JP2012073189A - 距離測定装置および距離測定方法 - Google Patents

距離測定装置および距離測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012073189A
JP2012073189A JP2010219917A JP2010219917A JP2012073189A JP 2012073189 A JP2012073189 A JP 2012073189A JP 2010219917 A JP2010219917 A JP 2010219917A JP 2010219917 A JP2010219917 A JP 2010219917A JP 2012073189 A JP2012073189 A JP 2012073189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
distance measuring
measurement object
distance
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010219917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5638904B2 (ja
Inventor
Yutaka Arai
豊 新井
Yasuhiro Arita
康弘 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010219917A priority Critical patent/JP5638904B2/ja
Publication of JP2012073189A publication Critical patent/JP2012073189A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638904B2 publication Critical patent/JP5638904B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)

Abstract

【課題】測定対象の表面状態によって生じる計測誤差を低減することができる距離測定装置および距離測定方法を提供する。
【解決手段】可動プレート5は、直動案内ユニット8によって固定プレート9に対して摺動可能となっている。可動プレート5には、投光素子および受光素子が収容されたケーシング2が固定されている。固定プレート9には、出力軸13に偏心ローラ14が設けられた電動モータMが固定されている。電動モータMが駆動して偏心ローラ14が回転すると、伝達プレート15によって可動プレート5およびケーシング2が往復動する。電動モータMの駆動中に複数回、受光素子の受光結果を分析して平均値を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、投光ビームを測定対象に照射するとともに、測定対象からの反射光を受光することで測定対象までの距離を測定する距離測定装置および距離測定方法に関する。
従来、例えば、特許文献1に示されるように、投光ビームを測定対象に照射する投光素子と、測定対象からの反射光を受光する受光素子とを備え、受光素子の出力に基づいて測定対象までの距離を演算する距離測定装置が広く知られている。
こうした距離測定装置は、例えば、自動車の製造ラインに設けられ、所定位置に固定された自動車のボディまでの距離を測定して、建付け精度をはじめとするボディの各精度を検出するのに用いられている。
特開平07−301519号公報
しかしながら、上記のような距離測定装置においては、測定対象までの距離が同一であるにも関わらず、投光ビームの照射部位の表面状態によって異なる距離が測定されてしまう場合がある。具体的には、投光ビームの照射部位の粗さが異なるなど表面状態にムラがあったり、照射部位にキズがあったり、さらには、表面への照明等からの光の当たり方等により色味の違いがあったりすると、反射率が変化してしまい測定結果にバラツキが生じてしまう。
このように、従来の距離測定装置においては、測定対象の表面状態によって計測誤差が生じてしまうという問題があった。
本発明の目的は、測定対象の表面状態によって生じる計測誤差を低減することができる距離測定装置および距離測定方法を提供することである。
請求項1〜6に記載の発明は、光を発生して投光ビームを測定対象に照射する投光素子、および、前記測定対象からの反射光を受光する受光素子を有する検出手段と、前記受光素子の出力に基づいて測定対象までの距離を演算する処理手段と、を備えた距離測定装置を前提とする。
上記の構成を前提として請求項1に記載の発明は、前記検出手段が、前記測定対象に平行な方向に移動可能に設けられ、前記処理手段は、複数の異なる地点における前記測定対象までの距離を演算可能であることを特徴とする。
請求項1に記載の発明においては、検出手段が測定対象に平行な方向に移動可能な構成であればよい。したがって、可動アクチュエータによって検出手段が移動するように構成してもよいし、こうした可動アクチュエータを設けずに手動で移動可能なように構成してもよい。
また、請求項1に記載の発明においては、少なくとも検出手段が移動可能な構成であればよい。したがって、例えば、ケーシング内に検出手段を設けた場合には、ケーシング内で検出手段のみが移動可能となるようにしてもよいし、ケーシングごと検出手段を移動可能としてもよい。
さらに、請求項1に記載の発明においては、検出手段が測定対象と平行な状態を維持して移動するものであれば、その詳細な移動態様は特に限定されない。例えば、検出手段が測定対象と平行な状態を維持していれば、所定の範囲で回転運動を行うようにしてもよいし、往復直線運動を行うようにしてもよい。
また、請求項1に記載の発明においては、処理手段が、検出手段の移動範囲内の複数地点で測定対象までの距離を演算可能であればよい。したがって、検出手段の移動過程で、測定対象までの距離の演算処理が所定の間隔で自動的に行われる構成であってもよいし、作業者が検出手段を手動で移動させながら、所望のタイミングで演算処理を開始する構成であってもよい。
請求項2に記載の発明は、前記検出手段を移動させる可動アクチュエータを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明において、可動アクチュエータの具体的な構成は特に限定されず、例えば、ステッピングモータ、パルスモータあるいはギヤモータなど種々のモータや、電磁ソレノイドなどが考えられる。
請求項3に記載の発明は、前記可動アクチュエータは、前記検出手段を周期的に移動させるとともに、前記処理手段は、前記検出手段が一周期移動する間に前記測定対象への前記投光ビームの照射及び前記測定対象からの反射光の受光を複数回行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記処理手段が、前記可動アクチュエータの駆動中に測定対象までの距離を所定の間隔で複数回演算し、前記複数回の演算結果の平均値を出力することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、前記検出手段が固定されるケーシングと、前記ケーシングを摺動自在に支持する直動案内ユニットと、を備え、前記可動アクチュエータは、前記直動案内ユニットに沿って前記ケーシングを往復直線運動させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記可動アクチュエータを構成するモータと、前記モータの出力軸に設けられた偏心ローラと、を備え、前記偏心ローラの回転変位によって前記ケーシングが直動案内ユニットに沿って移動することを特徴とする。
請求項7および8に記載の発明は、投光素子から光を発生して投光ビームを測定対象に照射する工程と、前記測定対象からの反射光を受光素子によって受光する工程と、前記受光素子の出力に基づいて測定対象までの距離を演算する工程と、を備えた距離測定方法を前提とする。
上記の方法を前提として請求項7に記載の発明は、前記投光素子および受光素子を測定対象に平行な方向に一体的に移動する工程と、前記投光素子および受光素子の移動によって変位する複数の異なる地点における前記測定対象までの距離を演算する工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、複数回演算された前記測定対象までの距離の平均値を出力する工程をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7および8に記載の発明においては、投光素子と受光素子とを一体的に測定対象に平行な方向に移動させれば、これらを可動アクチュエータによって移動させてもよいし、こうした可動アクチュエータを設けずに手動で移動させてもよい。このとき、両素子が測定対象と平行な状態を維持していれば、その詳細な移動態様は特に限定されない。例えば、両素子が測定対象と平行な状態を維持していれば、所定の範囲で回転運動を行うように移動させてもよいし、往復直線運動を行うように移動させてもよい。
また、請求項7および8に記載の発明においては、両素子の移動範囲内の複数地点で測定対象までの距離を演算すればよい。したがって、両素子の移動過程で、測定対象までの距離の演算を自動的に行ってもよいし、両素子の移動および演算の双方を順番に手動で行うようにしてもよい。
なお、本発明においては、投光素子によって発生される投光ビームの態様すなわちスポット形状は特に限定されることなく、いわゆるスポットビームであってもよいしラインビームであってもよい。
請求項1および請求項7に記載の発明によれば、測定対象の複数の部位において距離が測定されるので、測定対象の表面に現れるムラ、キズまたは色見の違いによって生じる計測誤差が低減され、計測精度を向上することができる。
特に請求項2に記載の発明によれば、検出手段を自動的に移動させることができるので、測定作業を単純化することができる。
特に請求項3に記載の発明によれば、検出手段を周期的に移動させながら複数の部位における測定が自動的に行われるので、さらに測定作業を単純化することができる。
特に請求項4および請求項8に記載の発明によれば、複数の部位における測定が自動的に行われ、かつ複数回の測定結果の平均値が出力されるので、測定結果の分析が容易となる。
特に請求項5に記載の発明によれば、ケーシングを直線的に移動させるので構造を簡素化することができる。
特に請求項6に記載の発明によれば、モータを駆動するだけでケーシングが直線的に移動するので、さらに構造を簡素化することができる。
本発明の距離測定装置が適用されるボディ精度測定装置を示す図である。 ボディ精度測定装置を左側方から見た図である。 ボディ精度測定装置を上方から見た図である。 距離測定装置の平面図であり、(a)は正面図、(b)は(a)における(b)矢視図、(c)は(a)における(c)矢視図である。 可動プレートを示す三面図である。 固定プレートを示す三面図である。 モータ固定ブラケットを示す三面図である。 伝達プレートを示す三面図である。 距離測定装置の処理機構を示すブロック図である。 距離測定の処理を示すフローチャートである。 距離測定装置の変形例を示す図である。
図1〜図3を用いて、本発明が適用されるボディ精度測定装置について説明する。
図1に示すボディ精度測定装置100は、ボディの建付け精度などを測定するものであり、コ字形に配設された鉄柵によって測定空間Sが区画形成されている。この測定空間Sには、製造ラインにおいて組みつけられた自動車のボディを固定する不図示の支持台が設けられている。建付け工程を完了した自動車のボディBは、搬送装置によって測定空間Sに搬送され、支持台に支持されることとなる。
上記のボディ精度測定装置100は、測定空間Sを形成する鉄柵に撮像装置や本発明の距離測定装置が複数取り付けられており、これらの撮像装置や距離測定装置によって、測定対象となるボディの各精度が機械的に測定される。ここで、ボディ精度測定装置100には、図3に示すように、支持台に支持されたボディBの側方に位置する距離測定装置1が取り付けられている。この距離測定装置1は、測定対象であるボディBまでの距離を測定するものであり、測定された距離によってボディBの建付け精度が測定されることとなる。以下では、この距離測定装置1の構成について詳細に説明する。
図4に示すように、距離測定装置1は、センサや基板を有する検出手段をケーシング2内に固定している。このケーシング2内に収容される検出手段は、光を発生して投光ビームを測定対象に照射する投光素子3、および、測定対象からの反射光を受光する受光素子4を備えている。そして、ケーシング2には、投光部3aおよび受光部4aが形成されており、投光素子3から発生される投光ビームが投光部3aからケーシング2の外方に出力されるとともに、測定対象からの反射光が受光部4aからケーシング2内の受光素子4に入力するようになっている。
図4(b)および図4(c)からも明らかなように、ケーシング2は、平板部材からなる可動プレート5の取り付け面5aに面接触状態で固定される。具体的には、図5に示すように、可動プレート5には対角線上に一対の取付孔6が形成されており、取付孔6を挿通する不図示のネジによって、ケーシング2が可動プレート5の取り付け面5aに固定されている。
また、可動プレート5には、取り付け面5a側から裏面5b側に貫通する4つのロック孔7が所定の間隔で形成されている。このロック孔7は、図4に示される直動案内ユニット8を固定するためのものである。具体的には、直動案内ユニット8には、可動プレート5のロック孔7に対応するネジ孔8aが4つ形成されており、各ロック孔7とネジ孔8aとを一致させた状態で、取り付け面5a側から不図示のネジを締結することによって、可動プレート5の裏面5bに直動案内ユニット8が固定されることとなる。
また、図4(a)に示すように、直動案内ユニット8には、一対のネジ孔8bが形成されている。このネジ孔8bは、直動案内ユニット8を固定プレート9に固定するためのもので、ネジ孔8a間に位置している。固定プレート9は、図6に示すように、可動プレート5よりも面積の小さい平板部材によって構成されており、その中央近傍にロック孔10が一対形成されている。このロック孔10は、直動案内ユニット8のネジ孔8bに対応しており、固定プレート9のロック孔10と、直動案内ユニット8のネジ孔8bとを一致させた状態で、ネジ孔8b側から不図示のネジを締結することによって、直動案内ユニット8が固定プレート9に固定されることとなる。
これにより、直動案内ユニット8は、一方の面が可動プレート5に固定され、他方の面が固定プレート9に固定されることとなる。言い換えれば、可動プレート5と固定プレート9との間に直動案内ユニット8が介在することとなり、この直動案内ユニット8によって、固定プレート9に対する可動プレート5の往復直線運動がガイドされることとなる。
そして、固定プレート9の一側辺近傍には、一対のモータ固定孔11が形成されている。このモータ固定孔11は、図7に示すモータ固定ブラケット12を固定するためのものであり、モータ固定ブラケット12の取り付け孔12aとモータ固定孔11とを一致させた状態で、不図示のネジによって両者が固定されることとなる。
このモータ固定ブラケット12は、取り付け孔12aが形成される固定部12bと、この固定部12bに連続形成される突出部12cとを有しており、この突出部12cの先端には、当該突出部12cから90度屈曲するモータ保持部12dが設けられている。
そして、図4(a)に示すように、モータ固定ブラケット12は、固定プレート9に固定された状態において、当該固定プレート9、可動プレート5およびケーシング2のそれぞれの対向面よりも外方に突出部12cおよびモータ保持部12dを位置させることとなる。
上記のモータ保持部12dには、本発明の可動アクチュエータを構成する電動モータMが固定される。図4(a)からも明らかなように、電動モータMは、本体をケーシング2、可動プレート5および固定プレート9の側辺に沿わせた状態でモータ保持部12dに保持されている。
なお、モータ保持部12dには貫通孔12eが形成されており、電動モータMがモータ保持部12dに保持されたときに、電動モータMの出力軸13が貫通孔12eを貫通するようになっている。
そして、この電動モータMの出力軸13も、ケーシング2、可動プレート5および固定プレート9の側辺と平行な状態を維持しているが、この出力軸13の先端には偏心ローラ14が設けられている。なお、この偏心ローラ14は、その中心点を出力軸13の軸心から1mm〜2mm程度ずらして設けられている。
また、この偏心ローラ14の外周には伝達プレート15が嵌合されている。この伝達プレート15は、図8に示すように、断面コ字形に形成された嵌合部15aと、この嵌合部15aに連続する固定部15bとを備えている。
図4(a)および図4(b)に示すように、嵌合部15aには偏心ローラ14の外周が密着状態で嵌合しており、また、固定部15bは、可動プレート5の裏面5bに締結部材16によって固定されている。
したがって、偏心ローラ14が回転すると、伝達プレート15が往復直線運動を行うとともに、この伝達プレート15と一体となって可動プレート5が固定プレート9に対して往復直線運動を行うこととなる。そして、可動プレート5には、投光素子3および受光素子4が収容されたケーシング2が固定されているため、電動モータMを駆動することによって、投光素子3および受光素子4が一体的に往復直線運動を行うこととなる。
上記の構成からなる距離測定装置1を上記のボディ精度測定装置100に用いる場合には、投光部3aおよび受光部4aをボディBの測定部位に臨ませるとともに、投光部3aおよび受光部4aが、ボディBの測定部位に対して平行に移動するように取り付ける。そして、電動モータMを駆動してケーシング2すなわち投光素子3および受光素子4を、測定部位に対して平行に往復動させた状態で距離の測定を行うこととなる。以下では、距離の測定を行う際の処理について詳細に説明する。
図9は、距離の測定を行う制御装置のブロック図である。本発明の処理手段となる制御装置50は、CPUやROMに記憶される各種のプログラム等によって構成される演算部と、RAMによって構成される記憶部とを有している。
この制御装置50の入力側には受光素子4が接続されており、受光素子4から制御装置50に検出信号が入力するようになっている。また、制御装置50の入力側には入力部51が接続されている。入力部51は、例えば、オペレータが操作可能なスイッチによって構成されており、距離の測定を開始する際に、測定開始信号が制御装置50に入力するようになっている。
また、制御装置50の出力側には、電動モータM、投光素子3および出力部52が接続されている。制御装置50は、入力部51から測定開始信号が入力すると、電動モータMを駆動したり、投光素子3から投光ビームを投光したりする。また、出力部52は、受光素子4から入力する検出信号の分析・演算結果を出力するものであり、画面上や紙面上に分析・演算結果を表示したり、あるいは音声を出力したりするものである。
なお、制御装置50は、投光素子3および受光素子4を有する検出手段とともにケーシング2内に設けてもよいし、ケーシング2の外方に設けるとともにケーブルを介して検出手段と接続するようにしてもよい。
次に、図10を用いて、制御装置50が実行する距離測定処理について説明する。この図10に示す距離測定処理は、入力部51から測定開始信号が入力したことを契機として開始される。
(ステップS1)
測定開始信号が入力すると、制御装置50は、電動モータMを通電して駆動する。これにより、ケーシング2がボディBの測定部位に対して平行に往復動を開始することとなる。
(ステップS2)
次に、制御装置50は、投光素子3から光を発生させて、測定対象であるボディBの測定部位に投光ビームを照射させる。
(ステップS3)
次に、制御装置50は、受光素子4に入力する反射光を分析するとともに、分析結果を記憶部に記憶する。
(ステップS4)
次に、制御装置50は、記憶部に記憶されている分析回数(N)に「1」を加えた値を新たな分析回数(N)として記憶する。なお、測定開始時点では,記憶部に分析回数(N)=0と記憶されており、分析回数(N)が「100」になるまで繰り返し分析が行われることとなる。
(ステップS5)
次に、制御装置50は、記憶部に記憶された分析回数(N)が「100」であるかを判定する。その結果、分析回数(N)=100であると判定した場合にはステップS8に処理を移し、分析回数(N)は「100」ではないと判定した場合にはステップS6に処理を移す。
(ステップS6)
上記ステップS5において、分析回数(N)は「100」ではないと判定した場合には、制御装置50は、タイマカウンタにT時間(例えば0.01秒)に対応するカウンタ値をセットする。なお、ここでセットするT時間は、受光結果をN回分析する際のインターバル時間である。つまり、ここでは、受光結果の分析がT時間おきに合計N回行われることとなる。
(ステップS7)
次に、制御装置50は、上記ステップS6においてタイマカウンタにセットされたカウンタ値が「0」になったかを判定する。タイマカウンタにセットされたカウンタ値は減算されていき、カウンタ値が「0」になるまで当該処理を繰り返して待機するとともに、カウンタ値=0となった場合には、受光結果の分析を再度行うべくステップS3に処理を移す。これにより、ステップS3〜ステップS7の処理がT時間おきに繰り返して行われるとともに、受光結果の分析が100回行われたところで、ステップS8に処理が移されることとなる。
(ステップS8)
受光結果の分析が100回行われて、上記ステップS5で分析回数(N)=100であると判定された場合には、制御装置50は、記憶部に記憶された分析回数(N)をリセットする。
(ステップS9)
次に、制御装置50の演算部は、記憶部に記憶された100回の分析結果の平均値を算出する。
(ステップS10)
次に、制御装置50は、上記ステップS9の演算結果を出力部52に出力する。なお、予め規定範囲を設定しておき、演算結果が規定範囲外であった場合には、出力部52においてエラーを報知することが望ましい。
(ステップS11)
次に、制御装置50は、電動モータMの通電を停止して駆動を停止させる。
(ステップS12)
次に、制御装置50は、投光素子3からの投光を停止して、当該処理を終了する。
上記の処理によれば、投光素子3および受光素子4が測定対象であるボディBに対して平行に移動している過程で、複数回の受光結果が取得される。したがって、複数の異なる測定部位に対して測定が行われるとともに、その平均値によって距離が測定されるので、測定対象の表面に現れるムラやキズによって生じる計測誤差が低減され、計測精度を向上することができる。
なお、上記実施形態においては、制御装置50がT時間おきに自動で分析を行うようにしたが、例えば、電動モータMの駆動中に、入力部51から操作信号が入力したときに受光結果を分析・記憶するようにしても構わない。
また、上記実施形態における距離測定装置1の構造は一例に過ぎず、本発明の目的を実現可能な範囲で適宜設計変更が可能である。例えば、図11に示す変形例のように、さらなる構成を備えるようにしてもよい。
すなわち、この変形例の距離測定装置は、上記実施形態の距離測定装置1に、シートヒーターからなる温度調整手段60、断熱手段61および温度センサからなる温度検知手段62がさらに取り付けられている。
具体的には、ケーシング2には、その所定面に温度調整手段60が設けられるとともに、他の面の外周を断熱手段61によって被覆している。また、温度調整手段60の熱が直接影響しないように、当該温度調整手段60が設けられる面と異なる面に温度検知手段62が設けられている。
そして、温度調整手段60および温度検知手段62を上記の制御装置50に電気的に接続するとともに、制御装置50が、温度調整手段60を制御して温度検知手段62によって検知される温度を一定に維持するようにする。
この変形例によれば、表面状態の違いによる計測誤差を低減するための制御と、温度変化による計測誤差を低減するための制御とが、一つの制御装置50によって実現されるので、低コストでありながらも距離測定の精度を向上することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、投光素子3および受光素子4が一体的に往復直線運動を行う例を示したが、投光素子3および受光素子4が一体的に測定対象であるボディBに対して略平行状態を維持したまま移動してその移動中に距離測定のための投光ビームの照射および反射光の受光を複数回行うことができればよく、また、その移動形態は往復直線運動に限らず、測定対象における目的部位周辺の複数箇所を連続的に測定できれば振り子状の往復運動、円運動、8の字状の運動の様な周期的な連続運動であってもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を自動車のボディ精度測定装置に採用した場合について説明したが、本発明が適用可能な装置や測定対象はこれに限らず、距離を測定する際に広く適用が可能である。
1 距離測定装置
2 ケーシング
3 投光素子
4 受光素子
8 直動案内ユニット
13 出力軸
14 偏心ローラ
50 制御装置
M 電動モータ

Claims (8)

  1. 光を発生して投光ビームを測定対象に照射する投光素子、および、前記測定対象からの反射光を受光する受光素子を有する検出手段と、
    前記受光素子の出力に基づいて測定対象までの距離を演算する処理手段と、を備えた距離測定装置において、
    前記検出手段は、前記測定対象に平行な方向に移動可能に設けられ、
    前記処理手段は、複数の異なる地点における前記測定対象までの距離を演算可能であることを特徴とする距離測定装置。
  2. 前記検出手段を移動させる可動アクチュエータを備えたことを特徴とする請求項1記載の距離測定装置。
  3. 前記可動アクチュエータは、前記検出手段を周期的に移動させるとともに、
    前記処理手段は、前記検出手段が一周期移動する間に前記測定対象への前記投光ビームの照射及び前記測定対象からの反射光の受光を複数回行うことを特徴とする請求項2記載の距離測定装置。
  4. 前記処理手段は、前記可動アクチュエータの駆動中に測定対象までの距離を所定の間隔で複数回演算し、前記複数回の演算結果の平均値を出力することを特徴とする請求項3記載の距離測定装置。
  5. 前記検出手段が固定されるケーシングと、
    前記ケーシングを摺動自在に支持する直動案内ユニットと、を備え、
    前記可動アクチュエータは、前記直動案内ユニットに沿って前記ケーシングを往復直線運動させることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の距離測定装置。
  6. 前記可動アクチュエータを構成するモータと、
    前記モータの出力軸に設けられた偏心ローラと、を備え、
    前記偏心ローラの回転変位によって前記ケーシングが直動案内ユニットに沿って移動することを特徴とする請求項5記載の距離測定装置。
  7. 投光素子から光を発生して投光ビームを測定対象に照射する工程と、
    前記測定対象からの反射光を受光素子によって受光する工程と、
    前記受光素子の出力に基づいて測定対象までの距離を演算する工程と、を備えた距離測定方法において、
    前記投光素子および受光素子を測定対象に平行な方向に一体的に移動する工程と、
    前記投光素子および受光素子の移動によって変位する複数の異なる地点における前記測定対象までの距離を演算する工程と、を備えたことを特徴とする距離測定方法。
  8. 複数回演算された前記測定対象までの距離の平均値を出力する工程をさらに備えたことを特徴とする請求項7記載の距離測定方法。
JP2010219917A 2010-09-29 2010-09-29 距離測定装置および距離測定方法 Active JP5638904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010219917A JP5638904B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 距離測定装置および距離測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010219917A JP5638904B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 距離測定装置および距離測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012073189A true JP2012073189A (ja) 2012-04-12
JP5638904B2 JP5638904B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=46169510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010219917A Active JP5638904B2 (ja) 2010-09-29 2010-09-29 距離測定装置および距離測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5638904B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160147945A (ko) * 2014-10-03 2016-12-23 가부시키가이샤 아이에이치아이 압연 장치 및 센서 유닛

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225109A (ja) * 1987-03-16 1988-09-20 Toyota Motor Corp 距離・傾斜角測定器
JPH10197220A (ja) * 1996-12-29 1998-07-31 Tokyo Gas Co Ltd 開先形状計測方法及び開先形状計測装置
JP2001153646A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Anritsu Corp プリント基板検査装置
JP2001221619A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Hirose Technology Kk 物体表面の凹凸プロフィール計測装置
JP2004012430A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Heizaburo Nakagawa 非接触測定方法及び測定装置
JP2008309532A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Lasertec Corp 3次元測定装置及び検査装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225109A (ja) * 1987-03-16 1988-09-20 Toyota Motor Corp 距離・傾斜角測定器
JPH10197220A (ja) * 1996-12-29 1998-07-31 Tokyo Gas Co Ltd 開先形状計測方法及び開先形状計測装置
JP2001153646A (ja) * 1999-11-29 2001-06-08 Anritsu Corp プリント基板検査装置
JP2001221619A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Hirose Technology Kk 物体表面の凹凸プロフィール計測装置
JP2004012430A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Heizaburo Nakagawa 非接触測定方法及び測定装置
JP2008309532A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Lasertec Corp 3次元測定装置及び検査装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160147945A (ko) * 2014-10-03 2016-12-23 가부시키가이샤 아이에이치아이 압연 장치 및 센서 유닛
KR101941763B1 (ko) 2014-10-03 2019-01-23 가부시키가이샤 아이에이치아이 압연 장치 및 센서 유닛

Also Published As

Publication number Publication date
JP5638904B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4803323B2 (ja) ワイヤロープピッチの測定方法とワイヤロープピッチ測定装置およびワイヤロープの製造方法
KR102557105B1 (ko) 안경 프레임 형상 측정 장치, 및 렌즈 가공 장치
KR101463338B1 (ko) 시편 굽힘각도 자동 측정장치
CN107796317B (zh) 一种薄膜在线激光测厚***及方法
JP7257326B2 (ja) 測量装置、測量システム、測量方法および測量用プログラム
EP3002549B1 (en) Optical measuring machine and method
JP2015090315A (ja) 厚み測定装置、厚み測定方法及び腐食深さ測定方法
JP5638904B2 (ja) 距離測定装置および距離測定方法
JP2012220341A5 (ja)
WO2010067826A1 (ja) 測定方法及び測定装置
KR20210038386A (ko) 안경 프레임 형상 측정 장치 및 렌즈 가공 장치
JP7196849B2 (ja) 眼鏡枠形状測定装置及び眼鏡枠形状測定プログラム
JP2017032297A (ja) 測定台および表面形状測定装置
JP4188983B2 (ja) 結晶方位決定装置
KR100923553B1 (ko) 스트립의 압연 정밀도 측정방법
JP5943778B2 (ja) 座厚測定装置、プログラム、記録媒体、及び方法
JP2008196962A (ja) タイヤ測定装置
JPH1130510A (ja) コンクリート構造物の劣化測定方法および測定装置
JP6581493B2 (ja) コイルばねの形状測定方法と形状測定装置
JP2003302209A (ja) 光測長装置
TW201727255A (zh) 磁場分佈感測系統
KR20160116086A (ko) 강판의 전단 위치 측정 장치
KR101225729B1 (ko) 슬라브용 길이측정장치
JP7156288B2 (ja) 眼鏡枠形状測定装置及び眼鏡枠形状測定プログラム
US7913564B2 (en) Ultrasonic scanning device with a hybrid controller

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5638904

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250