JP2012218821A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙葉類搬送装置の金庫をスリム化することのできる技術を提供する。
【解決手段】空気流によって紙葉類32を搬送する搬送路10を構成する搬送管22および搬送管22の軸方向に捩って形成された捩れ管23と、紙葉類32の表裏面が鉛直方向と並行となるように、搬送路10へ紙葉類32を投入する投入部5と、捩れ管23に接続され、搬送路10内で空気流によって搬送されてきた紙葉類32を、空気流と分離する分離部94と、分離部94で空気流と分離された紙葉類32を、その表裏面が水平方向と並行となるようにして、鉛直方向に積み重ねて収納する収納部98と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣などの紙葉類を空気流(エア)で搬送する紙葉類搬送装置に適用して有効な技術に関する。
本発明者は、特許第4130697号公報(特許文献1)において、空気流を用いて紙幣などの紙葉類を搬送する紙葉類搬送装置を開示している。この紙葉類搬送技術は、紙葉類の搬送方向後端部に変形部(屈曲又は湾曲部)を形成し、その変形部に空気流(風圧)を作用させるものである。これにより紙葉類が推進力を得て、変形部が形成された状態で紙葉類は搬送管(送風管ともいう)内を流れるように搬送される。搬送先の金庫(回収装置)内に回収される際には、分離部によって紙葉類と空気流が分離される。分離された紙葉類は、その変形部が矯正部によって矯正されて平坦となった状態で収納部に収納される。
ここで、紙葉類搬送装置は、搬送管の軸線方向に対して所要角度捩って形成された捩れ管と、紙葉類をその一方の表面が内側となるようにして90度曲げられた方向に搬送できる曲折管とを備える場合がある。この捩れ管および曲折管を搬送管の直線部に接続すれば、紙葉類の幅方向の端面側が内側となるように、直線部の紙葉類に対して小さな曲率半径で方向転換させうる搬送路を形成できる(特許文献1の明細書段落[0077]−[0080])。
なお、特開平2003−306262号公報(特許文献2の図1)には、紙幣回収装置の小型化を図るために、収納部には、直立姿勢で挿入された紙幣を長手方向に搬送し、その後、紙幣を短手方向に搬送して方向転換部の下の金庫へと搬送する技術が開示されている。
特許第4130697号公報 特開平2003−306262号公報
図15は、特許文献1で開示された本発明者が検討した金庫134(回収装置ともいう)を説明するための図である。図15に示す金庫134は、床(xy面)に対して鉛直方向(z方向)に直立して設けられている。
金庫134の内部では、分離部94、矯正部96、収納部98が設けられている。分離部94は、搬送管22の終端に設けられ、紙葉類32と空気流を分離する。分離部94内には、一対の搬送ベルト100がプーリ103に掛けまわされて配置されている。搬送ベルト100は、手前に設けられたガイド板106から、対向搬送面がV字状に次第に狭まるように配置されて、搬送管22内を搬送されてきた紙葉類32を挟み込み、前方の矯正部96に送り込むことが可能となっている。また、搬送ベルト100の前方には一対の平行に設けられたガイド板107が配され、紙葉類32を矯正部96に導く。なお、搬送管22の空気流(エア)は、排出管60によって排出される。
矯正部96の入口には入口センサ102が配設されている。矯正部96内には、4本の矯正ローラ104が隣接するものとの間で紙葉類を通過させることができるだけの隙間を存して配置されている。この各矯正ローラ104の外周面との間に一定の紙葉類搬送空間が形成されるように、各矯正ローラ104の外周を覆って断面円弧状のガイド板108が配設されている。
矯正部モータ(図示しない)の回転軸、および4本の矯正ローラ104の各回転軸に固定されたギヤが順次噛合するとによって、各隣接する矯正ローラ104が互いに逆方向に回転される。これにより、矯正ローラ104間に進入した紙葉類32はジグザグ状に搬送されて順次逆方向に屈曲され、曲げが矯正されて収納部98の入口側に送り込まれる。
収納部98の入口には、終端検出スイッチ110および一対の搬送ローラ111が配設されている。収納部98内はプレス板112により第1の室113および第2の室114の2室に仕切られている。プレス板112は、収納部モータ115により、収納部98内で移動可能となっており、一方の位置(図15ではマイナスx方向)に移動した際には、入口から第2の室114内に紙葉類32を送り込み可能になり、他方の側(プラスx方向)に移動した際には紙葉類32を第1の室113内に送り込み可能となっている。なお、第1および第2の室113、114内に配置された受板116であり、スプリング117によって受けられている。
表裏面が鉛直方向(z方向)と並行に搬送管22で搬送されてきた紙葉類32は、金庫134において、そのまま表裏面が鉛直方向と並行する状態で収納される。このような金庫134では、大量の紙葉類32を収納する場合、水平方向(図15ではx方向)に収納部98を大きくする必要がある。このため、収納部98が大型化することで、金庫134全体としても、太ったように大型化してしまう。
また、紙葉類32を水平方向ではなく、鉛直方向に積み重ねて収納するために、特許文献2で開示された技術のように、紙葉類の搬送方向を転換する方向転換部を金庫内に設ける場合、金庫全体として大型化してしまう。
本発明の目的は、紙葉類搬送装置の金庫をスリム化することのできる技術を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一実施形態における紙葉類搬送装置は、空気流によって紙葉類を搬送する搬送路を構成する搬送管および前記搬送管の軸方向に捩って形成された捩れ管と、紙葉類の表裏面が鉛直方向と並行となるように、前記搬送路へ紙葉類を投入する投入部と、前記捩れ管に接続され、前記搬送路内で空気流によって搬送されてきた紙葉類を、空気流と分離する分離部と、前記分離部で空気流と分離された紙葉類を、その表裏面が水平方向と並行となるようにして、鉛直方向に積み重ねて収納する収納部と、を備えている。前記搬送管および捩れ管には、対向する内壁面のそれぞれに、長さ方向に延びて内方に突出するリブが複数形成されている。前記対向する内壁面のそれぞれに形成された複数の前記リブの先端部間の間隔が、紙葉類が通過しうる間隔として、矩形開口形状の前記搬送路を形成している。前記搬送管での前記搬送路は、矩形開口形状の長手が鉛直方向と並行になるように形成されている。前記捩れ管での前記搬送路は、矩形開口形状の長手が鉛直方向から水平方向と並行になるように形成されている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次のとおりである。本発明の一実施形態によれば、紙葉類搬送装置の金庫をスリム化することができる。
本発明の一実施形態における紙葉類搬送装置を説明するための図である。 図1の拡大図である。 本発明の一実施形態における紙葉類の搬送状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態における動作中の投入部を説明するための図である。 図4に続く動作中の投入部を説明するための図である。 図5に続く動作中の投入部を説明するための図である。 図6に続く動作中の投入部を説明するための図である。 図7に続く動作中の投入部を説明するための図である。 本発明の一実施形態における金庫を説明するための図である。 本発明の一実施形態における搬送管を説明するための図である。 本発明の一実施形態における紙葉類搬送装置の捩れ管を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は斜視図である。 本発明者が検討した紙葉類搬送装置を説明するための図である。 本発明の他の実施形態における紙葉類搬送装置を説明するための図である。 本発明の他の実施形態における捩れ管を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は正面図、(d)は右側面図、(e)は斜視図である。 本発明者が検討した金庫を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、本発明の実施形態における紙葉類搬送装置については、本発明者が提案した特許文献1に記載の技術も参照することができる。また、図面中のxyz座標は、z方向が鉛直方向、x、y方向が水平方向を示している。
(実施形態1)
図1は本実施形態における紙葉類搬送装置1の概略を説明するための図であり、図2は図1の拡大図である。紙葉類搬送装置1は、図1、図2に示すように、仕切り板2、3の間に複数の遊技台4(パチンコ台)が集まったいわゆる島に設置されて、遊技場で用いられる。紙葉類搬送装置1は、金庫34と、空気流によって紙葉類32を搬送し、金庫34から出て往復して戻る搬送路10と、紙葉類32を搬送路10へ投入する複数の投入部5とを備えている。なお、紙葉類搬送装置1では、遊技台4と対面して左側に投入部5(玉貸機)が設置されている。
以下に、紙葉類搬送装置1の構成部材について説明する。まず、投入部5について説明する。投入部5は、図3に示すように、紙葉類32の表裏面が鉛直方向(z方向)と並行の状態で搬送路10へ紙葉類32を投入する。また、投入部5は、紙葉類32の搬送方向(図3ではx方向)における先端部の平面部32aに対して、搬送方向後端部にジグザグ状の変形部32bを形成する。この変形部32bに、搬送路10内を流れる空気流(図3中、ハッチングを付した矢印で示す)からの風圧が作用し、紙葉類32は搬送路10内で搬送される。なお、図3では、搬送管22の対向する内壁面のそれぞれに形成されたリブ22aの先端部の間隔が、紙葉類32が通過しうる間隔として搬送路10が形成されている。
図4に示すように、投入部5では、一対の送り込みローラ41、41のうち上流側に位置する送り込みローラ41を、軸42を中心に揺動するL字状の揺動アーム43の一端側に取り付け、揺動アーム43の他端側にスプリング44の一端を固定し、スプリング44により上流側の送り込みローラ41を下流側の送り込みローラ41に圧接するように付勢している。なお、図示しないがL字状の揺動アーム43は一対で設けられ、上流側の送り込みローラ41の他端側も回転自在に支持している。
シールドシャフト45、46は、それぞれ送り込みローラ41、41と平行に、かつ送り込みローラ41、41と微小間隔をおいて配置されている。傾斜案内部47は、上流の送り込みローラ41方向に伸びるとともに搬送路10から次第に離反するように伸び、終端にストッパ48が形成されている。また、傾斜案内部47の下流側には、下流側の送り込みローラ41の方向に伸びるとともに、搬送路10から次第に急激に離反する袋状部49が形成されている。
図4に示す状態では、紙葉類32が投入部5に投入されて紙幣識別動作がなされている状態で、このときはまだ送り込みローラ41、41は回転されていない。この状態から、紙幣識別動作がなされ、送り出しローラ(図示せず)によって紙葉類32が送り込みローラ41、41方向に送り出されてくると、図5に示すように、紙葉類32の先端部がスプリング(図示しない)の付勢力に抗して可動爪片51を回動し、入口光センサ30をオンする。このオン信号が制御部29に入力されると制御部29は両送り込みローラ41、41が送り込み方向に回転するように送り込みモータ(図示せず)を駆動する。
両送り込みローラ41、41によって紙葉類32が送り込まれ、紙葉類32の後端部が固定ガイド部50と可動爪片51との間を通過すると、可動爪片51はスプリング(図示しない)の付勢力によって元の位置に回動し、固定ガイド部50、可動爪片51によって紙葉類通路を遮断すると共に、入口光センサ30が再びオフ状態となり、このオフ信号が制御部29に入力される。
上記オフ信号が制御部29に入力されると、制御部29では送り込みモータを一旦停止させると共に、所定角度、送り込みモータを逆方向に回転させる。これにより、紙葉類32は所定距離引き戻される。このように紙葉類32が引き戻されると、紙葉類32の後端が傾斜案内部47に当接し、紙葉類32の後端部は傾斜案内部47に沿って引き戻され、後端がストッパ48に当接する。
さらに送り込みモータが逆方向に回転されると、紙葉類32は後端部側が袋状部49内に次第に進入し、袋状部49の内壁に沿った2つ折り状に形成される。さらに継続して送り込みモータが逆方向に回転されると、引き戻された紙葉類32は、紙葉類32の中途部分が湾曲することによってさらにもう1箇所の変形部が形成される。さらに継続して送り込みモータが逆方向に回転されると、その変形が強調される。この状態となったら送り込みモータが停止される(図6参照)。
続いて、送り込みモータが再び正回転される。これにより図7に示されるように、2つ折り状となった紙葉類32の後端部は一対の送り込みローラ41、41間に進入する。さらに送り込みモータが回転されると、紙葉類32のループ状の折り畳み端が両送り込みローラ41、41間を通過しようとするが、その際に、紙葉類32からの抵抗力がスプリング44の付勢力に抗して上流側の送り込みローラ41を下流側の送り込みローラ41から離反する方向に回動する。これにより、両送り込みローラ41、41間を通過する際、紙葉類32のループ状の折り畳み端に適度の押圧力が加わり、紙葉類32の後端部を、図8に示すように、かなり強い状態に、送り込みローラ41、41側に凸となるように変形する。このようにして、搬送路10内を搬送される紙葉類32には、投入部5によって空気流の風圧が作用する変形部32bが形成される。
次に、分離部94および収納部98を内部に含む筐体で構成した金庫34について図9を参照して説明する。金庫34では、上下に室が分けられている。ファン室である上側の室には、搬送路10の始端10aと接続され、搬送路10に空気流を発生させるファン7が設けられている。このファン室6の扉には、紙葉類搬送装置1の運転状態を表示する表示部8が取り付けられている。
下型の室には、分離部94、矯正部96、リジェクト格納部11、識別部12、収納部98、ケーブル通し穴14、電源ブレーカ15、切替スイッチ16、通信コネクタ17、操作部18および制御基板21が設けられている。
搬送路10の終端10bと接続された分離部94は、搬送路10内で空気流によって搬送されてきた紙葉類32を、空気流と分離するものである。また、矯正部96は、紙葉類32の変形部32bを平坦とするように矯正するものである。また、収納部98は、分離部94で空気流と分離された紙葉類32を、例えば落とし入れるようにして、紙葉類32の表裏面が水平方向(x、y方向)と並行の状態で鉛直方向(z方向)に積み重ねて収納するものである。この収納部98では、例えば1000枚の紙葉類32を収納することができる。
また、識別部12は、搬送されてきた紙葉類32の種類(例えば、千円札、二千円札、五千円札、一万円札の4種類)を識別するものである。また、リジェクト格納部11は、識別部12で識別できなかった紙葉類32を格納するものである。図9では、このリジェクト格納部11は、矯正部96の奥側に設けられている。
また、ケーブル通し穴14は、投入部5への接続ケーブルを通すための穴である。また、電源ブレーカ15は、紙葉類搬送装置1に電気を通電させるためのものである。切替スイッチ16は、例えば、「ファン交換」、「運転」、「投入部交換」の動作モードを切り換えるスライドスイッチである。また、通信コネクタ17は、例えばログ取得のために外部と接続するためのコネクタである。また、操作部18は、ボタンで紙葉類搬送装置1の状態を操作するものである。また、制御基板21は、投入部5や、ファン7などを制御するCPUを実装したものである。
次に、搬送路10について説明する。図1および図2に示すように、空気流によって紙葉類32を構成する搬送路10は、紙葉類32を直線的に搬送させる直線部(図10参照)と曲線的(U字状)に搬送させる曲線部22Aを有する搬送管22と、搬送管22の軸方向(紙葉類の搬送方向)に対して所要角度捩って形成された捩れ管23(図11(a)、図11(b)、図11(c)、図11(d)、図11(e)参照)とで構成されている。この搬送路10の始端10aでは搬送管22(直線部)が接続され、搬送路10の終端10bでは捩れ管23が接続されている。
図10に示すように、搬送管22には、対向する内壁面のそれぞれに、長さ方向に延びて内方に所要高さで突出するリブ22aが複数形成されている。この対向する内壁面のそれぞれに形成された複数のリブ22aの先端部間の間隔が、紙葉類32が変形されることなく通過しうる間隔として、矩形開口形状(図10中、破線で示している)の搬送路10を形成している。この搬送管22での搬送路10は、矩形開口形状の長手が鉛直方向(z方向)と並行になるように形成されている。
また、図11(e)に示すように、捩れ管23には、対向する内壁面のそれぞれに、長さ方向に延びて内方に所要高さで突出するリブ23aが複数形成されている。この対向する内壁面のそれぞれに形成された複数のリブ23aの先端部間の間隔が、紙葉類32が変形されることなく通過しうる間隔として、矩形開口形状(図11(e)中、破線で示している)の搬送路10を形成している。
この捩れ管23での搬送路10は、矩形開口形状の長手が鉛直方向(図11(b)参照)から水平方向(図11(d)参照)と並行になるように形成されている。具体的には、複数の捩れ部材23A、23B、23C、23D、23E、23Fを組み合わせて捩れ管23が形成されている。これは、空気流によって搬送される紙葉類32は、捩れ部材23A〜23Fを組み合わせることで、あらゆる方向に搬送できることを明解にしている。
このように、本実施形態における紙葉類搬送装置1は、空気流によって紙葉類32を搬送する搬送路10を構成する搬送管22および搬送管22の軸方向に捩って形成された捩れ管23と、紙葉類23の表裏面が鉛直方向と並行となるように、搬送路10へ紙葉類32を投入する投入部5と、捩れ管23に接続され、搬送路10内で空気流によって搬送されてきた紙葉類32を、空気流と分離する分離部94と、分離部94で空気流と分離された紙葉類32を、その表裏面が水平方向と並行となるようにして、鉛直方向に積み重ねて収納する収納部98とを備えている。
ところで、床面積が小さい遊技場においても、設置できる紙葉類搬送装置が要求されている。そこで、本実施形態における投入部5では、紙葉類32の表裏面が鉛直方向(z方向)と並行して搬送路10へ紙葉類32を投入することとしている。このため、紙葉類32の表裏面が水平方向(図1ではx、y方向)と並行して投入する場合より、投入部5の幅B(図1参照)を狭くすることができる。投入部5から紙葉類32はその表裏面が鉛直方向と並行して投入されるので、搬送管22内においても紙葉類32は表裏面が鉛直方向と並行して搬送される。また、搬送管22の曲線部22Aでは、表裏面が鉛直方向と並行して搬送されることで、水平面と並行して搬送される場合より曲率半径が小さくすることができる。
また、床面積が小さい遊技場では、対向する遊技台4はその間隔A(図1参照)を狭くして(例えば、500mm)設置される場合がある。しかしながら、図15を参照して説明したように、表裏面が鉛直方向(z方向)と並行に搬送管22で搬送されてきた紙葉類32を、そのまま表裏面が鉛直方向(z方向)と並行する状態で収納する金庫134では、水平方向(x、y方向)に積み重ねて収納することとなり、水平方向に収納部98を大型化させてしまう。このため、収納部98が大型化することで、金庫134全体としても、太ったように大型化してしまい、床面積が小さい遊技場での要求に応えることはできない。
そこで、本実施形態における紙葉類搬送装置1では、矩形開口形状の長手が鉛直方向(z方向)から水平方向(x、y方向)と並行になるように形成された捩れ管23を搬送路10の終端部10bに用いている。このため、搬送路10(搬送管22)内で表裏面が鉛直方向と並行して搬送されてきた紙葉類32は、捩れ管23で表裏面が水平方向と並行して搬送されるようになる。表裏面が水平方向と並行となった紙葉類32は、分離部94、矯正部96を通過して、収納部98で表裏面が水平方向と並行して鉛直方向に積み重ねられて収納される(図9参照)。
これにより、例えば大量の紙葉類32を収納するような場合であっても、収納部98は水平方向に大きくせずとも、鉛直方向に背高化することができる。したがって、金庫34全体としてスリム化することができる。
また、本実施形態では、往復した搬送路10の始端10aおよび終端10bにそれぞれ設けられた搬送管22および捩れ管23が鉛直方向(z方向)上で重なるように、複数の捩れ部材23A、23B、23C、23D、23E、23Fを長さ、搬送方向に対する角度等を調節して、組み合わせて捩れ管23を形成している(図11参照)。すなわち、このような捩れ管23を用いることで、図9に示すように、搬送路10の始端10aと終端10bを鉛直方向上に重ねて配置して、その配置領域を小さくすることができるので、金庫34の内部で配置される他の部材の配置に自由度が生まれる。これにより、金庫34全体としてスリム化することができる。
また、本実施形態の技術を用いて、図12に示すように、搬送路10の終端10bとして金庫34Aの内部に捩れ管23を設けることもできる。これにより、例えば大量の紙葉類32を収納するような場合であっても、収納部98は水平方向に大きくせずとも、鉛直方向に背高化することができる。しかしながら、捩れ管23の長さ分だけ水平方向に床面積を確保する必要ができてしまう。これに対して、図2で示したように、搬送路10の始端10aとして金庫34の外部で接続された搬送管22で構成し、搬送路10の終端10bとして金庫34の外部で接続された捩れ管34で構成することで、金庫34Aよりスリム化することができる。
(実施形態2)
図13は本実施形態における紙葉類搬送装置1Aの概略を説明するための図である。紙葉類搬送装置1Aは、仕切り板2、3の間に複数の遊技台4(パチスロ台)が集まったいわゆる島に設置されて、遊技場で用いられる。紙葉類搬送装置1Aも前記実施形態1で説明した紙葉類搬送装置1と同様に、金庫34と、空気流によって紙葉類32を搬送し、金庫34から出て往復して戻る搬送路10と、紙葉類32を搬送路10へ投入する複数の投入部5とを備えている。なお、紙葉類搬送装置1Aでは、遊技台4と対面して右側に投入部5が設置されている。
紙葉類搬送装置1Aでは、捩れ管24と交差するように、搬送路10の始端10aの搬送管22が金庫34の外部で曲げられている(図13中、クロス部22Bとして示している)。このように往復した搬送路10の始端10aおよび終端10bにそれぞれ設けられた搬送管22および捩れ管24が交差するように、図14(e)に示すように、複数の捩れ部材24A、24B、24C、24D、24E、24F、24Gを長さ、搬送方向に対する角度等を調節して、組み合わせて捩れ管24を形成している。
また、図14(e)に示すように、捩れ管24には、対向する内壁面のそれぞれに、長さ方向に延びて内方に所要高さで突出するリブ24aが複数形成されている。この対向する内壁面のそれぞれに形成された複数のリブ24aの先端部間の間隔が、紙葉類32が変形されることなく通過しうる間隔として、矩形開口形状(図14(e)中、破線で示している)の搬送路10を形成している。
このような捩れ管24を用いても、金庫34の内部で配置される搬送路10の始端10a、終端10bの領域を小さくすることができるので、金庫34の内部で配置される他の部材の配置に自由度が生まれる。これにより、金庫34全体としてスリム化することができる。
1 紙葉類搬送装置
5 投入部
10 搬送路
22 搬送管
22A 曲線部
22B クロス部
23 捩れ管
23a リブ
23A、23B、23C、23D、23E、23F 捩れ部材
24 捩れ管
24a リブ
24A、24B、24C、24D、24E、24F、24G 捩れ部材
32 紙葉類
34、34A 金庫
94 分離部
96 矯正部
98 収納部

Claims (4)

  1. 空気流によって紙葉類を搬送する搬送路を構成する搬送管および前記搬送管の軸方向に捩って形成された捩れ管と、
    紙葉類の表裏面が鉛直方向と並行となるように、前記搬送路へ紙葉類を投入する投入部と、
    前記捩れ管に接続され、前記搬送路内で空気流によって搬送されてきた紙葉類を、空気流と分離する分離部と、
    前記分離部で空気流と分離された紙葉類を、その表裏面が水平方向と並行となるようにして、鉛直方向に積み重ねて収納する収納部と、
    を備えており、
    前記搬送管および捩れ管には、対向する内壁面のそれぞれに、長さ方向に延びて内方に突出するリブが複数形成されており、
    前記対向する内壁面のそれぞれに形成された複数の前記リブの先端部間の間隔が、紙葉類が通過しうる間隔として、矩形開口形状の前記搬送路を形成しており、
    前記搬送管での前記搬送路は、矩形開口形状の長手が鉛直方向と並行になるように形成されており、
    前記捩れ管での前記搬送路は、矩形開口形状の長手が鉛直方向から水平方向と並行になるように形成されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  2. 請求項1記載の紙葉類搬送装置において、
    往復した前記搬送路の始端および終端にそれぞれ設けられた前記搬送管および捩れ管が鉛直方向上で重なるように、複数の捩れ部材を組み合わせて前記捩れ管を形成していることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  3. 請求項2記載の紙葉類搬送装置において、
    前記分離部および前記収納部を内部に含む筐体で構成した金庫を備えており、
    前記搬送路の始端は、前記金庫の外部で接続された前記搬送管で構成され、
    前記搬送路の終端は、前記金庫の外部で接続された前記捩れ管で構成されていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
  4. 請求項3記載の紙葉類搬送装置において、
    前記捩れ管と交差するように、前記搬送路の始端の前記搬送管が前記金庫の外部で曲げられていることを特徴とする紙葉類搬送装置。
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