JP2012140465A - 10−デアセチルバッカチンIIIおよび10−デアセチル14β−ヒドロキシバッカチンIII誘導体類、それらの調製方法およびそれらを含む医薬製剤 - Google Patents

10−デアセチルバッカチンIIIおよび10−デアセチル14β−ヒドロキシバッカチンIII誘導体類、それらの調製方法およびそれらを含む医薬製剤 Download PDF

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Abstract

【課題】細胞毒性と抗腫瘍活性をもつ10−デアセチルバッカチンIIIおよび10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIIIの新規誘導体の提供。
【解決手段】いわゆるシントンまたは天然起源の他のタキサンから出発して、位置10におけるヒドロキシルのケト官能基への選択的酸化、そして必要ならば、種々に置換されたイソセリン鎖による位置13における続いてのエステル化によって調製される。本発明の生成物は、適切に製剤化された場合、注射または経口的に投与することができる。
【選択図】なし

Description

パクリタキセル(paclitaxel)(タキソール(taxol))、それは既に周知であって、種々の形態のヒトの腫瘍に対して抗がん形成活性をもつイチイ属(Taxus)の植物から抽出されたジテルペノイドである。
その臨床使用は、その投与を複雑にする低い水への溶解性、ならびに重い副作用の発生の原因になる若干の弱点をまだ伴っている。さらに、パクリタキセルは、耐性を速やかに誘導する。これらの理由により、親分子と較べて悪影響をより少なくさせる新規パクリタキセル同族体を合成することを目的として、ここ数年、研究が続けられてきた。
本発明は、顕著な抗腫瘍活性を付与されたタキサン(taxane)骨格をもつ新規誘導体に関する。新規誘導体は、一般構造1をもつ。
Figure 2012140465
式中、
およびRは、水素原子であるか、またはRが、水素原子であり、そしてRが、ヒドロキシルもしくはアセチルオキシ基であるか、またはORとRが、一緒になって、式:
Figure 2012140465
の環状炭酸エステル基を形成し;
は、αまたはβ配向することができて、水素原子もしくはアルキルシリル基、好ましくはトリエチルシリル(TES)であり;
は、水素、または残基
Figure 2012140465
か、または式A:
Figure 2012140465
[式中、R’は、炭素原子1〜5個をもつ直鎖または分枝アルキルもしくはアルケニル基か、またはアリール残基であり;R’は、炭素原子1〜5個をもつ直鎖または分枝アルキルもしくはアルケニル基、またはアリール残基、またはtert−ブトキシ基である]のイソセリン残基である。
一般式(1)の新規誘導体は、天然のシントン(synton)10−デアセチルバッカチン(baccatine)III(2)および10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)から出発して、半合成によって調製される。この目的のために、それらは、位置10において選択的に酸化され、次いで、位置13において、適切なアシル化剤を用いてエステル化されて、基Rが導入される。
Figure 2012140465
既に、位置13に所望のイソセリン鎖を含有している天然または合成起源のタキサンの場合には、構造1の分子は、該タキサンから位置10における選択的酸化によって得ることができる。本明細書で以下に記されるように、2,3の、そして既に位置13にイソセリン鎖を含有しているタキサンの、位置10における選択的酸化は、銅(II)塩による処理によって得ることができる。
10−デアセチルバッカチンIII(2)およびその14β−ヒドロキシ(3)同族体は。適切に選択された植物材料から回収することができる(IndenaPatentUS-5,269,591、参照)。
しかしながら、そして本発明の目的の1つであるが、位置14に酸素化された官能基を含有しているタキサンシントンを合成することは、可能であって、それ故、10−デアセチルバッカチンIII(2)から出発する、位置14に酸素化された官能基を含有している構造1の化合物の調製のために有用である。事実、驚くべきことに、化合物2の位置7におけるヒドロキシルをシリルエーテルとして保護した後、13の炭素のケトンへの酸化、そして14の炭素におけるβ−配向されたアルコール官能基の導入が、二酸化マンガンによる処理によって起きることが発見された。10と14のヒドロキシルを、例えば酢酸エステルとして保護した後、水素化物を用いる処理によって、13−ケト官能基は、13α−ヒドロキシに還元される。
以下に図で示される方法は、構造1をもつ化合物の調製のために有用なシントン4の形成へと導く。
Figure 2012140465
シントン4から、文献記載の既知の方法で、例えば、塩酸を用いてシリル基を除去し、そして塩基を用いて酢酸エステル基を除去するような保護基除去の後、10−デアセチルー14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)が得られる。したがって、既に述べたように、式1の化合物を調製するためには、10−デアセチルバッカチンIII(2)、10−デアセチルー14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)、天然または半合成か、または10にヒドロキシル官能基をもち、そして位置13に基Rで表されるイソセリン鎖を既に含有している他のタキサンが、利用されるに違いない。
驚くべきことに、すべてこれらのシントンが、銅(II)塩、好ましくは酢酸銅による処理によって、他のヒドロキシル官能基の保護を必要とせずに、位置10における選択的酸化を受けることが発見された。例えば、10−デアセチルバッカチンIII(2)、10−デアセチルー14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)および天然タキサン10−デアセチル−セファロマンニン(cephalomannine)は、それぞれの10−ケト誘導体5〜7を、75〜85%の収率で生成する。酸化は、一般に、長い時間(100〜140時間)と過剰量の酸化剤を必要とし、そして室温においてアルコール系溶媒中で実施される。
Figure 2012140465
調製されるべき式1の化合物において、位置1と14の間に環状炭酸エステル基の存在が要求される場合は、シントン3は、予めピリジン中ホスゲンで処理され、次いで、得られる炭酸エステルが、位置10において酢酸銅(II)で酸化されて炭酸エステルシントン8を生成する。
塩基による処理によって、ジケトン5〜8は、位置7における反転を受ける、すなわち、位置7のヒドロキシルがα配向になる。したがって、シントン5,6および8、または場合によってはそれらの位置7におけるエピマーは、存在するアルコール官能基の保護の後、構造1のタキサンの調製に使用される。13のアルコール官能基は、他のヒドロキシアルコール官能基とは反対に、シリル化に対する反応性は低く、それ故、誘導体化を受けない。
位置13におけるエステル化では、適切に活性化されたイソセリン鎖が、パクリタキセルおよびその同族体の半合成に関する文献に報告された方法にしたがって、使用される(例えば、欧州特許出願第400,971号,1992; Fr. Dem. 86, 10400; E. Didier et al. TetrahedronLetters 35, 2349, 1994; E. Didier et al., ibid. 35, 3063、 1994、参照)。好ましくは、イソセリン鎖は、オキサゾリジンカルボン酸の活性化型9aおよび9bにおいて使用される。
Figure 2012140465
式9aおよび9bにおいて、R’およびR’は、先に記された意味をもつ。タキサンシントンによるオキサゾリジンカルボン酸のエステル化、そして続く保護基の除去は、パクリタキセルおよびその同族体の合成に関する文献に記載されているように実施される。
式1の化合物の中で、化合物10,11および12が、特に活性があることが分かった。化合物10は、13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]−10−デアセチル−10−デヒドロ−バッカチンIIIである。したがって、一般式1に関して、化合物10は、R=R=H、OR=β−OH、R’=iso−But、R’=t−BuOをもつ。化合物11は、13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]−10−デヒドロ−10−デアセチル−14β−ヒドロキシ−バッカチンIII 1,14−炭酸エステルである。したがって、11は、一般式1に関して、R,R=−CO−O、OR=β−OH、R’=iso−But、R’=t−BuOをもつ。
化合物12は、13−[(2R,3S)−3−カプロイルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]−10−デヒドロ−10−デアセチル−14β−ヒドロキシ−バッカチンIII 1,14−炭酸エステルである。したがって、12は、一般式1に関して、R,R=−CO−O、OR=β−OH、R’=iso−But、R’=C11をもつ。
Figure 2012140465
パクリタキセルと較べられた化合物10および11の細胞毒性データが、次の表において報告される。
Figure 2012140465
式1の化合物は、他の抗腫瘍性物質、例えばアドリアマイシンもしくはシス−プラチナに対して耐性な細胞系において、パクリタキセルに較べて驚くべき優位性を示す。パクリ
タキセルとこれらの生成物の差異は、イン・ビボのモデル、例えば、ヒト腫瘍を移植された無胸腺ヌードマウスにおいて、一層明白である。さらにまた、R’が、アルキルもしくはアルケニル基である本発明の化合物は、驚くべきことに、タキソール(taxol)およびその既知誘導体とは異なって、心毒活性を消失しており、それ故、タキソール(taxol)およびその既知誘導体によっては治療できない心臓病患者における腫瘍の治療において有利に使用できることが見出された。
本発明の目的生成物は、生成物の非経口および経口投与の両方に適切な医薬製剤中に組み入れることができる。静脈内投与では、クレモホルムLとエタノールの混合物、天然または合成ホスファチジルコリンを用いて調製されるポリソルベートもしくはリポソーム製剤、またはコレステロール存在下の天然リン脂質混合物が、主として使用される。
次の実施例は、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 10−デアセチル−10−デヒドロバッカチンIII(5)の調製。
10−デアセチルバッカチンIII(2)(G. Chauviere etal., C.R. Acad. Sci. Ser. II 293. 591. 1981記載のように単離された)10gを、メタノール350ml中に懸濁し、そしてCu(OAc)65gを添加する。その懸濁液を、室温で120時間撹拌する。その塩を濾別し、そして溶液を、ヘキサン/酢酸エチル6:4混合液を用いて溶出するシリカゲル100gでクロマトグラフィーを行う。リグロインから結晶化して、(5)の9.5gを得る、Ma m/z 542。
実施例2 10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII
1,14−炭酸エステル(8)の調製。
G. Appendino et al., J. Chem. Soc. PerkinTransI, 2925. 1992記載のように単離された10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)10gを、無水ピリジン50ml中に溶解し、そしてトルエン中5%ホスゲンの1.5当量を用いて1時間,−10℃で処理する。反応混合液を氷上に注ぎ、そして水性懸濁液を酢酸エチルで抽出し、その有機相を、希HClで徹底的に洗浄する。NaSO上で乾燥後、有機相を濃縮乾固する。1,14−炭酸エステル9gを得るが、それを、メタノール350mlに懸濁し、そしてCu(OAc)50gを用いて、室温で120時間撹拌下で処理する。その懸濁液を濾過し、そして溶液を蒸発乾固する。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル1:1混合液を用いて溶出するシリカゲル100gでのクロマトグラフィーを行う。(8)の8gを得る、Ma m/z 584。
実施例3 13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]10−デアセチル−10−デヒドロバッカチンIII(10)の調製。
J. Denis et al., J. Am. Chem. Soc. 100. 5917. 1988に記載の方法を用いる位置7におけるシリル化によって、化合物(5)(実施例1)から得られた7−O−トリエチルシリル−10−デアセチル−10−デヒドロバッカチンIIIのトルエン60ml中300mg(1.84mmol)溶液に、(4S,5R)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2−ジメチル−4−イソブチル−5−オキサゾリジンカルボン酸500mg、ジシクロヘキシルカルボジイミド240mg(1.2当量)およびN,N−ジメチルアミノピリジン24mg(0.2当量)を添加する。反応混合液を、80℃で2時間保ち、次いで、濾過し、水で洗浄する;その有機相を濃縮乾固する。残渣を、10℃において、HSO0.1%を含有するメタノールで処理する。メタノール溶液を、水で希釈し、そして生成物を、酢酸エチルで抽出する;有機相を濃縮乾固し、そして残渣を、アセトン/ヘキサン4:6を用いて溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行う。(10)の3
50mgを得る、Ma m/z 785。
実施例4 13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII 1,14−炭酸エステル(11)の調製。
J. Denis et al., J. Am. Chem. Soc. 100. 5917. 1988に記載の方法にしたがって、位置7におけるシリル化によって化合物(8)(実施例2)から得られた7−O−トリエチルシリル−10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII 1,14−炭酸エステル0.5gを、トルエン60ml中に溶解する。その溶液に、(4S,5R)−N−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2−ジメチル−4−イソブチル−5−オキサゾリジンカルボン酸800mg、シクロヘキシルカルボジイミド400mgおよびN,N−ジメチルアミノピリジン40mgを添加する。反応混合液を、80℃で2時間保ち、次いで、濾過し、水で洗浄し、そしてその有機相を濃縮乾固する。残渣を、10℃においてHSO0.1%を含有するメタノールで処理する。メタノール溶液を、水で希釈し、そして生成物を、酢酸エチルで抽出する;有機相を濃縮乾固し、そして残渣を、アセトン/ヘキサン4:6を用いて溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行う。(11)の580mgを得る、Ma m/z 827。
実施例5 10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(6)の調製。
10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII(3)10gを、メタノール350ml中に懸濁し、そしてCu(OAc)65gを添加する。その懸濁液を、室温で120時間撹拌下で維持する。その塩を濾別し、溶液を蒸発乾固し、そして残渣を、ヘキサン/酢酸エチル6:4混合液を用いて溶出するシリカゲル100gでのクロマトグラフィーを行う。リグロインから結晶化して、(6)の9.3gを得る、Ma m/z 558。
実施例6 10−デアセチル−10−デヒドロ−セファロマンニン(7)の調製。
10−デアセチルセファロマンニン(J. L. Laughlin et al.,J. Nat. Prod. 44. 312.
1981)0.4gを、MeOH5ml中に溶解し、そしてCu(OAc)600mgを添加する。反応混合液を、室温で54時間撹拌下で放置する。
塩を濾別し、溶液を蒸発乾固し、そして、溶出液としてヘキサン/酢酸エチル1:1混合液を用いるシリカゲル(10g)でのクロマトグラフィーを行う。(7)の220mgを得る、Ma m/z 829。
実施例7 7−トリエチルシリル−14β−ヒドロキシバッカチンIII(4)の調製。
J. Denis et al., J. Am. Chem. Soc. 100. 5917. 1988による方法にしたがって調製された7−トリエチルシリル−10−デアセチルバッカチンIII 500mgを、酢酸エチル−塩化メチレン9:1混合液15mlに溶解する。その溶液に、MnO 10gを添加し、懸濁液を、室温で24時間撹拌下で放置する。濾過後、溶液を蒸発乾固し、残渣を、ヘキサン−酢酸エチル8:2混合液を用いて溶出するシリカゲル(20g)でのクロマトグラフィーを行う。7−トリエチルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIIIの310mgを得る(Ma m/z 672)。
この生成物300mgを、ピリジン2mlに溶解する。その溶液に、AcO 910mgを添加する。16時間後、反応混合液を氷上に注ぎ、次いで、酢酸エチルで抽出する。その有機相を、希HClで、次に水で洗浄して、中性にする。溶媒を蒸発後、残渣を、エーテルから結晶化する(220mg、Ma m/z 756)。その固形物を、無水THF10mlに溶解し;その溶液に、水素化ナトリウムビス(2−メトキシ−エトキシ)アルミニウム(65%溶液)160μlを添加する。約10分後、飽和NHCl溶液
10mlを添加し、次いで、酢酸エチルで抽出する。有機相を蒸発乾固する。残渣を、ヘキサン/酢酸エチル7:3混合液を用いて溶出するシリカゲル(15g)で精製する。(4)の80mgを得る、Ma 716。
実施例8 (4S,5R)−N−カプロイル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−イソブチル−5−オキサゾリジンカルボン酸メチルエステルの調製。
N−カプロイル−β−イソブチル−イソセリン メチルエステル5gを、無水THFおよびベンゼン混合液200ml中に溶解し、そして溶液を、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム120mg存在下で、2,4−ジメトキシベンズアルデヒド ジメチルアセタールの2当量を用いて処理する。その溶液を1時間還流する。溶媒を蒸留し、そして残渣を、酢酸エチル/ヘキサン8:2混合液を用いて主化合物を溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行う。所望の異性体を含む画分から溶媒を真空下で除去した後、残渣を、ヘキサン/イソプロピルエーテルから結晶化する。m.p.98℃をもつ化合物2.5gを得る。
実施例9 (4S,5R)−N−カプロイル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−イソブチル−5−オキサゾリジン カルボン酸の調製。
実施例8の化合物2gを、KCO5gを含有しているメタノール、水(8:2)混合液50ml中に懸濁する。反応混合液を、イソセリン誘導体の完全溶解まで撹拌下で放置する。反応混合液を、酢酸エチルの存在下撹拌しつつ、注意してpH5まで酸性化する。水相を捨て、一方、有機相を、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして低温で真空下、濃縮乾固する。残渣を、トルエン/塩化メチレン混合液に溶解し、そして選らばれたタキサンとの反応に使われる。
実施例10 13−[(2R,3S)−3−カプロイルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]−10−デヒドロ−10−デアセチル−14β−ヒドロキシ−バッカチンIII 1,14−炭酸エステル(12)の調製。
1,14−炭酸−7−TES−10−デヒドロ−バッカチンIII 5gを、(4S,5R)−N−カプロイル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4−イソブチル−5−オキサゾリジン カルボン酸6gとともに、トルエンと塩化メチレン8.2比の混合液100ml中に溶解する。その反応混合液に、4−ジメチルアミノピリジン500mgと1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.5gを添加し、次いで、試薬が消失するまで、弱い還流下で2時間加熱する。その媒体に不溶の化合物を濾別し、そして溶液を濃縮乾固する。残渣を、メタノール/HCl(0.01%)50mlを用いて採取し、そして反応混合液を、室温で1時間放置する。溶液を、pH5までアルカリ化し、そして真空下で濃縮乾固する。残渣を、塩化メチレン/メタノール98:2混合液を用いて溶出するシリカゲルでのクロマトグラフィーを行う。酢酸エチルから結晶化して、化合物(12)の1.2gを得る。
実施例11 非経口投与のための化合物(10)の液剤
化合物 10 2 mg
クレモフォル(Cremophor)EL 175 mg
無水アルコール 十分量を加えて 0.4 ml
実施例12 非経口投与のための化合物(11)の液剤
化合物 11 2 mg
クレモフォルEL 175 mg
無水アルコール 十分量を加えて 0.4 ml
実施例13 化合物(10)を含有する錠剤
化合物 10 10 mg
架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース 15 mg
ラクトース(噴霧乾燥) 41.5mg
微結晶セルロース 40 mg
コロイド状二酸化ケイ素 0.5mg
ステアリン酸マグネシウム 1 mg
実施例14 化合物(11)を含有する錠剤
化合物 11 10 mg
架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース 15 mg
ラクトース(噴霧乾燥) 41.5mg
微結晶セルロース 40 mg
コロイド状二酸化ケイ素 0.5mg
ステアリン酸マグネシウム 1 mg
実施例15 化合物(10)を含有するカプセル剤
化合物 10 10 mg
ラクトース(噴霧乾燥) 30 mg
微結晶セルロース 48.5mg
予めゲル化された澱粉 10 mg
ステアリン酸マグネシウム 1 mg
コロイド状二酸化ケイ素 0.5mg
実施例16 化合物(11)を含有するカプセル剤
化合物 11 10 mg
ラクトース(噴霧乾燥) 30 mg
微結晶セルロース 48.5mg
予めゲル化された澱粉 10 mg
ステアリン酸マグネシウム 1 mg
コロイド状二酸化ケイ素 0.5mg
以下に本発明の主な特徴及び態様を列挙する。
1. 式(1)の10−デアセチルバッカチン(baccatine)IIIおよび10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII誘導体。
Figure 2012140465
式中、
およびRは、水素原子であるか、またはRが、水素原子であり、そしてRが、ヒドロキシルもしくはアセチルオキシ基であるか、またはORとRが、一緒になって、式:
Figure 2012140465
の環状炭酸エステル基を形成し;
は、αまたはβ配向することができて、水素原子もしくはアルキルシリル基、好ましくはトリエチルシリル(TES)であり;
は、水素、または残基
Figure 2012140465
か、または式A:
Figure 2012140465
[式中、R’は、炭素原子1〜5個をもつ直鎖または分枝アルキルもしくはアルケニル基か、またはアリール残基であり;R’は、炭素原子1〜5個をもつ直鎖または分枝アルキルもしくはアルケニル基、またはアリール残基、またはtert−ブトキシ基である]のイソセリン残基である。
2. 次のものからなる群より選ばれる1項記載の化合物:
10−デアセチル−10−デヒドロバッカチンIII;
10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII;
10−デアセチル−10−デヒドロセファロマンニン(cephalomannine);
10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII 1,14−炭酸エステル;
13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]10−デアセチル−10−デヒドロ−バッカチンIII;
13−[(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]10−デアセチル−10−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII 1,14−炭酸エステル;
13−[(2R,3S)−3−カプロイルアミノ−2−ヒドロキシ−3−イソブチル−プロパノイル]−10−デヒドロ−10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII 1,14−炭酸エステル。
3. 1項記載の10−デアセチルバッカチンIIIおよび10−デアセチル−14β−ヒドロキシバッカチンIII誘導体の調製方法であって、式B:
Figure 2012140465
[式中、R、R、RおよびRは、先に定義された意味をもつ]のシントン(synton)が、a)R=HもしくはOHか、またはORおよびRが一緒になって炭酸基であり、そしてR≠Hの場合には、銅(II)塩による処理によって位置10において酸化され;そして場合によっては位置7において脱保護され;
b)R=R=Hの場合には、銅(II)塩による処理によって位置10において酸化され、そして場合によっては(R=Hの場合、7において予めシリル化されて)、基R≠Hを導入させるアシル化剤によって位置13においてエステル化されることを特徴とする方法。
4. R=OHおよびR=Hである3項記載の式Bのシントンの調製方法であって、その7−トリアルキルシリル−10−デアセチルバッカチンIII(または7−エピマー)が、二酸化マンガンを用いる処理によって位置13における選択的酸化、そして位置14における同時β−ヒドロキシル化にかけられ、得られる7−トリアルキルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(またはその7−エピマー)が、10および14においてアセチル化され、そして7−トリアルキルシリル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシ−14−アセチルバッカチンIII(またはその7−エピマー)が、水素化物による還元にかけられて、対応する13β−ヒドロキシ誘導体を得ることを特徴とする方法。
5. 3項記載の式Bのシントン。
6. 式9b:
Figure 2012140465
[式中、R’は、前記意味をもつ]の中間体。
7. R=Hである1項記載の1種以上の式1の化合物を、有効成分として含有する医薬組成物。
8. 非経口または経口投与できる、7項記載の医薬組成物。
9. 抗腫瘍剤としての1〜2項の化合物。
10.心臓病患者における腫瘍の治療に有用な薬物の調製のための、R’がアルキルもしくはアルケニル基である1項のタキサン(taxane)の使用。

Claims (10)

  1. 以下の化合物:
    Figure 2012140465
    の製造方法であって、
    7−トリエチルシリル−10−デアセチルバッカチンIII(またはその7−エピマー)が、位置13における酸化に、そして位置14におけるβ−ヒドロキシル化にかけられ、そして得られる7−トリエチルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(またはその7−エピマー)がアセチル化されて該化合物が得られる、上記方法。
  2. 以下の化合物:
    Figure 2012140465
    の製造方法であって、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    が水素化物による還元を受けて該化合物を得る、上記方法。
  3. 水素化物が、水素化ナトリウムビス(2−メトキシ−エトキシ)アルミニウムである、請求項2記載の方法。
  4. 請求項2に記載された化合物が、塩基と反応されて、酢酸エステル基を除去して、
    Figure 2012140465
    の化合物を得る、請求項2記載の方法。
  5. 請求項2に記載された化合物が、酸と反応されて、トリエチルシリル基を除去して、
    Figure 2012140465
    の化合物を得る、請求項2記載の方法。
  6. 該酸が塩酸である、請求項4記載の方法。
  7. 請求項2に記載された化合物が、塩基と反応されて、酢酸エステル基を除去し、酸と反応されて、トリエチルシリル基を除去して、
    Figure 2012140465
    の化合物を得る、請求項2記載の方法。
  8. 該塩基が塩化アンモニウムであり、該酸が塩酸である、請求項7記載の方法。
  9. 以下の化合物:
    Figure 2012140465
    の製造方法であって、
    a) 7−トリエチルシリル−10−デアセチルバッカチンIII(またはその7−エピマー)が、位置13における酸化に、そして位置14におけるβ−ヒドロキシル化にかけられ、そして得られる7−トリエチルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(またはその7−エピマー)がアセチル化されて、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    を得て、
    b) 工程a)の化合物が還元にかけられて、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    を得て、そして、
    c) 工程b)の化合物が、塩基と反応されて、酢酸エステル基を除去し、酸と反応されて、トリエチルシリル基を除去する、
    上記方法。
  10. 化合物の製造方法であって、
    a) 7−トリエチルシリル−10−デアセチルバッカチンIII(またはその7−エピマー)が、位置13における酸化に、そして位置14におけるβ−ヒドロキシル化にかけられ、7−トリエチルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(またはその7−エピマー)を得て、
    b) 7−トリエチルシリル−10−デアセチル−13−デヒドロ−14β−ヒドロキシバッカチンIII(またはその7−エピマー)をアセチル化して、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    を得て、そして、
    c) 工程b)の化合物を還元して、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    を得て、そして、
    d) 工程c)の化合物を、塩基と反応させて、酢酸エステル基を除去し、酸と反応させて、トリエチルシリル基を除去して、以下の化合物:
    Figure 2012140465
    を得、工程d)の化合物が該化合物である、上記方法。
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