JP5698513B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品(女性用吸収性物品)に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品は、パンツ型のオムツも含めて、表面シート、裏面シート、及びこれらシート間に配された吸収体を具備した平面のパッドを基本形として形成されている。該吸収性物品が身体に装着され、所定の吸収性・装着快適性を発揮する為には、該吸収性物品が身体の立体曲面通りに変形してフィットすること、及び身体の動作変形に追従して変形回復可能であることが望まれる。しかし、一般的に、吸収体は剛性が高いものであり、曲面形状にきめ細かく変形することが難しい。特に生理用ナプキンを着用する際、生理用ナプキンにおける着用者の液排出部(膣口等)に対向配置される領域を盛り上げ、着用者の体型に合うように湾曲させることが難しい。
ところで、特許文献1には、不織布層上に嵩高な凹凸面を持つ繊維ウェブ層を配した複合体シートを表面シートに用いた吸収体製品が記載されており、特許文献2には、伸縮シート間に吸収部材を離散的に配置固定してなる弾性体がおむつに用いられることが記載されている。
しかし特許文献1にも特許文献2にも、着用する際、着用者の液排出部(膣口等)に対向配置される領域を盛り上げ、着用者の体型に合うように湾曲させる構成について何ら記載されていない。
特開2003−103677号公報 特表平5−504699号公報
従って、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、これらシート間に配された吸収構造体とを備えた縦長の吸収性物品であって、前記吸収性物品の長手方向の両側部には、前記表面シート側から圧縮して形成される一対の縦条溝を備え、前記吸収構造体は、少なくとも一対の前記縦条溝どうしの間で且つ少なくとも***部領域に、肌対向面側から平面視して、多数のブロック状吸収部を有し、多数の前記ブロック状吸収部は、長手方向に間欠的に配されて、幅方向には多数の吸収部列を形成しており、多数の前記ブロック状吸収部それぞれは、繊維材料と高吸収性ポリマーとを有しており、一対の前記縦条溝それぞれは、少なくとも前記表面シートと前記裏面シートとを一体化してなる部分条溝部を有し、該部分条溝部は長手方向に直線状に延びている吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品によれば、着用者の液排出部(膣口等)に対向配置される領域が盛り上がり易く、着用者の体型に合うように湾曲し易いので着用時のフィット性が良い。
図1は、本発明の第1実施形態である生理用ナプキンを表面シート側から見た一部破断平面図である。 図2は、図1のX1−X1線断面図である。 図3は、図1に示す生理用ナプキンの使用中の状態を示す一部破断斜視図である。 図4は、図3のX2−X2線断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンを表面シート側から見た一部破断平面図である。 図6は、図5のX3−X3線断面図である。 図7は、図5のY1−Y1線断面図である。 図8は、図5に示す生理用ナプキンの使用中の状態を示す一部破断斜視図である。
以下本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の吸収性物品の第1実施形態である生理用ナプキン1A(以下、ナプキン1Aともいう)は、図1〜図4に示すように、液透過性の表面シート2と、液難透過性又は撥水性の裏面シート3と、これら両シート2,3間に配された吸収構造体4とを備えた縦長の本体部5を有する。ナプキン1Aの本体部5の長手方向(Y方向)の両側部5s,5sには、表面シート2側から圧縮して形成される一対の縦条溝81を備えている。
ナプキン1Aは、図1に示すように、ナプキン1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。
本明細書において、「肌対向面」とは、本体部5などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、「非肌対向面」とは、本体部5などの各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
本体部5は、図1中Y方向に長い形状を有し、裏面シート3の非肌対向面に、該本体部5を、下着のクロッチ部(不図示)の肌対向面(着用者の肌側に向けられる面)に固定するための本体粘着部6(図2参照)が形成されている。ここで、図中のY方向とは、ナプキン1A又は本体部5の長手方向と同方向であり、中心線CLに平行な方向である。また、図中のX方向とは、ナプキン1A又は本体部5の幅方向と同方向であり、中心線CLに垂直な方向である。
本体部5は、図1に示すように、着用者の液排出部(膣口等)に対向配置される領域である***部領域A、ナプキン1Aの着用時に***部領域Aより着用者の腹側に配される前方領域B、及びナプキン1Aの着用時に***部領域Aよりも着用者の背中側に配される後方領域Cを有している。ここで、「***部領域A」とは、装着者の***部(膣口)に当接する領域をいい、ナプキン1Aのように、所謂ウイング部を有していない場合には、生理用ナプキンが個装形態に折り畳まれた際に生じるY方向に直交する2つの折り線で囲まれた領域を意味し、生理用ナプキンの製品長が長く3つの折線が生じる場合には、Y方向の前端から数えて第1折り線と第2折り線とに囲まれた領域、又はY方向の前端から数えて第1折り線と第3折り線とに囲まれた領域を意味する。尚、所謂ウイング部を有している場合には、「***部領域A」とは、ウイング部の位置する領域を意味する。ここで言うウイング部は、装着者のショーツの股下部で折り返して固定する部位を言う。ウイング部の非肌当接面側にはショーツの固定する為の周知のズレ止め材が塗布されている。
本体部5は、図2に示すように、表面シート2、裏面シート3及びこれら両シート2,3間に配された液保持性の吸収構造体4を具備する。表面シート2及び裏面シート3は、何れも、図1に示すように、本体部5の長手方向(Y方向)に長い縦長の形状を有しており、ナプキン1Aにおいては、表面シート2と裏面シート3とが同形同大に形成されている。
表面シート2は、図1に示すように、本体部5の***部領域A、前方領域B及び後方領域Cそれぞれにおいて、本体部5の輪郭と一致する輪郭を有している。裏面シート3も、表面シート2と同様に、図1に示すように、本体部5の***部領域A、前方領域B及び後方領域Cそれぞれにおいて、本体部5の輪郭と一致する輪郭を有している。
ナプキン1Aにおいては、図2に示すように、表面シート2と裏面シート3とが、吸収構造体4の肌対向面及び非肌対向面を被覆しており、延出部分が熱エンボス加工によって接合されて、ナプキン1Aの周縁部に周縁シール部7を形成している。
尚、ナプキン1Aにおいては、周縁シール部7が熱エンボス加工により形成されているが、超音波シールにより形成されていてもよく、ホットメルト等の接着剤等により形成されていてもよい。太股部や臀部の着用感向上の観点から、ホットメルト接着剤と、図1の如く格子状又は線状の熱エンボスを併用して形成されていることが好ましい。
表面シート2は、非伸縮性のものを用いることができるが、伸縮性を有するものを用いる場合には、少なくとも長手方向(Y方向)に伸縮性を有するものであることが好ましく、長手方向(Y方向)及び幅方向(X方向)の2方向に伸縮性を有するものであることが更に好ましく、あらゆる方向に伸縮性を有するものであることが特に好ましい。ナプキン1Aにおいては、あらゆる方向に伸縮性を有するシートを用いている。
ナプキン1Aの表面シート2としては、熱収縮性繊維を含む第1繊維層と、実質的に熱収縮しない繊維又は前記熱収縮性繊維の収縮開始温度では実質的に熱収縮しない繊維を含む第2繊維層とを積層して部分的に接合させた後、熱風処理により、第1繊維層を収縮させて得た凹凸シート(図2参照)を用いている。この凹凸シート(表面シート2)においては、第2繊維層が、第1繊維層との接合部以外の部分において突出して凸部21を形成している一方、前記接合部が凹部22を形成しており、ナプキン1Aにおいては、凹凸シート(表面シート2)における第2繊維層側を、着用者の肌に向けて使用している。熱収縮性繊維は、潜在捲縮性繊維が好ましい。このような凹凸シート(表面シート2)としては、特開2002−187228号公報、特開2003−250836号公報、特開2004−166849号公報、特開2004−202890号公報等に記載のものを用いることがでる。
裏面シート3も、非伸縮性のものを用いることができるが、伸縮性を有するものを用いる場合には、少なくとも長手方向(Y方向)に伸縮性を有するものであることが好ましく、長手方向(Y方向)及び幅方向(X方向)の2方向に伸縮性を有するものであることが更に好ましく、あらゆる方向に伸縮性を有するものであることが特に好ましい。ナプキン1Aにおいては、あらゆる方向に伸縮性を有するシートを用いている。ナプキン1Aの裏面シート3としては、液難透過性又は撥水性のオレフィン系エラストマーフィルム、液難透過性又は撥水性のウレタン系エラストマーフィルム、立体エンボス加工した液難透過性又は撥水性のフィルム等を用いることができる。
吸収構造体4は、少なくとも一対の縦条溝81どうしの間で且つ少なくとも***部領域Aに、肌対向面側から平面視して、多数のブロック状吸収部41を有している。以下、詳述すると、吸収構造体4は、ナプキン1Aにおいては、図1,図2に示すように、一対の縦条溝81,81どうしの間の***部領域Aのみならず一対の縦条溝81,81どうしの間の前方領域B及び後方領域Cそれぞれにも、個々に独立した多数のブロック状吸収部41を有しており、一対の縦条溝81,81それぞれよりも幅方向(X方向)外方に、***部領域Aに亘る縦長の側方吸収部43,43を有している。また、吸収構造体4は、ナプキン1Aにおいては、図1に示すように、一対の縦条溝81,81それぞれよりも幅方向(X方向)外方で且つ前方領域B及び後方領域Cそれぞれに、縦長の側方前方吸収部44,44及び縦長の側方後方吸収部45,45を有している。更に、吸収構造体4は、ナプキン1Aにおいては、多数のブロック状吸収部41と裏面シート3との間に配される基板シート42も有している。多数のブロック状吸収部41、一対の側方吸収部43,43、一対の側方前方吸収部44,44、及び一対の側方後方吸収部45,45それぞれは、基板シート42上に固定されている。このようにナプキン1Aにおいては、吸収構造体4は、多数のブロック状吸収部41、側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45それぞれを基板シート42上に固定して形成されている(図2参照)。
吸収構造体4を構成するブロック状吸収部41は、ナプキン1Aにおいては、図1に示すように、平面視して、長手方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。尚、ナプキン1Aのブロック状吸収部41は、矩形状に形成されているが、平面視の形状はこれに限られず、円形状、楕円形状、菱形状、三角形状等の形状であってもよく、これらの形状を2種以上組み合わせたものであってもよい。
各ブロック状吸収部41は、使用中の可動性,フィット性,吸収量確保の観点から、長手方向(Y方向)の長さL1(図1参照)が20mm以下であることが好ましく、5〜15mmであることが更に好ましい。
同様な観点から、各ブロック状吸収部41は、幅方向(X方向)の長さW1(図1参照)が15mm以下であることが好ましく、5〜12mmであることが更に好ましい。
尚、長手方向(Y方向)の長さとは、ブロック状吸収部41の最も長い位置での長さであり、幅方向(X方向)の長さも、ブロック状吸収部41の最も長い位置での長さである。
さらにまた、同様な観点から、各ブロック状吸収部41は、その高さが1.5〜20mmであることが好ましく、2〜12mmであることが更に好ましい。
多数のブロック状吸収部41は、図1に示すように、長手方向(Y方向)に間欠的に配されて幅方向(X方向)に多数の吸収部列41fを形成している。図1に示すように、吸収部列41fは、縦条溝81、81間の領域において、長手方向(Y方向)に8〜35個のブロック状吸収部41が間欠的に配されて形成されている。長手方向(Y方向)に隣り合うブロック状吸収部41同士の間隔は、1〜5mmであることが好ましい。このように形成される吸収部列41fが、縦条溝81、81間の領域において、幅方向(X方向)に3〜8個間欠的に配されている。幅方向(X方向)に隣り合うブロック状吸収部41同士の間隔は、0.5〜5mmであることが好ましい。
ナプキン1Aにおいては、図1に示すように、隣り合う別の吸収部列41fを形成する幅方向(X方向)に隣り合うブロック状吸収部41,41同士が、幅方向(X方向)から見て重なっておらず、吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41と、隣り合う別の吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41とが同位相の規則的なパターンで配されている。多数のブロック状吸収部41の配置パターンは、前記パターンに限られず、例えば、吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41と、隣り合う別の吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41とが半ピッチずつズレた規則的なパターンで配されていてもよく、ランダムなパターンで配されていてもよい。
ナプキン1Aの吸収構造体4を構成する側方吸収部43は、図1に示すように、***部領域Aから長手方向(Y方向)の両外方に向かって延在しており、ナプキン1Aを個装形態に折り畳む際に生じる2つの折り線91,92間に亘って、平面視して、長手方向(Y方向)に長い矩形状に形成されている。尚、ナプキン1Aの側方吸収部43は、矩形状に形成されているが、平面視の形状はこれに限られず、円形状、楕円形状、菱形状、三角形状等の形状であってもよく、これらの形状を2種以上組み合わせたものであってもよい。
各側方吸収部43は、横モレに対して隙間のない防漏壁を形成する観点から、1個のブロック状吸収部41よりも大きいことが好ましい。
具体的には、各側方吸収部43は、長手方向(Y方向)の長さL5(図1参照)が10〜150mmであることが好ましく、20〜120mmであることが更に好ましい。
また、各側方吸収部43は、幅方向(X方向)の長さW4(図1参照)が5〜20mmであることが好ましく、6〜15mmであることが更に好ましい。
尚、長手方向(Y方向)の長さとは、側方吸収部43の最も長い位置での長さであり、幅方向(X方向)の長さも、側方吸収部43の最も長い位置での長さである。
さらにまた、各側方吸収部43は、その高さが1.5〜20mmであることが好ましく、2〜15mmであることが更に好ましい。
また、各側方吸収部43が両側部で一体的な構造体であることにより、(吸収性物品が)股に挟まれた際の圧が長手方向に均一に分散し、***部領域Aの多数のブロックを幅方向中央に向けて均一に押す効果をもたらす。
この結果、***部領域Aが曲面的に上に凸に変形しやすくなる。
このように均一に押す効果を強めるには、側方吸収部43の密度がブロック状吸収部41よりも高く、従って吸収部の剛性が相対的に高いか、或いは側方吸収部43の高さがブロック状吸収部41よりも高いことが好ましい。
ナプキン1Aの吸収構造体4を構成する側方前方吸収部44は、図1に示すように、折り線91よりも長手方向(Y方向)の前方に、平面視して、長手方向(Y方向)に長い形状に形成されている。ナプキン1Aの側方前方吸収部44は、長手方向(Y方向)の前方端が周縁シール部7に沿う円弧状に形成されており、その他の部分が矩形状に形成されており、円弧状の形状と矩形状の形状を組み合わせた形状であるが、平面視の形状はこれに限られず、矩形状、円形状、楕円形状、菱形状、三角形状等の形状であってもよい。
各側方前方吸収部44は、側方吸収部43同様、中央のブロック状吸収部を内側に均一に押して、全体として上に凸の形状を形作る観点から、1個のブロック状吸収部41よりも大きいことが好ましい。
具体的には、各側方前方吸収部44は、長手方向(Y方向)の長さL6(図1参照)が10〜80mmであることが好ましく、15〜50mmであることが更に好ましい。
また、各側方前方吸収部44は、幅方向(X方向)の長さW5(図1参照)が5〜20mmであることが好ましく、6〜15mmであることが更に好ましい。
尚、長手方向(Y方向)の長さとは、側方前方吸収部44の最も長い位置での長さであり、幅方向(X方向)の長さも、側方前方吸収部44の最も長い位置での長さである。
さらにまた、各側方前方吸収部44は、その高さが1.5〜20mmであることが好ましく、2〜15mmであることが更に好ましい。
また、各側方前方吸収部44とブロック状吸収部41の相対的な関係は、前述(段落〔0026〕参照)と同様、側方前方吸収部44の方が密度が高く相対的に剛性が高いか、或いは高さが高いことがより好ましい。
ナプキン1Aの吸収構造体4を構成する側方後方吸収部45は、図1に示すように、側方前方吸収部44を、幅方向(X方向)に延びる中心線(不図示)に対して対称に形成したものであり、側方前方吸収部44の対称形状であること以外は、側方前方吸収部44と同じである。
長手方向(Y方向)に隣り合う側方吸収部43と側方前方吸収部44との間隔は、1〜5mmであることが好ましく、側方吸収部43と側方後方吸収部45との間隔も、1〜5mmであることが好ましい。
このように、側方前方吸収部44、側方吸収部43、側方後方吸収部45が独立して存在することによって、図3及び図4に示す如く、長手方向が胴体の曲面に沿うように湾曲すると同時に、幅方向が***部形状に沿うように上側に凸の曲面形状に変形した、複雑な立体曲面をスムーズに形成可能となる。
尚、各側方部は製品折り線を挟んで独立していることが、無用の折れ曲がりを防止する観点から望ましいが、いずれかの側方部が折り線を跨いでいても、同様の複雑な曲面誘導の効果を有する。
各ブロック状吸収部41、各側方吸収部43、各側方前方吸収部44、及び各側方後方吸収部45それぞれは、繊維材料と高吸収性ポリマーとを有している。
それらの吸収部41,43,44,45を構成する繊維材料としては、木材パルプ、コットン、麻などの天然繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を用いることができる。合成樹脂からなる繊維を用いる場合、該繊維は熱によって形状が変化する熱収縮繊維であってもよい。吸収性の観点から、繊維材料の量は、120〜450g/m2であることが好ましく、150〜350g/m2であることが更に好ましい。
また、ブロック状吸収部41に対し、相対的に剛性を高める観点から、側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45それぞれの繊維材料の量は、ブロック状吸収部41の繊維材料の量の1.0〜2.0倍であることが好ましく、1.1〜1.7倍であることが更に好ましい。
同様に、側方部を高密度化して相対的に剛性を高める観点から、各側方吸収部を圧縮する処理を施してもよい。
それらの吸収部41,43,44,45を構成する高吸収性ポリマーとしては、自重の5倍以上の体液を吸収・保持でき、かつゲル化し得るものが好ましい。形状は特に問わず、球状、塊状、ブドウ状、粉末状又は繊維状であり得る。好ましくは大きさが1〜1000μm、より好ましくは150〜500μmの粒子状のものである。吸収性の観点から、このような高吸収性ポリマーの量は、4〜250g/m2であることが好ましく、20〜100g/m2であることが更に好ましい。
また、側部の吸収容量を増やす、即ち横モレ防止の観点から、側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45それぞれの高吸収性ポリマーの量は、ブロック状吸収部41の高吸収性ポリマーの量の1.0〜2.0倍であることが好ましく、1.1〜1.7倍であることが更に好ましい。
高吸収性ポリマーの例としては、デンプンや架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体を挙げることができる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合させた共重合体も好ましく使用し得る。
以上説明した多数のブロック状吸収部41は、例えば、繊維材料及び高吸収性ポリマーの所定量を均一に混合積層したシート状の積層体を、公知の切断手段を用いて多数のブロック状吸収部41の形状に合わせてカットすることにより形成することができ、また、公知の積層手段を用いて、多数のブロック状吸収部41の形状に合わせてパターン積層することにより形成することができる。側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45についても同様である。
ナプキン1Aの吸収構造体4は、図1〜図2に示すように、多数のブロック状吸収部41と裏面シート3との間に配される基板シート42を有している。ナプキン1Aの吸収構造体4を構成する基板シート42の肌対向面には、図1〜図2に示すように、全ての多数のブロック状吸収部41、側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45が固定されている。ナプキン1Aの基板シート42は、図1に示すように、表面シート2及び裏面シート3と同様に、本体部5の***部領域A、前方領域B及び後方領域Cそれぞれにおいて、本体部5の輪郭と一致する輪郭を有している。従って、ナプキン1Aにおいては、周縁シール部7は、表面シート2、裏面シート3及び基板シート42それぞれにおける、吸収構造体4の有する多数のブロック状吸収部41の中で最も外方に位置する各ブロック状吸収部41、側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45よりも外方に延出した部分を熱エンボス加工によって接合して形成されている。
ナプキン1Aの基板シート42は、表面シート2及び裏面シート3と同様に、非伸縮性のものを用いることができるが、伸縮性を有するものを用いる場合には、少なくとも長手方向(Y方向)に伸縮性を有するものであることが好ましく、長手方向(Y方向)及び幅方向(X方向)の2方向に伸縮性を有するものであることが更に好ましく、あらゆる方向に伸縮性を有するものであることが特に好ましい。ナプキン1Aにおいては、あらゆる方向に伸縮性を有するシートを用いている。
基板シート42に非伸縮性のシートを用いた場合には、全ての多数のブロック状吸収部41と基板シート42との固定は、基板シート42の肌対向面の全面に、ホットメルト接着剤をスパイラル状に塗工して固定することができる。ホットメルト接着剤としては、例えばスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等のブロックコポリマー系のホットメルト接着剤が挙げられる。側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45と基板シート42との固定も同様である。
また、ナプキン1Aのように、基板シート42に伸縮性のシートを用いた場合には、基板シート42の伸縮性を阻害しない観点から、全ての多数のブロック状吸収部41と基板シート42との固定は、ブロック状吸収部41毎に、Y方向及びX方向それぞれに、ホットメルト接着剤を間欠的に塗工して固定することができる。尚、ホットメルト接着剤を間欠的に塗工して固定する代わりに、基板シート42の非肌対向面側から、熱エンボス、超音波シール等を用いてシールして、多数のブロック状吸収部41及び基板シート42を固定してもよい。側方吸収部43、側方前方吸収部44、及び側方後方吸収部45と基板シート42との固定も同様である。
ナプキン1Aの基板シート42としては、ウレタン系樹脂とポリプロピレン樹脂とからなる伸縮性のスパンボンド不織布、オレフィン系エラストマー樹脂からなる伸縮性のスパンボンド不織布等が挙げられ、多数のブロック状吸収部41全体に体液を拡散し吸収する観点から、公知の方法により親水化処理したものが好ましく用いられる。
ナプキン1の基板シート42に非伸縮性シートを用いる場合には、用いられる非伸縮性シートとしては、吸収紙、各種親水性又は非親水性不織布の他、積繊坪量150g/m2以下程度の薄層綿状パルプ及び該パルプに吸水ポリマーを混合した薄層吸収体とすることも可能である。
上述したように、ナプキン1Aの本体部5の長手方向(Y方向)の両側部5s,5sには、図1,図2に示すように、表面シート2側から圧縮して形成される一対の縦条溝81が形成されている。一対の縦条溝81,81それぞれは、図2に示すように、少なくとも表面シート2と裏面シート3とを一体化してなる部分条溝部810を有し、部分条溝部810は、図1に示すように、長手方向(Y方向)に直線状に延びている。ここで、「直線状」とは、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f同士の間で長手方向(Y方向)に延びる直線のみならず、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f同士の間で長手方向(Y方向)に延びていれば若干曲がった曲線であってもよい。尚、ナプキン1Aにおいては、図1に示すように、縦条溝81の全域が長手方向(Y方向)に直線状に延びているので、縦条溝81と部分条溝部810とは同じである。
ナプキン1Aの縦条溝81(部分条溝部810)は、表面シート2、吸収構造体4の基板シート42、及び裏面シート3に、例えばエンボス加工を施すことによって、接合一体化して形成されている。ナプキン1Aの縦条溝81(部分条溝部810)は、幅方向(X方向)の最も外方に位置する吸収部列41fと側方吸収部43との間の凹部底面、該吸収部列41fと側方前方吸収部44との間の凹部底面、及び該吸収部列41fと側方後方吸収部45との間の凹部底面に、表面シート2、基板シート42及び裏面シート3が一体化して接合されて形成され、長手方向(Y方向)に直線状に延びている。このように、ブロック状吸収部41が基板シート42を介するときは、前記接合一体化部位に基板シート42が存在する。エンボス加工は、公知のエンボス加工法を利用することができる。例えば、縦条溝81の形状に対応する形状の凸部を周面に有するローラーとフラットローラーとの間に、表面シート2と裏面シート3との間に吸収構造体4を配した複合体を導入して形成することができる。また、エンボス加工は、超音波エンボス、熱エンボスが利用できる。
ここで、「縦条溝81」は、肌対向面、即ち製品吸収面(表面シート2側から見た製品本体部5の部分)に概ね長手方向(Y方向)に連続線状に窪んで観察可能な溝全般を意味する。ナプキン1Aでは、縦条溝81は表面シート2と基板シート42(又は更に裏面シート3)を表面シート2側からエンボス固定して形成され、該エンボス部分の左右両脇に存在するブロック状吸収部41と側方吸収部43(又は側方前方吸収部44、又は側方後方吸収部45)との厚みゆえに明瞭に窪んで見える。エンボス自身のパターンは連続線状であっても、ドット状であっても、間欠線状であっても構わない。いずれの場合も、吸収構造体4を連続的に通過する窪み(即ち「溝、条溝」)を形成し、体の曲面に大きく沿う為の可撓軸となる。
縦条溝81のパターンは、間欠線状又はドット状が柔軟性の点で好ましい。
また、縦条溝81は、図1に示した配置の他、後に示す第2実施形態のナプキン1B(図5参照)の様に、ブロック状吸収部41の一部を通過するようになされ、縦条溝81に吸収要素を含んでいてもよい。この場合、縦条溝81は、第2実施形態のナプキン1B(図5参照)の様に、幅方向(X方向)の内側に凸の一対の曲線状パターンである事が、フィット性の観点から好ましく、また縦条溝81のやわらかさとフィット性の観点から、ブロック状吸収部41を踏んでいる部分の長さが、条溝全体の長さの80%以内であることが好ましく、60%以内であることが更に好ましい。
長手方向(Y方向)に直線状に延びる、一方の縦条溝81(部分条溝部810)と他方の縦条溝81(部分条溝部810)との間には、吸収部列41fが3〜8列配されていることが好ましく、図1に示すように、ナプキン1Aにおいては5列の吸収部列41fが配されている。
ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の長さL0(図5参照)は、160〜400mmであることが好ましく、ナプキン1Aの幅方向(X方向)の長さW0(図5参照)は、45〜100mmであることが好ましい。尚、長手方向(Y方向)の長さとは、ナプキン1Aの最も長い位置での長さであり、幅方向(X方向)の長さは、ナプキン1Aの最も短い位置での長さである。
ナプキン1Aの縦条溝81(部分条溝部810)の長手方向(Y方向)の長さL7(図1参照)は、70mm以上であることが好ましく、80〜250mmであることが更に好ましい。
ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の長さL0に対する縦条溝81(部分条溝部810)の長手方向(Y方向)の長さL7の割合(L7×100/L0)は、35〜80%であることが好ましく、40〜65%であることが更に好ましい。
ナプキン1Aの一対の縦条溝81,81(部分条溝部810,810)どうしの間の間隔W6(図2参照)は、20〜45mmであることが好ましく、25〜40mmであることが更に好ましい。
ナプキン1Aの縦条溝81(部分条溝部810)は、表面シート2側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよく、裏面シート3側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよいが、ナプキン1Aにおいては、図2に示すように、表面シート2側から圧縮して形成されている。
ナプキン1Aは、下着に取り付ける際の本体粘着部6を備えている。本体粘着部6は、図2に示すように、ナプキン1Aの長手方向(Y方向)の両側部5s,5sそれぞれに位置する側方吸収部43に対応する位置に形成されている。詳述すると、本体粘着部6は、ナプキン1Aにおいては、図2に示すように、一対の縦条溝81,81(部分条溝部810,810)よりも幅方向(X方向)の外方に位置する裏面シート3の肌対向面側に配されている側方吸収部43に対応して、裏面シート3の非肌対向面に直線状に一対形成されている。このように本体粘着部6は、ナプキン1Aにおいては、一対で直線状に形成されているが、一対の縦条溝81,81(部分条溝部810,810)それぞれよりも外方に位置するように、ナプキン1Aの周縁部に沿って楕円状に形成されていてもよい。
本体粘着部6としては、生理用ナプキンなどの吸収性物品に用いられる各種公知の粘着剤を用いることができるが、薄膜状に形成できる観点から、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)ブロックコポリマー系のホットメルト接着剤を用いることが好ましい。本体粘着部6の塗工量は、20〜55g/m2であることが好ましい。
上述した本発明の吸収性物品の第1実施形態である生理用ナプキン1A(以下、「ナプキン1A」ともいう。)を使用した際の作用効果について説明する。
ナプキン1Aは、図1,図2に示すように、表面シート2と裏面シート3との間に、個々に独立した多数のブロック状吸収部41を有する吸収構造体4を具備し、両側部5s,5sそれぞれに圧縮して形成される縦条溝81を具備している。多数のブロック状吸収部41は、一対の縦条溝81,8どうしの間で且つ***部領域Aに配されており、長手方向(Y方向)に間欠的に配されて、幅方向(X方向)には多数の吸収部列41fを形成している。一対の縦条溝81,81それぞれは、少なくとも表面シート2と裏面シート3とを一体化してなる直線状に延びる部分条溝部810を有している。そのため、ナプキン1Aを下着に取り付けて着用すると、図3,図4に示すように、一対の縦条溝81,81それぞれが可撓軸として作用し、一対の縦条溝81,81どうしの間の領域が、着用者の液排出部(膣口等)側に盛り上がり易い。また、一対の縦条溝81,81どうしの間の領域は、図4に示すように、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f,41fどうしの間それぞれが可撓軸として作用し、着用者の体型に合うように着用者の液排出部(膣口等)側に円弧状に湾曲し易く、着用時のフィット性が良い。
また、ナプキン1Aは、図1,図2に示すように、吸収構造体4が基板シート42を有しており、多数のブロック状吸収部41が基板シート42の肌対向面上に固定されている。その為、幅方向(X方向)断面で見た場合、図4に示すように、基板シート42を起点としてブロック状吸収部41が着用者の液排出部側に円弧状に湾曲しやすい。
また、ナプキン1Aにおいては、表面シート2、裏面シート3、及び基板シート42それぞれがあらゆる方向に伸縮性を有するシートを用いて形成されているので、ナプキン1Aを取り付けた下着を着用すると、ナプキン1Aが着用中に伸縮を繰り返すことによって、図3,図4に示すように、着用者の体型に合うように着用者の液排出部(膣口等)側に円弧状に更に湾曲し易く、着用時のフィット性が更に良い。
また、ナプキン1Aは、図2に示すように、本体粘着部6が一対の縦条溝81の部分条溝部810よりも外方に一対形成されているので、本体粘着部6を介してナプキン1Aを下着に取り付けると、図4に示すように、一対の縦条溝81,81それぞれが可撓軸として更に作用し易い。
次に、本発明の吸収性物品の第2実施形態である生理用ナプキン1B(以下、ナプキン1Bともいう)について、図5〜図8に基づいて説明する。
ナプキン1Bについては、第1実施形態のナプキン1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、ナプキン1Aと同様であり、ナプキン1Aの説明が適宜適用される。
ナプキン1Bの吸収構造体4は、図5,図6,図7に示すように、個々に独立した多数のブロック状吸収部41を有しており、多数のブロック状吸収部41と裏面シート3との間に配される基板シート42も有している。ナプキン1Bの吸収構造体4は、一対の縦条溝81,81どうしの間の***部領域Aのみならず、一対の縦条溝81,81より外方にも、多数のブロック状吸収部41を有している。多数のブロック状吸収部41それぞれは、基板シート42上に固定されている。このようにナプキン1Bにおいては、吸収構造体4は、図6,図7に示すように、多数のブロック状吸収部41それぞれを基板シート42上に固定して形成されている。
ナプキン1Bにおいては、一対の縦条溝81,81どうしの間の各ブロック状吸収部41の長手方向(Y方向)の長さL1(図5参照)、幅方向(X方向)の長さW1(図5参照)、及び高さは、それぞれ、一対の縦条溝81,81よりも外方の各ブロック状吸収部41の長さL1、幅W1及び高さと略同じである。尚、各寸法の好ましい範囲は、ナプキン1Aのブロック状吸収部41の長さL1、幅W1及び高さと同じ範囲である。
ナプキン1Bにおいても、多数のブロック状吸収部41は、図5に示すように、長手方向(Y方向)に間欠的に配されて幅方向(X方向)に多数の吸収部列41fを形成している。
ナプキン1Bにおいては、図5に示すように、隣り合う別の吸収部列41fを形成する幅方向(X方向)に隣り合うエンボス部41,41同士が、幅方向(X方向)から見て重なっており、吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41と、隣り合う別の吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41とが半ピッチずつズレて規則的なパターンで配されている。多数のブロック状吸収部41の配置パターンは、前記パターンに限られず、例えば、吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41と、隣り合う別の吸収部列41fを形成する多数のブロック状吸収部41がズレてない規則的なパターンで配されていてもよく、ランダムなパターンで配されていてもよい。
ナプキン1Bの吸収構造体4を構成する基板シート42の肌対向面には、図5〜図7に示すように、全ての多数のブロック状吸収部41が固定されている。ナプキン1Bの基板シート42は、図5に示すように、表面シート2及び裏面シート3と同様に、本体部5の***部領域A、前方領域B及び後方領域Cそれぞれにおいて、本体部5の輪郭と一致する輪郭を有している。従って、ナプキン1Bにおいては、周縁シール部7は、表面シート2、裏面シート3及び基板シート42それぞれにおける、吸収構造体4の有する多数のブロック状吸収部41の中で最も外方に位置する各ブロック状吸収部41から延出した部分を熱エンボス加工によって接合して形成されている。
一対の縦条溝81,81それぞれは、少なくとも表面シート2と裏面シート3とを一体化してなる部分条溝部810を有し、部分条溝部810は長手方向(Y方向)に直線状に延びている。以下、具体的に説明すると、ナプキン1Bの縦条溝81は、図5,図6に示すように、本体部5の長手方向(Y方向)の両側部5s,5sそれぞれに長手方向(Y方向)に延びて形成されており、図5に示すように、中心線CLに向かって凸の曲線状に形成されている。一方の縦条溝81の曲線状の頂点と他方の縦条溝81の曲線状の頂点との間には、吸収部列41fが3〜7列配されていることが好ましく、図5に示すように、ナプキン1Bにおいては5列の吸収部列41fが配されている。
縦条溝81の長手方向(Y方向)の長さL2(図5参照)は、70mm以上であることが好ましく、80〜250mmであることが更に好ましい。尚、長手方向(Y方向)の長さとは、縦条溝81の最も長い位置での長さである。
ナプキン1Bの長手方向(Y方向)の長さL0に対する縦条溝81の長手方向(Y方向)の長さL2の割合(L2×100/L0)は、35〜80%であることが好ましく、40〜65%であることが更に好ましい。
一対の縦条溝81,81の頂点どうしの間の間隔W2(図6参照)は、20〜45mmであることが好ましく、25〜40mmであることが更に好ましい。
縦条溝81は、図5,図6に示すように、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f,41fどうしの間に配される部分条溝部810を有している。詳述すると、ナプキン1Bの縦条溝81は、図5に示すように、曲線状に形成されているが、この曲線状の頂部には、一の吸収部列41fを形成するブロック状吸収部41と、その吸収部列41fに隣り合う吸収部列41fを形成するブロック状吸収部41との間に、中心線CLに沿って長手方向(Y方向)に直線状に延びる部分条溝部810が形成されている。ここで、「直線状」とは、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f同士の間で長手方向(Y方向)に延びる直線のみならず、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41f同士の間で長手方向(Y方向)に延びていれば若干曲がる曲線であってもよい。尚、幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41fのブロック状吸収部41同士の間隔は、0.5〜5mmであることが好ましい。ナプキン1Bにおいては、吸収構造体4が基板シート42を有している為、ナプキン1Bの部分条溝部810は、図6に示すように、表面シート2、基板シート42及び裏面シート3を一体化してなる。
部分条溝部810の長手方向(Y方向)の長さL3(図5参照)は、25〜45mmであることが好ましい。尚、部分条溝部810の長手方向(Y方向)の長さとは、部分条溝部810の長手方向(Y方向)の一端が吸収部列41fのブロック状吸収部41に接する位置と、該吸収部列41fに幅方向(X方向)に隣り合う吸収部列41fのブロック状吸収部41に部分条溝部810の他端が接する位置との間隔である。
縦条溝81の長手方向(Y方向)の長さL2に対する部分条溝部810の長手方向(Y方向)の長さL3の割合(L3×100/L2)は、20%以上であることが好ましく、30〜70%であることが更に好ましい。
縦条溝81は内側に凸の一対の曲線状パターンである事が、フィット性の観点から好ましく、また条溝部のやわらかさとフィット性の観点から、ブロック状吸収部41を踏んでいる部分の長さが、縦条溝81全体の長さL2の80%以内であることが好ましく、60%以内であることが更に好ましい。
縦条溝81は、表面シート2側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよく、裏面シート3側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよいが、ナプキン1Bにおいては、図6に示すように、表面シート2側から圧縮して形成されている。
ナプキン1Bは、図5,図7に示すように、長手方向(Y方向)の前方領域B及び後方領域Cそれぞれに幅方向(X方向)に延びて形成された一対の横条溝82,82を有しており、一対の横条溝82,82どうしの間に、ブロック状吸収部41が多数配されている。ナプキン1Bの一方の横条溝82は、図5,図7に示すように、本体部5の長手方向(Y方向)の前方領域Bに幅方向(X方向)に一直線状に延び、両側部5s,5s間に亘って形成されており、他方の横条溝82も、本体部5の後方領域Cに、一方の横条溝82と同様に、幅方向(X方向)に一直線状に延び、両側部5s,5s間に亘って形成されている。ナプキン1においては、図5に示すように、一対の縦条溝81,81と一対の横条溝82,82とで囲まれた領域に、ブロック状吸収部41が多数配されている。ナプキン1の横条溝82は、図5,図7に示すように、一の吸収部列41fを形成するY方向に隣り合うブロック状吸収部41,41どうしの間、及び一の吸収部列41fと幅方向(X方向)に一つ飛ばしで隣り合う吸収部列41fを形成するY方向に隣り合うブロック状吸収部41,41どうしの間を通るように配されている。
横条溝82の幅方向(X方向)の長さW3(図5参照)は、25mm以上であることが好ましく、30mm〜70mmであることが更に好ましい。尚、幅方向(X方向)の長さとは、横条溝82の最も長い位置での長さである。
一対の横条溝82,82は、ナプキンの三つ折り線に一致して配されていることが好ましいが、その他の好ましい形態として、一対の横条溝82,82どうしの間の間隔L4(図7参照)が、60〜140mmであることが好ましく、65〜120mmであることが更に好ましい。
横条溝82は、表面シート2側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよく、裏面シート3側からエンボス加工を施すことによって圧縮形成してもよいが、ナプキン1においては、図7に示すように、裏面シート3側から圧縮して形成されている。
縦条溝81及び横条溝82を形成する際の圧縮強度に関しては、縦条溝81の圧縮強度と横条溝82の圧縮強度とが同じであってもよいが、着用時に、より曲げたい方の条溝の圧縮強度を高めることが好ましく、ナプキン1Bにおいては、縦条溝81の圧縮強度の方が横条溝82の圧縮強度よりも高い。このような圧縮強度の差は、条溝の幅(強度を高めたい方をより広幅にする)、条溝パターン(強度を高めたい方の圧縮部(ローラー凸部)比率を高める)の他、エンボス条件でも制御可能である。例えば、エンボス温度(強度を高めたい方を高温に設定する)による制御の他、凸部を周面に有するローラーとフラットローラーとを用いて形成する場合には、縦条溝81の形状に対応する形状の凸部とフラットローラーとの間隔を、横条溝82の形状に対応する形状の凸部とフラットローラーとの間隔よりも狭くすることにより差を付けることができる。
ナプキン1Bの本体粘着部6は、図6に示すように、ナプキン1Bの長手方向(Y方向)の両側部5s,5sそれぞれに位置する吸収部列41fに対応する位置に形成されている。詳述すると、本体粘着部6は、ナプキン1Bにおいては、図6に示すように、一対の縦条溝81の部分条溝部810よりも外方に位置する裏面シート3の肌対向面に配されている吸収部列41fに対応して、裏面シート3の非肌対向面に直線状に一対形成されている。このように本体粘着部6は、ナプキン1Bにおいては、一対で直線状に形成されているが、一対の縦条溝81,81及び一対の横条溝82,82それぞれよりも外方に位置するように、ナプキン1Bの周縁部に沿って形成されていてもよい。
第2実施形態の生理用ナプキン1Bの形成材料について説明する。ナプキン1Bについては、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの形成材料と同様である。
上述した本発明の吸収性物品の第2実施形態である生理用ナプキン1B(以下、「ナプキン1B」ともいう。)を使用した際の作用効果について説明する。
ナプキン1Bの効果については、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの効果と同様であり、第1実施形態の生理用ナプキン1Aの効果の説明が適宜適用される。
ナプキン1Bは、図5に示すように、一対の縦条溝81,81それぞれが長手方向(Y方向)に直線状に延びる部分条溝部810を有しているので、特に、一対の部分条溝部810,810の間の着用者の液排出部(膣口等)に対応する部位を、図8に示すように、着用者の体型に合うように湾曲させ易く、着用時のフィット性が良い。
また、ナプキン1Bは、図5,図7に示すように、長手方向の前方領域B及び後方領域Cそれぞれに幅方向に延びて形成された一対の横条溝82,82を有しているので、一対の横条溝82,82それぞれが可撓軸として作用し、一対の横条溝82,82それぞれの外方領域が、図8に示すように、着用者の体型に合うように折れ曲がり易く、着用時のフィット性が更に良い。特に、図8に示すように、ナプキン1Bにおいては、一対の縦条溝81,81それぞれが表面シート2側から吸収構造体4を圧縮して形成されているので、一対の縦条溝81,81どうしの間の領域が、着用者の液排出部(膣口等)側に更に盛り上がり易く、一対の横条溝82,82それぞれが裏面シート3側から吸収構造体4を圧縮して形成されているので、一対の横条溝82,82それぞれの外方領域が、着用者の体型に合うように更に折れ曲がり易く、着用時のフィット性が更に良い。
さらに、中央領域である***部領域Aに配されたブロック状吸収部41は、液***に伴って濡れると裏面シート3又は基板シート42との固定が外れやすく、股間部との隙間を埋めるように再配置しやすい、即ち、最も濡れている***ポイントを中心に山型に盛り上がった形態に集まりやすい。この時、一対の縦条溝81,81及び一対の横条溝82,82は、何れも濡れても外れない安定した接着状態であるため、固定の外れたブロック状吸収部41がこの外側に移動してしまって、中央部の吸収性を損なう事態を規制することができる。
本発明の吸収性物品は、上述の第1,第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述の第1,第2実施形態の生理用ナプキン1A,1Bにおいては、吸収構造体4は、図2,図6,図7に示すように、多数のブロック状吸収部41それぞれを基板シート42上に固定して形成されているが、本発明の吸収性物品においては、基板シート42はなくてもよい。基板シート42が無い場合には、多数のブロック状吸収部41からなる吸収構造体4が表面シート2と裏面シート3との間に配されていれば、多数のブロック状吸収部41が裏面シート3に固定されていてもいなくてもよい。
また、製品中央領域である***部領域Aにおいて、ブロック状吸収部41の上部に、中高吸収体を配しても、下部のブロックによって好ましい変形誘導が可能であるため好適に使用可能である。該中高吸収体は、一対の縦条溝81,81の間に配されているのが好ましく、坪量200〜450の綿状パルプ又は該パルプに吸水ポリマーを適宜配合した吸収体であることが好ましい。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外にも、例えば、失禁者用パッド、パンティーライナー等に好適に用いることができる。
1A,1B 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
21 凸部
22 凹部
3 裏面シート
4 吸収構造体
41ブロック状吸収部
41f 吸収部列
42 基板シート
43 側方吸収部
44 側方前方吸収部
45 側方後方吸収部
5 本体部
5s 長手方向(Y方向)の側部
6 本体粘着部
7 周縁シール部
8 条溝
81 縦条溝
810 部分条溝部
82 横条溝
A ***部領域
B 前方領域
C 後方領域

Claims (4)

  1. 液透過性の表面シートと、裏面シートと、これらシート間に配された吸収構造体とを備えた縦長の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の長手方向の両側部には、前記表面シート側から圧縮して形成される一対の縦条溝を備え、
    前記吸収構造体は、少なくとも一対の前記縦条溝どうしの間で且つ少なくとも***部領域に、肌対向面側から平面視して、多数のブロック状吸収部を有し、
    多数の前記ブロック状吸収部は、長手方向に間欠的に配されて、幅方向には多数の吸収部列を形成しており、
    多数の前記ブロック状吸収部それぞれは、繊維材料と高吸収性ポリマーとを有しており、
    一対の前記縦条溝それぞれは、少なくとも前記表面シートと前記裏面シートとを一体化してなる部分条溝部を有し、該部分条溝部は長手方向に直線状に延びており、
    前記吸収構造体は、一対の前記縦条溝それぞれよりも幅方向外方に、前記***部領域に亘る縦長の側方吸収部を有しており、
    各前記側方吸収部は、一体的な構造体であり、該側方吸収部の密度が前記ブロック状吸収部の密度よりも高い吸収性物品。
  2. 前記吸収構造体は、多数の前記ブロック状吸収部と前記裏面シートとの間に配される基板シートを有し、多数の該ブロック状吸収部それぞれは、該基板シート上に固定されており、
    前記部分条溝部は、前記表面シート、前記基板シート及び前記裏面シートを一体化してなる請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記吸収性物品は、長手方向の前方領域及び後方領域それぞれに幅方向に延びて形成された一対の横条溝を有しており、一対の該横条溝どうしの間に、前記ブロック状吸収部が多数配されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 一対の前記横条溝それぞれは、前記裏面シート側から圧縮して形成されている請求項3に記載の吸収性物品。
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