JP2012078734A - トナー回収装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装置を大型化することなく、トナー回収容器内のトナーの回収効率を向上し、トナー回収容器の交換頻度を少なくすることから、ユーザビリティの向上を図る。
【解決手段】
回収したトナーを回収容器内に収容するトナー回収装置において、回収したトナーをトナー堆積手段12に一時的に堆積させ、前記トナーの堆積量が一定以上になったときに、前記トナー堆積手段12に堆積したトナーを前記回収容器13に落下させて収容する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においてトナー像転写後に残留したトナーを回収し、この回収したトナーを収容するトナー回収装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムや中間転写体等の像担持体が担持するトナー像を、転写手段によって中間転写体や記録材等に転写する。しかしながら転写手段による転写によってトナー像を形成するトナーを全て転写することは難しく、像担持体上には転写されず残留した未転写トナーが発生する。
未転写トナーは、クリーニング手段によって像担持体上から回収トナーとして回収され、その回収トナーがトナー受け部を経て画像形成装置に装着されたトナー回収容器に回収される。そして、トナー回収容器内のトナーが満杯になった際にトナー回収容器の交換が行われる。
トナー回収容器の交換時期は、トナー回収容器内に回収したトナーの充填具合を光センサによって検知することで、報知される。トナー回収容器の満杯が検知されると、作業者は画像形成装置のカバーを開けて画像形成装置本体内からトナー回収容器を取り外し、新しいトナー回収容器を装着する。あるいは、回収トナーの入った回収容器から回収トナーだけを廃棄して再び装置内へと装着し直す。
トナーを回収容器内に回収する場合、微粉末のトナーを効率よく収容することが回収容器の交換頻度を少なくするうえで望ましい。そのために、トナー回収容器内の回収効率を向上させるために、トナー回収容器内自体を回転させ、容器内に堆積したトナーを崩して容器内のトナーを均し、またトナーの満杯検知窓を清掃する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2006−171608号公報
しかしながら、特許文献1のように、トナー回収容器を回転させることで容器内のトナーを均す構成では、画像形成装置に回転駆動手段が必要となり、部品点数が増加して装置が大型化し易いという問題があった。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置を大型化することなく、トナー回収容器内のトナーの回収効率を向上し、トナー回収容器の交換頻度を少なくすることから、ユーザビリティの向上を図ることである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、回収したトナーを回収容器内に収容するトナー回収装置において、回収したトナーをトナー堆積手段に一時的に堆積させ、前記トナーの堆積量が一定以上になったときに、前記トナー堆積手段に堆積したトナーを前記回収容器に落下させて収容することを特徴とする。
本発明によれば、回収したトナーをトナー堆積手段に一時的に集め、回収容器内へまとめて落下させることで、簡易的な構成で装置を大型化することなく、トナー回収容器の収容効率を向上させることが可能である。また、トナー回収容器の収容効率を向上させることでトナー回収容器の交換頻度を少なくすることから、ユーザビリティの向上を図ることが可能である。
第1実施形態のトナー回収装置の主要断面図である。 第1実施形態のトナー回収装置を説明する概略断面図である。 画像形成装置の前面カバーを開けた状態の斜視図である。 第1実施形態の画像形成装置の検知部側斜視図である。 第1実施形態に対する比較例のトナー回収装置の主要断面図である。 第1実施形態のトナー回収量を比較したグラフである。 第2実施形態のトナー回収装置概の主要略断面図である。
〔第1実施形態〕
次に本発明の一実施形態に係る装置について、図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態のトナー回収装置は電子写真方式の画像形成装置に備えられている。
<画像形成装置の全体構成>
まず、図3を参照して本実施形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。なお、図3は画像形成装置1の斜視図で、外装カバー類を除去した状態を示したものである。
プロセスカートリッジ3は、像担持体としての感光体ドラム3aと、帯電器(不図示)と、現像器(不図示)と、クリーニング手段(不図示)とから構成されている。画像形成装置1は、主に露光手段2、プロセスカートリッジ3、中間転写体4、一次転写手段(不図示)、二次転写手段5、定着手段6、トナー回収装置7から構成されている。
感光体ドラム3aの表面を不図示の帯電器によって帯電し、不図示の露光手段からの露光によって静電潜像が形成される。その静電潜像は、不図示の現像器によって顕画化され、トナー像とされる。このトナー像は一次転写手段により、像担持体である中間転写体4上に転写される。本実施の形態では、中間転写体4は、複数の張架部材によって張架された回転可能な中間転写ベルト4である。
本実施形態の画像形成装置は、4個のプロセスカートリッジ3を直線上に並べたタンデム型画像形成装置である。プロセスカートリッジ3はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色にそれぞれ対応しており、各色のトナー像を図3の矢印A方向へ回転している中間転写ベルト4上に重ねて形成していく。モノクロ印刷の場合は、ブラックのプロセスカートリッジ3のみが中間転写ベルト4上にトナー像を形成する。
中間転写ベルト4上に形成されたトナー像は、二次転写手段5により紙などの記録材に転写されて、定着手段6へと送られる。そこでトナー像は熱と圧力により記録材に定着させられる。
一方、トナー像転写後に記録材に転写されず中間転写ベルト4上に残った未転写の残留トナーはトナー回収装置7によって回収される。
<トナー回収装置>
次に前記残留トナーを回収するトナー回収構成について、図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は、図3の矢印B方向から見たトナー回収装置7の主要部を示す断面図であり、図2はトナー回収装置7の内部を簡略化した説明用断面図である。
本実施形態のトナー回収装置7は、主にクリーニング手段8、トナー受け部9、トナー搬送手段10、トナー堆積手段12、回収容器13を有する。
クリーニング手段8は、中間転写ベルト4に接触する板状の弾性体で構成されたクリーニングブレード8で構成されている。クリーニングブレード8は、先端が中間転写ベルト4上に所定の接圧を持って当接しており、トナーを掻き取ることによって中間転写ベルト4上の残留トナーを回収する。クリーニングブレード8によって、回収されたトナーはトナー受け部9に落下する。そのため、少なくともトナー受け部9は、図2及び図3に示すように、トナー搬送手段であるコイルバネ10の下面を覆っている。なお、トナー受け部9は、コイルバネ10の全面を覆っていてもよい。トナー受け部9は一端にトナー排出口9aを有し、トナー受け部9内のコイルバネ10によって、他端側から一端側に搬送される。
本実施形態のトナー搬送手段は、前述のように螺旋状に所定の方向に巻かれたコイルバネ10であり、トナー受け部9内に設置されている。コイルバネ10は、トナー受け部9内を図3で示す矢印D方向に回転することで、排出口9a側(一端側)である矢印E方向へトナーを搬送する。なお、本実施形態では、トナー搬送手段をコイルバネで構成したが、トナースクリュー等他の構成であってもよい。
本実施形態のコイルバネ10は、クリーニングブレードが中間転写ベルト4から回収したトナーを効率良く排出口9a側へ搬送するため、クリーニングブレード8の幅(図1の矢印E方向の長さ)よりも、長い幅としている。さらに、コイルバネ10は、中間転写ベルト4の感光体ドラムからトナー像が転写される領域(画像領域)の幅(図1の矢印E方向の長さ)よりも長い幅である。
また、コイルバネ10は、トナー搬送方向の上流側(他端側)の端部で駆動部11と連結しており、駆動部11が回転することで回転する。コイルバネ10は、駆動部11に設けてある穴に端部が支持されており、駆動部11の回転に追従して回転する。
なお、本実施形態では搬送手段としてコイルバネを用いてトナーを搬送する構成としているが、トナー受け部9に角度をつけ、トナーの持つ自重によってトナーを排出するような、トナー搬送手段を持たない構成としてもよい。
(トナー堆積手段)
トナー堆積手段は、クリーニングブレード8によって回収したトナーを一時的に堆積させ、トナー堆積量が一定以上になったときに、回収容器13に落下させるものである。本実施形態のトナー堆積手段12は、図2に示すように、トナー受け部9の排出口9aと回収容器13との間にあり、排出口9aから排出されたトナーをトナー堆積部材12a上に一時的に堆積させておくことができる。なお、本実施形態ではトナー堆積手段12を別ユニット化しているが、トナー受け部9の排出口下流に設けた構成、若しくは回収容器13内に設けた構成としてもよい。
本実施形態のトナー堆積手段12は、断面が多角形(本実施形態では8角形)の回転軸12bに複数個(本実施形態では8個)の板状部材であるトナー堆積部材12aが放射状に配置され、回転軸12bによって回転可能に支持されている。また、前記堆積部材12aは排出口9aから排出されるトナーをその上に堆積させるために、幅方向(回転軸12bの軸方向)で排出口9よりも広い幅になっている。なお、本実施形態の堆積部材12aはコスト、強度の観点から、樹脂で作製されている。
排出口9aから排出されたトナーがトナー堆積部材上に堆積し、その堆積量が一定以上になると、その自重により堆積部材12aは回転してその角度を変えるようになっている。このとき、回転軸12bは堆積部材12aの数と同じ8角形の形状に構成されている。そして、回転軸である多角軸の一辺が水平となったときに、必ず8枚の堆積部材12aの一つがトナーを堆積できる角度をとる構成となっている。
堆積部材12aの回転軸12bは、それを受ける軸受12cによって両端を支持されている。軸受12cは回転軸12bと接する一辺を水平の平面形状とし、回転軸12bが平面上に載置された状態で回転可能に設けられている。これにより、回転軸12bが停止しているときは、堆積部材12aはある一辺で角度を保持され、そのとき堆積部材12aの一つが排出口9aから排出されるトナーを堆積できる角度をとる。
このように、回転軸12bを多角軸とすることで、回転方向に対し一定の保持力がかかる。それにより、堆積したトナーによって一定以上の力がかかったときに初めて堆積部材12aが回転し、水平方向に対して傾斜した角度に変化するような構成となっている。
このように一定以上の力がかかったときに初めて堆積部材12aの角度が変わることによって、堆積部材12a上に常に一定量のトナーを溜めることができる。それによってトナー間に総合結合力が発生し、トナーを堆積した状態のまま、堆積部材12aが傾くことで一気に回収容器内へ排出することができる。
(トナー回収容器)
回収容器13は、上部に開口部13aが設けてある容器で、トナー堆積手段12から落下するトナーを回収して収容できるよう、開口部13aがトナー堆積手段12に接続されている。本実施形態の回収容器13は、トナー堆積手段12に対して着脱可能な構成となっている。トナー堆積手段12を、トナー受け部9の排出口9aの下流に一体的に設けた構成、若しくは回収容器13内に設けた構成とした際にも、回収容器13を画像形成装置1から着脱可能とすることで、回収容器13が満杯になった場合に回収容器13を交換することが可能である。
(トナー検知手段)
本実施形態の画像形成装置1は、回収容器13の交換時期を検出するために、回収容器13内に所定量のトナーが回収されたことを検知するトナー検知手段を14を備えている。図4はトナー検知手段14と回収容器13との位置関係を示す斜視図である。
図2に示すように、トナー堆積手段12に接続された回収容器13は、画像形成装置1に着脱可能に設けられている。トナー堆積手段12から回収容器13へ排出されたトナーは回収容器13内を落下し、回収容器内底面から集積していく。
回収容器13の開口部13aの下方には、トナー検知手段14によって検知が行われる検知部(充填部)13bが設けてある。この検知部13bは、トナーの落下方向において排出口9aよりも下方の位置に設けられ、所定量のトナーが回収容器13に集積した後にトナーが充填する位置に設けられている。そして、この検知部13bは、回収容器13の内部が外方へ突出するように形成され、この突出部を挟むようにトナー検知手段を構成する発光部14Lと受光部14pとが配置されている。
回収容器13内に所定量のトナーが溜まり、検知部13bにトナーが充填されると、トナーの有無で透過率が変化する。この透過、遮光が切り替わることでトナーが所定位置(発光部14Lと受光部14pの位置)まで収容されたことを検出する。検知手段は、発光部14Lが発光した光を受光部14Pで検知できなくなると、画像形成装置1の制御部(不図示)へ信号を送信する。制御部は検知手段の信号を受信すると、回収容器13の交換時期を表示部(不図示)に表示する。
(トナー回収動作)
次に、図1乃至図6を用い、トナー回収装置7の動作について説明する。図1乃至図6中では、堆積するトナーを符号Tで表している。
二次転写手段5で記録材に転写されず、中間転写ベルト4上に残った未転写の残留トナーは、クリーニングブレード8により中間転写ベルト4から除去される。
クリーニングブレード8によって除去されたトナーは、トナー受け部9内に落下し、トナー受け部9上に堆積する。トナー受け部9上に堆積したトナーは、図1に示すように、コイルバネ10の回転に伴って排出口9a側に搬送される。
コイルバネ10によって、トナー受け部9上に堆積したトナーはコイルバネ10のトナー搬送方向下流側の終端まで、所定の送り量で搬送される。排出口9aとトナー回収容器の間には、トナーを一時的に堆積させるトナー堆積手段12が設置されている。そのため、コイルバネ10によって搬送されたトナーは一度、トナー堆積手段12の堆積部材12a上に堆積される。コイルバネ10の作用により、トナーは順次排出口9aから押し出されるが、トナー堆積手段12においては、トナーは一定量が堆積するまで堆積部材12a上に留まる。
トナー堆積部上に集められたトナーはお互いの静電気力やファンデルワールス力などの総合結合力により結合した状態となる。
トナー堆積部材12a上にトナーが堆積すると、その自重により、トナー堆積部材12aには回転方向に一定の力がかかる。トナー堆積材12aは堆積したトナーの重量により、回転軸12bを中心に回転しようとするが、その角度は多角軸形状である回転軸12bと一辺が水平形状となった軸受12cとの間で保持される。
堆積部材12a上にさらにトナーが堆積し、回転方向にある値以上の力がかかると、回転軸12bから保持力が解かれ回転し、堆積部材12aはその角度を変える。
それにより、トナーは一定量結合された状態で、回収容器13内へ自由落下し収容される。トナー堆積手段12で一度集められてから一気に落下させたトナーはその総合結合力により、落下途中で飛散し散らばることが少ないため、落下後に凝集した状態で集積されていく。その結果、回収容器13のトナーの回収効率を向上させることが可能である。
(比較例との対比)
次に本実施形態のトナー回収装置のようにトナー堆積手段を設けた場合と、設けない場合とでそれぞれ回収容器にトナーを回収した実験の比較結果を示す。
比較例は、図5に示すように、排出口9aの下流にトナー堆積手段12がなく、コイルバネ10によって押し出されたトナーが、そのまま回収容器13内に排出される構成である。
比較例の構成では、排出口9aの下流にトナーを一時的に堆積するトナー堆積部材12aがないため、トナーは排出口9aから軽く細かな粉塵状態のまま少しずつ排出される。そのため、本実施形態の場合よりも回収容器13の内部で飛散や分散を起こし易く、トナー回収容器13のトナー回収効率が悪化してしまう。
図6は本実施形態に即した形式で検討を行い、その対策効果を模式的に表したものである。
図6の検討では本実施形態の構成と比較例の構成とで、容器内に回収されるトナーの重量を比べ、重量と容積から、かさ密度[g/cc]を算出し、回収構成による差を比較したものである。かさ密度が向上すると、それだけ多くのトナーを回収容器内に充填できることとなり、充填効率の向上になる。図6の結果より、本実施形態のようにトナー堆積手段12を設けることで比較例の構成に比べ、約15%のかさ密度の向上が見込まれ、充填率の改善を図れることがわかる。
また、本実施形態にあってはトナー堆積手段12から回収容器13内に落下したトナーは、回収容器13の底面上に徐々に集積していく。回収容器13に集積したトナーの量が、所定量になると集積したトナーの回収容器13の底面からの高さが、検知部13bに到達する。ここで高さとは、トナー体積部12から落下するトナーの落下方向における回収容器13の底面を基準とした長さのことである。
検知部13bにトナーが所定量集積すると、検知手段14の発光部14Lから発光された光を受光部14Pが検知することができなくなる。受光部14Lが光を検知することができなくなることで、検知手段は回収容器13の満杯(交換のタイミング)を検知している。
ここで、検知部13bの回収容器13に対する位置は、回収容器のトナー回収量をなるべく多くしたいため、排出口9aの付近に配置することが望ましい。さらに、落下するトナーが回収容器13内で集積して行く過程で、トナー検知手段が満杯状態を検知するために、開口部13aからトナーが溢れ出る前に検知部13bをトナーで充填させる必要がある。
しかしながら、回収容器13内を落下するトナーは、場合によっては回収容器13内で飛散してしまう。図5に示す比較例のような構成とした場合、浮遊したトナーが検知部13bの内壁に付着することが考えられる。そして、浮遊したトナーが、検知部13bの内壁に付着してしまう量が多い場合、検知部13bの受光部14Pを浮遊トナーが覆ってしまう可能性がある。
このような場合、検知手段14が、検知部13bにトナーが十分に集積していなくても検知部13bに十分にトナーが集積したと誤検知してしまう。つまり、回収容器13がまだ所定量のトナーを収容していない状態(回収容器13の交換のタイミングになってない状態)で、回収容器13の交換時期を報知してしまう可能性が生じる。
特に、図5に示すように、トナーを細かな粉塵状態で排出口9aから直接落下させている場合は、トナーは軽く、その落下の過程で分散し易いため、回収容器13内を浮遊し易くなる。そのため、検知部の窓を清掃する清掃手段等を設ける必要が生ずる。
これに対し、本実施形態のトナー回収装置7において、トナー堆積部材12aより落下するトナーは、トナー堆積部材12a上にて一時的に堆積させることで得られる前述した総合結合力により、堆積した状態のまま一気に回収容器内へ落下する。そのため、その落下過程でトナーが分散し難く飛散し難い。そのため、トナーは受光部14Pに付着し難くなる。
よって、トナー検知手段14、及び検知部13bを排出口9aの直下に配置しても、検知窓を清掃する部材を設けなくても誤検知を防止することができる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、中間転写体上で回収されたトナーを、中間転写体に設置されたトナー回収装置内へ直接収容する画像形成装置について説明する。
本実施形態において、本発明が適用される画像形成装置の基本構成のうち、トナー回収装置以外の部分は第1実施形態のものと同じであるので、第1実施形態のものと同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
図7は第2実施形態に係る画像形成装置のトナー回収装置の概略図である。この第2実施形態におけるトナー回収装置7は、主にクリーニング手段8、トナー堆積手段15、開口部16aを有する回収容器16から構成されている。
クリーニング手段8は、中間転写ベルト4に接触する板状の弾性体で構成されたクリーニングブレード8である。クリーニングブレード8は、先端が中間転写ベルト4上に所定の接圧を持って当接しており、トナーを掻き取ることによって中間転写ベルト4上の残留トナーを回収する。
クリーニングブレード8によって回収されたトナーは、ブレード部材を滑り落ちてそのままトナー堆積手段15の堆積部材15a上に一時的に堆積される。
本実施形態のトナー堆積手段15は、第1実施形態で説明したトナー堆積手段12と構成は同じであり、多角形(本実施形態では8角形)の回転軸15bが軸受15cによって回転可能に支持されている。そして、回転軸15bにはクリーニングブレード8よりも広い幅をもつ複数枚(本実施形態では8枚)の板状のトナー堆積部材15aが放射状に取り付けられている。
軸受15cは回転軸15bと接する一辺を水平形状とすることで、堆積部材15aはある一辺で角度を保持され、そのときトナー堆積部材15aの一つがトナーを堆積できる角度をとり、回転方向に対し一定の保持力がかかる。それにより、堆積したトナーによってある値以上の力がかかったときに初めて堆積部材15aが回転し、角度が変化するような構成としている。
このように、ベルトから回収したトナーを搬送する搬送コイルバネや搬送スクリューを有しない装置であっても、トナー堆積手段15を設けることにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態では回転軸12b,15bを断面多角形にすることで、堆積部材12a,15aに一定以上のトナーが堆積したときに、回転軸12b,15bが回転するようにした。
しかし、トナー堆積手段の構成はこれに限らず、例えば、堆積部材12a,15aの先端に板バネ等の可撓性部材を負荷付与部材として接触させ、堆積部材12a,15a上に堆積したトナー量が一定以上になったときに、その負荷により可撓性部材の負荷に抗してトナー堆積部材12a,15aが回転して角度が変わるような構成としてもよい。
また、前述した実施形態のトナー堆積手段12,15として、回転式でなくても、例えば堆積部材を揺動可能とし、これにかかる荷重によって堆積部材の角度が堆積状態と排出角度状態とで切り替わる、中央に支点を持つ、いわゆるシーソーのような構成としてもよい。
また、前述した実施形態では、中間転写ベルトの残留トナーを回収するトナー回収装置を説明したが、記録材に直接感光体ドラムからトナー像を転写する画像形成装置にも使用可能である。具体的には、記録材を担持する記録材搬送ベルトに付着するトナーを回収するトナー回収装置でもよい。また、各感光体ドラムに残留したトナーをクリーニング手段で回収し、この回収トナーを前述したトナー回収装置によって回収容器に回収する画像形成装置であってもよい。
1 …画像形成装置
3a …感光体ドラム
4 …中間転写ベルト
7 …トナー回収装置
8 …クリーニングブレード
9 …トナー受け部
9a …トナー排出口
10 …コイルバネ
11 …駆動部
12 …トナー堆積手段
12a …トナー堆積部材
12b …回転軸
13 …回収容器
13a …開口部
13b …検知部
14 …トナー検知手段
15 …トナー堆積手段
15a …トナー堆積部材

Claims (6)

  1. 回収したトナーを回収容器内に収容するトナー回収装置において、
    回収したトナーをトナー堆積手段に一時的に堆積させ、前記トナーの堆積量が一定以上になったときに、前記トナー堆積手段に堆積したトナーを前記回収容器に落下させて収容することを特徴とするトナー回収装置。
  2. 前記トナー堆積手段は、トナーを堆積させるトナー堆積部材を有し、前記トナー堆積部材上のトナー堆積量が一定以上になったとき、前記トナー堆積部材が水平方向に対して傾斜して堆積したトナーを落下させることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置。
  3. 前記トナー堆積手段は、断面が多角形の回転軸に複数個のトナー堆積部材を放射状に配置され、前記回転軸が平面上に載置された状態で回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置。
  4. 前記回収容器は、トナー堆積部材に堆積されたトナーが落下する位置に設けられ、所定量のトナーが前記回収容器内に収容された後にトナーが充填される充填部を有し、前記充填部のトナーの有無を検知するトナー検知手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のトナー回収装置。
  5. トナーを記録材に転写して画像を形成する画像形成装置において、
    トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持されたトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、
    前記中間転写体に転写されたトナー像を記録材に転写する二次転写手段と、
    トナー像転写後に前記中間転写体に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを回収容器に収容する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のトナー回収装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. トナーを記録材に転写して画像を形成する画像形成装置において、
    トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に担持されたトナー像を記録材に転写する転写手段と、
    トナー像転写後に前記像担持体に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段により回収されたトナーを回収容器に収容する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のトナー回収装置と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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