JP2002046603A - 鉄道車両のアンチローリング装置 - Google Patents

鉄道車両のアンチローリング装置

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JP2002046603A
JP2002046603A JP2000235681A JP2000235681A JP2002046603A JP 2002046603 A JP2002046603 A JP 2002046603A JP 2000235681 A JP2000235681 A JP 2000235681A JP 2000235681 A JP2000235681 A JP 2000235681A JP 2002046603 A JP2002046603 A JP 2002046603A
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bogie
rolling
rolling device
vehicle body
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Hirosuke Tanaka
裕輔 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素化及び十分なアンチローリング機能が確
保でき、かつメンテナンス等の作業性に優れた鉄道車両
のアンチローリング装置を提供する。 【解決手段】台車1上に枕ばね5を介して車体30が支
持された鉄道車両のアンチローリング装置において、台
車1に回転自在に支持されてトーションバー22を延在
し、トーションバー22の各端部と車体30との間にヨ
ーダンパ25を架設する。ヨーダンパ25の伸縮運動に
よってヨーイングを減衰させ、各ヨーダンパ25によっ
てトーションバー22にねじれを発生させて車体30の
アンチローリング機能が得られる。また、ヨーダンパ2
5をアンチローリング機構のリンク機構として機能させ
ることによって全体構成の簡素化及び重量軽減が得ら
れ、かつ作業空間が容易に確保されてメンテナンス作業
等が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両のアンチ
ローリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両において車体を支持する台車
は、左右2組の等間隔に配置された軸ばねによって一般
に支えられている。走行中に身体に伝わってくる上下方
向の振動を抑制して乗心地を向上させるには、防振性能
を向上させるために可能な限り上下方向のばね定数を下
げて軸ばね及び枕ばねを柔らかくする必要がある。しか
し、ばね定数を下げて上下方向の剛性を下げると乗心地
は向上するが、横揺れ、即ちロール方向の剛性も下が
り、曲線通過や分岐通過、或いは横風を受けた場合等に
ローリング振動が増大されて車体姿勢が不安定な状態に
なりローリング時の乗心地の低下が懸念される。
【0003】この対策としてトーションバー式のアンチ
ローリング装置が付加される。このアンチローリング装
置は、例えば軸ばね部分として特開平6−247300
号公報に開示され、かつ図6に要部側面図を示し、図7
に要部平面図を示すように、一対の車輪104を有する
車軸103の両端を支える軸受を収めた左右の軸箱10
5に一端が結合された軸梁106の他端を、台車枠10
1の側枠102にゴムブッシュ(図示せず)を介して支
持されて車幅方向に延在するトーションバー108の両
端部に各々結合して構成されている。
【0004】そして、左右の軸梁106は、トーション
バー108の両端に固定して取り付けられることから、
車体と台車がローリングする場合には、図8(a)に示
すように左右の軸梁106が逆向きに回転することによ
りトーションバー108がねじれ、軸梁106に復元モ
ーメントが作用する。この復元モーメントによりローリ
ングが制限されて乗心地が向上する。
【0005】また、、車体と台車が上下方向に振動する
場合には、図8(b)に示すように左右の軸梁106が
同方向に回転し、トーションバー108にねじれが発生
することなく軸梁106に復元モーメントが発生しな
い。従って、軸梁106には上下方向に柔らかな軸ばね
のみの剛性が作用して上下方向の振動の低下がもたらさ
れて、上下方向の振動に対する乗心地の向上が得られ
る。
【0006】一方、近年台車を大幅に軽量化し、メンテ
ナンスを容易にするために揺れ枕梁、即ちボルスタを取
り去り、直接車体と台車枠との間に空気ばね等の枕ばね
を配設したボルスタレス式台車が開発されている。
【0007】しかし、上記アンチローリング装置は、左
右の軸梁106間を台車枠101に支持されたトーショ
ンバー108によって連結して構成することから、台車
と車体が一体的にローリングする場合には効果的に作用
するが、車体が枕ばねを介して支持されたボルスタレス
式台車を備えた鉄道車両にあっては、その機能を十分に
達成できないものである。
【0008】このボルスタレス式台車を備えた鉄道車両
にあっては、枕ばねの左右間隔を車両幅限界まで拡大し
たり、枕ばねの取り付け位置を高くして車体重心位置に
近づける方策が従来から行われている。しかし、2階建
て車両等車体重心位置が高い場合には、ロール剛性が不
足することがあり、このときにはトーションバー式のア
ンチローリング装置が付加される。このアンチローリン
グ装置は、枕ばね上から左右2組のリンクを垂下し、そ
のリンクの下部を台車に支持されたトーションバーによ
って連結して構成される。
【0009】また、ボルスタレス式台車は、車体と台車
との間が大きく変位することから、ボルスタレス式台車
の多くには、高速走行安定化のために伸縮によってヨー
イングを抑制するヨーダンパが設けられている。このヨ
ーダンパは台車の偏倚に対して有効な減衰を与えるよう
に、台車の最も外側において台車と車体との間に架設さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ボルスタ
レス式台車を備えた鉄道車両のアンチローリング装置
は、枕ばねの上下動だけでなく車体に対する台車の偏倚
運動の加わるため、上記リンクは球面軸受けや緩衝ゴム
が介装しなければならず構成が複雑になり重量の増大が
懸念される。
【0011】また、車幅方向の左右最外側には大型の空
気ばね等からなる枕ばねが配置されることから、トーシ
ョンバーがこれらの左右の枕ばねの内側間に配置され、
トーションバーの全長が規制されてトーションバーのね
じれ剛性の選択が制限されて十分なアンチローリング機
能が達成できない場合があり、更に左右の枕ばね間に位
置する台車の中央部にリンク機構が配置されて構造が繁
雑になり、かつ作業空間が制限されてメンテナンス作業
に影響を及ぼすことが懸念される。
【0012】かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、
ヨーダンパが設けられることに着目することで、構成の
簡素化及び重量低減が得られると共に、十分なアンチロ
ーリング機能が確保でき、かつメンテナンス等の作業性
に優れた鉄道車両のアンチローリング装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載による鉄道車両のアンチローリング装置の発
明は、台車上に枕ばねを介して車体が支持された鉄道車
両のアンチローリング装置において、上記台車または車
体のいずれか一方に回転自在に支持されて車幅方向に延
在するトーションバーと、該トーションバーの各端部に
各々一端が該トーションバーのねじれ方向の相対回転が
阻止されて連結され、かつ略車両前後方向に延在して各
他端が上記台車または車体の他方に連結された一対のヨ
ーダンパとを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項1の発明によると、車体がヨーイン
グする場合には、トーションバーを介して台車と車体と
間に架設されたヨーダンパの伸縮運動によって有効的に
ヨーイングを減衰させることができると共に、車体がロ
ーリングする場合には、車体のローリングに伴って逆方
向に回転する各ヨーダンパによってトーションバーがね
じれ、復元モーメントが発生して車体のローリングが制
限されてアンチローリング機能が得られる。
【0015】また、ヨーダンパをアンチローリング装置
のリンク機構として機能させることによって全体構成及
びヨーダンパの支持構造の簡素化が得られると共に取り
付け作業が容易になり、かつ構成部品の削減による重量
軽減が得られると共に、作業空間が容易に確保されてメ
ンテナンス作業等が容易になる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1の鉄道
車両のアンチローリング装置において、上記トーション
バーは、両端が上記台車の側梁より車幅方向外方に突出
して延在すると共に、各ヨーダンパが側梁より外方に配
置されたことを特徴とする。
【0017】請求項2の発明によると、トーションバー
の両端を台車の側梁より車幅外方に突出させると共に、
ヨーダンパを側梁の外方に配置することによってトーシ
ョンバーの十分な長さが得られ、容易にアンチローリン
グ機能が確保できると共に車両設計の要求によりトーシ
ョンバーのねじれ剛性の選択度が確保され、アンチロー
リング特性を容易に変更調整することができる。また、
ヨーダンパを側梁の外方に配置することから、台車の車
幅方向の中央部、例えばボルスタレス式台車にあっては
左右の枕ばねの間に作業空間が確保されて組立及びメン
テナンスの作業性等が向上する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の鉄道車両のアンチローリング装置において、上記ヨ
ーダンパは、一端が連結部材を介して上記トーションバ
ーのねじれ方向の相対回転が阻止され、かつ車幅方向に
揺動自在に連結されたことを特徴とする。
【0019】請求項3の発明によると、ヨーダンパの一
端を連結部材を介してトーションバーのねじれ方向に対
する相対的な回転を阻止し、かつ車幅方向に揺動自在に
連結することから、トーションバーによるアンチローリ
ング機能及びヨーダンパによるアンチヨーイング機能が
有効的に達成できる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項3の鉄道
車両のアンチローリング装置において、上記トーション
バーの端部と連結部材とがセレーション結合され、連結
部材とヨーダンパの一端が略上下方向に延在するピンに
よって車幅方向に揺動自在にピン結合されたことを特徴
とする。
【0021】請求項4の発明によると、トーションバー
と連結部材とをセレーション結合することによって強固
にトーションバーと連結部材が結合され、連結部材とヨ
ーダンパとをピン結合することに揺動自在に連結部材と
ヨーダンパが連結でき、トーションバーとヨーダンパが
有効的に連結される。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の鉄道車両のアンチローリング装置にお
いて、上記台車は、ボルスタレス式台車であることを特
徴とする。
【0023】請求項5の発明は、台車がボルスタレス式
台車であって、台車上に枕ばねを介して車体を支持する
ボルスタレス式台車において請求項1から4の発明がよ
り有効的に達成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明による鉄道車両のア
ンチローリング装置の実施の形態を図1乃至図5によっ
て説明する。
【0025】図1は本実施の形態のアンチローリング装
置の概要を示すボルスタレス式台車の平面図であり、図
2は図1の側面図、図3は図1におけるA部の要部拡大
斜視図である。
【0026】符号1は台車であって、台車1は両側に沿
って前後方向に延在する左右一対の側梁3と、左右の側
梁3の略中央部を連結する一対の横梁4とを備えた平面
視略H形の台車枠2を有し、側梁3の前後方向中央部の
外側には車体30を支持するための大型の空気ばね等か
らなる枕ばね5を支持するばね支持部6が突出して設け
られ、ばね支持部6の上面に円板状のばね座7が設けら
れている。
【0027】各側梁3の前部及び後部には、一対の車輪
8を有する車軸9の両側端を支えている軸受を収めてい
る軸箱10が、この軸箱10の両側に配置された軸ばね
11によって支持されて設けられている。なお、符号1
2は、制動時に車輪8の踏面に押接されるブレーキ装置
の制輪子である。
【0028】次に、アンチローリング装置20について
説明する。アンチローリング装置20は、各ばね支持部
6の外端部に突設されて車幅方向に貫通する円筒案内面
21aが穿設されたトーションバー支持部21を有して
いる。各トーションバー支持部21の円筒案内面21a
にトーションバー22の両端部近傍が各々回転自在に貫
通支持されてトーションバー22がばね座7の前方或い
は後方の下部、本実施の形態ではばね座7の前方下部と
台車枠2との間で横梁4に沿って台車1の側梁3から外
方に突出して車幅方向に延在している。
【0029】一方、車体30の下面から車体側支持部材
24が下方に垂下して突設され、車体側支持部材24の
下端とトーションバー22の端部との間にヨーダンパ2
5が車体前後方向に沿って略水平に延在して架設されて
いる。
【0030】トーションバー22とヨーダンパ25と
は、図3に示すようにトーションバー22の端部に形成
されたセレーション22aに、連結部材26の基端が嵌
合してトーションバー22の端部に連結部材26がトー
ションバー22のねじれ方向に対する相対回転が阻止さ
れて強固に結合されている。更に、上下に分岐した連結
部材26の先端間にヨーダンパ25の一端が嵌入し、連
結部材26の先端とヨーダンパ25の一端とを略上下に
延在するピン27によってヨーダンパ25が車幅方向に
揺動自在となるように連結されている。即ちトーション
バー22の端部にヨーダンパ25の一端がトーションバ
ー22のねじれ方向に対してセレーション結合によって
相対的な回転が阻止され、かつ台車偏倚方向に対しては
ピン結合によって揺動可能に連結される。
【0031】一方、ヨーダンパ25の他端と車体側支持
部24の下端とは弾性部材28を介在して揺動自在に連
結されている。
【0032】このようなアンチローリング装置20を備
えた鉄道車両において、車体30がヨーイングする場合
には、台車1にトーションバー支持部21を介して台車
1の略全幅に亘って延在して支持されたトーションバー
22の端部と車体30に突設された車体側支持部材24
の間に揺動自在に架設されたヨーダンパ25、換言する
と実質的に台車1の最外側方にいて台車1と車体30と
の間に架設されたヨーダンパ25の伸縮運動によって有
効的にヨーイングを減衰させることができ、ヨーイング
に対する乗心地が向上する。
【0033】車体30がローリングする場合には、車体
30のローリングに伴って左右の車体側支持部材24が
逆方向に上下移動する。この各車体側支持部材24の上
下移動によって、左右の各ヨーダンパ25は、図4
(a)に二点鎖線で示すように逆方向に回動し、トーシ
ョンバー22がねじれ、トーションバー22にばね力が
生じて左右のヨーダンパ25に復元モーメントが作用す
る。この復元モーメントにより車体側支持部材24を介
して車体30のローリングが制限され、ローリングに対
する乗心地が向上する。
【0034】ここで、アンチローリング装置20による
車体30のローリング剛性について図5に模試的に示す
作動説明図によって説明する。
【0035】トーションバー22の長さ、即ち左右のヨ
ーダンパ25の離間距離を2L、トーションバー22の
直径をD、トーションバー22の剪断弾性係数をG、ヨ
ーダンパ25の長さをrとすると、トーションバー22
のねじり剛性Kは、次式で表される。 また、車体30のローリング剛性K´は、次式で算出さ
れる。
【0036】従って、左右のヨーダンパ25の離間距離
2L及びヨーダンパ25の長さrを適宜調整することに
よって車体30のローリング剛性を制御することができ
る。本実施の形態においては、台車1の両側梁3より外
方にヨーダンパ25を配置することによってヨーダンパ
25間の離間距離2Lが十分確保でき、車体30のロー
リングを十分に減衰することができる。
【0037】また、車体30が上下方向に振動する場合
には、車体30の上下振動に伴って左右の車体側支持部
材24も上下方向に振動し、図4(b)に示すように、
左右の各ヨーダンパ25が同じ方向に回動し、トーショ
ンバー22はねじれることなく、ヨーダンパ25には復
元モーメントが発生しない。従って上下方向には枕ばね
5のばね力のみが作用して上下方向の振動が十分に低下
せしめられて振動に対する乗心地の向上が得られる。
【0038】従って、本実施の形態によると、台車1の
最外側方において、台車1に支持されたトーションバー
22の端部と車体30に設けられた車体側支持部材24
との間にヨーダンパ25を架設することからヨーダンパ
25が車体外側端近傍に配設され、ヨーダンパ25によ
りヨーイングを有効的に減衰せしめることができる。
【0039】一方、トーションバー22の長さが十分確
保できて容易にアンチローリング機能が確保できる。か
つ車両設計の要求によりトーションバー22のねじれ剛
性の選択が確保され、アンチローリング特性を容易に変
更調整することができる。
【0040】また、ヨーダンパ25をアンチローリング
機構のリンク機構として機能させることによって全体構
成の及びヨーダンパ25の支持構造の簡素化が得られる
と共に取り付け作業が容易になり、かつ構成部品の削減
による重量軽減が得られると共に、左右の枕ばね5の間
に作業空間が確保されてメンテナンス作業等が容易にな
る。
【0041】更に、台車1の中央部の簡素化が得られる
ことから、二軸駆動台車に適用した場には、各車軸9に
配設された第一減速機と第2減速機との間に掛け渡され
て前後方向に延在する第2推進軸とアンチローリング装
置20等との干渉が容易に回避でき、第2推進軸の配置
が容易になり、台車1の設計の自由度が確保できる。
【0042】本発明は上記実施の形態に限定されること
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であ
る。例えば上記実施の形態ではトーションバー22を台
車1にトーションバー支持部21を介して支持したが、
トーションバー22を車体30の下面に沿って左右に延
在せしめて車体30側に支持し、トーションバー22の
端部と台車1との間にヨーダンパ25を架設することも
可能であり、また、上記実施の形態では車体側支持部材
24とヨーダンパ25に間に弾性部材28を介して揺動
自在に連結したが、ラバーブッシュ等を介して揺動自在
に連結することも可能である。更に、実施の形態ではボ
ルスタレス台車を有する鉄道車両を例に説明したが、台
車上に枕ばねを介して車体を支持する車体直結式空気ば
ね式台車を備えた鉄道車両に適用することも可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明した本発明による鉄道車両のア
ンチローリング装置によると、トーションバーを介して
台車と車体とに連結されて架設されたヨーダンパの伸縮
運動によって有効的に車体のヨーイングを減衰させるこ
とができ、かつ車体のローリングに伴って逆方向に回転
する各ヨーダンパによってトーションバーねじれが付与
されて、復元モーメントが発生して車体のローリングが
制限されてアンチローリング機構が得られる。
【0044】また、ヨーダンパをアンチローリング機構
のリンク機構として機能せしめることによって全体構成
及びヨーダンパの支持構造の簡素化が得られ、かつ構成
部品の削減による重量軽減が得られると共に、作業空間
が容易に確保されてメンテナンス作業等が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鉄道車両のアンチローリング装置
の実施の形態の概要を示す平面図である。
【図2】同じく、図1の側面図である。
【図3】同じく、図1におけるA部の要部拡大斜視図で
ある。
【図4】同じく、アンチローリング装置の作用説明図で
あり、(a)はローリングする場合の作用説明図、
(b)は上下方向に振動する場合の作用説明図である。
【図5】同じく、模式的に示す作用説明図である。
【図6】従来のアンチローリング装置の概要を示す要部
側面図である。
【図7】同じく、アンチローリング装置の作用説明図で
あり、(a)はローリングする場合の作用説明図、
(b)は上下方向に振動する場合の作用説明図である。
【符号の説明】
1 台車 2 台車枠 3 側梁 4 横梁 5 枕ばね 6 ばね支持部 7 ばね座 8 車輪 9 車軸 11 軸ばね 20 アンチローリング装置 21 トーションバー支持部 21a 円筒案内面 22 トーションバー 22a セレーション 24 車体側支持部材 25 ヨーダンパ 26 連結部材 27 ピン 28 弾性部材 30 車体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車上に枕ばねを介して車体が支持され
    た鉄道車両のアンチローリング装置において、 上記台車または車体のいずれか一方に回転自在に支持さ
    れて車幅方向に延在するトーションバーと、 該トーションバーの各端部に各々一端が該トーションバ
    ーのねじれ方向の相対回転が阻止されて連結され、かつ
    略車両前後方向に延在して各他端が上記台車または車体
    の他方に連結された一対のヨーダンパと、 を備えたことを特徴とする鉄道車両のアンチローリング
    装置。
  2. 【請求項2】 上記トーションバーは、両端が上記台車
    の側梁より車幅方向外方に突出して延在すると共に、各
    ヨーダンパが側梁より外方に配置されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の鉄道車両のアンチローリング装置。
  3. 【請求項3】 上記ヨーダンパは、一端が連結部材を介
    して上記トーションバーのねじれ方向の相対回転が阻止
    され、かつ車幅方向に揺動自在に連結されたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の鉄道車両のアンチロー
    リング装置。
  4. 【請求項4】 上記トーションバーの端部と連結部材と
    がセレーション結合され、連結部材とヨーダンパの一端
    が略上下方向に延在するピンによって車幅方向に揺動自
    在にピン結合されたことを特徴とする請求項3に記載の
    鉄道車両のアンチローリング装置。
  5. 【請求項5】 上記台車は、ボルスタレス式台車である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉄道
    車両のアンチローリング装置。
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