JP2012051614A - 嵌合具付きガゼット袋 - Google Patents

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宏 大島
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Abstract

【課題】開口を開封自在に安定して封じることができる嵌合具を有する嵌合具付きガゼット袋の提供を目的とする。
【解決手段】平面部11、12及び側面部13、14を有するガゼット状の袋本体10と、袋本体10の内面に、周方向に沿って全周にわたって帯状に設けられた嵌合具20とを有し、側面部13、14に設けられた雄型嵌合部22における、側面部13、14の各々の折り線13a、14aに対応する部分に第1の切り欠き部23、24が設けられ、かつ、平面部11、12に設けられた雄型嵌合部22における、開口を封じたときに第1の切り欠き部23、24に対応する部分に第2の切り欠き部25〜28が設けられている嵌合具付きガゼット袋1。
【選択図】図3

Description

本発明は、嵌合具付きガゼット袋に関する。
食品分野等では、開口を大きく開くことができ、内容物の出し入れが容易な点から、ガゼット袋が広く使用されている。また、ガゼット袋の開口を繰り返し開閉できるように、ガゼット袋の開口近傍の内面に、互いに着脱自在に嵌合する嵌合部を有する嵌合具が設けられた嵌合具付きガゼット袋が知られている。
例えば、図16に例示した、ガゼット状の袋本体110と、袋本体110の内面に設けられた嵌合具120とを有する嵌合具付きガゼット袋101が示されている(例えば、特許文献1)。袋本体110は、対向する前面部111及び背面部112と、前面部111及び背面部112の側縁から内側に折り込まれた一対の側面部113、114とを有する。嵌合具120は、前面部111と背面部112のそれぞれの内面に一方の縁から他方の縁まで設けられた、凸条の雄型嵌合部121及び該雄型嵌合部121に着脱自在に嵌合する雌型嵌合部122を有する。
また、図17に例示した、ガゼット状の袋本体210と、袋本体210の内面に全周にわたって設けられた嵌合具220とを備えた嵌合具付きガゼット袋201が示されている(例えば、特許文献2)。袋本体220は、対向する前面部211及び背面部212と、前面部211及び背面部212の側縁から内側に折り込まれた一対の側面部213、214とを有する。嵌合具220は、基材の長手方向に沿って複数本並行して設けられた凸条の雄型嵌合部221を有する。嵌合具220は、対向する複数本の雄型嵌合部221同士を互いに嵌め込んで引っ掛けることで嵌合するようになっている。
また、嵌合具220の雄型嵌合部221における、側面部213、214のそれぞれの折り線213a、214aに対応する部分には、切り欠き部222、223が設けられている。これにより、袋本体210は、側面部213、214が、折り線213a、214aを内側にしてガゼット状に折り込みやすくなっている。
特開2001−72087号公報 特開2006−290373号公報
しかし、嵌合具付きガゼット袋101は、雄型嵌合部121と雌型嵌合部122を嵌合して開口110aを閉じる際、側面部113、114を雄型嵌合部121と雌型嵌合部122の間に挟み込むようにして、雄型嵌合部121と雌型嵌合部122を嵌合する。そのため、側面部113、114の厚みが厚い場合は、開口110aを充分に封じることができず、適用形態に制限がある。
また、嵌合具付きガゼット袋201は、嵌合具220によって袋本体210の開口を封じる際、特に側面部213、214の近傍を安定して封じられず、内容物が袋本体210外に出てしまうことがある。
本発明は、開口を開封自在に安定して封じることができる嵌合具を有する嵌合具付きガゼット袋の提供を目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。
[1]対向する一対の平面部、及び前記一対の平面部の少なくとも一方の側縁から内側に折り込まれた側面部を有するガゼット状の袋本体と、
前記袋本体の内面に、周方向に沿って全周にわたって帯状に設けられ、対向する部分同士が互いに着脱自在に嵌合する嵌合部を有する、前記袋本体の開口を開閉自在に封じる嵌合具と、
を有する嵌合具付きガゼット袋であって、
前記側面部に設けられた前記嵌合部における、該側面部の折り線に対応する部分に第1の切り欠き部が設けられ、
かつ、前記平面部に設けられた前記嵌合部における、開口を封じたときに前記第1の切り欠き部に対応する部分に第2の切り欠き部が設けられていることを特徴とする嵌合具付きガゼット袋。
[2]前記嵌合具が、帯状の基材と、該基材から立ち上がる幹部、及び該幹部の上部に形成された該幹部よりも大きい頭部を備え、前記基材の長手方向に沿って並行して複数本設けられた凸条の雄型嵌合部とを有し、
対向する複数本の凸条の雄型嵌合部同士が互いに嵌合する嵌合具である、[1]に記載の嵌合具付きガゼット袋。
[3]前記嵌合具が、帯状の基材と、該基材から円弧状に立ち上がるアーム部を備え、前記基材の長手方向に沿って並行して複数本設けられた雌型嵌合部とを有し、
対向する複数本の雌型嵌合部同士が互いに嵌合する嵌合具である、[1]に記載の嵌合具付きガゼット袋。
本発明の嵌合具付きガゼット袋は、開口を開封自在に安定して封じることができる。
本発明の嵌合具付きガゼット袋の一例を示した正面図である。 図1の嵌合具付きガゼット袋の上部を開封した様子を示した斜視図である。 図2の嵌合具付きガゼット袋を直線I−I’線で切断したときの断面図である。 図2の嵌合具付きガゼット袋を直線II−II’線で切断したときの断面図である。 図4の嵌合具付きガゼット袋の嵌合具を閉じた様子を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の嵌合具を示した斜視図である。 図3の嵌合具付きガゼット袋の開口を閉じた様子を示した断面図である。 図7の側面部近傍を拡大した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の製造工程を示した斜視図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 本発明の嵌合具付きガゼット袋の他の例を示した断面図である。 従来の嵌合具付きガゼット袋の一例を示した斜視図である。 従来の嵌合具付きガゼット袋を示した断面図である。 図17の嵌合具付きガゼット袋の開口を閉じた様子を示した拡大断面図である。
以下、本発明の嵌合具付きガゼット袋の実施形態の一例を示して詳細に説明する。
本実施形態の嵌合具付きガゼット袋1(以下、「ガゼット袋1」という。)は、図1に示すように、ガゼット状の袋本体10と、袋本体10の内面に設けられた嵌合具20とを有する。
袋本体10は、図1に示すように、対向する一対の平面部11、12と、平面部11の側縁11a及び平面部12の側縁12aから内側に折り込まれた側面部13と、平面部11の側縁11b及び平面部12の側縁12bから内側に折り込まれた側面部14とを有している。側面部13は、折り線13aを内側にして折り込まれている。側面部14は、折り線14aを内側にして折り込まれている。また、本実施形態の袋本体10は、平面部11、12及び側面部13、14が1枚のフィルム材からなっており、該フィルム材を筒状にして側端部同士を貼り合わせることで背貼り部15とし、側面部13、14を内側に折り込んで底部シール部16がシールされることで、内容物を収容できるガゼット状の袋となっている。
また、袋本体10は、内容物を収容した状態で、上部が上部シール部17でシールされて密封されている。袋本体10の上部には、袋本体10の上部を切断して開封するのを補助する切断補助線18が幅方向に沿って形成されており、その切断補助線18の端部にはノッチ19が形成されている。
袋本体10は、切断補助線18に沿って上部を切断して開封することで、図2に示すように、上部に開口10aを形成することができるようになっている。
平面部11、12の形状は、この例では矩形である。ただし、平面部11、12の形状は矩形には限定されない。また、平面部11、12の大きさも特に限定されず、袋本体10に収容する内容物によって適宜選定すればよい。
側面部13、14の形状は、平面部11、12に応じて適宜選定でき、この例では矩形である。また、側面部13、14の大きさは、平面部11、12の大きさに応じて決定される。
平面部11、12は、ヒートシールにより嵌合具20を溶着できるものであればよく、内面側からシーラント層と基材層を少なくとも有する積層フィルムが好ましい。
基材層としては、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリプロピレン等が挙げられる。
シーラント層としては、直鎖状低密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー等が挙げられる。
また、前記積層フィルムには、バリア層等の機能層を設けてもよい。また、平面部11、12は、シーラント層のみからなる単層フィルムであってもよい。
側面部13、14は、平面部11、12と同じフィルム材が使用できる。
切断補助線18としては、例えば、袋本体10の平面部11、12における切断補助線18の部分をそれ以外の部分に比べて薄肉化した弱化線、ミシン目からなる弱化線、列状に形成された細孔からなる弱化線が挙げられる。また、切断補助線18は、前記弱化線には限定されず、ハサミやカッター等で切断する位置を示す、印刷等で形成した線であってもよい。
切断補助線18は、本実施形態では袋本体10の幅方向に沿って形成されているが、この形態には限定されず、袋本体10の幅方向に対して傾斜して設けられていてもよい。
ノッチ19の形状は、この例では三角形状であるが、特に限定されず、半円形状、直線状等であってもよい。
嵌合具20は、図2及び図3に示すように、袋本体10の内面に、周方向に沿って全周にわたって帯状に設けられている。
嵌合具20は、図4及ぶ図6に示すように、帯状の基材21と、基材21の長手方向に沿って並行して複数本設けられた凸条の雄型嵌合部22とを有している。雄型嵌合部22は、基材21から立ち上がる幹部22a及び該幹部22aの上部に設けられた幹部22aよりも大きい頭部22bからなる。嵌合具20は、図5に示すように、並行する雄型嵌合部22の各々の頭部22bを、向かい側に並行して設けられた雄型嵌合部22と雄型嵌合部22の間にそれぞれ嵌め込むことで、頭部22bを互いに引っ掛けて着脱自在に嵌合できるようになっている。
雄型嵌合部22の断面形状は、対向する雄型嵌合部22同士を互いに着脱することで、袋本体10に形成した開口10aの開閉が繰り返し行えるものであればよく、公知の断面形状を採用できる。
嵌合具20において基材21に並行して設けられる雄型嵌合部22の本数は、この例では4本であるが、4本には限定されない。並行して設けられる雄型嵌合部22の本数は、3〜6本が好ましく、4〜5本がより好ましい。
また、嵌合具20は、図3及び図6に示すように、袋本体10の側面部13に設けられた雄型嵌合部22における、側面部13の折り線13aに対応する部分に、第1の切り欠き部23が設けられている。つまり、袋本体10の側面部13の折り線13a部分には雄型嵌合部22が存在しない。そのため、袋本体10の側面部13は、折り線13a部分において雄型嵌合部22を屈曲させることなく内側に折り込むことができる。
第1の切り欠き部23の形態としては、雄型嵌合部22に刃物等によって切り込みを入れることで形成した形態、雄型嵌合部22の一部を切除することで形成した形態、雄型嵌合部22の一部を押し潰して形成した形態等が挙げられる。
同様に、嵌合具20は、袋本体10の側面部14に設けられた雄型嵌合部22における、側面部14の折り線14aに対応する部分に、第1の切り欠き部24が設けられている。つまり、袋本体10の側面部14の折り線14a部分においては、雄型嵌合部22が存在していない。そのため、袋本体10の側面部14側も、折り線14a部分において雄型嵌合部22を屈曲させることなく、側面部14を内側に折り込むことができる。
第1の切り欠き部24の形態としては、第1の切り欠き部23の説明で挙げたものと同じ形態が挙げられる。
また、嵌合具20は、図3に示すように、平面部11に設けられた雄型嵌合部22における、開口10aを封じたときに第1の切り欠き部23、24のそれぞれに対応する部分に、第2の切り欠き部25、26が設けられている。
同様に、嵌合具20は、平面部12に設けられた雄型嵌合部22における、開口10aを封じたときに第1の切り欠き部23、24のそれぞれに対応する部分に、第2の切り欠き部27、28が設けられている。
第2の切り欠き部25、26、27、28の形態としては、第1の切り欠き部23の説明で挙げたものと同じ形態が挙げられる。
嵌合具20における袋本体10の四隅の部分、すなわち平面部11の側縁11a、11b及び平面部12の側縁12a、12bの部分の雄型嵌合部22は、ヒートシールにより押し潰されることが好ましい。これにより、袋本体10の四隅部分が広がって、開口10aが封じ難くなることを抑制しやすくなる。
ガゼット袋1は、袋本体10の内面に、周方向に沿って全周にわたって設けられた嵌合具20により、袋本体10の上部に形成した開口10aを開閉自在に封じることができる。嵌合具20で開口10aを封じる際、図5及び図7に示すように、袋本体10の中央部分では、平面部11と平面部12のそれぞれの内面に設けられた複数本の雄型嵌合部22同士が互いに嵌め込まれる。また、側面部13における第1の切り欠き部23と平面部11の側縁11aの間の雄型嵌合部22は、平面部11に設けられた雄型嵌合部22と互いに嵌め込まれ、第1の切り欠き部23と平面部12の側縁12aの間の雄型嵌合部22は、平面部12に設けられた雄型嵌合部22と互いに嵌め込まれる。同様に、側面部14における第1の切り欠き部24と平面部11の側縁11bの間の雄型嵌合部22は、平面部11に設けられた雄型嵌合部22と互いに嵌め込まれ、第1の切り欠き部24と平面部12の側縁12bの間の雄型嵌合部22は、平面部12に設けられた雄型嵌合部22と互いに嵌め込まれる。
ガゼット袋1は、袋本体10の内面に、全周にわたって嵌合具20を設けているため、袋本体10に形成した開口10aを封じる際には、対向する雄型嵌合部22の間に側面部13、14を挟み込まない。そのため、側面部13、14の厚さに依存せずに、対向する雄型嵌合部22同士を充分に嵌合できる。
また、ガゼット袋1は、嵌合具20の雄型嵌合部22に、前述したように第1切り欠き部23、24と第2切り欠き部25、26、27、28が設けられていることで、袋本体10に形成した開口10aを安定して充分に封じることができる。この理由は、以下に示すとおりである。
例えば、前述した嵌合具付きガゼット袋201の場合、袋本体210に形成した開口を封じる際に、図18に示すように、側面部213側に隙間が生じて開口を安定して封じられないことがある。なぜなら、雄型嵌合部221はフィルム材に比べて曲がり難く、平面部211、212の側面部213側が湾曲したような形状となり、それら平面部211、212、側面部213を互いに充分に近づけることができないためである(領域a)。
これに対し、本発明のガゼット袋1では、側面部13に設けられた雄型嵌合部22に第1の切り欠き部23が設けられているため、側面部13を湾曲させずに、第1の切り欠き部23の部分(折り線13a)を基点に内側に折り込むことができる。また、平面部11、12の側面部13側も、雄型嵌合部22に第2の切り欠き部25、27が設けられているため、それらを基点に折り曲げることができる。そのため、図8に示すように、側面部13に設けられた雄型嵌合部22と、それに対向する平面部11、12に各々設けられた雄型嵌合部22とは、それぞれ湾曲せずに直線性が保たれて互いに充分に近づけることができるので、しっかりと嵌合することができる。
これらのことは、側面部14側についても同じである。
嵌合具20の材質としては、公知の嵌合具と同じ材質が使用でき、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。嵌合具1の材質は、1種の樹脂からなっていてもよく、2種以上の樹脂を含む樹脂組成物からなっていてもよい。また、必要に応じて安定剤、酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、着色剤等の公知の添加剤が添加されていてもよい。
また、嵌合具20の基材21は、単層フィルムからなっていてもよく、多層フィルムからなっていてもよい。積層フィルムとしては、ヒートシール層、耐熱層、バリア層等を含むフィルムが挙げられる。
ガゼット袋1の製造方法は、特に限定されず、例えば、以下に示す方法が挙げられる。
まず、図9に示すように、平面部11、12及び側面部13、14を形成する長尺のフィルム材10Aをその長手方向に搬送しつつ、フィルム材10A上に、該フィルム材10Aの短手方向に沿って、第1の切り欠き部23、24及び第2の切り欠き部25〜28となる各々の切り欠き部を設けた嵌合具20を溶着し、フィルム材10Aを直線xに沿って切断する。
その後、切断したフィルム材10Aにおける一方の側端部10bと他方の側端部10cとを、嵌合具20が内側となるように合わせて、フィルム材10Aを筒状にし、それら側端部10bと側端部10cをヒートシールして背貼り部15を形成し、背貼り部15が背面となるようにガゼット状に折り込んで平面部11、12、側面部13、14を形成して、平面部11の側縁11a、11b及び平面部12の側縁12a、12bの部分をポイントシールしてその部分の雄型嵌合部22を押し潰す。さらに、平面部11、12、側面部13、14の底側をヒートシールして底部シール部16を形成し、内容物を収容した後に上部をヒートシールして上部シール部17を形成することで密封する。
切断補助線18及びノッチ19の形成時期は特に限定されず、フィルム材10Aの相当する位置に予め形成していてもよく、袋本体10の密封後に形成してもよい。
以上説明したように、本発明の嵌合具付きガゼット袋は、帯状の嵌合部に前述した切り欠き部を設けた嵌合具を、袋本体の内面に全周にわたって設けることで、ガゼット状の袋本体に形成した開口を安定して充分に封じることができる。
なお、本発明の嵌合具付きガゼット袋は、前述したガゼット袋1には限定されない。
例えば、ガゼット袋1の嵌合具20は、複数本の雄型嵌合部22同士を嵌合するものであったが、図10及び図11に示すように、帯状の基材31にその長手方向に沿って設けられた突条の雄型嵌合部32と、帯状の基材33にその長手方向に沿って設けられた、雄型嵌合部32に着脱自在に嵌合する雌型嵌合部34とを有する嵌合具30を有する嵌合具付きガゼット袋2(以下、「ガゼット袋2」という。)であってもよい。ガゼット袋2は、嵌合具20の代わりに嵌合具30を有している以外は、ガゼット袋1と同じである。
雄型嵌合部32は、図10に示すように、基材31から突き出すように形成された幹部32aと、幹部32aよりも大きい断面略半円形状の頭部32bを有している。また、雌型嵌合部34は、基材32から断面円弧状に突き出すアーム部34a、34bからなり、これらアーム部34a、34bにより凹部34cが形成されている。
嵌合具30は、雄型嵌合部32の頭部32bを、雌型嵌合部34の凹部34cに嵌め込むことで、雄型嵌合部32と雌型嵌合部34を着脱自在に嵌合できるようになっている。
雄型嵌合部32と雌型嵌合部34の形状は特に制限はなく、それらを着脱自在に嵌合できるものであれば、任意の形状を採用できる。
ガゼット袋2では、図11に示すように、平面部11に雄型嵌合部32、平面部12に雌型嵌合部34、側面部13における平面部11と対向する面側に雌型嵌合部34、側面部13における平面部12と対向する面側に雄型嵌合部32、側面部14における平面部11と対向する面側に雌型嵌合部34、側面部13における平面部12と対向する面側に雄型嵌合部32、がそれぞれ設けられている。
嵌合具30は、ガゼット袋1の嵌合具20と同様に、側面部13の折り線13aに対応する部分、及び側面部14の折り線14aに対応する部分に、それぞれ第1の切り欠き部41、42が設けられている。また、嵌合具30は、ガゼット袋1の嵌合具20と同様に、平面部11に設けられた雄型嵌合部32における、開口を封じたときに第1の切り欠き部41、42のそれぞれに対応する部分に、第2の切り欠き部43、44が設けられている。同様に、嵌合具30は、平面部12に設けられた雌型嵌合部34における、開口を封じたときに第1の切り欠き部41、42のそれぞれに対応する部分に、第2の切り欠き部45、46が設けられている
これにより、ガゼット袋2は、袋本体10の内面における対向する面に位置する雄型嵌合部32と雌型嵌合部34を嵌合することで、ガゼット袋1と同様に上部に形成した開口を安定して充分に封じることができる。
また、本発明の嵌合具付きガゼット袋は、図12に示すように、帯状の基材51と、基材51の長手方向に沿って並行して複数本設けられた雌型嵌合部52とを有し、ガゼット袋1の雄型嵌合部22と同様に第1の切り欠き部及び第2の切り欠き部が形成された嵌合具50を、袋本体の内面に、周方向に沿って全周にわたって帯状に設けた嵌合具付きガゼット袋3(以下、「ガゼット袋3」という。)であってもよい。ガゼット袋3は、嵌合具20の代わりに嵌合具50を有している以外は、ガゼット袋1と同じである。
雌型嵌合部52は、基材51から円弧状に立ち上がるアーム部52a、52bを有しており、それらアーム部52a、52bにより凹部52cが形成されている。嵌合具50は、図13に示すように、並行する雌型嵌合部52のアーム部52a、52bの一方を、向かい側に並行して設けられた雌型嵌合部52の凹部52c内に嵌め込んで互いに引っ掛けることで、着脱自在に嵌合できる。
なお、ガゼット袋1とガゼット袋3は、製造が容易な点でガゼット袋2よりも有利である。
また、本発明の嵌合具付きガゼット袋は、平面部11と平面部12に設けられた嵌合部の一方だけに、開口を封じたときに第1の切り欠き部に対応する第2の切り欠き部が設けられていてもよい。例えば、図14に例示した、嵌合具20Aを有する嵌合具付きガゼット袋1A(以下、「ガゼット袋1A」という。)でもよい。ガゼット袋1Aにおけるガゼット袋1と同じ部分は、同じ符号を付して説明を省略する。ガゼット袋1Aは、平面部11に設けられた雄型嵌合部22における、開口を封じたときに第1の切り欠き部23に対応する部分に第2の切り欠き部25が設けられ、平面部12に設けられた雄型嵌合部22における、開口を封じたときに第1の切り欠き部24に対応する部分に第2の切り欠き部28が設けられている。すなわち、ガゼット袋1Aは、第2の切り欠き部26と第2の切り欠き部27が設けられていない以外は、ガゼット袋1と同じである。
ガゼット袋1Aにおいても、嵌合具20Aに第1の切り欠き部23、24と第2の切り欠き部25、28を基点として平面部11、12及び側面部13、14を折り込んで、袋本体10に形成した開口を安定して充分に封じることができる。
また、ガゼット袋1の袋本体は、1枚のフィルム材10Aで形成したものであったが、袋本体はこの形態には限定されない。例えば、図15に示すように、平面部11、平面部12、側面部13及び側面部14が、4枚のフィルム材から形成された袋本体10Bを有する嵌合具付きガゼット袋1Bであってもよい。
また、ガゼット袋1の袋本体は、一対の平面部11、12と一対の側面部13、14を有する形態であったが、この形態には限定されない。例えば、一対の平面部の一方の側縁側のみに、内側に折り込まれた側面部を有し、一対の平面部の他方の側縁側は、それら一対の平面部の側縁部同士がヒートシールされた袋本体を有する嵌合具付ガゼット袋であってもよい。
1、1A、1B、2、3 嵌合具付きガゼット袋
10、10B 袋本体
11、12 平面部
11a、11b、12a、12b 側縁
13、14 側面部
13a、14a 折り線
20、20A 嵌合具
21 基材
22 雄型嵌合部
30 嵌合具
31、33 基材
32 雄型嵌合部
34 雌型嵌合部
50 嵌合具
52 雌型嵌合部

Claims (3)

  1. 対向する一対の平面部、及び前記一対の平面部の少なくとも一方の側縁から内側に折り込まれた側面部を有するガゼット状の袋本体と、
    前記袋本体の内面に、周方向に沿って全周にわたって帯状に設けられ、対向する部分同士が互いに着脱自在に嵌合する嵌合部を有する、前記袋本体の開口を開閉自在に封じる嵌合具と、
    を有する嵌合具付きガゼット袋であって、
    前記側面部に設けられた前記嵌合部における、該側面部の折り線に対応する部分に第1の切り欠き部が設けられ、
    かつ、前記平面部に設けられた前記嵌合部における、開口を封じたときに前記第1の切り欠き部に対応する部分に第2の切り欠き部が設けられていることを特徴とする嵌合具付きガゼット袋。
  2. 前記嵌合具が、帯状の基材と、該基材から立ち上がる幹部、及び該幹部の上部に形成された該幹部よりも大きい頭部を備え、前記基材の長手方向に沿って並行して複数本設けられた凸条の雄型嵌合部とを有し、
    対向する複数本の凸条の雄型嵌合部同士が互いに嵌合する嵌合具である、請求項1に記載の嵌合具付きガゼット袋。
  3. 前記嵌合具が、帯状の基材と、該基材から円弧状に立ち上がるアーム部を備え、前記基材の長手方向に沿って並行して複数本設けられた雌型嵌合部とを有し、
    対向する複数本の雌型嵌合部同士が互いに嵌合する嵌合具である、請求項1に記載の嵌合具付きガゼット袋。
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