JP2012521925A - 横揺れ補償を有する車両 - Google Patents

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Abstract

ばね装置(103)によって車両の高さ軸方向に走行装置(104)上に支持された車体(102)と、前記走行装置(104)と前記車体(102)に結合された横揺れ補償装置(105;205;305)と、を有する車両、特に鉄道車両に関する。前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、特に、前記ばね装置(103)に対して運動学的に平行に配置される。前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、カーブ走行中に車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心としたカーブの外側に向かう車体(102)の横揺れ運動を打ち消す。前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、前記傾斜時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲において、かつ前記車体(102)の第1の横偏向の存在下で、現在走行中の軌道区間の現在の曲率に対応する、前記横揺れ軸を中心とした前記第1の横揺れ角度を前記車体(102)に対して前記車両横軸方向に加えるように設計される。更に、前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、前記振動時の乗り心地を増すために、第2の周波数範囲において、前記第1の横偏向に重ね合わされる第2の横偏向を前記車体(102)に対して加えるように設計され、前記第2の周波数範囲は少なくとも部分的に、特に完全に、前記第1の周波数範囲の上方にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、ばね装置によって走行装置上に車両高さ軸方向に支持される車体と、走行装置と車体に結合される横揺れ補償装置とを有する車両であって、横揺れ補償装置は、特に、ばね装置に対して運動学的に平行に配置される車両、特に鉄道車両、に関する。横揺れ補償装置は、カーブ走行中に車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心とした、カーブの外側に向かう車体の横揺れ運動を打ち消し、傾斜時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲において、かつ車両横軸方向への車体の第1の横偏向の存在下において、走行中の軌道の現在区間の現在の曲率に対応する第1の横揺れ角度を車体に加えるように設計される。本発明は、さらに、横揺れ角度を車両の車体上に設定する対応する方法に関する。
鉄道車両において、しかし他の車両においても、車体は通常、1つ以上のばね段を介して車輪ユニット、例えば車輪対および車輪セット、上に支持される。運動方向、ひいては車両長手軸、に対して横方向に生成される遠心加速度は、車体の重心が比較的高い位置にある結果として、車体は車輪ユニットに対してカーブの外側に向かって横揺れする傾向を有し、これにより車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心とした横揺れ運動を引き起こすことを意味する。
このような横揺れ運動は、ある限界値を超すと、走行時の乗り心地を損う。さらに、このような横揺れ運動は、許容ゲージプロフィールを超える危険と、傾斜安定性ひいては脱線防止の点から許容不能な片側輪重抜けの危険とを引き起こす。これを防止するために、原則として、いわゆるローリングスタビライザの形態の横揺れ支持機構が用いられる。このような機構の役目は、横揺れ運動を減らすために車体の横揺れ運動に対して抵抗をもたらすと同時に、車輪ユニットに対する車体の上下動を妨げないことである。
このようなローリングスタビライザは、液圧で、または純粋に機械的に、動作するさまざまな設計で公知である。例えば特許文献1から公知であるように、車両長手軸に対して横方向に延在するトーションシャフトが用いられることが多い。このトーションシャフト上に、回転しないように固定されたレバーが車両長手軸の両側に配置されて車両前後方向に延在している。これらレバーは次に、車両の懸架装置に対して運動学的に平行に配置された複数のロッドに接続されている。車両の懸架装置のばねが撓むと、トーションシャフト上に配置された各レバーの回転運動が接続先ロッドによって引き起こされる。
カーブ走行中に横揺れ運動が生じ、車両の両側の懸架装置のばねの撓みが変化すると、トーションシャフト上に配置されたレバーの回転角度が違ってくる。これにより、捩りモーメントによる負荷がトーションシャフトにかかるため、トーションシャフトは、その捩り剛性に応じて、特定の捩れ角において、その弾性変形からのカウンタモーメントによってこの捩りモーメントを補償し、これにより、さらなる横揺れ運動を防止する。台車が取り付けられた鉄道車両上に、二次懸架段のために、すなわち走行装置枠と車体との間に、横揺れ支持機構をさらに設けることができる。横揺れ支持機構を一次段に使用することもできる。すなわち車輪ユニットと走行装置枠との間、または二次懸架装置がない場合は、車輪ユニットと車体との間、で横揺れ支持機構を機能させることもできる。
このようなローリングスタビライザは、特許文献2から公知のような一般的な鉄道車両にも使用される。この文献から公知の鉄道車両上では、ローリングスタビライザの2つのロッドの上端は(車両長手軸に対して直角に広がる平面において)車両の中心に向かって変位される。この結果として、車両横方向への(例えば、カーブ走行中に遠心加速度によって引き起こされた)偏向の発生時、カーブの外側に向かう車体の横揺れ運動が打ち消され、カーブの内側に向かう横揺れ運動がそれに加わるように、車体が案内される。
この反対方向への横揺れ運動は、車両内の乗客のためのいわゆる傾斜時の乗り心地を向上させるためにとりわけ役立つ。ここで、傾斜時の高い乗り心地とは、カーブ走行中に乗客がそれぞれの基準座標系の横方向に受ける横加速が可能最小限であるという事実として通常理解される。乗客の基準座標系は、原則として車体の装備品(床、壁、座席、その他)によって規定される。この横揺れ運動によって引き起こされるカーブの内側への車体の傾斜の結果として、乗客は(その傾斜度に応じて)、地球固定基準座標系において実際に作用する横加速の少なくとも一部を、原則として苛立たしさまたは不快さがより低いと知覚される車両の床方向への加速の増加としてのみ体験する。
乗客の基準座標系に作用する横加速の最大許容値(および、最終的には、もたらされる車体の傾斜角の整定値)は、原則として鉄道車両運行者によって指定される。国内および国際規格(例えばEN12299など)もこのための始点を規定している。
ここで、特許文献2の車両では、純粋に受動的なシステムの作成が可能である。このシステムにおいては、車体の所望の傾斜がカーブ走行中に加わる横加速によってのみ実現されるように、懸架装置の構成要素とローリングスタビライザの構成要素とを相互に適合化させている。
このような受動的解決策の場合、第一に、横揺れ運動の横揺れ軸または瞬間回転中心が車体の重心よりかなり上方にある必要がある。第二に、作用する遠心力によってのみ所望の偏向を実現するために、懸架装置を横方向に比較的軟質に設計する必要がある。このような横方向に軟質な懸架装置は、横方向への衝撃を軟質の懸架装置によって吸収して減衰できるため、横方向へのいわゆる振動時の乗り心地に良い効果をさらに有する。
ただし、これら受動的解決策は欠点もある。すなわち、懸架装置が横方向に軟質であることと通常運転中の瞬間回転中心が高いこととにより、さらには予定外の状況において(例えば高いカントを有するカーブ上での車両の予期せぬ停止時)、横方向への比較的大きな横偏向も、一般的には指定されたゲージプロフィールに対する違反を引き起こすか、または(これを回避するために)輸送能力が低い比較的幅狭の車体しか建造できないことになる。
特定の横揺れ角度を実現するために、横揺れ軸または瞬間回転中心をずらすことによって、大きな偏向の問題を確かに軽減できる。しかし、これは、さらに小さい横揺れ角度の受動的実現を可能にするだけである。結果として、システムが横方向に剛性になるため、傾斜時の乗り心地の低下ばかりでなく、振動時の乗り心地の低下も受け入れる必要がある。
特許文献2の車両において現在走行中のカーブの湾曲および現在の走行速度(ひいては、もたらされる横加速)に合わせて調整される横揺れ運動は、車体と走行装置枠との間に接続されたアクチュエータによって能動的に影響を及ぼすか、または設定することが可能である。ここで、カーブの現在の湾曲および現在の車両速度から、車体の横揺れ角度の整定値が計算され、この値が次に横揺れ角度を設定するためにアクチュエータによって使用される。
この変形例は、横方向への剛性がより大きく横偏向がより小さいシステムを作成する機会を提供する一方で、アクチュエータによって導入される横剛性によって振動時の乗り心地が損われるという欠点を有する。この結果、例えば、(例えば、軌道内の転轍機または欠陥部上の走行時に)走行装置に対する横衝撃があまり減衰されずに車体に伝達されることになる。
横方向に剛性な懸架装置による振動時の乗り心地に関する欠点を少なくとも補償するために、特許文献3では、受動的システムのために、横方向への比較的短い補足懸架段を横揺れ補償装置に対して運動学的に直列に導入することを提案している。ただし、この解決策の欠点は、第一に、追加の構成要素のために必要な設置スペースが増すことと、第二に、上記の大きな横偏向または輸送能力低減という問題がここでも存在することである。
欧州特許第1 075 407(B1)号 欧州特許出願公開第1 190 925(A1)号 国際公開第90/03906号パンフレット
したがって、本発明の目的は、上記の欠点が皆無かまたは少ない、乗客のための走行時の高い乗り心地、ならびに車両の高輸送能力を単純かつ確実な方法で可能にする、冒頭で言及した種類の車両または方法を提供することであった。
本発明は、この問題を請求項1の前提部に記載の車両に基づき、請求項1の特徴部に示された特徴によって解決する。本発明は、この問題をさらに請求項17の前提部に記載の方法に基づき、請求項17の特徴部に示された特徴によって解決する。
本発明は、乗客のために所望される走行時の高い乗り心地と車両の高輸送能力とは、第1の周波数範囲より少なくとも部分的に上方にある第2の周波数範囲において、第2の横偏向(したがって、場合によっては、さらには横揺れ軸を中心とした第2の横揺れ角度)を車体に加える能動的横揺れ補償装置による能動的解決策を選択することによって可能になるという単純かつ確実な方法で実現できるという技術的教示に基づく。これにより、その設定が最終的には軌道の現在の曲率および現在の速度への横揺れ角度、ひいては横偏向、への準静的適合化を表す、第1の横揺れ角度からもたらされる横偏向に、その設定が最終的には車体に導入される現在の外乱への動的適合化を表す第2の横偏向(したがって、場合によっては、さらに第2の横揺れ角度)を重ね合わせることができる。
第1の周波数範囲における第1の横揺れ角度、ひいては第1の横偏向、によって、傾斜時の乗り心地の向上が達成される一方で、(少なくとも部分的に第1の周波数範囲より上方にある)第2の周波数範囲における第2の横偏向(さらに、場合によっては第2の横揺れ角度)によって振動時の乗り心地の向上が有利な方法で達成される。横揺れ補償装置を少なくとも第2の周波数範囲において能動的システムとして設計することによって、走行装置上の車体の支持体が車両横方向に比較的剛性になるように、特に車体の横揺れ軸または瞬間回転中心を車体の重心の比較的近くに位置付けられるように、有利な方法で設計可能になるため、第一には所望の横揺れ角度に相対的に小さな横偏向が対応付けられ、第二には能動的構成要素の障害時に車体の中立姿勢への可能な最も受動的な復元が可能になる。通常運転中の横偏向が小さいことと故障時の受動的復元とは、高い輸送能力を有する特に広幅の車体の構築を有利な方法で可能にする。
これに関して、横揺れ補償装置の設計および接続によっては、場合によっては、第2の周波数範囲において第1の横揺れ角度に重ね合わされる横揺れ補償装置の(静的)運動学に対応する第2の横揺れ角度に第2の横偏向を必ずしも対応付ける必要はないことに注目されたい。この理由は、例えば、走行装置および/または車体への横揺れ補償装置の接続が比較的軟質で弾性的である場合、第2の周波数範囲における慣性力の結果として、(緩慢な準静的運動のために)横揺れ補償装置の運動学によって指定された横揺れ運動からの車体の横移動の運動学的分離が特定の限度内において発生することによる。したがって、走行装置への横揺れ補償装置の接続を剛性にするほど、かつ横揺れ補償装置の設計が本質的に剛性であるほど、この分離が発生し難くなる。したがって、本質的に剛性の横揺れ補償装置への剛性結合による設計においては、第1の横揺れ角度は、第2の周波数範囲において最終的に第2の横揺れ角度に重ね合わされる。
したがって、第1の態様によると、本発明は、ばね装置によって走行装置上に車両高さ軸方向に支持される車体と、走行装置と車体に結合される横揺れ補償装置とを有する車両、特に鉄道車両に関する。横揺れ補償装置は、特に、ばね装置に対して運動学的に平行に配置される。横揺れ補償装置は、カーブ走行中に車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心とした、カーブの外側に向かう車体の横揺れ運動を打ち消す。横揺れ補償装置は、傾斜時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲において、かつ車両横軸方向への車体の第1の横偏向の存在下において、走行中の軌道の現在区間の現在の曲率に対応する横揺れ軸を中心とした第1の横揺れ角度を車体に加えるように設計される。さらに、振動時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲より少なくとも部分的に、特に完全に、上方にある第2の周波数範囲において第1の横偏向に重ね合わされる第2の横偏向が車体に加えられるように、横揺れ補償装置が設計される。
したがって、横揺れ補償装置が第2の周波数範囲においてのみ能動的であって第2の横偏向、または場合によっては第2の横揺れ角度、のみを能動的に設定する一方で、第1の横揺れ角度はカーブ走行中の車体に加わる横加速、またはもたらされる遠心力、の結果として純粋に受動的に設定されるように、横揺れ補償装置を設計することができる。ただし、両方の周波数範囲において、場合によっては遠心力によって支援される、横揺れ角度および横偏向の少なくとも部分的に能動的な設定を横揺れ補償装置によってそれぞれもたらすことも同様に可能である。最後に、横揺れ角度または横偏向の設定が横揺れ補償装置によって能動的にのみ行われるようにすることもできる。これは、遠心力が横揺れ運動および横偏向のそれぞれの生成に一切寄与しない(または少なくとも大きく寄与しない)ように、車体の横揺れ軸または瞬間回転中心が車体の重心に、またはその近くに、位置付けられている場合である。
横揺れ補償装置は、基本的にどのようにでも設計可能である。横揺れ補償装置は、制御装置によって制御されるアクチュエータユニットを少なくとも1つ備えたアクチュエータ装置を備え、そのアクチュエータ力が横揺れ角度または横偏向を車体上に設定するための力の少なくとも一部をもたらすことが好ましい。アクチュエータ装置は、特に第1の横揺れ角度および第1の横偏向をそれぞれ実質的に生成するために、第1の周波数範囲における横揺れ角度または横偏向の少なくとも部分的に能動的な設定によって、第1の周波数範囲において第1の横揺れ角度の生成への寄与の少なくとも大部分を担うように設計される。
第1の周波数範囲は、準静的な横揺れ運動が走行中の軌道区間の現在の曲率および現在の走行速度に対応する周波数範囲であることが好ましい。この周波数範囲は、線路網および/または車両運行者の(例えば、近距離走行または長距離走行、特に高速走行、のために車両を使用することによる)要件に応じて可変である。第1の周波数範囲は、好ましくは0Hzから2Hzの範囲であり、より好ましくは0.5Hzから1.0Hzの範囲である。同じことは、第2の周波数範囲の帯域幅にも当てはまる。これは、車両の運転中に予想される、乗客によって気付かれて苛立たしいと知覚される(場合によっては周期的な、しかし一般的には単独の、または統計的に散乱した)動的外乱に勿論合致する。したがって、第2の周波数範囲は、好ましくは0.5Hzから15Hzの範囲であり、より好ましくは1.0Hzから6.0Hzの範囲である。
基本的に、横揺れ角度および横偏向のそれぞれの(少なくとも第2の周波数範囲における)能動的設定は、湾曲軌道上のカーブ走行中にのみ横揺れ補償装置によって行われる、したがって横揺れ補償装置はこのような走行状況においてのみ能動的であるようにすることができる。ただし、横揺れ補償装置は直進走行中も能動的であるようにすることによって、このような走行状況においても振動時の乗り心地が有利な方法で保証されることが好ましい。
本発明による車両の好適な変形例においては、車体の中立姿勢からの横偏向(すなわち、車両横方向への偏向)が横揺れ補償装置によって制限される。中立姿勢は、車両が直線水平軌道上での停止時に車体が取る姿勢によって画成される。これにより、鉄道車両運行者によって指定されたゲージプロフィールに合致した、高い輸送能力を有する特に広幅の車体の構築が有利な方法で可能になる。横偏向の制限は、横揺れ補償装置の何れか適切な構成要素によって行うことができる。横偏向の制限は、横揺れ補償装置のアクチュエータ装置によってもたらされることが好ましい。その理由は、これにより、特にコンパクトで省スペースの設計が実現可能になるからである。
上記のように、車両運行者によって指定されたゲージプロフィールに横偏向の制限を合致させることができる。カーブ走行中にカーブの外側に向かって発生する車体の中立姿勢から車両横方向への第1の最大横偏向が80mmから150mm、好ましくは100mmから120mm、に制限されるように横揺れ補償装置、特に横揺れ補償装置のアクチュエータ装置、が設計されると特に有利な設計になる。指定されたゲージプロフィールへの準拠に関して、走行装置が車体の下方中心に(車両前後方向に)複数配置された車両における横偏向の制限が特に重要である一方で、走行装置が車体の端部領域に配置された車両においては、カーブの内側に向かう横偏向を相応に制限することが特に注目される。したがって、加えて、または代わりに、カーブ走行中にカーブの内側に向かって発生する車体の中立位置から車両横方向への第2の最大横偏向は0mmから40mm、好ましくは20mm、に制限されることが好ましい。本発明の特定の変形例においては、カーブ走行中にカーブの内側に向かう車体の中立姿勢からの第2の最大横偏向を負の値、例えば−20mm、にすることも可能であることは自明である。したがって、この場合、指定されたゲージプロフィールに準拠するために、車体は、例えば特に広幅車体の場合は、カーブの内側においてカーブの外側へも偏向される。
既に言及したように、横偏向の制限は、横揺れ補償装置のアクチュエータ装置によって行われることが好ましい。ここで、アクチュエータ装置は、車体の横揺れ運動に対する少なくとも1つのエンドストップを規定するためのエンドストップ装置として機能するように設計されることが好ましい。この目的のために、アクチュエータ装置の設計によって画成されるストップ(例えば単純な機械的ストップ)を設けることができる。アクチュエータ装置は、車体の横揺れ運動に対する少なくとも1つのエンドストップの位置を可変に画成するように設計されることが好ましい。換言すると、アクチュエータ装置を能動的に(例えば、アクチュエータ装置への対応するエネルギーの供給によって)制止することによって、および/またはアクチュエータ装置を受動的に制止することによって(例えば、自制設計アクチュエータ装置を停止させることによって)、このストップをアクチュエータ装置の調整経路の何れの位置にでも自由に画成可能であるようにすることができる。
横揺れ補償装置のアクチュエータ装置は、基本的に何れか適切な方法で設計可能である。アクチュエータ装置は、その不動作時に、車体の横揺れ運動にもたらす抵抗が最大でも極めて僅かであるように、特にほぼ皆無であるように、なっていることが好ましい。したがって、アクチュエータ装置の障害時に、とりわけ車体の中立姿勢への復元が保証されるように、アクチュエータ装置は自制的であるように設計されないことが好ましい。
本発明による車両の好適な変形例において、横揺れ補償装置は、横揺れ補償装置の能動的構成要素の障害時にも、場合によっては乗り心地特性(特に傾斜時の乗り心地および/または振動時の乗り心地に関する特性)の低下を伴ったとしても、車両の緊急運転が依然として、指定されたゲージプロフィールに準拠して、可能であるように設計される。
したがって、横揺れ補償装置のアクチュエータ装置の不動作時にばね装置が横揺れ軸を中心とした復元モーメントを車体に加えるようになっていることが好ましい。この場合、アクチュエータ装置の不動作時に、車体の定格荷重下および軌道の最大許容カントにおいて、静止車両の中立姿勢からの車体の横偏向が10mmから40mm未満、好ましくは20mm未満であるように、復元モーメントの大きさが決められる。換言すると、何れかの理由により(例えば車両または軌道の損傷により)不都合な位置で停止に至った車両が指定されたゲージプロフィールに以前どおり準拠するように、ばね装置(特に車両横方向へのその剛性)が設計されることが好ましい。
加えて、または代わりに、車体の定格荷重下および車両横軸方向に加わる車両の最大許容横加速の存在下での車体の中立姿勢からの横偏向が40mmから80mm未満、好ましくは60mm未満であるように、アクチュエータ装置の不動作時の復元モーメントの大きさが決められるようにすることができる。換言すると、通常の走行速度での走行中にアクチュエータ装置が障害になった際の緊急運転においても車両が指定されたゲージプロフィールに前と同様に準拠するように、ばね装置(特に車両横方向へのその剛性)が設計されることが好ましい。
走行装置上の車体の支持体の剛性、特に車両横方向への横剛性、は横偏向に応じて何れか適切な特性を有しうる。したがって、例えば、横偏向に応じた剛性の直線的挙動を、または漸進的挙動でさえも、もたらすことができる。ただし、車体の中立姿勢からの初期横偏向は比較的高い抵抗を受けるが、偏向の増加に伴い、この抵抗が低下するように、漸減的挙動がもたらされることが好ましい。ただし、カーブ走行中の第2の周波数範囲における第2の横揺れ角度の動的設定に関して、これは利点である。その理由は、第2の周波数範囲においてこのような動的偏向のために横揺れ補償装置が利用可能な力がより小さくて済むからである。
したがって、ばね装置は復元特性線を画成するようになっていることが好ましい。この場合、この復元特性線は横揺れ角度偏向に対する復元モーメントの依存性を表し、この復元特性線は漸減的挙動を有する。ここで、この復元特性線の挙動は、基本的に何れか適切な方法で現在の用途に適合化可能である。この復元特性線は、第1の横揺れ角度範囲および第1の横偏向範囲のそれぞれにおいて、第1の傾斜を有し、第1の横揺れ角度範囲より上方の横揺れ角度範囲および第1の横偏向範囲より上方の横偏向範囲のそれぞれにおいて、第1の傾斜より小さい第2の傾斜を有することが好ましく、第1の傾斜に対する第2の傾斜の比は、特に0から1の範囲内、好ましくは0から0.5の範囲内である。この2つの横揺れ角度範囲および横偏向範囲は、それぞれ何れか適切な方法で選択可能である。第1の横偏向範囲は0mmから60mmの範囲であり、好ましくは0mmから40mmの範囲であり、第2の横偏向範囲は特に20mmから120mmの範囲であり、好ましくは40mmから100mmの範囲であることが好ましい。したがって、横揺れ角度範囲は、所与の運動学に応じて、横偏向範囲に対応する。
ここで、ばね装置の特性の決定は、能動的構成要素の障害時にも実現される必要がある横偏向に主に向けられることは自明である。ここで、第1の傾斜は、原則として、能動的構成要素の障害時に残留横偏向を規定し、第2の傾斜は、より大きな偏向のためのアクチュエータ力を決定するものであり、大きな偏向の発生時に、このようなアクチュエータ力をできる限り低く維持できるように、選択される。したがって、第2の傾斜は、できる限り値ゼロに近い値に維持されることが好ましい。場合によっては、第2の傾斜の値が負であることも可能であるか、または負の値を供給しうる。
上記の車体の中立姿勢への復元を実現するために、走行装置上の車体の支持体は何れか適切な剛性を有しうる。ここで、横偏向とはほぼ無関係の剛性を規定できる。ただし、ばね装置は、中立姿勢の近くでの偏向に対して別の剛性(例えば、より高い剛性)が、より大きな偏向の領域におけるより優勢になるように、この場合も車体の中立姿勢から車両横軸方向への横偏向に依存する車両横軸方向への横剛性を有するようになっていることが好ましい。これにより、カーブ走行中の第2の横揺れ角度の動的設定に関して上で説明した利点をここでも実現することができる。
ばね装置は、第1の横偏向範囲において第1の横剛性を有し、第1の横偏向範囲より上方の第2の横偏向範囲において第1の横剛性より小さい第2の横剛性を有することが好ましい。ここで、横剛性は、それぞれの横偏向範囲内で可変であることは自明である。さらに、横偏向に応じた横剛性の挙動は、基本的に、何れか適切な方法で現在の用途に適合化可能である。
第1の横剛性は100N/mmから800N/mmの範囲内であることが好ましく、300N/mmから500N/mmの範囲内であることがさらに好ましく、第2の横剛性は0N/mmから300N/mmの範囲内であることが好ましく、0N/mmから100N/mmの範囲内であることがさらに好ましい。同様に、2つの横偏向範囲もそれぞれの用途に合った何れか適切な方法で選択可能である。第1の横偏向範囲は、好ましくは0mmから60mmの範囲であり、より好ましくは0mmから40mmの範囲であり、第2の横偏向範囲は好ましくは20mmから120mmの範囲であり、さらに好ましくは40mmから100mmの範囲である。これにより、可能最小限のエネルギー使用での車体の最大横偏向の制限に関して、特に良好な設計を実現できる。
横揺れ補償装置の1つ以上の能動的構成要素がない場合、上で既に説明した車両の有利な挙動は、ばね装置、特にその横剛性、の相応な設計によって実現可能であることが好ましい。
したがって、車両のこのような緊急運転時の好適な挙動のために、ばね装置は車両横軸方向への横剛性を有し、車両横軸方向に働く車両の最大許容横加速が加わるカーブ走行中、横揺れ補償装置のアクチュエータ装置の不動作時に、車体の中立姿勢からカーブの外側に向かう車両横方向への第1の最大横偏向が40mmから120mmに制限され、好ましくは60mmから80mmに制限されるようにばね装置の横剛性の大きさが決められるようになっていることが好ましい。加えて、または代わりに、車体の中立姿勢からカーブの内側に向かう車両横方向への第2の最大横偏向が0mmから60mmに制限され、好ましくは20mmから40mmに制限されるようになっている。ここでもまた、横揺れ角度範囲は、所与の運動学に応じて、上記の横偏向範囲に対応する。
さらに、加えて、または代わりに、(静止車両のための好適な挙動に関して)横揺れ補償装置のアクチュエータ装置の不動作時、定格荷重下および軌道の最大許容カントでの車体の中立姿勢からの横偏向(ひいては、対応する横揺れ角度の偏向)は10mmから40mm未満であり、好ましくは20mm未満であるように、ばね装置の横剛性の大きさが決められるようにすることができる。
横揺れ補償装置の能動的構成要素は、基本的にどのようにでも設計可能である。(既に言及したように)車体と走行装置との間に接続されて第2の周波数範囲における横揺れ角度の設定を行うアクチュエータ装置が少なくとも1つ設けられることが好ましい。その特に単純かつ堅牢な設計により、リニアアクチュエータの使用が好ましい。そのために、第2の周波数範囲における横偏向および横揺れ角度の設定の動力学要件をそれぞれ満たし、満足できる結果をもたらすために、走行およびアクチュエータ力が適切な方法で制限されることが好ましい。
特に好適な動的特性を有する本発明による車両の複数の変形例においては、横揺れ補償装置のアクチュエータ装置が、第1の周波数範囲において中立姿勢からの最大偏向として60mmから110mm、好ましくは70mmから85mmを有し、加えて、または代わりに、第2の周波数範囲において始点からの最大偏向として10mmから30mm、好ましくは10mmから20mmを有するように、横揺れ補償装置が設計される。さらに、最大アクチュエータ力に関して、アクチュエータ装置が、第1の周波数範囲において最大アクチュエータ力として10kNから40kN、好ましくは15kNから30kNを及ぼし、第2の周波数範囲において最大アクチュエータ力として5kNから35kN、好ましくは5kNから20kNを及ぼすようにすることができる。
本発明による車両の複数の好適な変形例において、車体の横揺れ軸と車体の重心との間の(車体の中立姿勢における)車両高さ軸方向への距離は、それぞれの用途に適合化される。したがって、車体の重心は、原則として、軌道上方に(一般的にはレール上面SOKの上方に)第1の高さ(H1)を有し、横揺れ軸は、軌道上方に、中立姿勢においては車両高さ軸方向に、第2の高さ(H2)を有する。好ましくは、第1の高さ(H1)に対する第2の高さと第1の高さとの間の差(H2からH1)の比は最大2.2であり、好ましくは最大1.3であり、さらに好ましくは0.8〜1.3である。第2の高さと第1の高さとの間の差(H2−H1)は、特に、1.5mと4.5mの間、好ましくは1.8mにすることができる。これにより、上で既に言及した横偏向の制限と、ひいては高い輸送能力を有する広幅車体の実現可能性とに関して特に好都合な設計が実現可能になる。
横揺れ補償装置は、2つの周波数範囲において車体の横揺れ角度の設定を行うために適切であれば基本的にどのようにも設計可能である。本発明による車両の特に単純な設計変形例においては、この目的のために、横揺れ補償装置は、横揺れ支持装置を備えるようになっており、この横揺れ支持装置は、ばね装置に対して運動学的に平行に配置され、直線軌道上の走行時に横揺れ軸を中心とした車体の横揺れ運動を打ち消すように設計される。このような横揺れ支持装置は十分に公知であるので、ここではさらなる詳細な説明を行わない。このような横揺れ支持装置は、特に、さまざまな動作原理に基づかせることができる。したがって、このような横揺れ支持装置は、機械的な動作原理に基づいたものでもよい。しかし、流体工学的(例えば液圧式)解決策、電気機械的な解決策、またはこれら全ての動作原理の何れかの組み合わせも可能である。
特に単純な設計の変形例において、横揺れ支持装置は、冒頭で既に説明したように、2つのロッドを備え、各ロッドは一端で車体に関着(connected in an articulated manner(英訳))され、他端で走行装置によって支持されたトーション要素のそれぞれの両端に関着される。
加えて、または代わりに、横揺れ補償装置は、ばね装置に対して運動学的に直列に配置された案内装置をさらに備えることができる。この案内装置は、走行装置と車体との間に配置された案内要素を備え、車体の横揺れ運動中に車体または走行装置に対する案内要素の運動を規定するように設計される。ここでもまた案内装置は、上記の案内を行うために適切であれば、如何なる設計でも有することができる。したがって、例えば、案内路上を案内要素が摺動および/または転動する案内装置を作成することもできる。
本発明による車両の特に単純に設計された堅牢な変形例において、案内装置は、特に、少なくとも1つの多層ばねを備える。この多層ばねは、複数の層が車体の横揺れ軸を画成するように車両高さ軸および車両横軸に対して斜めに配置された単純なゴム多層ばねとして形成可能である。
ここで、車体の横揺れ軸を画成するためにこのような多層ばね装置を有する横揺れ補償装置の設計は、特に第1の周波数範囲および第2の周波数範囲における横揺れ角度の上記設定とは無関係に、個々に特許性のある発明概念であることが指摘される。
本発明は、走行装置上の車体の支持体の如何なる設計とも併用可能である。したがって、例えば、車体を車輪ユニット上に直接支持する単一懸架段と関連させて使用できる。二段懸架設計と関連させて使用できると特に好都合である。したがって、走行装置は少なくとも1つの走行装置枠と少なくとも1つの車輪ユニットとを備え、ばね装置は一次懸架装置と二次懸架装置とを備えることが好ましい。走行装置枠は、一次懸架装置を介して車輪ユニット上に支持され、車体は、特に空圧懸架装置として設計された二次懸架装置を介して走行装置枠上に支持される。この場合、横揺れ補償装置は、走行装置枠と車体との間に二次懸架装置に対して運動学的に平行に配置されることが好ましい。これにより、一般的に使用される大多数の車両への組み込みが可能になる。
ばね装置の剛性、特にその横剛性を、場合によっては、一次懸架装置と二次懸架装置とによってのみ決定することができる。特に、本ばね装置は、ばね装置の横剛性をそれぞれの用途に有利な方法で適合化または最適化するために役立つ横ばね装置を備える。これは、横剛性の単純な最適化であるにも拘らず、ばね装置の設計を大幅に単純化する。横ばね装置は、その一端を走行装置枠に接続でき、他端を車体に接続できる。加えて、または代わりに、横ばね装置の一端を走行装置枠または車体に接続し、他端を横揺れ補償装置に接続することもできる。
横ばね装置は、ばね装置の車両横軸方向への剛性を増すように設計されることが好ましい。ここで、横ばね装置は、それぞれの用途に適合化させた如何なる特性でも有することができる。横ばね装置は、ばね装置の総合的な漸減剛性特性を実現するために、漸減剛性特性を有することが好ましい。
本発明による車両の複数の好適な例においては、ばね装置の支持用構成要素が故障した場合でも車両の緊急運転が可能であるように、ばね装置が、走行装置上の中心に配置された非常用ばね装置をさらに有するようになっている。非常用ばね装置は、基本的にどのようにでも設計可能である。非常用ばね装置は、横揺れ補償装置の補償効果を支援するように設計されることが好ましい。この目的のために、非常用ばね装置は、補償運動に追従する摺動または転動案内部を備えることができる。
本発明は、車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心としてばね装置を介して走行装置上に支持される車両、特に鉄道車両、の車体上に横揺れ角度を設定する方法であって、この横揺れ角度は能動的に設定される方法、に関する。カーブ走行中に車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心とした車体のカーブ外側に向かう横揺れ運動が打ち消される。そこで、傾斜時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲において、かつ車両横軸方向への車体の第1の横偏向の存在下において、走行中の軌道の現在区間の現在の曲率に対応する第1の横揺れ角度が車体に加えられる。振動時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲より少なくとも部分的に、特に完全に、上方にある第2の周波数範囲において、第1の横偏向に重ね合わされる第2の横偏向が車体に加えられる。これにより、本発明による車両に関連して上で説明した変形例および利点を同じ程度まで達成できるので、このコンテキストにおいては上記説明が引用される。
本発明の他の好適な例は、従属請求項または添付図面を参照しての好適な実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。本発明は、以下の図に示されている。
本発明による車両の好適な実施形態の中立姿勢における(図3のI−I線に沿った)略断面図である。 カーブ走行中の図1の車両の略断面図である。 図1の車両の略側面図である。 図1の車両の一部の略斜視図である。 図1の車両のばね装置の横方向力−偏向特性である。 本発明による車両の別の好適な実施形態の中立姿勢における略断面図である。 本発明による車両の別の好適な実施形態の中立姿勢における略断面図である。
(第1の実施形態)
以下に、図1〜図5を参照して、車両長手軸101.1を有する鉄道車両101の形態の本発明による車両の第1の好適な実施形態を説明する。
図1は、車両長手軸101.1に対して直角な断面における車両101の略断面図を示す。車両101は車体102を備え、車体102はその端部の領域において台車104の形態の走行装置上にばね装置103によって支持される。ただし、本発明は、車体が1つの走行装置のみによって支持された他の構成との併用も可能であることは自明である。
以下の説明の理解を容易にするために、各図に(台車104の車輪接触面によって決まる)車両の座標系x,y,zが示されている。この座標系において、x座標は鉄道車両101の前後方向を示し、y座標は鉄道車両101の横方向を示し、z座標は鉄道車両101の垂直方向を示す。さらに、(重力の方向によって決まる)絶対座標系x,y,zと(車体102によって決まる)乗客座標系x,y,zとが規定されている。
台車104は、車輪セット104.1の形態の車輪ユニットを2つ備え、各車輪ユニットはばね装置103の一次懸架装置103.1を介して台車枠104.2を支持する。車体102は、台車枠104.2上の二次懸架装置103.2によっても支持される。一次懸架装置103.1および二次懸架装置103.2は、図1にコイルばねとして簡略化された形態で示されている。ただし、一次懸架装置103.1または二次懸架装置103.2を何れか適したばね装置にできることは自明である。特に、二次懸架装置103.2は、空圧懸架装置または十分に周知されている同様の懸架装置であることが好ましい。
車両101は、横揺れ補償装置105をそれぞれの台車104の領域にさらに備える。横揺れ補償装置105は、以下により詳細に説明するように、台車枠104.2と車体102との間で二次懸架装置103.2に対して運動学的に平行に働く。
特に図1から推測できるように、横揺れ補償装置105は、十分に公知の横揺れ支持装置106を備え、横揺れ支持装置106は一方では台車枠104.2に接続され、他方では車体102に接続される。図4は、この横揺れ支持装置106の斜視図を示す。図1および図4から推測できるように、横揺れ支持装置106は、第1のレバー106.1の形態のトーションアームと第2のレバー106.2の形態の第2のトーションアームとを備える。この2つのレバー106.1および106.2は、車両101の前後方向中心面(x,z平面)の両側に位置付けられ、何れの場合も横揺れ支持装置106のトーションシャフト106.3の両端に回転しないように固定される。トーションシャフト106.3は車両横方向(y方向)に延在し、台車枠104.2に堅固に取り付けられた軸受ブロック106.4に回転自在に支持される。第1のロッド106.5が第1のレバー106.1の自由端に関着され、第2のロッド106.6が第2のレバー106.2の自由端に関着される。この2つのロッド106.5、106.6によって、横揺れ支持装置106は車体102に関着される。
図1および図4に、車両101の中立姿勢における状態が示されている。この中立姿勢は、湾曲部のない直線軌道108上での走行によってもたらされる。この中立姿勢において、2つのロッド106.5、106.6は、それぞれの(車体102に関着された)上端が車両の中心に向かって変位され、それぞれの長手軸が車両前後方向の中心面(x,z平面)にある点MPにおいて交差するように、図1の図面上の平面(y,z平面)、本例においては車両101の高さ軸(z軸)に対して傾斜している面、に延在する。車両長手軸101.1に対して平行に延在する横揺れ軸は、(中立姿勢において)点MPを通るようにロッド106.5、106.6によって十分に公知の方法で規定される。ロッド106.5、106.6の長手軸の交点MPは、換言すると、この横揺れ軸を中心とした車体102の横揺れ運動の瞬間回転中心を構成する。
横揺れ支持装置106は、車両の両側における二次懸架装置103.2による同期沈下を十分に公知の方法で可能にする一方で、横揺れ軸または瞬間回転中心MPを中心とした純粋な横揺れ運動を防止する。さらに、特に図2から推測できるように、ロッド106.5、106.6が傾斜していることにより、横揺れ軸または瞬間回転中心MPを中心とした横揺れ運動と車両横軸(y軸)方向への横運動とが組み合わされた運動による横揺れ支持装置106の運動学が事前に規定される。ここで、交点MP、ひいては横揺れ軸は、ロッド106.5、106.6によって事前に規定される運動学により、車体102の中立姿勢からの偏向があると、原則として同様に横偏移されることは自明である。
図2は、軌道カント上をカーブ走行中の車両101を示す。図2から推測できるように、(車両横方向への加速が優勢であるために)車体102の重心SPに作用する遠心力Fは、カーブの外側での一次懸架装置103.1の沈下がより大きいために、カーブの外側に向かう横揺れ運動を台車枠104.2上に引き起こす。
さらに、図2から推測できるように、横揺れ支持装置106の上記設計は、車両101のカーブ走行中に、二次懸架装置103.2の領域に補償運動を引き起こす。この補償運動は、カーブの外側に向かう車体102の(破線輪郭102.1で示されている、直線水平軌道上の中立姿勢に対する)横揺れ運動を打ち消す。横揺れ支持装置106が存在しない場合、この横揺れ運動は、車体102の重心SPに加わる遠心力のために(一次懸架装置103.1による不均等な懸架と同様に)カーブの外側における二次懸架装置103.2のより大きな沈下によって引き起こされるであろう。
横揺れ支持装置106の運動学によって事前に規定されるこの補償運動のおかげで、車両101の乗客にとってはとりわけ傾斜時の乗り心地が向上する。その理由は、(車体102によって規定されるそれぞれの基準座標系x,y,zに位置する)乗客は、地球固定基準座標系に現在加わっている横加速aまたは遠心力Fの一部を単に、感じられる不快感または苦痛が原則としてより小さい、車体102の床方向に増加した加速成分azpおよび力の作用Fzpとしてそれぞれ気付くからである。この結果、乗客がそれぞれの基準座標系において苛立たしいと知覚する横方向に作用する横加速成分aypと遠心成分Fypとが都合よく低減される。
乗客の基準座標系(x,y,z)に作用する横加速の最大許容値ayp,maxは、原則として車両101の運行者によって指定される。このための始点は、国内および国際規格(例えばEN12299等)によっても規定されている。
乗客の基準座標系(x,y,z)に加わる(y軸方向への)横加速aypは、次式により第1の加速成分aypsと第2の加速成分aypdの2つの成分で構成される。
Figure 2012521925
第1の加速成分aypsの現在値は、現在の走行速度で現在のカーブを走行した結果であり、第2の加速成分aypdの現在値は、現在の(周期的な、または通常は単独の)事象(例えば、転轍器などの軌道の分断部分の通過等)の結果である。
カーブの曲率および通常運転中の車両101の現在の走行速度は比較的ゆっくりとしか変化しないので、この第1の加速成分aypsは準静的な成分である。逆に、(通常、衝撃の結果として発生する)第2の加速成分aypdは動的な成分である。
本発明によると、現在の横加速aypから、車両高さ軸(z軸)からの車体102の横偏向の最小整定値dyN,soll.minを最終的に求めることができる。これは、最大許容横加速ayp,max未満に保つために必要な横偏向(ひいては場合によっては、対応する横揺れ角度)の最小値である。車両101の乗客のための乗り心地レベルをどれだけ高くする必要があるかに応じて(ひいてはこの最大許容横加速ayp,maxをどれだけ低く維持する必要があるかに応じて)、現在の車両状態に対応する、車両横軸(y軸)方向への車体102の横偏向dyW,sollの整定値を指定することができる。ここで、車体102の横偏向dyW,sollのこの整定値は、ここでも、以下が適用される準静的成分dyWs,sollと動的成分dyWd,sollとを含む。
Figure 2012521925
準静的成分dyWs,sollは、(カーブの曲率と現在の走行速度vとに依存する)現在の準静的横加速aypsによって決まる、傾斜時の乗り心地に関連する横偏向(ひいては横揺れ角度)の準静的な整定値である。したがって、ここで、この値は、横揺れ角度の調節のために横揺れ角度が能動的に設定される従来技術の公知の車両の場合のように、横偏向の整定値である。
他方、動的成分dyWd,sollは、(軌道上の周期的な、または単独の、外乱に起因する)現在の動的な横加速aypdの結果である振動時の乗り心地に関連する横偏向(ひいては、場合によっては、さらに横揺れ角度)の動的な整定値である。
車体102の中立姿勢からの(図1に破線の輪郭102.2で示されているような)横偏向dyを能動的に設定するために、本例において、横揺れ補償装置105は、アクチュエータ107.1とこれに対応付けられた制御装置107.2とを備えたアクチュエータ装置107をさらに有する。アクチュエータ107.1は一端で台車枠104.2に関着され、他端で車体102に関着される。
本例において、アクチュエータ107.1は、電油アクチュエータとして設計される。ただし、本発明の他の変形例では、他の何れか適切な原理に従って働くアクチュエータも使用可能であることは自明である。したがって、例えば、液圧式、空圧式、電気式、および電気機械式の動作原理を単独で、または何れかの組み合わせで、使用できる。
本例におけるアクチュエータ107.1は、アクチュエータ107.1が台車枠104.2と(中立姿勢の)車体102との間に加えるアクチュエータ力が車両横方向(y方向)に対して平行に作用するように配置される。ただし、本発明の他の変形例では、アクチュエータによって走行装置と車体との間に加えられるアクチュエータ力が車両横方向への成分を有する限り、アクチュエータの別の配置も可能であることは自明である。
制御装置107.2は、車体102の準静的な第1の横偏向dyWsと車体102の動的な第2の横偏向dyWdとが互いに重畳されて、以下の式が当てはまる車体102の総合的な横偏向dyが生じるように、本発明によるアクチュエータ107.1のアクチュエータ力および/または偏向を制御または調節する。
Figure 2012521925
横偏向dyの設定は、本発明によると、例えば式(2)で定義されているように準静的成分dyWs,sollと動的成分dyWd,sollとで構成される車体102の横偏向dyw,sollの整定値を用いて行われる。
乗客のための傾斜時の乗り心地を増すために、本例においては、第1の横偏向dyWsの(遠心力Fによって支援される)設定は、0Hzから1.0Hzの範囲の第1の周波数範囲F1において行われる。したがって、第1の周波数範囲は、走行中のカーブの現在の曲率と現在の走行速度とに対応する車体の準静的な横揺れ運動が発生する周波数範囲である。
傾斜時の乗り心地に加えて、乗客のために振動時の乗り心地を増すために、本例における第2の横偏向dyWdの設定は、本発明によると、1.0Hzから6.0Hzの範囲の第2の周波数範囲F2で行われる。第2の周波数範囲は、車両の運転中に予測される、乗客によって気付かれ、かつ不快と知覚される(場合によっては周期的な、ただし一般的にはむしろ単独の、または統計的に散乱した)動的外乱に合わせた周波数範囲である。
ただし、第1の周波数範囲および/または第2の周波数範囲は、線路網および/または車両運行者の(例えば、近距離走行または長距離走行、特に高速走行のために車両を使用することによる)要件に応じても可変であることは自明である。
したがって、総合的に乗客のためにより良い乗り心地を実現できるように、本発明による解決策によって、その設定が最終的には現在のカーブの湾曲および現在の走行速度に対する横偏向(ひいては横揺れ角度)の準静的適合化を表す車体102の第1の横偏向dyWsに、その設定が最終的には車体に導入される現在の外乱に対する動的適合化を表す車体102の第2の横偏向dyWdが重ね合わされる。
制御装置107.2は、より高レベルの車両制御装置および個々のセンサ(例えばセンサ107.3等)または同様のものによって供給される一連の入力変数に応じてアクチュエータ107.1を制御する。制御のために考えられる入力変数として、例えば、車両101の現在の走行速度v、現在走行中のカーブ区間の曲率χ、現在走行中の軌道区間の軌道カント角度γ、および現在走行中の軌道区間の外乱(軌道形状の乱れ等)の強さと頻度を表す変数が挙げられる。
制御装置107.2によって処理されるこれらの変数は、何れか適した方法で決定することができる。特に、動的な第2の横偏向dyWd,sollの整定値を決定するには、外乱、またはその影響を動的成分dyWdによって少なくとも減衰する必要がある外乱に起因する横加速aを十分な精度および十分な帯域幅で求める(すなわち、例えばこれらを直接測定する、および/または事前に作成された車両101、および/または軌道の適切なモデルを用いて計算する)必要がある。
ここで、制御装置107.2は、鉄道車両運行者によって指定された安全要件を満たすために適切であればどのようにでも実現可能である。したがって、例えば、プロセッサを用いた単一システムとして実現できる。本例においては、第1の周波数範囲F1での調節および第2の周波数範囲F2での調節のために、それぞれ異なる制御回路または制御ループが設けられる。
本例においては、アクチュエータ107.1は、第1の周波数範囲F1において、中立姿勢からの最大偏向として80mmから95mmを有し、第2の周波数範囲において、始点からの最大偏向として15mmから25mmを有する。アクチュエータ107.1は、第1の周波数範囲F1において最大アクチュエータ力として15kNから30kNをさらに加え、第2の周波数範囲において最大アクチュエータ力として10kNから30kNを加える。これにより、静的および動的な観点から特に良好な構成が実現される。
横揺れ補償装置105を能動的なシステムとして設計することによって、走行装置104上の車体102の車両101の横方向への支持が相対的に剛性になるように有利な方法で設計することがさらに可能である。特に、車体102の横揺れ軸と瞬間回転中心MPとをそれぞれ車体102の重心SPに比較的近くに位置付けることが可能である。
本例においては、二次懸架装置103.2は、図5に示されているような復元力−横偏向特性線108を有するように設計される。ここで、力特性線108は、二次懸架装置103.2によって車体102に加えられ、台車枠104.2に対する車体102の横偏向y中に作用する復元力Fyfの依存性を示すものである。同様に、二次懸架装置103.2については、モーメント特性線の形態の復元特性線を示すことができる。これは、二次懸架装置103.2によって車体102に加えられる復元モーメントMxfと中立姿勢からの横揺れ角度偏向αとの間の依存性を示す。
図5から分かるように、二次懸架装置103.2は、第1の横偏向範囲Q1において第1の横剛性R1を有し、第1の偏向範囲Q1の上方にある第2の横偏向範囲Q2において第1の横剛性R1より小さい第2の横剛性R2を有する。
ここで、(図5に破線で示された他の実施形態の力特性109.1、109.2から分かるように)横剛性は対応する横偏向範囲Q1またはQ2内で(場合によっては、かなり)変化しうることは自明である。それぞれの横剛性R1またはR2は、第1の横剛性R1のレベルが少なくとも部分的に、好ましくはほぼ完全に、第2の剛性R2のレベルの上方にあるように選択されることが好ましい。勿論、第1の横偏向範囲Q1と第2の横偏向範囲Q2との間に、両剛性レベルの交差または重複がそれぞれ生じる過渡領域を設けることもできる。基本的に、横偏向による剛性の挙動は、何れか適切な方法で本用途に適合化可能である。
特に、本発明の複数の有利な変形例においては、第2の横偏向範囲Q2において、図5に曲線109.3で示されているように、値ゼロに少なくとも近い、好ましくはゼロに等しい、第2の勾配を設けることができる。同様に、本発明の他の複数の変形例においては、図5に曲線109.4で示されているように、第2の横偏向範囲Q2において、負の第2の勾配を設けることができる。これにより、より大きな横偏向発生時にアクチュエータ力を有利な方法で特に低く維持することができる。
本例において、第1の横偏向範囲Q1における剛性レベルは、第1の横剛性R1が100N/mmから800N/mmの範囲内にあるように選択され、第2の横偏向範囲Q2における剛性レベルは、第2の横剛性R2が0N/mmから300N/mmの範囲内にあるように選択される。
したがって、本例において、力特性108は、第1の横偏向領域Q1において第1の傾斜S1=dFyf/dy(Q1)を有し、横偏向領域Q2においては第1の傾斜より小さい第2の傾斜S2=dFyf/dy(Q2)を有する。第1の傾斜S1に対する第2の傾斜S2の比V=S2/S1は0から3の範囲内である。ただし、本発明の他の変形例においては、比Vとして他の値の選択も可能であることは自明である。
同様に、2つの横偏向範囲Q1およびQ2は、それぞれの用途に適していればどのようにでも選択可能である。本例において、横偏向範囲Q1は、0mmから40mmに及び、第2の横偏向範囲Q2は40mmから100mmに及ぶ。これにより、横揺れ補償装置105に対する可能最小エネルギー消費での車体102の最大横偏向の制限に関して、特に好都合な設計を実現できる。
既に述べたように、力特性108と同様に、瞬間特性を車両101に対して規定できる。このアプローチによると、復元特性線は、第1の横揺れ角度範囲W1において第1の傾斜S1を有し、第1の横揺れ角度範囲W1の上方にある第2の横揺れ角度範囲W2において第1の傾斜より小さい第2の傾斜を有する。このアプローチによると、さらに第1の傾斜S1に対する第2の傾斜S2の比V=S2/S1は0から3の範囲内である。この場合、指定された運動学に応じて、第1の横揺れ角度範囲W1は例えば0°から1.3°の範囲であり、第2の横揺れ角度範囲W2は1.0°から4.0°の範囲である。
したがって、換言すると、本例においては、車体102の中立姿勢からの初期横偏向が比較的高い抵抗によって打ち消されるように、二次懸架装置103.2の横剛性の漸減挙動がもたらされる。
横偏向に対する初期抵抗が高いことによる利点は、能動的構成要素(例えばアクチュエータ107.1または制御装置107.2)の障害時に、カーブ走行時であっても、(現在存在する横加速aまたは遠心力Fに従って)車体の中立姿勢の少なくとも近くまでの広範な受動的復元が可能である点である。障害時のこの受動的復元は、特に幅広の車体102、したがって車両101の高い輸送能力、の実現を有利な方法で可能にする。この受動的復元がアクチュエータ107.1によって妨げられることを防ぐために、本例におけるアクチュエータ107.1は、その不動作時に車体102の横揺れ運動に対して抵抗をほぼ与えないように設計される。この結果、アクチュエータ107.1は自制的であるようには設計されない。
漸減特性線108のおかげで、偏向の増加に伴い、横偏向に対する抵抗の上昇は小さくなる(負の傾斜で抵抗自体が小さくなりうる)。これは、車両101のカーブ走行中の第2の周波数範囲F2における第2の横偏向dyWdの動的設定に関して好都合である。その理由は、横揺れ補償装置105は第2の周波数範囲F2におけるこのような動的偏向に対して比較的小さな力をもたらせばよいからである。
二次懸架装置の漸減特性は、何れか適切な方法で実現可能である。したがって、例えば、本例におけるように、この特性が本質的に実現されるように、車体102を台車枠104.2上に支持するためのばねを相応に設計することができる。空気懸架装置の場合、これは、例えばそれぞれの空圧ばねのベローズの支持を適切に設計することによって実現可能である。
ただし、本発明の他の複数の変形例におけるばね装置103は、図1に破線110によって示されているように、追加の横ばねを1つ以上有しうることは自明である。横ばね110は、二次懸架装置103.2の横剛性をそれぞれの用途に適合化または最適化するために役立つ。これは、横剛性の単純な最適化であるにも拘らず、二次懸架装置103.2の設計を大幅に単純化する。
横ばね110は、本例に示されているように、一端を走行装置枠に接続でき、他端を車体に接続できる。加えて、または代わりに、このような横ばねの一端を走行装置枠または車体に接続し、他端を横揺れ補償装置105(例えばロッド106.5、106.6)に接続することもできる。同様に、この横ばねを横揺れ補償装置105内でのみ機能させることもできる。例えば、ロッド106.5、106.6の一方とこれに対応付けられたレバー106.1および106.2との間で、またはトーションシャフト106.3との間で機能させることもできる。
ばね装置の剛性を車両横軸方向に増大させるように横ばね110を設計できる。横ばね110は、それぞれの用途に合わせた如何なる特性でも有しうる。二次懸架装置103.2の総合的な漸減剛性特性を実現するには、横ばね110自体が漸減剛性特性を有することが好ましい。
横ばね110は、何れか適切なように設計可能であり、何れか適切な動作原理に従って機能させることができる。したがって、引張ばね、圧縮ばね、捩りばね、またはこれらの何れかの組み合わせの使用が可能である。さらに、純粋に機械的なばね、電気機械的ばね、空圧ばね、液圧ばね、またはこれらの何れかの組み合わせを含めることもできる。
二次懸架装置103.2の横剛性は、本例においては(例えばアクチュエータ107.1または制御装置107.2の障害による)アクチュエータ107.1の不動作時に復元モーメントMxfが車体102に横揺れ軸を中心に加えられるように、大きさが決められる。この復元モーメントMxfは、軌道の最大許容カント(例えばγ=γmax)で車両が停止している(例えばv=v=0)場合に車体102の定格荷重(例えばm=mmax)下で車体102の中立姿勢からの横揺れ角度偏向αa,not,max(mmax;v;γmax)が2°未満であるように大きさが決められる。車体102の中立姿勢からカーブの外側に向かう第1の最大横偏向dya,not,max(mmax;v;γmax)は、本例においては、60mmに制限される。車体102の中立姿勢からカーブの内側に向かう第2の最大横偏向dyi,not,max(mmax;v;γmax)は、ここでは20mmに制限される。
換言すると、二次懸架装置103.2は、何らかの理由により(例えば車両または軌道の損傷により)、このような不都合な地点で車両101が停止に至った場合、指定されたゲージプロフィールに前と同じように準拠するように設計される。
さらに、アクチュエータ107.1の不動作時に、車体102の定格荷重(例えばm=mmax)下で車両に対して車両の横軸方向に最大許容横加速(ayf,max)が加わった場合に、車体102の中立姿勢からの横揺れ角度偏向αa,not,max(mmax,ayf,max)が2°未満になるように、復元モーメントMxfの大きさを決める必要がある。車体102の中立姿勢からカーブの外側に向かう第1の最大横偏向dya,not,max(mmax;ayf,max)は、本例においては60mmに制限される。車体102の中立姿勢からカーブの内側に向かう第2の最大横偏向dyi,not,max(mmax,ayf,max)は、ここでは20mmに制限される。
換言すると、通常の走行速度での走行中にアクチュエータ装置が障害となった場合の緊急運転時において、車両が指定されたゲージプロフィールに前と同様に準拠するように、ばね装置(特に車両横方向へのその剛性)が設計されることが好ましい。
したがって、何れの場合においても、本例においては、横揺れ補償装置105の能動的構成要素の障害時であっても、場合によっては(特に傾斜時の乗り心地および/または振動時の乗り心地に関しての)乗り心地特性が低下するとしても、指定されたゲージプロフィールに準拠した車両101の緊急運転が可能である。
実現可能な車体102の広幅に関して、ひいては高い輸送能力に関連して、本発明による設計の別の有利な側面は、本例においては、ロッド106.5、106.6の設計および配置によって、車体102の横揺れ軸および瞬間回転中心MPのそれぞれと車体102の重心SPとの間の車両高さ軸方向(z方向)の(車体102の中立姿勢時に存在する)距離ΔHが比較的小さくなるように選択されるという点にある。
すなわち、本例においては、車体102の重心SPは、レールの上方、より正確に言うとレール上面SOKの上方に、第1の高さH1=1970mmを有し、横揺れ軸は、(図1に示されている)中立姿勢においてレール上面SOKの上方、車両の高さ軸方向に第2の高さH2を有する。高さH2は、本例においては3700mmから4500mmの範囲内である。したがって、本例においては以下の関係になる。
Figure 2012521925
これは、第1の高さH1に対する第2の高さH2と第1の高さH1との間の差の比を与える。この比は、約0.8から約1.3の範囲内である。これにより、上記の横偏向の制限、ひいては高い輸送能力を有する広幅車体の実現可能性、に関して特に好都合な設計の実現が可能になる。
すなわち、瞬間回転中心MPと重心SPとの間の距離ΔHが比較的短いことによる利点は、第一に、単に車体102の横偏向が比較的小さくなる結果として、比較的高い横揺れ角度αが達成されることである。これにより、カーブ走行中、一方では、高い走行速度vまたは高いカーブ湾曲であっても、横揺れ角度αの準静的成分αWsと横偏向dyの準静的成分dyWsとをそれぞれ実現するために、車体102の比較的小さな横偏向のみで済む。さらに、場合によっては、横揺れ角度αの動的成分αWdが生成される車体102の比較的小さな横偏向によって重い横衝撃でさえも補償することができる。
したがって、換言すると、乗客のために望ましい走行時の乗り心地を実現するために、車両101の通常運転時に必要とされる横偏向は比較的小さい。通常運転時の横偏向が小さいと、広幅車体102であっても、車両101が運行される線路網に対して指定されたゲージプロフィールを通常運転時に厳守することができる。
重心SPからの瞬間回転中心MPまでの距離ΔHが短いことによる別の利点は、レバーアームが比較的小さいことであり、この結果として、重心SPに加わる遠心力Fが瞬間回転中心MPに対しても加わる。横揺れ補償装置105の能動的構成要素の機能不良時(例えばアクチュエータ107.1または制御装置107.2の障害時)、カーブ走行中の遠心力Fが(現在の横加速aに従って)車体102に加える横揺れモーメントがより小さくなるので、二次懸架装置103.2による車体102の中立姿勢の少なくとも近くにおいて広範な受動的復元が可能である。
したがって、換言すると、そのような機能不良時または車両101の緊急運転時であっても、車体102に発生する横偏向が比較的小さい。緊急運転中の横偏向が小さいおかげで、広幅車体102でのこのような緊急運転中であっても、車両101が運行される線路網に対して指定されたゲージプロフィールを厳守することができる。
横偏向が特に小さい本発明による車両のいくつかの変形例においては、遠心力Fが横揺れ運動の生成に一切寄与できない(または少なくとも有意に寄与できない)ように、(例えばロッド106.5、106.6の相応な設計および配置によって)車体の横揺れ軸または瞬間回転中心が車体の重心SPに、またはその近くに、なるようにすることが可能であることは自明である。この場合、横揺れ角度αの設定は、アクチュエータ107.1によって能動的にのみ行われる。
したがって、通常、横揺れ角度αの設定に対する遠心力Fの寄与は、重心SPから瞬間回転中心MPまでの距離ΔHによって決まる。この距離ΔHが小さいほど、(現在の走行状況に対応し、乗客の所望される走行時の乗り心地のために必要な)横揺れ角度αを設定するために必要とされるアクチュエータ107.1のアクチュエータ力の割合が大きくなる。
指定された通常運転時のゲージプロフィールを如何なる場合でも確実に厳守するために、本例においては、車両101の運転の限界状況において機能する、車両運行者によって指定されたゲージプロフィールに合わせた横偏向の制限が設けられる。ただし、本発明による車両の他の変形例においては、このような制限を通常運転においても使用できることは自明である。しかし、同様に、このような制限を設けず、車両に起こりうるあらゆる走行状況および荷重状況のそれぞれにおいて、このような制限が一切働かないようにすることもできる。
横偏向の制限は何れか適切な手段で実現可能であり、例えば車体102と台車104、特に台車枠104.2、との間の対応するストップなどによって実現可能である。同様に、横揺れ補償装置105を相応に設計することもできる。したがって、例えば、対応するストップをロッド106.5、106.6に設けることができる。
本例においては、アクチュエータ107.1は、カーブ走行中に発生する車体102の中立姿勢からカーブの外側に向かう車両横方向(y軸)への第1の最大横偏向dya,maxが120mmに制限されるように設計される。台車104は、車体102の端部領域において車両101上に配置されるので、カーブの内側に向かう横偏向を相応に制限することは特に注目される。したがって、アクチュエータ107.1は、さらにカーブ走行中に発生する車体102の中立姿勢からカーブの内側に向かう車両横方向への第2の最大横偏向dyi,maxを20mmに制限する。
カーブの内側に向かう最大横偏向(dyi,max)およびカーブの外側に向かう最大横偏向(dya,max)のこの異なる制限は、本例においては制御装置107.2によって実現される。制御装置107.2は、この目的のために、それぞれの最大横偏向(それぞれdyi,maxおよびdya,max)に達したときに、この最大値を超えるさらなる横偏向が防止されるように、(現在走行中のカーブの方向に従って)アクチュエータ107.1を制御する。
さらに、走行中の線路網上の車両101の現在位置Pに従って、制御装置107.2がカーブの内側に向かう最大横偏向dyi,max(P)および/またはカーブの外側に向かう最大横偏向dya,max(P)を変化させるようにすることもできる。したがって、例えば、カーブの内側および/またはカーブの外側に向かう特定の軌道区間においては、他の軌道区間より、車体102の最大許容横偏向をより小さくすることも可能である。ここで、制御装置107.2は、この場合、現在位置Pに関して利用可能な対応する情報を有する必要があることは自明である。
さらに、制御装置107.2が前方台車104上の横揺れ角度αw1と後方台車104上の横揺れ角度αw2との間の差を制限するようにすることも、
Figure 2012521925
あるいは、前方台車104上の横偏向dyw1と後方台車104上の横偏向dyw2との間の差を制限するようにすることもできる。
Figure 2012521925
ここでも、この制限の同様の能動的設定を、場合によっては軌道の現在区間および/または他の変数(例えばそれぞれの台車104の領域における横揺れ速度など)に応じて、行うことができる。
図1から分かるように、ばね装置103は、二次懸架装置103.2が故障した場合でも車両101の緊急運転が可能であるように、走行装置104.2上に車両横方向中心に配置された非常用ばね装置130.3をさらに有する。非常用ばね装置103.3は、基本的にどのようにでも設計可能である。本例において、非常用ばね装置103.3は、横揺れ補償装置105の補償効果を支援するように設計される。この目的のために、非常用ばね装置103.3は、(その使用時、すなわち非常モードにおいて)横揺れ補償装置105の補償運動に追従できる摺動および/または転動案内部を備えることができる。
基本的に、横揺れ補償装置105による横揺れ角度および横偏向のそれぞれの能動的設定は、湾曲軌道上のカーブ走行中にのみ行われる。したがって、第1の横揺れ補償装置105はそのような走行状況においてのみ動作する。本例においては、横揺れ補償装置105は、車両101の直進走行中も動作するため、如何なる走行状況においても、少なくとも横偏向dyの設定、場合によってはさらに横揺れ角度αの設定、が第2の周波数範囲F2においても行われ、ひいては、これらの走行状況においても振動時の乗り心地が有利な方法で保証されるようになっている。
(第2の実施形態)
本発明の別の有利な実施形態による車両201が図6に示されている。車両201は、その基本的な設計および機能においては図1〜図5の車両101に対応するので、ここでは違いのみを扱う。特に、同じ構成要素には同じ参照符号が付与され、同様の構成要素には値を100増やした参照符号が付与されている。以下の説明において特に明記されていない限り、これらの構成要素の特徴、機能、および利点に関しては、第1の実施形態に関連した上記の説明が引用される。
図1〜図5の例との違いは、横揺れ補償装置205の設計である。車両101の場合と異なり、横揺れ補償装置205は、車体102をそれぞれの台車104の車輪ユニット104.1上に支持するためのばね装置103に対して運動学的に直列に配置される。
横揺れ補償装置205は、ばね装置103に対して運動学的に直列に配置された案内装置211を備える。案内装置211は2つの案内要素211.1を備え、案内要素211.1は一端で支持体211.2上に支持され、他端で車体102に支持される。支持体211.2は車両横方向に延在し、二次懸架装置103.2によって台車枠104.2上に支持される。
車体102の横揺れ運動中、案内要素211.1は、車体102に対する支持体211.2の運動を規定する。それぞれの案内要素211.1は、多層ゴム層ばね211.3を備えた単純な多層ばね装置として設計される。
ゴム層ばね211.3は、例えば金属層とゴム層とが交互に配置された、複数の層で構成される。ゴム層ばね211.3は、その層に直角な方向に圧縮的に剛性である(したがって、荷重下での層厚がこの方向に大きく変化しない)一方で、その層に平行な方向においては、柔軟である(したがって、軸方向の荷重下では、この方向への大きな変形が起きる)。ゴム層ばね211.3の各層は、本例においては、車体102の横揺れ軸と瞬間回転中心MPとをそれぞれ画成するように、車両高さ軸および車両横軸に対して傾斜して配置される。
本例において、ゴム多層ばね211.3の各層は、それぞれの中心法線211.4の交点が車体102の横揺れ軸および瞬間回転中心MPをそれぞれ規定するように、単純な平坦層として設計される。ただし、本発明の他の変形例では、これらの層を単一または複合的に湾曲させた別の設計を提供しうることは自明である。特に、その曲率中心が瞬間回転中心MPにある同心円筒スリーブセグメントのケースもありうる。
本例において、各中心法線211.4は、車両長手軸(x軸)に対して直角に延在する1つの共通平面上にある。したがって、2つのゴム層ばね211.3を車両横方向に配置することにより、追加の補助なしに比較的高い力の伝達が可能になる一方で、車両長手軸方向には限定された力のみを大きな剪断変形なしに伝達できる。したがって、原則として車体102と台車枠104.2との間には、車両長手軸方向への力の伝達を可能にする長手方向の関着が設けられる。
ただし、本発明の他の変形例においては、このような長手方向の力の伝達を可能にするゴム多層ばね211.3の別の設計が可能であることは自明である。すなわち、例えば、二重に湾曲した層を設けることもできる。ただし、同様に、それぞれの中心垂線とそれぞれの曲率半径とが車体の瞬間回転中心MPにおいて交差するように、共線状ではない、すなわち空間的に配置された、2つを超える数のゴム層ばねを設けることもできる。
さらに図6から推測できるように、この場合も、横揺れ補償装置205は、アクチュエータ装置207とこれに接続されたアクチュエータ207.1および制御装置207.2とを備える。アクチュエータ107.1と同様に、アクチュエータ207.1は、支持体211.2と車体102との間で車両横方向に作用する。
制御装置207.2の制御下で、アクチュエータ207.1を介して、横揺れ角度αと横偏向dyとが(図6に破線の輪郭102.2でに示されているように)それぞれ設定される。本例における制御装置207.2は、制御装置107.2と同様に機能する。特に、制御装置207.2は、車体102の準静的な第1の横偏向dyWsと車体102の動的な第2の横偏向dyWdとが互いに重なり合って、上の式(2)が当てはまる車体102総合的な横偏向dyがもたらされるように、本発明によるアクチュエータ207.1のアクチュエータ力および/または偏向を制御または調節する。ここでも、準静的な第1の横偏向dyWsは第1の周波数範囲F1において設定され、動的な第2の横偏向dyWdは第2の周波数範囲F2において設定される。
横揺れ補償装置205の能動的構成要素(すなわち、例えば、アクチュエータ207.1または制御装置207.2)の不動作時は、ゴム層ばね211.3の弾性復帰力によって車体の受動的復元が生じる。ゴム層ばね211.3は、第1の実施形態の二次懸架装置103.2と同様の特性を有するように設計可能である。この点に関しては、上記説明が引用される。
図6からさらに推測できるように、二次懸架装置103.2の不均等な沈下を打ち消す、互いに平行に延在するロッド206.5、206.6を有する従来の横揺れ支持装置206が台車枠104.2と(二次懸架装置103.2に対して運動学的に平行な)支持体211.2との間に設けられる。さらに、横揺れ補償装置205の別のアクチュエータ212が台車枠104.2と支持体211.2との間で車両横方向に動作することによって、台車枠104.2に対する支持体211.2さらには車体102の横偏向に影響を及ぼすことができる。ただし、本発明の他の変形例においては、一方ではこのような追加のアクチュエータを場合によっては省くことができ、他方ではロッドの傾斜配置をこここでも設けることが可能であることは自明である。
アクチュエータ212は制御装置207.2によって制御されるので、制御装置207.2はアクチュエータ207.1および212を制御することによって、横揺れ補償装置105の第1の実施形態に関して上で既に説明したように、横揺れ補償装置205の操作挙動を同様に引き起こすことができる。
ここでも、車体の横揺れ軸を画成するためのこのような層ばね装置を有する横揺れ補償装置の設計は、特に、上記のように、第1の周波数範囲F1および第2の周波数範囲F2における横偏向(場合によっては、さらに横揺れ角度)のそれぞれの設定とは関係なく、個々に特許性のある発明概念を構成することを指摘しておく。
(第3の実施形態)
本発明の別の有利な実施形態による車両301が図7に示されている。車両301は、その基本的な設計および機能において図6の車両201に対応するので、ここでは違いのみを扱う。特に、同じ構成要素には同じ参照符号が付与され、同様の構成要素には値を200増やした参照符号が付与されている。以下の説明において特に明記されていない限り、これらの構成要素の特徴、機能、および利点に関しては、第1の実施形態に関連した上記の説明が引用される。
図6の例との違いは、横揺れ補償装置305の構成のみである。車両201と異なり、横揺れ補償装置305は、車体102をそれぞれの台車104の車輪ユニット104.1上に支持する一次懸架装置103.1と二次懸架装置103.2との間に運動学的に直列に配置される。
横揺れ補償装置305は2つの案内要素311.1を有する案内装置311を備え、この場合も、案内要素311.1は一方では支持体311.2に支持され、他方では台車枠104.2上に支持される。車体102は、二次懸架装置103.2によって車両横方向に延在する支持体311.2上に支持される。
案内要素311.1は案内要素211.1と同様に設計され、車体102の横揺れ運動中、台車枠104.2に対する支持体311.2の運動を規定する。それぞれの案内要素311.1は、この場合も、ゴム層ばね211.3と同様の設計のゴム層ばね311.3を備えた単純な多層ばね装置として設計される。
さらに図7から推測できるように、横揺れ補償装置305は、この場合も、アクチュエータ207.1および制御装置207.2と類似の方法で動作する、アクチュエータ307.1とこれに接続された制御装置307.2とを有するアクチュエータ装置307を備える。
さらに図7から推測できるように、二次懸架装置103.2の不均等な沈下を打ち消す、互いに平行に延在するロッド306.5、306.6を有する従来の横揺れ支持装置306が車体102と支持体311.2との間に(二次懸架装置103.2に対して運動学的に平行に)設けられる。さらに、横揺れ補償装置305の別のアクチュエータ312が車体102と支持体311.2との間で車両横方向に作用し、これにより支持体311.2に対する、ひいては台車枠104.2に対する、車体102の横偏向に影響を及ぼすことができる。
制御装置307.2がアクチュエータ307.1および312を制御することによって、上で第1および第2の実施形態のコンテキストで説明したように横揺れ補償装置305の操作挙動を引き起こすことができるように、アクチュエータ312は制御装置307.2によって同様に制御される。
上では、鉄道車両の例のみを用いて本発明を説明した。本発明は何れか他の車両に関しても使用可能であることはさらに自明である。
















Claims (20)

  1. ばね装置(103)によって車両の高さ軸方向に走行装置(104)上に支持された車体(102)と、
    前記走行装置(104)と前記車体(102)に結合された横揺れ補償装置(105;205;305)と、
    を有し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、特に、前記ばね装置(103)に対して運動学的に平行に配置され、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、カーブ走行中に車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心としたカーブの外側に向かう車体の横揺れ運動を打ち消し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、前記傾斜時の乗り心地を増すために、第1の周波数範囲において、かつ前記車体(102)の第1の横偏向の存在下で、現在走行中の軌道区間の現在の曲率に対応する、前記横揺れ軸を中心とした前記第1の横揺れ角度を前記車体(102)に対して前記車両横軸方向に加えるように設計される、車両、特に鉄道車両において、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、前記振動時の乗り心地を増すために、第2の周波数範囲において、前記第1の横偏向に重ね合わされる第2の横偏向を前記車体(102)に対して加えるように設計され、
    前記第2の周波数範囲は少なくとも部分的に、特に完全に、前記第1の周波数範囲の上方にある、
    ことを特徴とする車両、特に鉄道車両。
  2. 前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、制御装置(107.2;207.2;307.2)によって制御される少なくとも1つの第1のアクチュエータユニット(107.1;207.1;307.1)を有するアクチュエータ装置(107;207;307)を備え、
    前記アクチュエータ装置(107;207;307)は、特に前記第1の横揺れ角度を実質的に生成するために、前記第1の周波数範囲における前記第1の横揺れ角度の生成への寄与の少なくとも大部分を担うように特に設計される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両。
  3. 前記第1の周波数範囲は0Hzから2Hzの範囲であり、好ましくは0.5Hzから1.0Hzの範囲であり、
    および/または
    前記第2の周波数範囲は、0.5Hzから15Hzの範囲であり、好ましくは1.0Hzから6.0Hzの範囲であり、
    および/または
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、直進走行中も動作する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記車体(102)は、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢を有し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)、特に前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)は、
    カーブ走行中に発生する前記車体(102)の前記中立姿勢から前記カーブの外側に向かう車両横方向への第1の最大横偏向が80mmから150mmに制限され、好ましくは100mmから120mmに制限され、
    および/または
    カーブ走行中に前記カーブの内側に向かって発生する前記車体(102)の前記中立姿勢から車両横方向への第2の最大横偏向が0mmから40mmに制限され、好ましくは20mmに制限される、
    ように構成される、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両。
  5. 前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)は、前記車体(102)の前記横揺れ運動に対して少なくとも1つのエンドストップを画成するためのエンドストップ装置として機能するように構成され、
    前記アクチュエータ装置は、前記車体(102)の前記横揺れ運動に対する前記少なくとも1つのエンドストップの位置を可変に規定するように設計される、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の車両。
  6. 前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)は、その不動作時に、前記車体(102)の横揺れ運動に対して最大でも極めて僅かな抵抗、特に実質的には無抵抗、をもたらすことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両。
  7. 前記車体(102)は、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢を有し、
    前記ばね装置(103)は、前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)の不動作時に、前記横揺れ軸を中心とした復元モーメントを前記車体(102)に加え、
    アクチュエータ装置(107;207;307)の不動作時における前記復元モーメントは、
    前記車体(102)の定格荷重下で、かつ軌道の最大許容カントでの静止車両の前記中立姿勢からの前記車体(102)の横偏向が10mmから40mm未満、好ましくは20mm未満であり、
    および/または
    前記車体(102)の定格荷重下で、かつ車両横軸方向に加わる前記車両の最大許容横加速時の前記車体(102)の前記中立姿勢からの横偏向が40mmから80mm未満、好ましくは60mm未満である、
    ように大きさが決められる、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の車両。
  8. 前記ばね装置(103)は復元特性線を画成し、
    前記復元特性線は、前記横揺れ角度の偏向に対する前記復元モーメントの依存性を表し、
    前記復元特性線は漸減挙動を有し、
    前記復元特性線は、特に、第1の横揺れ角度範囲において第1の傾斜を有し、前記第1の横揺れ角度範囲より上方の第2の横揺れ角度範囲において前記第1の傾斜より小さい第2の傾斜を有し、
    前記第1の傾斜に対する前記第2の傾斜の比は、特に、0から1の範囲内であり、好ましくは0から0.5の範囲内であり、さらに好ましくは0から0.1の範囲内であり、
    および/または
    前記第1の横偏向範囲は、特に、0mmから60mmの範囲であり、好ましくは0mmから40mmの範囲であり、前記第2の横偏向範囲は、特に、20mmから120mmの範囲であり、好ましくは40mmから100mmの範囲である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の車両。
  9. 前記車体(102)は、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢を有し、
    前記ばね装置(103)は、車両横軸方向に横剛性を有し、前記横剛性は、前記車体(102)の前記中立姿勢から前記車両横軸方向への横偏向の関数であり、
    前記ばね装置(103)は、特に、第1の横偏向範囲において第1の横剛性を有し、前記第1の横偏向範囲の上方にある第2の横偏向範囲において前記第1の横剛性より小さい第2の横剛性を有し、
    前記第1の横剛性は、特に、100N/mmから800N/mmの範囲内にあり、好ましくは300N/mmから500N/mmの範囲内にあり、第2の横剛性は、特に、0N/mmから300N/mmの範囲内にあり、好ましくは0N/mmから100N/mmの範囲内にあり、
    および/または
    前記第1の横偏向範囲は、特に、0mmから60mmの範囲であり、好ましくは0mmから40mmの範囲であり、前記第2の横偏向範囲は、特に、20mmから120mmの範囲であり、好ましくは40mmから100mmの範囲である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の車両。
  10. 前記車体(102)は、定格荷重と、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢とを有し、
    前記ばね装置(103)は、車両横軸方向に横剛性を有し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)の不動作時に、前記車両の最大許容横加速が車両横軸方向に加わるカーブ走行中に、前記ばね装置(103)の前記横剛性は、
    前記車体(102)の前記中立姿勢から前記カーブの外側に向かう車両横方向への第1の最大横偏向が40mmから120mmに制限され、好ましくは60mmから80mmに制限され、
    および/または
    前記車体(102)の前記中立姿勢から前記カーブの内側に向かう車両横方向への第2の最大横偏向が0mmから60mmに制限され、好ましくは20mmから40mmに制限される、
    ような大きさに決められる、
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の車両。
  11. 前記車体(102)は、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢を有し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)のアクチュエータ装置(107;207;307)は、
    前記第1の周波数範囲において、前記中立姿勢からの最大偏向が60mmから110mmであり、好ましくは70mmから85mmであり、
    および/または、
    前記第2の周波数範囲において、始点からの最大偏向が10mmから30mmであり、好ましくは15mmから25mmであり、
    および/または、
    前記第1の周波数範囲において、前記アクチュエータ装置(107;207;307)が加える最大アクチュエータ力が10kNから40kNであり、好ましくは15kNから30kNであり、
    および/または、
    前記第2の周波数範囲において、前記アクチュエータ装置(107;207;307)が加える最大アクチュエータ力が5kNから35kNであり、好ましくは5kNから20kNである、
    ように設計される、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の車両。
  12. 前記車体(102)は、前記車両が直線水平軌道上での静止時に取る中立姿勢を有し、
    前記車体(102)は、前記中立姿勢において前記車両の高さ軸方向に第1の高さを有する重心を前記軌道の上方に有し、
    前記横揺れ補償装置(105;205;305)は、前記横揺れ軸が、前記中立姿勢において前記車両高さ軸方向に第2の高さを前記軌道の上方に有するように構成され、
    前記第1の高さに対する前記第2の高さと前記第1の高さとの間の差の比が最大2.2であり、好ましくは最大1.3であり、さらに好ましくは0.8〜1.3である、
    ことを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の車両。
  13. 前記横揺れ補償装置(105)は、前記ばね装置(103)に対して運動学的に平行に配置された、直進走行中に前記車体(102)の前記横揺れ軸を中心とした横揺れ運動を打ち消すように設計された横揺れ支持装置(106)を備え、
    前記横揺れ支持装置(106)は、特に、2つのロッド(106.5、106.6)を備え、各ロッド(106.5、106.6)は一端で前記車体(102)に関着され、さらに他端で、前記走行装置(104)によって支持されたトーション要素(106.3)のそれぞれの両端に関着され、
    および/または
    前記横揺れ補償装置(205;305)は、案内装置(211;311)を備え、
    前記案内装置(211;311)は、前記ばね装置(103)に対して運動学的に直列に配置され、
    前記案内装置(211;311)は、前記走行装置(104)と前記車体(102)との間に配置された案内要素(211.1;311.1)を備え、
    前記案内装置(211;311)は、前記車体(102)の横揺れ運動中、前記車体(102)または前記走行装置(104)に対する前記案内要素(211.1;311.1)の運動を規定するように構成され、
    前記案内装置(211;311)、特に、少なくとも1つの層ばね装置(211.3;311.3)を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の車両。
  14. 前記走行装置(104)は、走行装置枠(104.2)と少なくとも1つの車輪ユニット(104.1)とを有し、
    前記ばね装置(103)は、一次懸架装置(103.1)と二次懸架装置(103.2)とを有し、
    前記走行装置枠(104.2)は、前記一次懸架装置(103.1)によって前記車輪ユニット(104.1)上に支持され、前記車体(102)は、空圧懸架装置として特に設計された前記二次懸架装置(103.2)によって前記走行装置枠(104.2)上に支持され、
    前記横揺れ補償装置(105)は、前記走行装置枠(104.2)と前記車体(102)との間に、前記二次懸架装置(103.2)に対して運動学的に平行に配置される、
    ことを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の車両。
  15. 前記ばね装置(103)は、横ばね装置(110)を備え、
    前記横ばね装置(110)は、
    一端が前記走行装置枠(104.2)に接続され、他端が前記車体(102)に接続され、
    および/または
    一端が前記走行装置枠(104.2)または前記車体(102)に接続され、他端が前記横揺れ補償装置(105)に接続され、
    および
    前記横ばね装置(110)は、特に、前記ばね装置(103)の前記剛性を車両横軸方向に増すように構成され、前記横ばね装置(110)は、特に、漸減する剛性特性を有する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の車両。
  16. 前記ばね装置(103)は、前記走行装置(104)上に前記車両前後方向中心に配置された非常用ばね装置(103.3)を有し、
    前記非常用ばね装置(103.3)は、特に、前記横揺れ補償装置(105)の補償効果を支援するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1〜15の何れか1項に記載の車両。
  17. 車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心として走行装置(102)上に車両高さ軸方向に支持される車両、特に鉄道車両、の横揺れ角度を前記車両の車体(102)上に設定する方法であり、
    横揺れ角度が能動的に設定され、
    カーブ走行中、前記カーブの外側に向かう前記車体(102)の、車両長手軸に平行な横揺れ軸を中心とした横揺れ運動は打ち消され、
    前記傾斜時の乗り心地を向上させるために、第1の周波数範囲において横偏向下で、走行中の現在の軌道区間の現在の曲率に対応する第1の横揺れ角度が前記車体(102)に加えられる方法において、
    前記振動時の乗り心地を向上させるために、第2の周波数範囲において、前記第1の横偏向に重ね合わされる第2の横偏向が前記車体(102)に加えられ、
    前記第2の周波数範囲は、少なくとも部分的に、特に完全に、前記第1の周波数範囲の上方にある、
    ことを特徴とする方法。
  18. 前記第1の横揺れ角度は、前記第1の周波数範囲において、少なくとも大部分は、特にほぼ完全に、能動的に生成される、ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の周波数範囲は0Hzから2Hzの範囲であり、好ましくは0.5Hzから1.0Hzの範囲であり、
    および/または
    前記第2の周波数範囲は、0.5Hzから15Hzの範囲であり、好ましくは1.0Hzから6.0Hzの範囲である、
    ことを特徴とする請求項17または18に記載の方法。
  20. 前記振動時の乗り心地を向上させるために、前記第2の周波数範囲において、前記第2の横偏向の前記設定が直進走行中にも行われることを特徴とする請求項17または18に記載の方法。



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