JP2012035984A - エレベータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの運転効率並びにセキュリティの確保に配慮しつつ、乗り場における待ち時間を短縮することにより利用者の利便性の向上を図ることのできるエレベータシステムを提供する。
【解決手段】昇降路H内を昇降する乗りかご1と、乗りかご1を利用する利用者が備え、利用者に関する情報が格納されている非接触装置Kと、乗りかご1の運転を制御するエレベータ制御装置2と、居室R、建物Bの玄関に設置され、情報を読み取る第1の読取装置3と、居室Rと乗りかご1との間、或いは、建物Bの玄関と乗りかご1との間における建物Bの共用部Cに設置され、情報を読み取る第2の読取装置4と、を備え、エレベータ制御装置2は、情報を第1の読取装置3、第2の読取装置4の順に読み取ったことを基に、乗りかご1を現在位置から利用者がいる階床まで移動させる制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータシステムに関する。
セキュリティの観点からエレベータ利用者を特定して運転制御するエレベータシステムについては、従来より様々な技術が開示されている。例えば、特許文献1には、居住者の指紋を認証した情報を基にエレベータの運転を行うエレベータが示されている。
特開平11−349238号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたエレベータでは、セキュリティの確保は容易となるものの、居住者(利用者)の利便性に配慮していない。
エレベータの乗り場において乗場呼び登録を行ってから乗りかごが到着するまでには少なからず時間が掛かることもある。従って、この時間を短縮すると利用者の利便性は向上する。一方で、利便性のみに着目すると、エレベータの効率的な運転という点が損なわれてしまう可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、エレベータの運転効率並びにセキュリティの確保に配慮しつつ、乗り場における待ち時間を短縮することにより利用者の利便性の向上を図ることのできるエレベータシステムを提供することである。
本発明の実施の形態に係る特徴は、エレベータシステムにおいて、昇降路内を昇降する乗りかごと、乗りかごを利用する利用者が備え、利用者に関する情報が格納されている非接触装置と、乗りかごの運転を制御するエレベータ制御装置と、居室、建物の玄関に設置され情報を読み取る第1の読取装置と、居室と乗りかごとの間、或いは、建物の玄関と乗りかごとの間における建物の共用部に設置され情報を読み取る第2の読取装置と、を備え、エレベータ制御装置は、情報を第1の読取装置、第2の読取装置の順に読み取ったことを基に、乗りかごを現在位置から利用者がいる階床まで移動させる制御を行う。
本発明の実施の形態におけるエレベータシステムが設置された建物の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態におけるエレベータ制御装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるエレベータシステムの運転の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるエレベータシステムSが設置された建物Bの例を示す平面図である。本発明の実施の形態におけるエレベータシステムSは、昇降路H内を昇降する乗りかご1と、この乗りかご1を利用する利用者Uが備え利用者Uに関する情報が格納されている非接触装置Kと、乗りかご1の運転を制御するエレベータ制御装置2とを備えている。また、居室R、建物Bの玄関に設置され情報を読み取る第1の読取装置3と、居室Rと乗りかごと1の間、或いは、建物Bの玄関と乗りかご1との間における建物Bの共用部Cに設置され情報を読み取る第2の読取装置4とを備えている。
図1に示す建物Bは、各階にそれぞれ3つの居室RAないしRC(以下、これらをまとめて適宜「居室R」と表わす)が配置されている。これら居室Rの玄関の前は共用部Cである廊下となっている。共用部Cの廊下はさらに居室RAを囲むようにL字状に回り込み、最も奥まった位置にエレベータEが設置されている。
なお、本発明の実施の形態においては、図1に示すようなレイアウトを備える建物Bを例に挙げて説明を行うが、建物B内の居室R、エレベータEの配置、数(居室Rの数、エレベータEの設置基数)は千差万別であり、図1に示すレイアウトに限定されるものではない。また、居室Rは、住居用、或いは、事務所用いずれであっても良い。
乗りかご1は、図1においては破線で示されている。乗りかご1には、図示しない他端に釣り合い重りが連結されるロープの一端が連結されており、昇降路H内を上下方向に昇降する。なお、図示されてはいないが、ロープが巻き掛けられ乗りかご1を昇降路H内において昇降させるための巻上機や調速機等、通常エレベータEを構成する各要素は当然設けられている。
また、乗りかご1内には、図示しないかご呼び登録ボタンが設けられており、乗りかご1に乗り込んだ利用者Uが移動の目的とする階床を登録するために使用する。また、利用者Uが、かご呼び登録ボタンを利用して目的階への移動のためにかご呼び登録を行った場合、その情報がエレベータ制御装置2へと送信される。
乗りかご1の運転制御は、エレベータ制御装置2によって行われる。従って、エレベータ制御装置2内には、後述するように運転制御を行うに必要な機能が備えられている。エレベータ制御装置2は、図1においては昇降路Hの横に示されているが、エレベータシステムSのどの場所に設けられていても良い。
また、図1におけるエレベータ制御装置2には、乗りかご1との間で双方向に示される実線の矢印が表わされている。これは、乗りかご1を含むエレベータシステムSの各要素からエレベータ制御装置2に送信される各種信号の流れと、エレベータ制御装置2からエレベータシステムSの各要素に対して出される制御信号の流れを示すものである。従って図1においては、エレベータ制御装置2は乗りかご1とのみ接続されているように見えるが、その他、第1の読取装置3、或いは第2の読取装置4等とも接続されている。
さらに、エレベータシステムSを構成する要素として2種類の読取装置が建物B内に設置されている。これらの読取装置は、利用者Uが所持、或いは携帯する(以下、これらをまとめて「備える」と表わす)非接触装置K内に格納されている利用者Uに関する情報を読み取る装置である。この非接触装置Kは、例えば、ICチップが埋め込まれたカード状のキーであり、読取装置に対して接触させることなく非接触装置K内の情報を送信することができる。なお、このように読取装置に非接触でも情報が読み取られるが、もちろん読取装置に非接触装置Kを接触させることによっても格納されている情報を読み取ることが可能である。非接触装置Kには上述したように利用者Uに関する情報が格納されているため、この非接触装置Kが備えられていなければエレベータシステムSの運転が不可能となるため、エレベータEの利用を非接触装置Kを備える限られた者に限定することで、非接触装置Kの利用はセキュリティ上も有意である。
第1の読取装置3は、各居室Rの玄関付近に設置されている。第1の読取装置3は、居室Rに出入りする利用者Uが備える非接触装置Kが格納する情報を読み取る。さらに共用部Cである廊下には、第2の読取装置4が設置されている。第2の読取装置4は、廊下を歩く利用者Uの非接触装置Kの情報を読み取る。
第2の読取装置4は、エレベータEに最も近接する居室R(図1においては、居室RA)と乗りかご1との間に設置されている。この位置に第2の読取装置4が設置されることで、いずれの居室Rを利用する利用者Uであっても、居室Rに出入りする直前、或いは直後に第2の読取装置4にその非接触装置K内の情報を読み取られる。すなわち、このように少なくともエレベータEに最も近接する居室Rと乗りかご1との間に設置されていれば、いずれの居室Rに出入りする利用者Uの備える非接触装置Kを認識することが可能となる。従って、少なくとも1つそのような位置に第2の読取装置4が設置されていれば、その他、第2の読取装置4が共用部Cの廊下のいずれにいくつ設置されていても良い。
さらには、図1においては示していないが、建物Bの玄関に第1の読取装置3が、建物Bと乗りかご1との間に第2の読取装置4が設置されている。すなわち、建物Bに入館する際には、外部から直接建物Bの内部に入ることはできず、多くの場合一旦外部と建物Bとを隔てる玄関(以下、「外玄関」という)に入った後、建物Bに入るために何らかの承認を得た上で改めて建物Bに入るために設けられている玄関(以下、「内玄関」という)くぐることになる。そこで、本発明の実施の形態においては、図示してはいないが、外玄関と内玄関との間のスペース(いわゆる、玄関)に第1の読取装置3を設置し、内玄関からエレベータEに到達するまでの共用部Cの廊下に第2の読取装置4を設置している。
第1の読取装置3、第2の読取装置4のいずれも、非接触装置K内の情報を確実に読み取ることができればどのような位置に設置されても良く、例えば、壁や天井、或いは、廊下の床内に埋め込まれるように設置されていても良い。
図2は、本発明の実施の形態におけるエレベータ制御装置2の内部構成を示すブロック図である。エレベータ制御装置2内には、受信部21と、判断部22と、計時部23と、記憶部24と、送信部25とから構成されている。なお、上述したように、エレベータ制御装置2は以下に説明する運転制御だけではなくエレベータシステムSを構成する各要素の制御も行う。図2に示したエレベータ制御装置2の内部構成はあくまでも本発明の実施の形態を説明するに必要な構成のみを示している。従って、図2に図示されていないだけでエレベータシステムSを構成する各要素の制御に必要な構成はエレベータ制御装置2の内部に当然に形成されている。
受信部21は、第1の読取装置3、或いは、第2の読取装置4から送信された非接触装置K内の情報を受信する。受信されたこの情報は判断部22へと送信され、判断部22は例えば、行き先階の特定等、乗りかご1の運転制御を行うに際して利用する。計時部23は、判断部22が乗りかご1の運転制御を行う際に必要な時間を計測する。
記憶部24は、判断部22が受信した非接触装置K内の情報を確認するための情報が記憶されている。これらの情報は、事前に非接触装置K内に格納されている利用者Uに関する情報、例えば、利用者Uが利用する階床に関する情報や利用者Uが立ち入りを許可されている階床に関する情報等であり、事前に記憶部24に記憶されている。判断部22は、この記憶されている情報と読取装置が認識した情報とを照らし合わせて非接触装置Kを備える利用者Uの移動を確認する。
また、記憶部24には、乗りかご1の運転制御に当たって利用される運転パターンが複数記憶されている。これらの運転パターンについては、予めエレベータEが設置されている建物Bの性格等を考慮して決められている。なお、記憶部24に記憶されるこれらの情報に関しては、追加、変更、削除が適宜行われる。
図3は、本発明の実施の形態におけるエレベータシステムSの運転の流れを示すフローチャートである。本発明の実施の形態の説明に当たっては、利用者Uが居室R(ここでは図1に示す居室RB)から外に出て、共用部Cの廊下を通りエレベータEに乗って玄関階、或いは、他の階床へと移動する場合を例に挙げる。また、図3のフローチャートにおいては、非接触装置Kを便宜上、「ICタグ」と表わしている。
なお、利用者Uが建物Bの外から内部の居室Rに到達するまでの各機器の働きも以下に説明する利用者Uが居室から外に出る場合と同様である。
まず居室RB内に設置されている、第1の読取装置3B(居室RAないしRCに対応して第1の読取装置3Aないし3Cが設置されている)が利用者Uが備える非接触装置K(ICタグ)内の情報を認識したか、判断部22が判断する(ST1)。上述したように、第1の読取装置3Bは、居室RBの玄関付近に設置されていることから、利用者Uが自身の情報が格納されたICタグを備えて玄関を出入りするたびに第1の読取装置3はICタグ(に格納されている情報)を認識する。
通常、建物Bの外に出る際にはエレベータEを利用している利用者Uが居室RBを出るということは、エレベータEを利用する可能性がある、ということである。従って、判断部22が第1の読取装置3から利用者Uに関する情報を受信したか否かをもって利用者UがエレベータEを利用するか否か、予想することか可能である。そのため、判断部22が第1の読取装置3から利用者Uに関する情報を受信していなければ(ST1のNO)、エレベータ制御装置2はそのまま待機状態となる。
一方、判断部22が第1の読取装置3から利用者Uに関する情報を受信した場合には(ST1のYES)、居室RBを出た利用者UがエレベータEを利用する可能性があることになる。そこで、判断部22は利用者Uの居室RBがある階床まで乗りかご1を移動させるための準備を開始する。まず、判断部22が上述した情報を受信した場合には、計時部23に対して予め定められた時間を計測するよう、指示を出す。この指示に基づいて計時部23は所定の時間の計測を開始する(ST2)。
判断部22は、計時部23に時間の計測を指示するとともに、記憶部24に記憶されている複数のエレベータEの運転パターンを参考に、利用者Uが居室RBから出てエレベータEに到達するまでに乗りかご1を居室階(利用階)にまで移動させるために最適な運転パターンを構築する(ST3)。
例えば、エレベータEが1基設置されている場合には、利用者UがエレベータEに到達するまでに乗りかご1を現在乗りかご1が停止している階床(現在位置)から利用者Uが利用するであろう居室階(利用階)まで最短で移動させる運転パターンを構築する。この運転パターンの構築に当たっては、記憶部24内に記憶されている各種運転パターンの1つをそのまま当てはめても、或いは、複数の運転パターンを組み合わせて構築するようにしても良い。例えば、エレベータEが複数基設置されている場合には、判断部22は、それぞれの乗りかご1の位置を把握した上で、上述したように利用者Uが居室RBを出てエレベータEに到達するまでに乗りかご1を居室階(利用階)に移動させることのできる乗りかご1を選択し、最適な運転パターンを構築する。
ここで計時部23が計測する時間は、利用者Uが居室RBを出てからエレベータEに到達する途中で第2の読取装置4において非接触装置K(ICタグ)の認識がなされるまでの時間である。後述するように判断部22は第2の読取装置4における認識を確認したことをもって利用者Uに代わって乗りかご1を呼ぶための乗場呼び登録を行う。従って、第2の読取装置4によって利用者Uの備えるICタグ内の情報が読み取られるか否かは非常に重要である。そのため、第2の読取装置4によってICタグ内の情報が読み取られるまでの間に第1の読取装置3で認識された情報を基に乗りかご1の最適な運転パターンを構築して利用者Uの居室RBがある階床まで乗りかご1を移動させるための準備を行うためにも必要な時間となる。
この時間は、建物Bのレイアウト等を考慮して予め定められ、記憶部24に記憶されている。従って、例えば、各居室Rから第2の読取装置4までの距離によって複数の時間が設定されている。
判断部22は、最適な運転パターンを構築しつつ計時部23が計測している所定時間の経過についても判断する(ST4)。所定時間が経過するまでは(ST4のNO)、運転パターンの構築及び、待機となる。所定時間が経過したら(ST4のYES)、計時部23での時間の計測が終了するとともに(ST5)、判断部22は第2の読取装置4が第1の読取装置3が認識したICタグと同一のICタグを認識したか否か確認する(ST6)。
ここで判断部22が第2の読取装置4が同一利用者UのICタグを認識したか否かを判断するのは、第1の読取装置3からの情報のみをもって乗りかご1の乗場呼び登録を行い、乗りかご1を移動させてしまうと以下のような不都合が生ずるからである。すなわち、例えば、居室RBの玄関を出た利用者UがエレベータEを利用せず階段を利用して玄関階、或いは、他の階床へと移動した場合、また、例えば、利用者Uが居室RBの外に物を出すために居室RBの外に出ただけでまたすぐに居室RB内に戻ってしまったような場合も考えられる。
このような場合に乗りかご1を利用者Uの居室RBがある居室階(利用階)まで移動させてしまうと、その移動が無駄になってしまう。このような非効率的な運転を防止するために、判断部22は第2の読取装置4が第1の読取装置3が認識した利用者UのICタグと同様のICタグを認識したか否かを判断し、第1の読取装置3、第2の読取装置4の順に同一のICタグを認識した場合に限って乗りかご1を利用階まで移動させる(ST6のYES、ST7)。
このように、第2の読取装置4における認識を確認した上で乗りかご1を移動させるということ、すなわち、第2の読取装置4がICタグ内の情報を認識したことをもって乗場呼び登録を行うということは、第1の読取装置3における認識は、あくまでも判断部22における最適な運転パターンの構築を行うためのトリガーに過ぎず、第2の読取装置4における認識が利用階における乗場呼び登録となる。
判断部22は乗りかご1を利用階移動させるとともに、移動階に到着したか否かを確認し(ST8)、利用階に到着した場合には(ST8のYES)乗りかご1を利用階にて待機させる(ST9)。待機状態のときに、エレベータドアを開いておくか、閉じておくかはいずれであっても良い。このように乗りかご1を運転制御して乗りかご1を利用階にて予め待機させておくことで、利用者Uが居室RBを出てエレベータEにまで移動したときには乗りかご1が既に利用階に待機していることになる。従って、利用者Uは乗り場において乗りかご1の到着を待つことなくエレベータEを利用することができる。
なお、利用者Uが居室RBを出てエレベータEにまで移動した時点で利用階に乗りかご1が到着していない場合であっても、乗りかご1は既に利用階に向けて移動を開始しているので、利用者Uが乗り場にて乗場呼び登録を行うよりも乗り場における待ち時間を短縮することが可能となる。
第2の読取装置4において、第1の読取装置3が認識したICタグと同一のICタグを認識することができなかった場合には(ST6のNO)、第1の読取装置3が利用者Uの情報を認識してからその構築を開始した最適な運転パターンを破棄する(ST10)。このように運転パターンを破棄することで、無駄な乗りかご1の移動を避けエレベータE全体の効率的な運転を行うことができるとともに、次に第1の読取装置3からの情報を入手した場合にも迅速に対応することが可能となる。
乗りかごに対してこのような運転制御を行うことによって、エレベータの運転効率並びにセキュリティの確保に配慮しつつ、乗り場における待ち時間を短縮することにより利用者の利便性の向上を図ることのできるエレベータシステムを提供することができる。
特に、非接触装置内に格納されている情報を第1の読取装置、第2の読取装置の順に認識した場合に限って乗場呼び登録を行うことによって、特に認識の順番を決めずに乗場呼び登録を行う場合に比べて無駄な乗場呼び登録を排除することができ、より一層の効率的な運転を行うことが可能となる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、これまでは利用者Uが居室Rから玄関階等へ移動する場合を例に挙げて説明してきたが、利用者Uが玄関を通って居室RBへと行く場合にもこれまでと同様、第1の読取装置、第2の読取装置の順に非接触装置の情報を認識した場合に限って乗りかごを玄関階へと移動させる。この場合には、乗りかご1を事前に玄関階へと移動させるだけではなく、例えば、非接触装置内の情報に基づいて、自動的に行き先階を登録するように制御しても良い。
上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 乗りかご
2 エレベータ制御装置
3 第1の読取装置
4 第2の読取装置
B 建物
C 共用部
E エレベータ
H 昇降路
K 非接触装置
R 居室
S エレベータシステム
U 利用者

Claims (3)

  1. 昇降路内を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごを利用する利用者が備え、前記利用者に関する情報が格納されている非接触装置と、
    前記乗りかごの運転を制御するエレベータ制御装置と、
    居室、建物の玄関に設置され、前記情報を読み取る第1の読取装置と、
    前記居室と前記乗りかごとの間、或いは、前記建物の玄関と前記乗りかごとの間における前記建物の共用部に設置され、前記情報を読み取る第2の読取装置と、を備え、
    前記エレベータ制御装置は、前記情報を前記第1の読取装置、前記第2の読取装置の順に読み取ったことを基に、前記乗りかごを現在位置から前記利用者がいる階床まで移動させる制御を行うことを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記エレベータ制御装置は、前記第1の読取装置が前記情報を読み取った場合に、前記乗りかごを現在位置から前記利用者がいる階床に移動させる運転パターンを構築することを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記エレベータ制御装置は、前記第1の読取装置が前記情報を読み取った後、前記第2の読取装置が前記情報を読み取らない場合には、前記運転パターンを破棄することを特徴とする請求項2に記載のエレベータシステム。




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