JP2012236253A - 首振り型の砥石成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】首振りロータリードレッサ装置と首振り単石ダイヤモンドドレッサ装置を一体化した砥石車成形用ドレッシング装置。
【解決手段】砥石車17の研削面に対して成形砥石27a,29aの角度調整をサーボモータ駆動により旋回軸14を旋回させることにより成形砥石台8を旋回させて行わせる角度調整機構12を有し、旋回軸14の軸心の長手方向先端に前記成形砥石台8を設け、この成形砥石台8にロータリー成形砥石27aと単石ダイヤモンド砥石29aをロータリー成形砥石27aの直径面が前記砥石車17の直径面と平行となるように、かつ、ロータリー成形砥石27aの直径を含む垂直面が単石ダイヤモンド砥石29aの成形軸心面を含むように支持ア−ム8b,8cを利用して並設した首振り型の砥石成形装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面研削盤や成形研削盤の砥石軸に備えられた砥石車を成形(ドレッシング)する粗成形用ロータリードレッサーと仕上げ成形用単石ダイヤモンドドレッサーを供えた首振り型の砥石成形装置に関する。
平面研削盤や成形研削盤の砥石軸に備えた砥石車を成形する首振り型のロータリードレッサー装置および首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置は知られている。
例えば、特許第2599453号明細書(特許文献1)は、Z軸方向へ移動可能に設けたドレッサー本体に、上記Z軸方向に対し直交するY軸方向又はX軸方向の軸心回りに任意の角度θに傾斜可能の傾斜ブロックを設け、上記角度θが零のときに前記Z軸方向と平行になるドレッサー軸を上記傾斜ブロックに回転可能に設けると共に当該ドレッサー軸に円盤状のロータリードレッサーを設け、前記Z軸方向と平行かつ回転自在に設けた砥石軸に円盤状の砥石車を設けると共に上記砥石軸を前記X軸方向又はY軸方向へ移動可能に設けてなる砥石車のツルーイング・ドレッシング装置において、前記ロータリードレッサーを直径方向に断面したときにおける先端形状は両側面で囲まれた小さな曲率半径rと先端角2γに形成してあり、前記砥石車の側面に逃げ角αを形成するとき、前記角度θをθ>α+γの関係に保持可能の構成としてなる砥石車の首振り型のツルーイング・ドレッシング装置を提案する。
また、特許第3235147号明細書(特許文献2)は、軸線t回りに回転する砥石TをロータリードレッサーDで成形するロータリードレッサー装置であって、前記砥石Tは、その軸線t方向へ移動可能に配置し、前記ロータリードレッサー装置は、ロータリードレッサーDを砥石Tの軸線tを含む平面上で砥石Tの外周面に形成すべき径方向の断面が円弧の成形面の曲率中心を中心にして旋回可能にするドレッサー旋回装置Iと、ドレッサー旋回装置Iを駆動する第1駆動装置IIと、軸線dが砥石Tの軸線tと垂直になる位置に位置決めされたロータリードレッサーDを砥石Tの軸線tを含む平面上で砥石Tの軸線t方向へ移動可能にするドレッサー平行移動装置IIIと、ロータリードレッサーDの軸線d
が砥石Tの軸線tを含む平面上で砥石Tの軸線tと垂直になる位置に位置決めされたドレッサー平行移動装置IIIを、退避位置から進出して駆動する第2駆動装置IVと、前記ドレ
ッサー旋回装置Iと第1駆動装置IIとドレッサー平行移動装置IIIと第2駆動装置IVを砥
石Tの径方向へ同時に駆動する第3駆動装置Vとより構成した首振り型のロータリードレッサー装置を提案する。また、この特許文献2は、図8(d)において、従来技術として首振り型の単石ダイヤモンド成形砥石を用いて砥石車を首振り成形する方法を示す。
さらに、特許第4195914号明細書(特許文献3)は、一つの仮想軸線を中心とした曲面であるガイド面と、ガイド面を支持する支持部材と、ガイド面を介して支持部材により支持され、ガイド面の案内により仮想軸線を中心とした回動が可能なスライダと、スライダ上に設けられ、ドレスポイントがガイド面の仮想軸線上に配置されたドレス手段と、前記ガイド面は支持部材に形成され、スライダはガイド面上にスライド移動可能に載置されており、ガイド面とスライダとの間に圧力流体を供給するための圧力流体供給手段とを備え、前記研削機が備える砥石車とワークとの間に加工液を供給する加工液供給手段は、前記圧力流体供給手段を兼ねる首振り型のロータリードレッサー装置を提案する。
一方、特開平7−266229号公報(特許文献4)は、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置による砥石の成型研削作業において、砥石形状が複数の図形からなる場合
、単石ダイヤモンドドレッサーの方向を、砥石形状の始点及び終点では、法線方向にし、2図形の接続点では、その点の隣接2図形の接線のなす角の2等分線の方向にし、各図形の途中では、その図形の両端における単石ダイヤモンドドレッサーの方向が前記の方向になるように一様に旋回させ、単石ダイヤモンドドレッサーと、砥石車の干渉を回避することを特徴とするNC平面研削盤における単石ダイヤモンドドレッサーの制御方法を提案する。
を提案する。
単石ダイヤモンドドレッサーは1点のダイヤモンド頭で砥石車を成形するので仕上げ精度は優れているが、交換寿命が短い欠点があること、および、ロータリードレッサーは交換寿命が長いが砥石車成形精度が粗であることは、公知のことである。
例えば、特許第2694189号明細書(特許文献5)は、図5に示すように、左右方向へ往復動自在なテーブル(7)上に固定型のロータリードレッサー(27)を左側に設け、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)を右側に設け、上記テーブル(7)の上方位置に配置した砥石ヘッド(15)を、上記テーブル(7)に対して前後方向および上下方向へ移動可能に設け、上記砥石ヘッド(15)に、前後方向の軸心回りに回転自在の砥石車(17)を設けてなる平面研削盤における砥石成形方法において、前記砥石車(17)の下方位置に前記ロータリードレッサー(27)を位置決めする(a)工程、上記ロータリードレッサー(27)に対して砥石車(17)を回転しつつ下降せしめて砥石車(17)の径方向に所望量の切込みを行う(b)工程と、砥石車(17)の径方向に所望量の切込みを行った後に砥石車(17)を上昇せしめて前記ロータリードレッサー(27)から離反する(c)工程、ロータリードレッサー(27)から砥石車(17)を離反した後、砥石車(17)を前後方向へ所定ピッチだけ移動する(d)工程、前記(b),(c)および(d)工程を繰り返して砥石車(17)の外周面を所望の形状に成形加工する(e)工程を行った後、
次に、前記首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)を用いて倣い用ドレス成形プログラムに従って前記砥石車(17)を倣い成形して仕上げる(f)工程を経過する砥石成形方法を提案する。
特許第2599453号明細書 特許第3235147号明細書 特許第4195914号明細書 特開平7−266229号公報 特許第2694189号明細書
上記特許文献6記載の砥石成形方法は、ワークテーブルの左右両端上に振り分けて固定型のロータリードレッサー(27)装置と首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)の2基を載置し、先に固定型のロータリードレッサー(27)装置を用いて砥石車(17)の左右移動による砥石車の厚み方向の外周面のドレス加工、および、砥石車(17)の上下移動による砥石車の直径方向前側面と後ろ側面の粗ドレス加工を行った後、次いで、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)を用いて倣い用ドレス成形プログラムに従って前記砥石車(17)を倣い成形して仕上げる方法である。この2基の成形装置を用いる研削盤は、ワークピースの研削加工前、研削終了後、研削途中のいずれの場合でも砥石車のドレス加工を行うことができる利点を有する。
しかし、平面研削盤や成形研削盤において、ワークピースの大きい製品を加工する場合に、ワークテーブルの左右両端上にドレッサー装置が置かれるのは、ワークテーブルの左右寸法から判断して研削作業がし難いこととなるので、ワークピースの研削加工前または加工終了後に、ワークテーブル上に載置されていたロータリードレッサー装置(27)で粗ドレス加工を行い、ついで、ロータリードレッサー装置(27)を首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)に置き換え、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)で仕上げドレス加工を行うことがある。
ロータリードレッサー装置を首振り型のロータリードレッサー装置とし、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)と一体化した首振り型の砥石成形装置とすれば、この砥石成形装置の据え付け面積も小さくすることができる。
本発明の請求項1は、
研削装置の砥石軸心廻りに回転可能に軸承された砥石車、
この砥石車の研削面に対して成形砥石の角度調整をサーボモータ駆動により旋回軸を旋回させることにより成形砥石台を旋回させて行わせる角度調整機構、
前記旋回軸の軸心の長手方向先端に前記成形砥石台を設け、この成形砥石台にロータリードレッサー装置と単石ダイヤモンドドレッサー装置をロータリードレッサー装置の成形砥石の直径面が前記砥石車の直径面と平行となるように、かつ、成形砥石の直径を含む垂直面が単石ダイヤモンドドレッサー装置の単石ダイヤモンド砥石の成形軸心面を含むように並設し、
前記単石ダイヤモンドドレッサー装置の基部は、前記成形砥石台の右側部に設けたアリ溝を前後方向に移動できるように設け、
かつ、前記単石ダイヤモンドドレッサー装置は、単石ダイヤモンド砥石を固定する支持部がシャンク収納把持筒内に上下移動可能に設けられており、前記ロータリードレッサー装置の成形砥石の成形軸心と前記単石ダイヤモンド砥石の成形軸心の高さを同じとすることが可能である単石ダイヤモンドドレッサー装置である、
ことを特徴とする、首振り型の砥石成形装置を提供するものである。
摩耗が少なく、切れ味を長く保持することができるロータリードレッサー装置および切れ味が良好な単石ダイヤモンドドレッサー装置を併用して砥石車を成形することになるので、単石ダイヤモンドドレッサー装置の単石ダイヤモンド砥石交換時期(寿命)を長くすることができる。
ロータリードレッサー装置を首振り型のロータリードレッサー装置とし、首振り型の単石ダイヤモンドドレッサー装置と一体化した首振り型の砥石成形装置としたので、この砥石成形装置の据え付け面積を小さくすることができる。かつ、ロータリードレッサー装置による砥石車のドレス加工プログラムと単石ダイヤモンドドレッサー装置による砥石車のドレス加工プログラムを設計する際、砥石車の右方向(X軸方向)にk長さ移動して単石ダイヤモンドドレッサー装置による砥石成形プログラムは、ロータリードレッサー装置による砥石車のドレス加工プログラムにおいて砥石車のX座標(X)をロータリードレッサー装置のロータリー成形砥石と単石ダイヤモンド砥石間の離間距離k分補正したX座標(Xi+k)に変更し、砥石車の高さ方向(Y軸方向)の砥石軸座標を(Yi+h)に変更するドレス加工プログラムで行うことができるので、ドレス加工プログラムのシステム設計が容易である。ここに、hは、ロータリー成形砥石の成形(ドレス)軸心と単石ダイヤモンド砥石の成形(ドレス)軸心高さの差の値である。
図1は本発明の首振り型の砥石成形装置を備える平面研削盤の一部を欠いた正面断面図である。 図2は首振り型の砥石成形装置の平面図である。 図3は図2においてI−I線矢視方向から見た首振り型の砥石成形装置の左側断面図である。 図4は図1においてII−II線矢視方向から見た首振り型の砥石成形装置の一部を欠いた左側断面図である。 図5は特許第2694189号明細書の第1図に記載のロータリードレッサーと首振り単石ダイヤモンドドレッサーを備えた平面研削盤の正面図である。(公知)
図1、図2および図3に示されるように、本発明の首振り型の砥石成形装置(100)は、研削装置(1)の砥石軸(16)心廻りに回転可能に軸承された砥石車(17)の研削面に対して成形砥石(27a)および単石ダイヤモンド砥石(29a)の角度調整を行う角度調整機構(12)、成形砥石台(8)、ロータリードレッサー装置(27)および単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)を備える。
角度調整機構(12)は、サーボモータ(12m)駆動により軸受(12d)されているモーター軸(12c)を回転させることによりこのモーター軸(12c)の外周に取り付けられたウオーム(12b)が旋回軸(14)の外周に取り付けられたウオームホイール(12a)の歯筋と噛み合って旋回軸(14)を旋回させることにより前記成形砥石台(8)を旋回させて砥石車(17)の研削面に対してロータリードレッサー装置の成形砥石(27a)および単石ダイヤモンドドレッサー装置の単石ダイヤモンド砥石(29a)の角度調整を行う。すなわち、旋回しているウオーム(12b)の歯筋に噛み合うウオームホイール(12a)の歯筋は、回転している成形砥石(27a)並びに単石ダイヤモンド砥石(29a)の左右方向(X軸方向)の微少移動および高さ方向(Y軸方向)の微少移動を行う。
ロータリードレッサー装置(27)は、前記旋回軸(14)の軸心(14a)の長手方向先端に前記成形砥石台(8)を設け、この成形砥石台(8)を構成するハウジングボックス(8a)右側端面にアリ溝(8d)を設け、このアリ溝内を上下方向に移動して高さ位置調整ができるロータリードレッサー装置(27)の成形砥石(27a)の回転軸(27c)を支持する支持アーム(8b)を設け、前記成形砥石台(8)を構成するハウジングボックス(8a)内に駆動モーター(27m)を設け、このモーター軸(27mc)の外周に設けられたプーリー(27pm)と前記回転軸(27c)外周に設けられたプーリー(27cp)に伝動ベルト(27v)を駆け巡らせてロータリードレッサー装置(27)とする。
前記支持アーム(8b)の成形砥石台(8)の昇降の操作により、ドレス成形開始前に砥石車(17)の研削面に対する成形砥石(27a)または単石ダイヤモンド砥石(29a)のドレス高さ位置を調整することができる。
成形砥石台(8)の右端に上下昇降可能に設けられた前記支持アーム(8b)の右端にアリ溝(8e)を前後方向に設け、このアリ溝(8e)内に単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)の基部(29b)を前後方向可能に嵌めこみ、単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)の基部の前後移動により、ドレス成形開始前に単石ダイヤモンドドレッサー砥石(29a)の成形軸心をロータリー成形砥石(27a)の直径面が前記砥石車の直径面と平行となるように、かつ、ロータリー成形砥石(27a)の直径を含む垂直面(S)が単石ダイヤモンド砥石(29a)の成形軸心面(S)を含むように並設することが可能である。(図2参照)
単石ダイヤモンド砥石(29a)は市販品を用いることが可能であり、単石ダイヤモンドを固定する支持部がシャンク収納把持筒内に上下移動可能に設けられており、前記ロータリードレッサー装置の成形砥石(27a)の成形軸心(Y)と前記単石ダイヤモンド砥石(29a)の成形軸心(Y)の高さ(H)を同じくすることが可能である。図1において、ロータリー成形砥石(27a)の回転軸心と単石ダイヤモンド砥石(29a)軸心間の距離(k)は、100.75mmである。
成形砥石(27a,29a)の成形軸心とは、砥石車(17)の研削面に成形砥石の刃先が接触して砥石車をドレッシングしている際の接触点軌跡と成形砥石(27a,29a)の直径方向または高さ方向を結ぶ直線が交差する旋回軸心点であって、成形砥石(27a,29a)の刃先の旋回軸心とも言える。ロータリー成形砥石(27a)の直径方向に位置する前記旋回軸心とこの旋回軸心を含む平面(S)の成形砥石直径の最高の高さ位置間の距離(h)は市販品のロータリー成形砥石で0.3〜1.2mm、単石ダイヤモンド砥石(29a)の前記旋回軸心と単石ダイヤモンド砥石頭頂高さ間の距離(h)は0.1〜0.3mmであるので、両方の成形砥石(27a,29a)刃先の旋回(成形)軸心が同一高さ(H)となるよう、ドレス成形開始前の単石ダイヤモンド砥石の砥石頭頂高さをh(h=hr-hs)だけ上げて支持アーム(8c)に把持されている単石ダイヤ
モンド砥石(29a)の高さを調整する。(図1参照)
この首振り型の砥石成形装置(100)を用いて研削装置(1)の砥石軸(16)に軸承された砥石車(17)の研削面をドレス加工する操作は次のように行われる。
1)ドレス加工前にロータリー成形砥石(27a)の直径方向を含む垂直面(S)の延長上に単石ダイヤモンド砥石(29a)の頭頂と成形軸心を含む垂直面(S)が存在するよう単石ダイヤモンド砥石(29a)基部を前後方向に移動する。(図2参照)
2)ドレス加工前にロータリー成形砥石(27a)の成形軸心と単石ダイヤモンド砥石(29a)の成形軸心の高さ(Y)が同一となるよう単石ダイヤモンド砥石(29a)の高さ位置を調整する。(図1参照)
この首振り型の砥石成形装置(100)のロータリードレッサー装置(27)の駆動モーター(27m)を駆動させてロータリー成形砥石(27a)を回転軸(27c)廻りに回転させる。
研削装置(1)の砥石軸(16)に軸承された直径305mmの砥石車(17)の回転を開始し、次いで、この砥石車をX軸左方向に移動し、次いでY軸方向に下降させてドレス開始点位置にあるロータリー成形砥石(27a)に回転接触させて粗ドレス成形を開始する。
ドレス加工プログラムに従ってサーボモータ(12m)駆動によりモーター軸(12c)を回転させることによりこのモーター軸(12c)の外周に取り付けられたウオーム(12b)が旋回軸(14)の外周に取り付けられたウオームホイール(12a)の歯筋と噛み合って旋回軸(14)を旋回させることにより成形砥石台(8)が旋回され、ロータリー成形砥石(27a)の旋回が追従して砥石車(17)の研削面の厚み方向の粗ドレッシング加工を行う。すなわち、サーボモータ(12m)の駆動によりモーター軸(12c)が回転し、従動回転するウオーム(12b)の歯筋とウオームホイール(12a)の歯筋が噛みあって回転し旋回軸(14)を旋回させる。この旋回軸(14)の旋回(X軸方向への移動)により成形砥石台(8)が旋回されるので噛み合うウオームホイール(12a)の歯筋の傾斜角度に追従して成形砥石(27a)の高さ(Y軸方向)位置(砥石車の
研削面に対し、成形砥石の刃先が接触する砥石成形点の位置のこと)および左右方向(X軸方向)位置が微少に変更されるので、旋回されるロータリー成形砥石(27a)は(X,Y)座標位置を微少に変えながら砥石車(17)の研削面廻りの形状に追従してドレス成形することが可能となる。
図4に示すロータリードレッサー装置(27)においては、旋回軸(14)の旋回角度が60度可能になっている。即ち、ロータリー成形砥石(27a)は前後方向(Z軸方向)に成形軸心(旋回軸心)がそれぞれ溝加工用砥石車の直径を含む垂直面の前後に対しプラスマイナス30度の角度旋回可能に構成されている。言い換えれば歯筋の噛み合せによるロータリー成形砥石刃先の溝加工用砥石車(17)の研削面に対する最大接触角度のマイナスポイントライン60度からマイナスポイントライン45度、マイナスポイントライン30度、谷部分のゼロポイントラインを経由するまではロータリー成形砥石(27a)の砥石車(17)に対する高さ位置は減少し、プラスポイントライン30度、プラスポイントライン45度、プラスポイントライン60度に到るまではロータリー成形砥石(27a)の砥石車(17)に対する高さ位置を増加させる。
ドレス加工プログラムを設計するに当たって、ドレス成形開始点位置を定めるのは、旋回軸の回転角度、正逆の旋回軸回転方向、旋回軸の回転停止時間を定めるのに重要な要因となる。砥石車(17)が先端楔状(尖角状)の溝切り成形用砥石車である場合、砥石車(17)直径方向下端と成形砥石(27a)直径方向下端が接触する点位置をドレス成形開始点位置とすると、成形砥石(27a)前側半分のドレッシング加工が終えたらサーボモータ(12m)の回転方向を逆にすることにより旋回軸(14)旋回方向を逆にし、ドレス成形開始点位置を通過させて成形砥石(27a)前側半分のドレッシング加工を行う。ドレス成形開始点位置を成形砥石(27a)が上昇可能なプラスポイント60度位置で砥石車(17)研削面の前側位置で接する点位置とすると旋回軸(14)の旋回方向は同一でよく、砥石車(17)研削面の前側ドレス成形開始点位置から砥石車(17)直径方向下端を通過し、砥石車(17)研削面の後ろ側ドレス成形終了点位置までの軌跡で成形砥石(27a)は粗ドレスッシング加工を行う。ウオームホイール(12a)歯筋の傾斜は、歯筋形状による。従って、図4では旋回角度がプラスマイナスポイント60度の例を示したが、ウオームおよびウオームホイールの歯筋形状によっては、プラスマイナスポイント45度、あるいは、プラスマイナスポイント30度の場合もありうる。
又、砥石車(17)がワークの平面研削(研磨)用の砥石外周面が直線状の砥石車であるときは、旋回軸(14)の旋回を停止し、砥石車(17)の方を砥石幅だけX軸方向に移動させつつドレッシング成形するドレス加工プログラムとする必要がある。
ロータリー成形砥石(27a)による砥石車(17)の研削面の厚み方向の粗ドレッシング加工を終えたら砥石車(17)を上昇させ、次いで、砥石車(17)を右方向にk距離(100.75mm)移動させ、単石ダイヤモンド砥石(29a)の頭頂上方に位置(仕上げドレス開始待機位置)させる。一方、旋回軸(14)はサーボモータ(12m)により旋回されてドレス開始点待機位置に戻される。また、ロータリードレッサー装置(27)の駆動モーター(27m)は稼動を停止される。
砥石車(17)を下降させて単石ダイヤモンド砥石(29a)の頭頂に接触させ、砥石車(17)の研削面の仕上げドレッシング加工を開始する。
ドレス加工プログラムに従ってサーボモータ(12m)駆動によりモーター軸(12c)を回転させることによりこのモーター軸(12c)の外周に取り付けられたウオーム(12b)が旋回軸(14)の外周に取り付けられたウオームギアー(12a)の歯筋と噛み合って旋回軸(14)を旋回させることにより成形砥石台(8)が旋回され、単石ダイ
ヤモンド砥石(29a)の旋回が追従して砥石車(17)の研削面の厚み方向の仕上げドレッシング加工を行う。
単石ダイヤモンド砥石(29a)による砥石車(17)の研削面の厚み方向の仕上げドレッシング加工を終えたら砥石車(17)を上昇させ、次いで、砥石車(17)を左方向に100.75mm(k)移動させて粗ドレス成形開始待機位置に戻す。一方、旋回軸(14)はサーボモータ(12m)により旋回されてドレス開始点待機位置に戻される。
ロータリー成形砥石(27a)は、金属支持板の外周縁5〜8mm幅にダイヤモンド砥粒銅メッキを施したメタルボンドダイヤモンド成形砥石や、ビトリファイドボンドダイヤモンド砥石層を設けたビトリファイドボンドダイヤモンド成形砥石等を市場から入手できる。
この首振り型の砥石成形装置(100)は、ロータリードレッサー装置(27)の成形砥石(27a)および単石ダイヤモンドドレッサー装置(29)の成形砥石(29a)の首振り操作を同一の旋回軸(14)で行うので、この首振り型の砥石成形装置(100)の据え付け面積を小さくすることができる。かつ、ドレス加工プログラムのシステム設計が容易である。
100 首振り型の砥石成形装置
1 研削装置
8 成形砥石台
8a 成形砥石台箱
8b ロータリードレッサー装置用の支持アーム
8c 単石ダイヤモンドドレッサー装置用の支持アーム
8d,8e アリ溝
12 角度調整機構
12a ウオームホイール
12b ウオーム
12c モーター軸
12m サーボモータ
14 旋回軸
16 砥石軸
17 砥石車
27 ロータリードレッサー装置
27a ロータリー成形砥石
29 単石ダイヤモンドドレッサー装置
29a 単石ダイヤモンド成形砥石

Claims (1)

  1. 研削装置の砥石軸心廻りに回転可能に軸承された砥石車、
    この砥石車の研削面に対して成形砥石の角度調整をサーボモータ駆動により旋回軸を旋回させることにより成形砥石台を旋回させて行わせる角度調整機構、
    前記旋回軸の軸心の長手方向先端に前記成形砥石台を設け、この成形砥石台にロータリードレッサー装置と単石ダイヤモンドドレッサー装置をロータリードレッサー装置の成形砥石の直径面が前記砥石車の直径面と平行となるように、かつ、成形砥石の直径を含む垂直面が単石ダイヤモンドドレッサー装置の単石ダイヤモンド砥石の成形軸心面を含むように並設し
    前記単石ダイヤモンドドレッサー装置の基部は、前記成形砥石台の右側部に設けたアリ溝を前後方向に移動できるように設け、
    かつ、
    前記単石ダイヤモンドドレッサー装置は、単石ダイヤモンド砥石を固定する支持部がシャンク収納把持筒内に上下移動可能に設けられており、前記ロータリードレッサー装置の成形砥石の成形軸心と前記単石ダイヤモンド砥石の成形軸心の高さを同じとすることが可能である単石ダイヤモンドドレッサー装置である、
    ことを特徴とする、首振り型の砥石成形装置。
JP2011106756A 2011-05-12 2011-05-12 首振り型の砥石成形装置を用いる砥石車のドレッシング加工方法 Active JP5775739B2 (ja)

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