JP2012153452A - 防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】システムとしての信頼性を損なうことなく安価に構成することができ、エレベーターのかご内で犯罪が発生した際に被害者を早期に救出することができる防犯システムを提供する。
【解決手段】本防犯システムは、エレベーターを制御するための制御盤2と、エレベーターのかご1内を撮影するためのカメラ6と、カメラ6によって撮影された画像に基づいて、かご1内にいる人物の異常行動を検出する異常行動判定部19と、かご1に設けられた非常呼びボタン12と、所定の時間内に、異常行動判定部19によって異常行動が検出され、且つ、非常呼びボタン12が押されると、所定の防犯事態を検出する防犯判定部25とを備える。そして、防犯判定部25によって防犯事態が検出されると、かご1内の被害者を救出するための管制運転を、制御盤2に開始させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベーターを有するビルに備えられた防犯システムに関するものである。
防犯システムに関する従来技術として、例えば、下記特許文献1及び2に記載のものがある。
特許文献1に記載の防犯システムでは、エレベーターのかご内で非常呼びボタンが押されると、カメラによって撮影されたかご内の画像を、遠隔の警備会社と保守会社との双方に転送している。そして、警備会社及び保守会社では、モニタに表示されるかご内の画像から非常事態の有無を判断し、必要に応じて、警備員や保守員を現場に急行させている。
また、特許文献2に記載の防犯システムでは、エレベーターのかごにカメラを設置し、このカメラによって撮影された画像から、乗客の暴れの有無を判定している。そして、乗客の暴れを検出すると、エレベーターを自動的に管制運転に移行させ、かごを所定の階床に停止させている。
特開2006−89256号公報 国際公開第2006/092854号公報
特許文献1に記載のものでは、警備会社や保守会社において非常事態の発生を判断しても、警備員や保守員が現場に到着するまでにある程度の時間が掛かってしまう。このため、このシステムだけでは、例えば、エレベーターのかご内で犯罪が発生した場合に、被害者を早期に救出することができないといった問題があった。
特許文献2に記載のものでは、乗客の暴れを検出するとエレベーターを自動的に管制運転に移行させているため、被害者を救出できる可能性が飛躍的に高くなる。しかし、乗客の暴れを検出するための装置は、画像解析能力が高くなければならず、システムのコストが大幅に増加してしまう。なお、上記装置の画像解析能力が低いと、暴れの誤検知が多くなり、無用な管制運転が行われて、エレベーターの運転効率が大幅に低下するといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、システムとしての信頼性を損なうことなく安価に構成することができ、更に、エレベーターのかご内で犯罪が発生した際に被害者を早期に救出することができる防犯システムを提供することである。
この発明に係る防犯システムは、エレベーターを有するビルに備えられた防犯システムであって、エレベーターを制御するための制御盤と、エレベーターのかご内を撮影するためのカメラと、カメラによって撮影された画像に基づいて、かご内にいる人物の異常行動を検出する異常行動判定部と、かごに設けられた非常呼びボタンと、所定の時間内に、異常行動判定部によって異常行動が検出され、且つ、非常呼びボタンが押されると、所定の防犯事態を検出する防犯判定部と、防犯判定部によって防犯事態が検出されると、かご内の被害者を救出するための管制運転を、制御盤に開始させる中央処理部と、を備えたものである。
この発明に係る防犯システムであれば、システムとしての信頼性を損なうことなく安価に構成することができ、更に、エレベーターのかご内で犯罪が発生した際に被害者を早期に救出することができるようになる。
この発明の実施の形態1における防犯システムの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における防犯システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における防犯システムの動作を示すフローチャートである。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における防犯システムの構成を示す図である。
本防犯システムは、エレベーターを有するビルに備えられている。図1において、1はエレベーターのかご、2はエレベーターの制御盤、3はエレベーターの秤装置である。
かご1は、上記ビル内に形成された昇降路内を昇降する。かご1には、操作盤4、インターホン5、カメラ6、モニタ7、スピーカ8が設けられている。
操作盤4は、かご1内の乗客が操作するためのものである。操作盤4には、例えば、かご1が停止する階床毎の行先ボタン9や、戸開ボタン10、戸閉ボタン11が設けられている。
インターホン5は、かご1内の乗客が外部と通話するためのものである。インターホン5には、緊急時にかご1内の乗客が操作するための非常呼びボタン12が設けられている。非常呼びボタン12が押されると、所定の非常信号が後述の通信装置21に送信される。
カメラ6は、防犯用等の目的でかご1に備えられたものである。カメラ6は、例えば、かご1内の様子(所定の範囲)を撮影することができるように、その視野や撮影方向が予め適切に設定されている。カメラ6によって撮影されたかご1内の画像は、後述のレコーダ18に送信される。
モニタ7及びスピーカ8は、かご1内の乗客に対して各種情報を報知する報知器を構成する。エレベーターの通常運転時(通常サービス提供時)、モニタ7やスピーカ8からは、行先階の情報やニュース、天気予報といった乗客に有用な所定の情報が提供される。
制御盤2は、かご1の制御を含め、エレベーター全体の制御を行う機能を有している。制御盤2は、エレベーターの乗場や操作盤4から登録された呼びにかご1を適宜応答させる通常機能(通常運転を行う機能)に加え、所定の入力情報に応じて管制運転を行う機能を備えている。なお、13はかご1の出入口を開閉するかごドアである。かごドア13を開閉させるドア駆動装置(図示せず)も、制御盤2によって制御される。管制運転の内容等、制御盤2の詳細な機能については後述する。
秤装置3は、かご1の積載荷重を検出する機能を有している。秤装置3の検出結果は、制御盤2に送信される。秤装置3が積載荷重を検出するための方式は、如何なるものであっても構わない。
14は上記ビルの所定の階床に設けられた扉である。扉14は、かご1が停止する階床に設けられており、電気錠15によって施錠が可能な構成を有している。電気錠15を備えた扉14は、かご1が停止する複数の階床に設けられていても構わない。扉14は、その設置階床のエレベーター乗場から他の階床に通じる通路や、ビルの外に通じる出入口等に設けられている。即ち、扉14が設置された階床でエレベーターを降りた人は、扉14が備えられた通路や出入口を通過しなければ、他の階床やビルの外に移動することができないように構成されている。
16は上記電気錠15を制御、即ち、施錠及び開錠する電気錠制御盤、17はかご1の外に設けられたカメラである。カメラ17は、例えば、扉14を撮影することができるように、ビルの所定場所に設置されている。カメラ17によって撮影された画像は、レコーダ18に送信される。
レコーダ18は、例えば、かご1の上部やエレベーターの機械室に設置される。カメラ6及び17から送信されてくる画像は、レコーダ18の所定の記録部(図示せず)に順次記録される。レコーダ18には、異常行動判定部19と画像入出力制御部20とが備えられている。
異常行動判定部19は、カメラ6によって撮影されたかご1内の画像に基づいて、かご1内にいる人物が異常な行動をしているか否かを判定する機能を有している。例えば、レコーダ18には、異常行動と判定するための条件が予め設定されている。異常行動判定部19は、カメラ6からの画像を解析した結果が上記条件を満たす場合に、異常行動を検出する。そして、異常行動判定部19は、異常行動を検出すると、所定の検出信号を後述の通信装置21に送信する。
画像入出力制御部20は、レコーダ18に対する画像の入出力を制御する機能を有している。例えば、画像入出力制御部20は、所定の信号が入力されると、カメラ6或いは17によって撮影された画像や、レコーダ18内に予め登録されている画像を出力して、モニタ7に表示させる。
通信装置21は、本システムの全体制御を司る。通信装置21は、例えば、エレベーターのかご1、制御盤2、電気錠制御盤16、レコーダ18に接続されており、相互に情報の送受信が可能となるように構成されている。また、通信装置21は、所定の通信網22を介して、ビル外部の監視センター23や警備会社24にも接続されている。
通信装置21には、防犯判定部25、中央処理部26、アナウンス記憶部27、回線制御部28が備えられている。
防犯判定部25は、犯罪の防止(或いは、阻止)が必要な所定の防犯事態が発生しているか否かを判定する機能を有している。防犯判定部25は、例えば、所定の時間内に、異常行動判定部19によって異常行動が検出され、且つ、非常呼びボタン12が押されると、上記防犯事態を検出する。
中央処理部26は、防犯判定部25の判定結果等に基づいて、本システムを適切に制御する機能を有している。例えば、中央処理部26は、防犯判定部25が防犯事態を検出すると、かご1内の被害者を救出するための管制運転を、制御盤2に開始させる。また、中央処理部26は、モニタ7(画像入出力制御部20)やスピーカ8、電気錠制御盤16の各制御、並びに、外部との情報の送受信を行う。なお、スピーカ8からアナウンスを行うための音声データは、アナウンス記憶部27に予め記憶されている。また、外部との通信は、回線制御部28を介して行われる。
以下に、図2及び図3も参照し、本防犯システム(特に、通信装置21)の動作について、具体的に説明する。図2及び図3はこの発明の実施の形態1における防犯システムの動作を示すフローチャートである。
本防犯システムでは、通信装置21の防犯判定部25が、非常呼びボタン12から非常信号を受信したか否かを常時判定している(S1)。通信装置21では、非常信号の受信がなければ、防犯に必要な制御は特に行わない。このため、エレベーターでは、通常運転が行われる。
例えば、エレベーターの乗客が、無人のかご1に乗車し、誰にも邪魔にならないと考えてゴルフの素振りの真似をする。カメラ6は常時(或いは、エレベーターが動作している時のみ、かご1内に乗客がいる時のみ)動作しているため、この乗客の動作はカメラ6によって撮影され、その画像がレコーダ18へと送信される。レコーダ18では、カメラ6からの画像に基づいて、異常行動判定部19が異常行動の有無を判定する。乗客の上記行動は、かご1内における動作として大きなものであるため、設定条件によっては異常行動判定部19によって異常行動と判断される場合がある。しかし、防犯判定部25では、非常呼びボタン12から非常信号を受信していないため、異常行動判定部19から検出信号を受信しても防犯事態とは判断しない。このため、中央処理部26は通常モードを選択し、制御盤2は通常運転を継続させる。
一方、防犯判定部25は、非常呼びボタン12から非常信号を受信すると(S1のYes)、所定の時間、例えば、非常信号を受信する直前の5秒間(或いは、非常信号受信時を含む6秒間)に、異常行動判定部19から検出信号を受信したか否かを判定する(S2)。
例えば、乗客がかご1に乗車している時に、何らかの理由によってかご1が階間で停止してしまうと、戸開ボタン10を押してもかごドア13は開かず、乗客は、かご1内に閉じ込められた状態となる。かかる場合、乗客は、自分が閉じ込められたことを外部に知らせるため、かご1内において非常呼びボタン12を押す。非常呼びボタン12が押されることにより、防犯判定部25には非常信号が入力される(S1のYes)。
なお、閉じ込め発生時に乗客が暴れるようなことは極めて稀である。このため、防犯判定部25は、非常呼びボタン12から非常信号を受信し、異常行動判定部19から検出信号を受信していない場合(S2のNo)、閉じ込めの発生を検出し、その旨を中央処理部26に通知する。そして、この通知を受けた中央処理部26は、システムのモードを、通常モードから閉じ込め救出モードへと移行させる(S3)。
具体的に、中央処理部26は、閉じ込め救出モードにおいて以下の処理を行う。
S3−1:回線制御部28及び通信網22を介して監視センター23に接続し、監視センター23に、閉じ込めが発生したことを通知する。
S3−2:上記通知後、監視センター23からの制御信号を中継して制御盤2に送信し、制御盤2に、かご1に閉じ込められた乗客を救出するための救出運転を行わせる。
S3−3:上記救出運転によって乗客が救出された後、監視センター23からの制御信号を中継して制御盤2に送信し、制御盤2に、所定の点検運転を行わせる。
中央処理部26は、上記点検運転が完了した旨の通知を監視センター23から受信すると、S3−1において接続した回線を切断し、システムを通常モードに復帰させる(S4)。これにより、エレベーターでは、通常運転が再開される。
一方、かご1内の乗客(被害者)が同乗者(犯人)に襲われ、抵抗しながら非常呼びボタン12を押すと、防犯判定部25には非常信号が入力される(S1のYes)。かかる場合、被害者や犯人が暴れる様子がカメラ6によって撮影されているため、異常行動判定部19によって異常行動が検出され、その検出信号が防犯判定部25に入力される。防犯判定部25は、例えば、非常信号を受信する2秒前に異常行動判定部19から検出信号を受信していれば(S2のYes)、防犯事態を検出し、その旨を中央処理部26に通知する。そして、この通知を受けた中央処理部26は、システムのモードを、通常モードから防犯救出モードへと移行させる(S5)。
具体的に、中央処理部26は、防犯救出モードにおいて以下の処理を行う(S6)。
S6−1:エレベーターの制御盤2に、所定の管制運転Aを行わせるための信号を送信する。これにより、制御盤2は、管制運転Aを開始する。
S6−2:アナウンス記憶部27に、威嚇アナウンスを開始させるための信号を送信する。これにより、かご1内のスピーカ8から「まもなく警備員が来ます」といった、犯人を威嚇するためのアナウンスが出力される。
S6−3:レコーダ18の画像入出力制御部20に、威嚇画像を表示させるための信号を送信する。これにより、かご1内のモニタ7に「警備員がビル内を走っている画像」といった、犯人を威嚇するための画像が表示される。なお、威嚇画像は、レコーダ18に予め登録されている。
S6−4:回線制御部28及び通信網22を介して監視センター23に接続し、カメラ6によって撮影された画像を、レコーダ18経由で監視センター23に送信する。
また、エレベーターの制御盤2では、管制運転Aとして、以下の処理を行う。
S6−1a:電気錠15を有する扉14が設置された階床のうち、かご1の現在位置から最も近い階床を行先階として自動登録し、その行先階に向かってかご1を走行させる。
S6−1b:上記自動登録した行先階の情報を、通信装置21に送信する。
S6−1c:秤装置3によって検出された積載荷重M1を読み取り、記憶する。
S6−1d:上記自動登録した行先階にかご1が到着した後、かご1を戸開させる。
なお、S6−1bの処理は、例えば、行先階の自動登録を行った直後に、また、S6−1cの処理は、かご1の戸開が行われる前までに実施する。
制御盤2は、上記自動登録した行先階で戸開した後、更に、以下の処理を行う。
S6−1e:戸閉ボタン11が押されたか否かを判定する。
S6−1f:戸閉ボタン11の押下を検出すると、秤装置3によって検出された積載荷重M2を読み取り、記憶する。
S6−1g:積載荷重M2が、事前に検出された積載荷重M1よりも所定量(例えば、20kg)以上減少しているか否かを判定する。管制運転Aが行われている間、モニタ7やスピーカ8からは威嚇のための報知が行われている。このため、M2がM1よりも所定量以上減少している場合は、犯人がかご1から降りたと判断して、かご1を戸閉させる。
上記一連の動作により、管制運転Aが完了する。制御盤2は、管制運転Aが完了すると、所定の管制運転Bに移行する。この時、制御盤2は、管制運転Bに移行する旨の信号を、通信装置21に対して送信する。
通信装置21(の中央処理部26)では、S6−1において制御盤2に管制運転Aへの移行信号を送信した後、制御盤2から行先階の情報を受信したか否かを判定する(S7)。中央処理部26は、S6−1bにおける制御盤2の処理によって制御盤2から行先階情報を受信すると(S7のYes)、電気錠制御盤16に所定の施錠信号を送信し、制御盤2が自動登録した上記行先階の扉14に備えられた電気錠15を施錠させる(S8)。なお、中央処理部26は、S2において条件が成立して(Yesの判定がなされて)から、S6−1gにおいて戸閉のための条件が成立するまでの間に、電気錠15の施錠を完了させる。
その後、中央処理部26は、制御盤2から管制運転Bへの移行信号を受信したか否かを判定する(S9)。そして、中央処理部26は、制御盤2から管制運転Bへの移行信号を受信すると、以下の処理を行う(S10)。
S10−1:かご1内のカメラ6、及び、管制運転Aにおいて行先階となった階床のカメラ17によって撮影された画像を、レコーダ18経由で監視センター23に送信する。
S10−2:レコーダ18の画像入出力制御部20に、上記行先階のカメラ17による画像を表示させるための信号を送信する。これにより、かご1内のモニタ7に、戸閉後の上記行先階の様子が映し出される。
S10−3:アナウンス記憶部27に、通話準備アナウンスを開始させるための信号を送信する。これにより、かご1内のスピーカ8から「センターとの通話準備中です。しばらくお待ち下さい。」といったアナウンスが出力される。
なお、エレベーターの制御盤2では、管制運転Bに移行すると、管制運転Aにおいて行先階となった階床以外の所定の階床を行先階として自動登録し、その新たに登録された行先階に向けてかご1を走行させる。そして、制御盤2は、かご1が上記新規行先階に到着すると、その階床において戸閉したままかご1を待機させる。即ち、上記新規行先階にかご1が停止した後、エレベーターは、監視センター23からの遠隔制御でのみ、制御が可能となる。
また、監視センター23では、S10−1の処理によってカメラ6及び17による画像が通信装置21から送信されてくると、その画像をセンター内のモニタに表示して、対処が必要か否かを判断する。例えば、制御盤2によって管制運転Bが行われた場合は、かご1内に被害者のみが乗っている画像がセンター内のモニタに表示される。かかる場合、監視センター23では、被害者との通話を行うため、通信装置21に対して通話を開始するための所定の信号を送信する。
通信装置21(の中央処理部26)では、S9において管制運転Bへの移行信号を受信すると、監視センター23から通話開始信号を受信したか否かを判定する(S11)。中央処理部26は、監視センター23から通話開始信号を受信すると、それまで継続させていたS10−3のアナウンスを停止させ、通話動作を開始する(S12)。これにより、かご1内の被害者は、インターホン5を通じて監視センター23(のオペレータ)との通話が可能になる。
監視センター23では、通信装置21に通話開始信号を送信した後、かご1内の被害者との会話から、状況に応じた適切な対処を行う。
例えば、犯罪が発生したと判断した場合、監視センター23は、警備会社24に通報して、警備員、警察官等を現場に急行させる。また、かご1内に取り残されているのが被害者と確認できた場合、監視センター23は、遠隔制御によってかご1を戸開する。そして、監視センター23では、かご1内の被害者との会話が終了すると、通信装置21に対して通話が終了した旨の所定の信号を送信する。
通信装置21(の中央処理部26)では、S12において通話動作を開始させた後、監視センター23から通話終了信号を受信したか否かを判定する(S13)。中央処理部26は、監視センター23から通話終了信号を受信すると、回線制御部28による通話動作を終了させる(S14)。
また、現場に到着した警備員或いは警察官は、監視センター23に連絡を取り、遠隔制御によってエレベーターを運転させ、管制運転Aによって所定の階床に閉じ込められた犯人を確保する。そして、監視センター23は、警備員或いは警察官から現場対応が終了した旨の報告を受けると、通信装置21に、復旧を許可する旨の所定の信号を送信する。
通信装置21(の中央処理部26)では、S14において通話動作を終了させた後、監視センター23から復旧許可信号を受信したか否かを判定する(S15)。中央処理部26は、監視センター23から復旧許可信号を受信すると、エレベーターの制御盤2、レコーダ18、電気錠制御盤16にそれぞれ復旧信号を送信し(S16)、システムを通常モードに移行させる(S4)。
上記構成を有する防犯システムでは、画像解析結果と非常呼びボタン12の操作結果との双方を用いて、防犯事態の有無の判定を行っている。このため、レコーダ18として、画像解析能力の極めて高い装置を用意する必要がなく、システムを安価に構成することができる。また、防犯事態が発生していない時にその検出が行われることはないため、無用な管制運転が行われることがなく、システムとして高い信頼性を確保することができる。
本防犯システムでは、防犯事態が検出されると威嚇報知が行われ、且つ、所定の階床で戸開動作が行われる。このため、戸開時に犯人をかご1外に追い出すことができ、早期に犯人を被害者から引き離すことが可能となる。また、かご1が停止した階床では、電気錠15が施錠されているため、犯人は他の階床或いはビルの外に逃げることができず、犯人を取り逃がしてしまう恐れもない。
なお、かご1が上記階床で戸開した後は、戸閉ボタン11が操作されても、かご1の積載荷重が減少しなければ戸閉動作は開始されない。このため、かご1内で犯人と被害者が揉み合って戸閉ボタン11が押されたり、犯人が他の人に見つかるのを恐れて戸閉ボタン11を押したりしても、戸閉動作が開始されることはない。したがって、被害者が犯人と同乗したままかご1内に閉じ込められるといったことを確実に防止することができる。また、かご1が停止した階床では威嚇報知が行われながら戸開状態が継続するため、かかる観点からも、犯人をかご1外に追い出し易くなる。
また、管制運転Bでは、電気錠15の設置階床から移動させた先で、かご1を戸閉状態で待機させている。このため、監視センター23のオペレータは、例えば、かご1内に残っている人が犯人である場合は、戸開しない等、その状況に応じた対応を行うことが可能となる。
なお、本実施の形態で示した各機器及び各機能は、必ずしも1つの部品や装置によって構成する必要はない。例えば、1つの機能を複数の部品で構成したり、複数の機能を1つの部品や装置で構成したりしても良い。
1 かご
2 制御盤
3 秤装置
4 操作盤
5 インターホン
6、17 カメラ
7 モニタ
8 スピーカ
9 行先ボタン
10 戸開ボタン
11 戸閉ボタン
12 非常呼びボタン
13 かごドア
14 扉
15 電気錠
16 電気錠制御盤
18 レコーダ
19 異常行動判定部
20 画像入出力制御部
21 通信装置
22 通信網
23 監視センター
24 警備会社
25 防犯判定部
26 中央処理部
27 アナウンス記憶部
28 回線制御部

Claims (6)

  1. エレベーターを有するビルに備えられた防犯システムであって、
    エレベーターを制御するための制御盤と、
    エレベーターのかご内を撮影するためのカメラと、
    前記カメラによって撮影された画像に基づいて、前記かご内にいる人物の異常行動を検出する異常行動判定部と、
    前記かごに設けられた非常呼びボタンと、
    所定の時間内に、前記異常行動判定部によって異常行動が検出され、且つ、前記非常呼びボタンが押されると、所定の防犯事態を検出する防犯判定部と、
    前記防犯判定部によって防犯事態が検出されると、前記かご内の被害者を救出するための管制運転を、前記制御盤に開始させる中央処理部と、
    を備えた防犯システム。
  2. 前記ビルの所定の階床に設けられた電気錠と、
    を更に備え、
    前記制御盤は、前記管制運転において、前記かごを前記電気錠の設置階床に停止させて戸開し、
    前記中央処理部は、前記防犯判定部によって防犯事態が検出されると、前記電気錠を施錠させる
    請求項1に記載の防犯システム。
  3. 前記電気錠は、前記ビルの複数の階床に設けられ、
    前記制御盤は、前記管制運転が開始されると、現在位置から最も近い前記電気錠の設置階床に、前記かごを停止させて戸開し、
    前記中央処理部は、前記防犯判定部によって防犯事態が検出されると、前記最も近い設置階床の前記電気錠を施錠させる
    請求項2に記載の防犯システム。
  4. 前記かごに設けられた戸閉ボタンと、
    前記かごの積載荷重を検出する秤装置と、
    を更に備え、
    前記制御盤は、前記電気錠の設置階床で前記かごを戸開した後、前記戸閉ボタンが押され、且つ、前記秤装置によって検出された積載荷重が、戸開前に検出された積載荷重よりも所定量減少すると、前記かごを戸閉する請求項2又は請求項3に記載の防犯システム。
  5. 前記制御盤は、前記かごを戸閉した後、前記かごを他の階床に走行させて停止させ、戸閉状態のまま待機させる請求項4に記載の防犯システム。
  6. 前記かご内に設けられた報知器と、
    を更に備え、
    前記中央処理部は、前記防犯判定部によって防犯事態が検出されると、前記報知器から威嚇報知を行わせる請求項2から請求項4の何れかに記載の防犯システム。
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