JP2013020332A - 表示入力装置 - Google Patents

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雄二 灘本
Norimitsu Sakai
紀光 酒井
Shinichi Sato
慎一 佐藤
Miyoshi Torii
美佳 鳥居
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Abstract

【課題】ユーザの指の可動範囲が制約されやすくても、操作領域における指の座標位置を表示領域の端部領域まで反映することが容易であり、操作精度も向上した表示入力装置を提供することを目的としている。
【解決手段】筐体110と、筐体110に配置され表示領域を有する表示パネルと、筐体110に配置され操作領域132を有する操作パネル130とを備え、操作領域132に接触させたユーザの指の移動方向と、表示領域に表示されたポインタの移動方向とを対応させており、操作領域132に対して斜め方向の第1方向にユーザの指を移動させた時、ポインタは表示パネルに対して表示領域を縦方向に移動し、操作領域132に対して斜め方向の第2方向にユーザの指を移動させた時、ポインタは表示パネルに対して表示領域を横方向に移動する構成である。
【選択図】図4B

Description

ここに開示された技術は、表示領域を有する表示パネルと、表示パネルの裏面側に配置され操作領域を有する操作パネルとを備えた表示入力装置に関する。
近年、携帯型のコンピュータや電子手帳等の携帯端末が普及している。このような携帯端末には、ユーザの利便性を考慮した様々な表示入力装置が配置されている。
以下、従来の表示入力装置について説明する。
従来の表示入力装置は、例えば、表示領域を有する表示パネルと、表示パネルの裏面側に配置され操作領域を有する操作パネルと、操作領域における座標位置を表示領域における座標位置に変換する変換部を備えている。
表示パネルの表示領域は、液晶等を用いた表示デバイスで形成されている。操作パネルの操作領域は、静電容量方式等を用いたタッチパッドデバイスで形成されている。このタッチパッドデバイスを用いることによって、ユーザが操作領域に指を接触させると静電容量の変化が検出されて、操作領域におけるユーザの指の座標位置を特定することができる。
変換部は、操作領域におけるユーザの指の座標位置を表示領域における座標位置に変換する。この結果、操作パネルの操作領域に接触させたユーザの指の位置が、表示パネルの表示領域に反映される。
このような表示入力装置を備えた携帯端末をユーザは片手または両手で保持して使用する。携帯端末を両手で保持する場合、ユーザは、表示パネル側にユーザの親指を配置し、操作パネル側にユーザの人差し指から小指までを配置して、携帯端末を保持する。
ユーザが、操作パネル側に配置した人差し指を操作領域に接触させると、操作領域における人差し指の座標位置が特定される。特定された操作領域における人差し指の座標位置は変換部によって表示領域における座標位置に変換される。そして、操作領域における人差し指の座標位置は、例えば、ポインタによって表示領域に反映され、ユーザが目視できる状態となる。このポインタは様々な形状や表示方法に基づいて表示可能である。
ユーザは、携帯端末を使用して実行したいアプリケーションソフトウェアを起動させる。このアプリケーションソフトウェアとしては、ゲームや音楽や映像や写真等の各種のコンテンツを起動させるソフトェアが該当する。
これらのアプリケーションソフトウェアを起動させたり、起動させたアプリケーションソフトウェアを制御したりするために、ユーザは操作領域に接触させた人差し指を移動させて、表示領域に反映されたポインタをアプリケーションソフトウェアに対する入力ツールとして用いる。
このような表示入力装置を用いた携帯端末としては、例えば、特許文献1〜5に開示されたものがある。
特許文献1にはデジタルフォトフレームが開示されている。タッチパネルに人差し指を接触させて、人差し指を上下左右に移動させたり、タップさせたりする操作によって、画像のスクロールや回転等を行わせるものである。
特許文献2には特定マークとしてポインタが表示される情報処理装置が開示されている。表示画面の裏面側に配置されたタブレットに指やペンを接触させて、ポインタを入力ツールとして用いるものである。
特許文献3には携帯端末を保持するユーザの持ち手をセンサによって判断する構成が開示されている。
特許文献4には携帯端末を保持するユーザの持ち手をタッチスクリーンに入力された斜線によって判断する構成が開示されている。
特許文献5にはタッチスクリーンを介した入力に基づいてユーザの持ち手を判断し、持ち手に合ったユーザインタフェースが開示されている。
特開2010−108071号公報 特開平11−39093号公報 特開2009−163278号公報 特開2002−318640号公報 特開2009−294725号公報
上記従来の携帯端末に配置された表示入力装置は、タッチパネル等の操作領域に接触させた指の座標位置を表示領域に表示されたポインタの座標位置に対応づける。そして、ユーザは、ポインタを入力ツールとして携帯端末のアプリケーションソフトェアを起動させたり制御したりする。ユーザが携帯端末を使用する際は、ユーザは携帯端末を保持しながら指を操作領域で移動させるので、指の可動範囲が制約されやすい。特に、ユーザが携帯端末を片手で保持し、その保持した側の手の指を操作領域で移動させる際は、指の可動範囲が大きく制約される。
また、ユーザの指を接触させる操作領域は表示領域の背面側にあるので、ユーザは指を目視できない。したがって、操作領域を操作する実際の指の動作とユーザが意図する指の動作に差分が生じることもある。
このように従来の携帯端末に配置された表示入力装置は、ユーザの指の可動範囲が制約され、操作領域における指の座標位置を表示領域の端部領域まで反映することが難しい場合がある。また、実際の指の動作がユーザの意図しない動作になることがあり、操作精度も悪い。
ここに開示された技術は、ユーザの指の可動範囲が制約されやすくても、操作領域における指の座標位置を表示領域の端部領域まで反映することが容易であり、操作精度も向上した表示入力装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためにここに開示された技術は、以下の構成を有する。
ここに開示された技術における表示入力装置は、筐体と、前記筐体に配置され表示領域を有する表示パネルと、前記筐体に配置され操作領域を有する操作パネルとを備え、前記操作領域に接触させたユーザの指の移動方向と、前記表示領域に表示されたポインタの移動方向とを対応させており、前記操作領域に対して斜め方向の第1方向に前記ユーザの指を移動させた時、前記ポインタは前記表示パネルに対して前記表示領域を縦方向に移動し、前記操作領域に対して斜め方向の第2方向に前記ユーザの指を移動させた時、前記ポインタは前記表示パネルに対して前記表示領域を横方向に移動する構成である。
ここに開示された技術によれば、操作領域に対して斜め方向の第1方向にユーザの指を移動させた時、ポインタは表示パネルに対して表示領域を縦方向に移動し、操作領域に対して斜め方向の第2方向にユーザの指を移動させた時、ポインタは表示パネルに対して表示領域を横方向に移動する。すなわち、ユーザの指を動かす第1方向と第2方向は、表示領域の縦方向または横方向でなくても、ポインタを表示領域の縦方向または横方向に移動させることができる。
操作領域に対してユーザが指を斜めに配置すると、指の曲げ伸ばしの方向が操作領域に対して斜め方向となる。この指の曲げ伸ばしの方向を第1方向とし、この第1方向と直交する方向を第2方向とすると、ユーザは片手で携帯端末を保持できるとともに、操作領域で無理なく指を移動させることができる。
この結果、ユーザの指の可動範囲は制約されにくくなる。すなわち、ユーザは操作領域で無理なく指を移動させることができので、操作領域における指の座標位置を表示領域の端部領域まで反映しやすくなる。また、ユーザは操作領域で無理なく指を移動させることができるので、操作精度も向上する。
一実施の形態における携帯端末の表示パネル側の斜視図 同携帯端末の操作パネル側の斜視図 同携帯端末の構成を示すブロック図 同携帯端末をユーザが片手で保持した表示パネル側を示す説明図 同携帯端末をユーザが片手で保持した操作パネル側を示す説明図 伸ばした指の可動範囲を示す図4Bの拡大背面図 伸ばした指の接触面積を示す図4Bの拡大背面図 折り曲げた指の可動範囲を示す図4Bの拡大背面図 折り曲げた指の接触面積を示す図4Bの拡大背面図 操作領域における指の配置と移動方向を示す説明図 指の移動方向と範囲との関係を示す説明図 指の移動方向と範囲との関係を示す説明図
以下、一実施の形態における携帯端末について図面を参照しながら説明する。
<1.携帯端末100の概略構成>
本実施の形態における携帯端末の概略構成について説明する。
携帯端末は、グラフィカルユーザインターフェース(以下、GUIという)を用いたものである。このGUIは、コンピュータグラフィックスとポインティングデバイスを用いた操作を提供する。
図1および図2において、携帯端末100は、筐体110と、この筐体110の正面側に配置された表示パネル120と、この表示パネル120の裏面側に配置された操作パネル130と、表示パネル120の下部に配置された複数の入力ボタン140を備えている。
表示パネル120は表示領域122を有し、この表示領域122は液晶等を用いた表示デバイスで形成されている。この表示領域122には、携帯端末100を使用して実行したいアプリケーションソフトウェアがコンピュータグラフィックスとして表示される。このアプリケーションソフトウェアとしては、ゲームや音楽や映像や写真等、携帯端末100で起動される様々なものが該当する。図1では、このアプリケーションソフトウェアに対応したアイコン124が表示領域122に表示されている。このアイコン124を介してアプリケーションソフトウェアを起動させる。
図2に示すように、操作パネル130は操作領域132を有し、この操作領域132は静電容量方式等を用いたタッチパッドデバイスで形成されている。このタッチパッドデバイスを用いることによって、ユーザが操作領域132に指を接触させると静電容量の変化が検出されて、操作領域132におけるユーザの指の座標位置を特定することができる。また、操作領域132に対するユーザの指の配置状態に基づいて、ユーザの指の可動範囲150が制約される。図2では、ユーザの指の可動範囲150において、ユーザの指の座標位置の例として、座標Aが表示されている。このタッチパッドデバイスは、ユーザの指の座標位置を特定するためのポインティングデバイスの一つであるが、ユーザの指の座標位置を特定できるものであれば、その他のポインティングデバイスを用いても良い。
図3に示すように、携帯端末100は、操作領域132における座標位置を表示領域122における座標位置に変換する変換部155を備えている。この変換部は、ユーザの指の操作領域132における操作座標位置と表示領域122の表示座標位置とを対応させて変換するものである。この結果、操作パネル130の操作領域132に接触させたユーザの指の位置が、表示パネル120の表示領域122に反映される。
このように、本実施の形態における携帯端末100では、表示パネル120と操作パネル130と変換部155によって表示入力装置160が構成されている。
<2.携帯端末100の使用>
ユーザが携帯端末100を使用する状態について説明する。
図4A、図4Bに示すように、このような表示入力装置160を備えた携帯端末100をユーザは片手で保持して使用する。図4A、図4Bに示すように、ユーザが携帯端末100を片手で保持した場合は、表示パネル120側にユーザの親指と中指と薬指と小指を配置し、操作パネル130側にユーザの人差し指を配置して、携帯端末100を保持する。
図4Bに示すように、ユーザが、操作パネル130側に配置した人差し指を操作領域132に接触させると、操作領域132における人差し指の座標位置が特定される。操作領域132における人差し指の座標位置は変換部155によって、表示パネル120の表示領域122における座標位置に変換される。そして、操作領域132における人差し指の座標位置は、図4Aに示すように、ポインタ126によって表示領域122に反映され、ユーザが目視できる状態となる。このポインタ126は様々な形状や表示形態に基づいて表示することができる。
ユーザは、携帯端末100を使用して実行したいアプリケーションソフトウェアを起動させる。これらのアプリケーションソフトウェアを起動させたり、起動させたアプリケーションソフトウェアを制御したりするために、ユーザは操作領域132に接触させた人差し指を移動させて、表示領域122に反映されたポインタ126をアプリケーションソフトウェアに対する入力ツールとして用いる。
具体的には、ポインタ126をアイコン124に対応させ、表示パネル120の下部に配置された複数の入力ボタン140を用いて、入力を決定すればよい。または、アイコン124上で、操作領域132における人差し指をタップしたり、操作領域132を指で押圧して接触圧を大きくしたりすればよい。入力の決定前後の区別ができる方法であれば、これらの方法以外の他の方法でもよい。
<3.携帯端末100を片手で保持したユーザの指の可動範囲150>
操作パネル130の操作領域132におけるユーザの指の可動範囲150について説明する。
図4A、図4Bに示すように、携帯端末100を使用する際、ユーザは片手で携帯端末100を保持し、ユーザの人差し指を操作パネル130の操作領域132に接触させる。このとき、携帯端末100を保持した手の人差し指の可動範囲150は制約される。この人差し指の可動範囲150は、人差し指を、折り曲げたり、伸ばしたり、ずらしたりすることが可能なある程度の範囲に制約されてしまう。
<3−1.携帯端末100を片手で保持したユーザの指の配置>
ユーザが携帯端末100を保持した際に想定される代表的な指の配置は、図5A、図6Aに示すものである。図5A、図6Aでは、人差し指を除いた4本の指で携帯端末100を握り締めるように保持し、人差し指を操作領域132において、第1方向や第2方向に移動させる。この持ち方は、携帯端末100が縦方向に長い形状をしている場合に多い。
<3−2.ユーザの指が伸ばされた状態>
まず、ユーザの指が伸ばされた状態で操作領域132に接触させた場合について説明する。図5Aに示すように、ユーザの指が伸ばされた状態で操作領域132に接触させた場合には、図5Bに示すように、操作領域132に対する指の接触面積は広く、その輪郭線170aは縦方向に長い楕円形に近くなる。接触面積が広いことから指が伸ばされていると判断できる。なお、ユーザの指が折り曲げられた状態で操作領域132に接触させた場合には、操作領域に132に対する指の接触面積は狭く、その輪郭線170bは横方向に長い楕円形に近くなる。
次に、縦方向における指の可動範囲150について説明する。指が伸ばされていることから、指の可動範囲150は、現在の接触点よりも上方には存在せず、指の可動範囲150は、図5A、図5Bの線分Cよりも下方となる。また、指が伸ばされた状態から折り曲げた状態にすると、指の可動範囲150は、折り曲げた指の接触点よりも下方には存在せず、指の可動範囲150は、図5A、図5Bの線分Dよりも上方となる。
次に、横方向における指の可動範囲150について説明する。横方向の可動範囲150は、初期値として所定の距離を設定しておき、ユーザの操作状況から動的に調整する必要がある。これは、ユーザの持ち方によって、指の可動範囲150が大きく変化するためである。初期値は、携帯端末100の大きさや重さによって適宜調整する必要がある。しかし、一般的には、液晶画面の縦横比に合わせるのが好適である。たとえば横:縦=3:4の液晶画面を備えた携帯端末100では、縦横の操作感が一致するように、(縦方向の指の可動範囲150)×3÷4cm程度が好適となる。すなわち、指の可動範囲150は、図5A、図5Bの線分Aと線分Bとの間となる。
このようにユーザの指が伸ばされた状態で操作領域132に接触させた場合、線分A〜線分Dに基づいて指の可動範囲150が制約される。なお、線分A〜線分Dは指の移動のさせ方や指の位置によって多少のずれ幅を有する。
ここで、横方向における指の可動範囲150を動的に調整する方法について説明する。ユーザは表示領域122に表示されたアプリケーションソフトウェアを見ながら操作領域132を操作する。図4Aにおいて、表示領域122の左端にポインタ126を移動させたいのに、ポインタ126が表示領域122の左端に届かない場合には、図4Bにおいて、ユーザは操作領域132を右側に何度もなぞる操作をすることになる。この場合には、左方向の可動範囲150が狭くなるように再設定する必要がある。同様に、図4Aにおいて、表示領域122の右端にポインタ126を移動させたいのに、ポインタ126が表示領域122の右端に届かない場合には、図4Bにおいて、ユーザは操作領域132を左側になぞる操作を繰り返すことになる。この場合には、右方向の可動範囲150が狭くなるように再設定する必要がある。
すなわち、操作領域132における操作座標位置の単位変位量に対して、表示領域122における表示座標位置の変位量を大きくするように調整すればよい。この結果、操作領域132における指の左右方向の移動に対して、表示領域122におけるポインタ126の移動量が大きくなり、ユーザは操作領域132を何度もなぞる必要がなくなる。
これとは反対に、ユーザが操作領域132上の狭い範囲で左右方向に細かく位置を調整する操作を繰り返してポインタ126の座標位置を調整する必要がある場合には、可動範囲150を大きく再設定することにより、ユーザは細かい位置を指示し易くなる。
すなわち、操作領域132における操作座標位置の単位変位量に対して、表示領域122における表示座標位置の変位量を小さくするように調整すればよい。この結果、操作領域132における指の左右方向の移動に対して、表示領域122におけるポインタ126の移動量が小さくなり、ユーザは操作領域132上の狭い範囲で細かく位置を調整する必要がなくなる。
このようにユーザの操作特徴を基に、左右方向の可動範囲150を調整してユーザの操作感を向上させることができる。
<3−3.ユーザの指が折り曲げられた状態>
ユーザの指が折り曲げられた状態で操作領域132に接触させた場合について説明する。図6Aに示すように、ユーザの指が折り曲げられた状態で操作領域132に接触させた場合には、図6Bに示すように、操作領域132に対する指の接触面積は狭く、その輪郭線170bは横方向に長い楕円形に近くなる。接触面積が狭いことから指が折り曲げられていると判断できる。なお、ユーザの指が伸ばされた状態で操作領域132に接触させた場合には、操作領域132に対する指の接触面積は広く、その輪郭線170aは縦方向に長い楕円形に近くなる。
次に、縦方向における指の可動範囲150について説明する。指が折り曲げられていることから、指の可動範囲150は、現在の接触点よりも下方には存在せず、指の可動範囲150は、図6A、図6Bの線分Dよりも上方となる。また、指が折り曲げられた状態から伸ばされた状態にすると、指の可動範囲150は、伸ばされた指の接触点よりも上方には存在せず、指の可動範囲150は、図6A、図6Bの線分Cよりも下方となる。
なお、横方向における指の可動範囲150については、上述した指が伸ばされた状態と同じである。すなわち、指の可動範囲150は、図6A、図6Bの線分Aと線分Bとの間となる。
また、横方向における指の可動範囲150を動的に調整する方法については、上述した指が伸ばされた状態と同じである。
<3−4.指の移動方向>
本実施の形態における携帯端末100は、操作領域132に接触させたユーザの指の移動方向と、表示領域122に表示されたポインタ126の移動方向とを対応させている。図5A〜図6Bに示すように、操作領域132に対して斜め方向の第1方向にユーザの指を移動させた時、図4Aに示すように、ポインタ126は表示パネル120に対して表示領域122を縦方向に移動する。また、操作領域132に対して斜め方向の第2方向にユーザの指を移動させた時、図4Aに示すように、ポインタ126は表示パネル120に対して表示領域122を横方向に移動する。
すなわち、ユーザの指を移動させる第1方向と第2方向は、表示領域122の縦方向または横方向でなくても、ポインタ126を表示領域122の縦方向または横方向に移動させることができる。
操作領域132に対してユーザが指を斜めに配置すると、図5A〜図6Bに示すように、指の曲げ伸ばしの方向(矢印方向)が操作領域132に対して斜め方向となる。この指の曲げ伸ばしの方向を第1方向とし、この第1方向と直交する方向(矢印方向)を第2方向とすると、ユーザは片手で携帯端末100を保持できるとともに、操作領域132で無理なく指を移動できる。ユーザの指の移動方向である第1方向は、操作領域132にユーザの指を伸ばして接触させた時、指の接触状態に基づいて判断させるようにしてもよいし、指を伸ばしたり折り曲げたりした時、その軌跡の状態に基づいて判断させるようにしてもよい。
なお、図5A〜図6Bにおいて、第2方向は第1方向に対して直交方向としているが、弧状としてもよい。これは、指の先端は指の付け根付近を中心に移動するので、大きく指を移動させる場合、第2方向は第1方向に対して直交方向よりも、指の付け根付近を中心にした弧状方向に移動しやすいからである。
<3−5.指の移動方向の範囲>
図7に示すように、ユーザの指は操作領域132に対して斜め方向に配置される。図7において、基準線の方向が操作領域132の縦方向となる。この操作領域132の縦方向は表示領域122における縦方向でもある。
図7では、ユーザの指の方向を基準軸とした時、基準線と基準軸との基準角度がθ度である。すなわち、操作領域132の縦方向に対して、ユーザの指はθ度だけ斜め方向に配置されている。この状態において、ユーザは指を伸ばしたり折り曲げたりする。
また、この基準軸方向を第1方向とした時、第1方向は第2方向に向かって第1角度を有する方向を含んでもよい。基準線と指の動作方向(折り曲げ方向)との角度がα度である時、第1方向は第2方向に向かって第1角度(α−θ)度の方向を含むようにしてもよい。指の移動方向が第1角度(α−θ)度だけ基準軸方向とずれていても、この(α−θ)度ずれた方向も第1方向に含まれるようにしてもよい(図7では、(α−θ)度が0度の時、第1方向と第2方向は直交するようにしている)。
すなわち、図7において、第1方向は、基準軸方向から(α−θ)度の第1角度を有する方向までを含む。なお、第2方向も第1方向に向かって第2角度を有する方向(図示せず)までを含ませてもよい。
さらに、第1方向と第2方向との間に位置する方向に指を移動させた時(第1方向にも第2方向にも含まれない方向に指を移動させた時)は、ポインタ126が表示領域を移動しないようにしてもよい。
<3−6.指の配置状態の検出>
操作領域132として、静電容量方式だけでなく、マトリクス方式や画像認識方式等を用いても、指の配置状態や指の接触状態を検出できる。ユーザの指の形状や大きさや向きに応じて、図7に示すような指の基準軸を設定する。そして、設定した基準軸に対して、指の移動方向を検出する。このような検出によって、操作する手が右手であるのか左手であるのかを判別することもできる。
また、図8A、図8Bに示すように、ユーザが操作領域132で指を移動させた時、指の移動方向の角度を検出させてもよい。左手で形態端末を保持している場合は、図8Aに示すように、斜め左方向(第1方向)の動作を縦方向動作と判定させ、斜め右方向(第2方向)の動作を横方向の動作と判定させる。右手で形態端末を保持している場合は、図8Bに示すように、斜め右方向(第1方向)の動作を縦方向動作と判定させ、斜め左方向(第2方向)の動作を横方向の動作と判定させる。また、第1方向と第2方向との間の方向は縦方向および横方向の動作として判定させず、無効範囲としてもよい。
なお、図8A、図8Bに示すように、第1方向は第2方向に向かって第1角度を有する方向を含み、第2方向は第1方向に向かって第2角度を有する方向を含んでいる。また、第1方向と第2方向は互いに直交する領域を含んでいる。さらに、左手で携帯端末を保持しているか、右手で形態端末を保持しているかについては、あらかじめ定義しておいてもよい。
<まとめ>
以上のように本実施の形態によれば、操作領域132に対して斜め方向の第1方向にユーザの指を移動させた時、ポインタ126は表示パネル120に対して表示領域122を縦方向に移動し、操作領域132に対して斜め方向の第2方向にユーザの指を移動させた時、ポインタ126は表示パネル120に対して表示領域122を横方向に移動する。すなわち、ユーザの指を動かす第1方向と第2方向は、表示領域122の縦方向または横方向でなくても、ポインタ126を表示領域122の縦方向または横方向に移動させることができる。
操作領域132に対してユーザが指を斜めに配置すると、指の曲げ伸ばしの方向が操作領域132に対して斜め方向となる。この指の曲げ伸ばしの方向を第1方向とし、この第1方向と直交する方向を第2方向とすると、ユーザは片手で携帯端末を保持できるとともに、操作領域132で無理なく指を移動させることができる。
この結果、ユーザの指の可動範囲は制約されにくくなる。すなわち、ユーザは操作領域132で無理なく指を移動させることができるので、操作領域132における指の座標位置を表示領域122の端部領域まで反映しやすくなる。また、ユーザは操作領域132で無理なく指を移動させることができるので、操作精度も向上する。
ここに開示された技術によれば、操作領域における指の座標位置を表示領域の全領域に反映することが容易なので、表示入力装置として有用である。
100 携帯端末
110 筐体
120 表示パネル
122 表示領域
124 アイコン
126 ポインタ
130 操作パネル
132 操作領域
140 入力ボタン
150 可動範囲
160 表示入力装置
170a 輪郭線
170b 輪郭線

Claims (5)

  1. 筐体と、前記筐体に配置され表示領域を有する表示パネルと、前記筐体に配置され操作領域を有する操作パネルとを備え、
    前記操作領域に接触させたユーザの指の移動方向と、前記表示領域に表示されたポインタの移動方向とを対応させており、
    前記操作領域に対して斜め方向の第1方向に前記ユーザの指を移動させた時、前記ポインタは前記表示パネルに対して前記表示領域を縦方向に移動し、
    前記操作領域に対して斜め方向の第2方向に前記ユーザの指を移動させた時、前記ポインタは前記表示パネルに対して前記表示領域を横方向に移動する
    表示入力装置。
  2. 前記第1方向は、前記第2方向に向かって第1角度を有する方向を含み、
    前記第2方向は、前記第1方向に向かって第2角度を有する方向を含む
    請求項1に記載の表示入力装置。
  3. 前記第1方向は、前記第2方向に向かって第1角度を有する方向を含み、
    前記第2方向は、前記第1方向に向かって第2角度を有する方向を含み、
    前記第1方向と前記第2方向は互いに直交する領域を含む
    請求項1に記載の表示入力装置。
  4. 前記第1方向と前記第2方向との間に位置する方向は、前記ポインタが前記表示領域を移動しない方向とした
    請求項3に記載の表示入力装置。
  5. 前記ユーザの指の移動方向は、前記操作領域に前記ユーザの指を伸ばして接触させた時、前記ユーザの指の伸ばした方向を前記第1方向とした
    請求項1に記載の表示入力装置。
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