JP2012078768A - 人物マッチング装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の熟練者のライフログデータ及び属性データを当該熟練者の端末ET1〜ETnから収集して熟練者情報データベース31に蓄積しておく。この状態で、非熟練者UFiのライフログデータ及び属性データを当該非熟練者の端末FTiから取得し、マッチング処理部25により、これらのライフログデータ及び属性データからその特徴量を抽出すると共に、上記記憶された複数の熟練者のライフログデータ及び属性データからそれぞれ特徴量を抽出する。そして、上記非熟練者UFiと複数の熟練者との間で、上記抽出された特徴量の類似度をDGMの計算式によりそれぞれ計算し、DGMが最大となる熟練者を選択してそのライフログデータ及び属性データを上記非熟練者UFiの端末FTiへ送信する。
【選択図】図2
Description
すなわち、複数の熟練者の過去から現在に至る期間のライフログデータ及び属性データを収集し記憶しておく。この状態で、非熟練者の現在のライフログデータ及び属性データを当該非熟練者の端末から取得し、この取得された非熟練者ライフログデータ及び上記記憶された各熟練者のライフログデータからそれぞれ非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度を抽出する。また、上記取得された非熟練者の属性データから非熟練者の現在の状況を表す特徴量を抽出すると共に、上記記憶された各熟練者の属性データから各熟練者の過去の状況を表す特徴量を抽出する。そして、上記抽出された非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度の差と、上記抽出された非熟練者の現在の特徴量と上記各熟練者の過去の特徴量との類似度をもとに、上記非熟練者と上記複数の熟練者との間の類似度を表す定量評価指数をそれぞれ計算し、この計算された定量評価指数に基づいて上記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択し、この選択された熟練者に関する情報を上記非熟練者が使用する端末へ送信するように構成したものである。
このようにすると、マッチング結果を表すデータの通知に対し非熟練者から送信される評価データをもとに上記定量評価指数を計算する際の重み付け係数が調整され、これにより定量評価指数が計算し直されて再度熟練者が選択される。したがって、非熟練者にとって特徴量がさらに近い熟練者に関する情報が提示されることになり、これにより非熟練者の向上意欲をより一層効果的に高めることが可能となる。
このようにすると、定量評価指数を計算する際に、重み付け和の計算に限らず積の形を考慮することができる。
すなわち、先ず重み付け加算を用いるものは、前記第1の定量評価指数をDGMとすると共にその重み係数をW1 とし、前記第2の定量評価指数をEPとすると共にその重み係数をW2 とするとき、
W1 ・DGM+W2 ・EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択するものである。
また、正規化処理と乗算処理を組み合わせたものは、前記熟練者を選択する際には、
前記第1の定量評価指数をDGM、前記第2の定量評価指数をEPとするとき、これら第1及び第2の定量評価指数DGM,EPをそれぞれ正規化し、この正規化されたDGM,EPの積
DGM×EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わる人物マッチングサービスを実現するシステムの概略構成図である。
このシステムは、人物マッチング装置としての機能を有するマッチングサーバSVを備え、このマッチングサーバSVと、熟練者が使用する端末ET1〜ETn及び非熟練者が使用する端末FT1〜FTmとの間で、通信ネットワークNWを介して通信を可能にしたものである。通信ネットワークNWは、例えばインターネットに代表されるIP(Internet Protocol)網と、このIP網に対しアクセスするための複数のアクセス網とから構成される。アクセス網としては、例えばLAN(Local Area Network)、無線LAN、携帯電話網、有線電話網、CATV(Cable Television)網が用いられる。
すなわち、マッチングサーバSVは、通信インタフェースユニット10と、制御ユニット20と、記憶ユニット30を備えている。
(1)熟練者のライフログデータ及び属性データの収集処理
定常状態において、制御ユニット20は熟練者ライフログ取得制御部21を起動し、この熟練者ライフログ取得制御部21の制御の下で、予め登録された熟練者が使用する端末ET1〜ETnに対しそれぞれ異なるタイミングで通信インタフェースユニット10からライフログ送信要求を送信する。そして、この要求に対し各端末ET1〜ETnから送信される所定期間分、例えば短い場合で1週間、長い場合で10年間分のライフログデータを通信インタフェースユニット10を介して受信し、この受信されたライフログデータを熟練者情報データベース31に熟練者IDと関連付けて記憶させる。
さて、いま本システムに対し利用登録した非熟練者UFiの端末FTiから、熟練者の紹介要求を受け取ったとする。そうすると、制御ユニット20は先ず非熟練者ライフログ取得制御部24により、要求元の非熟練者UFiの端末FTiに対しライフログ送信要求を送信する。そして、この要求に対し端末FTiから送信される所定期間分のライフログデータを通信インタフェースユニット10を介して受信し、非熟練者情報データベース32に非熟練者IDと関連付けて記憶させる。このとき取得するライフログデータの内容は、先に述べた熟練者の場合と同様であるが、取得対象期間は過去の1週間から1ヶ月分とする。
次に制御ユニット20は、マッチング処理部25により、上記非熟練者UFiと複数の熟練者との間で特徴量のマッチング処理を以下のように行う。図3はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
すなわち、先ずマッチング処理部25はステップS11により、非熟練者情報データベース32に記憶された非熟練者UFiのライフログデータ及び属性データをもとに、非熟練者UFiの特徴量を抽出する。例えば、英語資格検定のスコアを非熟練者の現在の実力レベルベクトルとして抽出する。また、非熟練者の性格を先に述べた5因子モデルにより表現される値に、性別、年齢及び家族数をそれぞれ数値化した値を加算し、その計算値を非熟練者UFiの特徴量とする。
マッチング処理部25は、次にステップS14において、上記抽出された非熟練者及び複数の熟練者の特徴量を正規化する。この正規化処理は、非熟練者及び全熟練者の各特徴量をその中の最大のもので割り、全ての値が0から1の範囲に収まるようにするものである。
次にマッチング処理部25は、ステップS15において、DGMの計算とその計算結果に基づく熟練者の選択処理を以下のように実行する。
先ずステップS151では重み付け係数の調整を行うが、熟練者がまだ選択されていない状態では重み付け係数を予め定めた初期値に設定する。この初期値としては、例えば全重み付け係数を“1”とする場合や、非熟練者にとってネガティブ(平均以下など)になる値、例えば特徴量の重み付け係数を“2”にする場合などが考えられる。非熟練者にとってネガティブになる特徴量の重み付け係数を増加させる理由は、熟練者の過去とネガティブな部分が類似しているほど非熟練者は熟練者に対して共感すると推測されるからである。平均の設定手法には、例えば今までにシステムを利用した非熟練者の特徴量から算出する手法と、ある集団の統計データを用いて設定する手法が考えられる。
pは、熟練者情報データベース31に蓄積された過去のライフログデータの集合の中で、
また、WL[m]は各レベルベクトル要素の重み付け係数を、WX[n]は各特徴量の重み付け係数(n個)をそれぞれ表す。
続いてマッチング処理部25は、ステップS153において、上記ステップS152により計算された非熟練者UFiと複数の熟練者TE1,UE2,…との間の各DGMの値を比較し、DGMの値が最大となる熟練者UEjを選択する。例えば、図5に例示した熟練者UE1とのDGM値が最大であれば、この熟練者UE1を非熟練者UFiに紹介すべき熟練者として選択する。
制御ユニット20は、上記ステップS153において紹介すべき熟練者が選択されると、ステップS16により、上記選択された熟練者のライフログデータ及び属性データを含む通知情報を生成し、この生成された情報をマッチング結果を表すデータとして通信インタフェースユニット10から非熟練者UFiの端末FTiへ送信させる。このときの送信手段としては、例えば電子メールが用いられる。なお、電子メールを用いる代わりに、非熟練者UFiが端末FTiのブラウザ機能を用いてマッチングサーバSVのWebページに対しアクセスし、閲覧することにより上記マッチング結果を表すデータを取得できるようにしてもよい。
マッチングサーバSVから非熟練者UFiの端末FTiへマッチング結果を表すデータを送信すると、非熟練者UFiはこの通知されたマッチング結果のデータが自身にとって役に立つものか否かを判断する。そして、ある特徴量がより高い又は低い熟練者を希望する場合には、ブラウザ機能によりマッチングサーバSVのWebページを開いた状態で、特徴量の変更を要求するデータを評価データとして入力する。
以上の重み付け調整処理からDGMの再計算処理、熟練者の再選択処理、及びその結果の送信処理は、非熟練者UFiの端末FTiから異なる評価データが送られるごとに繰り返し行われる。
前記第1の実施形態ではDGMの計算に際し重み付け和の計算を行ったが、それに限らず例えば式(3) に示すように積の形を考慮するようにしてもよい。
また、熟練者の現在のレベル及び特徴量は熟練者の実力レベルが最大だった過去の特徴量に置き換えることもできる。
この発明の第3の実施形態は、熟練者の現在の熟練度と当該熟練度を得るまでに要した時間とにより成長率(効率)を計算すると共に、上記熟練者の過去の特徴量ごとに成長の困難さを表す成長困難度を計算し、この計算された成長率及び成長困難度が高いほど大きな値となる定量評価指数EP(Expert Property)を計算する。そして、第1の実施形態で述べた定量評価指数DGM(Degree of Gap Matching)と、上記算出された定量評価指標EPとの組み合わせが最大となる熟練者を選択するようにしたものである。
(2) 抽出された非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度の違いと、上記抽出された非熟練者の現在の特徴量と各熟練者の過去の特徴量との類似度をもとに、熟練度の違いが大きくかつ類似度が高いほど大きな値となる定量評価指数DGMを、上記非熟練者と各熟練者との各々の組み合わせについて計算する処理。
(4) 上記(2)及び(3)により算出された定量評価指数DGMと定量評価指数EPとの全ての組み合わせについてその重み付け加算値を算出し、この算出された重み付け加算値が最大となる上記定量評価指数DGMと定量評価指数EPとの組み合わせを持つ熟練者を選択する処理。
(5) 上記選択された熟練者に関する情報を、該当する非熟練者が使用する端末FTiへ通信インタフェースユニット10から送信させる処理。
すなわち、先ずマッチング処理部25′はステップS11により、非熟練者情報データベース32に記憶された非熟練者UFiのライフログデータ及び属性データをもとに、非熟練者UFiの特徴量を抽出する。例えば、英語資格検定のスコアを非熟練者の現在の実力レベルベクトルとして抽出する。また、非熟練者の性格を先に述べた5因子モデルにより表現される値に、性別、年齢及び家族数をそれぞれ数値化した値を加算し、その計算値を非熟練者UFiの特徴量とする。
マッチング処理部25′は、次にステップS14において、上記抽出された非熟練者及び複数の熟練者の特徴量を正規化する。この正規化処理は、非熟練者及び全ての熟練者の各特徴量をその中の最大のもので割り、全ての値が0から1の範囲に収まるようにする処理である。
(6−3)DGMの計算
先ずマッチング処理部25′は、ステップS151において、DGMの計算で使用する重み付け係数を以下のように決定する。すなわち、熟練者がまだ選択されていない状態では、重み付け係数を予め定めた初期値に設定する。この初期値としては、例えば全重み付け係数を“1”とする場合や、非熟練者にとってネガティブ(平均値以下など)になる値、例えば特徴量の重み付け係数を“2”にする場合などが考えられる。非熟練者にとってネガティブになる特徴量の重み付け係数を増加させる理由は、熟練者の過去とネガティブな部分が類似しているほど非熟練者は熟練者に対して共感すると推測されるからである。平均値の設定手法には、例えば今までにシステムを利用した非熟練者の特徴量から算出する手法と、ある集団の統計データを用いて設定する手法が考えられる。
次にマッチング処理部25′は、ステップS311において、EPの計算で使用する重み付け係数を以下のように決定する。すなわち、このEP用の重み付け係数も、先に述べたDGM用の重み付け係数と同様に、初期値として固定値を設定する。この固定値としては、例えば“1”を用いる。
次にマッチング処理部25′は、ステップS313において、上記ステップS152及びステップS312によりそれぞれ計算されたDGM及びEPとのすべての組み合わせについてそれぞれ重み付け和を下式により計算する。
W1 ・DGM+W2 ・EP
なお、重み付け係数W1 ,W2については、先にステップS311により設定された固定値“1”の初期値が割り当てられる。
そして、上記W1 ・DGM+W2 ・EPの計算結果をもとに、当該計算値が最も大きくなる熟練者を選択する。
制御ユニット20は、上記ステップS313において紹介すべき熟練者が選択されると、この選択された熟練者のライフログデータ及び属性データを含む通知情報を生成し、この生成された情報をマッチング結果を表すデータとして通信インタフェースユニット10から非熟練者UFiの端末FTiへ送信させる。このときの送信手段としては、例えば電子メールが用いられる。なお、電子メールを用いる代わりに、非熟練者UFiが端末FTiのブラウザ機能を用いてマッチングサーバSVのWebページに対しアクセスし、閲覧することにより上記マッチング結果を表すデータを取得できるようにしてもよい。
マッチングサーバSVから非熟練者UFiの端末FTiへマッチング結果を表すデータを送信すると、非熟練者UFiはこの通知されたマッチング結果のデータが自身にとって役に立つものか否かを判断する。そして、ある特徴量がより高い又は低い熟練者を希望する場合には、ブラウザ機能によりマッチングサーバSVのWebページを開いた状態で、特徴量の変更を要求するデータを評価データとして入力する。例えば、提示された熟練者を気に入らなかった(ある特徴量が、より高い/低い熟練者を希望する)等の評価データを入力する。
マッチング処理部25′は、上記重み付け調整部26から与えられた調整後のDGM用重み付け係数を用いて、ステップS152において非熟練者UFiと各熟練者UE1,UE2,…との間のDGMを計算し直す。またそれと共にステップS312において、上記重み付け調整部26から与えられた調整後のEP用重み付け係数を用いて各熟練者UE1,UE2,…のEPを計算し直す。そして、この計算されたDGM及びEPとのすべての組み合わせについて、それぞれ重み付け和(W1 ・DGM+W2 ・EP)又は積DGM×EPを計算し、その計算結果をもとに当該計算値が最も大きくなる熟練者を選択し直す。
そして、上記選択された熟練者のライフログデータ及び属性データを含む通知情報を生成し、この生成された情報をマッチング結果を表すデータとして通信インタフェースユニット10から非熟練者UFiの端末FTiに向け電子メールにより送信する。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、マッチングサーバの構成やその処理機能、処理手順と処理内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (19)
- 複数の熟練者の過去から現在に至る期間のライフログデータ及び属性データを収集し記憶する手段と、
非熟練者の現在のライフログデータ及び属性データを当該非熟練者の端末から取得する手段と、
前記取得された非熟練者ライフログデータ及び前記記憶された各熟練者のライフログデータからそれぞれ非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度を抽出する手段と、
前記取得された非熟練者の属性データから非熟練者の現在の状況を表す特徴量を抽出すると共に、前記記憶された各熟練者の属性データから各熟練者の過去の状況を表す特徴量を抽出する手段と、
前記抽出された非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度の違いと、前記抽出された非熟練者の現在の特徴量と前記各熟練者の過去の特徴量との類似度をもとに、前記熟練度の違いが大きくかつ前記類似度が高いほど大きな値となる第1の定量評価指数を、前記非熟練者と前記複数の熟練者との各々の組み合わせについて計算する第1の定量評価指数計算手段と、
前記計算された第1の定量評価指数に基づいて前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択し、この選択された熟練者に関する情報を前記非熟練者が使用する端末へ送信する熟練者選択手段と
を具備することを特徴とする人物マッチング装置。 - 前記第1の定量評価指数計算手段は、
前記非熟練者の端末から、前記送信した熟練者に関する情報に対する評価データを受信する手段と、
前記受信された評価データに基づいて、前記式(1) における各特徴量の重み付け係数WX[n]を可変する手段と
を、さらに備えることを特徴とする請求項2記載の人物マッチング装置。 - 前記複数の熟練者の各々について、前記抽出された現在の熟練度と当該熟練度を得るまでに要した時間とにより表される成長率と、前記抽出された過去の特徴量ごとの成長の困難さを表す成長困難度をそれぞれ計算し、当該計算された成長率及び成長困難度が高いほど大きな値となる第2の定量評価指数を、前記非熟練者と前記複数の熟練者との各々の組み合わせについて計算する第2の定量評価指数計算手段を、さらに具備し、
前記熟練者選択手段は、前記計算された第1及び第2の定量評価指数に基づいて前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択し、この選択された熟練者に関する情報を前記非熟練者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の人物マッチング装置。 - 前記第2の定量評価指数計算手段は、
- 前記熟練者選択手段は、
前記第1の定量評価指数をDGMとすると共にその重み係数をW1 とし、前記第2の定量評価指数をEPとすると共にその重み係数をW2 とするとき、
W1 ・DGM+W2 ・EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択することを特徴とする請求項5記載の人物マッチング装置。 - 前記熟練者選択手段は、
前記選択結果に対する非熟練者の評価結果の入力を受付け、この入力された評価結果をもとに前記重み係数W1 ,W2 を可変設定する手段を、さらに備えることを特徴とする請求項7記載の人物マッチング装置。 - 前記熟練者選択手段は、
前記第1の定量評価指数をDGM、前記第2の定量評価指数をEPとするとき、これら第1及び第2の定量評価指数DGM,EPをそれぞれ正規化し、この正規化されたDGM,EPの積
DGM×EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択することを特徴とする請求項5記載の人物マッチング装置。 - 複数の熟練者の過去から現在に至る期間のライフログデータ及び属性データを収集し記憶する過程と、
非熟練者の現在のライフログデータ及び属性データを当該非熟練者の端末から取得する過程と、
前記取得された非熟練者ライフログデータ及び前記記憶された各熟練者のライフログデータからそれぞれ非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度を抽出する過程と、
前記取得された非熟練者の属性データから非熟練者の現在の状況を表す特徴量を抽出すると共に、前記記憶された各熟練者の属性データから各熟練者の過去の状況を表す特徴量を抽出する過程と、
前記抽出された非熟練者及び各熟練者の現在における熟練度の違いと、前記抽出された非熟練者の現在の特徴量と前記各熟練者の過去の特徴量との類似度をもとに、前記熟練度の違いが大きくかつ前記類似度が高いほど大きな値となる第1の定量評価指数を、前記非熟練者と前記複数の熟練者との各々の組み合わせについて計算する第1の定量評価指数計算過程と、
前記計算された第1の定量評価指数に基づいて前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択し、この選択された熟練者に関する情報を前記非熟練者が使用する端末へ送信する熟練者選択過程と
を具備することを特徴とする人物マッチング方法。 - 前記第1の定量評価指数計算過程は、
前記非熟練者の端末から、前記送信した熟練者に関する情報に対する評価データを受信する過程と、
前記受信された評価データに基づいて、前記式(1) における各特徴量の重み付け係数WX[n]を可変する過程と
を、さらに備えることを特徴とする請求項11記載の人物マッチング方法。 - 前記複数の熟練者の各々について、前記抽出された現在の熟練度と当該熟練度を得るまでに要した時間とにより表される成長率と、前記抽出された過去の特徴量ごとの成長の困難さを表す成長困難度をそれぞれ計算し、当該計算された成長率及び成長困難度が高いほど大きな値となる第2の定量評価指数を、前記非熟練者と前記複数の熟練者との各々の組み合わせについて計算する第2の定量評価指数計算過程を、さらに具備し、
前記熟練者選択過程は、前記計算された第1及び第2の定量評価指数に基づいて前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択し、この選択された熟練者に関する情報を前記非熟練者が使用する端末へ送信することを特徴とする請求項10記載の人物マッチング方法。 - 前記第2の定量評価指数計算過程は、
- 前記熟練者選択過程は、
前記第1の定量評価指数をDGMとすると共にその重み係数をW1 とし、前記第2の定量評価指数をEPとすると共にその重み係数をW2 とするとき、
W1 ・DGM+W2 ・EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択することを特徴とする請求項14記載の人物マッチング方法。 - 前記熟練者選択過程は、
前記選択結果に対する非熟練者の評価結果の入力を受付け、この入力された評価結果をもとに前記重み係数W1 ,W2 を可変設定する過程を、さらに備えることを特徴とする請求項16記載の人物マッチング方法。 - 前記熟練者選択過程は、
前記第1の定量評価指数をDGM、前記第2の定量評価指数をEPとするとき、これら第1及び第2の定量評価指数DGM,EPをそれぞれ正規化し、この正規化されたDGM,EPの積
DGM×EP
を計算し、その計算値をもとに前記複数の熟練者の中から所定の条件を満たす熟練者を選択することを特徴とする請求項14記載の人物マッチング方法。 - 請求項1乃至9記載のいずれかに記載の人物マッチング装置が備える手段を実現する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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