JP2012128719A - プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム - Google Patents

プログラマブル表示器およびデータ表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単一の画像上で複数の接続機器のデータを切り替えて表示できるプログラマブル表示器を提供する。
【解決手段】ID変化判定部213は、1回の表示スキャン終了時に、表示切替部211aの問い合わせにより、作業メモリ27に設定された機器指定アドレスにおける機器ID(各接続機器3を特定するID)の値の変化の有無を判定する。ID変化判定部213は、機器IDの変化判定時に、表示切替部211aに変化通知を与えるとともに、通信切替部211bに機器IDに対応する接続機器3のデータ取得アドレスを与える。表示通信処理部211は、次の表示スキャンで、通信切替部211bの要求に応じて、当該機器IDの値で特定される接続機器3と通信し、接続機器3のメモリ31におけるデータ取得アドレスから所望のデータを取得する。また、表示通信処理部211は、表示切替部211aの要求に応じて、取得したデータに切り替えて画像上に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プログラマブル表示器に接続される複数の機器のデータを切り替えて単一の画像において表示するように構成されたプログラマブル表示器およびデータ表示プログラムに関するものである。
プログラマブル表示器は、画像を表示するスクリーンと、タッチ入力のためのタッチパネルと、接続される機器との通信のためのインターフェースと、上記の各部を制御する制御部とを備えている。このようなプログラマブル表示器は、スクリーンに表示される画像上で機器の稼働状況を表したり、機器に対する制御指示を与えるための操作入力をスクリーン上のタッチパネルから受け付けたりする機能を備えた操作型表示器である。
一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示機能を有するので、操作盤、スイッチ、表示灯等を予め用意された画像上で表示することができ、制御システムにおける操作端末としての役割を果たす。制御システムにおいて、各機器の稼働状況などの表示や機器への制御指示は、機器付近に配置されたプログラマブル表示器によって行われる。
上記のようなプログラマブル表示器を用いて、温度調節器やインバータのような機器の稼働状態を監視するために、様々な表示形態を利用することができる。このような表示形態としては、例えば、次のような第1の表示形態や第2の表示形態が挙げられる。
第1の表示形態は、1台のプログラマブル表示器に複数の機器を直接接続して、当該プログラマブル表示器に各機器の稼働状況を表示させる表示形態である(例えば特許文献1)。第2の表示形態は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)を介して機器をプログラマブル表示器に間接的に接続する場合、PLCのI/Oを介して取得される機器のデータをプログラマブル表示器でモニタする表示形態である(例えば特許文献2)。第2の表示形態では、具体的には、PLCのデバイスメモリに記憶されている機器のデータをプログラマブル表示器に読み出して表示する。
特開2007−11936号公報(2007年1月18日公開) 特開2006−134098号公報(2006年5月25日公開)
第1の表示形態では、単一の画像でデータを表示できる機器の台数が限定されているため(例えば4台)、多数の機器のデータを表示させる場合、複数の画像が必要となる。例えば、16台の機器のデータを表示させる場合、単一の画像で4台までの機器のデータを表示できるとすると、4つの画像が必要となる。このため、同様な画像を複数作成する必要があり、そのための工数が多くなる。また、プログラマブル表示器において画像を記憶するためのメモリの容量を多く消費することになり、他の画像の記憶容量が減少してしまう。
一方、第2の表示形態では、モニタ用の画像として、モニタ方法の選択の画像、モニタ方法に応じた個別の画像などが必要となり、場合によっては10もの画像が必要となることもある。例えば、1台のPLCに16台の機器が接続されている場合、1台の機器について、モニタ用に10の画像が必要であるとすると、160もの画像が必要となる。このため、第1の表示形態と同様、同様な画像を複数作成するための工数が多くなるとともに、画像記憶用のメモリの容量を多く消費するという不都合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、単一の画像上で複数の機器のデータを切り替えて表示できるプログラマブル表示器を提供することである。
本発明に係るプログラマブル表示器は、接続される複数の機器と通信を行って当該機器のメモリに記憶されているデータを取得し、画像上に表示するプログラマブル表示器において、上記課題を解決するために、前記各機器を特定するためのIDを所定のアドレスに記憶する内部メモリと、指示を受けて前記IDを変更するID変更手段と、前記アドレスにおける前記IDの値の変化の有無を判定するID変化判定手段と、前記IDの値が変化したと判定されると、当該IDに対応する前記機器に通信相手を切り替える通信切替手段と、単一の前記画像上で、切り替えられた通信相手の前記機器から取得したデータに表示を切り替える表示切替手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成では、ユーザによる画像上でのタッチ操作などによって指示が与えられると、ID変更手段により、アドレスにおける各機器を特定するためのIDが変更される。この前記IDについては、ID変化判定手段により、値が変化したかどうかが判定される。前記IDの値が変化していると判定されると、通信切替手段により、変化した前記IDに対応する機器に通信相手が切り替えられる。これにより、プログラマブル表示器は、当該機器と通信して、そのメモリから所望のデータを取得する。また、表示切替手段により、単一の画像上で、切り替えられた通信相手の機器から取得したデータに表示が切り替えられる。
同一の画像上に各機器のデータを切り替えて表示できるのは、アドレスにおけるIDの値に基づいて通信相手となる機器を特定しているからである。それゆえ、機器3のデータを表示するために共通の1つの画像を用意するだけでよい。
前記プログラマブル表示器においては、前記画像上で前記指示を与えるためのタッチ操作を記録するための操作ログデータを、前記IDを含めて作成する操作ログデータ作成手段を備えていることが好ましい。
この構成では、上記のタッチ操作が行われると、操作ログデータ作成手段によって、前記IDを含めて操作ログデータが作成される。また、上記のタッチ操作により指示が与えられると、前述のように、アドレスにおける前記IDが変更され、当該IDに対応する機器から取得したデータに表示が切り替えられる。それゆえ、操作ログデータから、前記IDで特定される機器のデータが表示されていたことがわかる。
本発明のデータ表示プログラムは、前記プログラマブル表示器の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このように、データ表示プログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることにより、プログラマブル表示器を実現することができる。
本発明に係るプログラマブル表示器は、以上のように構成されているので、画像を作成するための工数を大幅に削減することができるとともに、画像を記憶するためのメモリ容量を削減することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1および2に係る制御システムにおけるプログラマブル表示器において接続機器またはPLCを切り替えてデータを表示する処理の手順を示すフローチャートである。 (a)ないし(c)は図1の制御システムにおけるプログラマブル表示器において、接続機器としての温度調節器を切り替えて、単一の温度モニタ画像に当該温度調節器の温度データを表示する状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 図4の制御システムにおけるプログラマブル表示器によって表示されるデバイスモニタ画像を示す図である。
[実施の形態1]
本発明の一実施形態について図1〜図3に基づいて説明すると、以下の通りである。
〔1.制御システムの構成〕
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム1は、プログラマブル表示器2と、複数の接続機器3とを備えている。
〔1−1.接続機器の構成〕
接続機器3(機器)は、プログラマブル表示器2に接続される外部機器であり、シリアル通信によりプログラマブル表示器2と通信を行う。複数台の接続機器3は、全てが同一の機種であり、例えば、プログラマブル表示器2の1つのCOMポートにマスター器が接続され、当該マスター器にスレーブ器がデージーチェーン接続されている。接続機器3としては、設定データに対して測定データを生成する温度調節器やインバータなどの機器が主に用いられる。
接続機器3は、メモリ31を有しており、このメモリ31に、プログラマブル表示器2により設定されたデータまたは接続機器3で設定されたデータを記憶するとともに、センサにより測定したデータを記憶している。メモリ31においては、データを記憶するアドレス空間が固定的に設定されているので、同一機種であれば異なる接続機器3でも、同一のアドレスにアクセスすることにより、同種のデータを取得することができる。例えば、温度調節器であれば、現在温度、測定温度、設定値、比例値、微分値、積分値などは、それぞれメモリ31において記憶されるアドレスが定まっている。
〔1−2.プログラマブル表示器の構成〕
〔1−2−1.プログラマブル表示器の基本機能〕
プログラマブル表示器2は、各機能を実現するHMI制御プログラムの命令を実行するCPU(Central Processing Unit)を備えている。また、プログラマブル表示器2は、HMI制御プログラムを記憶したROM(Read 0nly Memory)、HMI制御プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、HMI制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
このプログラマブル表示器2は、入力操作および表示に用いる画像データを表示することにより、プログラマブル表示器特有の操作機能および表示機能を実現する専用コンピュータであり、HMI機器として好適に使用される。上記の画像データは、入力操作や表示動作に関する各種の処理を規定する処理規定情報を組み合わせて作成される。プログラマブル表示器2は、このような画像データに含まれる処理規定情報に基づいて、接続機器3のデータを表示する動作や、入力操作に応じて接続機器3を制御する動作を特定することができる。
〔1−2−2.プログラマブル表示器の各部の構成〕
プログラマブル表示器2は、上記の機能を実現するために、HMI処理部21と、スクリーン22と、タッチパネル23と、インターフェース部(図中、I/F)24と、データメモリ25と、ユーザメモリ26と、作業メモリ27とを備えている。以下、プログラマブル表示器2の主要各部について詳細に説明する。
〔1−2−2(1).表示・入力部の構成〕
表示部を構成するスクリーン22は、プログラマブル表示器2を薄型に形成するために、液晶パネルや、ELパネルや、プラズマディスプレイパネルのような平板型表示パネルが好適に用いられる。入力部を構成するタッチパネル23は、スクリーン22の表示面上でタッチ入力を行うために設けられている入力装置である。
〔1−2−2(2).インターフェース部の構成〕
インターフェース部24は、プログラマブル表示器2がシリアル通信機器(ここでは接続機器3)との間の通信を行うためのシリアル通信インターフェースである。このインターフェース部24は、シリアル通信を行うためのCOMポートを備えており、COMポートとマスターの接続機器3とが通信ケーブル4を介して接続される。また、インターフェース部24は、接続機器3とのシリアル通信を制御するための通信ドライバに対応している。同じ通信ドライバに対応していれば、1つのCOMポートについて、接続可能最大数(通信ドライバに応じて異なる)の接続機器3の接続が可能である。さらに、インターフェース部24は、マルチプロトコル機能を有しており、プロトコルコンバータやリンク通信のための通信カードなどを用いることなく、各種の接続機器3をプログラマブル表示器2に直接接続することを可能にしている。
〔1−2−2(3).各種メモリの構成〕
(a)データメモリ
データメモリ25は、SRAMやDRAMによって構成されており、接続機器3から得たデータ(機器データ)やプログラマブル表示器2で発生したデータ(操作ログデータ)を記憶している。データメモリ25は、このように異なる種類のデータを記憶することから、必ずしも単一のメモリで構成される必要はない。データメモリ25は、例えば、データの種類に応じて異なる種類のメモリで構成されたり、同一のメモリであってもデータの種類に応じて記憶領域を異ならせたりすることが好ましい。
〈操作ログデータ〉
操作ログデータは、プログラマブル表示器2に対するユーザの操作記録(操作履歴)に関するデータである。この操作ログデータは、ユーザがプログラマブル表示器2に対してした操作内容(ログイン、ログアウト、画像における各タッチ操作など)、操作者情報(ID、氏名、所属など)、その発生時間などからなる。
(b)ユーザメモリ
ユーザメモリ26は、画像データ、機器設定データなどを記憶するためのメモリであり、FEPROM(Flash Erasable and Programmable ROM)が用いられる。FEPROMは、書き替え可能な読み出し専用のフラッシュメモリであるので、一般のパーソナルコンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
〈画像データ〉
画像データは、プログラマブル表示器2に表示される1つ以上のユーザ画像(1フレーム分の画像データによって構成される単位画像)のデータをまとめた画像ファイルである。画像データは、通常、ターゲットシステムやターゲットシステムで製造される製品などに応じた一連の関連する複数の画像データがひとまとまりのプロジェクトファイルとして用意される。プロジェクトファイルは、画像データに関連する機器設定データ等を含んでおり、画像作成ソフトウェアによって作成される。このプロジェクトファイルは、画像作成ソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータからプログラマブル表示器2に転送される。
また、画像データは、ベース画像上への部品画像の配置、図形の描画、テキストの記載などにより構成されている。部品画像としては、スイッチ(オン・オフスイッチ、切替スイッチ、押しボタンスイッチなど)、ランプ、テンキー、各種表示部品(データ表示部品、メータ表示部品、グラフ表示部品、アラーム表示部品など)などが画像作成ソフトウェアに用意されている。各部品画像には、部品画像を特定するための部品IDが付与されている。また、部品画像には、その機能を実現するための処理内容が前述の処理規定情報として設定されている。
例えば、スイッチの部品画像には、タッチ操作されると、所望のアドレスで指定される値を“0”と“1”との間で書き替えるという処理内容を規定した処理規定情報が、画像作成ソフトウェアによって予め設定されている。また、データ表示部品の画像には、所望のアドレスで指定されるデータを表示するという処理内容を規定した処理規定情報が、画像作成ソフトウェアによって予め設定されている。
画像作成にはある程度の習熟が必要であり、部品画像について、接続する機器に関する各種の設定や、接続する機器のメモリにアクセスするためのアドレス設定なども併せて行う必要がある。このため、特定の機器について、予め用意された専用の部品画像や、このような部品画像を含んで完成された完成画像を提供するサービスが行なわれている。これにより、ユーザは、使用する機器に応じた部品画像や完成画像の提供を受けるので、画像を開発する手間を省くことができる。また、部品画像については、機器の設定やアドレスの設定がすでに行われているので、ユーザは煩わしい設定をすることなく提供された部品画像をそのまま使用できる。例えば、接続機器3として温度調節器を用いる場合、温度を表示するためのデータ表示用の部品画像を含む画像が提供される。
〈機器設定データ〉
機器設定データは、プログラマブル表示器2が接続機器3と通信することによりデータの授受等を行うために設定される各種のデータである。この機器設定データとしては、機器名、機器ID、データ取得アドレス、機器指定アドレスおよび初期IDが用意されている。
機器名は、プログラマブル表示器2に直接接続される機器(ノード機器)の名称であり、接続可能な機器として予め登録されている。ノード機器は、所定の操作を行うことにより、追加することも可能である。接続機器3については、例えば温度調節器のようなコントローラであれば、[CTL1],[CTL2],…のような機器名が割り当てられている。
機器IDは、各ノード機器をそれぞれ特定するために付与される。機器IDは、例えば、n台の機器について1,2,3,…,nというように順次割り振られている。
データ取得アドレスは、各ノード機器に設けられるメモリにおいて取得するデータが記憶されているアドレスである。
機器指定アドレス(アドレス)は、上記の機器IDを入力するメモリ領域を特定するために設けられている。このメモリ領域としては、プログラマブル表示器2の運転やシステム管理などに利用される領域以外の自由に利用できる領域が割り当てられる。
初期IDは、プログラマブル表示器2が起動したときに通信を行う機器を特定する機器IDである。
(c)作業メモリ
作業メモリ27は、例えばDRAMによって構成されており、表示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、接続機器3との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用いられる。また、作業メモリ27は、ユーザが自由に利用できる領域を含んでおり、この領域が機器IDを入力する上記のメモリ領域として割り当てられてもよい。以降の説明では、作業メモリ27に機器指定アドレスが設定されているものとする。機器指定アドレスとしては、例えば[♯INTERNAL]LS100というような固定のアドレスが使用される。ここで、[♯INTERNAL]は、プログラマブル表示器2の内部メモリの領域であることを表している。
〔1−2−2(4).HMI処理部の構成〕
HMI処理部21は、表示通信処理部211と、ID変更部212と、ID変化判定部213と、操作ログデータ作成部214とを含んでいる。
(a)表示通信処理部の構成
表示通信処理部211は、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎に通信ケーブル4を介して接続機器3と通信を行って、各接続機器3のメモリ31に記憶されているデータを取得する。表示通信処理部211は、このように取得したデータを、データメモリ25における特定の領域に書き込む。
また、表示通信処理部211は、データメモリ25に書き込まれたデータを取得して、スクリーン22に表示された画像における所定の領域(例えばデータ表示用の部品画像)に表示する。表示通信処理部211は、接続機器3と通信を行ってデータを取得し、当該データの状態を画像における上記の領域へ反映させる一連の処理を表示スキャンとして実行する。
さらに、表示通信処理部211は、スクリーン22に表示されている画像上でタッチパネル23に対して行われる入力操作に応じて、接続機器3へ制御指示などを送信する。制御指示としては、動作指令やデータ設定などがある。
表示通信処理部211は、接続機器3からデータを取得して画像における部品画像の表示状態に反映させるときの動作や、部品画像への操作に応じて接続機器3に制御指示を与えるときの動作を、部品画像に規定されている処理規定情報によって特定する。
なお、接続機器3のデータの取得や制御指示の変更については、その都度行ってもよいし、別途行ってもよい。別途行う場合は、プログラマブル表示器2内に一時的なメモリ空間を用意し、取得/変更時には、当該メモリ空間へアクセスするとともに、所定の時間間隔毎や所定のイベント毎に接続機器3と通信して各々のアドレスが割り当てられた実体と同期を取る。
表示通信処理部211は、現在接続されている接続機器3から異なる接続機器3へ通信接続を切り替えて、その切り替えられた接続機器3から取得したデータを、単一の画像において切り替えて表示する機能を有する。表示通信処理部211は、この機能を実現するために、表示切替部211aと、通信切替部211bとを有している。
〈表示切替部〉
表示切替部211a(表示切替手段)は、表示スキャンの終了時に前述の機器指定アドレスにおける機器IDの値の変化の有無をID変化判定部213に問い合わせる。表示切替部211aは、問い合わせの結果、ID変化判定部213から機器IDの値が変化したという変化通知を受けると、変化した機器IDに応じた表示に切り替える表示切替要求を表示通信処理部211に発行する。また、表示切替部211aは、ID変化判定部213から変化通知を受けないときには表示切替要求を発行しない。表示通信処理部211は、上記の表示切替要求を受けて次の表示スキャンで表示を切り替えて更新する(表示切替手段)。
〈通信切替部〉
通信切替部211b(通信切替手段)は、上記の変化通知を受けると、ID変化判定部213から提供されるアクセスチケットを受けて、表示通信処理部211に通信相手となる機器を切り替える通信切替要求を発行する。ここで、アクセスチケットは、機器指定アドレスの情報、すなわち機器IDである。表示通信処理部211は、次の表示スキャンにおいて、そのアクセスチケットに基づいて機器を切り替えて通信する(通信切替手段)。
(b)ID変更部の構成
ID変更部212(ID変更手段)は、所定の指示を受けると、その指示に応じて機器指定アドレスに機器IDを入力する(機器IDを変更する)。上記の指示は、例えば、ユーザが、機器IDの値を直接変更したり、機器や取得するデータの種類(名称)を選択したりするためのタッチ操作を画像上ですることにより与えられる。また、ID変更部212は、プログラマブル表示器2の起動時に、機器設定データより初期IDを取得して、機器指定アドレスに機器IDとして設定する。
(c)ID変化判定部の構成
ID変化判定部213(ID変化判定手段)は、表示スキャンの終了時における、表示切替部211aからの問い合わせに応じて、機器指定アドレスにおける機器IDの値が変化したか否かを判定する。ID変化判定部213は、前回の設定で機器指定アドレスに書き込まれた機器IDを作業メモリ27の他の領域に予めコピーしておき、判定時に、当該機器IDと機器指定アドレスにおける機器IDとを比較する。ID変化判定部213は、比較の結果、両者が一致したときに機器IDの値が変化していないと判定し、両者が一致しないときに機器IDの値が変化したと判定する。また、ID変化判定部213は、機器IDの不一致の判定結果を変化通知として表示切替部211aおよび通信切替部211bに与えるとともに、前述のアクセスチケットを変化した機器IDに変更して通信切替部211bに与える。
(d)操作ログデータ作成部の構成
操作ログデータ作成部214(操作ログデータ作成手段)は、ユーザによる操作の発生の有無を定期的に表示通信処理部211に問い合わせ、表示通信処理部211から得た操作内容に基づいて操作ログデータを作成する。具体的には、操作ログデータ作成部214は、プログラマブル表示器2に対するログインおよびログアウトの操作に対して、操作ログデータとしてログインデータおよびログアウトデータに発生時刻情報(日時および時刻)を付して作成する。また、操作ログデータ作成部214は、画像上でのタッチ操作に対して、操作ログデータとして画像の番号、画像における部品画像の部品ID、機器ID、機器IDに対応するデータ取得アドレスなどの操作情報に発生時刻情報を付して作成する。
操作ログデータ作成部214は、このタッチ操作のログ機能を用いて、ノード機器(機器ID)を切り替えるタッチ操作がユーザによって画像上で行われると、当該画像においてデータを表示している部品画像の部品IDを用いて上記の操作ログデータを生成する。この部品画像は、上記のように機器IDに対応付けられている。したがって、上記のタッチ操作により、当該部品画像を表示させる操作が行われたことが操作ログデータとして作成される。
〔1−2−2(5).HMI処理部の実現形態〕
上記のように構成されるHMI処理部21は、前述のHMI制御プログラム(データ表示プログラム)をプログラマブル表示器2が備える前述のCPUに実行させることにより実現される機能ブロックである。上記のHMI制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)は、プログラマブル表示器2と分離可能に構成されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体にも記録可能である。当該プログラムコードは、その記録媒体からプログラマブル表示器2にインストールされてもよい。
上記の記録媒体としては、例えば、テープ系、ディスク系、半導体メモリ系の媒体を用いることができる。テープ系の媒体としては、磁気テープやカセットテープ等が用いられる。ディスク系の媒体は、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(compact disc read-only memory)/MO(magneto-optical)/MD(Mini Disc)/DVD(digital versatile disk)/CD−R(CD Recordable)等の光ディスクを含む。半導体メモリ系の媒体は、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(erasable programmable read-only memory)/EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)/フラッシュROM等が利用される。
また、プログラマブル表示器2がネットワーク(図示せず)と接続される場合、ネットワークを介してHMI制御プログラムをダウンロードしてもよい。このネットワークとしては、前述のインターネットやLANに限定されず、イントラネットやエキストラネットが利用可能である。また、ネットワークとして、ISDN(integrated services digital network)、VAN(value-added network)、CATV(community antenna television)通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等も利用可能である。また、ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(asynchronous digital subscriber loop)回線等の有線でもよい。あるいは、当該伝送媒体としては、IrDA(infrared data association)やリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
ただし、このようにネットワークからHMI制御プログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予めプログラマブル表示器2に格納されるか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。
〔2.プログラマブル表示器の接続機器切り替え時のデータ表示動作〕
ここで、プログラマブル表示器2において、接続機器3が切り替えられるときのデータ表示の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、プログラマブル表示器2が起動すると、表示通信処理部211による表示スキャンが開始する(ステップS1)。また、プログラマブル表示器2の起動時には、ID変更部212により、初期IDが機器IDとして機器指定アドレスに設定される。このとき、表示通信処理部211により、設定された初期IDに基づいて、当該初期IDで特定される接続機器3と通信が行われる(ステップS2)。これにより、当該接続機器3から取得されたデータが画像上に表示される。
次いで、当該画像の一連の表示処理が行われて表示スキャンが終了すると、表示切替部211aからの問い合わせを受けて、ID変化判定部213により、機器指定アドレスにおける機器IDの値が変化したか否かが判定される(ステップS3)。ここで、機器IDの値が変化していると判定されると、ID変化判定部213から表示切替部211aおよび通信切替部211bに変化通知が与えられ、通信切替部211bに新たなアクセスチケットが与えられて、次の表示スキャンが開始される(ステップS4)。
この表示スキャンでは、表示通信処理部211により、変化した機器IDの値で特定される接続機器3と通信が行われる(ステップS5)。このとき、当該接続機器3のメモリ31におけるデータ取得アドレスから所望のデータが取得され、データメモリ25に書き込まれる。そして、表示通信処理部211により、接続機器3から得られた当該データに応じて、画像上でデータの表示が切り替えられることにより、当該データが画像上に表示される(ステップS6)。
一方、ステップS3において、機器IDの値が変化していないと判定されると、ID変化判定部213から表示切替部211aおよび通信切替部211bには変化通知が与えられない。そして、この状態で次の表示スキャンが開始される(ステップS7)。この表示スキャンでは、通信相手となる接続機器3が前回の表示スキャンのときと変わらないので、表示通信処理部211により、同じ接続機器3と通信が行われることで取得されたデータが画像上に表示される(ステップS8)。
〔3.接続機器切り替え時の画像表示動作〕
続いて、上記のように接続機器3を切り替えて通信することにより得たデータを表示するプログラマブル表示器2の動作の具体例について説明する。
ここでは、図3(a)〜(c)に示すように、接続機器3として温度調節器を用い、温度モニタ用の温度モニタ画像101にて温度データを表示する例について説明する。
温度モニタ画像101は、共通画像102およびデータ表示画像103により構成されている。共通画像102は、各接続機器3から取得されるデータに共通に切り替わることなく用いられるベース画像である。データ表示画像103は、接続機器3から取得したデータを表示する部品画像であり、表示するデータに応じて切り替わる。このデータ表示画像103は、セレクタリスト103aと、データ表示部103bとを含んでいる。セレクタリスト103aは、ユーザによってタッチ操作されるとプルダウン式に温度(データ)の種類をリスト表示する部品画像である。データ表示部103bは、現在通信している接続機器3から取得したデータを表示する部品画像である。
まず、図3(a)に示すように、プログラマブル表示器2の起動直後は、データ表示画像103に炉温度が表示されている。この炉温度は、初期IDで特定される接続機器3から得られた炉温度のデータである。
この状態から、セレクタリスト103aがユーザによってタッチ操作されると、図3(b)に示すように、セレクタリスト103aが選択可能な種類の温度を展開表示する。図3(b)に示す例では、冷却水温度、油圧温度および周辺温度が選択可能である。これらの温度は、それぞれ異なる接続機器3から取得される。
さらに、この状態から、図3(c)に示すように、ユーザによるタッチ操作でセレクタリスト103aから油圧温度が選択されると、ID変更部212によって、機器指定アドレスにおける機器IDが油圧温度を保持する接続機器3の機器IDに書き替えられる。すると、ID変化判定部213により、機器指定アドレスにおける機器IDの値が変化していると判定される。そして、その次の表示スキャンでは、表示通信処理部211により、変化した機器IDの値で特定される接続機器3と通信が行われる。このとき、当該接続機器3のメモリ31におけるデータ取得アドレスから所望の油圧温度のデータが取得され、当該データがデータ表示部103bに表示される。
ところで、ユーザが温度モニタ画像101を見るためには、当該温度モニタ画像101を表示させるタッチ操作が行われるので、その操作ログが操作ログデータ作成部214によって操作ログデータとして作成される。このような操作ログデータの記録は、従来のプログラマブル表示器においても行われている。それに加え、本実施の形態のプログラマブル表示器2では、操作ログデータ作成部214によって、前述のセレクタリスト103aのタッチ操作の操作ログデータが作成され、データメモリ25に記憶される。これにより、その操作ログデータに含まれる機器IDに基づいて、どの接続機器3のデータをデータ表示部103bに表示させていたかということがわかる。
[実施の形態2]
本発明の他の実施形態について図2,図4,図5に基づいて説明すると、以下の通りである。
なお、本実施の形態において、前述の実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の符号を付記してその説明を省略する。
〔1.制御システムの構成〕
図1に示すように、本実施形態に係る制御システム11は、プログラマブル表示器2と、複数の接続機器3と、複数のPLC5とを備えている。
〔1−1.PLCの構成〕
PLC5(機器)は、複数の接続機器3との間でシリアル通信が可能となるように、これらの接続機器3と通信ケーブル4を介して接続されている。また、PLC5は、プログラマブル表示器2との間でシリアル通信やネットワーク通信が可能となるように、プログラマブル表示器2と通信ケーブル6を介して接続されている。
PLC5は、入力ユニットを介して入力元の接続機器3の状態を取り込むとともに、出力ユニットを介して出力先の接続機器3に制御指示を与える。PLC5は、ユーザが作成したシーケンスプログラム(ラダープログラムなど)にしたがって、例えば、数十msなどの予め定められたスキャンタイム毎に上記の動作を行う。
PLC5内のメモリ51(デバイスメモリ)は、接続機器3の状態(接続機器3から出力されるデータや接続機器3への制御指示)を示すデータ(ワードデータやビットデータ)を、デバイスアドレスで特定される領域に記憶している。上記メモリにおいて、ワードデバイスとビットデバイスとが設定される。ワードデバイスは、入出力されるデータが数値のようなワードデータを記憶する領域として設定され、ワードアドレス(デバイスアドレス)で指定される。また、ビットデバイスは、オン・オフ状態のようなビットデータを記憶する領域として設定され、ビットアドレス(デバイスアドレス)で設定される。
これにより、デバイスアドレスを指定してメモリ51内の任意のワードデバイスまたはビットデバイスをアクセスすることができる。そして、接続機器3を制御指示を与えたり、接続機器3のデータを個別に取り出したりすることができる。
〔1−2.プログラマブル表示器の構成〕
プログラマブル表示器2は、基本的には実施の形態1のプログラマブル表示器2と同一の構成であるので、同一の構成については、その説明を省略する。ただし、本実施の形態のプログラマブル表示器2は、PLC5と通信を行うことが、実施の形態1のプログラマブル表示器2と異なるので、これに伴って必要となる構成についてのみ説明する。
〔1−3.インターフェース部の構成〕
インターフェース部24は、実施の形態1のプログラマブル表示器2が接続機器3との通信を行うのに代えてPLC5との通信を行う。
〔1−4.ユーザメモリに記憶される機器設定データ〕
機器設定データに含まれる前述の機器名としては、プログラマブル表示器2に複数のPLC5が接続されていることから、[PLC1],[PLC2],…のような機器名が割り当てられている。
〔1−5.表示通信処理部の構成〕
表示通信処理部211は、基本的には、実施の形態1におけるプログラマブル表示器2の表示通信処理部211と同等の機能を有しているが、PLC5と通信を行って、PLC5との間でデータの授受等を行う。さらに、表示通信処理部211は、デバイスモニタの機能を有している。
デバイスモニタ機能は、稼働中のPLC5のメモリ51におけるデータをモニタするためにデバイスモニタ用の画像に当該データを表示する。デバイスモニタモードに移行するには、例えば、スクリーン22の表示面における4隅のうち所定の対角の2点あるいは3点をタッチ操作することにより表示されるメニューバーからデバイスモニタモードを選択して行われる。あるいは、ユーザが作成した画像に予めデバイスモニタモードに移行するための操作ボタンを設けておき、その操作ボタンのタッチ操作によってデバイスモニタモードに移行してもよい。
〔2.プログラマブル表示器のデバイスモニタ動作〕
ここで、プログラマブル表示器2において、デバイスモニタ処理においてPLC5が切り替えられるときのデータ表示の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。基本的な処理は、実施の形態1における〔3.プログラマブル表示器の接続機器切り替え時のデータ表示動作〕で説明した処理と、通信相手がPLC5であること以外は同様であるので、この処理と相違する処理を中心に説明する。
ステップS2においては、初期IDで特定されるPLC5と通信が行われる。これにより、当該PLC5から取得されたデータがデバイスモニタ用の画像(デバイスモニタ画像)上に表示される。
また、ステップS5においては、変化した機器IDの値で特定されるPLC5と通信が行われる。このとき、当該PLC5のメモリ51におけるデータ取得アドレスから所望のデータが取得され、データメモリ25に書き込まれる。そして、表示通信処理部211により、PLC5から得られた当該データに応じて、デバイスモニタ画像上でデータの表示が切り替えられ、当該データがデバイスモニタ画像上に表示される(ステップS6)。
さらに、ステップS7の表示スキャンでは、通信相手となるPLC5が変わらない。したがって、ステップS8においては、表示通信処理部211により、同じPLC5と通信が行われることで取得されたデータがデバイスモニタ画像上に表示される。
〔3.デバイスモニタの画像表示動作〕
続いて、上記のようにPLC5を切り替えて通信することにより得たデータによりデバイスモニタを行うプログラマブル表示器2の動作の具体例について説明する。
ここでは、図5に示すように、デバイスモニタ用のデバイスモニタ画像201を表示する例について説明する。デバイスモニタ画像201は、共通画像202と、機器選択ブロック202と、データ表示ブロック203〜206とを有している。
共通画像202は、各PLC5から取得されるデータに共通に用いられるベース画像である。機器選択ブロック202は、ユーザによってタッチ操作されるとプルダウン式に接続されているPLC5の機器名([PLC1],[PLC2],…)を表示する部品画像である。データ表示ブロック203〜206(データ表示部)は、現在通信しているPLC5から取得したデータ(データ取得アドレス“D0000〜D0003”のデータ)を表示する部品画像である。
まず、図5に示すように、プログラマブル表示器2の起動直後は、デバイスモニタ画像201には、データ表示ブロック203〜206に、それぞれ初期IDで特定される機器名[PLC1]のPLC5から取得されたデータが表示されている。
この状態から、機器選択ブロック202がユーザによってタッチ操作されると、図示はしないが、機器選択ブロック202が選択可能なPLC5の機器名を展開表示する。そして、機器選択ブロック202から、例えば機器名[PLC2]が選択されると、ID変更部212によって、機器指定アドレスにおける機器IDが機器名[PLC2]のPLC5に対応した機器IDに書き替えられる。すると、ID変化判定部213により、機器指定アドレスにおける機器IDの値が変化していると判定され、次の表示スキャンで、表示通信処理部211により、変化した機器IDの値で特定される機器名[PLC2]のPLC5と通信が行われる。このとき、当該PLC5のメモリ51におけるデータ取得アドレス“D0000〜D0003”から所望のデータが取得され、当該データがデータ表示ブロック203〜206に表示される。
また、本実施の形態のプログラマブル表示器2では、操作ログデータ作成部214によって、前述の機器選択ブロック202のタッチ操作の操作ログデータが作成され、データメモリ25に記憶される。これにより、その操作ログデータに含まれる機器IDに基づいて、どのPLC5のデータをデータ表示ブロック203〜206に表示させていたかということがわかる。
[実施形態の総括]
以上のように、本実施の形態1,2に係るプログラマブル表示器2は、機器指定アドレスにおける機器IDの値の変化をID変化判定部213によって判定すると、当該機器IDで特定される接続機器3およびPLC5に通信を切り替えてデータを取得する。また、プログラマブル表示器2は、新たに取得したデータを各接続機器3およびPLC5に共通の画像上に表示する。このように、同一の画像上に各接続機器3およびPLC5のデータを切り替えて表示できるのは、機器指定アドレスにおける機器IDの値を介して、通信相手となる接続機器3およびPLC5のデータ取得アドレスを間接的に指定しているからである。それゆえ、接続機器3およびPLC5のデータを表示するために共通の1つの画像を用意するだけでよく、画像を作成するための工数を大幅に削減することができるとともに、ユーザメモリ26における画像データの記憶容量を削減することができる。
また、接続機器3およびPLC5に対して前述の完成画像や専用の部品画像の提供を受ける場合、従来、ノード機器の設定やアドレスの設定は、予め接続機器に合わせて固定的に行われている。このため、ユーザが独自に設定をしたい場合は、ユーザが複数の接続機器に対して個別に再設定する必要があり、完成画像や専用の部品画像を効率的に利用することができない。
これに対し、上記の実施の形態1,2の構成によれば、機器IDの設定を行うだけでよいので、必要に応じて機器設定やアドレス設定をし直す必要がない。したがって、提供された完成画像や専用の部品画像を効率的に利用することができる。
さらに、操作ログデータ作成部214によって、機器IDを変更するためのタッチ操作が画像上で行われるとその操作ログデータが作成され、データメモリ25に記憶される。これにより、その操作ログデータに含まれるデータ取得アドレスに基づいて、どの接続機器3またはPLC5のデータが表示されていたかということがわかる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のプログラマブル表示器は、接続される複数の機器に対して付与される機器IDが、画像上でのタッチ操作などにより変更されると、当該機器IDに対応する機器と通信を切り替え、当該機器から取得されるデータを単一の画像において切り替えて表示する。したがって、本発明のプログラマブル表示器は、複数の機器のデータを表示する制御システムに好適に利用できる。
1 制御システム
2 プログラマブル表示器
3 接続機器(機器)
5 PLC(機器)
11 制御システム
21 HMI処理部
25 データメモリ
26 ユーザメモリ
27 作業メモリ(内部メモリ)
31 メモリ
51 メモリ
101 温度モニタ画像
102 共通画像
103 データ表示画像
103b データ表示部
201 デバイスモニタ画像
203〜206 データ表示ブロック(データ表示部)
211 表示通信処理部(表示切替手段,通信切替手段)
211a 表示切替部(表示切替手段)
211b 通信切替部(通信切替手段)
212 ID変更部(ID変更手段)
213 ID変化判定部(ID変化判定手段)
214 操作ログデータ作成部(操作ログデータ作成手段)

Claims (3)

  1. 接続される複数の機器と通信を行って当該機器のメモリに記憶されているデータを取得し、画像上に表示するプログラマブル表示器において、
    前記各機器を特定するためのIDを所定のアドレスに記憶する内部メモリと、
    指示を受けて前記IDを変更するID変更手段と、
    前記アドレスにおける前記IDの値の変化の有無を判定するID変化判定手段と、
    前記IDの値が変化したと判定されると、当該IDに対応する前記機器に通信相手を切り替える通信切替手段と、
    単一の前記画像上で、切り替えられた通信相手の前記機器から取得したデータに表示を切り替える表示切替手段とを備えていることを特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記画像上で前記指示を与えるためのタッチ操作を記録するための操作ログデータを、前記IDを含めて作成する操作ログデータ作成手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のプログラマブル表示器。
  3. 請求項1または2に記載のプログラマブル表示器の各手段としてコンピュータを機能させるためのデータ表示プログラム。
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