JP2012247686A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧パッドを用いて安定した用紙搬送性を実現する定着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置117に、記録シートが担持するトナー像を溶融する定着ローラ200と、定着ローラ200に圧接され、溶融したトナーを記録シートに圧着する2つの加圧パッド202、205と、を設ける。加圧パッド202、205は何れも固定式の加圧パッドであって、定着ローラに圧接する平面部分を備えている。上流側の加圧パッド202と定着ローラ200とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上には、下流側の加圧パッド205平面部分が存在している。また、定着ローラ200の回転軸に垂直な平面において、前記排出方向と下流側の平面部分がなす角度が0度より大きく、40度以下になっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関し、特に、固定式の加圧部材を複数個、定着回転体に圧接した定着装置における記録シートの搬送性を向上させる技術に関する。
近年、低価格の画像形成装置に対する需要に応えるべく、定着装置に対しても低コスト化の要望が高まっている。定着装置を低コスト化するためには、例えば、加圧ローラに代えて、固定式の加圧部材(以下、「加圧パッド」という。)にて記録シートを定着ローラに圧接する構成を採用することが考えられる。このようにすれば、定着装置の部品点数を削減できるので材料コストと製造コストの両方を低減することができる。
固定式の加圧部材は、定着ローラに共回りする加圧ローラとは異なって、定着ローラに摺擦してトルクを発生させる。このトルクを小さくするために加圧部材を定着ローラに圧接する力を弱めると、記録シート、特に厚紙を通紙した場合に定着不良が発生する。
このような問題に対し、例えば、図7に示されるように、電熱ヒータ701によって加熱される定着ローラ702の周辺に複数の加圧パッド703〜705を配設して、定着ローラ702と加圧パッド703〜705のそれぞれとの間に複数のニップ部を形成する定着装置が提案されている。この定着装置においては、複数のニップ部に順次、記録シートを通紙して、定着を繰り返することによって定着不良が防止される(特許文献1を参照)。
実開昭60−8966号公報
しかしながら、上記従来技術に係る定着装置には、複数のニップ部の間で用紙搬送が不安定になってしまい、記録シートのジャム(紙詰まり)が発生し易いという問題がある。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、加圧パッドを用いて安定した用紙搬送性を実現する定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置及は、記録シートが担持するトナー像を溶融する定着回転体と、何れも定着回転体の周面に圧接され、溶融したトナーを記録シートに圧着する複数の加圧部材と、を備え、前記複数の加圧部材のうち、記録シートの搬送方向における少なくとも下流側の加圧部材は、平面部分を有する固定式の加圧部材であって、当該平面部分は定着回転体に圧接されており、上流側の加圧部材と定着回転体とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上に、前記平面部分が存在しており、定着回転体の回転軸に垂直な平面において、前記排出方向と前記平面部分がなす角度が0度より大きく、40度以下であることを特徴とする。
このようにすれば、記録シートの搬送方向における上流側の加圧部材と定着回転体とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上に、下流側の加圧部材の平面部分が存在しており、定着回転体の回転軸に垂直な平面において、当該排出方向と平面部分とがなす角度が0度より大きく、40度以下であるので、上流側ニップ部から排出された記録シートが前記平面部分に安定的に導かれると共に、当該平面部分に突き当たった記録シートがやはり安定的に上流側ニップ部、すなわち、下流側の加圧部材と定着回転体とがなすニップ部に進入する。したがって、記録シートの紙詰まりを防止して、高い用紙搬送性を実現することができる。
この場合において、記録シートの搬送方向における上流側の加圧部材も、平面部分を有する固定式の加圧部材であって、当該平面部分は定着回転体の周面に圧接されており、定着回転体の回転軸に垂直な断面において、上流側の平面部分の延長上に下流側の平面部分が存在すれば、前記排出方向と上流側の平面部分とが一致するので、より確実に当該排出方向と下流側の平面部分とがなす角度を上述の好ましい範囲内にすることができる。
また、複数の加圧部材を配設することを考慮すれば、定着回転体の回転軸に垂直な断面において、前記排出方向と前記平面部分がなす角度を20度以上とするのが好適である。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る定着装置を備えることを特徴とする。このようにすれば、上述のような効果をそのまま得ることができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。 定着装置117の主要な構成を示す断面図である。 定着ローラ200の回転軸に垂直な断面における、加圧パッド202、205と定着ローラ200との位置関係を示す断面図である。 加圧パッド202、205の平面部分301、302がなす角度θと紙詰まりの関係を示す表である。 加圧ローラを用いた変形例に係る定着装置の構成を示す断面図である。 3つの加圧パッドを備える変形例に係る定着装置の構成を示す断面図である。 従来技術に係る定着装置の構成を示す図である。
以下、本発明に係る定着装置および画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1] 画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す図である。図1に示されるように、画像形成装置1は、印刷機能、複写機能及びファクシミリ機能を兼ね備えた所謂多機能機(MFP: Multi Function Peripheral)であって、原稿読取部100、画像形成部110及び給紙部120を備えている。原稿読取部100は、原稿台トレイに載置された原稿を自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)にて搬送し、光学的に読み取って画像データを生成する。画像データは後述の制御部112に記憶される。
画像形成部110は作像部111Y〜111K、制御部112、中間転写ベルト113、2次転写ローラ対114、タイミングローラ対115、クリーナ116、定着装置117、排紙ローラ対118、排紙トレイ119、反射濃度センサ102及び1次転写ローラ103Y〜103Kを備えている。また、画像形成部110にはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各色のトナーカートリッジ101Y〜101Kが装着されている。
トナーカートリッジ101Y〜101Kからそれぞれトナーの供給を受けて、作像部111Y〜111Kは、制御部112の制御の下、それぞれYMCK各色のトナー像を形成する。1次転写ローラ103Y〜103Kは、これらのトナー像が重なり合うように中間転写ベルト113に静電転写(1次転写)する。中間転写ベルト113は無端状の回転体であって、矢印A方向に走行し、1次転写されたトナー像を2次転写位置まで搬送する。中間転写ベルト113の材料としては、ポリカーボネートやポリテトラフルオロエチレン(PTFE: poly tetra fluoro ethylene)、或いはポリイミドを主原料としてカーボンを分散させた半導電性の材料を用いれば良い。
給紙部120は、記録紙Pを紙サイズ毎に格納する給紙カセット121を備え、画像形成部110に記録紙Pを1枚ずつ供給する。供給された記録紙Pは、中間転写ベルト113がトナー像を搬送するのに並行して搬出され、タイミングローラ対115を経由して、2次転写ローラ対114まで搬送される。タイミングローラ対115は1対のローラからなっており、記録紙Pが2次転写ローラ対114に到達するタイミングを調整する。
2次転写ローラ対114は転写電圧を印加された1対のローラからなっており、このローラ対は互いに圧接して転写NIP部を形成している。この転写NIP部において中間転写ベルト113上のトナー像が記録紙P上に静電転写(2次転写)される。トナー像を転写された記録紙Pは定着装置117へ搬送される。また、2次転写後、中間転写ベルト113上に残った残留トナーは、更に矢印A方向に搬送された後、クリーナ116によって掻き取られ、廃棄される。
定着装置117は記録紙Pに担持されたトナー像を加熱、溶融して、記録紙Pに圧着する。トナー像を融着された記録紙Pは排紙ローラ対118によって排紙トレイ119上に排出される。なお、制御部112は、上記を含む画像形成装置1の動作を制御する。制御部112は、パソコン(PC: Personal Computer)やファクシミリ装置など、他の装置との間で画像データを送受信したり、プリントジョブを受け付けたりもする。
また、定着装置は、形成する画質を安定させるために画像安定化処理を実行する。反射濃度センサ102は、対象物を照明してその反射光量により濃度を計測することによって、画像安定化処理の際に2次転写ベルト上に形成されたレジストパターンを光学的に検出する。
なお、トナー像を転写するに当たっては、転写ローラに代えて転写チャージャや転写ベルトを用いても良い。また、中間転写ベルト113上の残留トナーを除去する際に、クリーナ116(クリーニングブレード)に代えて、クリーニングブラシやクリーニングローラ等を用いても良い。
[2] 定着装置117の構成
次に、定着装置117の構成について説明する。
図2は、定着装置117の主要な構成を示す断面図である。図2に示されるように、定着装置117は、定着ローラ200、ハロゲンヒータ201、加圧パッド202、205、支持部材203、206及びボルト204、207を備えている。定着ローラ200は、アルミニウム製(鉄製でも良い。)で、厚さ0.6mm、外径30mmの円筒体である。また、定着ローラ200は、アルミ製筒体の外周表面はブラスト加工された後、フッ素樹脂によるコートが施されることによって、離型層が形成されている。
加圧パッド202、205は、何れもSUS(Steel Use Stainless)製の板金を屈曲させたものである。また、加圧パッド202、205は、定着ローラ200に当接する表面にフッ素コートが施されている。加圧パッド202、205は、それぞれ一端においてボルト204、207によって支持部材203、206に固定されており、支持部材203、206を介して定着装置117のハウジング(図示省略)に固定されている。また、加圧パッド202、205の自由端側は何れも定着ローラ200の外周表面に圧接しており、その押圧力は30N程度である。
なお、加圧パッド202、205は何れも弾性変形した状態で定着ローラ200の外周表面に圧接するように、支持部材203、206に固定されている。これによって、定着ローラ200の外周表面への圧接力が調整される。
記録シートは、定着装置117に対して矢印B方向に進入し、まず、加圧パッド202によって定着ローラ200に押圧され、トナー像を溶融、圧着される。続いて、記録シートは、加圧パッド205によっても定着ローラ200に押圧され、トナー像を更に溶融、圧着される。この間、記録シートは定着ローラ200との間の摩擦力によって、定着ローラ200が矢印C方向に回転するのに従って搬送される。
その後、記録シートは、ガイド部材208によって排紙ローラ対118へと導かれ、排紙ローラ対118によって排紙トレイ119上に排出される。
[3] 加圧パッド202、205と定着ローラ200の位置関係
次に、加圧パッド202、205と定着ローラ200との位置関係について、記録シートの搬送性の良否の観点から説明する。
図3は、加圧パッド202、205と定着ローラ200との位置関係を、定着ローラ200の回転軸に垂直な断面において示す断面図である。図3に示されるように、加圧パッド202、205はそれぞれ定着ローラ200に圧接する平面部分301、302を有している。
平面部分301は、平面部分302に対して、記録シートの搬送方向における上流側に位置している。平面部分301を記録シートの搬送方向における下流側に延長すると、平面部分302が存在している。このため、加圧パッド202と定着ローラ200とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上に平面部分302が存在するので、加圧パッド202の平面部分301によって記録シートが加圧パッド205の平面部分302に導かれる。これによって、記録シートは、定着ローラ200と加圧パッド205とが形成するニップ部へ円滑に搬送されるので、紙詰まりを防止することができる。
また、平面部分301、302がなす角度θは、何れも定着ローラ200の外周面に接する関係上、0度以下にはなり得ず、常に0度よりも大きくなる。一方、角度θが大きすぎる場合には、加圧パッド202に導かれた記録シートが深い角度で加圧パッド205の平面部分302に突き当たることになり、紙詰まりが発生するおそれがある。このため、平面部分301、302がなす角度θを変化させて紙詰まりの発生の有無を確認する実験を行ったところ、次のような結果を得た。
図4は、上の実験結果を示す表である。図4に示されるように、角度θが30度から40度までの範囲内では紙詰まりは発生しなかったが、45度を超えると紙詰まりの発生頻度が高くなった。なお、記録シートの搬送速度を70mm/秒とした場合と、140mm/秒とした場合のそれぞれについて、加圧パッド202、205を定着ローラ200の外周表面に圧接する押圧力を30Nとした構成と、60Nとした構成との両方の実験を行ったが、いずれの場合も実験結果は図4に示される通りであった。また、実験には、坪量が80g/mの普通紙を用い、定着温度は180℃とした。
さて、平面部分301、302何れも定着ローラ200の外周面に接する関係上、角度θは180度未満にならざるを得ない。角度θが50度を超え、かつ、180度未満である場合については、実験は行っていないが、加圧パッド202に導かれた記録シートが更に深い角度で加圧パッド205の平面部分302に突き当たることになるので、紙詰まりの発生頻度が更に高くなることは明らかである。
このため、角度θが40度以下となるように、加圧パッド202、205を配設するのが望ましい。また、加圧パッド202、205を互いに干渉させることなく配設するためには、角度θを20度以上とするのが現実的である。
したがって、角度θが20度以上、40度以下の範囲内になるように加圧パッド202、205を配設すれば、加圧パッド205と定着ローラ200とがなすニップ部に記録シートを円滑に突入させることができる。これによって、紙詰まりを防止して、高い用紙搬送性を実現することができる。
[4] 変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(1) 上記実施の形態においては、2つの加圧パッド202、205を定着ローラ200に圧接する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしても良い。図5は、本変形例に係る定着装置の構成を示す断面図である。
図5に示されるように、本変形例に係る定着装置5は、加圧パッド202に代えて、加圧ローラ501を備えている。加圧ローラ501と定着ローラ200とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上に、加圧パッド205の平面部分302が存在している。したがって、加圧ローラ501と定着ローラ200とがなすニップ部から排出された記録シートは加圧パッド205の平面部分302に突き当たった後、加圧パッド205と定着ローラ200とがなすニップ部に進入する。
加圧ローラ501と定着ローラ200とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向と加圧パッド205の平面部分302とがなす角度θも40度以下にすることによって紙詰まりを防止して、記録シートを円滑に搬送、定着することができる。また、加圧パッド205と加圧ローラ501との干渉を避けるためには、加圧ローラ501の外径を小さくすることも考えられる。しかしながら、加圧ローラ501の外径を小さくし過ぎると、加圧ローラ501と定着ローラ200とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向が不安定になるおそれがあるので、やはり角度θを20度以上とするのが望ましい。
(2) 上記実施の形態においては、2つの加圧パッド202、205を定着ローラ200に圧接する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、3つ以上の加圧パッドを定着ローラ200に圧接してもよい。図6は、本変形例に係る定着装置の構成を示す断面図である。
図6に示されるように、本変形例に係る定着装置117は、3つの加圧パッド202、205及び601を備えており、加圧パッド601の一方の端部(固定端)は、支持部材602にボルト603を用いて固定されることによって、定着装置117のハウジングに固定されている。また、加圧パッド601の自由端側の平面部分604は定着ローラ200の外周表面に圧接しており、その押圧力は30N程度である。
未定着トナー像を担持する記録シートは、ガイド部材610によって、加圧パッド202と定着ローラ200とがなすニップ部へ向けて矢印B方向に導かれる。そして、定着ローラ200が矢印C方向に回転するのに連れて、記録シートは、定着ローラ200が加圧パッド205、601となすニップ部に通紙され、トナー像を熱定着される。その後、記録シートは矢印D方向へ進んで、ガイド部材208によって排紙ローラ対(図示省略)へと導かれる。
加圧パッド202、205の平面部分301、302がなす角度θは0度より大きく、40度以下の範囲内にあり、かつ、加圧パッド205、601の平面部分302、604がなす角度θ´もまた0度より大きく、40度以下の範囲内にある。なお、3つの加圧パッド202、205及び601を定着ローラ200の周囲に順次、配設する必要から、角度θ、θ´は何れも20度以上であることが望ましい。
このようにすれば、定着装置117に通紙される記録シートの紙詰まりを防止して、高い搬送性を実現することができる。同時に、記録シートに定着ニップを3つ以上通過させることができるので、高い定着性を実現することができる。
(3) 上記実施の形態においては、ハロゲンヒータ201を用いて定着ローラ200を加熱する場合について説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、電磁誘導発熱体に交番磁界を印加して渦電流によりジュール発熱させる電磁誘導加熱方式や、抵抗発熱体に通電して発熱させる抵抗発熱体方式など、ハロゲンヒータ201以外の熱源を用いて定着ローラ200を加熱しても良い。また、ハロゲンヒータ201を用いる場合であっても、例えば、複数のハロゲンヒータ201を備えていても良く、通紙される記録シートのサイズ等に応じて異なるサイズのハロゲンヒータ201を切り替えても良い。
また、定着ローラ200に代えて定着ベルトを用いても本発明の効果は同じである。定着ベルトを用いる際には、定着ベルトを介して加圧パッドに圧接する圧接部材を備えれば良く、定着ベルトと圧接部材との接触面積が小さいほど、定着装置の熱効率を向上させることができる。
(4) 上記実施の形態においては、いわゆる多機能機を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて単機能機、例えば、プリンタ装置や複写装置、ファクシミリ装置などに本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。また、多機能機に適用する場合であっても、本発明に係る定着装置を備えていれば、備える機能の組み合わせに関わらず本発明の効果を得ることができる。
本発明に係る定着装置及び画像形成装置は、固定式の加圧部材を複数個、定着回転体に圧接した定着装置における記録シートの搬送性を向上させる技術として有用である。
1…………………………………………………画像形成装置
117……………………………………………定着装置
200、702…………………………………定着ローラ
201……………………………………………ハロゲンヒータ
202、205、601、703〜705…加圧パッド
203、206、602………………………支持部材
204、207、603………………………ボルト
208、610…………………………………ガイド部材
301、302、604………………………平面部分
501……………………………………………加圧ローラ

Claims (4)

  1. 記録シートが担持するトナー像を溶融する定着回転体と、
    何れも定着回転体の周面に圧接され、溶融したトナーを記録シートに圧着する複数の加圧部材と、を備え、
    前記複数の加圧部材のうち、記録シートの搬送方向における少なくとも下流側の加圧部材は、平面部分を有する固定式の加圧部材であって、
    当該平面部分は定着回転体に圧接されており、
    上流側の加圧部材と定着回転体とがなすニップ部から排出される記録シートの排出方向の延長上に、前記平面部分が存在しており、
    定着回転体の回転軸に垂直な平面において、前記排出方向と前記平面部分がなす角度が0度より大きく、40度以下である
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 記録シートの搬送方向における上流側の加圧部材も、平面部分を有する固定式の加圧部材であって、
    当該平面部分は定着回転体の周面に圧接されており、
    定着回転体の回転軸に垂直な断面において、上流側の平面部分の延長上に下流側の平面部分が存在する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 定着回転体の回転軸に垂直な断面において、前記排出方向と前記平面部分がなす角度が20度以上である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の定着装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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