JP2012125270A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の身体にフィットし、液漏れが効果的に防止された吸収性物品を提供すること。
【解決手段】吸収体13は、肌当接面側に上層吸収体13b、非肌当接面側に下層吸収体13aを備え、上層吸収体13bは***部対向域Cの肌当接面側に配置されている。吸収体13は、上層吸収体13bと下層吸収体13aが厚み方向に圧縮されてなる圧縮点16を複数有し、吸収体13を平面視したときに、規則的に配列された圧縮点16からなる縦長の圧縮点列17が長手方向に延びるように、幅方向にわたり複数列形成されている。吸収体13の幅方向でみたときに、一の圧縮点列17aを構成する各圧縮点16が、圧縮点列17aに隣り合う他の圧縮点列17bを構成する各圧縮点16と長手方向における同位置に位置しないように各圧縮点16を配置した吸収性物品。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品(女性用吸収性物品)に関する。
吸収体に圧縮部を形成して、装着状態における吸収体の形状を制御するようにした吸収性物品が知られている。例えば本出願人は先に、幅方向中央領域に層数の多い部分を有する吸収性層を備え、該層数の多い部分に、装着形状を安定化させる手段を有している吸収性物品を提案した。装着形状を安定化させる手段は、例えば非連続的に設けられた圧縮部からなる。この吸収性物品は、よれにくく、装着時の形状安定性に優れ、身体へのフィット性が良好なものである。
この吸収性物品とは別に、本出願人は、高吸収性ポリマーを含有する吸収シートを積層してなる複層部を備えた吸収層を有する吸収性物品を提案した。この複層部は、装着者の体液***部に当接される***部領域及び該***部領域よりも後方の後方領域それぞれに配置されている。後方領域に配置された複層部は、スリット又はエンボスにより形成された幅方向に延びる横長の屈曲部を複数個備えており、該屈曲部は、長手方向に間欠的に並設されている。この吸収性物品によれば、身体形状の変化の大きい後方領域のフィット性が向上し、防漏性が優れるという有利な効果が奏される。
特開2006−141721号公報 特開2010−142367号公報
上述の各吸収性物品によれば、液漏れの防止を図ることができる。しかし、液漏れの防止や装着感の向上についての要求は一層高まっている。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術よりも種々の特性が向上した吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌当接面側に液透過性の表面シート、非肌当接面側に裏面シート、両シート間に液保持性の吸収体が配置された縦長の吸収性物品であって、
前記吸収体は、肌当接面側に上層吸収体、非肌当接面側に下層吸収体を備え、該上層吸収体は***部対向域の肌当接面側に配置され、
前記吸収体は、上層吸収体と下層吸収体が厚み方向に圧縮されてなる圧縮点を複数有し、該吸収体を平面視したときに、規則的に配列された該圧縮点からなる縦長の圧縮点列が長手方向に延びるように、幅方向にわたり複数列形成されており、
吸収体の幅方向でみたときに、一の圧縮点列を構成する各圧縮点が、該圧縮点列に隣り合う他の圧縮点列を構成する各圧縮点と長手方向における同位置に位置しないように各圧縮点を配置した吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、装着状態において、着用者の***部に対向する部位が着用者の身体に向けて凸状に変形して、着用者の身体にフィットするので、液漏れが効果的に防止される。また、凸状に変形した部位が圧縮点の形成によって安定するので、そのことによっても液漏れが効果的に防止される。更に、多数の圧縮点を形成することによって吸収体が柔軟性になり、吸収性物品の装着感が向上する。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態を示す平面図である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3(a)は、図1に示す吸収性物品における圧縮点の配置状態を示す模式図であり、図3(b)は、従来の吸収性物品における圧縮点の配置状態を示す模式図である。 図4は、本発明の吸収性物品の他の実施形態を示す平面図(図1相当図)である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の吸収性物品の一実施形態の平面図が示されている。図2は、図1におけるII−II線断面図である。
図1及び図2に示す吸収性物品は生理用ナプキン10である。ナプキン10は略縦長の形状をしており、その装着時に着用者の***部に対向する部位である***部対向域Cと、該***部対向域Cが前方及び後方へそれぞれ延びる前方域A及び後方域Bとを有する。ナプキン10は、その主たる構成部材として、着用者の肌に近い側に位置する表面シート11と、着用者の肌から遠い側に位置する裏面シート12とを有している。表面シート11と裏面シート12との間には吸収体13が介在配置されている。
表面シート11は液透過性のものである。表面シートとしては、従来この種の吸収性物品に使用される液透過性シートを特に制限なく用いることができる。該液透過性シートとしては、***された液を吸収体へ透過させることができるものであれば制限はないが、特に肌着に近い感触を有するものが好ましい。そのような液透過性シートとしては、例えば不織布や、フィルムに多数の穿孔を設けた穿孔フィルムが挙げられる。特に、肌着に近い感触を与えるものとしてエアスルー不織布を用いることが好ましい。
裏面シート12は、液不透過性又は液難透過性のものである。液不透過性のシートとしては、例えば各種の熱可塑性樹脂からなるフィルムが挙げられる。このフィルムは水蒸気透過性を有していてもよい。液難透過性のシートとしてはスパンボンド不織布(S)とメルトブローン不織布(M)が複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMSなど)を用いることができる。
吸収体13としては、例えばフラッフパルプの積繊体や、フラッフパルプと高吸収性ポリマーとの混合積繊体を用いることができる。これらの積繊体は、ティッシュペーパーや不織布などの液透過性シートによって包まれていてもよい。
ナプキン10は、その***部対向域Cに、左右両側部から側方へ延出する一対のウイング部14,14を有している。ウイング部14は、裏面シート12及び/又は表面シート11の延長部分として形成されているか、又は裏面シート12及び表面シート11とは別部材から形成されている。ウイング部14における裏面には粘着剤層(図示せず)が設けられている。粘着剤層は、ナプキン10を着用者のショーツに取り付け状態において、ナプキン10をショーツに固定するために用いられる。
***部対向域Cの具体的な位置は、本実施形態のようなナプキンの場合、使用者の膣口に対向する領域であり、いわゆる昼用のナプキンでは、該ナプキンを長手方向に三等分した中央領域であり、夜用のナプキンでは、該ナプキンを長手方向に二等分した前側領域の後方側である。ナプキン10がショーツの股下部にまきつけて、固定するウイング部14,14を有する場合には、***部対向域Cは、昼用又は夜用のナプキンにかかわらず、該ウイング部14,14が配置されている間の領域を指すが、この領域に限定されるものではない。
ナプキン10は、その表面シート11側における左右の両側部に、ナプキン10の長手方向に延びる一対の防漏カフ15が設けられている。防漏カフ15は、上方へ向けて起立する壁部15aと、壁部15aの上端から水平方向へ張り出す張り出し部15bとから構成されている。したがって防漏カフ15の幅方向断面は、略T字状の形状となる。壁部15aの基部は吸収体13と裏面シート12との間に位置している。張り出し部15bは、その上面が略平面になっており、ナプキン10の装着時に該張り出し部15bが着用者の肌に面でもって当接するようになっている。張り出し部15bには、防漏カフ15の延びる方向と同方向に延びる弾性糸15cが複数本配されている。弾性糸15cは、伸長状態で張り出し部15bに固定されている。弾性糸15cはその収縮によって壁部15aを起立させるとともに、張り出し部15bの平面形状を安定化させて、該張り出し部15bの肌への当接を確実なものとしている。
張り出し部15bはナプキン10の前端及び後端の位置において、表面シート11と接合されている。また張り出し部15bは、ナプキン10の***部対向域Cと後端域Bとの境界部近傍の位置である中間固定部20においても表面シート11と接合されている。これらの接合によって、防漏カフ15はその起立が一層安定したものとなる。
ナプキン10における吸収体13は、***部対向域Cにおいて、上層吸収体13bと下層吸収体13aとを備えている。具体的には、図2に示すように、***部対向域Cにおいては、ナプキン10の幅方向中央域に、下層吸収体13a及び上層吸収体13bからなる多層部位が形成されている。下層吸収体13aはナプキン10の非肌当接面側に配置されている。一方、上層吸収体13bはナプキン10の肌当接面側に配置されている。この多層部位は、ナプキン10の長手方向に延びている。吸収体13は、この多層部位以外の部位が、下層吸収体13aの少層部位から形成されている。具体的には、少層部位は単層の部位であり、多層部位の前後において、該多層部位から前方及び後方に延びている。また、多層部位の左右両側も少層部位から形成されている。この少層部位は、多層部位における下層吸収体13aからの連続体で形成されている。したがって、吸収体13を平面視した場合、下層吸収体13aの輪郭が吸収体13の輪郭を画成している。多層部位は、少層部位よりもその厚みが大きくなっている。
吸収体13の多層部位を構成する下層吸収体13aと上層吸収体13bとは、同種の材料から構成されていてもよく、あるいは異種の材料から構成されていてもよい。下層吸収体13aと上層吸収体13bとから構成される多層部位の全体の厚みは、310Pa荷重下で5〜12mmであることが好ましく、5〜10mmであることが、***部対向域Cを着用者の身体にフィット性良く当接させられる点から好ましい。一方、下層吸収体13aのみから構成される単層部位の厚みは310Pa荷重下で2〜10mm、特に3〜7mmであることが、液の十分な保持性、及び、着用者の身体へのフィット性の点から好ましい。
上層吸収体13bは、***部対向域Cに配置されることから、多量の排液(経血)を素早く吸収するとともに、隣接する下層吸収層13aに排液を拡散させる機能を有する。下層吸収層13aは、上層から伝えられた排液をその長手方向に液拡散させて、上層吸収層13bから肌への液戻りを防止する機能を有する。かかる観点から、後述する圧縮点16は、下層吸収体13aの非肌当接面側から、上層吸収体13bに向けて、上層吸収体13bまで至り、かつ上層吸収体13bを貫通しないよう形成することが液伝達の点から好ましい。
ナプキン10には、吸収体13の多層部位である***部対向域Cにおける幅方向中央域Cの両側部に位置する下層吸収体13aに、長手方向に延びる防漏溝19aが形成されている。各防漏溝19aは、その一端がナプキン10の前方域Aまで延びて、該前方域Aに形成されている円弧状防漏溝19bと滑らかに接続されている。防漏溝19aは、多層部位には達していない。また防漏溝19aの他端は、ナプキン10の後方域Bに形成されている防漏溝19cの一端と滑らかに接続されている。防漏溝19cの他端は、ナプキン10の後端近傍に形成されている円弧状防漏溝19eと滑らかに接続されている。このように、ナプキン10には、これらの防漏溝からなる閉じた形状の溝が形成されている。防漏溝からなる閉じた形状の溝は上層吸収体13bの周りに形成されている。
吸収体13には、平面視において、***部対向域Cから、該対向域Cの前後方向に向けて、該吸収体13が圧縮されてなる複数の圧縮点16からなる圧縮点列17が複数列形成されている。圧縮点16は、***部対向域Cにおいては、上層吸収体13bと下層吸収体13aとが厚み方向に圧縮されて形成されている。一方、***部対向域Cから前後に延びる前方部A及び後方部Bにおいては、下層吸収体13aのみが厚み方向に圧縮されて圧縮点16が形成されている。圧縮点列17は吸収体13の長手方向に延びている。圧縮点列17は、***部対向域Cを跨ぎ、前方部Aから後方部Bにわたって直線状に形成されている。図1及び図2に示すナプキン10では、該ナプキン10の幅方向にわたり2本の圧縮点列17a,17bが形成されている。2本の圧縮点列17a,17bは、吸収体13の縦中心線(図示せず)に対して対称な位置に形成されている。
2本の圧縮点列17のうちの一方の圧縮点列17aにおいては、前後で隣り合う圧縮点16の距離は同じになっている。他方の圧縮点列17bにおいても、前後で隣り合う圧縮点16の距離は同じになっている。一方の圧縮点列17aにおいて前後で隣り合う圧縮点の距離と、他方の圧縮点列17bにおいて前後で隣り合う圧縮点の距離は同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。図1に示すナプキン10においては、両圧縮点列17a,17bにおいて前後で隣り合う圧縮点の距離は同じになっている。
図2に示すように、各圧縮点16は、吸収体13の面のうち、肌から遠い側の面(非肌当接面側)から、肌に近い側の面(肌当接面側)に向けて、該吸収体13を裏面シート12とともに点状に押し込んで圧縮することで形成されている。圧縮点16は上層吸収体13を貫通しないように形成されている。したがって吸収体13を、肌から遠い側の面からみると、圧縮点16に対応する位置に貫通していない穴が形成されている。吸収体13の非肌当接面側から圧縮を行い圧縮点16を形成することで、ナプキン10の装着時に、吸収体13は、両側部からの圧縮に対して、幅方向中央が***して、幅方向の断面視において滑らかな山なりの湾曲形状に変形し易くなるため、ナプキン10のフィット性が向上する。また、裏面シート12を吸収体13とともに押し込んで圧縮点16を形成することで、裏面シート12と吸収体13との一体感を高め、かつ裏面シート12の浮きを防止することができる。尤も、裏面シート12は押し込まず、下層吸収体13b及び上層吸収体13aのみを押し込んで圧縮点16を形成してもよい。圧縮点16の形成には、例えば押し込みピンを用い、肌から遠い側の面から該押し込みピンで該吸収体13を押し込めばよい。押し込みに際しては、押し込みピンを所定温度に加熱してもよい。
押し込みピンを用いて形成された圧縮点16においては、押し込み部の深さは、吸収体13の多層構造の厚み(310Pa荷重下)の20〜95%、特に50〜95%であることが、吸収体13の確実な圧縮の点から好ましい。
ナプキン10においては、複数の圧縮点16が直線状に配置されるように圧縮点列を形成することで、ナプキン10の装着状態において、吸収体13が着用者の身体側に向けて凸状に変形しやすくなる。その結果、ナプキン10が着用者の身体にフィットしやすくなる。特に圧縮点16が、肌から遠い側の面(非肌当接面側)から、肌に近い側の面に向けて、該吸収体13を圧縮することで形成されていることで、先に述べたとおり、着用者の身体側に向けての吸収体13の変形が円滑に起こるようになる。
特に、図3(a)に示すように、ナプキン10においては、吸収体13の少なくとも多層部位、すなわち***部対向域Cにおける幅方向中央域においては、吸収体13の幅方向でみたときに、一の圧縮点列17aを構成する各圧縮点が、該圧縮点列17aに隣り合う他の圧縮点列17bを構成する各圧縮点と同位置に位置しないように各圧縮点16を配置してある。このように圧縮点16を配置することで、3つの圧縮点16a,16b,16cで面を構成することができ、吸収体13の多層部位である***部対向域Cの幅方向中央域では吸収面が安定しやすくなるという利点がある。吸収面の安定は、液漏れの防止に大きく寄与する。これと同時に、先に述べたとおり、ナプキン10の装着時に、吸収体13は、両側部からの圧縮に対して、幅方向中央が***して、幅方向の断面視において滑らかな山なりの湾曲形状に変形し易くなる。これに対して図3(b)に示す従来のナプキン(特許文献1参照)では、吸収体13の幅方向でみたときに、一の圧縮点列17a’を構成する各圧縮点16a’が、該圧縮点列17a’に隣り合う他の圧縮点列17b’を構成する各圧縮点17b’と同位置に位置しているので、3つの圧縮点で面が構成されづらく、安定した吸収面が形成されづらい。
また、圧縮点を上述のように配置することで、ナプキン10の後方域Bにおいては、吸収体13の少層部位が柔軟なものになり、かつ該少層部位が変形するときの起点が細かく形成される。これらのことに起因して、ナプキン10はその後方域Bにおけるフィット性が向上するという有利な効果も奏される。
更に、各圧縮点列における前後の圧縮点16間の距離Dが、図3(a)と図3(b)とで同じ場合であっても、図3(a)における圧縮点列17aにおける圧縮点16aと、該圧縮点列17aに隣り合う圧縮点列17b間における圧縮点16bとの距離D1は、図3(b)に示す従来のナプキンにおける距離D2よりも大きくなる。このことに起因して、図3(a)に示すナプキン10は、圧縮点の数が図3(b)に示す従来のナプキンと同じ場合であっても、従来のナプキンよりも圧縮点16が密になりすぎず、吸収体13の多層部位の柔軟性が向上する。したがってナプキン10のフィット性が向上する。
その上、図3(a)に示すように、ナプキン10においては、隣り合う圧縮点列17a,17b間において、圧縮点16の位置が幅方向においてずれているので、吸収体13が着用者の肌に向けて凸状に変形した状態において、幅方向の断面形状が滑らかな山なりの形状になり、着用者の身体へのナプキン10のフィット性が向上する。これに対して図3(b)に示す従来のナプキンにおいては、吸収体の変形が2本の圧縮点列17a’,17b’のそれぞれで生じやすくなり、その結果、吸収体13の幅方向の断面において角張った部位13aが形成されやすくなる。この角張った部位13aが存在することは、着用者の身体へのナプキンのフィット性にマイナスに作用する。
上述した種々の有利な効果を一層顕著なものとすることから、少なくとも吸収体13の多層部位においては、図3(a)に示すように、一の圧縮点列17aにおける一の圧縮点16aと、該圧縮点16aに最も近接する、他の圧縮点列17bにおける二の圧縮点16b,16cとを仮想的に結ぶと二等辺三角形が形成されるように、圧縮点列17aの各圧縮点と圧縮点列17bの各圧縮点とを、ナプキン10を幅方向に見たときに、交互に(つまり互い違いに)配置することが好ましい。この場合、この二等辺三角形における2つの斜辺は、一の圧縮点列17aにおける圧縮点16aと、他の圧縮点列17bにおける圧縮点16b,16cとを結ぶことによって形成されることが好ましい。二等辺三角形における底辺は、圧縮点列17bにおける圧縮点16b,16cを結ぶことによって形成されることが好ましい。
また、上述した種々の有利な効果を一層顕著なものとすることから、少なくとも吸収体13の***部対向域Cにおいては、図3(a)に示すように、平面視で、一の圧縮点列17aにおける一の圧縮点16aと、該圧縮点16aに最も近接する、他の圧縮点列17bにおける一の圧縮点16bとの距離D1に対して、一の圧縮点列17aにおいて前後隣り合う圧縮点間の距離Dが0.6〜1倍、特に0.8〜1倍となるように各圧縮点を配置することが好ましい。なお距離D1及び距離Dは圧縮点の中心間の距離として定義される。
圧縮点列17a,17bにおいて、前後隣り合う圧縮点間の距離Dは、着用者の身体へのナプキン10のフィット性(凸状への変形のしやすさ)、及び吸収体13の柔軟性の観点から、5〜20mm、特に7〜15mmとすることが好ましい。また左右で隣り合う圧縮点列17a,17b間の距離Wは、着用者の身体へのナプキン10のフィット性(凸状への変形のしやすさ、凸状変形時の形状)の観点から、5〜15mm、特に8〜12mmとすることが好ましい。
図1に示すように、圧縮点列17は、ナプキン10の***部対向域C及びそこから前後に延びる前方部A及び後方部Bに形成されている。圧縮点列17の全長は、吸収体13の全長の90%以上、特に95%以上であることが、着用者の身体へのナプキン10のフィット性(凸状への変形のしやすさ)、及び吸収体13の柔軟性の点から好ましい。この場合、吸収体13は、ナプキン10の周縁部における表面シート11と裏面シート12とをシールし一体化した領域を除く領域と略同じ大きさが好ましい。吸収体13の全長は、周縁のシールした領域を除くナプキン10の縦方向長さの好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上、一層好ましくは90%以上である。また、先に述べたとおり、下層吸収体13aの輪郭は吸収体13の輪郭を画成しているので、下層吸収体13aはナプキン10と略同じ大きさであることが好ましい。
図4には、本発明の別の実施形態の吸収性物品としての生理用ナプキン10が示されている。このナプキン10は、後方域Bにおける圧縮点の配置状態が、先に説明した図1〜図3(a)に示すナプキンと異なっている。その他の構成については、先に説明した図1〜図3(a)に示すナプキンと同じなので、ここでの説明は省略する。図4に示すナプキン10においては、後方部Bに3本の後方圧縮点列21が形成されている。後方圧縮点列21間の距離は、***部対向域Cに形成されている圧縮点列17間の距離よりも広くなっている。3本の後方圧縮点列21のうち、中央に位置する後方圧縮点列21bは、ナプキン10の縦中心線(図示せず)上に位置している。また、3本の後方圧縮点列21のうち、左右に位置する2本の後方圧縮点列21a,21cは、ナプキン10の縦中心線(図示せず)に対して対称に位置している。各後方圧縮点列21においては、前後で隣り合う圧縮点16間の距離は同じになっている。また、後方圧縮点列21において前後で隣り合う圧縮点16間の距離と、***部対向域Cに形成されている圧縮点列17において前後で隣り合う圧縮点16間の距離とは同じでもよく、あるいは異なっていてもよい。
図4に示す実施形態のナプキン10によれば、先に説明した図1〜図3(a)に示すナプキンよりも、ナプキン10の後方域Bにおいて圧縮点16が広く分散配置されているので、該後方域Bの全域が柔軟化される。したがって後方域Bの着用者の臀部へのフィット性が一層向上する。特に、後方圧縮点列21が、防漏カフ15における中間固定部20よりも後端側に形成されていることで、後方域Bにおけるフィット性が向上することに加えて、後方域Bにおける液の横漏れが防漏カフ15によって効果的に防止されるようになる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態においては、***部対向域Cの幅方向中央域に2本の圧縮点列17が形成されていたが、これに代えて3本以上の圧縮点列を形成してもよい。
また、前記の各実施形態においては、圧縮点16は***部対向域C、前方部A及び後方部Bに形成されているが、これに代えて、圧縮点16は***部対向域Cにのみ形成されていてもよい。尤も、***部対向域Cだけでなく、前方部A及び後方部Bにも圧縮点16を形成することが好ましい。
また、***部対向域Cにおいて吸収体13は、上層吸収体13b及び下層吸収体13aから構成されていたが、これに代えて、***部対向域Cにおいて吸収体13を、上層吸収体13b、下層吸収体13a及び両吸収体の間に配置される中間吸収体から構成してもよい。尤も、***部対向域Cにおいて吸収体13は、上層吸収体13b及び下層吸収体13aから構成されていることが好ましい。
また前記の実施形態においては、防漏カフ15の横断面形状は略T字状であったが、これに代えてその他の形状、例えば略Z字状の構造のものを用いてもよい。また前記の実施形態においては、***部対向域Cに一対のウイング部14が形成されていたが、ウイング部は形成しなくてもよい。
また本発明は、生理用ナプキンだけでなく、他の吸収性物品、例えばパンティライナー(おりものシート)や失禁パッド等にも同様に適用できる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されない。
〔実施例1及び比較例1〕
図1及び図2に示す生理用ナプキンを製造した。ナプキンの***部対向域における幅方向中央域の吸収体は、下層吸収体がフラッフパルプと高吸収性ポリマーとの積繊体からなり、その坪量は260g/m2であった。上層吸収体は、フラッフパルプと高吸収性ポリマーとの積繊体からなり、その坪量は440g/m2であった。下層吸収体及び上層吸収体の合計の厚みは310Pa荷重下で9mmであった。上層吸収体は、長手方向の寸法が300mm、幅方向の寸法が80mmであった。ナプキンの全長は340mmであった。表面シートとしては坪量25g/m2のエアスルー不織布を用いた。裏面シートとしては、坪量30g/m2のポリエチレンフィルムを用いた。
ナプキンの***部対向域における幅方向中央域では、下層吸収体と上層吸収体との多層部位に複数の圧縮点を形成した。圧縮点は下層吸収体側から押し込みピンを押し込んで形成した。押し込みピンはその直径が2mmの金属製のものであった。押し込みピンは加熱せずに用いた。
複数の圧縮点からなる圧縮点列を2列形成した。各圧縮点列における前後で隣り合う圧縮点の距離は実施例1及び比較例1ともに12mmとした。各圧縮点列は、ナプキンの縦中心線から5mm離れた位置に形成した。実施例1においては、一方の圧縮点列に対して、他方の圧縮点列が半ピッチずれるように、各圧縮点を形成した。比較例1においては、ナプキンの幅方向でみたときに、一方の圧縮点列における各圧縮点と同位置に、他方の圧縮点列における各圧縮点が位置するように、各圧縮点を形成した。
このようにして形成された実施例1及び比較例1のナプキンについて、以下の評価1〜評価3を行った。
〔評価1〕
本評価では、ナプキンを縦中心線に沿って裏面シート側から表面シート側に向けて折り曲げたときの剛性値を測定した。測定にはハンドルオメーターを用いた。ハンドルオメーターのスリット幅は40mmとした。ナプキンから***部対向域を長手方向に60mm切り出して、ハンドルオメーターのスリット上に載置した。このとき、ナプキンの縦中心線とハンドルオメーターのブレードの向きとが一致するように、切り出したナプキンを載置した。そして、ハンドルオメーターのブレードを水平状態から8mm押し下げたときの荷重を測定し、その値を剛性値とした。測定は8回行いその平均値を求めた。その結果を以下の表1に示す。
Figure 2012125270
表1に示す結果から明らかなように、実施例1と比較例1とでは、剛性値は同程度であることが判る。このことは、ナプキン全体としての可撓性は実施例1と比較例1とでは同程度であることを意味している。しかし、標準偏差は実施例1の方が小さいことが判る。このことは、実施例1の方が、比較例1よりも吸収面が安定して形成されることを意味している。
〔評価2〕
本評価でも、前記の評価1と同様に、ナプキンを縦中心線に沿って裏面シート側から表面シート側に向けて折り曲げたときの剛性値を測定した。ただし本評価ではハンドルオメーターのスリット幅を20mmに狭め、吸収体の多層部位のみの剛性を測定した。測定は8回行った。その結果を以下の表2に示す。
Figure 2012125270
表2に示す結果から明らかなように、実施例1の剛性値は比較例1の剛性値よりも低いことが判る。このことは、実施例1の方が比較例1に比べて曲げに対して柔軟であることを意味している。
〔評価3〕
本評価では、ナプキンを幅方向に沿って表面シート側から裏面シート側に向けて折り曲げたときの剛性値を、ハンドルオメーターを用いて測定した。ハンドルオメーターのスリット幅は35mmとした。ナプキンから***部対向域を長手方向に60mm切り出して、ハンドルオメーターのスリット上に載置した。このとき、ナプキンの幅方向とハンドルオメーターのブレードの向きとが一致するように、切り出したナプキンを載置した。そして、ハンドルオメーターのブレードを水平状態から8mm押し下げたときの荷重を測定し、その値を剛性値とした。実施例1においては、各圧縮点列における各圧縮点上にハンドルオメーターのブレードが当接するようにナプキンの位置を調節して、合計10カ所において測定を行った(各圧縮点列について5カ所)。比較例1においては、圧縮点上にハンドルオメーターのブレードが当接するようにナプキンの位置を調節して、5カ所において測定を行った。更に前後で隣り合う圧縮点間の中間点上にハンドルオメーターのブレードが当接するようにナプキンの位置を調節して、5カ所において測定を行った。これらの結果を以下の表3に示す。
Figure 2012125270
表3に示す結果から明らかなように、圧縮点上での測定では、実施例1と比較例1とでは剛性値は同程度であることが判る。しかし、比較例1では圧縮点間の中間点における剛性値が高いことが判る。このことは、実施例1の方が、小さな力で屈曲する屈曲点の数が、ナプキンの長手方向に沿って多数存在していることを意味している。
10 生理用ナプキン(吸収性物品)
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
14 ウイング部
15 防漏カフ
16 圧縮点
17 圧縮点列

Claims (5)

  1. 肌当接面側に液透過性の表面シート、非肌当接面側に裏面シート、両シート間に液保持性の吸収体が配置された縦長の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、肌当接面側に上層吸収体、非肌当接面側に下層吸収体を備え、該上層吸収体は***部対向域の肌当接面側に配置され、
    前記吸収体は、上層吸収体と下層吸収体が厚み方向に圧縮されてなる圧縮点を複数有し、該吸収体を平面視したときに、規則的に配列された該圧縮点からなる縦長の圧縮点列が長手方向に延びるように、幅方向にわたり複数列形成されており、
    吸収体の幅方向でみたときに、一の圧縮点列を構成する各圧縮点が、該圧縮点列に隣り合う他の圧縮点列を構成する各圧縮点と長手方向における同位置に位置しないように各圧縮点を配置した吸収性物品。
  2. 前記吸収体の全長は、吸収性物品の全長の70%以上であり、かつ該吸収体の全長の90%以上に前記圧縮点列を配列した請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 少なくとも上層吸収体においては、一の圧縮点列における一の圧縮点と、該圧縮点に最も近接する、他の圧縮点列における二の圧縮点とを仮想的に結ぶと二等辺三角形が形成されるように、各圧縮点を交互に配置した請求項1又は2のいずれかに記載の吸収性物品。
  4. 少なくとも***部対向域においては、平面視一の圧縮点列における一の圧縮点と、該圧縮点に最も近接する、他の圧縮点列における一の圧縮点との距離D1に対して、一の圧縮点列において前後隣り合う圧縮点間の距離Dが0.6〜1倍となるように各圧縮点を配置した請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記圧縮点は、厚み方向における下層吸収体の非肌当接面側から上層吸収体に向けて該吸収体を点状に圧縮することで形成されている請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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