JP2012501310A - 呼吸器疾患の処置のためのp38MAPキナーゼ阻害剤としての7−(ピペラジン−1−イルメチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(フェニル)−アミド誘導体及び関連化合物 - Google Patents

呼吸器疾患の処置のためのp38MAPキナーゼ阻害剤としての7−(ピペラジン−1−イルメチル)−1H−インドール−2−カルボン酸(フェニル)−アミド誘導体及び関連化合物 Download PDF

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Abstract

本発明は、呼吸器の病気、特に喘息及びCOPDの処置用の一般式(I)の化合物に関する。

Description

本発明は、一般式(I):
Figure 2012501310

[式中、基:Ar、L、M、T、m、n、p、R、及びRは、本明細書に後述するように定義される」で示される新たな置換ヘテロアリールカルボキサミド誘導体(その互変異性体、立体異性体、混合物及び塩を含む)に関する。本発明は更に、本発明の式(I)の化合物を含有する医薬及び呼吸器の病気の処置のための医薬を製造するための本発明の化合物の使用に関する。本発明は更に、医薬の製造のための方法に関する。
文献では、酵素p38マイトジェン活性化タンパク質(MAP)キナーゼ(p38 MAP−キナーゼ又はp38−キナーゼとも称する)に阻害効果を有する化合物が、とりわけ、呼吸器の病気、特にCOPD及び喘息の処置のために提唱されている(参照:P. J. Barnes, Journal of Allergy and Clinical Immunology 2007, 119 (5), 1055-1062及びM. F. Fitzgerald, J. C. Fox, Drug Discovery Today 2007, 12 (11/12), 479-486、ならびに本明細書において引用する文献)。
置換ヘテロアリールカルボキサミド及びその製造ならびにp38 MAPキナーゼ阻害剤としてのその有力な活性は、公開国際特許出願WO 2003/087085; WO 2005/016918; WO 2005/108387及びWO 2006/026235から公知である。
発明の目的
本発明の目的は、新たな置換ヘテロアリールカルボキサミド、特に酵素p38 MAPキナーゼに効果を有するそれらを開示することである。本発明の更なる目的は、インビトロ及び/又はインビボにおいて酵素p38 MAPキナーゼに阻害効果を有し、かつ適切な薬理学的及び/又は薬物動態学的及び/又は物理化学的特性を有する置換ヘテロアリールカルボキサミドを、医薬としてそれらを使用することができるように示すことである。
本発明の更なる目的は、呼吸器の病気、特にCOPD及び喘息の予防及び/又は治療のために適切な新たな医薬組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、当業者には前述及び後述の論考から直ちに明らかになるだろう。
発明の要旨
第1の態様において、本発明は、一般式(I):
Figure 2012501310

{式中、
Arは、式(II)、(III)又は(IV):
Figure 2012501310

[式中、
は、C1−6−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−4−アルコキシ、C1−2−ペルフルオロアルキル、3−メチル−オキセタン−3−イル、C1−2−ペルフルオロアルコキシ、モルホリニルを意味し、
ここで、該シクロアルキル基は、場合により、C1−3−アルキルで置換されていてもよく、
は、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシを意味し、
は、H、C1−5−アルキル−スルホニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−スルホニル−アミノ、(C1−5−アルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、C1−5−アルキル−カルボニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−カルボニル−アミノ、(C1−5−アルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、アミノカルボニル、C1−5−アルキル−アミノ−カルボニル、C3−6−シクロアルキル−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−2−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピロリジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−C1−5−アルキル−ピペラジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、3−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル、C3−6−シクロアルキル−スルフィニル、C1−5−アルキル−スルホニル、C3−6−シクロアルキル−スルホニル、ヒドロキシ−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル−メチル、C1−5−アルキル−スルホニル−メチルを意味し、
は、C1−3−アルキル又はフェニルを意味し、
ここで、該C1−3−アルキル基は、場合により、ヒドロキシ又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノで置換されていてもよく、
該フェニル基は、場合により、フッ素又はC1−3−アルキルで置換されていてもよく、
D又はEは、窒素を表し、
G及びE’は、互いに独立に、窒素又は酸素を表し、
ここで、E’が窒素を意味する場合、Rは、E’にのみ結合している]で示される置換基を意味し、
は、C4−6−シクロアルキル系(これは、場合により、Rで1置換〜2置換されていてもよい1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
ここで、Rは、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、C1−3−アルコキシ、アミノ、C1−3−アルキル−アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノであってもよく、
は、水素、ハロゲン又はC1−4−アルキルを意味し、
Lは、−C(H)<又は−N<を意味し、
Mは、−C(H)<又は−N<を意味し、
Tは、結合又はC1−4−アルキレンを意味するが、
該C1−4−アルキレン基は、C1−2−アルキルで置換されていてもよく、
mは、0、1、2又は3を意味し、
nは、1、2又は3を意味し、
pは、0、1、2又は3を意味するが、
ここでは、特記のない限り、上記アルキル基は、直鎖状もしくは分岐鎖状であってよい}で示されるヘテロアリールカルボキサミド、その互変異性体、立体異性体、混合物及び塩、特にその生理学的に許容しうる塩に関する。
好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−C−C−アルキル、−C−C−シクロアルキル、−CF、−CFCF、又は下記:
Figure 2012501310

を意味するが、
該−C−C−シクロアルキル基は、−C−C−アルキルで置換されていてもよく、
は、−H、−C−C−アルキル又は−O−C−C−アルキルを意味し、
は、
−NH−S(O)−C−C−アルキル;
−NH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−N(CH)−S(O)−C−C−アルキル;
−N(CH)−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−NH−C(O)−C−C−アルキル;
−NH−C(O)−C−C−シクロアルキル;
−N(CH)−C(O)−C−C−アルキル;
−N(CH)−C(O)−C−C−シクロアルキル;
−C(O)−NH
−C(O)−NH−C−C−アルキル;
−C(O)−N(ジ−C−C−アルキル);
−C(O)−NH−C−C−シクロアルキル;
−C(O)−N(C−C−アルキル)(C−C−シクロアルキル);
−S(O)−C−C−アルキル;
−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−S(O)−C−C−アルキル;
−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−C−C−アルキル−OH;
−CH−S(O)−C−C−アルキル;
−CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−CH−S(O)−C−C−アルキル;
−CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−C−C−アルキレン−N(R、R8’)より選択される]で示される置換基であり、
は、−C−C−シクロアルキル(これは、環中に1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
ここで、Rは、場合により、−C−C−アルキル、−OH、−O−C−C−アルキル、及び−N(R、R9’)より選択される基で置換されていてもよく、
は、−H、−ハロゲン及びC−C−アルキルより選択され、
ここで、各場合において、R、R8’、R及びR9’は、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
ここで、2個の基RとR8’は、それらが結合している窒素と一緒になって、4員〜6員環系(これらは、−OH又は−N(R10、R10’)で置換されていてもよい)を形成してもよく、
ここで、各場合において、R10及びR10’は、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
L及びMは、互いに独立に、−CH<及び−N<より選択され、
Tは、結合及び−C−C−アルキレンより選択されるが、
該C1−3−アルキレン基は、メチルで置換されていてもよく、
mは、0〜3であってよく、
nは、1〜3であってよく、
pは、0〜3であってよい}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−CH、−C、−n−C、−i−C、−C(CH、−n−C、−CH−i−C、−CH(CH)(C)、−n−C11、−CH−CH−i−C、−CH−C(CH、−CF、−CFCF、又は下記:
Figure 2012501310

より選択され、
は、H、−O−CH、−O−Cより選択され、
は、H、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−i−C、NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−CH−i−C、−NH−S(O)−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C11、−NH−S(O)−(CH−i−C、−NH−S(O)−CH−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−CH−i−C、−NH−C(O)−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C11、−NH−C(O)−(CH−i−C、−NH−C(O)−CH−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−N(CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−N(i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(n−C、−C(O)−NH−CH−i−C、−C(O)−N(CH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(n−C、−CH−N(i−C、−CH−N(n−C、−CH−N(CH−i−C、下記:
Figure 2012501310

−S(O)−CH、−S(O)−CH、−S(O)−C、−S(O)−C、−CH−OH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−C又は−CH−S(O)−Cより選択される]で示される置換基であり、
は、下記:
Figure 2012501310

より選択され、
は、Hを意味し、
Lは、−CH<又は−N<より選択され、
Mは、−N<又は−CH<を意味し、
Tは、結合又は−CH−より選択されるが、
該−CH−基は、メチルで置換されていてもよく、
mは、1又は2であってもよく、
nは、1又は2であってもよい}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’’’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−C(CH、−CH(CH)(C)、−i−C、−CH−i−C、−CF又は−CFCFを意味し、
は、−O−CH又は−O−Cを意味し、
は、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−N(CH,−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(i−C、下記:
Figure 2012501310

−S(O)−CH、−S(O)−CH、−CH−OH、−CH−S(O)−CH又は−CH−S(O)−CHより選択される]で示される置換基であり、
は、下記:
Figure 2012501310

より選択され、
は、−Hを意味し、
Lは、−CH<及び−N<より選択され、
Mは、−N<を意味し、
Tは、結合を意味し、
mは、1を意味し、
nは、1を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(IIa)、(IIIa)又は(IVa):
Figure 2012501310

[式中、
は、C1−6−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−4−アルコキシ、C1−2−ペルフルオロアルキル、3−メチル−オキセタン−3−イル、C1−2−ペルフルオロアルコキシ、モルホリニルを意味し、
ここで、該シクロアルキル基は、場合により、C1−3−アルキルで置換されていてもよく、
は、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシを意味し、
は、H、C1−5−アルキル−スルホニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−スルホニル−アミノ、(C1−5−アルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、C1−5−アルキル−カルボニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−カルボニル−アミノ、(C1−5−アルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、アミノカルボニル、C1−5−アルキル−アミノ−カルボニル、C3−6−シクロアルキル−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−2−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピロリジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−C1−5−アルキル−ピペラジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、3−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル、C3−6−シクロアルキル−スルフィニル、C1−5−アルキル−スルホニル、C3−6−シクロアルキル−スルホニル、ヒドロキシ−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル−メチル、C1−5−アルキル−スルホニル−メチルを意味し、
は、C1−3−アルキル又はフェニルを意味するが、
該C1−3−アルキル基は、場合により、ヒドロキシ又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノで置換されていてもよく、
該フェニル基は、場合により、フッ素又はC1−3−アルキルで置換されていてもよく、
D又はEは、窒素を表し、
G及びE’は、互いに独立に、窒素又は酸素を表し、
ここで、E’が窒素を意味する場合、Rは、E’にのみ結合している]で示されるうちの一つの式の置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、式(IIa)又は(IIIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオ−ペンチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、3−メチル−オキセタン−3−イル、トリフルオロメトキシ、モルホリン−4−イルを意味し、
は、H、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシを意味し、
は、H、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、n−ブチル−スルホニル−アミノ、i−ブチル−スルホニル−アミノ、sec−ブチル−スルホニル−アミノ、tert−ブチル−スルホニル−アミノ、n−ペンチル−スルホニル−アミノ、i−ペンチル−スルホニル−アミノ、ネオ−ペンチル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、シクロブチル−スルホニル−アミノ、シクロペンチル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、n−ブチル−カルボニル−アミノ、i−ブチル−カルボニル−アミノ、sec−ブチル−カルボニル−アミノ、tert−ブチル−カルボニル−アミノ、シクロブチル−カルボニル−アミノ、n−ペンチル−カルボニル−アミノ、i−ペンチル−カルボニル−アミノ、ネオ−ペンチル−カルボニル−アミノ、シクロペンチル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、n−プロピルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、n−ブチルアミノ−カルボニル、i−ブチルアミノ−カルボニル、sec−ブチルアミノ−カルボニル、tert−ブチルアミノ−カルボニル、n−ペンチルアミノ−カルボニル、i−ペンチルアミノ−カルボニル、ネオ−ペンチルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、シクロブチルアミノ−カルボニル、シクロペンチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−sec−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−tert−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味し、
D又はEは、窒素を表す]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、式(IIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、i−プロピル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシを意味し、
は、メトキシ、エトキシを意味し、
は、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味する]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、式(IIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、tert−ブチル、sec−ブチル、i−プロピル、i−ブチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルを意味し、
は、メトキシ、エトキシを意味し、
は、メチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、(R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、(S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、メチル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味する]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−C−C−アルキル、−C−C−シクロアルキル、−CF、−CFCF、又は下記:
Figure 2012501310

を意味するが、
該−C−C−シクロアルキル基は、−C−C−アルキルで置換されていてもよく、
は、−H、−C−C−アルキル又は−O−C−C−アルキルを意味し、
は、
−NH−S(O)−C−C−アルキル;
−NH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−N(CH)−S(O)−C−C−アルキル;
−N(CH)−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−NH−C(O)−C−C−アルキル;
−NH−C(O)−C−C−シクロアルキル;
−N(CH)−C(O)−C−C−アルキル;
−N(CH)−C(O)−C−C−シクロアルキル;
−C(O)−NH
−C(O)−NH−C−C−アルキル;
−C(O)−N(ジ−C−C−アルキル);
−C(O)−NH−C−C−シクロアルキル;
−C(O)−N(C−C−アルキル)(C−C−シクロアルキル);
−S(O)−C−C−アルキル;
−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−S(O)−C−C−アルキル;
−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−C−C−アルキル−OH
−CH−S(O)−C−C−アルキル;
−CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−CH−S(O)−C−C−アルキル;
−CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
−C−C−アルキレン−N(R,R8’)より選択され、
ここで、R及びR8’は各々、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
ここで、2個の基R及びR8’は、それらが結合している窒素と一緒になって、4員〜6員環系(これは、−OH又は−N(R10、R10’)で置換されていてもよい)を形成してもよく、
ここで、R10及びR10’は各々、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態での化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−CH、−C、−n−C、−i−C、−C(CH、−n−C、−CH−i−C、−CH(CH)(C)、−n−C11、−CH−CH−i−C、−CH−C(CH、−CF、−CFCF、又は下記:
Figure 2012501310

より選択され、
は、H、−O−CH又は−O−Cより選択され、
は、H、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−i−C、NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−CH−i−C、−NH−S(O)−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C11、−NH−S(O)−(CH−i−C、−NH−S(O)−CH−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−CH−i−C、−NH−C(O)−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C11、−NH−C(O)−(CH−i−C、−NH−C(O)−CH−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−N(CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−N(i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(n−C、−C(O)−NH−CH−i−C、−C(O)−N(CH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(n−C、−CH−N(i−C、−CH−N(n−C、−CH−N(CH−i−C、下記:
Figure 2012501310

−S(O)−CH、−S(O)−CH、−S(O)−C、−S(O)−C、−CH−OH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−C又は−CH−S(O)−Cより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、一般式(I):
{式中、
Arは、一般式(II’’’):
Figure 2012501310

[式中、
は、−C(CH、−CH(CH)(C)、−i−C、−CH−i−C、−CF又は−CFCFを意味し、
は、−O−CH又は−O−Cを意味し、
は、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−N(CH,−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(i−C、下記:
Figure 2012501310

−S(O)−CH、−S(O)−CH、−CH−OH、−CH−S(O)−CH又は−CH−S(O)−CHより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、C4−6−シクロアルキル系(これは、場合により、Rで1置換〜2置換されていてもよい、1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
ここで、Rは、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、C1−3−アルコキシ、アミノ、C1−3−アルキル−アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノであってもよい、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、1−メチル−アゼチジン−2−イル、1−メチル−アゼチジン−3−イル、1−エチル−アゼチジン−2−イル、1−エチル−アゼチジン−3−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、3−アミノ−ピロリジン−1−イル、3−メチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−エチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル、1−メチル−ピロリジン−2−イル、1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−エチル−ピロリジン−2−イル、1−エチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、4−アミノ−ピペリジン−1−イル、4−メチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−エチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル、1−メチル−ピペリジン−2−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、1−エチル−ピペリジン−2−イル、1−エチル−ピペリジン−3−イル、1−エチル−ピペリジン−4−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、4−エチル−ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルを意味する、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、1−メチル−アゼチジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、(2RS)−1−メチル−アゼチジン−2−イル、(2S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2S)−ピロリジン−2−イル、(2S,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2S,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、(3S)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、(3R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、(3S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、(3S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルを意味する、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、−C−C−シクロアルキル(これは、環中に1〜2個の窒素原子を含有する)より選択されるが、
は、場合により、−C−C−アルキル、−OH、−O−C−C−アルキル、及び−N(R,R9’)より選択される基で置換されていてもよく、
ここで、R、R9’は、先に記載の意味を有する、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、下記:
Figure 2012501310

より選択される、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、下記:
Figure 2012501310

より選択される、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、−H、−F、−Cl及び−CHより選択され、そして
pが、0、1、2又は3より選択される、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
が、Hである、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
L及びMが、互いに独立に、−CH<及び−N<より選択される、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
Lが、−CH<又は−N<より選択される、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
Mが、−N<を意味する、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
Tが、結合及び−C−C−アルキレンより選択されるが、
該−C−C−アルキレン基は、メチルで置換されていてもよい、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
Tが、結合、及び−CH−より選択されるが、
該−CH−基は、メチルで置換されていてもよい、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様において、本発明は、
Tが、結合を意味する、
場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様は、喘息又はCOPDより選択される疾患の処置のための上記の一般式(I)の化合物に関する。
別の好ましい実施態様は、喘息又はCOPDより選択される疾患の処置のための医薬の製造のための上記の一般式(I)の化合物の使用に関する。
本発明の一般式(I)の化合物及びその生理学的に許容しうる塩は、有用な薬理学的特性、特に酵素p38 MAP−キナーゼに対する阻害効果を有する。
本発明はまた、無機又は有機酸との、本発明の化合物の生理学的に許容しうる塩に関する。本発明は、その薬理学的に許容しうる塩の形態である式(I)のそれぞれの化合物に関する。式(I)の化合物のこれらの薬理学的に許容しうる塩はまた、それぞれの水和物の形態(例えば、一水和物、二水和物、等)で、ならびにそれぞれの溶媒和物の形態で存在しうる。
式(I)の化合物の水和物とは、本発明の範囲内で、結晶の水を含有している式(I)の化合物の結晶塩を意味する。式(I)の化合物の溶媒和物とは、本発明の範囲内で、結晶格子中に溶媒(例えば、エタノール、メタノール、等)の分子を含有する式(I)の化合物の結晶塩を意味する。当業者は、水和物及び溶媒和物を得るための標準的方法(例えば、対応する溶媒から又は水からの再結晶化)に精通している。
したがって医薬組成物としての、生理学的に許容しうる塩を含む本発明の化合物の使用もまた、本発明の目的である。
本発明は更に、本発明の少なくとも1つの化合物又は本発明の生理学的に許容しうる塩を、場合により1つ以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に含む医薬に関する。
本発明はまた、酵素p38 MAP−キナーゼを阻害することによって影響を受けうる疾患又は病状の治療又は予防のために適切な医薬を製造するための、本発明の少なくとも1つの化合物又はかかる化合物の生理学的に許容しうる塩の使用にも関する。
本発明は更に、酵素p38 MAP−キナーゼを阻害するための医薬組成物を製造するための本発明の少なくとも1つの化合物の使用に関する。
本発明はまた、本発明の化合物が、非化学的方法により1つ以上の不活性担体及び/又は希釈剤中に組み入れられることを特徴とする、本発明の医薬の製造方法に関する。
下記のVa、Vb及びVc:
Figure 2012501310

で示される化合物は、明らかに本発明の一部ではない。
発明の詳細な記載
特記のない限り、基、残基及び置換基、特にAr、R〜R、L、M、T、m、n及びpは、本明細書中に前述及び後述の意味を有する。
残基、置換基又は基が、1つの化合物中に数回現れる場合、それらは同じ又は異なる意味を有してもよい。
本発明の好ましい実施態様は、下記定義により表される:
a)Arの定義(a)について好ましさが増す順について述べると、(a)[好ましくは]から始めて、次いで(a)[特に好ましくは]、(a)[最も特に好ましくは]、(a)[全ての中で最も好ましくは]までは、下記のとおりである:
(a): 好ましくは、Arは、式(IIa)、(IIIa)又は(IVa):
Figure 2012501310

[式中、
は、C1−6−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−4−アルコキシ、C1−2−ペルフルオロアルキル、3−メチル−オキセタン−3−イル、C1−2−ペルフルオロアルコキシ、モルホリニルを意味し、
ここで、該シクロアルキル基は、場合により、C1−3−アルキルで置換されていてもよく、
は、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシを意味し、
は、H、C1−5−アルキル−スルホニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−スルホニル−アミノ、(C1−5−アルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、C1−5−アルキル−カルボニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−カルボニル−アミノ、(C1−5−アルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、アミノカルボニル、C1−5−アルキル−アミノ−カルボニル、C3−6−シクロアルキル−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−2−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピロリジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−C1−5−アルキル−ピペラジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、3−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル、C3−6−シクロアルキル−スルフィニル、C1−5−アルキル−スルホニル、C3−6−シクロアルキル−スルホニル、ヒドロキシ−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル−メチル、C1−5−アルキル−スルホニル−メチルを意味し、
は、C1−3−アルキル又はフェニルを意味するが、
該C1−3−アルキル基は、場合により、ヒドロキシ又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノで置換されていてもよく、
該フェニル基は、場合により、フッ素又はC1−3−アルキルで置換されていてもよく、
D又はEは、窒素を表し、
G及びE’は、互いに独立に、窒素又は酸素を表し、
ここで、E’が窒素を意味する場合、Rは、E’にのみ結合している]で示される置換基を意味する。
(a): 特に好ましくは、Arは、式(IIa)又は(IIIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオ−ペンチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、3−メチル−オキセタン−3−イル、トリフルオロメトキシ、モルホリン−4−イルを意味し、
は、H、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシ意味し、
は、H、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、n−ブチル−スルホニル−アミノ、i−ブチル−スルホニル−アミノ、sec−ブチル−スルホニル−アミノ、tert−ブチル−スルホニル−アミノ、n−ペンチル−スルホニル−アミノ、i−ペンチル−スルホニル−アミノ、ネオ−ペンチル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、シクロブチル−スルホニル−アミノ、シクロペンチル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、n−ブチル−カルボニル−アミノ、i−ブチル−カルボニル−アミノ、sec−ブチル−カルボニル−アミノ、tert−ブチル−カルボニル−アミノ、シクロブチル−カルボニル−アミノ、n−ペンチル−カルボニル−アミノ、i−ペンチル−カルボニル−アミノ、ネオ−ペンチル−カルボニル−アミノ、シクロペンチル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、n−プロピルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、n−ブチルアミノ−カルボニル、i−ブチルアミノ−カルボニル、sec−ブチルアミノ−カルボニル、tert−ブチルアミノ−カルボニル、n−ペンチルアミノ−カルボニル、i−ペンチルアミノ−カルボニル、ネオ−ペンチルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、シクロブチルアミノ−カルボニル、シクロペンチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−sec−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−tert−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味し、
D又はEは、窒素を表す]で示される置換基を意味する。
(a): 最も特に好ましくは、Arは、式(IIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、i−プロピル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシを意味し、
は、メトキシ、エトキシを意味し、
は、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチル]で示される置換基を意味する。
(a): 全ての中で最も好ましくは、Arは、式(IIa):
Figure 2012501310

[式中、
は、tert−ブチル、sec−ブチル、i−プロピル、i−ブチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルを意味し、
は、メトキシ、エトキシを意味し、
は、メチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、(R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、(S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、メチル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチル]で示される置換基を意味する。
b)Rの定義(b)について好ましさが増す順について述べると、(b)[好ましくは]から始めて、次いで(b)[特に好ましくは]、(b)[最も特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(b): 好ましくは、
は、C4−6−シクロアルキル系(これは、場合により、Rで1置換〜2置換されていてもよい1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
ここで、Rは、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、C1−3−アルコキシ、アミノ、C1−3−アルキル−アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノであってよい。
(b): 特に好ましくは、
は、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、1−メチル−アゼチジン−2−イル、1−メチル−アゼチジン−3−イル、1−エチル−アゼチジン−2−イル、1−エチル−アゼチジン−3−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、3−アミノ−ピロリジン−1−イル、3−メチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−エチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル、1−メチル−ピロリジン−2−イル、1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−エチル−ピロリジン−2−イル、1−エチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、4−アミノ−ピペリジン−1−イル、4−メチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−エチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル、1−メチル−ピペリジン−2−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、1−エチル−ピペリジン−2−イル、1−エチル−ピペリジン−3−イル、1−エチル−ピペリジン−4−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、4−エチル−ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルを意味する。
(b): 最も特に好ましくは、
は、1−メチル−アゼチジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、(2RS)−1−メチル−アゼチジン−2−イル、(2S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2S)−ピロリジン−2−イル、(2S,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2S,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、(3S)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、(3R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、(3S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、(3S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルである。
c)Rの定義(c)について好ましさが増す順について述べると、(c)[好ましくは]から始めて、(c)[特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(c): 好ましくは、Rは、水素、フッ素、塩素又はメチルを意味する。
(c): 特に好ましくは、Rは、水素を意味する。
d)Mの定義(d)について好ましさが増す順について述べると、(d)[好ましくは]から始めて、(d)[特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(d): 好ましくは、Mは、−N<又は−CH<である。
(d): 好ましくは、Mは、−N<である。
e)Lの定義(e)について好ましさが増す順について述べると、(e)[好ましくは]から始めて、(e)[特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(e): 好ましくは、Lは、−N<又は−CH<である。
(e): 好ましくは、Lは、−N<である。
f)Tの定義(f)について好ましさが増す順について述べると、(f)[好ましくは]から始めて、次いで(f)[特に好ましくは]、(f)[最も特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(f): 好ましくは、Tは、結合又はC1−2−アルキレンを意味する。
(f): 特に好ましくは、Tは、結合又はメチレンを意味する。
(f): 最も特に好ましくは、Tは、結合を意味する。
g)mの定義(g)について好ましさが増す順について述べると、(g)[好ましくは]から始めて、(g)[特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(g): 好ましくは、mは、0、1又は2を意味する。
(g): 特に好ましくは、mは、1又は2を意味する。
(h): 好ましくは、nは、1である。
i)pの定義(i)について好ましさが増す順について述べると、(i)[好ましくは]から始めて、次いで(i)[特に好ましくは]、(i)[最も特に好ましくは]までは、下記のとおりである:
(i): 好ましくは、pは、0、1又は2である。
(i): 特に好ましくは、pは、0又は1である。
(i): 最も特に好ましくは、pは、0である。
先に示すように、各a、b、c、d、e、f、g、h、iは、それぞれの基の定義された個々の実施態様を表す。本明細書の前述の定義にしたがって、各個々の好ましい実施態様は、表記(a)により完全に特徴つけられているが、一方、各場合の指数(i)は個々の実施態様を意味し、そして個々の指数(i)は互いに独立に可変である。括弧内の表記によって含まれる全ての個々の実施態様は、指数(i)が上記の定義にしたがって所望のように変更され組み合わせられるかもしれないが、当然、本発明により包含されている。
下記の表1は、第1の行から最後の行へと好ましさの増す順を付けて、例として好ましい実施態様E−1〜E−14のリストを含む。したがって、表1の最後の行に示している実施態様E−14は、最高の好ましさを有している。
Figure 2012501310

その互変異性体、立体異性体、及び混合物を含む。
本願において記載され及び特許請求される式(I)の化合物は、2つの点において特に有利であることが証明された。一つには、それらは比較的容易に溶けやすい。もう一方には、それらはチトクロームP450 2C9−イソ酵素を比較的限られた範囲で阻害し、このことは、本明細書で記載され及び特許請求される化合物が、チトクロームP450 2C9 イソ酵素に基づく薬剤−薬剤相互作用に対して、あるとしても限られた特質のみを有するいう目安として一般的に受け入れられている。例えば、下記化合物(その互変異性体、立体異性体、及び混合物を含む)は、好ましい化合物として記述されている:
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−((2R,4R)−4−メトキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−((2R,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−((2R,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−プロピオニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−{4−[2−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−{4−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[1−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[1−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−[4−(アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−{4−[2−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(R)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(2−ピペラジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−{5−tert−ブチル−3−[(ジイソプロピルアミノ)−メチル]−2−メトキシ−フェニル}−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジエチルアミノメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−エチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−メチルカルバモイル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−カルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジメチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−sec−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソプロピル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−エトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−プロピオニルアミノ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アセチルアミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロパンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
本発明の化合物を説明するために本明細書の先で及び本明細書の以下で使用される用語は、下記に、より詳細に定義される。
本明細書において使用されるとき「置換されている」という用語は、特定の原子(基の/残基の)1個以上の水素原子が、特定の群より選択される原子(基/残基)により置き換えられていること(但し、対応する原子の可能な原子価数を超えず、かつこの置換によって安定的な化合物が得られること)を意味する。
ハロゲンという用語は、F、Cl、Br及びIの中より選択される原子を意味する。
ヘテロ原子という用語は、N、O、S又はPより選択される原子を意味する。同等の方法で、ヘテロアルキル、ヘテロアリール等は、炭素原子がヘテロ原子で置き換えられている、アルキル又はアリール構造を意味する。
1−n−アルキル(ここで、nは、本明細書で先に特定した値を有してよい)という用語は、1〜n個のC原子を持つ飽和の分岐又は非分岐の炭化水素基を意味する。このような基の例には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオ−ペンチル、tert−ペンチル、n−ヘキシル、i−ヘキシル、等が挙げられる。
1−n−アルコキシ又はC1−n−アルキルオキシという用語は、C1−n−アルキル−O基を意味し、ここで、C1−n−アルキルは、本明細書中に前記で定義されているとおりである。このような基の例には、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、i−ペントキシ、ネオ−ペントキシ、tert−ペントキシ、n−ヘキソキシ、i−ヘキソキシ、等が挙げられる。
1−n−アルキルカルボニル又はC1−n−アルキル−カルボニルという用語は、C1−n−アルキル−C(=O)基を意味し、ここで、C1−n−アルキルは、本明細書中に前記で定義されているとおりである。このような基の例には、メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、i−プロピルカルボニル、n−ブチルカルボニル、i−ブチルカルボニル、sec−ブチルカルボニル、tert−ブチルカルボニル、n−ペンチルカルボニル、i−ペンチルカルボニル、ネオ−ペンチルカルボニル、tert−ペンチルカルボニル、n−ヘキシルカルボニル、i−ヘキシルカルボニル、等が挙げられる。
3−n−シクロアルキル(ここで、nは、本明細書で先に特定した値と見なしてよい)という用語は、3〜n個のC原子を持つ飽和の単環式、二環式、三環式又はスピロ式の炭素環基を意味する。このような基の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロペプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロドデシル、ビシクロ[3,2,1]オクチル、スピロ[4,5]デシル、ノルピニル、ノルボルニル、ノルカリル、アダマンチル、等が挙げられる。好ましくは、C3−7−シクロアルキルという用語は、飽和単環基を含む。同様に、環状基は、接尾語「c−」で表される。例えば、「c−ヘキシル」は、シクロヘキシルを意味し、又は「c−C3−n−アルキル」は、3〜n個の環原子を持つ環状アルキル基を意味する。
3−n−シクロアルキルカルボニル又はC3−n−シクロアルキル−カルボニルという用語は、C3−n−シクロアルキル−C(=O)基(ここで、C3−n−シクロアルキルは、本明細書中に前記で定義したとおりである)を意味する。
3−n−シクロアルキルスルホニル又はC3−n−シクロアルキル−スルホニルという用語は、C3−n−シクロアルキル−S(=O)基(ここで、C3−n−シクロアルキルは、本明細書中に前記で定義したとおりである)を意味する。
ジ−(C1−3−アルキル)アミノという用語は、同一又は2個の異なるアルキル基を有するアミノ基を含む。
例えばR、R、R、R、R、又はRの基中で出現しているアルキル基が置換される、例えばフッ素化されることができる場合、これには、アルキルを直接的に表す基中のアルキル基のみならず、アルキル基を含む他の定義中のアルキル基も、例えばアルキルオキシ、アルキルカルボニル、アルコキシアルキル、等も含む。したがって、例えば、その中でアルキル基が部分的又は完全にフッ素化されることができる、アルキルオキシ又はアルコキシの定義中のR、R、R、R、R又はRはまた、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシを含む。
特記のない限り、フェニル基又はヘテロアリー基中の置換基の結合が、フェニル環又はヘテロアリール環の中心に対して示されている、上記及び本明細書中後記に使用される形式は、この置換基が、H原子を有しているフェニル又はヘテロアリール環の任意の自由な位置に結合することができることを意味する。
既に本明細書中に前述のように、本発明の一般式(I)の化合物及びその生理学的に許容しうる塩は、有用な薬理学的特性、特に酵素p38 MAP−キナーゼに対する阻害効果を有している。
新たな化合物の生物学的特性は下記のように試験することができる:
p38 MAPキナーゼ仲介シグナル伝達の阻害は、例えば酵素アッセイにより実証することができる。このアッセイで、キナーゼによるリン酸化基質の量を定量する。試験は、以下のように実施する:
酵素アッセイ:
キナーゼ反応を、HEPES(20mM、pH7)、MgCl(10mM)、DTT(1mM)及びTWEEN 20(0.01%)の存在下で実施する。最初に、ジメチルスルホキシド、又はジメチルスルホキシドに溶解した阻害剤(最終濃度:1μM)を、反応容器に入れる。次に活性化p38 MAPキナーゼ(最終濃度1nM)を加え、混合物を周囲温度で4時間インキュベートする。次に基質(GST−タグ付きATF2)とATPの混合物を加え、全てを更に1時間一緒にインキュベートする(ATP最終濃度:100μM;ATF2最終濃度:10nM)。
リン酸化ATF2の濃度を、化学発光から生じる発光により定量する。このために、ATF2及びリン酸化ATF2抗体上のグルタチオンに結合するグルタチオン・ドナービーズ(最終濃度:5μg/ml)を、反応混合物(最終濃度:3nM;これはキナーゼ反応により加えられたリン酸基と結合する)に加え、これにプロテインAアクセプタービーズ(最終濃度:5μg/ml)が結合する。これらの成分を、20mM HEPES pH7.0、200mM NaCL、80mM EDTA及び0.3%BSAを含有する緩衝液に溶解する。この反応混合物を暗所中で周囲温度にて1時間インキュベートする。これらのビーズが物理的に接近するとき、可視光が放出され、これを光度計520〜620nmで測定する。
評価:
本発明の化合物の阻害活性を決定するため、1μMの固定阻害剤濃度でキナーゼ活性が阻害されるパーセンテージを決定するために計算を行う。最大活性は、阻害されていないキナーゼにより決定する。最小活性又は非特異的バックグランド活性は、キナーゼを含まない反応混合物を用いて決定する。本発明の一般式(I)の化合物は、例えば、>50%の、好ましくは>90%の阻害値を示す。
表2は、「最終化合物の調製例」の節に詳述されている本発明の化合物により介在される−本明細書に前述のように−酵素p38 MAPキナーゼの阻害レベルの概略である。
溶解度の決定:
活性物質の固体0.75mgを含有している適切なウェルディッシュ中に、マッキルベイン(Mcllvaine)緩衝液(pH7.4)を加えることにより、飽和溶液を調製する。そのウェルを2時間振盪し、次に適切なフィルター膜(典型的には孔径0.45μmのポリテトラフルオロエチレン)を通して濾過する。濾液の最初の数滴を捨てることによりフィルター吸収を防ぐ。溶解した活性物質の量をUV分光法により決定する。
cyp2C9活性の決定:
試験化合物による[O−メチル−14C]−ナプロキセンのチトクロムP450 2C9−イソ酵素触媒O−脱メチル化の阻害を、ヒト組換えチトクロムP450 2C9を用いて37℃で測定する。
アッセイは、96−ウェルプレートを用いてロボットシステムで実施する。最終インキュベーション容量は、200μL[トリス緩衝液(0.1M)、塩化マグネシウム(5mM)、組換えタンパク質(40pmol/ml)、14C−標識化ナプロキセン(80μM)及び4種類の濃度(50μM、10μM、2μM及び0.4μM)のうちの1種の試験化合物(各回につき二連)]である。短時間のプレインキュベーションの後、反応を、コファクター(NADPH、1mM)の添加により開始させ、そして15分後、10%トリクロロ酢酸水溶液50μLの添加により停止させる。インキュベートの1つのアリコートを、96−ウェル固体相抽出プレートに移し、抽出する。反応の間に生成する14C−ホルムアルデヒドは固体相抽出プレート上に保持されないため、固体相抽出プレートを水で洗浄することにより未代謝基質から分離する。溶出液の1つのアリコートを、液体シンチレーションに適したウェルプレートに移す。これらのインキュベーション中の14C−ホルムアルデヒドの生成の速度を、試験化合物を全く含有しない対照と比較する。
IC50を、下記式を使用して最小二乗法により決定する:
%対照活性=(100%対照活性/(1+(I/IC50)S))−B
[式中:
I=阻害濃度
S=ピッチ
B=バックグラウンド活性]
最低濃度の試験化合物でさえも反応物の阻害が>50%の場合、IC50は、<0.4μMであると考えられる。
表2. 酵素p38 MAPキナーゼに対する、阻害剤濃度1μMでの本発明の一般式(I)の化合物の阻害効果
Figure 2012501310
適応
p38 MAPキナーゼ活性を阻害する能力に関して、本発明の一般式(I)の化合物及び対応するその薬学的に許容されうる塩は、p38 MAPキナーゼ活性の阻害により影響される全てのそれらの状態又は病気を治療及び/又は予防的処置するために理論的に適している。本発明の化合物は、例えば、p38 MAP−キナーゼにより仲介される異常なサイトカインレベルを改善するために、特にサイトカインIL−1、IL−4、IL−8及びTNF−αの過剰産生を調節するために適している。したがって、本発明の化合物は、疾患の、特に呼吸器の病気、胃腸疾患又は病気、炎症性疾患(特に気道、関節、皮膚、又は眼)、自己免疫疾患、骨の破壊性障害、増殖障害、血管形成障害、神経変性疾患、感染症及びウイルス性疾患、ならびに末梢又は中枢神経系の疾患の予防又は治療のために使用することができる。
例えば、急性気管支炎、アレルギー性気管支炎もしくは慢性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎(COPD)、咳、肺気腫症、アレルギー性もしくは非アレルギー鼻炎又は副鼻腔炎、慢性鼻炎または副鼻腔炎、喘息、肺胞炎、農夫の疾患(Farmer's disease)、反応性亢進気道、伝染性気管支炎もしくは肺炎、小児喘息、気管支拡張症、肺線維症、ARDS(急性成人呼吸促迫症候群)、気管支浮腫、肺浮腫、気管支炎,肺炎もしくは間質性肺炎(毒ガスの吸引、吸入などの様々な原因に起因する)、又は気管支炎、肺炎もしくは間質性肺炎(心不全、照射、化学療法、嚢胞性線維症及びα1抗トリプシン欠損症が原因)などの粘液産生の増加、炎症及び/又は気道の閉塞性疾患を伴う気道及び肺の疾患の予防及び治療に、当然、選好的言及がされる。
また特記されるべきは、消化管の炎症性疾患、例えば、胆嚢炎における急性もしくは慢性炎症性変化、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性偽ポリープ、若年性ポリープ、深在性嚢胞性大腸炎、腸管嚢腫様気腫症、胆管及び胆嚢の疾患(例えば胆石及び集塊(conglomerates))、関節リウマチなどの関節の炎症性疾患、又は皮膚(例えば乾癬)及び眼の炎症性疾患などの処置である。
例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病、急性及び慢性多発性硬化症、急性及び慢性疼痛ならびに脳の損傷(脳卒中、低酸素症又は頭蓋大脳外傷に起因する)などの末梢もしくは中枢神経系の疾患の予防及び治療にも、当然、選好的言及がされる。
その生理学的に許容しうる塩を含む本発明の化合物は、呼吸器の病気、特にCOPD及び喘息の予防又は治療に最も特に適している。
組み合わせ
本発明の一般式(I)の化合物は、その生物学的特性により、単独で又は本発明の式(I)の他の活性化合物と一緒に使用することができる。場合により、式(I)の化合物はまた、1つ以上の他の薬理学的活性物質と組み合わせて使用することができる。呼吸器の病気の処置のために、本発明の一般式(I)の化合物は、単独で、或いは、例えば、セクレトリティクス/secretolytics(例えば、アンブロキソール、N−アセチルシステイン、EGFR−阻害剤)、気管支拡張剤(例えば、チオトロピウム又はイプラトロピウム又はフェノテロール、サルメテロール、サルブタモール)、及び/又は抗炎症薬[例えば、テオフィリン又はグルココルチコイド(例えば、プレドニゾロン、プレドニゾン、ブチキソコルトプロピオネート、ベクロメタゾン ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、デキサメタゾン、ベタメタゾンなど)、ロイコトリエン受容体阻害剤又はロイコトリエン生合成阻害剤、抗ヒスタミン剤、PDE4阻害剤(例えば、エンプロフィリン、テオフィリン、ロフルミラスト、アリフロ(シロミラスト)、トフィミラスト、プマフェントリン、リリミラスト、アロフィリン、アチゾラムなど)]などの他の呼吸器治療薬と一緒に使用することができる。更に、これらの化合物はまた、非ステロイド系抗炎症物質(「NSAID」;例えば、イブプロフェン、セレコキシブ及びロフェコキシブなど)、ドパミンアゴニスト、スタチン、抗ウイルス活性物質、例えばアバカビル、PI3−キナーゼ阻害剤、MRP4−阻害剤、PAF−アンタゴニスト及び抗増殖剤(例えば、メトトレキセート/methotrexats、レフルノミド、FK506(タクロリムス、プログラフ))と組み合わせてもよい。1つ以上の上述の化合物を含有する組み合わせは、一緒に又は連続的に、同時投与、遂次投与又は個別投与のために使用することができる。これらの化合物は、単独で又は他の活性物質と組み合わせて、静脈内、皮下、筋肉内、腹腔内、鼻腔内、吸入、経皮又は経口経路により投与することができ、一方、エアロゾル製剤は、特に吸入に適している。
消化管領域の疾患の処置のために、本発明の一般式(I)の化合物はまた、単独で、或いは走化性又は分泌に効果を及ぼす物質と組み合わせて投与することができる。これらの組み合わせを、同時に又は遂次的に投与することができる。
更に本発明の化合物は、腫瘍治療において他の抗腫瘍治療薬と組み合わせて、例えば、トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、エトポシド)、有糸***阻害剤(例えば、ビンブラスチン)、核酸と相互作用する化合物(例えば、シスプラチン、シクロホスファミド、アドリアマイシン)、ホルモンアンタゴニスト(例えば、タモキシフェン)、代謝プロセスの阻害剤(例えば、5−FU等)、サイトカイン(例えば、インターフェロン)、抗体、等と組み合わせて使用することができる。これらの組み合わせを、同時に又は遂次的に投与することができる。
製剤
治療又は予防のために相当する活性を達成するために必要な用量は、通常、投与される化合物、患者、疾病又は症状の性質及び重篤度、ならびに投与の方法及び頻度に依存し、そして患者の担当医師が決定すべきことである。便宜上、用量は、吸入により0.01〜100mg/kg、好ましくは0.01〜10mg/kg、そして経口経路により0.01〜100mg/kg,好ましくは0.01〜10mg/kg、各場合において1日に1〜4回で投与することができる。この目的のために、本発明により調製される式(I)の化合物は、場合により他の活性物質と組み合わせて、1つ以上の不活性な従来の担体、保存剤及び/又は希釈剤と、例えば、グルコース、アラビノース、乳糖、サッカロース、マルトース、デキストラン、トウモロコシデンプン、乳糖、スクロース、微晶質セルロース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルピロリドン、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、マレイン酸、コハク酸、フマル酸、酢酸、塩化ナトリウム、炭酸カルシウム、水、水/エタノール、水/グリセロール、水/ソルビトール、水/ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、セチルステアリルアルコール、カルボキシメチルセルロース又は脂肪物質(例えば、硬質脂肪又はその適切な混合物)、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、界面活性物質(例えば、大豆レクチン、オレイン酸、ポリソルベート又はポリビニルピロリドン)と一緒に処方して、素錠又はコーティング錠、カプセル剤、粉剤、液剤、懸濁剤、坐剤、乳剤、吸入可能な粉剤又はエアロゾルなどの従来のガレヌス製剤を製造することができる。噴射剤含有の吸入エアロゾルを生産するために、噴射剤ガス、例えば、n−プロパン、n−ブタン、イソブタン、ハロゲン化炭化水素(例えば、メタン、エタン[例えば、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(TG134a)]、プロパン[例えば、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(TG227)]、ブタン、シクロプロパン又はシクロブタンなどのフッ素化誘導体)又は噴射剤ガスの混合物が使用される。
上述の組み合わせパートナーの用量は、便宜的には通常推奨される最低用量の1/5から通常推奨される用量の1/1である。
したがって別の態様において、本発明は、組み合わせパートナーとして記載されている少なくとも1つの活性物質と組合せた、本発明の化合物又はかかる化合物の生理学的に許容しうる塩の、酵素p38 MAPキナーゼの阻害により影響を受けうる疾患又は症状の治療又は予防のために適切な医薬の製造のための使用に関する。好ましくは、これは、呼吸器疾患、特に上述の疾患又は症状のうちの一つ、最も特には、COPD又は喘息を意味する。
本発明の化合物、又はその生理学的に許容しうる塩の、別の活性物質と組み合わせての使用は、同時に又は時間差で(しかしとりわけ時間的に接近して)行うことができる。2つの活性物質が同時に使用されるならば、それらは患者に一緒に与えられる;一方、2つの活性物質が時間差で投与されるならば、それらは患者に、12時間以内、しかし特に6時間以内の間に連続的に与えられる。
したがって、本発明は更に、本発明の化合物又はかかる化合物の生理学的に許容しうる塩、及び組み合わせパートナーとして本明細書に上述の少なくとも1つの活性物質を、場合により1つ以上の不活性担体、保存剤及び/又は希釈剤と一緒に含む、医薬に関する。
本発明の化合物、又はその生理学的に許容しうる塩、及びこれと併用される更なる活性物質は、例えば、錠剤、カプセル剤、吸入可能粉剤又はエアロゾルなどの1つの製剤中に一緒に、或いは例えば、いわゆるキット・オブ・パーツ(kit-of-parts)として2つの同一又は異なる製剤中に別々に、存在してもよい。
調製方法
本発明の化合物は、原則として既知の合成方法を使用して得ることができる。好ましくは、本化合物は、以下により詳細に説明される本発明の調製方法を使用して得ることができる。
一般式(I)の化合物は、スキーム1(ここで、Ar、m、T、R、p、及びRは、本明細書に先に定義のとおりであり、Aは、窒素を意味し、R13は、Br又はIを意味し、そして水素、メチル又はエチルを意味する)に概説されているように本発明の方法a)に従い、一般式(V)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
一般式(V)[式中、R13は、Brを意味し、そしてR12は、エチルを意味する]の化合物は、J. Org. Chem. 2007, 72, 2978-2987に記載されている。一般式(V)の化合物は、例えば、ヨードメタン、ブロモメタン、硫酸ジメチル又は炭酸ジメチルのようなメチル化剤と反応させることにより、一般式(VI)の化合物に変換することができる。反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチル−ピロリドンのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で実施する。一般式(V)[式中、R12は、水素を意味する]の化合物をこの反応で使用する場合、一般式(VI)[式中、R12は、メチルを意味する]の化合物が生成する。一般式(VI)[式中、R12は、メチル又はエチルを意味する]の化合物を、一般式(VI)[式中、R12は、水素を意味する]の化合物に変換する。この反応は、水溶液(例えば、水、メタノール/水、イソプロパノール/水、酢酸/水、テトラヒドロフラン/水又は1,4−ジオキサン/水、しかし好ましくはメタノール/水)中にて、トリフルオロ酢酸、塩酸もしくは硫酸のような酸の存在下で、又は水酸化リチウム、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、しかし好ましくは水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属塩基の存在下で加水分解的に、或いは、例えばヨードトリメチルシランの存在下で非プロトン的に、0〜120℃の間の温度で、好ましくは10〜100℃の間の温度で実施する。
次に一般式(VI)[式中、R12は、水素を意味する]の化合物を、一般式(VII)の化合物に変換する。例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような不活性溶媒中にて、−90℃〜0℃の間、しかし好ましくは−78℃〜−20℃の間の温度で、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム又は塩化イソプロピルマグネシウム/塩化リチウム錯体との反応によるハロゲン−金属交換において、場合により、水素化ナトリウム又は水素化カリウムのような塩基の−50℃〜50℃の間の温度での事前添加の後で、まず最初に有機金属種が生成される。次にこれを、N,N−ジメチルホルムアミド、N−ホルミルピペリジン又はN−ホルミルピロリジンのような求電子試薬と、−78℃〜−20℃の間の温度で反応させて、一般式(VII)の化合物を生成する。
次に一般式(VII)のカルボン酸を、アニリンと反応させて、一般式(VIII)のアニリドを生成する。このために、カルボン酸は、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウム−へキサフルオロホスファート(BOP)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−へキサフルオロホスファート(PyBOP)又はn−プロピルホスホン酸無水物の添加によりインサイチューで活性化され、そして例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はジメチルスルホキシド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような双極性非プロトン性溶媒中にて、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により4−N,N−ジメチルアミノピリジンのようなの触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、アニリンと反応させる。
代替的には、カルボン酸を最初に酸塩化物に変換する。このために、カルボン酸を、場合により、トルエン、ベンゼン又はジクロロメタンのような溶媒中にて、0℃〜120℃の間の温度で、塩化チオニル、オキシ塩化リン又は塩化オキサリルと反応させる。このようにして得られた酸塩化物は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
更に、カルボン酸を酸イミダゾリドに変換してもよい。このために、カルボン酸を、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、20℃〜100℃の間の温度で、カルボニルジイミダゾールと反応させる。このようにして得られた酸イミダゾリドは、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミド、しかし好ましくはテトラヒドロフランのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
一般式(VIII)のアルデヒドを、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム又はシアノ水素化ホウ素ナトリウムのような還元剤の存在下で、及び例えば、酢酸又はトリフルオロ酢酸のような酸の存在下で、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、メタノール又はエタノールのような溶媒中にて、0℃〜60℃の間の温度で、N−Boc−ピペラジンと反応させて、一般式(IX)の化合物を生成する。
一般式(IX)の化合物のtert−ブチルオキシカルボニル基は、トリフルオロ酢酸又は塩酸のような酸での処理により、或いはヨードトリメチルシランでの処理により、場合により塩化メチレン、1,4−ジオキサン、メタノール又はジエチルエーテルのような溶媒を使用することにより、開裂される。
このようにして得られた一般式(X)のアミンを、次にアシル化して、一般式(I)の化合物を生成する。アシル基は、一般式(X)の化合物を、例えば、酸塩化物又は酸無水物のようなアシル化試薬と反応させることにより導入することができる。反応は、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、及びジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜120℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で実施することができる。
代替的には、反応は、酸を用いるアシル化により実施してもよい。このために、酸は、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウム−へキサフルオロホスファート(BOP)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−へキサフルオロホスファート(PyBOP)又はn−プロピルホスホン酸無水物の添加によりインサイチューで活性化し、そして例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はジメチルスルホキシド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような双極性非プロトン性溶媒中にて、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、一般式(X)の化合物と反応させる。
アミノカルボニル基を、場合により、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で、イソシアナート反応させることにより導入することができる。
代替的には、アミノカルボニル基を、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、しかし好ましくはN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、一般式(X)の化合物をホスゲン、ジホスゲン又はトリホスゲンと反応させることにより、そして続いて−20℃〜100℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度でアミンを用いて処理することにより得る。
一般式(VII)[式中、Rは、水素を意味する]の化合物を、スキーム2に概説されているように本発明の方法b)を使用して、1H−インドール−7−カルボアルデヒド(XI)から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
ここで、1H−インドール−7−カルボアルデヒド(XI)を、インドール窒素でメチル化して、化合物(XII)を得る。この反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのようなの塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチル−ピロリドンのような溶媒中にて、−30℃〜50℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で、例えば、ヨードメタン、ブロモメタン、硫酸ジメチル又は炭酸ジメチルのようなメチル化剤を用いて実施する。
次にアルデヒド基を、アルコールに還元する。これを実行するために、化合物(XII)を、メタノール、エタノール、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はジクロロメタンのような溶媒中にて、−78℃〜80℃の間、しかし好ましくは−40℃〜50℃の間の温度で、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化アルミニウムリチウム又は水素化ジイソブチルアルミニウムのような還元剤と反応させて、化合物(XIII)を得る。
カルボン酸基を導入するために、化合物(XIII)は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又は1,2−ジメトキシエタンのような不活性溶媒中にて、−50℃〜80℃の間、しかし好ましくは−20℃〜40℃の間の温度で、例えば、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム又は2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−1−イル−塩化マグネシウム/塩化リチウム錯体のような過剰量の強塩基を用いて2位において金属化し、そして次に二酸化炭素と反応させて、カルボン酸(XIV)を得る。
(XIV)のアルコール基を、酸化してアルデヒド(VII)とする。この変換は、デス・マーチン・ペルヨージナン(Dess-Martin-Periodinane)(J. Chem. Soc. 1983, 48, 4156)を用いて、スワーン(Swern)酸化(J. Org. Chem. 1976, 41, 957)により、レイ(Ley)酸化(Synthesis 1994, 639)により、又はTEMPO触媒酸化(Tetrahedron Lett. 1992, 5029)により実施することができる。
このようにして得られた化合物(VII)を、次にスキーム1に示された方法a)により反応させて、一般式(I)[式中、Rは、水素を意味し、そしてAは、窒素を意味する]の最終化合物を生成することができる。
一般式(VIII)の化合物はまた、スキーム3[ここで、Ar、R及びpは、本明細書上記で定義されたとおりであり、そしてR14は、−OS(O)CF、Br又はIを意味する]に示されている本発明の方法c)により、一般式(XV)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
一般式(XV)の化合物は、触媒量の酢酸パラジウム(II)触媒量の、例えば、1,3−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−プロパン又は1,1’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセンのようなリガンド、及びトリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、一酸化炭素及びメタノールとの反応によりメチルエステル(XVI)に変換する。
これらのメチルエステルは、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような不活性溶媒中にて、−30℃〜80℃の間の温度で、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム又は水素化ホウ素リチウム、しかし好ましくは水素化アルミニウムリチウムのような還元剤との反応により、一般式(XVII)のアルコールに変換する。
次に一般式(XVII)の化合物の一般式(VIII)のアルデヒドへの酸化は、デス・マーチン・ペルヨージナン(J. Chem. Soc. 1983, 48, 4156)を用いて、スワーン酸化(J. Org. Chem. 1976, 41, 957)により、レイ酸化(Synthesis 1994, 639)により、又はTEMPO触媒酸化(Tetrahedron Lett. 1992, 5029)により実施することができる。
このようにして調製した一般式(VIII)の化合物を、次にスキーム1に示されている方法a)に従って反応させて、一般式(I)の最終化合物を生成することができる。
一般式(XV)の化合物を、スキーム4[ここで、Ar、R及びpは、本明細書上記で定義したとおりであり、R14は、−OS(O)CFを意味し、そしてR15は、水素又はメチルを表す]に示されている本発明の方法d)に従い、一般式(XVIII)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
このために、一般式(XVIII)の化合物を、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−ピロリドン又はジメチルスルホキシドのような溶媒中にて、−50℃〜120℃の間、しかし好ましくは−20℃〜80℃の間の温度で、塩化ベンジル又は臭化ベンジルと反応させることにより、一般式(XIX)の化合物へ変換する。
一般式(XVIII)[式中、R15は、水素を意味する]の化合物を使用すれば、一般式(XIX)[式中、R15は、水素を意味する]の化合物が得られる。これらは、一般式(XIX)[式中、R15は、メチルを意味する]の化合物に変換することができる。この目的のために、反応は、例えば、ヨードメタン、ブロモメタン、硫酸ジメチル又は炭酸ジメチルのようなメチル化剤を用いて実施する。反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのような塩基の存在下、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチル−ピロリドンのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で実施される。
次に一般式(XIX)の化合物のベンジルエステル基を開裂する。この反応は、水溶液(例えば、水、メタノール/水、イソプロパノール/水、酢酸/水、テトラヒドロフラン/水又は1,4−ジオキサン/水、しかし好ましくはメタノール/水)中にて、トリフルオロ酢酸、塩酸もしくは硫酸のような酸の存在下で、又は水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、しかし好ましくは水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属塩基の存在下で加水分解的に、或いは、例えばヨードトリメチルシランの存在下で非プロトン性的に、0〜120℃の間、好ましくは10〜100℃の間の温度で実施する。
このようにして得られた一般式(XX)のカルボン酸は、次にアニリンと反応させて、一般式(XXI)のアニリドを生成する。このために、カルボン酸は、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウム−へキサフルオロホスファート(BOP)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−へキサフルオロホスファート(PyBOP)又はn−プロピルホスホン酸無水物の添加によりインサイチューで活性化され、そして例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はジメチルスルホキシド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような双極性非プロトン性溶媒中にて、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度でアニリンと反応させる。
代替的には、カルボン酸を最初に酸塩化物に変換する。このために、カルボン酸を、場合により、トルエン、ベンゼン又はジクロロメタンのような溶媒中にて、0℃〜120℃の間の温度で、塩化チオニル、オキシ塩化リン又は塩化オキサリルと反応させる。このようにして得られた酸塩化物は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
更に、カルボン酸を酸イミダゾリドに変換することができる。このために、カルボン酸を、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、20℃〜100℃の間の温度で、カルボニルジイミダゾールと反応させる。このようにして得られた酸イミダゾリドは、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミド、しかし好ましくはテトラヒドロフランのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
一般式(XXI)の化合物のベンジル基を、パラジウム担持炭又は水酸化パラジウム担持炭のような触媒の存在下で、メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、酢酸エチル又は氷酢酸のような適切な溶媒中にて、場合により、塩酸のような酸を添加し、0〜100℃の間、しかし好ましくは20〜60℃の間の温度で、及び1〜7bar、しかし好ましくは1〜3barの水素圧下で、例えば水素を用いる水素化分解により有利に開裂させて、一般式(XXII)のフェノールを得る。式(XXII)[式中、Arは、5−tert−ブチル−3−メタンスルホニル−2−メトキシ−フェニルを意味し、そしてRは、水素を意味する]のフェノールは、米国特許第20040186114号に記載されている。
次にこのようにして得られた一般式(XXII)のフェノールは、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、リチウム−ビス−(トリメチルシリル)−アミド、ナトリウム−ビス−(トリメチルシリル)−アミド、カリウム−ビス−(トリメチルシリル)−アミド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、ピリジン、2,6−ルチジン、4−N,N−ジメチルアミノピリジン、炭酸カリウム又は炭酸セシウム、しかし好ましくはトリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−ピロリドン又はジメチルスルホキシドのような溶媒中にて、−50℃〜120℃の間、しかし好ましくは−20℃〜80℃の間の温度で、N−フェニル−トリフルオロメタンスルホンイミド又はトリフルオロメタンスルホン酸無水物との反応により、一般式(XV)のトリフラートに変換する。
このようにして調製した一般式(XV)の化合物を、次にスキーム3に概説されている方法c)に従って反応させて、一般式(VIII)の化合物を生成することができ、次にこれをスキーム1に示されている方法a)に従って、一般式(I)の最終化合物に変換することができる。
一般式(XV)の化合物を、スキーム5[ここで、Ar、R及びpは、本明細書上記で定義されているとおりであり、R14は、Br又はIを意味し、そしてR15は、水素又はメチルを意味する]に示されている本発明の方法e)に従い、一般式(XXIII)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
一般式(XXIII)[式中、R15は、水素を意味する]の化合物を、一般式(XXIII)[式中、R15は、メチルを意味する]の化合物に変換することができる。このために、それらは、例えば、ヨードメタン、ブロモメタン、硫酸ジメチル又は炭酸ジメチルのようなメチル化剤と反応させる。反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム−tert−ブトキシド、ナトリウム−tert−ブトキシド、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、炭酸カリウム又は炭酸セシウムのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチル−ピロリドンのような水溶液中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で実施する。得られたメチルエステルを、次に再び開裂する。この反応は、水溶液(例えば、水、メタノール/水、イソプロパノール/水、酢酸/水、テトラヒドロフラン/水又は1,4−ジオキサン/水、しかし好ましくはメタノール/水)中にて、トリフルオロ酢酸、塩酸もしくは硫酸のような酸の存在下で、又は水酸化リチウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、しかし好ましくは水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属塩基の存在下で加水分解的に、或いは、例えばヨードトリメチルシランの存在下で非プロトン的に、0〜120℃の間、好ましくは10〜100℃の間の温度で実施することができる。
次に一般式(XXIII)[R15は、メチルを意味する]のカルボン酸を、アニリンと反応させて、一般式(XV)のアニリドを生成する。このために、カルボン酸は、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウム−へキサフルオロホスファート(BOP)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−へキサフルオロホスファート(PyBOP)又はn−プロピルホスホン酸無水物の添加によりインサイチューで活性化され、そして例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はジメチルスルホキシド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような双極性非プロトン性溶媒中にて、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、アニリンと反応させる。
代替的には、カルボン酸を最初に酸塩化物に変換する。このために、カルボン酸を、場合により、トルエン、ベンゼン又はジクロロメタンのような溶媒中にて、0℃〜120℃の間の温度で、塩化チオニル、オキシ塩化リン又は塩化オキサリルと反応させる。このようにして得られた酸塩化物は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
更に、カルボン酸を酸イミダゾリドに変換することができる。このために、カルボン酸を、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、20℃〜100℃の間の温度で、カルボニルジイミダゾールと反応させる。このようにして得られた酸イミダゾリドを、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミド、しかし好ましくはテトラヒドロフランのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、場合により、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、アニリンと反応させる。
次にこのようにして調製した一般式(XV)の化合物を、スキーム3に示されている方法c)に従って反応させ、一般式(VIII)の化合物を生成することができ、次にこれをスキーム1に示された方法a)に従って一般式(I)の最終化合物に変換することができる。
一般式(IX)の化合物を、スキーム6[ここで、Ar、R及びpは、本明細書上記で定義されたとおりであり、mは、1又は2を意味し、そしてR14は、−OS(O)CF、Br又はIを意味する]に示されている本発明の方法f)に従い、一般式(XV)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
このために、一般式(XV)の化合物を、酢酸パラジウム(II)の存在下で、及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(XPhos)、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−tert−ブチルホスフィン、1,3−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−プロパン又は1,1’−ビス−(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン、しかし好ましくは2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(XPhos)のようなリガンドの存在下で、及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、しかし好ましくは炭酸セシウムのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、シクロペンチル−メチル−エーテル、アセトニトリル又はN,N−ジメチルホルムアミド、しかし好ましくはテトラヒドロフラン又はシクロペンチル−メチル−エーテルのような溶媒中にて、場合により水を添加し、50℃〜150℃の間、しかし好ましくは70℃〜120℃の間の温度で、((4−(tert−ブトキシカルボニル)−ピペラジン−1−イル)−メチル)−トリフルオロホウ酸カリウム(調製について: Org. Lett. 2007, 9, 1597-1600を参照のこと)又は((4−(tert−ブトキシカルボニル)−ホモピペラジン−1−イル)−メチル)−トリフルオロホウ酸と反応させて、一般式(IX)(Org. Lett. 2007, 9, 1597-1600も参照のこと)の化合物を得る。
このようにして調製した一般式(IX)の化合物を、次にスキーム1に示されている方法a)に従って反応させて、一般式(I)の最終化合物を生成することができる。
一般式(I)の化合物はまた、スキーム7[ここで、Ar、T、R、p、m及びRは、本明細書上記で定義されているとおりであり、Aは、−C(H)<を意味し、R14は、−OS(O)CF、Br又はIを意味する]に概説されている本発明の方法g)に従い、一般式(XV)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
このために、一般式(XV)の化合物を、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体、ビス−トリ−tert−ブチルホスフィン−パラジウム(0)、ビス−トリ−シクロヘキシルホスフィン−パラジウム(0)、[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン]パラジウム(II)ジクロリド又は[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]パラジウム(II)ジクロリド、しかし好ましくは[1,1’ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体のような触媒の存在下で、及び例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、しかし好ましくは炭酸カリウムのような塩基の存在下で、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、場合により水を添加して、30℃〜150℃の間、しかし好ましくは50℃〜120℃の間の温度で、4−(9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナン−9−イルメチル)−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(還流温度でテトラヒドロフラン中での4−メチレン−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルと9−ボラ−ビシクロ[3.3.1]ノナンとの反応から得た)又は4−(9−ボラ−ビシクロ[3.3.1]ノナ−9−イルメチル)−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル(還流温度でテトラヒドロフラン中での4−メチレン−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルと9−ボラ−ビシクロ[3.3.1]ノナンとの反応から得た)と反応させて、一般式(IX)の化合物を得る。
一般式(IX)の化合物のtert−ブチルオキシカルボニル基を、トリフルオロ酢酸もしくは塩酸のようなでの酸での処理により、又はヨードトリメチルシランでの処理により、場合により、塩化メチレン、1,4−ジオキサン、メタノール又はジエチルエーテルのような溶媒を使用して、開裂する。
このようにして得られた一般式(X)のアミンを、次にアシル化して、一般式(I)の化合物を生成する。アシル基は、一般式(X)の化合物と、例えば、酸塩化物又は酸無水物のようなアシル化試薬との反応により導入することができる。反応は、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、及びジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜120℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、実施することができる。
代替的には、反応は、酸を用いたアシル化により実施することができる。このために、この酸は、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N−(3−ジメチルアミノプロピル)−N’−エチル−カルボジイミド、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HBTU)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリス−(ジメチルアミノ)−ホスホニウム−へキサフルオロホスファート(BOP)、(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)−トリピロリジノホスホニウム−へキサフルオロホスファート(PyBOP)又はn−プロピルホスホン酸無水物の添加によりインサイチューで活性化され、そして例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、N−メチルピロリドン又はジメチルスルホキシド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド又はN−メチルピロリドンのような双極性非プロトン性溶媒中にて、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、一般式(X)の化合物と反応させる。
アミノカルボニル基を、場合により、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、−30℃〜150℃の間、しかし好ましくは0℃〜100℃の間の温度で、イソシアナートと反応させることにより導入することができる。
代替的には、アミノカルボニル基は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、しかし好ましくはN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのようなの塩基の存在下で、一般式(X)の化合物とホスゲン、ジホスゲン又はトリホスゲンと反応させることにより、そしてそれに続いて、−20℃〜100℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、アミンでの処理により、得る。
一般式(I)の化合物はまた、スキーム8[ここで、Ar、A、R、p及びmは、本明細書上記で定義されているとおりであり、Tは、−CH−を意味し、そしてRは、場合により置換されている環状アミンを意味する]に示されている本発明の方法h)に従い、一般式(X)の化合物から出発して調製することができる。
Figure 2012501310
このために、一般式(X)の化合物を、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン又は1,4−ジオキサンのような溶媒中にて、例えばトリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミンのような塩基の存在下で、場合により、4−N,N−ジメチルアミノピリジンのような触媒の存在下で、−20℃〜80℃の間、しかし好ましくは0℃〜50℃の間の温度で、クロロ酢酸クロリドと反応させて、一般式(XXIV)の化合物を生成する。次にこれらを、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン又はN,N−ジメチルホルムアミド、しかし好ましくはN,N−ジメチルホルムアミドのような溶媒中にて、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピル−N−エチル−アミン、しかし好ましくは炭酸カリウムのような塩基の存在下で、−30℃〜100℃の間、しかし好ましくは0℃〜80℃の間の温度で、適切な環状アミンと反応させて、一般式(I)の化合物を生成する。
本明細書中に前記の反応において、カルボキシ、カルボニル、ヒドロキシ、アミノ又はアルキルアミノ基のような存在する任意の反応性基は、反応の間、反応後に再び開裂される従来の保護基により保護することができる。
例えば、カルボキシ基の保護基は、メチル、エチル、tert−ブチル又はベンジル基であることができる。
例えば、ケトン又はアルデヒドのカルボニル基の保護基は、例えば、メタノール、グリコール又はプロパン−1,3−ジオールから誘導されたケタール又はアセタールであることができる。
例えば、脂肪族ヒドロキシ基の保護基は、トリメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、トリイソプロピルシリル、アセチル、ピバロイル、ベンゾイル、メチル、アリル、ベンジル、4−メトキシベンジル、トリチル、メトキシメチル、エトキシメチル、2−トリメチルシリルエトキシメチル又はテトラヒドロピラニル基であることができる。
フェノールOH基の適切な保護基は、脂肪族ヒドロキシ基について既に記述した保護基に加えて、メチルスルホニル、トシル及びトリフルオロメチルスルホニルである。
アミノ又はアルキルアミノ基の適切な保護基には、例えば、ホルミル、アセチル、トリフルオロアセチル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、ベンジル、4−メトキシベンジル又は2,4−ジメトキシベンジル基が挙げられる。
カルボキシメチル又はカルボキシエチル単位は、例えば、水溶液(例えば、水、メタノール/水、イソプロパノール/水、酢酸/水、テトラヒドロフラン/水又は1,4−ジオキサン/水、しかし好ましくはメタノール/水)中にて、トリフルオロ酢酸、塩酸もしくは硫酸のような酸の存在下で、又は水酸化リチウム、水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウム、しかし好ましくは水酸化ナトリウムのようなアルカリ金属塩基の存在下で加水分解的に、或いは、例えばヨードトリメチルシランの存在下で非プロトン的に、0〜120℃の間の温度、好ましくは10〜100℃の間の温度で開裂することができる。
ベンジル、メトキシベンジル又はベンジルオキシカルボニル基を、パラジウム担持炭、水酸化パラジウム又は酸化白金のような触媒の存在下で、メタノール、エタノール、酢酸エチル又は氷酢酸のような適切な溶媒中にて、場合により、塩酸のような酸を添加し、0〜100℃の間、しかし好ましくは20〜60℃の間の温度で、及び1〜7bar、好ましくは1〜3barの水素圧下で、例えば水素を用いる水素化分解により有利に開裂させる。例えばアニソール、チオアニソール又はペンタメチルベンゼンのような捕捉剤(mopping up)の存在下で、ヨウ化トリメチルシリル、三塩化ホウ素又は三フッ化ホウ素を使用しても、その置換誘導体を含むベンジルエーテルを開裂することができる。例えば、4−メトキシベンジルのような電子を多く含むベンジル基の開裂はまた、好ましくはアルコール性溶液又は水溶液中にて、10〜120℃の間の温度で、例えば、2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)又は硝酸アンモニウムセリウム(CAN)を用いて酸化的に実施することができる。2,4−ジメトキシベンジル基は、例えばアニソールのような捕捉剤の存在下で、好ましくはトリフルオロ酢酸中にて開裂する。
tert−ブチル又はtert−ブチルオキシカルボニル基は、好ましくはトリフルオロ酢酸もしくは塩酸のような酸での処理によるか、又はヨードトリメチルシランでの処理により、場合により、塩化メチレン、1,4−ジオキサン、メタノールもしくはジエチルエーテルのような溶媒を使用して、開裂する。
使用される任意のアセタール又はケタール保護基は、好ましくは、例えば、水、イソプロパノール/水、テトラヒドロフラン/水又は1,4−ジオキサン/水のような水溶液中にて、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、塩酸又は硫酸のような酸の存在下にて、0〜120℃の間、好ましくは10〜100℃の間の温度で開裂する。
第三級アミンのメチル基は、クロロギ酸1−クロロエチルでの処理により開裂することができる。HBr又はBBrは、メチルエーテルを開裂するのに特に適している。
更に、得られた一般式(I)の化合物、又は一般式(I)の化合物の合成からの中間生成物は、既に本明細書に前述のように、その鏡像異性体及び/又はジアステレオマーに分割することができる。しがって、例えば、cis/trans混合物は、そのcis及びtrans異性体に分割することができ、そして少なくとも1個の立体中心を有する化合物は、その鏡像異性体に分割することができる。
したがって、例えば、得られたcis/trans混合物は、クロマトグラフィーによりそのcis及びtrans異性体に分割することができ、ラセミ化合物として生じた一般式(I)の化合物、又は一般式(I)の化合物の合成からの中間生成物は、それ自体公知の方法(N. L. Allinger and E. L. Eliel in "Topics in Stereochemistry", Vol. 6, Wiley Interscience, 1971を参照)により、それらの光学対掌体に分離することができ、そして少なくとも2個の不斉炭素原子を有する一般式(I)の化合物、又は一般式(I)の化合物の合成からの中間生成物は、それ自体公知の方法を使用して、例えばクロマトグラフィー及び/又は分別結晶化により、物理化学的差異に基づいて、それらのジアステレオマーに分割することができ、そしてこれらの化合物がラセミ形態で得られる場合、続いてそれらを上述された鏡像異性体に分割することができる。
鏡像異性体は、好ましくは、キラル相のカラムクロマトグラフィーによるか、又は光学的に活性な溶媒からの再結晶化によるか、又は例えばエステルもしくはアミドのような塩もしくは誘導体を形成する光学的に活性な物質をラセミ化合物と反応させ、そしてこのようにして得られた塩もしくは誘導体のジアステレオマー混合物を、例えばそれらの溶解性の差違に基づいて分離することにより分離されるが、一方、遊離対掌体は、適切な試薬の作用により純粋なジアステレオマー塩又は誘導体から遊離されうる。光学的に活性な物質の例には、その光学的に活性な酸及び活性化誘導体又は光学的に活性なアルコールが含まれる。慣用的に使用される光学的に活性な酸は、例えば、D−及びL−型の酒石酸もしくはジベンゾイル酒石酸、ジ−o−p−トリル酒石酸、マレイン酸、マンデル酸、カンファースルホン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸又はキナ酸である。光学的に活性なアルコールは、例えば、(+)又は(−)−メントールであることができ、そしてアミドの光学的に活性なアシル基は、例えば、(+)又は(−)−メンチルオキシカルボニルであることができる。
なお更に、得られた一般式(I)の化合物、又は一般式(I)の化合物の合成からの中間生成物は、その塩に、特に医薬的使用のために無機又は有機酸とのその生理学的に許容しうる塩に、変換することができる。この目的のために使用することができる酸には、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、リン酸、フマル酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸又はマレイン酸が挙げられる。
更に、得られた一般式(I)の新たな化合物、又は一般式(I)の化合物の合成からの中間生成物は、それらがカルボキシ基を含有している場合、所望であれば、無機又は有機塩基とのその塩に、特に医薬的使用のためにその生理学的に許容しうる塩に、変換することができる。この目的のために使用することができる適切な塩基には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルギニン、シクロヘキシルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン及びトリエタノールアミンが挙げられる。
出発物質として使用される一般式(V)、(XI)、(XVIII)及び(XXIII)の化合物は、ある程度文献から公知であり、又は文献から公知の方法により及び実施例に記載されている方法と同様にして、場合により保護基の更なる導入を行って調製することができる。
実験部
HPLC方法:
方法1: カラム:Merck Cromolith Speed ROD、RP18e、50×4.6mm;1.5ml/分;UV検出:230nm/254nm;溶離剤A:水(0.1%ギ酸)、溶離剤B:アセトニトリル(0.1%ギ酸)
勾配: 時間(分) %溶離剤B
0.00 10
4.50 90
5.00 90
5.50 10
方法2: カラム:Agilent Zorbax Bonus RP、50×2.1mm、3.5μm;1.2ml/分;UV検出:230nm/254nm;溶離剤A:水(0.1%ギ酸)、溶離剤B:アセトニトリル(0.1%ギ酸)
勾配: 時間(分) %溶離剤B
0.00 10
4.50 99
5.00 99
5.50 10
方法3: 分取HPLC
カラム:XBridge Prep C18、225g 分離材料、300×50mm、5μm;120ml/分;UV検出:230nm/254nm、溶離剤A:水(0.45%濃アンモニア)、溶離剤B:アセトニトリル
勾配: 時間(分) %溶離剤B 流速
0.00 10 60ml/分
2.00 10 60ml/分
3.00 10 120ml/分
3.50 10 120ml/分
22.00 100 120ml/分
25.50 100 120ml/分
26.50 10 120ml/分
30.00 10 120ml/分
方法4: 分取 HPLC
カラム:Waters Symmetrie C18、150×50mm、7μm;120ml/分;質量制御分画(MS: Thermo Finnigan Surveyor MSQ);溶離剤A:水(0.14%ギ酸)、溶離剤B:アセトニトリル
勾配: 時間(分) %溶離剤B 流速
0.00 10 120ml/分
2.00 10 120ml/分
9.00 95 120ml/分
11.50 95 120ml/分
12.00 5 120ml/分
14.00 5 120ml/分
方法5: カラム:Waters Xbridge C18、50×4.6mm、3.5μm;1.5ml/分;UV検出:DAD 210〜500nm;溶離剤A:水(0.032%アンモニア)、溶離剤B:アセトニトリル
勾配: 時間(分) %溶離剤B
0.00 0
2.00 100
3.00 100
方法6: カラム:Waters Xbridge C18、30×4.6mm、2.5μm;1.2ml/分;UV検出:DAD 190〜400nm;溶離剤A:水(0.1%アンモニア)、溶離剤B:アセトニトリル
勾配: 時間(分) %溶離剤B
0.00 5
0.15 5
4.00 90
4.20 90
4.30 5
5.00 5
方法7: 分取HPLC
カラム:Microsorb 100 C18、225g 分離材料、250×41.4mm、8μm;120ml/分;UV検出:230nm/254nm、溶離剤A:水(0.14%トリフルオロ酢酸)、溶離剤B:アセトニトリル
勾配:直線勾配(30分間以内、10%溶離剤B〜100%溶離剤B)
出発化合物の調製例
実施例I
1−メチル−1H−インドール−7−カルボアルデヒド
Figure 2012501310
1H−インドール−7−カルボアルデヒド20gを、N,N−ジメチルホルムアミド160mlに溶解し、カリウム−tert−ブトキシド15.5gとバッチ式にアルゴン下で混ぜ合わせた。添加が終了した後、混合物を撹拌しながら20分間放置し、次にヨウ化メチル8.7mlを滴下した。次に混合物を撹拌しながら周囲温度で12時間放置し、次に水と酢酸エチルで分液した。水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去した。残留物を水から抽出した。このようにして得られた固体を、吸引濾過し、減圧下で乾燥させた。
収量:20g(理論値の91%)
質量スペクトル(ESI):m/z=160[M+H]
実施例II
(1−メチル−1H−インドール−7−イル)−メタノール
Figure 2012501310
1−メチル−1H−インドール−7−カルボアルデヒド10.8gを、エタノール150mlに溶解し、0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム1.3gとバッチ式に混ぜ合わせた。添加が終了した後、冷却浴を取り外し、混合物を周囲温度で更に2時間撹拌した。次に1M 水酸化ナトリウム溶液68mlを加え、混合物を10分間撹拌し、次にエタノールの大部分を減圧下で除去した。残留物を水と酢酸エチルで分液し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を減圧下で乾燥させた。
収量:10.5mg(理論値の96%)
HPLC(方法1):保持時間=2.67分
質量スペクトル(ESI):m/z=162[M+H]
実施例III
7−ヒドロキシメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸
Figure 2012501310
アルゴン下、ジエチルエーテル80ml中の(1−メチル−1H−インドール−7−イル)−メタノール4gの溶液を、ヘキサン中のn−ブチルリチウムの1.6M 溶液76mlに0℃で滴下し、その間温度が35℃を超えないようにした。次に混合物を周囲温度で更に12時間撹拌し、このようにして得られた溶液を、ジエチルエーテル100ml中の粉砕したドライアイス30gに注いだ。全てのドライアイスが溶解するまで混合物を撹拌し、次に水40mlの添加により反応を停止させた。相を分離し、有機相を水20mlで2回抽出した。合わせた水相を吸引濾過し、濾液を濃塩酸でpH2に調整した。沈殿した固体を吸引濾過し、減圧下で乾燥させた。
収量:1.93mg(理論値の47%)
質量スペクトル(ESI):m/z=204[M−H]
実施例IV
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸;N−メチル−モルホリン塩
Figure 2012501310
7−ヒドロキシメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸1.9g、N−メチル−モルホリン−N−オキシド1.63g及びモレキュラーシーブ(3Å)400mgを、ジクロロメタン10mlに溶解し、テトラ−n−プロピル−アンモニウム−ペルテン酸260mgと混ぜ合わせた。混合物を周囲温度で12時間撹拌し、残留物を、ジクロロメタン/メタノール(95:1〜80:20)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:1.45g(理論値の51%)
HPLC(方法2):保持時間=2.75分
質量スペクトル(ESI):m/z=204[M+H]
下記化合物を実施例IVと同様にして得た:
(1) 7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=458[M+H]
実施例V
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(N−メチル−モルホリン塩)1.45gを、N,N−ジメチルホルムアミド8mlに溶解し、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)2.72g、N,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)2.45ml及び1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAT)324mgと混ぜ合わせた。混合物を撹拌しながら周囲温度で15分間放置し、次にN−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド塩酸塩1.47gを加えた。反応物を50℃に12時間加熱し、次に水と酢酸エチルで分液した。有機相を、1N 塩酸、水及び飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した後、残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル(70:30〜20:80)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:1.43g(理論値の66%)
HPLC(方法2):保持時間=3.37分
質量スペクトル(ESI):m/z=458[M+H]
実施例VI
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド1.1gを、1,2−ジクロロエタン50mlに溶解し、氷酢酸2.63ml及び1,2−ジクロロエタン20ml中のピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル4.48gの溶液と混ぜ合わせた。混合物を周囲温度で30分間撹拌し、次にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム2.04gをバッチ式に加えた。次に混合物を撹拌しながら4時間放置し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の添加により反応を停止させた。十分な量の酢酸エチルを加え、相を分離した。水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル(80:20〜20:80)を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:1.13g(理論値の75%)
値:0.30(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル 6:4)
質量スペクトル(ESI):m/z=628[M+H]
下記化合物を実施例VIと同様にして得た:
(1) 4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

値:0.50(シリカゲル、シクロヘキサン/酢酸エチル 1:1)
質量スペクトル(ESI):m/z=642[M+H]
(2) 1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.22分
質量スペクトル(ESI):m/z=627[M+H]
(3) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸
Figure 2012501310
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸及び(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル−メタノンを、反応パートナーとして使用した。反応が終了した後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を少量のジクロロメタン/メタノール 80:20に取った。溶液を短いシリカゲル層に加え、減圧により真空吸引フラスコの中に吸引させた。次にジクロロメタン/メタノール/水 1:1:0.1を、数回の少量バッチに分けて加え、再び溶液を減圧により真空吸引フラスコの中に吸引させた。生成物を含有している画分を合わせ、減圧下で濃縮した。
HPLC(方法6):保持時間=1.99分
質量スペクトル(ESI):m/z=385[M+H]
実施例VII
1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル1.13gを、イソプロパノール中のHClの5M 溶液20mlに溶解し、周囲温度で12時間撹拌した。次に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で混合物をpH9に調整し、酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。
収量:955mg(理論値の101%)
HPLC(方法2):保持時間=1.88分
質量スペクトル(ESI):m/z=528[M+H]
実施例VIII
3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボニル}−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
1−(tert−ブトキシカルボニル)−アゼチジン−3−カルボン酸153mgを、N,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解し、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)244mg及びN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)245μLと混ぜ合わせた。混合物を撹拌しながら20分間放置し、次に1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド150mgを加え、混合物を12時間撹拌した。次にそれを水と酢酸エチルで分液し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル 70:30〜0:100を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:243mg(理論値の90%)
値:0.80(シリカゲル、酢酸エチル)
質量スペクトル(ESI):m/z=711[M+H]
下記化合物を実施例VIIIと同様にして得た:
(1) (S)−3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.40分
(2) (S)−3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

値:0.70(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
(3) (R)−3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−[1,4]ジアゼパン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

値:0.73(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
実施例IX
1−メチル−アゼチジン−3−カルボン酸
Figure 2012501310
アゼチジン−3−カルボン酸200mgを、メタノール10mlに溶解し、ホルムアルデヒドの37%水溶液165μL及び10%パラジウム担持炭20mgと混ぜ合わせ、水素の取り込みが終了するまで4barで水素化した。次に触媒を吸引濾過により除去し、溶媒を減圧下で除去し、残留物をメタノール及びトルエンに取り、溶媒を再び減圧下で除去した。
収量:214mg(理論値の94%)
質量スペクトル(ESI):m/z=116[M+H]
下記化合物を実施例IXと同様にして得た:
(1) (R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=130[M+H]
(2) 1−メチル−アゼチジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=116[M+H]
(3) (2S,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=146[M+H]
(4) (2R,4R)−4−メトキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩
Figure 2012501310
質量スペクトル(ESI):m/z=160[M+H]
(5) (2R,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=146[M+H]
(6) (2R,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=146[M+H]
(7) (2S,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=146[M+H]
実施例X
1−メチル−7−ピペリジン−4−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル1.6gを、ジクロロメタン10mlに溶解し、トリフルオロ酢酸1.34mlと混ぜ合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をメタノールに溶かし、1N 水酸化ナトリウム溶液でpH12に調整した。混合物を1時間撹拌し、メタノールを減圧下で除去し、残留物を水とジクロロメタンで分液する。次に水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。
収量:1.6g(理論値の119%)
HPLC(方法1):保持時間=2.83分
実施例XI
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
4−メチレン−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル620mgとテトラヒドロフラン中の9−ボラビシクロ[3.3.1]ノナンの0.5M 溶液6.3mlの混合物を、アルゴン下、80℃に1時間加熱した。このようにして調製した溶液を、アルゴン下、N,N−ジメチルホルムアミド12ml及び水1.2ml中の2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルトリフルオロ−メタンスルホナート1.8g、炭酸カリウム3.5g、及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)253mgの混合物に加えた。混合物を60℃に3時間加熱し、溶媒を減圧下で除去し、酢酸エチルに取り、不溶性成分を濾別した。濾液を水で2回、及び飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル 80:20〜20:80を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:1.6g(理論値の82%)
HPLC(方法1):保持時間=5.15分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M−H]
下記化合物を実施例XIと同様にして得た:
(1) 4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルトリフルオロ−メタンスルホナートの代わりに7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミドを使用し、そして4−メチレン−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの代わりに4−メチレン−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用した。
値:0.40(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール 98:2)
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M−H]
(2) 4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルトリフルオロ−メタンスルホナートの代わりに7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミドを使用した。
HPLC(方法1):保持時間=5.14分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M−H]
実施例XII
2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル−カルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルトリフルオロ−メタンスルホナート
Figure 2012501310
アルゴン下、7−ヒドロキシ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド1.75g(調製については、米国特許第20040186114号を参照のこと)を、テトラヒドロフラン30mlに溶解し、N−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド1.82g、トリエチルアミン1.4mlと順次混ぜ合わせ、70℃に12時間加熱した。次にN−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミド700mg及びトリエチルアミン550μLを更に加え、混合物を70℃に12時間更に加熱した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シクロヘキサン/酢酸エチル 80:20〜40:60を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:2g(理論値の88%)
HPLC(方法1):保持時間=4.90分
質量スペクトル(ESI):m/z=578[M+H]
実施例XIII
(S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボニル}−ピロリジン−1−カルボン酸tert−ブチル220mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、トリフルオロ酢酸231μLと混ぜ合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液とジクロロメタンで分液し、30分間激しく撹拌した。相を分離し、水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。次に溶媒を減圧下で除去し、粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール−濃アンモニア 9:1)90:10〜80:20)に付した。
収量:104mg(理論値の55%)
HPLC(方法1):保持時間=2.36分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M+H]
下記化合物を実施例XIIIと同様にして得た:
(1) 7−アゼパン−4−イルメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の代わりに飽和炭酸ナトリウム溶液を使用した。
値:0.20(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=541[M+H]
(2) 7−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の代わりに飽和炭酸ナトリウム溶液を使用した。
値:0.10(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=542[M+H]
(3) (S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の代わりに飽和炭酸ナトリウム溶液を使用した。
値:0.10(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
(4) (R)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の代わりに飽和炭酸ナトリウム溶液を使用した。
値:0.10(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
実施例XIV
(2R,4R)−4−メトキシ−ピロリジン−2−カルボン酸塩酸塩
Figure 2012501310
(2R,4R)−4−メトキシ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル8.72gを、テトラヒドロフラン60mlに溶解し、6M 塩酸水溶液60mlを滴下しながら混ぜ合わせ、周囲温度で4時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物をアセトニトリル100mlに2回溶かし、アセトニトリルは、各回ごとに減圧下で再び除去した。
収量:6.91g(理論値の107%)
質量スペクトル(ESI):m/z=146[M+H]
実施例XV
(2R,4R)−4−メトキシ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル
Figure 2012501310
(2R,4R)−4−ヒドロキシ−ピロリジン−1,2−ジカルボン酸1−tert−ブチル13.72gを、N,N−ジメチルホルムアミド150mlに溶解し、0℃に冷却し、パラフィン油中50%分散の水素化ナトリウム7.12gとバッチ式に混ぜ合わせた。混合物を周囲温度で20分間撹拌し、次にヨウ化メチル14.77mlをそこに加えた。次に混合物を撹拌しながら18時間放置し、更なるヨウ化メチル1.47mlを滴下し、混合物を更に6時間撹拌した。次にそれを水で希釈し、水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去した。残留物をメタノール600mlに溶解し、4M 水酸化ナトリウム水溶液74mlと混ぜ合わせ、周囲温度で3日間撹拌した。減圧下でメタノールの除去後、残留物を水で希釈し、飽和硫酸水素カリウム水溶液で酸性化した。それを酢酸エチルで3回抽出し、次に合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、次に溶媒を減圧下で除去した。次に混合物をメタノール500mlにもう一度溶かし、4M 水酸化ナトリウム水溶液74mlと混ぜ合わせ、12時間撹拌した。更なる4M 水酸化ナトリウム水溶液74mlを加え、混合物を50℃に5時間加熱した。メタノール約200mlを減圧下で除去し、混合物を更に12時間撹拌した。次に残留メタノールを減圧下で除去し、残留物を水で希釈し、ジエチルエーテルで1回洗浄した。水相を飽和硫酸水素カリウム水溶液で酸性化し、酢酸エチルで4回抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物を分取HPLC(方法4;注入1回につき500mg)により精製した。
収量:7.97g(理論値の55%)
質量スペクトル(ESI):m/z=244[M−H]
実施例XVI
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド8.99g及び((4−(tert−ブトキシカルボニル)−ピペラジン−1−イル)−メチル)−トリフルオロホウ酸カリウム(調製については、Org. Lett. 2007, 9, 1597-1600を参照のこと)5.95gを、テトラヒドロフラン150ml及び水15mlに溶解し、炭酸セシウム17.3gと混ぜ合わせ、得られた溶液にアルゴンを10分間、管を通して入れた。次に酢酸パラジウム(II)120mg及び2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピル−1,1’−ビフェニル(XPhos)1.23gを加え、混合物を80℃に12時間に加熱した。次にそれを水と酢酸エチルで分液し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去した。粗生成物を更にそのまま反応させた。
収量:13.5g(理論値の97%)
HPLC(方法1):保持時間=3.44分
質量スペクトル(ESI):m/z=628[M+H]
下記化合物を実施例XVIと同様にして得た:
(1) 4−[2−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.55分
質量スペクトル(ESI):m/z=628[M+H]
実施例XVII
7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
アルゴン下、7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸6.15gを、テトラヒドロフラン60mlに溶解し、トリエチルアミン16.8及び酢酸エチル中のn−プロピルホスホン酸無水物の50%溶液19mlと混ぜ合わせ、0℃で45分間撹拌した。次にN−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド6.59gをバッチ式に加えた。混合物を、周囲温度になるまで放置し、更に2.5時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルで分液した。沈殿物が沈殿し、これを濾別し、乾燥させた(固体1;6.29g)。相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を水及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、次に硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物をエタノールから抽出した。沈殿物を濾別し、少量のエタノールで洗浄し、乾燥させた(固体2;2.7g)。
収量:8.99g(理論値の73%)(固体1+2)
HPLC(方法1):保持時間=4.80分
質量スペクトル(ESI):m/z=508[M+H]
下記化合物を実施例XVIIと同様にして得た:
(1) (S)−4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル
Figure 2012501310
ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル及び(S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸を反応物質として使用した。水性処理の後、粗生成物を、有機相を濃縮することにより得て、更にそのまま反応させた。
値:0.50(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=332[M+H]
(2) 7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=4.96分
質量スペクトル(ESI):m/z=508[M+H]
実施例XVIII
7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸
Figure 2012501310
7−ブロモ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル7.37gを、N,N−ジメチルホルムアミド50mlに溶解し、0℃に冷却し、水素化ナトリウム1.16g(鉱油中60%)と混ぜ合わせた。混合物を20分間撹拌し、次にヨウ化メチル1.78mlを滴下した。次に混合物を周囲温度に達しさせて、12時間撹拌した。次にメタノール80ml及び2N 水酸化ナトリウム溶液27.5mlを加え、混合物を周囲温度で3時間撹拌した。メタノールを減圧下で除去し、残留物を水と混合し、沈殿物を吸引濾過した。濾液を酢酸エチルで2回洗浄し、水相を十分量の2N 塩酸と混ぜ合わせて、pH2とした。沈殿した固体を吸引濾過し、水で洗浄し、乾燥させた。
収量:4.26g(理論値の61%)
質量スペクトル(ESI):m/z=252[M−H]
実施例XIX
7−ブロモ−1H−インドール−2−カルボン酸エチル
Figure 2012501310
2−ブロモフェニルヒドラジン11.0g及びp−トルエンスルホン酸一水和物550mgを、トルエン200mlに溶解し、ピルビン酸エチル6.74mlと混ぜ合わせ、水分離器を使用して2時間還流した。混合物を40℃に放冷し、溶液(これは、p−トルエンスルホン酸一水和物44.75gをトルエン300mlに溶解し、水分離器を使用して2時間還流させて得た)と混ぜ合わせた。次に混合物を水分離器を使用して12時間還流した。周囲温度に冷ました後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチルに溶かし、水及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で順次洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、混合物を活性炭と混ぜ合わせ、15分間撹拌し、珪藻土を通して濾過した。活性炭の添加、撹拌及び濾過のプロセスを更に2回繰り返した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を石油エーテル/ジクロロメタン 7:3に溶かした。シリカゲル30gを加え、混合物を10分間撹拌し、次に珪藻土を通して吸引濾過した。吸引濾過したシリカゲルを、石油エーテル/ジクロロメタン 7:3で洗浄した。溶媒を減圧下で除去した。
収量:7.37g(理論値の47%)
HPLC(方法1):保持時間=3.82分
質量スペクトル(ESI):m/z=268[M+H]
実施例XX
2−ブロモフェニルヒドラジン
Figure 2012501310
2−ブロモフェニルヒドラジン塩酸塩15gを、トルエン400mlに懸濁し、1N 水酸化ナトリウム溶液240mlと混ぜ合わせた。混合物を1時間撹拌し、相を分離した。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた粗生成物を、更にそのまま反応させた。
収量:12.12g(理論値の99%)
質量スペクトル(ESI):m/z=187[M+H]
実施例XXI
4−(2−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
4−カルボキシメチル−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル110mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)135mg及びN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)270μLと混ぜ合わせ、20分間撹拌した。次に1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド二塩酸塩200mgを加え、混合物を周囲温度で12時間撹拌し、次に水と酢酸エチルで分液した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/濃アンモニア 9:1)99:1〜90:10)に付した。
収量:160mg(理論値の64%)
HPLC(方法1):保持時間=2.79分
質量スペクトル(ESI):m/z=754[M+H]
実施例XXII
1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド二塩酸塩
Figure 2012501310
4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル2.29gを、イソプロパノール中のHClの5M 溶液25mlに溶解し、周囲温度で12時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物をメタノール20mlに2回溶かし、次にこれを再び減圧下で除去した。
収量:2.03g(理論値の105%)
質量スペクトル(ESI):m/z=528[M+H]
実施例XXIII
4−メチレン−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
アルゴン下、臭化メチルトリフェニルホスホニウム12.56gを、テトラヒドロフラン100mlに溶解し、−14℃に冷却し、ヘキサン中のn−ブチルリチウム2M 溶液17.58mlを45分間以内に滴下した。混合物を更に1時間撹拌し、次にテトラヒドロフラン20ml中の4−オキソ−アゼパン−1−カルボン酸tert−ブチル5gの溶液を滴下した。次に混合物を周囲温度に加熱し、12時間撹拌した。次にそれを水とヘキサンで分液し、水相をヘキサンで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を石油エーテル/tert−ブチル−メチル−エーテルを加え撹拌した。固体を吸引濾過し、母液を減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル 100:0、次に95:5)に付した。
収量:4.2g(理論値の85%)
値:0.35(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 95:5)
質量スペクトル(ESI):m/z=212[M+H]
実施例XXIV
7−ヒドロキシメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
アルゴン下、2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−カルボン酸メチル14.7gを、テトラヒドロフラン120mlに溶解し、0℃に冷却し、テトラヒドロフラン中の水素化リチウムアルミニウムの1M 溶液60mlを滴下して混ぜ合わせた。混合物を2時間撹拌し、次に反応を、2N 水酸化ナトリウム溶液30mlの滴下により停止した。次に混合物を30分間撹拌し、酢酸エチルで希釈し、珪藻土を通して濾過した。フィルターケーキをテトラヒドロフラン60mlに溶かし、10分間撹拌し、再び珪藻土を通して吸引濾過した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をメタノールから抽出した。沈殿した固体を濾別し、乾燥させた。
収量:8.2g(理論値の59%)
質量スペクトル(ESI):m/z=458[M−H]
実施例XXV
2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−カルボン酸メチル
Figure 2012501310
メタノール250ml及びN,N−ジメチルホルムアミド50ml中の7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド18.8gの懸濁液に、アルゴンを、10分間管を通して入れた。次にトリエチルアミン7.2ml及び[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−パラジウム(II)ジクロリド−ジクロロメタン錯体2.3gを加え、2barに圧縮した一酸化炭素を80℃で15時間入れた。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチルに溶かし、1N 塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をメタノールから抽出した。固体を吸引濾過し、少量のメタノールで洗浄し、乾燥させた。
収量:14.7g(理論値の81%)
質量スペクトル(ESI):m/z=488[M+H]
実施例XXVI
N−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド
Figure 2012501310
N−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド塩酸塩(J. Med. Chem. 2007, 50(17), 4016-26)50gを、水200ml及び酢酸エチル600mlに懸濁し、十分量の4N 水酸化ナトリウム溶液を激しく撹拌しながら加えて、pH11とした。次に相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。このようにして得られた固体を、更にそのまま反応させた。
収量:44g(理論値の100%)
実施例XXVII
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド三塩酸塩
Figure 2012501310
[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチル1.59gを、ジクロロメタン15mlに溶解し、イソプロパノール中の塩化水素の5M 溶液10mlと混ぜ合わせ、周囲温度で3時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:1.80mg(理論値の112%)
HPLC(方法1):保持時間=2.38分
質量スペクトル(ESI):m/z=561[M+H]
下記化合物を実施例XXVIIと同様にして得た::
(1) 1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチルの代わりに、4−[2−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチルを使用した。粗生成物を、ジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液した。水相をジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
HPLC(方法1):保持時間=2.95分
質量スペクトル(ESI):m/z=528[M+H]
実施例XXVIII
1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸
Figure 2012501310
1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸tert−ブチル1.3gを、ジクロロメタン20mlに溶解し、1,4−ジオキサン中の塩化水素の4M 溶液1.04mlと混ぜ合わせ、12時間撹拌した。更なる、1,4−ジオキサン中の塩化水素の4M 溶液2mlを加え、混合物を更に24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタンに2回溶かし、次にこれを減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:1.36g(理論値の86%)
HPLC(方法1):保持時間=2.70分
質量スペクトル(ESI):m/z=571[M+H]
実施例XXIX
7−ホルミル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸
Figure 2012501310
アルゴン下、7−ブロモ−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸4.14gを、テトラヒドロフラン36ml及び1,4−ジオキサン5mlに溶解し、−10℃に冷却し、テトラヒドロフラン中のイソプロピル塩化マグネシウム−塩化リチウム錯体の1.3M 溶液37.6mlを滴下して混ぜ合わせた。混合物をゆっくりと周囲温度に戻し、12時間撹拌した。次にそれを−10℃に冷却し、それをN,N−ジメチルホルムアミド6.62mlを滴下して混ぜ合わせた。それを30分間撹拌し、次に水の添加により反応を終了した。有機溶媒を減圧下で大部分除去し、4N 塩酸の添加により残留物のpH値を2に調整した。沈殿した固体を吸引濾過し、テトラヒドロフランに溶かし、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた固体を更にそのまま反応させた。
収量:1.95g(理論値の59%)
HPLC(方法1):保持時間=2.80分
質量スペクトル(ESI):m/z=204[M+H]
実施例XXX
(S)−(1−メチル−ピロリジン−2−イル)−ピペラジン−1−イル−メタノン
Figure 2012501310
(S)−4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−カルボン酸ベンジル13.43gを、メタノール100mlに溶解し、10%パラジウム担持炭1.4gと混ぜ合わせ、周囲温度、水素圧3barで6時間水素化した。次に触媒を濾別し、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:7.95g(理論値の99%)
値:0.20(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=198[M+H]
実施例XXXI
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ホルミル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド200mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、0℃に冷却し、1,1−ジヒドロ−1,1,1−トリアセトキシ−1,2−ベンゾヨードキソール−3(1H)−オン(デス−マルチン−ペルヨージナン)167mgと混ぜ合わせた。混合物を、周囲温度に加熱しながら、12時間撹拌した。次にそれをジクロロメタンと10%炭酸カリウム水溶液で分液した。固体が沈殿し、それを濾別した。液相を分離し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。次に溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:220mg(理論値の110%)
HPLC(方法1):保持時間=2.80分
実施例XXXII
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−トリメチルシラニルオキシメチル−フェニル)−アミド1.73gを、ジクロロメタン15mlに溶解し、イソプロパノール中の塩化水素の5M 溶液5.34mlと混ぜ合わせ、周囲温度で30分間撹拌した。混合物をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液し、水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。.
収量:1.67g(理論値の109%)
質量スペクトル(ESI):m/z=576[M+H]
実施例XXXIII
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−トリメチルシラニルオキシメチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸2gを、アセトニトリル20mlに溶解し、塩化オキサリル1.2ml及びN,N−ジメチルホルムアミド10μLと混ぜ合わせ、2時間撹拌した。次に更なる塩化オキサリル450μLを加え、混合物を更に1時間撹拌した。次にそれを減圧下で濃縮し、ジクロロメタンに溶かし、これを再び減圧下で除去した。残留物を、1,2−ジクロロエタン20mlに取り、トリエチルアミン2.85ml及び5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−トリメチルシラニルオキシメチル−フェニルアミン1.17gと混ぜ合わせ、周囲温度で2時間撹拌した。次にそれを水及び飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物を、ジクロロメタン/酢酸エチルで酸化アルミニウムを通して濾過した。
収量:1.73g(理論値の64%)
HPLC(方法1):保持時間=2.43分
質量スペクトル(ESI):m/z=648[M+H]
下記化合物を実施例XXXIIIと同様にして得た:
(1) 5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−安息香酸メチル
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.90分
質量スペクトル(ESI):m/z=604[M+H]
(2) (S)−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−フェニル]−カルバミン酸tert−ブチル
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.20分
質量スペクトル(ESI):m/z=661[M+H]
(3) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/メタノール中のアンモニア(飽和)9:1)99:1〜90:10)に付して、このようにして得られた生成物を分取HPLC(方法3)により精製した。
HPLC(方法1):保持時間=2.76分
(4) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
粗生成物を、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/メタノール中のアンモニア(飽和)9:1)99:1〜90:10)に付して、このようにして得られた生成物を分取HPLC(方法3)により精製した。
HPLC(方法6):保持時間=4.00分
質量スペクトル(ESI):m/z=573[M+H]
実施例XXXIV
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−安息香酸
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−安息香酸メチル1.29gを、テトラヒドロフラン25mlに溶解し、4N 水酸化ナトリウム溶液4mlと混ぜ合わせ、40℃に2時間加熱した。次に混合物を60℃に12時間加熱し、次に更なる4N 水酸化ナトリウム溶液2mlを加え、混合物を60℃に更に12時間加熱した。次にそれを減圧下で濃縮し、残留物を水に溶かし、4N 塩酸の添加によりpHを5に調整した。それをジクロロメタン/イソプロパノール 4:1で5回抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:1.3g(理論値の103%)
HPLC(方法1):保持時間=2.48分
質量スペクトル(ESI):m/z=590[M+H]
実施例XXXV
3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−安息香酸メチル
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−安息香酸メチル2.7gを、メタノール120mlに溶解し、10%パラジウム担持炭270mgと混ぜ合わせ、周囲温度、水素圧4barで12時間水素化した。次に触媒を濾別し、溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた残留物を更にそのまま反応させた。
収量:2.24g(理論値の94%)
質量スペクトル(ESI):m/z=238[M+H]
下記化合物を実施例XXXVと同様にして得た:
(1) 3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−N,N−ジメチル−ベンズアミド
Figure 2012501310

値:0.20(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 1:1)
(2) 5−tert−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=195[M+H]
(3) 5−sec−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.81分
質量スペクトル(ESI):m/z=195[M+H]
(4) 5−イソプロピル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.81分
(5) 2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310
水素化触媒として、10%パラジウム担持炭の代わりにラネーニッケルを使用した。
質量スペクトル(ESI):m/z=257[M+H]
(6) 2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310
水素化触媒として、10%パラジウム担持炭の代わりにラネーニッケルを使用した。粗生成物を更にそのまま反応させた。
(7) 5−tert−ブチル−3−メタンスルホニル−2−メトキシ−フェニルアミン
Figure 2012501310
粗生成物をn−ペンタンから抽出した。
値:0.30(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 4:1)
(8) 5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルメチル−2−メトキシ−フェニルアミン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.81分
質量スペクトル(ESI):m/z=272[M+H]
(9) (3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタノール
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.06分
質量スペクトル(ESI):m/z=210[M+H]
(10) 5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニルメチル−2−メトキシ−フェニルアミン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.39分
質量スペクトル(ESI):m/z=256[M+H]
(11) 5−tert−ブチル−2−エトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.94分
質量スペクトル(ESI):m/z=209[M+H]
(12) 5−イソブチル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.96分
質量スペクトル(ESI):m/z=195[M+H]
実施例XXXVI
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−安息香酸メチル
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−安息香酸5.4gを、メタノール50mlに溶解し、0℃に冷却し、塩化チオニル2.32mlを滴下して混ぜ合わせた。添加が終了した後、混合物を60℃に12時間加熱した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を水と酢酸エチルで分液し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル(98:2〜60:40)に付した。
収量:2.69g(理論値の47%)
HPLC(方法1):保持時間=4.30分
質量スペクトル(ESI):m/z=268[M+H]
実施例XXXVII
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−安息香酸
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−安息香酸5gを、硫酸15mlに溶解し、0℃に冷却し、硫酸2.6ml中の硝酸2.3mlの溶液を滴下して混ぜ合わせた。混合物を0℃で1.5時間、周囲温度で1時間撹拌した。次にそれを氷水に加えた。沈殿物を濾別し、ジクロロメタンに溶かし、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:5.4g(理論値の89%)
実施例XXXVIII
5−tert−ブチル−2−メトキシ−N,N−ジメチル−3−ニトロ−ベンズアミド
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−安息香酸44gを、テトラヒドロフラン400mlに溶解し、カルボニルジイミダゾール31gと混ぜ合わせ、50℃で2時間撹拌した。混合物を周囲温度に冷まし、テトラヒドロフラン中のジメチルアミンの2M 溶液173mlと混ぜ合わせ、50℃で更に16時間撹拌した。次にそれを酢酸エチルで希釈し、1N 塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、クロロホルムを用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:40g(理論値の82%)
値:0.60(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 1:1)
実施例XXXIX
(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−カルバミン酸tert−ブチル
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン3.2gを、アセトニトリル50mlに溶解し、ジ−tert−ブチル−ジカルボナート3.78g及び4−ジメチルアミノ−ピリジン20mgと混ぜ合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 95:5〜50:50)に付した。
収量:3.86g(理論値の80%)
質量スペクトル(ESI):m/z=295[M+H]
実施例XL
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
4−tert−ブチル−アニソール3gを、アセトニトリル100mlに溶解し、−30℃に冷却し、ニトロニウム−テトラフルオロボラート6.1gとバッチ式に混ぜ合わせた。混合物を1時間以内に−15℃まで温め、次に−30℃に再び冷却し、別のニトロニウムテトラフルオロボラート1.0gと混ぜ合わせ、30分間撹拌した。次にそれを飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルで分液し、水相を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をイソプロパノールから抽出した。沈殿した固体を濾別し、減圧下で乾燥させた。
収量:3.75g(理論値の81%)
HPLC(方法1):保持時間=4.36分
下記化合物を実施例XLと同様にして得た:
(1) 5−sec−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
HPLC(方法1):保持時間=4.40分
質量スペクトル(EI):m/z=254[M]
(2) 5−イソプロピル−2−メトキシ−1,3−ジニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=4.17分
(3) 2−メトキシ−1,3−ジニトロ−5−ペンタフルオロエチル−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=4.24分
(4) 2−メトキシ−1,3−ジニトロ−5−トリフルオロメチル−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.70分
(5) 5−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−3−ニトロ−ベンズアルデヒド
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=222[M−H]
(6) 4−tert−ブチル−2,6−ジニトロ−フェノール
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=4.09分
質量スペクトル(ESI):m/z=239[M−H]
(7) 5−イソブチル−2−メトキシ−1,3−ジニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
粗生成物を更にそのまま反応させた。
実施例XLI
N−(3−アミノ−5−sec−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド
Figure 2012501310
5−sec−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジアミノ−ベンゼン1.46gを、ジクロロメタン20mlに溶解し、ピリジン1.21mlと混ぜ合わせ、0℃に冷却した。塩化メタンスルホン酸600μLを加え、混合物を周囲温度にまで温め、2時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 80:20〜20:80)に付した。
収量:1.23g(理論値の60%)
HPLC(方法1):保持時間=3.02分
質量スペクトル(ESI):m/z=273[M+H]
下記化合物を実施例XLIと同様にして得た:
(1) N−(3−アミノ−5−イソプロピル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド
Figure 2012501310
HPLC(方法1):保持時間=2.63分
質量スペクトル(ESI):m/z=259[M+H]
(2) N−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−エトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.16分
質量スペクトル(ESI):m/z=287[M+H]
(3)N−(3−アミノ−5−イソブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタンスルホンアミド
Figure 2012501310
HPLC(方法6):保持時間=2.49分
質量スペクトル(ESI):m/z=273[M+H]
実施例XLII
4−sec−ブチル−アニソール
Figure 2012501310
4−sec−ブチル−フェノール2gを、N,N−ジメチルホルムアミド15mlに溶解し、炭酸カリウム2.2gと混ぜ合わせ、30分間撹拌し、次にヨウ化メチル830μLと混ぜ合わせた。混合物を12時間撹拌し、次に更なる炭酸カリウム600mg及びヨウ化メチル300μLを加えた。3時間撹拌した後、混合物を水と酢酸エチルで分液し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。それを硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:2.14g(理論値の98%)
下記化合物を実施例XLIIと同様にして得た:
(1) 4−イソプロピル−アニソール
Figure 2012501310

質量スペクトル(EI):m/z=150[M]
(2) 5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンズアルデヒド
Figure 2012501310

質量スペクトル(EI):m/z=237[M]
(3)1−tert−ブチル−4−プロポキシ−ベンゼン
Figure 2012501310
ヨウ化メチルの代わりにヨウ化エチルを使用した。
HPLC(方法1):保持時間=4.58分
質量スペクトル(EI):m/z=268[M]
実施例XLIII
4−ペンタフルオロエチル−アニソール
Figure 2012501310
アルゴン下、4−ヨード−アニソール1gを、N,N−ジメチルホルムアミド7mlに溶解し、ヨウ化銅(I)1.2g,フッ化カリウム300mg及びペンタフルオロエチル−トリメチル−シラン1.0gと混合した。混合物を80℃に12時間加熱し、次に別のペンタフルオロエチル−トリメチル−シラン1.0gを加え、混合物を再び80℃に12時間加熱した。それを2M アンモニア水溶液で希釈し、1時間激しく撹拌し、固体を濾別した。濾液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル 9:1に溶かした。それを短いシリカゲル層を通して濾過し、石油エーテル/酢酸エチル 9:1で洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:730mg(理論値の76%)
HPLC(方法1):保持時間=4.42分
実施例XLIV
5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニル−2−メトキシ−フェニルアミン
Figure 2012501310
酢酸エチル300ml中の5−tert−ブチル−1−メタンスルフィニル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンゼン15.5gを、10%水酸化パラジウム(II)担持炭3.0gに加え、混合物を水素圧3barで16時間水素化した。次に水素化触媒を、珪藻土を通して濾別し、酢酸エチル100mlで洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をn−ペンタンから抽出した。
収量:12.9g(理論値の94%)
値:0.30(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 1:1)
実施例XLV
5−tert−ブチル−1−メタンスルフィニル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1−メチルスルファニル−3−ニトロ−ベンゼン0.5gを、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロイソプロパノール15mlに溶解し、過酸化水素の9M 水溶液1.1mlと混ぜ合わせ、周囲温度で5時間撹拌した。次に混合物を0℃に冷却し、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液で希釈した。混合物を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル 95:5)に付した。
収量:350mg(理論値の66%)
値:0.20(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 9:1)
下記化合物を実施例XLVと同様にして得た:
(1) 5−tert−ブチル−1−メタンスルフィニルメチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.28分
質量スペクトル(ESI):m/z=286[M+H]
実施例XLVI
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1−メチルスルファニル−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−フェニルアミン2gを、アセトニトリル20mlに溶解し、亜硝酸イソペンチル3.6ml及びジメチルジスルフィド2.4mlと順次混ぜ合わせ、2時間還流した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル 90:10)に付した。
収量:1.5g(理論値の66%)
値:0.70(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 9:1)
実施例XLVII
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−フェニルアミン
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1,3−ジニトロ−ベンゼン2gを、エタノール20mlに溶解し、水2ml及び10%パラジウム担持炭100mgと混ぜ合わせた。混合物を還流し、4−メチル−1−シクロヘキセン1.9mlを加え、混合物を更に2時間還流した。次に更なる4−メチル−1−シクロヘキセン1.0mlを滴下し、混合物を更に16時間還流した。次にそれを周囲温度に冷まし、溶媒を減圧下で除去し、残留物を酢酸エチルに溶かした。混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:1.7g(理論値の96%)
値:0.20(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 9:1)
実施例XLVIII
5−tert−ブチル−1−メタンスルホニル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1−メチルスルファニル−3−ニトロ−ベンゼン500mgを、ジクロロメタン10mlに溶解し、0℃に冷却し、メタクロロ過安息香酸850mgと混合した。混合物を周囲温度にまで温め、6時間撹拌した。次にそれをジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル 9:1)に付した。
収量:350mg(理論値の62%)
値:0.30(シリカゲル、石油エーテル/酢酸エチル 9:1)
下記化合物を実施例XLVIIIと同様にして得た:
(1) 5−tert−ブチル−1−メタンスルホニルメチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
HPLC(方法1):保持時間=3.69分
実施例XLIX
5−tert−ブチル−2−メトキシ−1−メチルスルファニルメチル−3−ニトロ−ベンゼン
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンジルメタンスルホナート4.64gを、1,4−ジオキサン50mlに溶解し、ナトリウムチオメタノラート950mgと混ぜ合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。更なるナトリウムチオメトキシド600mgを加え、混合物を40℃で2時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 98:2〜60:40)に付した。
収量:2.91g(理論値の87%)
HPLC(方法1):保持時間=4.74分
実施例L
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンジルメタンスルホナート
Figure 2012501310
(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−フェニル)−メタノール3.43gを、ジクロロメタン30mlに溶解し、トリエチルアミン2.39mlと混ぜ合わせ、0℃に冷却した。塩化メタンスルホン酸1.2gを滴下し、混合物を2時間撹拌した。次にそれをジクロロメタンで希釈し、水で3回、及び飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:4.67g(理論値の87%)
質量スペクトル(ESI):m/z=335[M+NH
実施例LI
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−トリメチルシラニルオキシメチル−フェニルアミン
Figure 2012501310
(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−メタノール3.03g及びイミダゾール2.4gを、テトラヒドロフラン20mlに溶解し、塩化トリメチルシリル2.75mlをそこに滴下した。混合物を周囲温度で2時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を10%炭酸カリウム水溶液と酢酸エチルで分液した。水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 95:5〜50:50)に付した。
収量:1.96g(理論値の48%)
質量スペクトル(ESI):m/z=282[M+H]
実施例LII
(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−フェニル)−メタノール
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−ニトロ−ベンズアルデヒド3.47gを、ジクロロメタン15ml及びメタノール15mlに溶解し、0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム600mgと混ぜ合わせた。混合物を周囲温度にまで温め、2時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を水に溶かし、酢酸6mlと混ぜ合わせた。それを5分間激しく撹拌し、次に酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:3.5g(理論値の100%)
実施例LIII
1−イソブチル−4−メトキシ−ベンゼン
Figure 2012501310
1−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−プロパン−1−オール1.9gを、30mlに溶解し、0℃に冷却し、トリエチルシラン3.37mlと混合した。混合物を10分間撹拌し、次にトリフルオロ酢酸1.62mlを加えた。1時間以内に、混合物を10℃に加熱し、次に反応を水の添加により停止し、相を分離した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、次に硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(シクロヘキサン/酢酸エチル 95:5〜80:20)に付した。
収量:1.48g(理論値の85%)
HPLC(方法1):保持時間=4.81分
実施例LIV
1−(4−メトキシ−フェニル)−2−メチル−プロパン−1−オール
Figure 2012501310
トルエン10ml中の4−メトキシ−ベンズアルデヒド1.5mlの溶液を、テトラヒドロフラン中の塩化イソプロピルマグネシウムの2M 溶液7.4mlに8℃で滴下した。次に混合物を周囲温度にまで温め、1時間撹拌した。次に反応を半飽和塩化アンモニウム水溶液の添加により停止した。相を分離し、水相をトルエンで抽出した。合わせた有機相を半飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を更にそのまま反応させた。
収量:2.12g(理論値の95%)
HPLC(方法1):保持時間=3.22分
最終化合物の調製例
実施例1
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−ピペリジン−4−カルボン酸61mgを、N,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解し、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)137mg及びN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)138μLと混ぜ合わせた。混合物を20分間撹拌し、次に1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド150mgを加え、混合物を12時間撹拌した。次にそれを水と酢酸エチルで分液し、水相を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタン/(メタノール/アンモニア 9:1)99:1〜90:10を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:118mg(理論値の64%)
HPLC(方法1):保持時間=2.38分
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
下記化合物を実施例1と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法2):保持時間=1.54分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
(2) 1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.39分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M+H]
(3) (R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.45分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
(4) (S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=625[M+H]
(5) 1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.41分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M+H]
(6) (R)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.06分
質量スペクトル(ESI):m/z=638[M+H]
(7) (S)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=3.09分
質量スペクトル(ESI):m/z=638[M+H]
(8) 7−[4−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(9) 7−[4−((2R,4R)−4−メトキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.48分
質量スペクトル(ESI):m/z=669[M+H]
(10) 7−[4−((2R,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.42分
質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(11) 7−[4−((2R,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.46分
質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(12) 7−[4−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.43分
質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(13) 1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−プロピオニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.52分
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
(14) 7−{4−[2−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.32分
質量スペクトル(ESI):m/z=696[M+H]
(15) (S)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.41分
質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(16) 1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.47分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
(17) 1−メチル−7−{4−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.32分
質量スペクトル(ESI):m/z=668[M+H]
(18) 1−メチル−7−[1−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.70(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=652[M+H]
(19) 1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.53(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=666[M+H]
(20) 1−メチル−7−[1−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.70(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=652[M+H]
(21) 1−メチル−7−[4−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.76(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
(22) 1−メチル−7−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸及び1−メチルピペラジンを反応体として使用した。N,N−ジメチルホルムアミドの代わりにテトラヒドロフランを使用した。
HPLC(方法1):保持時間=2.27分
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
(23) (S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸及び(S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジンを反応体として使用した。
HPLC(方法1):保持時間=2.30分
質量スペクトル(ESI):m/z=667[M+H]
(24) (R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペリジン−4−カルボン酸及び(R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジンを反応体として使用した。
HPLC(方法1):保持時間=2.28分
質量スペクトル(ESI):m/z=667[M+H]
(25) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸及び3−モルホリン−4−イル−フェニルアミンを反応体として使用した。O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)の代わりに、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−へキサフルオロホスファート(HATU)を使用した。
HPLC(方法5):保持時間=2.23分
質量スペクトル(ESI):m/z=545[M+H]
実施例2
Figure 2012501310
(R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
トルエン中のホスゲンの20%溶液120μLを、テトラヒドロフラン2mlに溶解し、0℃に冷却し、N,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)173μL及びテトラヒドロフラン1ml中の1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド100mgの溶液を順次滴下した。混合物を0℃で1時間撹拌し、次にテトラヒドロフラン1ml中の(R)−ジメチル−ピロリジン−3−イル−アミン26μLの溶液を滴下した。混合物を周囲温度にまで温め、1時間撹拌した。次にそれを水と酢酸エチルで分液した。水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をジクロロメタン/メタノール 100:0〜90:10を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。
収量:44mg(理論値の35%)
質量スペクトル(ESI):m/z=668[M+H]
下記化合物を実施例2と同様にして得た:
(1) (S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
値:0.50(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール 9:1)
質量スペクトル(ESI):m/z=668[M+H]
実施例3
Figure 2012501310
7−[4−(アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
3−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−カルボニル}−アゼチジン−1−カルボン酸tert−ブチル243mgを、ジクロロメタン3mlに溶解し、0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸261μLと混ぜ合わせた。混合物を周囲温度にまで温め、12時間撹拌した。次に更なるトリフルオロ酢酸1.5mlを加え、混合物を2時間撹拌した。次にそれをジクロロメタンで希釈し、1N 水酸化ナトリウム溶液でpH9に調整した。飽和塩化ナトリウム溶液及び飽和炭酸カリウム溶液を加え、相を分離した。水相をジクロロメタンで2回抽出した。合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。
収量:83mg(理論値の40%)
質量スペクトル(ESI):m/z=611[M+H]
実施例4
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
1−メチル−ピペリジン−3−カルボン酸61mgを、テトラヒドロフラン1mlに溶解し、カルボニルジイミダゾール69mgと混ぜ合わせ、50℃で20分間撹拌した。混合物を放置して周囲温度に冷まし、1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド150mgを加え、次に混合物を周囲温度で12時間撹拌した。次に更なる、テトラヒドロフラン2ml中の1−メチル−ピペリジン−3−カルボン酸122mgを、カルボニルジイミダゾール138mgと混ぜ合わせ、混合物を50℃で20分間撹拌し、この溶液を反応混合物に加えた。それを50℃で2時間撹拌し、次に水と酢酸エチルで分液し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をジクロロメタン/(メタノール/アンモニア 9:1)99:1〜90:10を用いるシリカゲルクロマトグラフィーに付した。このようにして得られた生成物を、分取HPLC(HPLC方法3)により精製した。
収量:102mg(理論値の55%)
HPLC(方法1):保持時間=2.40分
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
実施例5
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド100mgを、メタノール10mlに溶解し、ホルムアルデヒドの37%水溶液14μL及びパラジウム担持炭(10%)20mgと混ぜ合わせ、4barで4時間水素化した。触媒を濾別し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を、酸化アルミニウムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 95:5〜80:20)に付した。
収量:81mg(理論値の79%)
HPLC(方法1):保持時間=2.38分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
下記化合物を実施例5と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.27(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
(2) (R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.30(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))95:5:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
実施例6
7−{4−[2−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−ピペラジン−1−イルメチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド160mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、N,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)100μLと混ぜ合わせ、0℃に冷却した。次にクロロ酢酸クロリド30μLを滴下し、混合物を周囲温度に加熱し、1時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物をN,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶かした。次に炭酸カリウム65mg及び4−ジメチルアミノ−ピペリジン55μLを順次加えた。混合物を周囲温度で12時間撹拌し、水と酢酸エチルで分液し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/濃アンモニア 9:1)99:1〜85:15)に付した。
収量:90mg(理論値の43%)
HPLC(方法1):保持時間=2.13分
質量スペクトル(ESI):m/z=696[M+H]
下記化合物を実施例6と同様にして得た:
(1) (R)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.34分
質量スペクトル(ESI):m/z=655[M+H]
(2) (R)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.18分
質量スペクトル(ESI):m/z=682[M+H]
(3) (S)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.17分
質量スペクトル(ESI):m/z=682[M+H]
実施例7
1−メチル−7−[4−(2−ピペラジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
4−(2−{4−[2−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニルカルバモイル)−1−メチル−1H−インドール−7−イルメチル]−ピペラジン−1−イル}−2−オキソ−エチル)−ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル160mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、イソプロパノール中の塩化水素の5M 溶液1mlと混ぜ合わせ、周囲温度で12時間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルで分液した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、次に硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物を、酸化アルミニウムクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール 100:0〜95:5)に付した。
収量:80mg(理論値の58%)
HPLC(方法1):保持時間=2.26分
質量スペクトル(ESI):m/z=654[M+H]
実施例8
1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
窒素下、7−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド90mg及び(S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボン酸28mgを、テトラヒドロフラン2mlに溶解した。トリエチルアミン140μL及び酢酸エチル中のn−プロピルホスホン酸無水物の50%溶液160μLを次々に加え、混合物を周囲温度で48時間撹拌した。次にそれを酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))97:3:0〜93:6:1)に付した。このようにして得られた生成物を、少量のジエチルエーテルに溶解し、n−ヘキサンの添加により晶出させた。固体を吸引濾過し、乾燥させた。
収量:38mg(理論値の35%)
値:0.76(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
下記化合物を実施例8と同様にして得た:
(1) 1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

値:0.60(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール/(メタノール中のアンモニア(飽和))90:10:0.1)
質量スペクトル(ESI):m/z=667[M+H]
(2) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.65分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
実施例9
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ホルミル−2−メトキシ−フェニル)−アミド160mgを、1,2−ジクロロエタン2mlに溶解し、酢酸40μL及び1−メチルピペラジン45μLと順次混ぜ合わせ、周囲温度で1時間撹拌した。次にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム70mgを加え、混合物を5時間撹拌した。次にそれをジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液し、有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(方法7)により精製した。
収量:45mg(理論値の31%)
HPLC(方法1):保持時間=2.01分
質量スペクトル(ESI):m/z=658[M+H]
下記化合物を実施例9と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−{5−tert−ブチル−3−[(ジイソプロピルアミノ)−メチル]−2−メトキシ−フェニル}−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.18分
質量スペクトル(ESI):m/z=659[M+H]
(2) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジエチルアミノメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.06分
質量スペクトル(ESI):m/z=631[M+H]
(3) 1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.80分
質量スペクトル(ESI):m/z=686[M+H]
(4) 1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.81分
質量スペクトル(ESI):m/z=700[M+H]
(5) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=1.76分
質量スペクトル(ESI):m/z=686[M+H]
(6) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
HPLC(方法1):保持時間=1.79分
質量スペクトル(ESI):m/z=714[M+H]
(7) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.06分
質量スペクトル(ESI):m/z=686[M+H]
実施例10
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−({1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボニル}−アミノ)−安息香酸150mgを、N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム−テトラフルオロボラート(TBTU)105mg及びN,N−ジイソプロピル−エチルアミン(DIEA)120μLと混ぜ合わせた。混合物を20分間撹拌し、次にシクロプロピルアミン21μLを加え、混合物を12時間撹拌した。更なるシクロプロピルアミン21μLを加え、混合物を30分間撹拌した。次に溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(方法3)により精製した。
収量:97mg(理論値の61%)
HPLC(方法1):保持時間=2.52分
質量スペクトル(ESI):m/z=629[M+H]
下記化合物を実施例10と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.66分
質量スペクトル(ESI):m/z=631[M+H]
(2) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−エチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法6):保持時間=4.00分
質量スペクトル(ESI):m/z=617[M+H]
(3) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−メチルカルバモイル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法6):保持時間=3.81分
質量スペクトル(ESI):m/z=603[M+H]
(4) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−カルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.33分
質量スペクトル(ESI):m/z=589[M+H]
実施例11
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジメチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸150mgを、アセトニトリル2mlに溶解し、塩化オキサリル113μL及びN,N−ジメチルホルムアミド10μLと混合し、1時間撹拌した。次に混合物を減圧下で濃縮し、ジクロロメタンに溶かし、ジクロロメタンを減圧下で除去した。残留物を、1,2−ジクロロエタン2mlに溶かし、トリエチルアミン130μL及び3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−N,N−ジメチル−ベンズアミド78mgと混ぜ合わせ、周囲温度で2時間撹拌した。次にそれを水とジクロロメタンで分液し、水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/メタノール中のアンモニア(飽和)9:1)99:1〜90:10)に付した。
収量:115mg(理論値の60%)
HPLC(方法1):保持時間=2.50分
質量スペクトル(ESI):m/z=617[M+H]
下記化合物を実施例11と同様にして得た:
(1) 1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−sec−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
粗生成物を分取HPLC(方法3)により精製した。
HPLC(方法1):保持時間=2.74分
質量スペクトル(ESI):m/z=639[M+H]
(2) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソプロピル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
粗生成物を分取HPLC(方法3)により精製した。
HPLC(方法1):保持時間=2.44分
質量スペクトル(ESI):m/z=625[M+H]
(3) 1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
生成物を分取HPLC(方法7)により精製した。生成物画分を合わせ、アセトニトリルを減圧下で除去し、水相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈した。混合物をジクロロメタンで3回抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。
HPLC(方法1):保持時間=2.33分
質量スペクトル(ESI):m/z=608[M+H]
下記のように、2個のジアステレオマーを分取HPLCにより分離した:
カラム: 2回 Daicel ASH;250×10mm;10ml/分;UV検出220nm;溶離剤CO/(イソプロパノール中の0.2%ジエチルアミン)60:40(均一濃度)
ジアステレオマー1:
保持時間:14.2分
質量スペクトル(ESI):m/z=608[M+H]
ジアステレオマー2:
保持時間:21.8分
質量スペクトル(ESI):m/z=608[M+H]
(4) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.58分
質量スペクトル(ESI):m/z=624[M+H]
(5) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.51分
質量スペクトル(ESI):m/z=638[M+H]
(6) 1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.38分
質量スペクトル(ESI):m/z=622[M+H]
(7) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−エトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.67分
質量スペクトル(ESI):m/z=653[M+H]
実施例12
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−プロピオニルアミノ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド三塩酸塩150mgを、ジクロロメタン2mlに溶解し、トリエチルアミン160μL及び塩化プロピオニル25μLと順次混ぜ合わせた。混合物を周囲温度で2時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(方法3)により精製した。
収量:54mg(理論値の39%)
HPLC(方法1):保持時間=2.51分
質量スペクトル(ESI):m/z=617[M+H]
下記化合物を実施例12と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法6):保持時間=4.22分
質量スペクトル(ESI):m/z=631[M+H]
(2) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アセチルアミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.42分
質量スペクトル(ESI):m/z=603[M+H]
(3) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.69分
質量スペクトル(ESI):m/z=631[M+H]
(4) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.65分
質量スペクトル(ESI):m/z=629[M+H]
実施例13
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−フェニル]−アミド
Figure 2012501310
1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド三塩酸塩200mgを、ジクロロメタン2mlに溶解し、トリエチルアミン210μL、プロピルスルホン酸クロリド80μL及びピリジン70μLと順次混合した。混合物を周囲温度で2時間撹拌し、更なるプロピルスルホン酸クロリド80μLを加え、混合物を更に12時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を分取HPLC(方法3)により精製した。
収量:110mg(理論値の55%)
HPLC(方法1):保持時間=2.79分
質量スペクトル(ESI):m/z=667[M+H]
下記化合物を実施例13と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロパンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法1):保持時間=2.69分
質量スペクトル(ESI):m/z=665[M+H]
実施例14
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アミノ−2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−フェニル)−アミド70mgを、ジクロロメタン2mlに溶解し、トリエチルアミン36μLと混ぜ合わせ、塩化メタンスルホン酸20μLをこの混合物に滴下した。それを2時間撹拌し、更なる塩化メタンスルホン酸20μL及びトリエチルアミン36μLを加え、次にそれを1.5時間撹拌した。次にメタノール2ml及び2N 水酸化ナトリウム溶液600μLを加えた。混合物を2時間撹拌し、溶媒を減圧下で除去し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/(メタノール/メタノール中のアンモニア(飽和)9:1)99:1〜85:15)に付した。
収量:48mg(理論値の61%)
HPLC(方法6):保持時間=2.75分
質量スペクトル(ESI):m/z=701[M+H]
下記化合物を実施例14と同様にして得た:
(1) (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
Figure 2012501310

HPLC(方法6):保持時間=2.70分
質量スペクトル(ESI):m/z=651[M+H]
実施例15
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド
Figure 2012501310
(S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−トリメチルシラニルオキシメチル−フェニル)−アミド270mgを、ジクロロメタン5mlに溶解し、イソプロパノール中の塩化水素の5M 溶液833μLと混合し、周囲温度で30分間撹拌した。混合物をジクロロメタンと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で分液し、水相をジクロロメタンで2回抽出し、合わせた有機相を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥させた後、溶媒を減圧下で除去し、このようにして得られた生成物を分取HPLC(方法3)により精製した。
収量:75mg(理論値の31%)
HPLC(方法6):保持時間=4.09分
質量スペクトル(ESI):m/z=576[M+H]
以下は製剤例であり、そこで用語「活性物質」は、その塩を含む、本発明の一つ以上の化合物を意味する。本明細書に先に記載の一つ以上の更なる活性物質を有する組み合わせのうちの一つの場合、用語「活性物質」はまた、更なる活性物質も含む。
実施例A
活性物質75mgを含有するコーティング錠
組成
1錠剤核は、以下を含む:
活性物質 75.0mg
リン酸カルシウム 93.0mg
トウモロコシデンプン 35.5mg
ポリビニルピロリドン 10.0mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 15.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.5mg
230.0mg
調製:
活性物質を、リン酸カルシウム、トウモロコシデンプン、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース及び指定量の半分のステアリン酸マグネシウムと混合した。直径13mmのブランクを錠剤成形機で製造し、次にこれらを適切な機械を使用して1.5mmのメッシュサイズの篩を通して、ステアリン酸マグネシウムの残りと混合する。この顆粒を錠剤成形機で圧縮して、所望の形状の錠剤を形成する。
核重量: 230mg
ダイ: 9mm、凸面
このようにして製造した錠剤核を、実質的にヒドロキシプロピルメチルセルロースからなるフィルムでコーティングする。完成したフィルムコーティング錠をミツロウで艶出しする。
コーティング錠重量:245mg。
実施例B
活性物質100mgを含有する錠剤
組成
1錠剤は、以下を含む:
活性物質 100.0mg
乳糖 80.0mg
トウモロコシデンプン 34.0mg
ポリビニルピロリドン 4.0mg
ステアリン酸マグネシウム 2.0mg
220.0mg
調製の方法:
活性物質、乳糖及びデンプンを一緒に混合し、ポリビニルピロリドン水溶液で均一に湿潤する。湿潤組成物を篩(メッシュサイズ2.0mm)にかけ、ラック型乾燥器で50℃にて乾燥させた後、それを再び篩(メッシュサイズ1.5mm)にかけ、潤滑剤を加える。得られた混合物を圧縮して、錠剤を形成する。
錠剤の重量: 220mg
直径: 10mm、二平面、両面に小面を切り出し、片面に刻み目をつける。
実施例C
活性物質150mgを含有する錠剤
組成
1錠剤は、以下を含む:
活性物質 150.0mg
粉末乳糖 89.0mg
トウモロコシデンプン 40.0mg
コロイド状シリカ 10.0mg
ポリビニルピロリドン 10.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
300.0mg
調製:
乳糖、トウモロコシデンプン及びシリカと混合した活性物質を、20%ポリビニルピロリドン水溶液で湿潤し、メッシュサイズ1.5mmの篩を通す。45℃で乾燥させた顆粒を同じ篩に再び通し、指定量のステアリン酸マグネシウムと混合する。混合物から錠剤を圧縮加工する。
錠剤の重さ: 300mg
ダイ: 10mm、フラット
実施例D
活性物質150mgを含有する硬ゼラチンカプセル剤
組成
1カプセルは、以下を含む:
活性物質 150.0mg
トウモロコシデンプン(乾燥) およそ180.0mg
乳糖(粉末) およそ87.0mg
ステアリン酸マグネシウム 3.0mg
およそ420.0mg
調製:
活性物質を賦形剤と混合し、メッシュサイズ0.75mmの篩を通し、適切な装置を使用して均一に混合する。得られた混合物を、サイズ1の硬ゼラチンカプセルに充填する。
カプセル充填物: およそ320mg
カプセルシェル: サイズ1の硬ゼラチンカプセル
実施例E
活性物質150mgを含有する坐剤
組成
1坐剤は、以下を含む:
活性物質 150.0mg
ポリエチレングリコール1500 550.0mg
ポリエチレングリコール6000 460.0mg
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート 840.0mg
2,000.0mg
調製:
坐薬用錬剤を溶融後、その中に活性物質を均一に分散させ、溶融物をチルド型に注ぐ。
実施例F
活性物質50mgを含有する懸濁剤
組成
懸濁剤100mlは、以下を含む:
活性物質 1.00g
カルボキシメチルセルロースNa塩 0.10g
p−ヒドロキシ安息香酸メチル 0.05g
p−ヒドロキシ安息香酸プロピル 0.01g
グルコース 10.00g
グリセロール 5.00g
70%ソルビトール溶液 20.00g
香味料 0.30g
蒸留水 100mlにする量
調製:
蒸留水を70℃まで加熱する。p−ヒドロキシ安息香酸メチル及びp−ヒドロキシ安息香酸プロピルを、グリセロール及びカルボキシメチルセルロースのナトリウム塩と一緒に、撹拌しながら溶解する。溶液を周囲温度に冷まし、活性物質を加え、そして撹拌しながら均一に分散させる。糖、ソルビトール溶液及び香味料を加えそして溶解した後、懸濁液を、撹拌しながら排気して空気を除去する。
懸濁剤5mlは活性物質50mgを含有する。
実施例G
活性物質10mgを含有するアンプル
組成
活性物質 10.0mg
0.01N 塩酸 適量
2回蒸留した水 2.0mlにする量
調製:
活性物質を必要量の0.01N HClに溶解し、一般的な塩で等張にし、無菌濾過し、2mLのアンプルに移す。
実施例H
活性物質50mgを含有するアンプル
組成
活性物質 50.0mg
0.01N 塩酸 適量
2回蒸留した水 10.0mlにする量
調製:
活性物質を必要量の0.01N HClに溶解し、一般的な塩で等張にし、無菌濾過し、10mLのアンプルに移す。
実施例I
活性物質5mgを含有する粉末吸入用カプセル
1カプセルは、以下を含む:
活性物質 5.0mg
吸入用乳糖 15.0mg
20.0 mg
調製:
活性物質を吸入用乳糖と混合する。混合物をカプセル成形機(空のカプセルおよそ重量50mg)でカプセル中に充填する。
カプセルの重量: 70.0mg
カプセルのサイズ: 3
実施例J
活性物質2.5mgを含有する携帯型噴霧器用吸入のための溶液
1スプレーは、以下を含む:
活性物質 2.500mg
塩化ベンザルコニウム 0.001mg
1N 塩酸 適量
エタノール/水(50/50) 15.000mgにする量
調製:
活性物質及び塩化ベンザルコニウムを、エタノール/水(50/50)に溶解する。溶液のpHを、1N 塩酸で調整する。得られた溶液を濾過し、携帯型噴霧器(カートリッジ)での使用のために適切な容器へ移す。
容器の含有量:4.5g

Claims (36)

  1. 一般式(I):
    Figure 2012501310

    {式中、
    Arは、式(II)、(III)又は(IV):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、C1−6−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−4−アルコキシ、C1−2−ペルフルオロアルキル、3−メチル−オキセタン−3−イル、C1−2−ペルフルオロアルコキシ、モルホリニルを意味し、
    ここで、該シクロアルキル基は、場合により、C1−3−アルキルで置換されていてもよく、
    は、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシを意味し、
    は、H、C1−5−アルキル−スルホニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−スルホニル−アミノ、(C1−5−アルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、C1−5−アルキル−カルボニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−カルボニル−アミノ、(C1−5−アルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、アミノカルボニル、C1−5−アルキル−アミノ−カルボニル、C3−6−シクロアルキル−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−2−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピロリジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−C1−5−アルキル−ピペラジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、3−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル、C3−6−シクロアルキル−スルフィニル、C1−5−アルキル−スルホニル、C3−6−シクロアルキル−スルホニル、ヒドロキシ−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル−メチル、C1−5−アルキル−スルホニル−メチルを意味し、
    は、C1−3−アルキル又はフェニルを意味し、
    ここで、該C1−3−アルキル基は、場合により、ヒドロキシ又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノで置換されていてもよく、
    該フェニル基は、場合により、フッ素又はC1−3−アルキルで置換されていてもよく、
    D又はEは、窒素を表し、
    G及びE’は、互いに独立に、窒素又は酸素を表し、
    ここで、E’が窒素を意味する場合、Rは、E’にのみ結合している]で示される置換基を意味し、
    は、C4−6−シクロアルキル系(これは、場合により、Rで1置換〜2置換されていてもよい1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
    ここで、Rは、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、C1−3−アルコキシ、アミノ、C1−3−アルキル−アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノであってもよく、
    は、水素、ハロゲン又はC1−4−アルキルを意味し、
    Lは、−C(H)<又は−N<を意味し、
    Mは、−C(H)<又は−N<を意味し、
    Tは、結合又はC1−4−アルキレンを意味するが、
    該C1−4−アルキレン基は、C1−2−アルキルで置換されていてもよく、
    mは、0、1、2又は3を意味し、
    nは、1、2又は3を意味し、
    pは、0、1、2又は3を意味するが、
    ここでは、特記のない限り、上記アルキル基は、直鎖状もしくは分岐鎖状であってよい}で示される化合物、その互変異性体、立体異性体、混合物及び塩、特にその生理学的に許容しうる塩。
  2. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−C−C−アルキル、−C−C−シクロアルキル、−CF、−CFCF、又は下記:
    Figure 2012501310

    を意味するが、
    該−C−C−シクロアルキル基は、−C−C−アルキルで置換されていてもよく、
    は、−H、−C−C−アルキル又は−O−C−C−アルキルを意味し、
    は、
    −NH−S(O)−C−C−アルキル;
    −NH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −N(CH)−S(O)−C−C−アルキル;
    −N(CH)−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −NH−C(O)−C−C−アルキル;
    −NH−C(O)−C−C−シクロアルキル;
    −N(CH)−C(O)−C−C−アルキル;
    −N(CH)−C(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C(O)−NH
    −C(O)−NH−C−C−アルキル;
    −C(O)−N(ジ−C−C−アルキル);
    −C(O)−NH−C−C−シクロアルキル;
    −C(O)−N(C−C−アルキル)(C−C−シクロアルキル);
    −S(O)−C−C−アルキル;
    −S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −S(O)−C−C−アルキル;
    −S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C−C−アルキル−OH;
    −CH−S(O)−C−C−アルキル;
    −CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −CH−S(O)−C−C−アルキル;
    −CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C−C−アルキレン−N(R、R8’)より選択される]で示される置換基であり、
    は、−C−C−シクロアルキル(これは、環中に1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
    ここで、Rは、場合により、−C−C−アルキル、−OH、−O−C−C−アルキル、及び−N(R、R9’)より選択される基で置換されていてもよく、
    は、−H、−ハロゲン及びC−C−アルキルより選択され、
    ここで、各場合において、R、R8’、R及びR9’は、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
    ここで、2個の基RとR8’は、それらが結合している窒素と一緒になって、4員〜6員環系(これらは、−OH又は−N(R10、R10’)で置換されていてもよい)を形成してもよく、
    ここで、各場合において、R10及びR10’は、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
    L及びMは、互いに独立に、−CH<及び−N<より選択され、
    Tは、結合及び−C−C−アルキレンより選択されるが、
    該C1−3−アルキレン基は、メチルで置換されていてもよく、
    mは、0〜3であってよく、
    nは、1〜3であってよく、
    pは、0〜3であってよい}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1記載の化合物。
  3. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−CH、−C、−n−C、−i−C、−C(CH、−n−C、−CH−i−C、−CH(CH)(C)、−n−C11、−CH−CH−i−C、−CH−C(CH、−CF、−CFCF、又は下記:
    Figure 2012501310

    より選択され、
    は、H、−O−CH、−O−Cより選択され、
    は、H、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−i−C、NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−CH−i−C、−NH−S(O)−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C11、−NH−S(O)−(CH−i−C、−NH−S(O)−CH−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−CH−i−C、−NH−C(O)−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C11、−NH−C(O)−(CH−i−C、−NH−C(O)−CH−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−N(CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−N(i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(n−C、−C(O)−NH−CH−i−C、−C(O)−N(CH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(n−C、−CH−N(i−C、−CH−N(n−C、−CH−N(CH−i−C、下記:
    Figure 2012501310

    −S(O)−CH、−S(O)−CH、−S(O)−C、−S(O)−C、−CH−OH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−C又は−CH−S(O)−Cより選択される]で示される置換基であり、
    は、下記:
    Figure 2012501310

    より選択され、
    は、Hを意味し、
    Lは、−CH<又は−N<より選択され、
    Mは、−N<又は−CH<を意味し、
    Tは、結合又は−CH−より選択されるが、
    該−CH−基は、メチルで置換されていてもよく、
    mは、1又は2であってもよく、
    nは、1又は2であってもよい}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜2のいずれか一項記載の化合物。
  4. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’’’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−C(CH、−CH(CH)(C)、−i−C、−CH−i−C、−CF又は−CFCFを意味し、
    は、−O−CH又は−O−Cを意味し、
    は、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−N(CH,−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(i−C、下記:
    Figure 2012501310

    −S(O)−CH、−S(O)−CH、−CH−OH、−CH−S(O)−CH又は−CH−S(O)−CHより選択される]で示される置換基であり、
    は、下記:
    Figure 2012501310

    より選択され、
    は、−Hを意味し、
    Lは、−CH<及び−N<より選択され、
    Mは、−N<を意味し、
    Tは、結合を意味し、
    mは、1を意味し、
    nは、1を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
  5. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(IIa)、(IIIa)又は(IVa):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、C1−6−アルキル、C3−6−シクロアルキル、C1−4−アルコキシ、C1−2−ペルフルオロアルキル、3−メチル−オキセタン−3−イル、C1−2−ペルフルオロアルコキシ、モルホリニルを意味し、
    ここで、該シクロアルキル基は、場合により、C1−3−アルキルで置換されていてもよく、
    は、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシを意味し、
    は、H、C1−5−アルキル−スルホニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−スルホニル−アミノ、(C1−5−アルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−スルホニル)−(メチル)−アミノ、C1−5−アルキル−カルボニル−アミノ、C3−6−シクロアルキル−カルボニル−アミノ、(C1−5−アルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、(C3−6−シクロアルキル−カルボニル)−(メチル)−アミノ、アミノカルボニル、C1−5−アルキル−アミノ−カルボニル、C3−6−シクロアルキル−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−カルボニル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−C1−2−アルキル、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピロリジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−C1−5−アルキル−ピペラジン−1−イル−C1−2−アルキル、4−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、3−ジ−(C1−3−アルキル)−アミノ−ピペリジン−1−イル−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル、C3−6−シクロアルキル−スルフィニル、C1−5−アルキル−スルホニル、C3−6−シクロアルキル−スルホニル、ヒドロキシ−C1−2−アルキル、C1−5−アルキル−スルフィニル−メチル、C1−5−アルキル−スルホニル−メチルを意味し、
    は、C1−3−アルキル又はフェニルを意味するが、
    該C1−3−アルキル基は、場合により、ヒドロキシ又はジ−(C1−3−アルキル)−アミノで置換されていてもよく、
    該フェニル基は、場合により、フッ素又はC1−3−アルキルで置換されていてもよく、
    D又はEは、窒素を表し、
    G及びE’は、互いに独立に、窒素又は酸素を表し、
    ここで、E’が窒素を意味する場合、Rは、E’にのみ結合している]で示されるうちの一つの式の置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  6. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、式(IIa)又は(IIIa):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオ−ペンチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、3−メチル−オキセタン−3−イル、トリフルオロメトキシ、モルホリン−4−イルを意味し、
    は、H、メチル、エチル、n−プロピル、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プロピルオキシを意味し、
    は、H、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、n−ブチル−スルホニル−アミノ、i−ブチル−スルホニル−アミノ、sec−ブチル−スルホニル−アミノ、tert−ブチル−スルホニル−アミノ、n−ペンチル−スルホニル−アミノ、i−ペンチル−スルホニル−アミノ、ネオ−ペンチル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、シクロブチル−スルホニル−アミノ、シクロペンチル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、n−ブチル−カルボニル−アミノ、i−ブチル−カルボニル−アミノ、sec−ブチル−カルボニル−アミノ、tert−ブチル−カルボニル−アミノ、シクロブチル−カルボニル−アミノ、n−ペンチル−カルボニル−アミノ、i−ペンチル−カルボニル−アミノ、ネオ−ペンチル−カルボニル−アミノ、シクロペンチル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、n−プロピルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、n−ブチルアミノ−カルボニル、i−ブチルアミノ−カルボニル、sec−ブチルアミノ−カルボニル、tert−ブチルアミノ−カルボニル、n−ペンチルアミノ−カルボニル、i−ペンチルアミノ−カルボニル、ネオ−ペンチルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、シクロブチルアミノ−カルボニル、シクロペンチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−sec−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−tert−ブチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味し、
    D又はEは、窒素を表す]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜5のいずれか一項記載の化合物。
  7. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、式(IIa):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、i−プロピル、i−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、1−メチル−シクロプロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、トリフルオロメトキシを意味し、
    は、メトキシ、エトキシを意味し、
    は、メチル−スルホニル−アミノ、エチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、i−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジエチルアミノ−カルボニル、ジ−n−プロピルアミノ−カルボニル、ジ−i−プロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−n−プロピルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−エチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−n−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−n−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジ−i−プロピルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、エチル−スルフィニル、n−プロピル−スルフィニル、i−プロピル−スルフィニル、シクロプロピル−スルフィニル、メチル−スルホニル、エチル−スルホニル、n−プロピル−スルホニル、i−プロピル−スルホニル、シクロプロピル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味する]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜6のいずれか一項記載の化合物。
  8. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、式(IIa):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、tert−ブチル、sec−ブチル、i−プロピル、i−ブチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルを意味し、
    は、メトキシ、エトキシを意味し、
    は、メチル−スルホニル−アミノ、n−プロピル−スルホニル−アミノ、シクロプロピル−スルホニル−アミノ、アセチル−アミノ、エチル−カルボニル−アミノ、n−プロピル−カルボニル−アミノ、i−プロピル−カルボニル−アミノ、シクロプロピル−カルボニル−アミノ、アミノ−カルボニル、メチルアミノ−カルボニル、エチルアミノ−カルボニル、i−プロピルアミノ−カルボニル、シクロプロピルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−カルボニル、ジメチルアミノ−メチル、ジエチルアミノ−メチル、ジ−i−プロピルアミノ−メチル、(R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、(S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル−メチル、4−メチル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−i−プロピル−ピペラジン−1−イル−メチル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル−メチル、メチル−スルフィニル、メチル−スルホニル、ヒドロキシ−メチル、メチル−スルフィニル−メチル、メチル−スルホニル−メチルを意味する]で示される置換基を意味する}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜7のいずれか一項記載の化合物。
  9. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−C−C−アルキル、−C−C−シクロアルキル、−CF、−CFCF、又は下記:
    Figure 2012501310

    を意味するが、
    該−C−C−シクロアルキル基は、−C−C−アルキルで置換されていてもよく、
    は、−H、−C−C−アルキル又は−O−C−C−アルキルを意味し、
    は、
    −NH−S(O)−C−C−アルキル;
    −NH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −N(CH)−S(O)−C−C−アルキル;
    −N(CH)−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −NH−C(O)−C−C−アルキル;
    −NH−C(O)−C−C−シクロアルキル;
    −N(CH)−C(O)−C−C−アルキル;
    −N(CH)−C(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C(O)−NH
    −C(O)−NH−C−C−アルキル;
    −C(O)−N(ジ−C−C−アルキル);
    −C(O)−NH−C−C−シクロアルキル;
    −C(O)−N(C−C−アルキル)(C−C−シクロアルキル);
    −S(O)−C−C−アルキル;
    −S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −S(O)−C−C−アルキル;
    −S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C−C−アルキル−OH
    −CH−S(O)−C−C−アルキル;
    −CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −CH−S(O)−C−C−アルキル;
    −CH−S(O)−C−C−シクロアルキル;
    −C−C−アルキレン−N(R,R8’)より選択され、
    ここで、R及びR8’は各々、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択され、
    ここで、2個の基R及びR8’は、それらが結合している窒素と一緒になって、4員〜6員環系(これは、−OH又は−N(R10、R10’)で置換されていてもよい)を形成してもよく、
    ここで、R10及びR10’は各々、互いに独立に、−H及び−C−C−アルキルより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  10. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−CH、−C、−n−C、−i−C、−C(CH、−n−C、−CH−i−C、−CH(CH)(C)、−n−C11、−CH−CH−i−C、−CH−C(CH、−CF、−CFCF、又は下記:
    Figure 2012501310

    より選択され、
    は、H、−O−CH又は−O−Cより選択され、
    は、H、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−i−C、NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−CH−i−C、−NH−S(O)−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−S(O)−n−C11、−NH−S(O)−(CH−i−C、−NH−S(O)−CH−C(CH、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−CH−i−C、−NH−C(O)−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−NH−C(O)−n−C11、−NH−C(O)−(CH−i−C、−NH−C(O)−CH−C(CH、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−N(CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−N(i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−NH−n−C、−C(O)−N(n−C、−C(O)−NH−CH−i−C、−C(O)−N(CH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(n−C、−CH−N(i−C、−CH−N(n−C、−CH−N(CH−i−C、下記:
    Figure 2012501310

    −S(O)−CH、−S(O)−CH、−S(O)−C、−S(O)−C、−CH−OH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−CH、−CH−S(O)−C又は−CH−S(O)−Cより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  11. 一般式(I):
    {式中、
    Arは、一般式(II’’’):
    Figure 2012501310

    [式中、
    は、−C(CH、−CH(CH)(C)、−i−C、−CH−i−C、−CF又は−CFCFを意味し、
    は、−O−CH又は−O−Cを意味し、
    は、−NH−S(O)−CH、−NH−S(O)−n−C、−NH−S(O)−c−C、−NH−C(O)−CH、−NH−C(O)−C、−NH−C(O)−n−C、−NH−C(O)−i−C、−NH−C(O)−c−C、−C(O)−NH、−C(O)−NH−CH、−C(O)−NH−C、−C(O)−NH−i−C、−C(O)−NH−c−C、−C(O)−N(CH,−CH−N(CH、−CH−N(C、−CH−N(i−C、下記:
    Figure 2012501310

    −S(O)−CH、−S(O)−CH、−CH−OH、−CH−S(O)−CH又は−CH−S(O)−CHより選択される]で示される置換基である}で示される、場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
  12. が、C4−6−シクロアルキル系(これは、場合により、Rで1置換〜2置換されていてもよい、1〜2個の窒素原子を含有する)を意味し、
    ここで、Rは、C1−3−アルキル、ヒドロキシ、C1−3−アルコキシ、アミノ、C1−3−アルキル−アミノ、ジ−(C1−3−アルキル)−アミノであってもよい、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜11のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  13. が、アゼチジン−2−イル、アゼチジン−3−イル、1−メチル−アゼチジン−2−イル、1−メチル−アゼチジン−3−イル、1−エチル−アゼチジン−2−イル、1−エチル−アゼチジン−3−イル、ピロリジン−1−イル、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、3−アミノ−ピロリジン−1−イル、3−メチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−エチルアミノ−ピロリジン−1−イル、3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イル、1−メチル−ピロリジン−2−イル、1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−エチル−ピロリジン−2−イル、1−エチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、ピペリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、4−アミノ−ピペリジン−1−イル、4−メチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−エチルアミノ−ピペリジン−1−イル、4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イル、1−メチル−ピペリジン−2−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、1−エチル−ピペリジン−2−イル、1−エチル−ピペリジン−3−イル、1−エチル−ピペリジン−4−イル、ピペラジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、4−エチル−ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルを意味する、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜12のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  14. が、1−メチル−アゼチジン−3−イル、アゼチジン−3−イル、(2RS)−1−メチル−アゼチジン−2−イル、(2S)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2R)−1−メチル−ピロリジン−2−イル、(2S)−ピロリジン−2−イル、(2S,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4S)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2S,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−ヒドロキシ−ピロリジン−2−イル、(2R,4R)−1−メチル−4−メトキシ−ピロリジン−2−イル、(3S)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、(3R)−1−メチル−ピロリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−3−イル、1−メチル−ピペリジン−4−イル、(3S)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、ピロリジン−1−イル、(3R)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、(3S)−3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イル、4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル、4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルを意味する、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜13のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  15. が、−C−C−シクロアルキル(これは環中に1〜2個の窒素原子を含有する)より選択され、
    ここで、Rは、場合により、−C−C−アルキル、−OH、−O−C−C−アルキル、及び−N(R,R9’)より選択される基で置換されていてもよく、
    ここで、R、R9’は、先に記載の意味を有する、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜11のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  16. が、下記:
    Figure 2012501310

    より選択される、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜11のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  17. が、下記:
    Figure 2012501310

    より選択される、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜11のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  18. が、−H、−F、−Cl及び−CHより選択され、そして
    pが、0、1、2又は3より選択される、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜17のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  19. が、Hである、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜18のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  20. L及びMが、互いに独立に、−CH<及び−N<より選択される、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜19のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  21. Lが、−CH<又は−N<より選択される、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜20のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  22. Mが、−N<を意味する、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜21のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  23. Tが、結合及び−C−C−アルキレンより選択されるが、
    該−C−C−アルキレン基は、メチルで置換されていてもよい、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜22のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  24. Tが、結合、及び−CH−より選択されるが、
    該−CH−基は、メチルで置換されていてもよい、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜23のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  25. Tが、結合を意味する、
    場合により、その個々の光学異性体、これらの異性体の混合物、ラセミ化合物の形態で、場合により、薬理学的に許容しうる酸とのその酸付加塩の形態である、請求項1〜24のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  26. 喘息又はCOPDより選択される疾患の処置のための、請求項1〜25のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  27. 喘息又はCOPDより選択される疾患の処置のための医薬の製造のための、請求項1〜26のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物の使用。
  28. 実施態様E−1、E−2、E−3、E−4、E−5、E−6、E−7、E−8、E−9、E−10、E−11、E−12、E−13及びE−14(表1)により定義される、請求項1〜27のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  29. 実施態様E−7(表1)により定義される、請求項1〜28のいずれか一項記載の一般式(I)の化合物。
  30. 1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(1−メチル−アゼチジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペリジン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    7−[4−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシフェニル)−アミド、
    7−[4−((2R,4R)−4−メトキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシフェニル)−アミド、
    7−[4−((2R,4R)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシフェニル)−アミド、
    7−[4−((2R,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシフェニル)−アミド、
    7−[4−((2S,4S)−4−ヒドロキシ−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシフェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−プロピオニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    7−{4−[2−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(2−ピロリジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−{4−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[1−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[1−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[1−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−アゼパン−4−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2R)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(4−メチル−ピペラジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペリジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−モルホリン−4−イル−フェニル)−アミド、
    (R)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−7−[4−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    7−[4−(アゼチジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−3−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    7−{4−[2−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−7−{4−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (R)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−7−{4−[2−(3−ジメチルアミノ−ピロリジン−1−イル)−アセチル]−ピペラジン−1−イルメチル}−1−メチル−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(2−ピペラジン−1−イル−アセチル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピペリジン−4−カルボニル)−[1,4]ジアゼパン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(4−メチル−ピペラジン−1−イルメチル)−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−{5−tert−ブチル−3−[(ジイソプロピルアミノ)−メチル]−2−メトキシ−フェニル}−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジエチルアミノメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(3−ジエチルアミノ−ピロリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−ジエチルアミノ−ピペリジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(4−イソプロピル−ピペラジン−1−イルメチル)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソプロピルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−エチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−メチルカルバモイル−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−カルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ジメチルカルバモイル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−sec−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−イソプロピル−3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    1−メチル−7−[4−((2S)−1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルフィニルメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−メタンスルホニルアミノ−2−エトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−プロピオニルアミノ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−アセチルアミノ−5−tert−ブチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−イソブチリルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−3−(シクロプロパンカルボニル−アミノ)−2−メトキシ−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−[5−tert−ブチル−2−メトキシ−3−(プロパン−1−スルホニルアミノ)−フェニル]−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−シクロプロパンスルホニルアミノ−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−ペンタフルオロエチル−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(3−メタンスルホニルアミノ−2−メトキシ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド、
    (S)−1−メチル−7−[4−(1−メチル−ピロリジン−2−カルボニル)−ピペラジン−1−イルメチル]−1H−インドール−2−カルボン酸−(5−tert−ブチル−3−ヒドロキシメチル−2−メトキシ−フェニル)−アミド、
    その互変異性体、立体異性体、及び混合物。
  31. 請求項1〜30の一項もしくは複数項記載の化合物の無機又は有機酸との生理学的に許容しうる塩。
  32. 医薬としての、請求項1〜30の一項もしくは複数項記載の化合物、又は請求項31記載の生理学的に許容しうる塩の使用。
  33. 請求項1〜30の一項もしくは複数項記載の化合物、又は請求項31記載の生理学的に許容しうる塩を、場合により、1つもしくは複数の不活性担体、保存剤及び/もしくは希釈剤と一緒に含有する、医薬。
  34. 呼吸器の病気の治療又は予防のために適切な医薬の製造のための、請求項1〜30の一項もしくは複数項記載の少なくとも1つの化合物、又は請求項31記載の生理学的に許容しうる塩の使用。
  35. 呼吸器の病気がCOPD又は喘息であることを特徴とする、請求項34記載の使用。
  36. 請求項33記載の医薬の製造方法であって、請求項1〜30の少なくとも一項記載の化合物、又は請求項31記載の生理学的に許容しうる塩が、非化学的方法により1つもしくは複数の不活性担体、保存剤及び/もしくは希釈剤中に組み入れられることを特徴とする、方法。
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