JP2012095443A - 自動車 - Google Patents

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JP2012095443A JP2010240280A JP2010240280A JP2012095443A JP 2012095443 A JP2012095443 A JP 2012095443A JP 2010240280 A JP2010240280 A JP 2010240280A JP 2010240280 A JP2010240280 A JP 2010240280A JP 2012095443 A JP2012095443 A JP 2012095443A
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Abstract

【課題】二次電池が接続された電池電圧系と電動機を駆動するインバータが接続された駆動電圧系とに接続された昇圧コンバータを備えるものにおいて、シフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更されたときに電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が駆動電圧系の最大許容電圧より高いときに、より適正に対処する。
【解決手段】走行中にシフトポジションがNポジションにシフト変更されたときにおいて、モータの回転に伴って発生する逆起電圧Vbeが高電圧系電力ラインの最大許容電圧VHmaxより高いときには(S120)、インバータについてはモータからトルクが出力されないよう(モータにd軸電流が流れるよう)制御するゼロトルク制御を実行し(S180)、昇圧コンバータについては高電圧系電力ラインの電圧VHが保持されるよう制御する電圧保持制御を実行する(S190)。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に関し、詳しくは、車軸に動力を入出力可能で回転に伴って逆起電圧を発生する電動機と、複数のスイッチング素子のスイッチングによって電動機を駆動するインバータと、二次電池と、二次電池が接続された電池電圧系とインバータが接続された駆動電圧系とに接続されて駆動電圧系の電圧を電池電圧系の電圧以上かつ最大許容電圧以下の範囲内で調節すると共に電池電圧系と駆動電圧系との間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータと、を備える自動車に関する。
従来、車両用駆動制御装置として、永久磁石電動機と、電源系統から受電して直流電圧を得るコンバータと、コンバータの出力に接続されたコンデンサと、コンデンサの直流電圧を交流電圧に変換して永久磁石電動機に供給するインバータと、を備え、加速時には、周知の弱め界磁制御によって永久磁石電動機を駆動すると共にコンデンサの電圧が永久磁石電動機の回転に伴って発生する電圧Vm1より高くなるようコンバータを制御し、加速から惰行に移行する指令が発令されると、コンデンサの電圧が弱め界磁制御を止めたときに永久磁石電動機の回転に伴って発生する電圧Vm2より高くなるようコンバータを制御し、コンデンサの電圧が電圧Vm2より高くなった後にインバータをオフとする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、こうした制御により、弱め界磁制御を止めても永久磁石電動機からコンデンサにエネルギが流れないようにし、惰行運転を安定して行なえるようにしている。
特開2009−207275号公報
上述の装置を自動車に搭載する場合、高速走行中にシフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更されたときに、永久磁石電動機の回転に伴って発生する電圧がコンデンサの耐圧よりも高いことがある。その場合、コンバータによってコンデンサの電圧を耐圧まで上昇させたとしても、インバータをオフとすると、コンデンサにエネルギが流れてしまうため、より適正に対処することが要求される。
本発明の自動車は、二次電池が接続された電池電圧系と電動機を駆動するインバータが接続された駆動電圧系とに接続された昇圧コンバータを備えるものにおいて、シフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更されたときに電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が駆動電圧系の最大許容電圧より高いときに、より適正に対処することを主目的とする。
本発明の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の自動車は、
車軸に動力を入出力可能で回転に伴って逆起電圧を発生する電動機と、複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記電動機を駆動するインバータと、二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系と前記インバータが接続された駆動電圧系とに接続されて前記駆動電圧系の電圧を前記電池電圧系の電圧以上かつ最大許容電圧以下の範囲内で調節すると共に前記電池電圧系と前記駆動電圧系との間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータと、を備える自動車であって、
走行中にシフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更された所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記最大許容電圧より高いときには、前記インバータについては前記複数のスッチング素子のスイッチングによって前記電動機から動力が入出力されないよう制御する動力制限制御を実行し、前記昇圧コンバータについては前記駆動電圧系の電圧が保持されるよう制御する電圧保持制御を実行する制御手段、
を備えることを要旨とする。
この本発明の自動車では、走行中にシフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更された所定シフト変更時において、電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が最大許容電圧より高いときには、インバータについては複数のスッチング素子のスイッチングによって電動機から動力が入出力されないよう制御する動力制限制御を実行し、昇圧コンバータについては駆動電圧系の電圧が保持されるよう制御する電圧保持制御を実行する。これにより、逆起電圧に基づく電流が駆動電圧系に流れるのを抑制することができると共に、駆動電圧系の電圧を最大許容電圧まで上昇させるものに比して昇圧コンバータでの損失の増加を抑制することができる。
こうした本発明の自動車において、前記制御手段は、前記所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記駆動電圧系の電圧以下のときには、前記インバータについてはゲート遮断されるよう制御すると共に前記昇圧コンバータについては前記電圧保持制御を実行する手段である、ものとすることもできる。
また、本発明の自動車において、前記制御手段は、前記所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記駆動電圧系の電圧より高く且つ前記最大許容電圧以下のときには、前記インバータについては前記動力制限制御を実行すると共に前記昇圧コンバータについては前記駆動電圧系の電圧が前記逆起電圧以上になるよう制御する電圧上昇制御を実行し、前記駆動電圧系の電圧が前記逆起電圧以上になった後、前記インバータについてはゲート遮断されるよう制御すると共に前記昇圧コンバータについては前記電圧保持制御を実行する手段である、ものとすることもできる。
本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。 モータ32やインバータ34を中心とした電機駆動系の構成図である。 電子制御ユニット50により実行される走行中Nポジション時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電気自動車20は、図示するように、例えば同期発電電動機として構成されて駆動輪26a,26bにデファレンシャルギヤ24を介して接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、モータ32を駆動するためのインバータ34と、例えばリチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ26と、インバータ34が接続された電力ライン(以下、高電圧系電力ラインという)42とバッテリ36が接続された電力ライン(以下、電池電圧系電力ラインという)44とに接続されて高電圧系電力ライン42の電圧VHを電池電圧系電力ライン44の電圧VL以上かつ最大許容電圧VHmax以下の範囲内で調節すると共に高電圧系電力ライン42と電池電圧系電力ライン44との間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータ40と、車両全体をコントロールする電子制御ユニット50と、を備える。ここで、最大許容電圧VHmaxは、後述のコンデンサ46の耐圧以下の電圧として予め定められたものを用いることができる。
モータ32は、永久磁石が埋め込まれたロータと三相コイルが巻回されたステータとを備える周知の同期発電電動機として構成されており、回転に伴って逆起電圧を発生する。インバータ34は、図2のモータ32やインバータ34を中心とした電機駆動系の構成図に示すように、6つのスイッチング素子としてのトランジスタT11〜T16と、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続された6つのダイオードD11〜D16と、により構成されている。トランジスタT11〜T16は、高電圧系電力ライン42の正極母線と負極母線とに対してソース側とシンク側となるよう2個ずつペアで配置されており、対となるトランジスタ同士の接続点の各々にモータ32の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用している状態でトランジスタT11〜T16のオン時間の割合を制御することにより、三相コイルに回転磁界を形成でき、モータ32を回転駆動することができる。高電圧系電力ライン42の正極母線と負極母線とには平滑用のコンデンサ46が接続されている。
昇圧コンバータ40は、図2に示すように、2つのトランジスタT21,T22とトランジスタT21,T22に逆方向に並列接続された2つのダイオードD31,D32とリアクトルLとからなる昇圧コンバータとして構成されている。2つのトランジスタT21,T22は、それぞれ高電圧系電力ライン42の正極母線と高電圧系電力ライン42および電池電圧系電力ライン44の負極母線とに接続されており、その接続点にリアクトルLが接続されている。また、リアクトルLと高電圧系電力ライン42および電池電圧系電力ライン44の負極母線とにはそれぞれバッテリ36の正極端子と負極端子とが接続されている。したがって、トランジスタT21,T22をオンオフ制御することにより、電池電圧系電力ライン44の電力を昇圧して高電圧系電力ライン42に供給したり、高電圧系電力ライン42の電力を降圧して電池電圧系電力ライン44に供給したりすることができる。リアクトルLと高電圧系電力ライン42および電池電圧系電力ライン44の負極母線とには平滑用のコンデンサ48が接続されている。
電子制御ユニット50は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM54と、データを一時的に記憶するRAM56と、図示しない入出力ポートと、を備える。電子制御ユニット50には、モータ32のロータの回転位置を検出する回転位置検出センサ32aからのモータ32のロータの回転位置や、モータ32とインバータ34との接続ライン(電力ライン)に取り付けられた図示しない電流センサからの相電流,バッテリ36の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ36の出力端子に接続された電力ラインに取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ36に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度,コンデンサ46の端子間に取り付けられた電圧センサ46aからのコンデンサ46の電圧(高電圧系電力ライン42の電圧)VHやコンデンサ48の端子間に取り付けられた電圧センサ48aからのコンデンサ48の電圧(電池電圧系電力ライン44の電圧)VL,イグニッションスイッチ60からのイグニッション信号,シフトレバー61の操作位置を検出するシフトポジションセンサ62からのシフトポジションSP,アクセルペダル63の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル65の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ66からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ68からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。電子制御ユニット50からは、インバータ34のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号や昇圧コンバータ40のトランジスタT31,T32へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。なお、電子制御ユニット50は、回転位置検出センサ32aからのモータ32のロータの回転位置に基づいてモータ32の回転数Nmも演算している。また、実施例の電気自動車20では、シフトポジションセンサ62により検出するシフトポジションSPとしては、駐車ポジション(Pポジション)やニュートラルポジション(Nポジション),ドライブポジション(Dポジション),リバースポジション(Rポジション)などがある。
こうして構成された実施例の電気自動車20では、アクセルペダルポジションセンサ64からのアクセル開度Accと車速センサ68からの車速Vとに応じて駆動軸22に出力すべき要求トルクTr*を設定し、設定した要求トルクTr*をモータ32から出力すべきトルク指令Tm*として設定し、設定したトルク指令Tm*と回転数Nmとからなる動作点でモータ32を駆動するのに必要な電圧を高電圧系電力ライン42の目標電圧VH*として設定し、設定したトルク指令Tm*でモータ32が駆動されるようインバータ34のトランジスタT11〜T16をスイッチング制御すると共に高電圧系電力ライン42の電圧VHが目標電圧VH*となるよう昇圧コンバータ40のトランジスタT21,T22をスイッチング制御する。
次に、こうして構成された実施例の電気自動車20の動作、特に、走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときの動作について説明する。図3は、実施例の電子制御ユニット50により実行される走行中Nポジション時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、走行中でシフトポジションSPがNポジションのときに所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
走行中Nポジション時制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット50のCPU52は、電圧センサ46aからの高電圧系電力ライン42の電圧VHや、モータ32の回転数Nmを入力すると共に(ステップS100)、入力したモータ32の回転数Nmに基づいてモータ32の回転に伴って発生する逆起電圧Vbeを推定する(ステップS110)。ここで、モータ32の回転数Nm2は、図示しない回転数演算ルーチンにより、回転位置検出センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置に基づいて演算されたものを入力するものとした。また、逆起電圧Vbeは、モータ32の回転数Nmと逆起電圧Vbとの関係を予め実験や解析などによって定めて逆起電圧推定用マップとしてROM54に記憶しておき、モータ32の回転数Nmが与えられると記憶したマップから対応する逆起電圧Vbeを導出して推定するものとした。
続いて、逆起電圧Vbeを高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxと比較し(ステップS120)、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmax以下のときには、逆起電圧Vbeを高電圧系電力ライン42の電圧VHと比較し(ステップS130)、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VH以下のときには、インバータ34についてはトランジスタT11〜T16のゲート遮断を実行し(ステップS140)、昇圧コンバータ40については高電圧系電力ライン42の電圧VHが保持されるようトランジスタT21,T22を制御する電圧保持制御を実行して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VH以下のときには、インバータ34についてはゲート遮断を実行し昇圧コンバータ40については電圧保持制御を実行することにより、インバータ34での損失を低減することができると共に、高電圧系電力ライン42の電圧VHが逆起電圧Vbe未満に低下するのを抑制することができる。
ステップS130で逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VHより高いときには、インバータ34についてはモータ32からトルクが出力されないよう(モータ32にd軸電流が流れるよう)トランジスタT11〜T16を制御するゼロトルク制御を実行し(ステップS160)、昇圧コンバータ40については高電圧系電力ライン42の電圧VHが逆起電圧Vbe以上に上昇するようトランジスタT21,T22を制御する電圧上昇制御を実行して(ステップS170)、本ルーチンを終了する。走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VHより高く最大許容電圧VHmax以下のときには、インバータ34についてはゼロトルク制御を実行することにより、逆起電圧Vbeに基づく電流が高電圧系電力ライン42に流れるのを抑制することができる。そして、昇圧コンバータ40についての電圧上昇制御の実行によって高電圧系電力ライン42の電圧VHが逆起電圧Vbe以上に上昇すると、ステップS130で逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VH以下であると判定され、インバータ34についてはトランジスタT11〜T16のゲート遮断を実行し(ステップS140)、昇圧コンバータ40については電圧保持制御を実行して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。
ステップS120で逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxより高いときには、インバータ34についてはゼロトルク制御を実行し(ステップS180)、昇圧コンバータ40については電圧保持制御を実行して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxより高いときには、インバータ34についてはゼロトルク制御を実行し昇圧コンバータ40については電圧保持制御を実行することにより、逆起電圧Vbeに基づく電流が高電圧系電力ライン42に流れるのを抑制することができると共に、高電圧系電力ライン42の電圧VHを最大許容電圧VHmaxまで上昇させるものに比して昇圧コンバータ40での損失の増加を抑制することができる。
以上説明した実施例の電気自動車20によれば、走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、モータ32の回転に伴って発生する逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxより高いときには、インバータ34についてはモータ32からトルクが出力されないよう(モータ32にd軸電流が流れるよう)トランジスタT11〜T16を制御するゼロトルク制御を実行し、昇圧コンバータ40については高電圧系電力ライン42の電圧VHが保持されるようトランジスタT21,T22を制御する電圧保持制御を実行するから、逆起電圧Vbeに基づく電流が高電圧系電力ライン42に流れるのを抑制することができると共に、高電圧系電力ライン42の電圧VHを最大許容電圧VHmaxまで上昇させるものに比して昇圧コンバータ40での損失の増加を抑制することができる。
実施例の電気自動車20では、走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の電圧VHより高く最大許容電圧VHmax以下のときには、インバータ34についてはゼロトルク制御を実行すると共に昇圧コンバータ40については電圧上昇制御を実行し、高電圧系電力ライン42の電圧VHが逆起電圧Vbe以上に上昇した後にインバータ34についてはゲート遮断を実行すると共に昇圧コンバータ40については電圧保持制御を実行するものとしたが、昇圧コンバータ40について電圧上昇制御を実行しないもの、即ち、高電圧系電力ライン42の電圧VHを逆起電圧Vbe以上に上昇させないものとしてもよい。
実施例では、駆動輪26a,26bに接続された駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32とモータ32を駆動するためのインバータ34とを備える電気自動車20に適用するものしたが、車軸に動力を入出力可能で回転に伴って逆起電圧を発生する電動機と複数のスイッチング素子のスイッチングによって電動機を駆動するインバータとを備えるものであればよいから、例えば、図4の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、遊星歯車機構126を介して駆動軸22に接続されたエンジン122およびモータ124と、駆動軸22に動力を入出力可能なモータ32と、を備えるハイブリッド自動車120に適用するものとしてもよいし、図5の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、駆動軸22にモータ32を取り付けると共に、モータ32の回転軸にクラッチ229を介してエンジン122を接続する構成とし、エンジン122からの動力をモータ32の回転軸を介して駆動軸22に出力すると共にモータ32からの動力を駆動軸22に出力するハイブリッド自動車220に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ32が「電動機」に相当し、インバータ34が「インバータ」に相当し、バッテリ36が「二次電池」に相当し、昇圧コンバータ40が「昇圧コンバータ」に相当し、走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、モータ32の回転に伴って発生する逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxより高いときには、インバータ34についてはモータ32からトルクが出力されないよう(モータ32にd軸電流が流れるよう)トランジスタT11〜T16を制御するゼロトルク制御を実行し、昇圧コンバータ40については高電圧系電力ライン42の電圧VHが保持されるようトランジスタT21,T22を制御する電圧保持制御を実行する図3の走行中Nポジション時制御ルーチンを実行する電子制御ユニット50が「制御手段」に相当する。
ここで、「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータ32に限定されるものではなく、車軸に動力を入出力可能で回転に伴って逆起電圧を発生するものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。「インバータ」としては、インバータ34に限定されるものではなく、複数のスイッチング素子のスイッチングによって電動機を駆動するものであれば如何なるタイプのインバータであっても構わない。「二次電池」としては、リチウムイオン二次電池として構成されたバッテリ26に限定されるものではなく、ニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池,鉛蓄電池など、如何なるタイプの二次電池であっても構わない。「昇圧コンバータ」としては、昇圧コンバータ40に限定されるものではなく、二次電池が接続された電池電圧系とインバータが接続された駆動電圧系とに接続されて駆動電圧系の電圧を電池電圧系の電圧以上かつ最大許容電圧以下の範囲内で調節すると共に電池電圧系と駆動電圧系との間で電力のやりとりを行なうものであれば如何なるものとしても構わない。「制御手段」としては、走行中にシフトポジションSPがNポジションにシフト変更されたときにおいて、モータ32の回転に伴って発生する逆起電圧Vbeが高電圧系電力ライン42の最大許容電圧VHmaxより高いときには、インバータ34についてはモータ32からトルクが出力されないよう(モータ32にd軸電流が流れるよう)トランジスタT11〜T16を制御するゼロトルク制御を実行し、昇圧コンバータ40については高電圧系電力ライン42の電圧VHが保持されるようトランジスタT21,T22を制御する電圧保持制御を実行するものに限定されるものではなく、走行中にシフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更された所定シフト変更時において、電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が最大許容電圧より高いときには、インバータについては複数のスッチング素子のスイッチングによって電動機から動力が入出力されないよう制御する動力制限制御を実行し、昇圧コンバータについては駆動電圧系の電圧が保持されるよう制御する電圧保持制御を実行するものであれば如何なるものとしても構わない。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車の製造産業に利用可能である。
20 電気自動車、22 駆動軸、24 デファレンシャルギヤ、26 バッテリ、26a,26b 駆動輪、32 モータ、32a 回転位置検出センサ、34 インバータ、36 バッテリ、40 昇圧コンバータ、42 高電圧系電力ライン、44 電池電圧系電力ライン、46 コンデンサ、46a 電圧センサ、48 コンデンサ、48a 電圧センサ、50 電子制御ユニット、52 CPU、54 ROM、56 RAM、60 イグニッションスイッチ、61 シフトレバー、62 シフトポジションセンサ、63 アクセルペダル、64 アクセルペダルポジションセンサ、65 ブレーキペダル、66 ブレーキペダルポジションセンサ、68 車速センサ、120,220 ハイブリッド自動車、122 エンジン、124 モータ、126 遊星歯車機構、229 クラッチ、D11〜D16 ダイオード、L リアクトル、T11〜T16,T21,T22 トランジスタ。

Claims (3)

  1. 車軸に動力を入出力可能で回転に伴って逆起電圧を発生する電動機と、複数のスイッチング素子のスイッチングによって前記電動機を駆動するインバータと、二次電池と、前記二次電池が接続された電池電圧系と前記インバータが接続された駆動電圧系とに接続されて前記駆動電圧系の電圧を前記電池電圧系の電圧以上かつ最大許容電圧以下の範囲内で調節すると共に前記電池電圧系と前記駆動電圧系との間で電力のやりとりを行なう昇圧コンバータと、を備える自動車であって、
    走行中にシフトポジションがニュートラルポジションにシフト変更された所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記最大許容電圧より高いときには、前記インバータについては前記複数のスッチング素子のスイッチングによって前記電動機から動力が入出力されないよう制御する動力制限制御を実行し、前記昇圧コンバータについては前記駆動電圧系の電圧が保持されるよう制御する電圧保持制御を実行する制御手段、
    を備える自動車。
  2. 請求項1記載の自動車であって、
    前記制御手段は、前記所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記駆動電圧系の電圧以下のときには、前記インバータについてはゲート遮断されるよう制御すると共に前記昇圧コンバータについては前記電圧保持制御を実行する手段である、
    自動車。
  3. 請求項1または2記載の自動車であって、
    前記制御手段は、前記所定シフト変更時において、前記電動機の回転に伴って発生する逆起電圧が前記駆動電圧系の電圧より高く且つ前記最大許容電圧以下のときには、前記インバータについては前記動力制限制御を実行すると共に前記昇圧コンバータについては前記駆動電圧系の電圧が前記逆起電圧以上になるよう制御する電圧上昇制御を実行し、前記駆動電圧系の電圧が前記逆起電圧以上になった後、前記インバータについてはゲート遮断されるよう制御すると共に前記昇圧コンバータについては前記電圧保持制御を実行する手段である、
    自動車。
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