JP2012047467A - 原子炉圧力容器の溶接部検査装置 - Google Patents

原子炉圧力容器の溶接部検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012047467A
JP2012047467A JP2010187013A JP2010187013A JP2012047467A JP 2012047467 A JP2012047467 A JP 2012047467A JP 2010187013 A JP2010187013 A JP 2010187013A JP 2010187013 A JP2010187013 A JP 2010187013A JP 2012047467 A JP2012047467 A JP 2012047467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure vessel
reactor pressure
scanning
sensor
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010187013A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Takatori
洋介 高取
Kenichi Otani
健一 大谷
Hidetaka Komuro
秀孝 小室
Satoshi Okada
岡田  聡
Ryosuke Kobayashi
亮介 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi GE Nuclear Energy Ltd filed Critical Hitachi GE Nuclear Energy Ltd
Priority to JP2010187013A priority Critical patent/JP2012047467A/ja
Priority to US13/216,483 priority patent/US20120051483A1/en
Publication of JP2012047467A publication Critical patent/JP2012047467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/003Remote inspection of vessels, e.g. pressure vessels
    • G21C17/007Inspection of the outer surfaces of vessels
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/003Remote inspection of vessels, e.g. pressure vessels
    • G21C17/013Inspection vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)

Abstract

【課題】本発明の目的は、溶接部検査装置の駆動部で圧力容器の外面を走行し、圧力容器の狭隘部にアクセス可能で原子炉圧力容器の溶接部の検査を容易に行う無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置を提供する。
【解決手段】原子炉圧力容器の溶接部検査装置は、検査対象の溶接部の状態を検出するセンサと、センサを一方の走査軸に備え、該センサを移動させる一方の走査軸と相互に直交する方向に配設された他方の走査軸とで構成される2軸の走査軸と、走査軸を備えており前記原子炉圧力容器の外面を走行する走査部と、走査部の両側に着脱可能に設置され前記走査部を検査対象の溶接部の位置に移動する駆動部とを備え、駆動部は複数の磁石を一列となるように連結し無端状に形成して構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、原子力発電プラント等の圧力容器と圧力容器内部に設置される炉内構造部との溶接部や圧力容器の溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置に関する。
また本発明は、特に検査対象部位である原子炉の圧力容器の内側の溶接部を検査する検査装置を移動及び検査する圧力容器の外側の環境が周囲の構造物によって狭隘な個所を、圧力容器の外側から検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置に関する。
原子力発電プラント等の原子炉圧力容器の内側の溶接部や、原子炉圧力容器と圧力容器内部に設置された炉内構造部との溶接部の検査においては、溶接部が円筒形状同士の溶接部、又は円筒と半球の溶接部であることから、圧力容器に形成された周方向の溶接部に対してラックを設けた軌道を圧力容器の建設時に前記圧力容器の外面近傍に設置し、この軌道上に溶接部の検査を行う溶接部検査装置を搭載して圧力容器の内側の溶接部の検査を実施している。
一方、圧力容器の溶接部の近傍に溶接部検査装置を搭載させる軌道が設置されていない場合に圧力容器の内側の溶接部を圧力容器の外側から検査する装置として、公知例の特開平11−194119号公報には、軌道を必要としない無軌道式の溶接部検査装置を用いて圧力容器の外側から圧力容器の溶接部の検査を行う溶接部検査装置に関する技術が開示されている。
この特開平11−194119号公報に開示されている無軌道式の溶接部検査装置は、複数の磁石をチェ―ンによって連結された駆動部によって圧力容器の外面に磁力で吸着し、溶接部の位置まで前記溶接部検査装置を移動させて圧力容器の溶接部の検査を行うものである。
前記溶接部検査装置の本体には、本体を走行させるサポートとなる駆動部の軸(駆動軸)と、この駆動軸と直交方向に配設され検査用のセンサを走査させる軸(走査軸)を搭載している。
そして検査用のセンサを圧力容器の外壁面に接触させてサポートとなる前記駆動軸によって検査装置を圧力容器の溶接部の溶接線と平行に移動させ、前記走査軸を用いてセンサで溶接部を走査することで、圧力容器の内側の溶接部の検査を圧力容器の外側から行うように構成した溶接部検査装置である。
圧力容器の外面を走行する前記溶接部検査装置は無軌道式であるため、溶接部検査装置本体の位置は走行時に位置ズレを生じるが、溶接線とほぼ平行に溶接部検査装置本体とは別に識別レールを敷設し、溶接部検査装置本体に搭載された検出センサによって識別レールを検出することで、溶接部検査装置本体を溶接線と平行に走行させることを可能にしている。
また、公知例の特許2619020号公報には、原子力発電プラントの圧力容器の内側から検査装置を圧力容器の内側の溶接部近傍にアクセスさせて圧力容器の溶接部の検査を圧力容器の内側から行うガイドレールを敷設した吊り下げ式の溶接部検査装置に関する技術が開示されている。
この特許2619020号公報に開示された圧力容器の内側の溶接部を検査する溶接部検査装置は、検査用の軸として2軸を備えており、検査用のセンサを圧力容器の内壁面に接触させ前記検査用の2軸を用いて走査させることにより、圧力容器の内側から圧力容器の内側の溶接部の検査を行うものである。
特開平11−194119号公報 特許2619020号公報
ところで、原子力発電プラントでは、圧力容器の外周側には円筒状の保温材が圧力容器と近接して設置されているため、圧力容器の内側の溶接部の検査を圧力容器の外側から検査する、例えば前記特開平11−194119号公報に記載されたような構成の溶接部検査装置では、圧力容器の外面と該圧力容器を囲う円筒状の保温材の内面との間の円環状の狭隘な隙間を走行移動しなければならず、更に溶接部検査装置の本体を走行させるサポートとなる駆動軸も前記狭隘な隙間に設置しなければならないという課題がある。
また、圧力容器の内側から溶接部の検査を行う、例えば前記特許2619020号公報に記載されたような構成の溶接部検査装置では、走査用の走査軸が2軸あるためセンサによる溶接部の細かい走査は可能となるが、原子力発電プラントの圧力容器内側の溶接部の近傍には複数の炉内構造物が隣接しているため、こちらも狭隘な溶接部を検査しなければならない点では同じである。
更に、前記溶接部検査装置は圧力容器の内部に検査装置を吊り下ろす方式であるため、圧力容器から視認可能である範囲にしか検査を行うことができず、しかも、圧力容器の内側では溶接部の検査以外の他の作業も輻輳して行われているので、これらの作業の工程調整が非常に難しい。
本発明の目的は、圧力容器内側の溶接部を圧力容器の外側から検査する溶接部検査装置が圧力容器の外面を走行する際に、溶接部検査装置の走行を案内する機器を設けずに検査対象位置との位置ズレを補正して溶接部検査装置を走行させ、圧力容器の外側の狭隘部にアクセス可能にした無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置を提供することにある。
本発明の原子炉圧力容器の溶接部検査装置は、検査対象の溶接部の状態を検出するセンサと、前記センサを備えた台座が設置されており前記センサを走査させるために所定の第1の方向に移動させる第1走査軸と、前記第1走査軸と直交する方向に配設されており前記第1走査軸を所定の第2の方向に移動させる第2走査軸と、前記センサを備えた台座が設置された前記第1走査軸を第2走査軸に沿って移動する該第1走査軸に設けた第1駆動案内部と、前記センサを備えた台座を第1走査軸に沿って移動する該台座に設けた第2駆動案内部を備えて原子炉圧力容器の外面を走行するフレームを有する走査部と、前記走査部の側面の両側に着脱可能にそれぞれ設置され前記走査部を検査対象の溶接部の位置に移動する駆動部と前記駆動部を駆動するモータとを設け、前記駆動部は複数の磁石を一列となるように連結して無端状に形成したことを特徴とする。
また、本発明の原子炉圧力容器の溶接部検査装置は、検査対象の溶接部の状態を検出するセンサと、前記センサを備えた台座が設置されており前記センサを走査させるために所定の第1の方向に移動させる第1走査軸と、前記センサを備えた台座を第1走査軸の配設方向に沿って移動する該台座に設けた駆動案内部を備えて原子炉圧力容器の外面を走行するフレームを有する走査部と、前記走査部の側面の両側に着脱可能にそれぞれ設置され前記走査部を検査対象の溶接部の位置に移動する駆動部と前記駆動部を駆動するモータとを設け、前記駆動部は複数の磁石を一列となるように連結して無端状に形成したことを特徴とする。
本発明によれば、圧力容器内側の溶接部を圧力容器の外側から検査する溶接部検査装置が圧力容器の外面を走行する際に、溶接部検査装置の走行を案内する機器を設けずに検査対象位置との位置ズレを補正して溶接部検査装置を走行させ、圧力容器の外側の狭隘部にアクセス可能にした無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置が実現できる。
本発明の実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部検査装置を示す概略構成図。 図1に示した実施例の溶接部検査装置が原子炉圧力容器の外面を走査している状況を示す断面図。 図1に示した実施例の溶接部検査装置を上方から見た部分図。 図1に示した実施例のA−A方向断面図。 図1に示した実施例のB−B方向断面図で駆動部を取り付けた状況を示す図。 図1に示した実施例のB−B方向断面図で駆動部を取り外した状況を示す図。 本発明の他の実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部検査装置を示す概略構成図。
本発明の実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置について図面を用いて以下に説明する。
本発明の一実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置について図1乃至図6を用いて説明する。
図1及び図2は本実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100を示している。本実施例の無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100は、図2に示した部分断面図に断面の一部を示す原子炉圧力容器50の外側で、前記圧力容器50と保温材51との間の非常に狭い円環形状の狭隘部を圧力容器50の外面に沿って走査し溶接部の状態を検査する溶接部検査装置100の状況を示している。
本実施例の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100は、検査対象の原子炉圧力容器の溶接部と溶接部検査装置100の本体との位置ズレ補正を行う別の装置の設置を必要とせずに、溶接部の検査を行うセンサ操作用の走査軸を同一平面上に2軸備えた無軌道式の溶接部検査装置である。
まず、本実施例の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100の概略構成について説明する。図1に示したように、本実施例の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100は、溶接部検査装置の本体である走査部1を構成するフレーム60と、このフレーム60の両側にそれぞれ設置され、モータ20によって駆動される駆動部2a、2bから構成されている。
前記駆動部2a、2bは、走査部1のフレーム60に対して駆動部着脱部3a、3bを介してモータ20と共に着脱可能に取り付けられている。
駆動部2a、2bはそれぞれ、複数の磁石21をチェーン(図示せず)によって一列となるように連結して無端状に形成した構造である。そして前記駆動部2a、2bの磁石21によって原子炉圧力容器50の外面に駆動部2a、2bを吸着させている。前記駆動部2a、2bを駆動するモータ20には、電源ケーブル41を介して制御装置31から駆動用の電流が供給されている。
溶接部検査装置100の走査部1のフレーム60には、同一平面上に位置する2軸の走査軸としてフレーム60の長手方向に配設されたX軸4と、この軸4と直交する方向に配設されたY軸5が取り付けられている。
Y軸5には図1に示す矢印Y1の方向、及び矢印Y2の方向に圧力容器50の溶接部の状態を走査する超音波探触子のセンサ8を圧力容器50の表面に押し付けるセンサ押付け部7を備えた台座6が設けられており、この台座6がY軸5の軸方向(Y軸方向となる矢印Y2方向)に沿って移動可能に構成されている。また、超音波探触子のセンサ8は台座6に設けたセンサ押付け部7に取り付けられている。
Y軸5の一方の端部には、凸部の断面形状を有するX軸4を両側から挟み込むように、センサ8を備えた台座6の駆動案内部を構成する、モータ(図示せず)によって駆動するそれぞれ2個のタイヤ5a、5bが配設されており、このタイヤ5a、5bによってY軸5がX軸4の配設方向(X軸方向となる矢印Y1方向)に沿ってフレーム60上を移動できるように構成されている。
また、走査部1のフレーム60の前方には前方確認用カメラ10が、後方には後方確認用カメラ11が設置されている。
上記のように溶接部検査装置100の走査部1を構成し、センサ8を圧力容器50の表面に押し付けて溶接部検査装置100を走行させることによって、前記センサ8を矢印Y1、Y2の方向に移動させて圧力容器50の溶接部を走査ことが可能となっている。
センサ8を備えた台座6をX軸4の矢印Y1方向に移動させるには、前述したようにモータ(図示せず)によって駆動するタイヤ5a、5bの回転駆動によって前記台座6を備えたY軸5を、X軸4の矢印Y1方向に移動させることによって行なっている。
また、センサ8を備えた台座6をY軸5の矢印Y2方向に移動させるには、センサ8を備えた台座6の駆動案内部を構成する、前記台座6に備えられた、モータ(図示せず)によって駆動するタイヤ6a、6bの回転駆動によって前記台座6をY軸5の矢印Y2方向に移動することによって行なっている。
前記Y軸5にはX軸移動量検出器14aが設置されており、このX軸移動量検出器14aによってセンサ8備えた台座6がX軸4に沿って矢印Y1方向に移動するX軸4の移動量を検出している。
また、前記X軸4にはY軸移動量検出器15aが設置されており、このY軸移動量検出器15aによってセンサ8備えた台座6がY軸5に沿って矢印Y2方向に移動するY軸5の移動量を検出している。
前記Y軸4に設置された台座6にはセンサ押付け部7が設けられており、センサ押付け部7には圧力容器50の表面に形成された溶接部を検査する検査用のセンサ8が取り付けられている。
上記した構成の本実施例の溶接部検査装置100は、図2に示す圧力容器50と、圧力容器50の外周側の保温材51とで囲われた狭隘な円環状の範囲の圧力容器50の外面上を、溶接部検査装置100のフレーム60に設置した複数の磁石21を無端状に形成した駆動部2a、2bをそれぞれ駆動することによってアクセスして走行させ、検査用のセンサ8を台座6に取り付けたセンサ押付け部7によって圧力容器50の表面に押付け、X軸4とY軸5をそれぞれ矢印Y1方向、矢印Y2方向に移動(走査)することで原子炉圧力容器の溶接部の検査を行う。
溶接部検査装置100の走査部1のフレーム60には走査部1のX軸方向の移動距離を検出する移動距離検出器9が取り付けられており、走査部1のフレーム60に設けた駆動部2a、2bの駆動によって走査部1が移動したX軸方向の移動距離を検出する。
走査部1のフレーム60の前側と後側には前方確認用カメラ10及び後方確認用カメラ11がそれぞれ取り付けられており、溶接部検査装置100の前方、後方の干渉物の確認を行うことができる。
また、走査部1の水平方向に対する傾斜角度の検出のために傾斜角センサ12が走査部1のフレーム60に取り付けられている。
本実施例の溶接部検査装置100においては、図1に示したように溶接部検査装置100における溶接部の検査の操作を制御する制御装置31が設置されており、前記制御装置31には手動で走査部1の駆動部2a、2bの駆動を操作して走査部1の走行を制御する操作器32が接続されている。
前記制御装置31は走査部1と各種信号線を纏めたケーブル41によって接続されており、走査部1に設置した前記センサ8を含む各種センサで検出した検出信号をケーブル41を通じて制御装置31に入力すると共に、制御装置31から操作信号を前記走査部1の駆動部2a、2bをそれぞれ駆動するモータ20a、20bに出力するように構成されている。
前記制御装置31には制御・状態表示PC33が接続されており、この制御・状態表示PC33によって、走査部1のフレーム60に設置したX軸移動量検出器14a及びY軸移動量検出器15a、X軸方向の移動距離検出器9、傾斜角センサ12で夫々検出した検出信号をケーブル41を通じて入力させて情報処理し、表示している。
また、走査部1のフレーム60の前方確認用カメラ10、及び後方確認用カメラ11で撮影した映像は、ケーブル41を通じて制御装置31に入力され、CCU(カメラコントロールユニット)34を介して制御装置31に接続させたモニタ35に出力して表示する。
次に本実施例の溶接部検査装置100による原子炉圧力容器の溶接部を検査する検査システムについて説明する。図1乃至図6において、図4は図1におけるA一A方向断面図を示しており、走査部1のフレーム60はコの字型をした断面形状に形成されている。
走査部1に備えられたX軸4及びY軸5はそれぞれ六角形を縦に押しつぶしたようなそろばんの玉の断面形状をしている。
Y軸5の一方の端部(図3の左側の部分)には、外周側の中央が窪んだタイヤ5a、5bが2個ずつ取り付けられており、これらの各タイヤ5a、5bがX軸4の凸部を挟み込むように配設されていることでタイヤ5a、5bの脱輪を防止し、このタイヤ5a、5bを図示しないモータによって駆動させることで、センサ8を有する台座6を備えたY軸5がX軸4に対して矢印Y1方向(X軸4の配設方向)に移動することができる。
また、Y軸5の他方の端部(図3の右側の部分)には、フレーム60のコの字型の内壁の上面と内壁の下面を走行するための車輪5c、車輪5dがそれぞれ設けられており、Y軸5が斜めに倒れるのを防いでいる。
同様にY軸5に設けた台座6にも図示しないモータによって駆動されるタイヤ6a、6bが取り付けられており、このタイヤ6a、6bをモータによって駆動させることで、センサ8を有する台座6をY軸5に沿って矢印Y2方向(Y軸5の配設方向)に移動することができる。
図5及び図6は図1におけるB−B方向断面図をそれぞれ示している。図5に示した断面図では、走査部1のフレーム60の両側に駆動部2a、2bが駆動部着脱部3a、3bを介して取り付けられている。
駆動部着脱部3a、3bは、図5に示したように、例えばフレーム60に設けられたネジ穴61aにネジ61bを装着してネジ止めされているため、フレーム60に対して駆動部着脱部3a、3bが容易に着脱可能である。
そこで、検査対象である圧力容器の溶接部に至るまでに非常に狭い入口がある場合に、狭い入口の手前で図6に示したように、ネジ61bをフレーム60の穴61aから取り外すことで、駆動部着脱部3a、3bをフレーム60から外して溶接部検査装置100の幅方向のサイズを小さくすることで、溶接部検査装置100を狭隘部の狭い入口を通過させる。
そして溶接部検査装置100が狭い入口を通過した後で、ネジ61bを図5に示すようにフレーム60の穴61aに固着させて駆動部着脱部3a、3bをフレーム60に再度装着させることにより、溶接部検査装置100を検査対象の原子炉圧力容器の溶接部に容易に搬入することが可能となる。
この溶接部検査装置100によれば、溶接部検査装置100の駆動部2a、2bで圧力容器の外面を走行し、溶接部の検査対象位置との位置ズレ補正のための別の装置を必要とせずに圧力容器の狭隘部にアクセス可能で原子炉圧力容器の溶接部の検査を容易に行う無軌道式の溶接部検査装置が実現できる。
本実施例によれば、圧力容器内側の溶接部を圧力容器の外側から検査する溶接部検査装置が圧力容器の外面を走行する際に、溶接部検査装置の走行を案内する機器を設けずに検査対象位置との位置ズレを補正して溶接部検査装置を走行させ、圧力容器の外側の狭隘部にアクセス可能にした無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置が実現できる。
本発明の他の実施例である原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置について図7を用いて説明する。
図7に示した本実施例の無軌道式の溶接部検査装置は、図1乃至図6に示した先の実施例の無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置と基本的な構造は同じであるので、両者に共通した強制に説明は省略し、相違する構成について以下に説明する。
図7に示した本実施例の無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100においては、構造を簡素化するために、先の実施例のフレーム60の長手方向に配設されたX軸4を取り除いたものである。
また、Y軸5もフレーム60に直接取り付けられているので、モータによって駆動するタイヤ5a、5bも取り除かれた構造となっている。
上記した構成の本実施例の無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置100によっても、圧力容器内側の溶接部を圧力容器の外側から検査する溶接部検査装置が圧力容器の外面を走行する際に、溶接部検査装置の走行を案内する機器を設けずに検査対象位置との位置ズレを補正して溶接部検査装置を走行させ、圧力容器の外側の狭隘部にアクセス可能にした無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置が実現できる。
本発明は原子炉圧力容器と炉内構造物との溶接部を検査する無軌道式の原子炉圧力容器の溶接部検査装置に適用可能である。
1:走査部、:2a、2b:駆動部、3a、3b:駆動部着脱部、4:X軸、4a:X軸移動量検出器、5:Y軸、5a、5b:タイヤ、5c、5d:車輪、6:台座、7:センサ押付け部、8:センサ、9:移動距離検出器、10:前方確認用カメラ、11:後方確認用カメラ、12:傾斜角センサ、Y1、Y2:矢印、14a:X軸移動量検出器、15a:Y軸移動量検出器、21a、21b:モータ、31:制御装置、32:操作器、33:制御・状態表示PC、34:CCU,35:モニタ、41:ケーブル、50:圧力容器、51保温材、60:フレーム、61a:ネジ穴、61b:ネジ、90:検査装置、100:溶接部検査装置。

Claims (6)

  1. 原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記溶接部検査装置は、検査対象の溶接部の状態を検出するセンサと、前記センサを備えた台座が設置されており前記センサを走査させるために所定の第1の方向に移動させる第1走査軸と、前記第1走査軸と直交する方向に配設されており前記第1走査軸を所定の第2の方向に移動させる第2走査軸と、前記センサを備えた台座が設置された前記第1走査軸を第2走査軸に沿って移動する該第1走査軸に設けた第1駆動案内部と、前記センサを備えた台座を第1走査軸に沿って移動する該台座に設けた第2駆動案内部を備えて原子炉圧力容器の外面を走行するフレームを有する走査部と、
    前記走査部の側面の両側に着脱可能にそれぞれ設置され前記走査部を検査対象の溶接部の位置に移動する駆動部と前記駆動部を駆動するモータとを設け、
    前記駆動部は複数の磁石を一列となるように連結して無端状に形成したことを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置。
  2. 請求項1に記載の原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記第1走査軸と第2走査軸は、各軸が同一平面上に位置するように配設していることを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置
  3. 請求項1に記載の原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記センサは第1走査軸に設置された台座に設けたセンサ押付け部に設置することによって原子炉圧力容器の外面の走査するように構成されていることを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置。
  4. 原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記溶接部検査装置は、検査対象の溶接部の状態を検出するセンサと、前記センサを備えた台座が設置されており前記センサを走査させるために所定の第1の方向に移動させる第1走査軸と、前記センサを備えた台座を第1走査軸の配設方向に沿って移動する該台座に設けた駆動案内部を備えて原子炉圧力容器の外面を走行するフレームを有する走査部と、
    前記走査部の側面の両側に着脱可能にそれぞれ設置され前記走査部を検査対象の溶接部の位置に移動する駆動部と前記駆動部を駆動するモータとを設け、
    前記駆動部は複数の磁石を一列となるように連結して無端状に形成したことを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置。
  5. 請求項1に記載の原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記走査部のフレームに、所定の第1の方向の移動量を検出する第1移動量検出器と、所定の第2の方向の移動量を検出する第2移動量検出器とを設け、これらの移動量検出器で検出された移動量に基づいて前記駆動部を駆動するモータに操作信号を出力する制御装置を設置したことを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置。
  6. 請求項4に記載の原子炉圧力容器の溶接部検査装置において、
    前記走査部のフレームに、所定の第1の方向の移動量を検出する移動量検出器を設け、この移動量検出器で検出された移動量に基づいて前記駆動部を駆動するモータに操作信号を出力する制御装置を設置したことを特徴とする原子炉圧力容器の溶接部検査装置。
JP2010187013A 2010-08-24 2010-08-24 原子炉圧力容器の溶接部検査装置 Pending JP2012047467A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010187013A JP2012047467A (ja) 2010-08-24 2010-08-24 原子炉圧力容器の溶接部検査装置
US13/216,483 US20120051483A1 (en) 2010-08-24 2011-08-24 Welded portion inspection apparatus of reactor pressure vessel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010187013A JP2012047467A (ja) 2010-08-24 2010-08-24 原子炉圧力容器の溶接部検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012047467A true JP2012047467A (ja) 2012-03-08

Family

ID=45697262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010187013A Pending JP2012047467A (ja) 2010-08-24 2010-08-24 原子炉圧力容器の溶接部検査装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20120051483A1 (ja)
JP (1) JP2012047467A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019144036A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 超音波検査装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611595A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 探傷装置
JPH082455A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Babcock Hitachi Kk 無限軌道式磁気走行装置
JP2004358451A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Sanritsu Denki Kogyo Kk 形状を自動的に認識するスプレー式洗浄ロボット
JP2005337917A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toshiba Corp 原子炉内検査装置
JP2006308547A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Toshiba Corp 作業装置および作業方法
JP2008076129A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Hitachi Ltd 超音波検査方法および超音波検査装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611595A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 探傷装置
JPH082455A (ja) * 1994-06-16 1996-01-09 Babcock Hitachi Kk 無限軌道式磁気走行装置
JP2004358451A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Sanritsu Denki Kogyo Kk 形状を自動的に認識するスプレー式洗浄ロボット
JP2005337917A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toshiba Corp 原子炉内検査装置
JP2006308547A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Toshiba Corp 作業装置および作業方法
JP2008076129A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Hitachi Ltd 超音波検査方法および超音波検査装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019144036A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 超音波検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20120051483A1 (en) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5721591B2 (ja) 実質的に円筒状の対象物の検査のための検査車両
JP4734120B2 (ja) 航空機機体の検査方法および装置
KR101628253B1 (ko) 초음파 탐지 장치
EP3663747A1 (en) Systems and methods for inspecting pipelines using a pipeline inspection robot
JP2008145432A (ja) 超音波検査クローラおよび原子炉ベセルにおけるジェットポンプ溶接部の検査方法
CN102778506B (zh) 用于检测不同直径管材和平板工件的自动扫查***
JP2015001501A (ja) 非破壊検査システム及び非破壊検査用移動体
JP2007285772A (ja) 配管検査方法及びこれに用いる配管検査装置
JP2018062241A (ja) レール検査装置及びレール検査システム
CN217931428U (zh) 一种钢轨检测设备
JP4528711B2 (ja) 作業装置および作業方法
JP2007132667A (ja) 配管溶接部の非破壊検査装置
KR101228187B1 (ko) 케이블 압입 시험 로봇의 균형 유지 및 조향 장치
JP2011002320A (ja) 溶接部の亀裂検査装置及び亀裂検査方法
JP2012047467A (ja) 原子炉圧力容器の溶接部検査装置
JP4690291B2 (ja) 水中検査装置及び水中検査方法
JP6329445B2 (ja) 配管内部点検装置
KR102592635B1 (ko) 철도차량의 차륜 및 하부장치 검사용 로봇 시스템
KR20170081318A (ko) 배관검사장치 및 이를 구비하는 배관검사시스템
KR101232257B1 (ko) 검사장치
WO2018227923A1 (zh) 一种光学检测装置及光学检测方法
JPH0269633A (ja) クリーンルーム計測ロボット
KR102146208B1 (ko) 초음파 검사장치
KR101976477B1 (ko) 마킹 수단을 가진 플로어 스캐너
CN209961788U (zh) 自动光学检测装置裸板导轨

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140225