JP2012129042A - プラズマジェット点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレイグニッションの発生を抑制しつつ、プラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグを提供すること。
【解決手段】 主体金具の先端面と絶縁体の先端面と中心電極の先端面と主体金具棚部において絶縁体と当接している部分の軸線方向後端の位置P1を含む軸線方向に垂直な仮想平面S1と絶縁体棚部において中心電極と当接している部分の軸線方向後端の位置P2を含む軸線方向に垂直な仮想平面S2とは、この順に軸線方向の先端側から後端側に配置され、絶縁体の先端面から仮想平面S1までの軸線方向距離Aと、仮想平面S1から仮想平面S2までの軸線方向距離Bとが、0.5×A≦Bを満たすプラズマジェット点火プラグ。
【選択図】 図2

Description

この発明は、プラズマジェット点火プラグに関する。
従来、例えば自動車用の内燃機関であるエンジンの点火プラグには、火花放電(単に「放電」ともいう。)により混合気への着火を行うスパークプラグが使用されている。近年では、内燃機関の高出力化や低燃費化が求められている。そのため、燃焼の広がりが速く、着火限界空燃比のより高い希薄混合気に対して確実に着火可能なプラズマジェット点火プラグの開発が進められている。
プラズマジェット点火プラグは、中心電極と接地電極との間の火花放電間隙の周囲をセラミックス等の絶縁碍子で包囲して、キャビティと称する小さな容積の放電空間を形成した構造を有している。プラズマジェット点火プラグの点火方式の一例を説明すると、混合気への点火の際には、まず、中心電極と接地電極との間に高電圧が印加され、火花放電が行われる。このときに生じた絶縁破壊によって、両者間には比較的低電圧で電流を流すことができるようになる。そこで更にエネルギーを供給することで放電状態を遷移させ、キャビティ内でプラズマを形成する。こうして形成されたプラズマが開口(いわゆるオリフィス)を通じて噴出されることによって、混合気への着火が行われる(例えば特許文献1参照)。
ところで、プラズマの幾何学的な形状の一つとして、例えばプラズマが火柱状に開口から噴出する形態がある(以下において、このようなプラズマの形態をフレーム状という。)。このフレーム状のプラズマは噴出方向に伸びるため、混合気との接触面積が大きく、着火性が高いという特徴を持つ。
特開2006−294257号公報
しかし、フレーム状のプラズマを噴出させるためにはプラズマジェット点火プラグに高エネルギーの電流を供給する必要があった。高エネルギーの電流を供給すると、中心電極及び接地電極の消耗等が激しくなり、プラズマジェット点火プラグの耐久性が低下するおそれがあった。そこで、最低限のエネルギーの電流の供給で、フレーム状のプラズマを噴出させて、高着火性を確保できるのが望ましい。高着火性を確保しつつ投入エネルギーを低減させるためにはプラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグとすればよい。プラズマ生成効率を向上させる方法の一つとして、点火時のキャビティ内の温度を上昇させることが挙げられる。キャビティ内の温度を上昇させるためには、点火時の中心電極と絶縁体の温度とを上昇させることが考えられる。しかし、絶縁体の温度が上昇すると、絶縁体を熱源として正規の点火タイミングより早く着火してしまうプレイグニッションが引き起されるおそれがある。
この発明は、プレイグニッションの発生を抑制しつつ、プラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段は、
(1) 中心電極と、
軸線方向に延びる軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔内に保持する絶縁体と、
前記絶縁体を保持する主体金具と、
前記主体金具に接合され、前記絶縁体よりも先端側に配置される接地電極とを備えたプラズマジェット点火プラグにおいて、
前記絶縁体は、前記中心電極と直接的又は間接的に当接して当該中心電極を保持する絶縁体棚部を有し、
前記中心電極は、前記絶縁体棚部に直接的又は間接的に当接するテーパ部と、前記テーパ部より前記軸線方向後端側に位置する胴部と、前記テーパ部より前記軸線方向先端側に位置する先端部とを有し、
前記主体金具は、前記絶縁体と直接的又は間接的に当接して当該絶縁体を保持する主体金具棚部を有し、
前記主体金具棚部において、前記絶縁体と直接的又は間接的に当接している部分の前記軸線方向後端の位置をP1、
前記絶縁体棚部において、前記中心電極と直接的又は間接的に当接している部分の前記軸線方向後端の位置をP2とし、
前記主体金具の先端面と前記絶縁体の先端面と前記中心電極の先端面と前記P1を含む前記軸線方向に垂直な仮想平面S1と前記P2を含む前記軸線方向に垂直な仮想平面S2とは、この順に軸線方向の先端側から後端側に配置され、
前記絶縁体の先端面から前記仮想平面S1までの軸線方向距離Aと、前記仮想平面S1から前記仮想平面S2までの軸線方向距離Bとが、0.5×A≦Bを満たすことを特徴とするプラズマジェット点火プラグである。
前記(1)の好ましい態様は、
(2)前記軸線方向距離Aと前記軸線方向距離Bとが、A≦Bを満たし、
(3)前記主体金具の先端面から前記仮想平面S1までの軸線方向距離Cが、C≧3(mm)を満たし、
(4)前記接地電極は、前記絶縁体の先端面と対向する前記接地電極の対向面の少なくとも一部が前記絶縁体の先端面と接触する接触部を有し、
(5)前記接触部は、前記軸孔を中心にして一周にわたって連続している。
この発明に係るプラズマジェット点火プラグは、中心電極の先端面が絶縁体の先端面より後端側に配置されているので、新しい混合気が燃焼室内に導入されることにより中心電極が冷却されるのを防ぐことができる。また、絶縁体の先端面が主体金具の先端面より後端側に配置されているので、絶縁体の先端部外周面が燃焼ガスからの熱を受け難く、絶縁体の温度上昇を防ぐことができる。また、中心電極のテーパ部より主体金具棚部が先端側に配置されているので、中心電極の熱引き経路より絶縁体の熱引き経路の方が短くなり、その結果、絶縁体の先端部の熱は下がり易く、中心電極の熱は下がり難くなる。
さらに、この発明に係るプラズマジェット点火プラグは、0.5×A≦Bを満たし、好ましくはA≦Bを満たすので、絶縁体の先端部の熱引きが促進され、中心電極の先端部の熱引きが低減されるので、プレイグニッションの発生を抑制しつつ、プラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグを提供することができる。
また、前記軸線方向距離CがC≧3(mm)を満たすと、主体金具5が受熱した熱を絶縁体4が逆に受けてしまうのを防ぐことができる。したがって、絶縁体4の先端部の熱が高くなり過ぎずに、プレイグニッションの発生を抑制することができる。
前記接地電極が、前記絶縁体の先端面と対向する前記接地電極の対向面の少なくとも一部が前記絶縁体の先端面と接触する接触部を有していると、絶縁体の先端部の熱が主体金具棚部を介して逃がされるだけでなく、この接触部を介して熱が逃がされるので、プレイグニッションの発生をより一層抑制することができる。
さらに、前記接触部が前記軸孔を中心にして一周にわたって連続していると、燃焼ガスが絶縁体と接地電極との間に侵入することがないので、燃焼ガスによる絶縁体の温度上昇を防ぐことができ、プレイグニッションの発生をより一層抑制することができる。
図1は、この発明に係るプラズマジェット点火プラグの一実施例であるプラズマジェット点火プラグの一部断面全体説明図である。 図2は、この発明に係るプラズマジェット点火プラグの一実施例であるプラズマジェット点火プラグの主要部分を示す断面説明図である。 図3は、接触部を通り、軸線方向に直交する断面で切断したプラズマジェット点火プラグの断面説明図である。 図4は、A=3(mm)のプラズマジェット点火プラグを使用して評価試験を行った結果を示す。 図5は、A=10(mm)のプラズマジェット点火プラグを使用して評価試験を行った結果を示す。 図6は、耐プレイグニッション性能の評価試験を行った結果を示す。 図7は、耐プレイグニッション性能の評価試験を行った結果を示す。
この発明に係るプラズマジェット点火プラグの一実施例であるプラズマジェット点火プラグを図1に示す。図1はこの発明に係るプラズマジェット点火プラグの一実施例であるプラズマジェット点火プラグ1の一部断面全体説明図であり、図2はこの発明に係るプラズマジェット点火プラグの一実施例であるプラズマジェット点火プラグ1の主要部分を示す断面説明図である。なお、図1及び2では紙面下方を軸線Oの先端方向、紙面上方を軸線Oの後端方向として説明する。
このプラズマジェット点火プラグ1は、図1及び2に示されるように、軸線O方向に沿った軸孔3を有する略筒状の絶縁体4と、この絶縁体4の軸孔3内の先端側に収容される中心電極2と、絶縁体4の軸孔3内の後端側にその一部が収容される端子金具20と、絶縁体4を保持する主体金具5と、主体金具5に接合され、絶縁体4よりも先端側に配置される接地電極6と、を備えている。
前記絶縁体4は、アルミナ等を焼成して形成され、軸線O方向に沿った軸孔3を有する略円筒状の絶縁部材である。絶縁体4は、軸線O方向における略中央に外径が最も大きな鍔部7が形成されている。鍔部7の軸線O方向後端側には鍔部7より外径の小さい後端側胴部8が延在し、この後端側胴部8の内部に端子金具20の一部が収容されている。鍔部7の軸線O方向先端側には鍔部7よりも外径の小さい先端側胴部9が延在し、この先端側胴部9の内部にシール体25及び中心電極2の一部が収容されている。さらに、先端側胴部9から外径が縮径してテーパ状に形成される絶縁体テーパ部11を介して先端側胴部9より外径の小さい絶縁体先端部14が延在し、この絶縁体先端部14の内部に中心電極2が収容されている。絶縁体4の軸孔3内は、後端側から後端側胴部8、鍔部7、及び先端側胴部9の内径が略同一のままで延在し、先端側胴部9から内径が縮径して棚状に形成される絶縁体棚部15を介して先端側胴部9より内径の小さい絶縁体先端部14が延在している。絶縁体先端部14は、絶縁体棚部15より先端側に、さらに内径が縮径して棚状に形成される第2絶縁体棚部17を有し、この第2絶縁体棚部17より先端側に中心電極2の最先端部23が収容されている。最先端部23を収容している絶縁体先端部14の内周面である絶縁体最先端部内周面18と最先端部23の先端面40とにより囲まれる空間がキャビティ50と称される放電空間を形成している。
前記中心電極2は、熱伝導性に優れるNi、Ni基合金等の金属により形成された略円柱状の電極棒である。中心電極2の内部にNiより熱伝導性に優れるCu等からなる金属芯(図示せず)を有していてもよい。また、中心電極2の先端に、Ir、Pt、W、及びNiを主成分とする合金により形成される円盤状の電極チップが中心電極2と一体となるように溶接等により設けられていてもよい。前記電極チップが設けられていると、耐火花消耗性が向上するので好ましい。電極チップの軸線O方向の厚みは、少なくとも0.3mmであるのが好ましい。前記厚みが少なくとも0.3mmであると、十分な耐久性を得ることが可能となり、長い期間使用しても電極間ギャップが増加し難く、しいては火花を飛ばすための放電電圧の上昇を低く維持することが可能となる。また、中心電極母材に溶接する際にも十分な厚みとなる。なお、この実施の形態では、中心電極2と一体となって形成される電極チップも含めて「中心電極」と称する。
前記中心電極2は、前記絶縁体棚部15に直接的又は間接的に当接するテーパ部19と、このテーパ部19より軸線O方向後端側に位置する胴部13と、このテーパ部19よりも軸線O方向先端側に位置する先端部21とを有し、先端部21の外径は胴部13の外径より小さく形成されている。この実施の形態においては、さらに先端部21より軸線O方向先端側に第2テーパ部22を介して先端部21より外径の小さい最先端部23が設けられている。
この実施の形態においては、中心電極2は、テーパ部19がパッキン24を介して絶縁体棚部15と間接的に当接されている。パッキン24は、熱伝導率の高いCu又はFe等により形成される。テーパ部19と絶縁体棚部15とは、絶縁体4がめっきを施されることにより、めっきを介して間接的に当接されていてもよく、他の部材を介さずに直接的に当接されていてもよい。また、テーパ部19と絶縁体棚部15とが間接的に当接するという場合には、テーパ部19と絶縁体棚部15との間に空気が介されている場合を除く。
中心電極2は、軸孔3の内部に設けられた金属とガラスの混合物により形成される導電性のシール体25を介して、端子金具20に電気的に接続されている。中心電極2と端子金具20とは、このシール体25により軸孔3内で固定されると共に導通される。そして、端子金具20にはプラグキャップを介して高圧ケーブルに接続され、電力供給装置から高電圧が印加される(図示外)。
前記主体金具5は、導電性の鉄鋼材料、例えば、低炭素鋼により形成され、軸孔3と同心円状に形成された貫通孔26を有する略円筒状の金具である。主体金具5は、内燃機関(図示せず。)のエンジンヘッドにプラズマジェット点火プラグ1を固定するための金具であり、貫通孔26内に絶縁体4を保持している。主体金具5は、内燃機関のエンジンヘッドに螺合するねじ部27を有し、ねじ部27の後端側の外周面には座部28が形成され、ねじ部27後端と座部28との間のねじ首にはリング状のガスケット47が嵌め込まれている。さらに、座部28の後端側には、主体金具5をエンジンヘッドに取付ける際にプラグレンチ等の工具が嵌合する工具係合部29が設けられ、その後端部において絶縁体4を保持するための加締め部30が設けられている。工具係合部29から加締め部30にかけての主体金具5と絶縁体4の後端側胴部8との間には円環状のリング部材31,32が介在されており、さらに両リング部材31,32の間にタルク(滑石)33の粉末が充填されている。
また、主体金具5の貫通孔26は、座部28より先端側に絶縁体4と直接的又は間接的に当接して絶縁体4を保持する棚状の主体金具棚部34を有し、主体金具棚部34より軸線O方向後端側に主体金具胴部35が延在し、先端側に主体金具先端部36が延在し、主体金具胴部35は主体金具先端部36の内径よりも大きい内径を有している。
この実施の形態においては、主体金具5は、主体金具棚部34がパッキン37を介して絶縁体テーパ部11と間接的に当接されている。パッキン37は、熱伝導率の高いCu又はFe等により形成される。主体金具棚部34と絶縁体テーパ部11とは、絶縁体4及び/又は主体金具5がめっきを施されることにより、めっきを介して間接的に当接されていてもよく、他の部材を介さずに直接的に当接されていてもよい。また、主体金具棚部34と絶縁体テーパ部11とが間接的に当接するという場合には、主体金具棚部34と絶縁体テーパ部11との間に空気が介されている場合を除く。
絶縁体4は、この絶縁体テーパ部11が主体金具棚部34に支持されて、主体金具5と一体にされる。主体金具5と絶縁体4との間の気密性は、例えばパッキン37によって保持され、燃焼ガスの流出が防止される。
この発明では、点火時におけるキャビティ50内の温度を上昇させることでプラズマ生成効率を高くするために、中心電極2の熱引きを低減させることのできる構造を有し、また、キャビティ50内の温度を上昇させながらもプレイグニッションの発生を抑制するために、絶縁体4の温度が高くなり過ぎない構造を有するプラズマジェット点火プラグを提案する。
図2に示すように、この発明のプラズマジェット点火プラグは、主体金具棚部34において、絶縁体3と直接的又は間接的に当接している部分の軸線O方向後端の位置をP1、絶縁体棚部34において、中心電極2と直接的又は間接的に当接している部分の軸線O方向後端の位置をP2とすると、主体金具5の先端面38と絶縁体の先端面39と中心電極2の先端面40とP1を含む軸線O方向に垂直な仮想平面S1とP2を含む軸線O方向に垂直な仮想平面S2とが、この順に軸線O方向の先端側から後端側に配置されている。また、仮想平面S1はねじ部27の先端より後端側に配置されている。
この発明のプラズマジェット点火プラグは、中心電極2の先端面40が絶縁体4の先端面39より後端側に配置されているので、絶縁体4が壁となることにより、新しい混合気が燃焼室内に導入されても、中心電極2は低温の混合気による影響を受け難く、中心電極2が冷却されるのを防ぐことができる。また、この発明のプラズマジェット点火プラグは、絶縁体4の先端面39が主体金具5の先端面38より後端側に配置されているので、絶縁体4の先端部外周面12が燃焼ガスからの熱を受け難く、絶縁体4の温度上昇を防ぐことができる。
また、中心電極2の先端からテーパ部19までの間の中心電極2の外周面と絶縁体4の先端から絶縁体棚部15までの間の絶縁体4の内周面とは実質的に接触していない、すなわち中心電極2の先端からテーパ部19までの間の中心電極2の外周面と絶縁体4の先端から絶縁体棚部15までの間の絶縁体4の内周面とは、中心電極2の熱が絶縁体4へと伝導される経路となっていない。したがって、中心電極2の最先端部23及び先端部21において熱が伝導される経路がないので、熱が逃げ難く、中心電極2の温度が維持され易い。
中心電極2の最先端部23及び先端部21の熱は、中心電極2のテーパ部19と絶縁体棚部15とが当接されている部位が熱の伝導経路となって絶縁体へと伝導される。さらに絶縁体先端部14の熱は、絶縁体テーパ部11と主体金具棚部34とが当接されている部位が熱の伝導経路となって主体金具5へと伝導される。さらに主体金具5の熱は、主体金具5のねじ部27と螺合する内燃機関のねじ孔が伝導経路となって、外部へと熱が逃がされる。したがって、中心電極2及び絶縁体4の熱引きに関して、熱の伝導経路となる、中心電極2のテーパ部19、絶縁体棚部15、絶縁体テーパ部11、及び主体金具棚部34の配置による影響が特に大きいと発明者は考えた。
この発明のプラズマジェット点火プラグは、中心電極2のテーパ部19は主体金具棚部34より後端側に配置されている。絶縁体先端部14の熱は主体金具棚部34を経由してねじ部27へと伝導される。一方、中心電極2の最先端部23及び先端部21の熱は、主体金具棚部34より後端側に配置されているテーパ部19を経由し、さらに主体金具棚部34を経由してねじ部27へと伝導される。したがって、中心電極2の熱引き経路より絶縁体4の熱引き経路の方が短くなる。その結果、絶縁体先端部14の熱引きが促進され、絶縁体4の熱は下がり易くなるのに対して、中心電極2の熱引きが低減され、中心電極2の熱は下がり難くなる。
この発明のプラズマジェット点火プラグは、絶縁体4の先端面39から仮想平面S1までの軸線O方向距離Aと、仮想平面S1から仮想平面S2までの軸線方向距離Bとが、0.5×A≦Bを満たし、A≦Bを満たすのが好ましい。AとBとが0.5×A≦Bを満たすと、絶縁体4の熱引き経路が短く、中心電極2の熱引き経路が相対的に長くなるので、絶縁体4の先端部の熱引きが促進され、中心電極2の最先端部23及び先端部21の熱引きが低減されるので、プレイグニッションの発生を抑制しつつ、プラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグを提供することができる。
この発明のプラズマジェット点火プラグは、主体金具5の先端面38から仮想平面S1までの軸線O方向距離Cが、C≧3(mm)を満たすのが好ましい。軸線O方向距離CがC≧3(mm)を満たすと、主体金具5が受熱した熱を絶縁体4が逆に受けてしまうのを防ぐことができる。したがって、絶縁体先端部14の熱が高くなり過ぎずに、プレイグニッションの発生を抑制することができる。
接地電極6は、公知の耐火花消耗性に優れた金属で形成されればよく、W、Ir、Pt、及びNiを主成分とする合金等で形成されるのが好ましい。接地電極6が前記合金で形成されると、耐火花消耗性に優れ、接地電極6が円盤状で、その中央に開口部41を有している場合には、その開口部41の内径の拡大を抑えることができ、電極間ギャップが増加し難く、中心電極同様に放電電圧の上昇を抑えることが可能となる。接地電極6は、例えば、厚さが0.3〜1mmの円盤状の形状を有し、その中央に、キャビティ50が外気と連通するように開口部41を有している。この実施の形態における接地電極6は、主体金具5の主体金具先端部36の内周面に形成された係合部42に係合され、接地電極6の先端面43と主体金具5の先端面38とを揃えた状態で、接地電極6の外周縁が係合部42と全周にわたって例えばレーザ溶接され、接地電極6は主体金具5と一体に接合されている。この実施の形態における接地電極6は、開口部41の内周面と絶縁体4の最先端部内周面18とが同径で同心円状に形成されているが、接地電極6の開口部41の内径が最先端部内周面18の内径よりも大きく形成されていてもよい。
また、この実施の形態の接地電極6は、絶縁体4の先端面39と対向する接地電極6の対向面44の一部が絶縁体4の先端面39と接触する接触部45を有している。図3に、接触部を通り、軸線方向に直交する断面で切断したプラズマジェット点火プラグの断面説明図を示し、接触部45a,45bの形状の例を説明する。図3(a)に示すように、接地電極は、開口部41aを有する円盤状の接地電極に、開口部41aすなわち軸孔3aを中心にして円形に等間隔に配置された円柱状の接触部45aを有していてもよい。また、図3(b)に示すように、接地電極は、円盤状の接地電極に開口部41bすなわち軸孔3bを中心にして一周にわたって連続して形成される円環状の接触部45bを有していてもよい。この円環状の接触部45bは、その内周面が絶縁体最先端部内周面18と揃うように配置されていてもよい。このとき、接触部の大きさは、絶縁体4bの先端面の一部において接触する大きさであってもよいし、絶縁体4bの先端面の全面において接触する大きさであってもよい。また、円環状の接触部の内径が絶縁体最先端部の内径より大きく、接触部がキャビティを形成する内周面よりも主体金具側に配置されていてもよい(図示せず)。
前記接地電極6が、前記接触部45を有していると、絶縁体先端部14の熱が主体金具棚部34を介して逃がされるだけでなく、この接触部45を介して熱が逃がされるので、プレイグニッションの発生をより一層抑制することができる。さらに、前記接触部45が前記軸孔3を中心にして一周にわたって連続して形成されていると、燃焼ガスが絶縁体4と接地電極6との間に侵入することがないので、燃焼ガスによる絶縁体4の温度上昇を防ぐことができ、プレイグニッションの発生をより一層抑制することができる。
以上のような構造を有するプラズマジェット点火プラグ1では、例えば、次のようにしてプラズマを形成し、混合気への着火が行なわれる。混合気への点火の際に、まず、中心電極2と接地電極6との間に高電圧を印加し、火花放電を行う。このときに生じる絶縁破壊によって、中心電極2と接地電極6との間には比較的低電圧で電流を流すことができるようになる。そこで更に、中心電極2と接地電極6との間に任意の出力を有する電源から30〜200mJの高エネルギーの電流を供給することで放電状態を遷移させ、キャビティ50内でプラズマを形成する。こうして形成されたプラズマが接地電極6に形成された開口部41からフレーム状に噴出され、混合気への着火が行われる。
以上のような構造を有するプラズマジェット点火プラグ1によると、絶縁体4の温度が高くなり過ぎないようにすることで耐プレイグニッション性能を向上させ、中心電極2の熱引きを低減することでキャビティ50内の温度を維持することができるので、プレイグニッションの発生を抑制しつつ、プラズマ生成効率の高いプラズマジェット点火プラグを提供することができる。
前記プラズマジェット点火プラグ1は、公知の方法で製造される。まず、例えばNi基合金等の周知の電極材料を加工して所望の位置にテーパ部19を有するように中心電極2を作成する。このとき、前述したように耐消耗性に優れる材料により形成される円盤状の電極チップを作成して、例えばレーザ溶接により前記電極チップを中心電極2の先端面に溶接して一体になるように形成してもよい。別工程にて、周知の電極材料を加工して、例えば円環状の接地電極6を作製する。このとき円環状の一方の面に、絶縁体4の先端面39と対向させたときに接触する接触部45を形成しておくのが好ましい。
次いで、セラミック等を所定の形状に焼成することによって、所望の位置に絶縁体棚部15及び絶縁体テーパ部11を有するように絶縁体4を作製し、中心電極2を絶縁体4に公知の手法により組み付け、テーパ部19と絶縁体棚部15とを当接させる。
一方、低炭素鋼等により筒状に形成された筒状体の外周面に切削加工を施し、座部28、工具係合部29、及びねじ部27等を形成し、筒状体の内周面の所望の位置に主体金具棚部34を形成して、主体金具5を作製する。次いで、この主体金具5の先端部内周面46に設けた係合部42に、作製した接地電極6をレーザ溶接又は電気抵抗溶接等により接合する。
この接地電極6が接合された主体金具5に、中心電極2が組み付けられた絶縁体4を組み付け、加締め部30を加締めることにより、絶縁体4が主体金具5内で先端側に押圧されて、絶縁体テーパ部11が主体金具棚部34に支持されて、主体金具5と絶縁体4とが一体にされる。このようにして、プラズマジェット点火プラグ1が製造される。
本発明に係るプラズマジェット点火プラグは、自動車用の内燃機関例えばガソリンエンジン等の点火栓として使用され、内燃機関の燃焼室を区画形成するヘッド(図示せず)に設けられたねじ穴に前記ねじ部27が螺合されて、所定の位置に固定される。この発明に係るプラズマジェット点火プラグは、如何なる内燃機関にも使用することができるが、プレイグニッションの発生を抑制しつつ、最低限の投入エネルギーで高着火性を有するから、特に空燃比の高い内燃機関に好適に使用されることができる。
この発明に係るプラズマジェット点火プラグ1は、前記した実施例に限定されることはなく、本願発明の目的を達成することができる範囲において、種々の変更が可能である。
<プラズマ生成効率の評価>
軸線方向距離Aと軸線方向距離Bと絶縁体の軸孔における先端部の内径(キャビティ径)とを変化させて形成したプラズマジェット点火プラグのプラズマ生成効率について評価試験を行った。
この評価試験を行うにあたり、図1に示されるプラズマジェット点火プラグと同様のプラズマジェット点火プラグを作製した。このとき、軸線方向距離Aと軸線方向距離Dとの差(A−D)は1(mm)であり、中心にキャビティ径と同径の開口部を有する厚さ(C−A)は0.5(mm)の円盤状の接地電極が主体金具の先端部内周面に接合され、絶縁体の先端面とこれに対向する接地電極の対向面とは軸孔を中心にして一周にわたって連続して接触していた。
作製したプラズマジェット点火プラグを、標準ガスを0.4MPaの圧力で充填した加圧チャンバーに設置して、50mJのエネルギーを投入して放電を行った。
放電させたプラズマジェット点火プラグのプラズマ生成効率は、シュリーレン可視化法を用いて、噴出されたプラズマのフレーム面積を測定することにより評価した。トリガー点火後100μs後のシュリーレン画像を撮影し、撮影された画像を2値化して、黒色部分の面積をプラズマフレームの高密度部として測定した。結果を図4、5に示す。
図4は軸線方向距離A=3(mm)のプラズマジェット点火プラグを使用して評価試験を行った結果を示す。横軸は軸線方向距離Bであり、縦軸は軸線方向距離B=1(mm)のときのフレーム面積に対する、Bを1〜7(mm)の範囲で変化させたときのフレーム面積比を示す。また、キャビティ径を0.5(mm)から0.5(mm)間隔で2.0(mm)まで変化させて、それぞれのフレーム面積を測定し、フレーム面積比を算出した。
A=3(mm)のときB≧1.5(mm)でフレーム面積比が大きくなり、B≧3(mm)でフレーム面積比がより大きくなった。この結果から、0.5×A≦B、特にA≦Bのとき、プラズマ生成効率が向上することが示された。また、キャビティ径が小さいほどフレーム面積比が大きく、プラズマ生成効率の効果が高かった。
図5は軸線方向距離A=10(mm)のプラズマジェット点火プラグを使用して評価試験を行った結果を示す。図4に示した軸線方向距離A=3(mm)のプラズマジェット点火プラグを使用して評価試験を行った場合と同様にして、Bを4〜16(mm)の範囲で変化させて、B=4(mm)のときのフレーム面積に対するフレーム面積比を算出した。
A=10(mm)のときB≧5(mm)でフレーム面積比が大きくなり、B≧10(mm)でフレーム面積比がより大きくなった。この結果から、0.5×A≦B、特にA≦Bのとき、プラズマ生成効率が向上することが示された。また、キャビティ径が小さいほどフレーム面積比が大きく、プラズマ生成効率の効果が高かった。
<耐プレイグニッション性能の評価>
(1)軸線方向距離Aと軸線方向距離Bとを変化させて形成したプラズマジェット点火プラグの耐プレイグニッション性能について評価試験を行った。
この評価試験を行うにあたり、図1に示されるプラズマジェット点火プラグと同様のプラズマジェット点火プラグを作製した。このとき、キャビティ径は1.0(mm)、軸線方向距離Aと軸線方向距離Dとの差(A−D)は1.0(mm)であり、中心にキャビティ径と同径の開口部を有する厚さ(C−A)は0.5(mm)の円盤状の接地電極が主体金具の先端部内周面に接合され、絶縁体の先端面とこれに対向する接地電極の対向面とは軸孔を中心にして一周にわたって連続して接触していた。
作製したプラズマジェット点火プラグを、単気筒の125ccエンジンに取り付け、エンジン回転数9000rpmのスロットル全開状態で各評価条件で(図6の縦軸に示すとおり、クランク角0.5°ごと)1分間測定し、プレイグニッションが発生するまで運転を行った。
作製したプラズマジェット点火プラグの耐プレイグニッション性能は、1分間で1回以上プレイグニッションが発生した点火時期として、プレイグニッション発生クランク角度を測定して評価した。結果を図6に示す。
図6の横軸はBであり、縦軸はB=2(mm)のときのプレイグニッション発生クランク角度を基準にして、Bを2(mm)から2(mm)間隔で10(mm)まで変化させたときのプレイグニッション発生クランク角度差である。また、Aを3〜10(mm)の範囲で変化させて、それぞれのプレイグニッション発生クランク角度を測定し、プレイグニッション発生クランク角度差を算出した。負の値は遅角側であり、耐プレイグニッション性能が低下していることを示す。正の値は進角側であり、耐プレイグニッション性能が向上していることを示す。
図6に示されるように、Bの値が大きくなるほどプレイグニッション角度差が大きくなり、プレイグニッション性能が向上した。また、Aの値が小さいほどプレイグニッション性能の向上効果が高かった。A=10(mm)のときにはBの値が大きくなってもプレイグニッション性能の向上効果が見られず、性能劣化することもなかった。
Aの値が小さいと中心電極の先端部の軸線方向長さも小さくなるので、Bの値が小さいほど中心電極から絶縁体へと伝導される熱量が大きく、絶縁体の熱引きへの影響が大きくなる。したがって、Aの値が小さいとき、Bの値が大きいほど耐プレイグニッション性能が向上したと考えられる。一方、Aの値が大きいと、中心電極の先端部の軸線方向長さが大きくなるので、Bの値によらず中心電極から絶縁体へと伝導される熱量が小さく、絶縁体の熱引きへの影響が少なくなる。したがって、Aの値が大きいほど、Bの値による耐プレイグニッション性能への変化が小さくなったと考えられる。
(2)主体金具の先端面から仮想平面S1までの軸線方向距離Cを変化させて形成したプラズマジェット点火プラグの耐プレイグニッション性能について前記(1)における試験と同様にして評価試験を行った。
図7の横軸はCであり、縦軸はC=4(mm)のときのプレイグニッション発生クランク角度を基準にして、Cを2(mm)から2(mm)間隔で10(mm)まで変化させたときのプレイグニッション発生クランク角度差である。
図7に示されるように、Cの値が3(mm)より小さくなると急激にプレイグニッション発生角度差が低下し、プレイグニッション性能が低下した。
1 プラズマジェット点火プラグ
2 中心電極
3 軸孔
4 絶縁体
5 主体金具
6 接地電極
7 鍔部
8 後端側胴部
9 先端側胴部
10 絶縁体胴部外周面
11 絶縁体テーパ部
12 絶縁体先端部外周面
13 胴部
14 絶縁体先端部
15 絶縁体棚部
17 第2絶縁体棚部
18 絶縁体最先端部内周面
19 テーパ部
20 端子金具
21 先端部
22 第2テーパ部
23 最先端部
24,37 パッキン
25 シール体
26 貫通孔
27 ねじ部
28 座部
29 工具係合部
30 加締め部
31,32 リング部材
33 タルク
34 主体金具棚部
35 主体金具胴部
36 主体金具先端部
38 主体金具の先端面
39 絶縁体の先端面
40 中心電極の先端面
41 開口部
42 係合部
43 接地電極の先端面
44 対向面
45 接触部
46 主体金具先端部内周面
47 ガスケット
50 キャビティ

Claims (5)

  1. 中心電極と、
    軸線方向に延びる軸孔を有し、前記中心電極を前記軸孔内に保持する絶縁体と、
    前記絶縁体を保持する主体金具と、
    前記主体金具に接合され、前記絶縁体よりも先端側に配置される接地電極とを備えたプラズマジェット点火プラグにおいて、
    前記絶縁体は、前記中心電極と直接的又は間接的に当接して当該中心電極を保持する絶縁体棚部を有し、
    前記中心電極は、前記絶縁体棚部に直接的又は間接的に当接するテーパ部と、前記テーパ部より前記軸線方向後端側に位置する胴部と、前記テーパ部より前記軸線方向先端側に位置する先端部とを有し、
    前記主体金具は、前記絶縁体と直接的又は間接的に当接して当該絶縁体を保持する主体金具棚部を有し、
    前記主体金具棚部において、前記絶縁体と直接的又は間接的に当接している部分の前記軸線方向後端の位置をP1、
    前記絶縁体棚部において、前記中心電極と直接的又は間接的に当接している部分の前記軸線方向後端の位置をP2とし、
    前記主体金具の先端面と前記絶縁体の先端面と前記中心電極の先端面と前記P1を含む前記軸線方向に垂直な仮想平面S1と前記P2を含む前記軸線方向に垂直な仮想平面S2とは、この順に軸線方向の先端側から後端側に配置され、
    前記絶縁体の先端面から前記仮想平面S1までの軸線方向距離Aと、前記仮想平面S1から前記仮想平面S2までの軸線方向距離Bとが、0.5×A≦Bを満たすことを特徴とするプラズマジェット点火プラグ。
  2. 前記軸線方向距離Aと前記軸線方向距離Bとが、A≦Bを満たすことを特徴とする請求項1に記載のプラズマジェット点火プラグ。
  3. 前記主体金具の先端面から前記仮想平面S1までの軸線方向距離Cが、C≧3(mm)を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマジェット点火プラグ。
  4. 前記接地電極は、前記絶縁体の先端面と対向する前記接地電極の対向面の少なくとも一部が前記絶縁体の先端面と接触する接触部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラズマジェット点火プラグ。
  5. 前記接触部は、前記軸孔を中心にして一周にわたって連続していることを特徴とする請求項4に記載のプラズマジェット点火プラグ。
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