JP6004689B2 - 定着装置、及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及びこの定着装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に用いられる定着装置、及びこの定着装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真式の複写機やプリンタに使用する定着装置として、フィルムを用いた外部加熱方式の定着装置が知られている。
上記の外部加熱方式の定着装置は、駆動される加熱ローラと、加熱ローラと接触してニップ部を形成する加圧フィルムユニットと、定着ローラと接触して加熱圧接部を形成する加熱フィルムユニットを有している。
加熱フィルムユニットは、筒状の加熱フィルムと加熱フィルム内面と接触するヒータと、加熱フィルム内面と接触して加熱フィルムの回転をガイドする加熱フィルムガイドを有する。加圧フィルムユニットは、筒状の加圧フィルムと加圧フィルム内面と接触して加圧フィルムの回転をガイドする加圧フィルムガイドを有する。
上記の定着装置は、外部加熱部にも加熱ローラと共に回転するフィルムを使用することで、固定式の外部加熱部を用いた定着装置よりも駆動トルクを小さくすることができる。
上記の定着装置は、加熱ローラが駆動されて回転することにより、加熱フィルム及び加圧フィルムが従動回転する。従って、加熱フィルムの回転をガイドする加熱フィルムガイドと加熱フィルム内面との接触する部分の摺動抵抗が大きい場合は、加熱フィルムの回転が不安定になることがある。また同じ事が、加圧フィルムと加圧フィルムガイドとの接触する部分についても言える。
加熱フィルム及び加圧フィルムの回転が不安定になると加熱ローラへの熱供給が不安定になり、また、加圧フィルムの回転が不安定になるとニップ部における記録材の搬送が不安定になり、定着むらの原因となることがある。
そこで、定着装置において定着フィルムと定着フィルム内面に接触するフィルム支持部材との間の摩擦抵抗を減らすために、フィルム支持部材に定着フィルムとフィルム支持部材の摺動面を減少させるリブか穴のいずれかが設けられているものがある(特許文献1)。
特開平6−003982
しかしながら、特許文献1のフィルム支持部材(フィルムガイド)を前述した定着装置に用いると次のような課題がある。それは、定着処理時に、加熱フィルムガイドが加熱フィルムの接触する部分と、加圧フィルムガイドが加圧フィルムに接触する部分と、が加熱ローラの長手方向で重なる領域において、グロスむらが発生する場合がある。
そこで本発明の目的は、定着装置のフィルムを安定的に回転させると同時に、グロスムラを低減できる定着装置、及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するための本発明の好適な実施形態の一つは、加熱ローラと、前記加熱ローラと接触して加熱圧接部を形成する筒状の第1のフィルムと、前記第1のフィルムの内側に設けられ前記第1のフィルムの回転をガイドする第1のガイド部材と、を有する加熱ユニットと、前記加熱ローラと接触してニップ部を形成する筒状の第2のフィルムと、前記第2のフィルムの内側に設けられ前記第2のフィルムの回転をガイドする第2のガイド部材と、を有する加圧ユニットと、を備え、トナー像を担持した記録材を前記ニップ部で搬送しつつ加熱して前記トナー像を記録材に定着する定着装置において、前記第1のガイド部材は、前記加熱圧接部よりも前記第1のフィルムの回転方向の上流側に設けられ前記第1のフィルムの内面と接触する第1の上流突起部と前記加熱圧接部よりも前記第1のフィルムの回転方向の下流側に設けられ前記第1のフィルムの内面と接触する第1の下流突起部と、を有し、前記第2のガイド部材は、前記ニップ部よりも前記第2のフィルムの回転方向の上流側に設けられ前記第2のフィルムの内面と接触する第2の上流突起部を有し、前記ニップ部における記録材の搬送方向からみたときに、前記第1の上流突起部と、前記第1の下流突起部と、は、記録材の搬送領域内において、前記加熱ローラの母線方向で重なるように設けられ、前記第1の上流突起部と、前記第2の上流突起部と、は、前記搬送領域内において、前記加熱ローラの母線方向で重ならないように設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、定着装置のフィルムを安定的に回転させると共に、グロスむらを低減できる定着装置、及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供できる。
画像形成装置の横断側面の断面図 実施例に係る定着装置の概略構成を表す断面図 実施例に係る定着装置の加熱フィルムガイドの斜視図 実施例に係る定着装置の通電制御系を示す図 実施例に係る定着装置の加熱フィルムの回転挙動を表す図 (a)比較例のフィルムガイドの位置を示した図、(b)比較例のリブ位置とグロス分布の関係を示した図、(c)比較例の片面印刷時と両面印刷時のグロスむらランクを示した図 (a)実施例のフィルムガイドの位置を示した図、(b)実施例のリブ位置とグロス分布の関係を示した図、(c)実施例の片面印刷時と両面印刷時のグロスむらランクを示した図 実施例の変形例に係る定着装置の概略構成を表す断面図
[第1実施形態]
図1は本実施形態に係る定着装置を搭載する画像形成装置の模式断面図である。この画像形成装置は電子写真式のレーザビームプリンタである。
本実施例に示す画像形成装置は、現像剤としてのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のトナーを用いてトナー画像を形成する第1から第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを所定の方向に一列に並設したインライン方式の装置である。各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)117を有している。
各画像形成部Pa〜Pdにおいて、感光ドラム117の外周面の周囲には、帯電部材としてのドラム帯電器119と、露光手段としての走査露光装置107が設けられている。また感光ドラム117表面の周囲には、現像手段としての現像器120と、ドラムクリーナ122が設けられている。そして感光ドラム117に跨るように中間像担持体としての中間転写ベルト123が設けてある。この中間転写ベルト123は、駆動ローラ125aと、二次転写対向ローラ125bとで張架されている。
中間転写ベルト123の内周面側には、各感光ドラム117と、中間転写ベルト123を挟むように第1の転写部材としての一次転写ローラ124が設けられている。中間転写ベルト123の外周面側には、二次転写対向ローラ125bと、中間転写ベルト123を挟むように第2の転写部材としての二次転写ローラ121が設けられている。
本実施例の画像形成装置は、ホストコンピュータ、ネットワーク上の端末機、外部スキャナなどの外部装置(不図示)から出力されるプリント指令に応じて制御部101が所定の画像形成シーケンスを実行する。制御部101はCPUとROMやRAMなどのメモリとからなり、メモリには画像形成シーケンスや画像形成に必要な各種プログラムなどが記憶されている。
本実施例の画像形成装置の画像形成動作を、図1を参照して説明する。制御部101は、プリント指令に応じて実行される画像形成シーケンスに従い各画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdを順次駆動する。先ず、各感光ドラム117が所定の周速度(プロセススピード)で矢印方向へ回転されると共に、駆動ローラ125aにより中間転写ベルト123が各感光ドラム117の回転周速度と対応した周速度で矢印方向へ回転される。
1色目のシアンの画像形成部Paにおいて、感光ドラム117表面はドラム帯電器119によって所定の極性及び電位に一様に帯電される。次に走査露光装置107が外部装置から出力される画像情報に応じたレーザ光を感光ドラム117の帯電面に対し走査露光する。これにより感光ドラム117表面の帯電面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。そしてこの静電潜像が現像器120によってシアンのトナーを用いて現像される。これによって感光ドラム117表面上にシアンのトナー画像が形成される。
同様の帯電、露光、現像の各工程が、2色目のマゼンタの画像形成部Pb、3色目のシアンのイエローの画像形成部Pc、4色目のブラックの画像形成部Pdにおいても行われる。各感光ドラム117表面に形成された各色のトナー画像は感光ドラム117の表面と中間転写ベルト123の表面とが接触して形成される一次転写ニップ部で中間転写ベルト123の表面に順番に重ねて転写される。これにより中間転写ベルト123表面にフルカラーのトナー画像が担持される。
トナー画像が転写された後の感光ドラム117表面は、感光ドラム117表面に残留する転写残トナーがドラムクリーナ122により除去され次の画像形成に供される。
一方、給送カセット102から記録紙等の記録材Pが繰り出しローラ105により1枚ずつ繰り出されレジストローラ106に搬送される。この記録材Pはレジストローラ106によって中間転写ベルト123の表面と二次転写ローラ121の表面とが接触して形成される二次転写ニップ部に搬送される。
この搬送過程において二次転写ニップ部において中間転写ベルト123表面のトナー画像が記録材P上に転写される。これにより記録材P上に未定着のフルカラーのトナー画像が担持される。
フルカラーのトナー画像を担持した記録材Pは定着装置109の後述する定着ニップ部N1に導入される。そして、この定着ニップ部N1で記録材Pを搬送しつつトナー像に熱と圧力を印加し、これにより記録材P上のトナー像は記録材Pに定着される。
記録材の第1の面のみに画像形成する場合には、定着ニップ部N1を出た記録材Pは排出ローラ111により排出トレイ112上に排出される。
次に、画像形成装置内で記録材の第1の面に続いて第1の面の反対側の面である第2の面にも画像形成を行う場合について説明する。記録材の第1の面の定着処理を終えた後、記録材を所定の位置まで排紙ローラ111で搬送してから排紙ローラ111を逆回転させて記録材を両面搬送ローラ200で搬送される両面パスの方に記録材を誘導する。その後、記録材は二次転写ニップ部で第2の面にトナー像が形成されて定着処理され、排出ローラ111により排出トレイ112上に排出される。
以下の説明において、定着装置及び定着装置を構成する部材に関し、長手方向とは記録材の面において記録材搬送方向と直交する方向である。短手方向とは記録材搬送方向と平行な方向である。長さとは長手方向の寸法である。幅とは短手方向の寸法である。
図2は本実施例に係る定着装置(定着部)109の模式断面図である。図3は加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと下流リブ19bを表す模式図である。図4はセラミックヒータ15と通電制御系とを表す説明図である。この定着装置109は外部加熱方式の定着装置である。
本実施例に係る定着装置109は、加熱回転体としての加熱ローラ30と、加熱手段としての加熱ユニット10と、バックアップ手段としての加圧ユニット50を有している。加熱ローラ30は長手方向に長い部材である。
加熱ローラ30は、鉄、SUS、アルミニウム等の金属材料からなる丸軸状の芯金30Aを有している。そしてこの芯金30Aの外周面上にシリコーンゴムなどを主成分とする弾性層30Bが形成され、この弾性層30Bの外周面上にPTFE、PFA又はFEPなどを主成分とする離型層20Cが形成されている。ここで、PTFEはポリテトラフルオロエチレン、PFAはテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、FEPはテトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体の略称である。
この加熱ローラ30は、芯金30Aの長手方向両端部が装置フレーム(不図示)の長手方向両側の側板(不図示)に軸受(不図示)を介して回転可能に支持されている。
加熱ユニット10は、セラミックヒータ(以下、ヒータと記す)15と、第1のフィルムとしての筒状の加熱フィルム16と、第1のガイド部材としての加熱フィルムガイド19を有している。加熱フィルムガイド19は、所定の耐熱性材料を用いて横断面が略凹字形状になるように形成されている。そして加熱フィルムガイド19の長手方向の両端部が装置フレームの長手方向の両側の側板に支持されている。ヒータ15は加熱フィルムガイド19の長手方向に沿って加熱フィルムガイド19の平坦面に設けられた溝19Aに支持され、ヒータ15を支持させた加熱フィルムガイド19に加熱フィルム16をルーズに外嵌させている。ヒータ15と、加熱フィルム16と、加熱フィルムガイド19は、何れも長手方向に長い部材である。
ヒータ15は、アルミナ、窒化アルミ等のセラミックを主成分とする薄板状のヒータ基板15Aを有している。このヒータ基板15Aの加熱フィルム16側の面上には、銀及びパラジウム等を主成分とした通電発熱抵抗体15Bがヒータ基板15Aの長手方向に沿って設けられている。また、このヒータ基板15Aの面上には、ガラス又はフッ素樹脂、ポリイミド等の耐熱樹脂を主成分とする保護層15Cが通電発熱抵抗体15Bを覆うように設けられている。
加熱フィルム16は、加熱フィルム16の内周長が加熱フィルムガイド19の外周長より所定長だけ長くなるように形成され、加熱フィルムガイド19に無張力にてルーズに外嵌されている。加熱フィルム16の層構成として、ポリイミドを主成分とする無端帯状の基層の外周面を、PFAを主成分とする無端帯状の表面層により被覆する二層構造が採用されている。
この加熱ユニット10は、加熱ローラ30と平行に配置されている。そして加熱フィルムガイド19の長手方向の両端部を加圧バネ(不図示)によって、加熱ローラ30に対しての加熱フィルム16の母線方向と直交する方向へ付勢する。ヒータ24の保護層15Cの外表面を加熱フィルム16を介して加熱ローラ30の外周面に押圧させる。これにより加熱ローラ30の弾性層30Bがヒータ24の保護層15Cの外表面で潰れて弾性変形し、加熱ローラ30表面と加熱フィルム16の外周面とで所定幅の加熱圧接部N2が形成される。このように、加熱圧接部N2は、加熱ローラ30と、ヒータ24と、が加熱フィルム16を介して形成される。従って、ヒータ24は加熱圧接部形成部材としての役割も担っている。
加圧ユニット50は、第2のフィルムとしての筒状の加圧フィルム51と、第2のガイド部材としての加圧フィルムガイド52と、ニップ部形成部材60と、を有している。
加圧フィルムガイド52は、所定の耐熱性材料を用いて横断面が略凹字形状になるように形成されている。
ニップ部形成部材60は加熱フィルムガイド19の長手方向に沿って加熱フィルムガイド19の平坦面に設けられた溝52Aに支持されている。
そして加圧フィルムガイド52の長手方向の両端部が装置フレームの長手方向の両側の側板に支持されている。そして、加圧フィルム51は、この加圧フィルムガイド52に外嵌されている。加圧フィルム51及び加圧フィルムガイド52は、何れも長手方向に長い部材である。
加圧フィルム51は、加圧フィルム51の内周長が加圧フィルムガイド52の外周長より所定長だけ長くなるように形成され、加圧フィルムガイド52に無張力にてルーズに外嵌されている。加圧フィルム51の層構成として、ポリイミドを主成分とする無端帯状の基層の外周面を、PFAを主成分とする無端帯状の表面層により被覆するという二層構造が採用されている。
この加圧ユニット50は加熱ローラ30と平行に配置されている。そして加圧フィルムガイド52の長手方向の両端部を加圧バネ(不図示)によって、加熱ローラ30の母線方向と直交する方向へ付勢する。加圧ユニット50のニップ部形成部材60を、加圧フィルム51を介して加熱ローラ30の外周面に押圧させる。これにより加熱ローラ30の弾性層30Bがニップ部形成部材60の表面で潰れて弾性変形し、加熱ローラ30の表面と加圧フィルム51の外周面とで所定幅の定着ニップ部N1が形成される。このように、定着ニップ部N1は、加熱ローラ30と、ニップ部形成部材60と、で加圧フィルム51を介して形成される。
図2及び図4を参照して、定着装置109の動作を説明する。制御部101は、プリント指令に応じて実行される画像形成シーケンスに従い駆動源としての駆動モータMを回転駆動する。この駆動モータMの出力軸の回転は所定のギア列(不図示)を介して定着ローラ30の芯金30Aに伝達される。これにより加熱ローラ30は矢印方向へ所定の周速度(プロセススピード)で回転する。加熱ローラ30の回転は、定着ニップ部N1において定着ローラ30の表面と加圧フィルム51の表面との間に生じる摩擦力によって加圧フィルム51に伝わる。これにより加圧フィルム51は加圧フィルム51の内周面が加圧フィルムガイド52のニップ部形成部材60と摺動しながら加熱ローラ30と共に矢印方向へ従動回転する。また加熱ローラ30の駆動力は加熱圧接部N2において加熱ローラ30の表面と加熱フィルム16の表面との間に生じる摩擦力として加熱フィルム16に伝わる。
これにより加熱フィルム16は加熱フィルム16の内周面がヒータ23の保護層23Cの外表面と摺動しながら加熱ローラ30と共に矢印方向へ従動回転する。
また制御部101は、画像形成シーケンスに従い通電制御部としてのトライアック20をオンする。トライアック20はAC電源21から印加される電力を制御しヒータ15の通電発熱抵抗体15Bへの通電を開始する。この通電により通電発熱抵抗体15Bが発熱してヒータ15は急速に昇温し加熱フィルム16を加熱する。ヒータ15の温度はヒータ基板15Aの加熱フィルムガイド19側の面上に設けられた温度検知部材としてのサーミスタ18により検知される。制御部101は、サーミスタ18からの出力信号(温度検知信号)をA/D変換回路22を介して取り込み、この出力信号に基づいてヒータ15を所定の目標温度に維持するようにトライアック20を制御する。これによりサーミスタ18の検知温度は所定の目標温度に維持される。
回転している加熱ローラ30表面は加熱圧接部N2においてヒータ15の熱が加熱フィルム16を介して供給されて加熱される。ヒータ15から加熱ローラ30の表面に供給される熱量は、記録材Pが担持する未定着のトナー像Tを定着するために必要十分な熱量である。駆動モータMを回転駆動し、かつヒータ15が目標温度に維持されている状態において、未定着のトナー像Tを担持した記録材Pがトナー像の担持面が加熱ローラ30に対向する向きで定着ニップ部N1に導入されて、搬送される。この記録材の定着ニップ部N1にける搬送過程においてトナー像Tが加熱されて溶融すると共に、この溶融したトナー像Tに圧力が印加されて、トナー像Tが記録材Pの上に定着される。
ここで、加熱フィルムガイド19及び加圧フィルムガイド52の形状と、定着装置の駆動トルクについて説明する。
加熱フィルムガイド19は、図3に示すように、加熱圧接部N2よりも上流側で加熱フィルム16の回転方向と反対方向(周方向)に延びた複数の上流リブ19a(突起部としての第1のリブ)を有する。また、加熱フィルムガイド19は、加熱圧接部N2の下流側で加熱フィルム10の回転方向(周方向)に延びた複数の下流リブ19bを有する。加熱フィルム16の回転方向は図3の矢印で示した方向である。
また、加圧フィルムガイド52は、定着ニップ部N1の上流側で加圧フィルム51の回転方向と反対方向(周方向)に延びた複数の上流リブ52a(突起部としての第2のリブ)を有する。また、加圧フィルムガイド52は、定着ニップ部N1の下流側で加圧フィルム51の回転方向(周方向)に延びた複数の下流リブ52bを有する。
以後、上流リブ19a、下流リブ19b、上流リブ52a、及び、下流リブ52bを、まとめてリブと記す。また、同じく加熱フィルムガイド19及び加圧フィルムガイド52をフィルムガイド、加熱フィルム16及び加圧フィルム51をフィルムと記す。
フィルムガイドのリブはフィルムと接触する部分(リブの先端)がフィルムの母線方向に点在するように形成されている。これは、リブがフィルムの内面との接触面積を最小限にしつつフィルムの回転をガイドするようにするためである。
フィルムガイドと、フィルム内面との接触面積が大きいと、フィルムが回転する際の摺動抵抗が大きくなる場合がある。特に、フィルムガイドとフィルムの内面との間に潤滑剤としてグリースが塗布されている構成で、定着装置を冷えた状態から立ち上げると、グリースの粘性が高い状態のまま摺動するので、フィルムが回転する際の摺動抵抗は大きくフィルムの回転は不安定になる。また、加熱ローラ30の駆動の開始時のトルクは大きくなる。
上記の理由で、フィルムガイドのリブをフィルムの母線方向でフィルムと接触する部分が点在するように設けることで、フィルムが回転する際のフィルムガイドと接触する部分の摺動抵抗を低減しつつ加圧フィルム51の内面をガイドすることができる。
次に、フィルムガイドのリブの配置とフィルムの温度むらとの関係について説明する。加熱フィルムガイド19において、加熱圧接部N2の上流側の上流リブ19aの方が、加熱圧接部N2の下流側の下流リブ19bよりも、加熱フィルム16の内面と接触しやすい。なぜなら、加熱圧接部N2の上流側においては、加熱フィルム16は加熱圧接部N2に引っ張られるので、図5に示すように加熱フィルム16に引っ張り力fが作用するためである。加熱圧接部N2の下流側では、加熱フィルム16は加熱圧接部N2で押し出されて弛みが生じるので、加熱フィルム16の内面は下流リブ19bと接触しない又は接触したとしても上流側の上流リブ19aよりも加熱フィルム16との接触圧力は小さい。
加熱フィルムガイド19と同様に、加圧フィルムガイド52においても、定着ニップ部N1の上流側の上流リブ52aの方が、定着ニップ部N1の下流側の下流リブ52bよりも、加圧フィルム51の内面と接触しやすい。なぜなら、定着ニップ部N1の上流側においては、加圧フィルム51は定着ニップ部N1に引っ張られるので、加圧フィルム51に引っ張り力が作用するためである。定着ニップ部N1の下流側では、加圧フィルム51は定着ニップ部N1で押し出されて弛みが生じるので、加圧フィルム51の内面は下流リブ52bと接触しない又は接触したとしても上流側のリブ52aよりも加圧フィルム51との接触圧力は小さい。
ここで、加熱されたフィルム内面にリブが接触すると、フィルムの熱がリブに奪われるので、フィルム内面のうちリブと接触した部分の温度は、接触しない部分よりも下がる。
従って、加熱フィルム16は回転すると、加熱フィルム16のうち加熱圧接部N2の上流側の上流リブ19aに接触する部分の温度が接触しない部分より低下する。つまり、加熱フィルム16のうち加熱フィルムガイド19の上流リブ19aに対応する部分の温度が上流リブ19aと上流リブ19a間対応する非接触の部分の温度より低くなり、加熱フィルム16の母線方向(長手方向)で温度むらが生じる。
一方、加圧フィルム51においても、加熱フィルム16の場合と同様の理由で、加圧フィルムガイド52の上流リブ52aに接触する加圧フィルム部分の温度が接触しない部分より低下し、加熱フィルム16の母線方向(長手方向)に温度むらが生じる。
本実施例においては加圧フィルム51を直接加熱する熱源はないので、加圧フィルム51が加熱ローラ30と接して回転することで温まっている場合に温度むらが生じるという意味である。
次に、フィルムガイドのリブの位置と、記録材の画像のグロスむらの関係について、比較例の定着装置を用いて説明する。図6(a)は、比較例1〜4の加熱フィルムガイド19及び加圧フィルムガイド52のリブの位置を示した表である。図6(b)は、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと加圧フィルムガイド52の上流リブ52aの長手方向の位置と、記録材の搬送方向に直交する方向のグロス値の分布を示した図である。図6(c)は比較例1〜4における片面印刷時と両面印刷時との第1の面のグロスむらのランクを示した図である。画像のグロスむらのランクを付ける際に用いた記録材Pは、Hewlett Packard社製の光沢紙であるPresentation Paper 130gである。
また、ランクの評価は、記録材の第1の面に全面ベタ画像を印刷した場合の画像の後端領域を目視して行った。グロスむらのランクは、目視ではグロスむらがわからないレベル(○)、目視でのグロスむらの検出が限界であるレベル(△)、目視でグロスむらが容易に分かるレベル(×)の3段階とする。
比較例において長手方向に等間隔(30mm)でリブが設けられる位置を位置Aと、位置Aのリブとリブの間にリブを設けられる位置を位置Bと、する。リブの幅は2mmとする。
比較例1〜4は全て、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと加圧フィルムガイド52の上流リブ52aの長手方向の位置は同じ位置Aである(図6(b))。
比較例1の加熱フィルムガイド19の下流リブ19bと加圧フィルムガイド52の下流リブ52bとの長手方向の位置が同じ位置Aである。比較例2は、加圧フィルムガイドの上流リブ52aが位置Aであるのに対し下流リブ52bは位置B(位置Aのリブとリブの間)である。比較例3は、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと下流リブ19bの位置が異なる。比較例4は、加圧フィルムガイド52の上流リブ52aと下流リブ52bの位置が異なり、且つ、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと下流リブ19bの位置が異なる。
比較例1〜4の定着装置において定着処理した画像のグロスむらランクにレベル差はなかった。いずれも片面印刷時は、グロスむらが目視で確認することが限界に近いレベルグロスむらが生じており、両面印刷時は、目視で容易に確認できるレベルでグロスむらが生じた。
上記の結果から、比較例1〜4のグロスむらのランクが変わらないので、加熱フィルムガイド19及び加圧フィルムガイド52の下流のリブの位置は、グロスむらへの影響度が小さいことがわかる。これは前述したように、下流のリブはフィルムの内面と接触しない又は接触したとしても接触圧が弱いため、フィルムの熱を奪いにくいためであると考えられる。
次に、フィルムガイドの上流リブの位置とグロスむらとの関係について考える。比較例1〜4は全て、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと加圧フィルムガイド52の上流リブ52aの長手方向の位置は同じ位置Aであるので、定着ニップ部N1で記録材に与えるトータルの熱量は、長手方向でむらが生じる。
このメカニズムについて説明する。加熱ローラ30は、加熱フィルム16の加熱フィルムガイド19の上流リブ19aに接触した部分と、上流リブ19aに接触しない部分と、で生じる長手方向の温度むらの影響を受けて、長手方向の温度むらが生じる。加圧フィルム51は、加圧フィルムガイド52の上流リブ52aに接触した部分と、上流リブ52aに接触しない部分と、で生じる長手方向の温度むらが生じる。従って、定着ニップ部N1で定着処理される際に、加熱ローラ30の上記の温度むらと、加圧フィルム51の上記の温度むらと、が長手方向で位相が合うと記録材に与える熱量の長手方向のむらが大きくなるのである。ここで述べる温度むらの位相とは、温度の高い部分と低い部分の繰り返しのことである。
この定着ニップ部N1において記録材に与える熱量の長手方向のむらは、画像のグロスむらになってしまう場合がある。具体的には、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aに対応する記録材の部分のグロスと、上流リブ19aと19a間に対応する記録材の部分のグロスとを比較すると、前者のグロスは後者のグロスよりも低い状態になる。
片面印刷時においては、厚い記録材より薄い記録材の方が上記のグロスむらは目立ちやすくなる。なぜなら、記録材が薄いと厚み方向で熱が伝わりやすく、加圧フィルム51側から与えられる熱量のむらの影響を受けやすいためである。
また、両面印刷時においては、図6(b)で示すように、記録材の第1の面の定着処理時に生じたグロスむらが第2の面の定着処理時に再度加熱されて再溶融してグロスが上昇することで増幅し、片面印刷時より悪化する場合がある。具体的には、加熱フィルムガイド52の上流リブ52aに対応する記録材の部分のグロスの上昇度と、上流リブ52aと52a間に対応する記録材の部分のグロス上昇度とを比較すると、前者が後者よりも小さくなるのである。
次に、実施例に係る定着装置について、図7を用いて説明する。実施例では、グロスむらを抑えるために、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと加圧フィルムガイド52の上流リブ52aとの長手方向の位置が通紙領域内で重ならないようにしている。具体的には、図7(a)(b)に示すように、加熱フィルムガイド19の上流リブ19aを長手方向で位置Aに設けて、加圧フィルムガイド52の上流リブ52aを長手方向の位置Bに設けている。これ以外は、比較例1〜4と同じ構成の定着装置であるので説明を省略する。
図7(b)は、実施例における加熱フィルムガイド19の上流リブ19aと加圧フィルムガイド52の上流リブ52aの長手方向の位置と記録材の長手方向のグロス分布を示したイメージ図である。
図7(c)は、片面印刷時と両面印刷時のグロスむらの目視によるランク付けの結果を示した図である。実験に用いた記録材の種類、及び、グロスむらのレベルの確認方法も比較例と同じであるので説明を省略する。
図7(c)によると、実施例においても比較例1〜4と同じくフィルムガイドの上流側のリブの位置によってグロスむらのランクは変わらない。これは、比較例で示した同様の理由で、上流側のリブの位置が画像のグロスむらに与える影響が少ないためであると考えられる。
実施例の構成においては、グロスむらのランクは、片面印刷時及び両面印刷時共に目視で確認できないレベルとなり、比較例から良化している。このグロスむら良化のメカニズムについて説明する。
比較例1〜4と同じく、加熱ローラ30は、加熱フィルム16の加熱フィルムガイド19の上流リブ19aに接触した部分と、上流リブ19aに接触しない部分と、で生じる長手方向の温度むらの影響を受けて、長手方向の温度むらが生じる。加圧フィルム51も、加圧フィルムガイド52の上流リブ52aに接触した部分と、上流リブ52aに接触しない部分と、で生じる長手方向の温度むらが生じる。
しかしながら、実施例においては、定着ニップ部N1で定着処理される際に、加熱ローラ30の上記の温度むらと、加圧フィルム51の上記の温度むらと、の位相が逆になるので、定着ニップ部N1で記録材に与えられる熱量の長手方向のむらが抑えられる。従って、片面印刷時においては記録材に付加される熱量の長手方向のむらが増幅することがない分抑えられる。
更に、両面印刷時においては、記録材の第2の面の定着処理をする際に、第1の面を定着処理した時に生じたグロスむらを相殺する方向にグロスが変化し、第1の面グロスむらが低減されるので、グロスむらを抑制する効果が特に大きい。
尚、記録材の両面印刷は、本実施例のように装置内で自動的に行うものに限定されない。ユーザーが記録材の第1の面のみに印刷されて排出された記録材を第2の面が印刷されるように給紙カセットにセットして両面印刷しても良い。
また、本実施例のように加熱フィルムガイドの上流リブと、加圧フィルムガイドの上流リブと、の位置を全て長手方向で重ならないようにするものに限られず、少なくともそれらが重ならない領域を有していれば、その部分でグロスむらを抑制する効果がある。
また、フィルムガイドのうちフィルム内面に接触する部分は、リブに限定されるものではなく、フィルムが回転する際にフィルム内面と接触する部分であれば良い。
また、本実施例は加圧ユニットに熱源を有さない構成であるが、加圧ユニットに熱源を有していても良い。
また、実施例の変形例として次のような構成が考えられる。変形例の定着装置の断面図を図8に示す。加熱ユニット10以外は実施例と同じ構成なので説明を省略する。
変形例の加熱ユニット10においては、加熱フィルム16に内包されるヒータ300を有し、加熱圧接部形成部材はヒータではなく、アルミ等の熱伝導率の高い金属で形成される。ヒータ300が加熱フィルム16の外部にあり、加熱フィルム16の外周面を加熱する構成であっても良いし、ヒータ300を有さず加熱フィルム16が自己発熱する構成であっても良い。
15 ヒータ
16 加熱フィルム
17 加圧ローラ
30 加熱ローラ
51 加圧フィルム
19 加熱フィルムガイド
52 加圧フィルムガイド
N1 定着ニップ部
N2 加熱圧接部
P 記録材
T 未定着トナー像

Claims (5)

  1. 加熱ローラと、
    前記加熱ローラと接触して加熱圧接部を形成する筒状の第1のフィルムと、前記第1のフィルムの内側に設けられ前記第1のフィルムの回転をガイドする第1のガイド部材と、を有する加熱ユニットと、
    前記加熱ローラと接触してニップ部を形成する筒状の第2のフィルムと、前記第2のフィルムの内側に設けられ前記第2のフィルムの回転をガイドする第2のガイド部材と、を有する加圧ユニットと、
    を備え、トナー像を担持した記録材を前記ニップ部で搬送しつつ加熱して前記トナー像を記録材に定着する定着装置において、
    前記第1のガイド部材は、前記加熱圧接部よりも前記第1のフィルムの回転方向の上流側に設けられ前記第1のフィルムの内面と接触する第1の上流突起部と前記加熱圧接部よりも前記第1のフィルムの回転方向の下流側に設けられ前記第1のフィルムの内面と接触する第1の下流突起部と、を有し、
    前記第2のガイド部材は、前記ニップ部よりも前記第2のフィルムの回転方向の上流側に設けられ前記第2のフィルムの内面と接触する第2の上流突起部を有し、
    前記ニップ部における記録材の搬送方向からみたときに、
    前記第1の上流突起部と、前記第1の下流突起部と、は、記録材の搬送領域内において、前記加熱ローラの母線方向で重なるように設けられ、
    前記第1の上流突起部と、前記第2の上流突起部と、は、前記搬送領域内において、前記加熱ローラの母線方向で重ならないように設けられていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1の上流突起部と、前記第2の上流突起部と、は、前記加熱ローラの母線方向において互い違いに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1の上流突起部は、前記第1のフィルムの回転方向に一列のみ設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記ニップ部よりも前記第2のフィルムの回転方向の下流側に設けられ前記第2のフィルムの内面と接触する第2の下流突起部を有し、
    前記第2の上流突起部と、前記第2の下流突起部と、は、前記搬送領域内において、前記加熱ローラの母線方向で重なるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記加熱ユニットは、前記第1のフィルムの内面に接触するヒータを有し、前記ヒータは前記第1のフィルムを介して前記加熱ローラと共に前記加熱圧接部を形成していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の定着装置。
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