受け付ける設定部601b、および各種の設定状態を示す設定状態表示部601cを表示している。エラー画面601は、例えばポップアップ表示される。エラー画面601の表示内容は、図8の(a)の状態で所定のキーが押下されることで、図8の(b)に示す内容に変化する。なお、図8の(a)と図8(b)とでは、設定部601bの内容が異なる。
エラー表示601aの一例として、図8(a)〜(d)では、「用紙が曲がって吸入されました。再度用紙をセットして、クリアキーを押してください。」が示されている。
設定部601bには、図8の(b)に示すように、単票用紙401の用紙斜めエラーについてのエラー検出条件の変更を受け付ける条件変更受付領域601dが設けられている。条件変更受付領域601dは、識別番号(図面では「6」)が表示され、その横に、エラー検出条件として、「無効」、「標準」、「高精度」を示す表示オブジェクト601eが表示されている。これらの表示オブジェクト601eは、キーボード103やマウス108によって選択可能となっている。「無効」は、エラー検出処理をしない(無効にする)ということを示している。「標準」は、標準のエラー検出の精度でエラー検出をする(有効)ことを示している。「高精度」は、高精度のエラー検出の精度でエラー検出をする(有効)ことを示している。これらの表示オブジェクト601eの選択は、キーボードの所定のキー(本実施形態では、「6」キー)を押下する毎に変更できる。図8(b)では、単票用紙401の用紙斜めエラーのエラー検出条件(図面では、斜め検出と表示)として、「標準」が選択(設定)されているが、この状態から、「6」キーが押下されると、図8の(c)に示すように、単票用紙401の用紙斜めエラーのエラー検出条件として、「高精度」が選択(設定)され、再度、「6」キーが押下されると、図8の(d)に示すように、単票用紙401の用紙斜めエラーのエラー検出条件として、「無効」が選択(設定)される。このように、「6」キーが押下される毎に、表示オブジェクト601eの選択が変更され、選択された表示オブジェクト601eに対応するエラー検出条件を、CPU202が設定する。別の言い方をすると、CPU202は、選択された表示オブジェクト601eに対応するエラー検出条件を設定したモードに動作モードを変更する。そして、CPU202は、キーボード103の所定のキー(本実施形態では、クリアキー)が押下されると、エラー画面601を消して、ステップS3に戻り、単票用紙401の搬送を再開する。したがって、多少斜めでも印字させたい場合には、エラー検出条件を「無効」にすれば、印字搬送動作を継続させることができる。
一方、CPU202は、ステップS6で、エラー検出回数が規定回数に達したと判定した場合には(ステップS6のYes)、ステップS5に進み、エラー条件の受け付けをせずに印字搬送動作を続行させて、単票用紙401に対する印字を印字搬送部130に行わせる。この場合においても、印字搬送動作を継続させることができる。
また、CPU202は、ステップS2で第2のボタン501bが選択された場合には(ステップS2のNo)、帳票発行処理を終了する。
なお、上記処理でエラー検出条件を変更した場合、次回の処理で用いるエラー検出条件は、今回の処理で変更したものをそのまま用いてもよいし、今回の処理の前に予め設定されていたものに戻してもよい。
以上説明したように、本実施形態では、エラー検出部301がエラーを検出した場合、受付部302が、印字搬送部130の印字搬送動作を中断させて、エラー検出条件の変更を受け付け、受付部302がエラー検出条件の変更を受け付けた場合、再開部303が、印字搬送部130の印字搬送動作を再開させる。したがって、本実施形態によれば、用紙斜めエラーが発生した際に、帳票発行処理(印字搬送動作)を中止させることなく、エラー検出条件を変更することが可能であるので、プリンタ118の使い勝手を向上させることができる。
また、本実施形態では、エラー検出部301によるエラーの検出回数が規定の複数回に達した場合、受付部302は、エラー条件の変更の受け付けをせずに印字搬送部130の印字搬送動作を続行させる。したがって、本実施形態によれば、用紙斜めエラーが規定の複数回発生した場合には、そのまま印字搬送動作が続行され、単票用紙401が発行させるので、単票用紙401の発行にかかる時間が長くなることを抑制することができる。
次に、本実施形態の変形例を説明する。本変形例では、印字搬送部130の印字搬送動作に関するエラーに、単票用紙401が規定の領域以外に位置した用紙位置エラーが含まれる。
用紙位置エラーについて説明する。図9は、本変形例にかかる用紙位置検出センサを単票用紙とともに示す平面図である。用紙搬送方向(図9中の矢印Fの方向)と直交する案内経路115の幅方向(図9中の矢印Wで示す方向)での、印字搬送部130の印字可能な領域は、所定の幅に設定されており、その左端は、図9では線Aで示されている。一方、用紙位置検出センサ134の用紙位置検出の可能な領域Bは、印字搬送部130の印字可能な領域の左側の限界位置(線A)の左側を含んでいる。この場合、単票用紙401の左端が、用紙位置検出センサ134の用紙位置検出の可能な領域Aに位置し、且つ印字搬送部130の印字可能な領域に位置している場合には、単票用紙401への印字が適正に行われる。しかしながら、例えば、単票用紙401の左端が、用紙位置検出センサ134の用紙位置検出の可能な領域Aに位置していても、印字搬送部130の印字可能な領域の左端(線A)よりも左側にずれてしまっている場合には、単票用紙401への印字開始位置が適正な位置から右側にずれてしまうことがある。これが、単票用紙401の用紙位置エラーの一例である。
本変形例では、エラー検出部301は、用紙位置検出センサ134を用いて単票用紙401の用紙位置エラーを検出する。ここで、用紙位置エラーに対するエラー検出条件には、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無(有効、無効)とが含まれる。エラー検出の精度は、標準と高精度とがある。高精度は、標準よりも検出精度が高い。例えば、標準のエラー検出精度が、単票用紙401の左端の位置が印字搬送部130の印字可能な領域の左端(線A)よりも左側に5mm以上ずれた場合にエラーとする精度である場合、高精度のエラー検出精度は、単票用紙401の左端の位置が印字搬送部130の印字可能な領域の左端(線A)よりも左側に1mm以上ずれた場合にエラーとする精度である。
図10は、本変形例にかかるエラー画面の遷移例を示す図である。本変形例における帳票発行処理の基本的な流れは、図6のフローチャートに示す流れと同じであるので、ここでは、エラー画面601について詳しく説明する。図10の(a)に示す本変形例のエラー画面601も、図8に示したエラー画面601と同様に、エラーが発生した旨を示すエラー表示601a、各種の設定を受け付ける設定部601b、各種の設定状態を示す設定状態表示部601cを表示している。
エラー表示601aの一例として、図10(a)〜(d)では、「用紙左端の位置エラーが発生しました。再度用紙をセットして、クリアキーを押してください。」が示されている。
設定部601bには、図10の(b)に示すように、単票用紙401の用紙位置エラーについてのエラー検出条件の変更を受け付ける条件変更受付領域601fが設けられている。条件変更受付領域601fは、識別番号(図面では「7」)が表示され、その横に、エラー検出条件として、「無効」、「標準」、「高精度」を示す表示オブジェクト601gが表示されている。これらの表示オブジェクト601gの選択は、キーボードの所定のキー(本実施形態では、「7」キー)を押下する毎に変更できる。図10(b)では、単票用紙401の用紙位置エラーのエラー検出条件として、「標準」が選択(設定)されているが、この状態から、「7」キーが押下されると、図10の(c)に示すように、単票用紙401の用紙位置エラーのエラー検出条件として、「高精度」が選択(設定)され、再度、「7」キーが押下されると、図10の(d)に示すように、単票用紙401の用紙位置エラーのエラー検出条件として、「無効」が選択(設定)される。このように、「7」キーが押下される毎に、表示オブジェクト601gの選択が変更され、選択された表示オブジェクト601gに対応するエラー検出条件をCPU202が設定する。そして、CPU202は、設定したエラー検出条件に応じて、単票用紙401の用紙位置エラーを検出する。
用紙位置エラーを検出した後の処理は、用紙斜めエラーの場合と同じである。即ち、エラー検出部301がエラーを検出した場合、受付部302が、印字搬送部130の印字搬送動作を中断させて、エラー検出条件の変更を受け付け、受付部302がエラー検出条件の変更を受け付けた場合、再開部303が、印字搬送部130の印字搬送動作を再開させる。したがって、本変形例によれば、プリンタ118の使い勝手を向上させることができる。
なお、上記実施形態の事務機101で実行されるプログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルとし、磁気ディスクや、CD−ROM、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上記実施形態の事務機101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態の事務機101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、プリントヘッド117として、シリアル型のインパクトドットプリンタヘッドの例を説明したが、これに限るものではない。プリントヘッド117としては、例えば、サーマルヘッドやインクジェットヘッド等であってもよい。
また、上記実施形態では、エラー検出条件に、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無との両方が含まれる例を説明したが、これに限るものではない。例えば、エラー検出条件は、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無との一方だけを含むものであってもよい。つまり、エラー検出条件は、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無との少なくとも一方を含むものであってよい。
以上説明したとおり、上記実施形態によれば、プリンタの使い勝手を向上させることができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
118…プリンタ
130…印字搬送部
201…マイクロコンピュータ
301…エラー検出部
302…受付部
303…再開部
401…単票用紙
特開2008−213235号公報

Claims (6)

  1. 用紙を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する印字搬送部と、
    設定されたエラー検出条件に応じて、前記印字搬送動作に関するエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段が前記エラーを検出した場合、前記印字搬送動作を中断させて、前記エラー検出条件の変更を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記エラー検出条件の変更を受け付けた場合、前記印字搬送動作を再開させる再開手段と、
    を備えたプリンタ。
  2. 前記エラー検出条件には、エラー検出の精度とエラー検出処理の実行の有無との少なくとも一方が含まれる請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記エラーには、用紙が規定姿勢に対して斜めである用紙斜めエラーが含まれる請求項1または2に記載のプリンタ。
  4. 前記エラーには、用紙が規定の領域以外に位置した用紙位置エラーが含まれる請求項1または2に記載のプリンタ。
  5. 前記受付手段は、前記エラー検出手段による前記エラーの検出回数が規定の複数回に達した場合、前記受け付けをせずに前記印字搬送動作を続行させる請求項1ないし4のいずれか一項に記載のプリンタ。
  6. 用紙を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する印字搬送部を備えたプリンタのコンピュータを、
    設定されたエラー検出条件に応じて、前記印字搬送動作に関するエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記エラー検出手段が前記エラーを検出した場合、前記印字搬送動作を中断させて、前記エラー検出条件の変更を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が前記エラー検出条件の変更を受け付けた場合、前記印字搬送動作を再開させる再開手段と、
    として機能させるプログラム。
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