JP2012043700A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の固体光源によって生ずる温度分布を解消して寿命を延ばすことができる光源装置、及び当該光源装置を備えるプロジェクターを提供する。
【解決手段】光源装置は、一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて、複数のブロックB1〜B4に区分された複数の固体光源11aを備える固体光源アレイ11と、温度分布が均一となるように、固体光源アレイ11に設けられる複数の固体光源11aを、ブロックB1〜B4毎に駆動電流を変えて駆動する駆動装置Dとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
LD(Laser Diode:レーザダイオード)、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の固体光源は、ハロゲンランプや高圧水銀ランプ等に比べて、消費電力が低い、寿命が長い、発熱量が少ない、小型化が可能である、点灯・消灯の制御が容易である等の利点を有する。このため、近年では、固体光源を備える光源装置が様々な分野で急速に用いられ始めている。例えば、スクリーン上に画像を表示するプロジェクターでは、主に、消費電力及び発熱量を抑え、小型・軽量化を図る目的で、固体光源を備える光源装置が積極的に用いられ始めている。
1つの固体光源から射出される光の光量に比べて多くの光量が求められる場合には、線状又は面状に配列された複数の固体光源を備える光源装置が用いられる。例えば、上述したプロジェクターは、蛍光灯等の照明装置で照明されているスクリーン上に表示される画像をある程度視認することができる程度の光量が必要になるため、複数の固体光源が配列された光源装置がほぼ必須になる。
以下の特許文献1には、複数の第1レーザ発光部と、第1レーザ発光部同士の間に配置された複数の第2レーザ発光部とを備えており、第1レーザ発光部と第2レーザ発光部との駆動の切り替えを順次行う光源装置が開示されている。また、以下の特許文献2には、半導体レーザと、半導体レーザの温度を制御するペルチェ素子とを備えるレーザユニットを複数備える半導体レーザ光源装置が開示されている。
特開2009−152540号公報 特開2005−191223号公報
ところで、LD、LED等の固体光源は、前述した通り、従来のランプ等に比べれば発熱量は少ないものの、発熱量が零という訳ではなく、駆動電流の電流量に応じた発熱が生ずる。複数の固体光源を備える光源装置では、全ての固体光源を同じ電流で駆動したとしても、固体光源の配列や光源装置の冷却の仕方に応じて、固体光源の各々から発せられる熱によって温度分布が生ずる。例えば、平面状に配列された複数の固体光源を備える光源装置では、中央部の温度が高くなり、周辺部の温度が低くなる傾向がある。
LD、LED等の固体光源は、半導体素子の一種であるため、温度が高くなると劣化しやすくなる傾向がある。このため、上述の例では、平面状に配列された複数の固体光源のうちの、温度が高くなる傾向がある中央部に配設された固体光源の劣化が最も早くなる。複数の固体光源を備える光源装置において、最も劣化の早い固体光源の寿命を光源装置の寿命と考えると、上述した温度分布によって光源装置の寿命自体が短くなってしまうという問題がある。
ここで、上述した特許文献1は、複数のレーザ発光部を第1レーザ発光部と第2レーザ発光部とに区分し、区分毎に駆動を切り替えているため、第1,第2レーザ発光部の駆動方法を工夫すれば温度分布を変えられるとも考えられる。しかしながら、引用文献1では、複数のレーザ発光部の区分は制御の容易性を考慮して決定されており、温度分布については何ら考慮されていないため、駆動方法を工夫しても基本的には温度分布を変えることはできないと考えられる。また、上述した特許文献2は、ペルチェ素子を用いて半導体レーザを冷却する点を開示するものの、複数配列された固体光源で生ずる温度分布を解消する点については何ら開示してはいない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の固体光源によって生ずる温度分布を解消して寿命を延ばすことができる光源装置、及び当該光源装置を備えるプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明の光源装置は、一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて、複数のブロックに区分された複数の固体光源と、前記温度分布が均一となるように、前記複数の固体光源を、前記ブロック毎に駆動電流を変えて駆動する駆動装置とを備えることを特徴としている。
この発明によると、一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて複数の固体光源が複数のブロックに区分され、温度分布が均一化されるようにブロック毎に駆動電流が変えられて複数の固体光源が駆動されるため、複数の固体光源によって生ずる温度分布が解消されて寿命を延ばすことができる。
また、本発明の光源装置は、前記駆動装置が、前記複数の固体光源が前記一定の電流で駆動された場合に射出される光の光量である基準光量と同じ光量が得られるように、前記ブロック毎の駆動電流を変えることを特徴としている。
この発明によると、ブロック毎の駆動電流は、基準光量と同じ光量が得られるように変えられるため、温度分布の均一化を図りつつ必要となる光量を得ることができる。
具体的に、本発明の光源装置は、前記駆動装置が、前記複数の固体光源が前記一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布の温度が最も高くなる部分に位置する少なくとも1つのブロックの駆動電流を、前記一定の電流よりも減ずることを特徴としている。
ここで、本発明の光源装置は、前記駆動装置が、前記温度分布が均一となり、且つ、前記基準光量が得られるように、前記ブロックのうちの駆動電流を減じたブロック以外のブロックの少なくとも1つの駆動電流を、前記一定の電流よりも増大させることを特徴としている。
このような駆動電流の制御を行うことにより、温度が局所的に高い部分又は低い部分が解消されて温度分布を均一化することができるため、寿命を延ばすことが可能となる。
また、本発明の光源装置は、前記駆動装置が、前記ブロックの各々に対応して設けられ、対応するブロックに含まれる前記固体光源を駆動する複数の駆動回路を備えることを特徴としている。
この発明によると、ブロックの各々に対応して各ブロックに含まれる固体光源を駆動する駆動回路を備えているため、駆動電流の制御を容易に行うことができる。
また、本発明の光源装置は、前記ブロック毎に設けられた温度センサを備えており、前記駆動装置は、前記温度センサの検出結果を参照して前記ブロック毎の駆動電流を変えることを特徴としている。
この発明によると、温度センサにより検出された温度に基づいてブロック毎の駆動電流が変えられるため、より高い精度で温度分布の均一化を実現することができる。
また、本発明の光源装置は、前記複数のブロックの各々に同数が含まれるように区分されていることを特徴としている。
この発明によると、ブロックの各々に同数の固体光源が含まれるようにしているため、各駆動回路の構成を同じにすることができ、駆動回路の設計を容易に行うことができる。
また、本発明の光源装置は、前記複数の固体光源が、線状又は面状に配列されていることを特徴としている。
この発明によると、複数の固体光源が面状に配列された場合のみならず、線状に配列されていても良いため、複数の固体光源を備える様々な光源装置に適用することができる。
本発明のプロジェクターは、光源装置と、該光源装置からの光を変調する光変調装置と、該光変調装置で変調された光をスクリーンに投射する投射光学系とを備えるプロジェクターにおいて、前記光源装置として、上記の何れかに記載の光源装置を備えることを特徴としている。
本発明の第1実施形態による光源装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による光源装置の第1変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態による光源装置の第2変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態による光源装置の第3変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態による光源装置の第4変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態によるプロジェクターの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態によるプロジェクターの構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による光源装置及びプロジェクターについて詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態は、本発明の一部の態様を示すものであり、本発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による光源装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の光源装置1は、固体光源アレイ11及び駆動装置Dを備えており、固体光源アレイ11が駆動装置Dによって駆動されることにより例えば青色光を射出する。
固体光源アレイ11は、略矩形形状の基板SB上に面状(マトリクス状)に配列された複数の固体光源11aを備えており、駆動装置Dによって駆動されることにより青色光を射出する。尚、図1では、複雑化するのを避けるため、紙面縦方向及び紙面横方向にそれぞれ4つの固体光源11aが配列された計16個の固体光源11aを備える固体光源アレイ11を例示している。固体光源11aの数は、必要となる光量に応じて適宜増減することが可能である。
固体光源11aは、青色光(発光強度のピーク:約460nm)を射出する半導体レーザーである。この固体光源11aは、駆動装置Dによって各々が一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて複数のブロックB1〜B4に区分されている。ここで、上記の「一定の電流」は、固体光源アレイ11が備える固体光源11aの全てについて大きさが共通する電流であって、予め設定された光量(基準光量)の青色光を光源装置1から射出させるために必要な電流である。
具体的に、固体光源11aは、基板SBの中央部に配列された4つの固体光源11aが含まれるブロックB1と、基板SBの周辺部に配列された残りの12個の固体光源11aのうちの4つずつが含まれるブロックB2〜B4とに区分されている。尚、図1に示す通り、ブロックB2には、基板SBの周辺部に配列された12個の固体光源11aのうちの1つの辺(紙面上側の辺)に沿って配列された4つの固体光源11aが含まれる。また、ブロックB3には、残りの8つの固体光源11aのうちの紙面右側に配列された4つの固体光源11aが含まれ、ブロックB4には、残りの4つの固体光源11a(紙面左側に配列された4つの固体光源11a)が含まれる。
基板SBの中央部に配列された4つの固体光源11aは、周囲が12個の固体光源11aによって取り囲まれている。これに対し、基板SBの周辺部に配列された12個の固体光源11aは、周囲が固体光源11aによって取り囲まれていない。このため、固体光源アレイ11が横配置(基板SBが水平面に対して平行或いは略平行となる配置)されており、固体光源アレイ11が備える固体光源11aの全てが一定の電流で駆動された場合には、固体光源11aの各々から発せられた熱が基板SBの中央部にこもってしまい、基板SBの中央部で最も温度が高く、基板SBの周辺部に行くにつれて徐々に温度が低下する温度分布が生ずる。このような温度分布に合わせて、固体光源11aは、基板SBの中央部のブロックB1と、周辺部のブロックB2〜B4とに大きく区分されている。
ここで、上記の温度分布だけを考慮すれば、基板SBの中央部のブロックB1と、ブロックB2〜B4を1つにまとめた基板SBの周辺部のブロックとの2つに区分すれば良い。しかしながら、本実施形態では、基板SBの周辺部に配列された12個の固体光源11aを3つのブロックB2〜B4とに区分している。これは、ブロックB1〜B4の各々に含まれる固体光源11aの数を同じにするためである。ブロックB1〜B4の各々に含まれる固体光源11aの数が同じであれば、ブロックB1〜B4の各々に対応して設けられる駆動回路D1〜D4を同じ構成にすることができるため、駆動回路D1〜D4の設計が容易になる。
固体光源11aをブロックB1〜B4に区分するのは、固体光源11aの駆動をブロックB1〜B4毎に行い、ブロックB1〜B4毎に駆動電流を変えて駆動することにより、固体光源11aから発生される熱による温度分布を均一化して光源装置1の寿命を延ばすためである。つまり、固体光源11aは、半導体素子の一種であり、温度が高くなると劣化しやすくなる傾向があるため、温度分布を均一化して固体光源アレイ11に設けられる全ての固体光源11aの劣化の度合いをほぼ等しくすることによって光源装置1の寿命を延ばしている。
駆動装置Dは、駆動回路D1〜D4を備えており、固体光源アレイ11に設けられた固体光源11aを駆動する。駆動回路D1〜D4は、ブロックB1〜B4に対応してそれぞれ設けられており、駆動装置Dの制御の下で、対応するブロックに含まれる固体光源11aを駆動する。具体的に、駆動装置Dは、固体光源アレイ11が備える固体光源11aの全てが一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布が均一となるように、駆動回路D1〜D4の駆動電流を制御する。このとき、駆動装置Dは、温度分布の均一化を図りつつ、前述した基準光量と同じ光量が得られるように、駆動回路D1〜D4の駆動電流を制御する。
例えば、駆動装置Dは、駆動回路D1を制御して、温度が高くなる基板SBの中央部におけるブロックB1に対する駆動電流を上記の一定の電流よりも減ずるとともに、駆動回路D2〜D4を制御して、基板SBの周辺部におけるブロックB2〜B4に対する駆動電流を上記の一定の電流よりも増大させる。ブロックB1に対する駆動電流を減ずることで基板SBの中央部における発熱量及び光量が減少し、ブロックB2〜B4に対する駆動電流を増大させることで基板SBの周辺部における発熱量及び光量が増大する。これにより、温度分布が均一化されて基準光量と同じ光量が得られる。
尚、温度分布を均一化させ、基準光量と同じ光量を得るために必要となる駆動電流は、予め実験又はシミュレーション等により求められている。駆動回路D1〜D4は、駆動装置Dの制御の下で、これら実験等の結果に基づいてブロックB1〜B4の各々に対する駆動電流を変える。ここで、固体光源アレイ11に設けられた固体光源11aの特性は、経年劣化等によって変化することがある。このため、固体光源アレイ11に温度センサを設け、温度センサの検出結果に基づいて駆動電流の制御を行っても良い。
図2は、本発明の第1実施形態による光源装置の第1変形例を示す図である。尚、図2においては、図示を簡略化するために、ブロックB1〜B4内における固体光源11aを接続する接続線の図示は省略している。図2に示す変形例では、ブロックB1〜B4に温度センサT1〜T4がそれぞれ設けられている。これら温度センサT1〜T4の検出結果は駆動回路D1〜D4にそれぞれ出力されており、駆動回路D1〜D4は、駆動装置Dの制御の下で、温度センサT1〜T4の検出結果に基づいてブロックB1〜B4の各々に対する駆動電流をそれぞれ変える。尚、以上の温度センサT1,T4に加えて光源装置1から射出される青色光の光量を検出する光量センサを設け、この光量センサの検出結果に基づいて青色光の光量が基準光量と等しくなるようにブロックB1〜B4の各々に対する駆動電流を制御しても良い。
以上の図1,図2を用いて説明した光源装置1は、冷却装置による冷却が行われておらず、或いは、面状に配列された固体光源11aが冷却装置によって均一に冷却され、固体光源11aが配列された基板SBの中央部で最も温度が高く、基板SBの周辺部に行くにつれて徐々に温度が低下する温度分布が生ずるものであった。固体光源アレイ11が備える固体光源11aの発熱によって生ずる温度分布は、固体光源アレイ11の冷却の仕方、固体光源アレイ11の配置の仕方、或いは固体光源11aの数等に応じて変化する。このため、固体光源アレイ11に設けられた固体光源11aの区分や駆動電流の制御は、光源装置1の実使用状態において現れる温度分布に合わせて行えば良い。
図3は、本発明の第1実施形態による光源装置の第2変形例を示す図である。図3に示す通り、本変形例では、固体光源アレイ11が冷風Wによって空冷されている。本変形例においても、固体光源アレイ11に設けられた複数の固体光源11aが、図1,図2に示す固体光源アレイ11と同様のブロックB1〜B4に区分されている。この固体光源アレイ11に対し、紙面右側から左側に向かう冷風W(ブロックB3,B4側からブロックB2側に向かう冷風W)によって、固体光源アレイ11が冷却されているとすると、紙面右側に配列された固体光源11aから発せられた熱が冷風Wによって紙面左側に運ばれる。すると、固体光源アレイ11が備える固体光源11aの全てが一定の電流で駆動された場合には、基板SBの左端部の温度が最も高くなり、次いで基板SB中央部の温度が高い温度分布が生ずる。
このような温度分布が生ずる場合には、冷風Wの風下に位置して温度が最も高くなるブロックB2に対する駆動電流を最も減じ、基板SBの中央部に位置して温度が次に高くなるブロックB1に対する駆動電流を次いで減ずる。そして、冷風Wの風上に位置して冷風Wによって効率的に冷却されるブロックB3,B4に対する駆動電流を増大させる。ブロックB2,B1に対する駆動電流を減ずることで基板SBの左端部及び中央部における発熱量及び光量が減少し、ブロックB3,B4に対する駆動電流を増大させることで基板SBの右端部における発熱量及び光量が増大する。これにより、温度分布が均一化されて基準光量と同じ光量が得られる。尚、以上の制御も、予め実験又はシミュレーション等により求められた駆動電流を用いて行われ、或いは図2に示す温度センサT1〜T4と同様の温度センサの検出結果を用いて行われる。
図4は、本発明の第1実施形態による光源装置の第3変形例を示す図である。本変形例では、固体光源アレイ11が縦配置されている。ここで、縦配置とは、固体光源アレイ11の基板SBが水平面に対して垂直或いは略垂直となる配置である。固体光源アレイ11が縦配置されている場合には、固体光源11aの各々から発せられた熱によって暖められた空気が上方に移動する。このため、基板SBの下方から上方に行くにつれて徐々に温度が上昇する温度分布が生ずる。
よって、固体光源アレイ11が縦配置される場合には、固体光源11aは、図4に示す通り、高さ位置が同じものが同じブロックに含まれるように区分される。具体的に、固体光源11aは、基板SBの下端部に配列された4つの固体光源11aが含まれるブロックB11と、ブロックB11の1つ上方に配列された4つの固体光源11aが含まれるブロックB12と、ブロックB13の1つ上方に配列された4つの固体光源11aが含まれるブロックB13と、基板SBの上端部に配列された4つの固体光源11aが含まれるブロックB14とに区分されている。
固体光源11aが図4に示すブロックB11〜B14に区分されている場合には、最も上方に位置するブロックB14に対する駆動電流が最も小さく、下方に行くにつれて徐々に駆動電流が大きくなり、最も下方に位置するブロックB11に対する駆動電流が最も大きくなるように駆動電流を制御する。かかる制御によって、基板SBの上端部における発熱量及び光量が減少するとともに基板SBの下端部における発熱量及び光量が増大し、温度分布が均一化されて基準光量と同じ光量が得られる。尚、以上の制御も、予め実験又はシミュレーション等により求められた駆動電流を用いて行われ、或いは図2に示す温度センサT1〜T4と同様の温度センサの検出結果を用いて行われる。
図5は、本発明の第1実施形態による光源装置の第4変形例を示す図である。本変形例では、図5に示す通り、固体光源アレイ11に設けられる固体光源11aの数が、図1〜図4に示すものとは相違している。図5に示す固体光源アレイ11は、紙面縦方向及び紙面横方向にそれぞれ6つの固体光源11aが配列された計36個の固体光源11aを備える。いま、固体光源アレイ11が横配置(基板SBが水平面に対して平行或いは略平行となる配置)されており、冷却装置による冷却が行われておらず、或いは、面状に配列された固体光源11aが冷却装置によって均一に冷却されているとする。
この固体光源アレイ11が備える固体光源11aの全てが一定の電流で駆動されると、図1,図2に示すものと同様に、基板SBの中央部で最も温度が高く、基板SBの周辺部に行くにつれて徐々に温度が低下する温度分布が生ずる。このため、図5に示す固体光源11aは、略渦巻き状に配置される6つのブロックB21〜B26に区分されている。具体的に、固体光源11aは、基板SBの略中央部に配列された6つの固体光源11aが含まれるブロックB21と、各々が固体光源11aを6個ずつ含んでブロックB21を中心として渦巻き状に配置されたブロックB22〜B26とに区分されている。以上の通り、ブロックB21〜B26を渦巻き状に配置することによって、ブロックB21〜B26の各々に含まれる固体光源11aに対する配線の引き回しを容易に行うことができる。
固体光源11aが図5に示すブロックB21〜B26に区分されている場合には、基板SBの中心部に近いブロックに対する駆動電流が小さくなり、周辺部に位置するブロックに対する駆動電流が大きくなるように駆動電流を制御する。例えば、基板SBの中心部に配置されるブロックB21に対する駆動電流を最も小さくし、次いでブロックB22,B23の順で徐々に駆動電流を大きくする。そして、残りのブロックB24〜B26に対する駆動電流をブロックB23に対する駆動電流よりも大きくする。かかる制御によって、基板SBの中央部における発熱量及び光量が減少するとともに基板SBの周辺部における発熱量及び光量が増大し、温度分布が均一化されて基準光量と同じ光量が得られる。尚、以上の制御も、予め実験又はシミュレーション等により求められた駆動電流を用いて行われ、或いは図2に示す温度センサT1〜T4と同様の温度センサの検出結果を用いて行われる。
次に、本発明の第1実施形態によるプロジェクターについて説明する。図6は、本発明の第1実施形態によるプロジェクターの構成を示す図である。図6に示す通り、プロジェクターPJ1は、照明装置10、色分離導光光学系20、液晶光変調装置30R,30G,30B(光変調装置)、クロスダイクロイックプリズム40、及び投射光学系50を備えており、外部から入力される画像信号に応じた画像光をスクリーンSCRに向けて投射することによりスクリーンSCR上に画像を表示する。
照明装置10は、以上説明した光源装置1と、コリメーターレンズアレイ12、集光光学系13、蛍光生成部14、コリメーター光学系15、第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、偏光変換素子18、及び重畳レンズ19とを備えており、赤色光、緑色光、及び青色光を含む白色光を射出する。コリメーターレンズアレイ12は、固体光源アレイ11に設けられた複数の固体光源11aの各々に対応する複数のコリメーターレンズを備えており、固体光源11aの各々から射出される青色光を略平行化する。
具体的に、コリメーターレンズアレイ12は、16個の平凸レンズであるコリメーターレンズを、4行4列のマトリクス状に配列してなるものである。このコリメーターレンズアレイ12は、コリメーターレンズの凸面を固体光源アレイ11に向け、且つ、各コリメーターレンズを各固体光源11aにそれぞれ対応させた状態で配置されている。集光光学系13は、第1レンズ13a及び第2レンズ13bを備えており、コリメーターレンズアレイ12で略平行化された青色光を蛍光生成部14の近傍の位置に集光する。
蛍光生成部14は、集光光学系13の集光位置の近傍に配設され、集光光学系13で集光された青色光のうちの一部から赤色光及び緑色光を含む蛍光を生成する蛍光層(図示省略)と、この蛍光層を担持する透明部材(図示省略)とを有する。具体的に、蛍光生成部14は、集光光学系13で集光された青色光がデフォーカス状態で蛍光層に入射する位置に配設される。蛍光生成部14は、蛍光の生成に関わることなく蛍光層を通過する青色光を蛍光とともに含み、全体として白色光となる光を射出する。
上記の蛍光層は、例えば、YAG系蛍光体である(Y,Gd)(Al,Ga)12:Ceを含有する層からなる。蛍光層は、集光光学系13で集光された青色光のうちの一部を、赤色光(発光強度のピーク:約610nm)及び緑色光(発光強度のピーク:約550nm)を含む蛍光に変換して射出する。尚、青色光のうち、蛍光の生成に関わることなく蛍光層を通過する一部の青色光は、蛍光とともに射出される。コリメーター光学系15は、第1レンズ15a及び第2レンズ15bを備えており、蛍光生成部14からの光を略平行化する。
第1レンズアレイ16は、複数の小レンズ16aを有しており、光源装置1からの光を複数の部分光束に分割する。具体的に、第1レンズアレイ16が有する複数の小レンズ16aは、照明光軸AXと直交する面内において、複数行及び複数列に亘ってマトリクス状に配列されている。尚、第1レンズアレイ16が有する複数の小レンズ16aの外形形状は、液晶光変調装置30R,30G,30Bの画像形成領域の外形形状に関して略相似形である。
第2レンズアレイ17は、第1レンズアレイ16に設けられた複数の小レンズ16aに対応する複数の小レンズ17aを有する。つまり、第2レンズアレイ17が有する複数の小レンズ17aは、第1レンズアレイ16が有する複数の小レンズ16aと同様に、照明光軸AXと直交する面内において、複数行及び複数列に亘ってマトリクス状に配列されている。この第2レンズアレイ17は、重畳レンズ19とともに、第1レンズアレイ16が有する各小レンズ16aの像を液晶光変調装置30R,30G,30Bの画像形成領域近傍に結像させる。
偏光変換素子18は、偏光分離層、反射層、及び位相差板(何れも図示省略)を有しており、第1レンズアレイ16により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する。ここで、偏光分離層は、光源装置1からの光に含まれる偏光成分のうちの一方の直線偏光成分をそのまま透過させ、他方の直線偏光成分を照明光軸AXに垂直な方向に反射する。また、反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸AXに平行な方向に反射する。更に位相差板は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ19は、その光軸が照明装置10の光軸と一致するように配置されており、偏光変換素子18からの各部分光束を集光して液晶光変調装置30R,30G,30Bの画像形成領域近傍に重畳させる。上述した第1レンズアレイ16、第2レンズアレイ17、及び重畳レンズ19は、光源装置10からの光を均一化するレンズインテグレーター光学系を構成している。
色分離導光光学系20は、ダイクロイックミラー21,22、反射ミラー23〜25、リレーレンズ26,27、及び集光レンズ28R,28G,28Bを備えており、照明装置10からの光を赤色光、緑色光、及び青色光に分離して液晶光変調装置30R,30G,30Bにそれぞれ導光する。ダイクロイックミラー21,22は、所定の波長領域の光を反射して他の波長領域の光を通過させる波長選択透過膜が透明基板上に形成されたミラーである。具体的に、ダイクロイックミラー21は赤色光成分を反射して緑色光及び青色光成分を通過させ、ダイクロイックミラー22は緑色光成分を反射して青色光成分を通過させる。
反射ミラー23は赤色光成分を反射するミラーであり、反射ミラー24,25は青色光成分を反射するミラーである。リレーレンズ26はダイクロイックミラー22と反射ミラー24との間に配設され、リレーレンズ27は、反射ミラー24と反射ミラー25との間に配設される。これらリレーレンズ26,27は、青色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するために設けられる。集光レンズ28R,28G,28Bは、反射ミラー23で反射された赤色光成分、ダイクロイックミラー22で反射された緑色光成分、及び反射ミラー25で反射された青色光成分を、液晶光変調装置30R,30G,30Bの画像形成領域にそれぞれ集光する。
ダイクロイックミラー21で反射された赤色光は、反射ミラー23で反射され、集光レンズ28Rを介して赤色光用の液晶光変調装置30Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー21を通過した緑色光は、ダイクロイックミラー22で反射され、集光レンズ28Gを介して緑色光用の液晶光変調装置30Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー21,22を通過した青色光は、リレーレンズ26、反射ミラー24、リレーレンズ27、反射ミラー25、及び集光レンズ28Bを順に介して青色光用の液晶光変調装置30Bの画像形成領域に入射する。
液晶光変調装置30R,30G,30Bは、入射された色光を外部から入力される画像信号に応じて変調して、赤色の画像光、緑色の画像光、及び青色の画像光をそれぞれ生成する。尚、図6では図示を省略しているが、集光レンズ28R,28G,28Bと液晶光変調装置30R,30G,30Bとの間にはそれぞれ入射側偏光板が介在配置されており、液晶光変調装置30R,30G,30Bとクロスダイクロイックプリズム40との間にはそれぞれ射出側偏光板が介在配置されている。
液晶光変調装置30R,30G,30Bは、一対の透明なガラス基板の間に電気光学物質である液晶を密閉封入した透過型の液晶光変調装置であり、例えば、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)をスイッチング素子として備える。上述した不図示の入射側偏光板の各々を介した色光(直線偏光)の偏光方向が、液晶光変調装置30R,30G,30Bの各々に設けられたスイッチング素子のスイッチング動作によって変調されることにより、画像信号に応じた赤色の画像光、緑色の画像光、及び青色の画像光がそれぞれ生成される。
クロスダイクロイックプリズム40は、上述した不図示の射出側偏光板の各々から射出された画像光を合成してカラー画像を形成する。具体的に、クロスダイクロイックプリズム40は、4つの直角プリズムを貼り合わせてなる略立方体形状の光学部材であり、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は青色光を反射するものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は曲折され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。投射光学系50は、クロスダイクロイックプリズム40で合成されたカラー画像をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。
以上のプロジェクターPJ1は、各々が一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて複数のブロックに区分された複数の固体光源11aと、温度分布が均一となるように複数の固体光源11aを、ブロック毎に駆動電流を変えて駆動する駆動装置Dとを有し、寿命を延ばすことができる光源装置1を備えている。このため、本実施形態のプロジェクターPJ1は、従来よりも製品寿命を長くすることができる。また、温度分布を均一化することができる光源装置1を備えていることから、光源装置1を冷却する装置や構造の設計の自由度を高めることが可能である。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態によるプロジェクターについて説明する。図7は、本発明の第2実施形態によるプロジェクターの構成を示す図である。図7に示す通り、プロジェクターPJ2は、照明装置60R,60G,60B、液晶光変調装置71R,71G,71B(光変調装置)、色合成系72、及び投射光学系73を備えており、外部から入力される画像信号に応じた画像光をスクリーンSCRに向けて投射することによりスクリーンSCR上に画像を表示する。
照明装置60R,60G,60Bは、光源装置1、回折光学系61、及び角度調整用光学素子62を備えており、液晶光変調装置71R,71G,71Bに向けて赤色光、緑色光、及び青色光をそれぞれ照射する。ここで、照明装置60Rに設けられる光源装置1は赤色光を射出し、照明装置60Gに設けられる光源装置1は緑色光を射出し、照明装置60Bに設けられる光源装置1は青色光を射出する。
回折光学系61は、固体光源アレイ11に設けられた複数の固体光源11aの各々に対応する複数の回折光学素子61aを備えており、固体光源11aの各々から射出される色光を所定の角度で回折する。具体的に、固体光源アレイ11が図1に示す通り計16個の固体光源11aを備えるものである場合には、回折光学系61は、計16個の回折光学素子16aを、4行4列のマトリクス状に配列してなるものである。このコリメーターレンズアレイ12は、各回折光学素子61aを各固体光源11aにそれぞれ対応させた状態で配置されている。
角度調整用光学素子62は、屈折レンズ(フィールドレンズ)によって構成され、回折光学系61で回折された色光の角度を調整して、液晶光変調装置71R,71G,71Bの何れかに導くために設けられる。本実施形態において、角度調整用光学素子62は、複数の回折光学素子61aのそれぞれによって回折される回折光で被照射面Pが重畳的に照明されるように最適化されている。
角度調整用光学素子62を設けることにより、液晶光変調装置71R,71G,71Bに対する色光の入射角度を小さくすることができ、また、液晶光変調装置71R,71G,71Bに対する色光の入射角度を面内で均一化することができるため、液晶光変調装置71R,71G,71Bを効率良く照明することができる。そして、複数の回折光学素子61aのそれぞれで生成された回折光で、液晶光変調装置71R,71G,71Bが重畳的に照明されるため、液晶光変調装置71R,71G,71Bを高い照度で効率良く照明することができる。また、スペックルパターンの発生を抑え、液晶光変調装置71R,71G,71Bをほぼ均一な照度分布で照明することができる。
また、光源装置1が備える固体光源アレイ11に設けられる複数の固体光源11aは駆動装置Dによって各々が一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて複数のブロック(例えば、図1に示すブロックB1〜B4)に区分されている。そして、駆動装置Dによって、固体光源11aの駆動がブロック毎に行われ、ブロック毎に駆動電流を変えて駆動される。このため、固体光源11aから発生される熱による温度分布を均一化することができ、その結果として光源装置1の寿命を延ばすことができる。
液晶光変調装置71R,71G,71Bは、入射された色光を外部から入力される画像信号に応じて変調して、赤色の画像光、緑色の画像光、及び青色の画像光をそれぞれ生成する。尚、液晶光変調装置71Rには照明装置60Rからの赤色光が入射し、液晶光変調装置71Gには照明装置60Gからの緑色光が入射し、液晶光変調装置71Bには照明装置60Bからの青色光が入射する。色合成系72は、液晶光変調装置71R,71G,71Bの各々で生成された画像光を合成する。投射光学系73は、色合成系72で合成された変調光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。
以上のプロジェクターPJ2は、温度分布に応じて複数のブロックに区分された固体光源と、温度分布が均一となるように複数の固体光源を、ブロック毎に駆動電流を変えて駆動する駆動装置とを有し、寿命を延ばすことができる光源装置1を備えている。ここで、複数の光源装置を備えるプロジェクターは何れかの光源装置が故障してしまった場合には光源装置の交換が必要になるが、本実施形態のプロジェクターPJ2は、光源装置1の寿命が長いため、従来よりも製品寿命を長くすることができる。
以上、本発明の実施形態による光源装置及びプロジェクターについて説明したが、本発明は上記実施形態に制限されず、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、以下に示す変形例が可能である。
(1)上記実施形態では、固体光源アレイ11に配列された固体光源11aが半導体レーザーである場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、固体光源が発光ダイオードである固体光源アレイにも本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、駆動回路D〜D4の設計を容易にすべく、各ブロックに含まれる固体光源11aの数が同じに設定されている例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。駆動回路D1〜D4の設計が問題にならない場合には、各ブロックに含まれる固体光源11aの数は異なっていても良い。
(3)上記実施形態では、固体光源が面状に配列されている例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、固体光源が線状に配列されている場合にも本発明を適用することが可能である。加えて、上記実施形態では、基板SBの縦方向及び横方向に一定の間隔で固体光源が配列されている例について説明したが、ハニカム状に配列されていても良い。ここで、ハニカム状とは、正六角形を平面上に隙間無く並べた場合の各交点に固体光源が位置する配列をいう。
(4)上記実施形態では、プロジェクターとして透過型のプロジェクターを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反射型のプロジェクターにも本発明を適用することができる。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶表示装置等のように光変調装置が光を透過すものであることを意味し、「反射型」とは、反射型の液晶表示装置等のように光変調装置が光を反射するものであることを意味する。反射型のプロジェクターに本発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクターと同様の効果を得ることができる。
(5)上記実施形態では、光変調装置として液晶光変調装置を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。光変調装置としては、一般に、画像信号に応じて入射光を変調するものであればよく、ライトバルブやマイクロミラー型光変調装置等を用いても良い。マイクロミラー型光変調装置としては、例えばDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(6)本発明は、投射画像を観察する側から投射するフロント投射型プロジェクターに適用することも、投射画像を観察する側とは反対の側から投射するリア投射型プロジェクターに適用することも可能である。
1…光源装置、11a…固体光源、30R,30G,30B…液晶光変調装置、50…投射光学系、71R,71G,71B…液晶光変調装置、73…投射光学系、B1〜B4…ブロック、B11〜B14…ブロック、B21〜B26…ブロック、D…駆動装置、D1〜D4…駆動回路、PJ1,PJ2…プロジェクター、SCR…スクリーン、T1〜T4…温度センサ

Claims (9)

  1. 一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布に応じて、複数のブロックに区分された複数の固体光源と、
    前記温度分布が均一となるように、前記複数の固体光源を、前記ブロック毎に駆動電流を変えて駆動する駆動装置と
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記駆動装置は、前記複数の固体光源が前記一定の電流で駆動された場合に射出される光の光量である基準光量と同じ光量が得られるように、前記ブロック毎の駆動電流を変えることを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 前記駆動装置は、前記複数の固体光源が前記一定の電流で駆動された場合に生ずる温度分布の温度が最も高くなる部分に位置する少なくとも1つのブロックの駆動電流を、前記一定の電流よりも減ずることを特徴とする請求項2記載の光源装置。
  4. 前記駆動装置は、前記温度分布が均一となり、且つ、前記基準光量が得られるように、前記ブロックのうちの駆動電流を減じたブロック以外のブロックの少なくとも1つの駆動電流を、前記一定の電流よりも増大させることを特徴とする請求項3記載の光源装置。
  5. 前記駆動装置は、前記ブロックの各々に対応して設けられ、対応するブロックに含まれる前記固体光源を駆動する複数の駆動回路を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光源装置。
  6. 前記ブロック毎に設けられた温度センサを備えており、
    前記駆動装置は、前記温度センサの検出結果を参照して前記ブロック毎の駆動電流を変える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光源装置。
  7. 前記複数の固体光源は、前記複数のブロックの各々に同数が含まれるように区分されていることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の光源装置。
  8. 前記複数の固体光源は、線状又は面状に配列されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の光源装置。
  9. 光源装置と、該光源装置からの光を変調する光変調装置と、該光変調装置で変調された光をスクリーンに投射する投射光学系とを備えるプロジェクターにおいて、
    前記光源装置として、請求項1から請求項8の何れか一項に記載の光源装置を備えることを特徴とするプロジェクター。
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