JP2012035815A - ソリッドタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】走行時の振動を軽減し、かつ放熱効果が高いソリッドタイヤを提供する。
【解決手段】ソリッドタイヤ1は、サイドウォールに開口し幅方向に延びた孔であるS字孔2が複数、周方向に等間隔に配されている。S字孔は、回転軸Cに直交する断面形状において略径方向に延びて周方向に対向する2つのS字状の輪郭線21a,21bを有する。この2つの輪郭線は、径方向外方側の湾曲線22a,22bが周方向における同じ一方の側に凸であり前記S字孔全体の湾曲の程度を表す指標である内S字係数Ai÷Bi×100および外S字係数Ao÷Bo×100のいずれも20以上140以下である。
【選択図】図4

Description

本発明は、フォークリフト、クレーン車等の産業車両に用いられるソリッドタイヤに関する。
例えば、フォークリフトは、倉庫においてパレットに載せた材料、製品等の搬入、搬出および並べ替え等に使用されることが多く、このような場所では、木製パレットから脱落した釘、金属部品のかけら等が散乱する。そのため、フォークリフトには、パンクのおそれから乗用車等に用いられる空気入りタイヤを使用することができず、中実ゴムで形成されたソリッドタイヤ(非空気式タイヤ)が使用される。
しかし、ソリッドタイヤは、空気入りタイヤに比べて走行時に運転者が感じる振動が大きく、この振動を軽減させるために、側面間を貫通する孔を設け、または一方の側面に開口する有底の孔を設けて、ゴムの変形により振動を吸収する技術が提案されている(特許文献1,2)。
特開平10−236217号公報 特開2006−219134号公報
特許文献1,2には、ソリッドタイヤにおける種々の断面形状を有する振動吸収用の孔が提案されている。しかし、これらに提案された孔は、いずれも以下の点で問題を有する。
断面形状が円形、楕円形、卵形、四角形または周方向に交互に上下が代わる三角形の孔は、周方向に隣り合う孔の間が径方向に連続していることにより、例えば装着する車両が段差を乗り越えるとき、ソリッドタイヤに加わる車両の荷重を隣り合う孔の弾性体間を通る径方向で支持する場合、ソリッドタイヤの変形の程度は小さい、一方、段差を乗り越えるとき、車両の荷重を隣り合う孔を通る径方向で支持する場合、孔では荷重を支持できないために、荷重を隣り合う孔を通る径方向で支持する場合と比べソリッドタイヤの変形の程度が比較的大きくなる。つまり、特許文献1,2に記載されたソリッドタイヤは、段差を乗り越えるとき、ソリッドタイヤの変形の程度は、大きく異なる2つの状態が繰り返される。
ソリッドタイヤは、装着された車両が整地されていない路面を走行することが多く、ソリッドタイヤの変形が程度の大きく異なる2つの状態を繰り返すと、走行車両に不快な振動を生じさせるおそれがある。
また、特許文献1,2で提案されたソリッドタイヤにおける孔の形状は、多くのものが断面積に比べて周長さが小さく、走行時の発熱に対応する十分な放熱のための(孔における)側面面積が確保できず、ソリッドタイヤの劣化が速まるという問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、走行時の振動を軽減し、かつ放熱効果が高いソリッドタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係るソリッドタイヤは、サイドウォールに開口し幅方向に延びた孔であるS字孔を有し、前記S字孔は、複数が周方向に等間隔に配され、回転軸に直交する断面形状において略径方向に延びて周方向に対向する2つのS字状の輪郭線を有し、2つの前記輪郭線は、径方向外方側の湾曲線が周方向における同じ一方の側に凸であり、前記S字孔全体の湾曲の程度を表す指標である内S字係数および外S字係数のいずれも20以上140以下である。
本発明に係るソリッドタイヤは、径方向外方を向く接地面を有し溝により周方向に区分されたパターンブロックを備え、前記S字孔は、前記パターンブロックとその一部または全部が径方向において重なるように設けられる。
好ましくは、前記S字孔よりも径方向の内方に、周方向に一巡する芯材が埋設される。
前記S字孔は、前記サイドウォールからの深さが前記サイドウォールの前記S字孔が設けられた部分における他方のサイドウォールまでの距離の15%以上100%以下である。
上記において「内S字係数」および「外S字係数」は次のように規定される。
すなわち、周方向両側における、パターンブロックが突出するその根元のサイドウォール側の端2点を結ぶ線の中点から回転軸に下した垂線および回転軸のいずれも含む面を基準面とする。
そして、S字孔の断面における、周方向一方の側の略S字の輪郭線における径方向外方側の湾曲線に接し基準面に平行な接線(仮に点Lにおける接線という)と、同じ輪郭線における径方向内方側の湾曲線に接し基準面に平行な接線(仮に点Mにおける接線という)と、の距離をAiとする。周方向他方の側の略S字の輪郭線における径方向外方側の湾曲線に接し面KCに平行な接線(仮に点Nにおける接線という)と、同じ輪郭線における径方向内方の湾曲線に接し面KCに平行な接線(仮に点Pにおける接線という)と、の距離をAoとする。点Mにおける接線と点Pにおける接線との距離をBiとし、点Lにおける接線と点Nにおける接線との距離をBoとする。各距離をこのように設定すると、「内S字係数」はAi÷Bi×100で規定され、「外S字係数」はAo÷Bo×100で規定される。
本発明によると、走行時の振動を軽減し、かつ放熱効果が高いソリッドタイヤを提供することができる。
図1はソリッドタイヤの正面図である。 図2はトレッド面の展開図である。 図3は図1におけるA−A矢視断面図である。 図4はソリッドタイヤにおけるS字孔の形状を説明する図である。 図5は他の形状を有するS字孔の正面図である。 図6は他の形状を有するS字孔の正面図である。 図7は他の形状を有するS字孔の正面図である。 図8は種々の形態のS字孔の正面図である。
図1はソリッドタイヤ1の正面図、図2はトレッド面の展開図、図3は図1におけるA−A矢視断面図、図4はソリッドタイヤ1におけるS字孔2の形状、配置を示す図である。
ソリッドタイヤ1は、ベースゴム層11、芯材12およびトレッドゴム層13からなる。
ベースゴム層11は、ソリッドタイヤ1における内方で環状の層をなし、産業車両に装着されたソリッドタイヤ1におけるリムRに保持される部分である。ベースゴム層11には、産業車両の重量を支えることができるように硬度の高いゴム、例えば硬度85のゴムが使用される。ベースゴム層11に使用されるゴムの硬度は、80〜95が好ましい。
芯材12は、ソリッドタイヤを補強するためのものである。芯材12は、ベースゴム層11内に、周方向を一巡させて埋設されている。芯材12は4つが回転軸方向(「幅方向」ということがある)に等間隔に並べて配されている。それぞれの芯材12は、複数本のスチールコードの集まりである。
トレッドゴム層13は、ベースゴム層11の外周を覆う環状の層である。トレッドゴム層13に使用されるゴムは、ベースゴム層11に使用されるゴムよりも硬度が低くその硬度は60である。トレッドゴム層13の硬度は、60〜75が好ましい。トレッドゴム層13は、ベースゴム層11に比べて厚く、径方向の外周面は、端面が接地面15であるパターンブロック16,…,16が形成されたトレッド面3である。
パターンブロック16は、トレッド面3の軸方向両側において横溝17,17および傾斜溝18により区画される。
横溝17は、幅方向の両側でそれぞれサイドウォール19から幅方向の内方に延び、タイヤ赤道EQまでの距離の2/3の位置で後に説明する傾斜溝18に繋がる、直線状の溝である。幅方向の両側において横溝17は同一のピッチでそれぞれ周方向に等間隔に並び、幅方向一方の側の横溝17,…,17と他方の側の横溝17,…,17とは、ピッチが1/2ずれて千鳥状になっている。
傾斜溝18は、幅方向一方の側の横溝17の内方端と、これに隣り合う幅方向他方の側の横溝17の内方端とを結び、ジグザグに折れ曲がりながらタイヤ赤道EQに沿ってトレッド面3を1周する溝である。傾斜溝18は、横溝17よりも浅く形成される。
したがって、パターンブロック16,…,16は、ソリッドタイヤ1を回転軸方向から見たとき(図1参照)、周方向に等間隔に並び、タイヤ赤道上EQから見たとき(図2参照)、その配置がパターンブロック16,…,16のピッチ(=横溝17,…,17のピッチ)の1/2ずれた千鳥状である。
ソリッドタイヤ1は、幅方向両側のサイドウォール19,19にそれぞれ開口する複数のS字孔2,…,2を有する。
S字孔2は、トレッドゴム層13に設けられる。S字孔2は、図4を参照して、回転軸Cに直交する断面において、略径方向に延びて周方向に対向する2つのS字状の輪郭線21a,21bを有し、断面全体の形状が全体としてS字状である。なお、以下の説明において、図1等に示されるようにS字を鏡に映した形状もS字状に含めるものとする。以下、S字孔2についての断面形状とは、回転軸Cに直交する断面における形状をいう。輪郭線21a,21bは、径方向外方の湾曲部分22a,22bが周方向における同じ一方の側に凸である。
輪郭線21a,21bにおける径方向内方の湾曲部分23a,23bは、いずれも周方向における他方の側に凸である。輪郭線21a,21bにおける径方向外方の湾曲部分22a,22bを「第1湾曲部22a,22b」といい、径方向内方の湾曲部分23a,23bを「第2湾曲部23a,23b」という。それぞれの第1湾曲部22a,22bおよび第2湾曲部23a,23bは、図4に示されるようにそれぞれに固有の一定の曲率半径で湾曲するのが好ましいが、いずれもまたはいずれかがその範囲内で曲率半径が変化する湾曲であってもよい。第1湾曲部22a,22bと第2湾曲部23a,23bとの境にはそれぞれ変曲点が形成される。
S字孔2は、ソリッドタイヤ1の幅方向の両側でいずれも周方向に等間隔に、かつ1つのパターンブロック16に対して1つが径方向において重なるように配される。S字孔2は、パターンブロック16の周方向における両側の根元線24a,24bから延びて回転軸Cに直交する線の集まりの内側に設けられるのが好ましい。なお、根元線24a,24bとは、パターンブロック16の周方向両側の側面25a,25bが横溝17,17に連なる部分に生ずる線である。側面25a,25bが横溝17,17に連なる部分が線を形成しない湾曲面となる場合には、根元線24a,24bは、側面25a,25bにおける横溝17,17に連なる直前の部分を連ねた線、または側面25a,25bの径方向内方への延長面と横溝17の底に接する面との交線で代用する。
根元線24a,24bから延びて回転軸Cに直交する線の集まりとは、例えば根元線24aを含み略図2に直交してソリッドタイヤ1の回転軸Cを通る面である。パターンブロック16とS字孔2の位置との関係は図4に示され、図4において、線HCが根元線24aから延びて回転軸Cに直交する線の集まりであり、線JCが根元線24bから延びて回転軸Cに直交する線の集まりである。
S字孔2は、その断面形状が開口部の形状のままで変化しないで回転軸Cに平行に奥に延びている。S字孔2における断面形状を、根元線24a,24bにおけるサイドウォール19側の端H,Jを結ぶ線HJの中点K、および回転軸Cのいずれも含む面KCを基準に断面形状を説明する(面KCは図4に直交する面である)。
S字孔2の周方向一方の側の輪郭線21aにおける第1湾曲部22aに接し面KCに平行な接線(点Lにおける接線)と、輪郭線21aにおける第2湾曲部23aに接し面KCに平行な接線(点Mにおける接線)と、の距離をAiとする。他方の側の輪郭線21bにおける第1湾曲部22bに接し面KCに平行な接線(点Nにおける接線)と、輪郭線21bにおける第2湾曲部23bに接し面KCに平行な接線(点Pにおける接線)と、の距離をAoとする。点Mにおける接線と点Pにおける接線との距離をBiとし、点Lにおける接線と点Nにおける接線との距離をBoとする。各距離をこのように設定すると、S字孔の形状は、AiがBiの20%以上140%以下であり、かつAoがBoの20%以上140%以下となるように決定される。AiはBiの100%未満がより好ましく、AoはBoの100%未満がより好ましい。
以下、Ai÷Bi×100を「内S字係数」、Ao÷Bo×100を「外S字係数」というものとする。内S字係数および外S字係数は、S字孔2全体の湾曲の程度を表す指標である。
輪郭線21a,21bに内S字係数および外S字係数を求めるための各接線を引くことができるのは、それぞれの第1湾曲部22a,22bおよび第2湾曲部23a,23bにおいて、その法線が面KCに直交する点を有するからである。つまり、S字孔2は、断面形状および姿勢(サイドウォール19における配置)が、輪郭線21a,21bの変曲点の径方向における両側にその法線が面KCに直交する点(例:T,U)を有するように設計される。
略径方向に延びた2つのS字状の輪郭線21a,21bとこれらを周方向に結ぶ径方向外方側の輪郭線26および径方向内方側の輪郭線27とが連結される部分近傍は、応力集中を回避するために、外方に凸となる湾曲線28,29となっている。湾曲線28,29は、それぞれ湾曲する輪郭線21a,21bの一部である。
S字孔2の深さHdは、サイドウォール19におけるSd字孔2が設けられた部分におけるソリッドタイヤ1の幅Wdの15%以上100%以下(0.15Wd≦Hd≦Wd)に設定される。S字孔2の深さHdは、図3に示されるようにサイドウォール19が湾曲する場合には、S字孔2が設けられた部分における最も浅い深さを採用する。「サイドウォール19におけるSd字孔2が設けられた部分におけるソリッドタイヤ1の幅Wd」とは、S字孔2の深さHdとして採用した部分からタイヤ赤道EQを含む面に直交し反対側のサイドウォール19の表面に至る線の長さである。
図1〜図3に示されるソリッドタイヤ1は、幅方向両側においてパターンブロック16,…,16が1/2ピッチずれた千鳥状に配されている。このようなソリッドタイヤ1において、S字孔2が、幅方向の両側それぞれで1つのパターンブロック16に対して1つが径方向において重なるように配され、かつS字孔2の深さHdがソリッドタイヤ1の幅Wdの100%の場合とは、それぞれのS字孔2が、トレッドゴム層13を幅方向に貫通する形態である。
S字孔2,…,2がパターンブロック16下に1:1の関係で配列されたソリッドタイヤ1は、パターンブロック16の剛性がS字孔2により低下し、その弾性によって走行時の振動を軽減させる。ソリッドタイヤ1は、S字孔2が、周方向両側にS字状の2つの湾曲部分(第1湾曲部22a,22bおよび第2湾曲部23a,23b)を有することにより、外力に対する変形反応速度が早くなり、特に段差を乗り越えた時の衝撃とその後のピッチング現象を抑え、ソリッドタイヤ1が受ける衝撃を緩和する働きをする。
ここでS字孔2がS字形ではなく、予め弓形(三日月状)に湾曲する形状とした場合、孔の形状、孔と孔との間の形状は周方向の一方側に凸状の形状となり、ソリッドタイヤに回転トルクが加わった場合、前進時と後進時で孔と孔との間の弾性体の剛性が異なってしまう。具体的に説明すると、例えば孔と孔との間が弓形の場合、弓形の凸方向からのトルクに対しては弓形を逆反させるように力が加わり孔と孔との間が変形しにくいが、反対方向からのトルクに対しては孔と孔との間が変形し易い。
また、S字孔2は、断面形状をS字形としたことによりその表面積が大きくなり、走行時に発熱するソリッドタイヤ1からの放熱を促し、ソリッドタイヤ1の温度上昇を効果的に防止する。
一般に、ソリッドタイヤは空気入りタイヤと異なりタイヤ断面の中心付近に蓄熱される為、その温度が最も高くなる。つまりサイドウォール19に設けられたS字孔2の深さが中心部に近ければ近い程放熱効率は高くなる。
また、衝撃吸収性もS字孔2の深さに伴い向上する。従ってソリッドタイヤ1の幅Wdに対するS字孔2の深さHdを15%以上とすることにより、有意な衝撃吸収効果を得ることができる。
更に、ソリッドタイヤ1の軽量化、材料コストを低減できる他、S字孔2の表面積が拡大する事は金型からの熱を効率的に伝導することになる為、加硫時間短縮が可能となるなど生産効率を向上させるメリットもある。また軽量化は走行抵抗低減にも寄与する。
上に述べたソリッドタイヤ1は、図2に示されるように、幅方向両側でパターンブロック16,…,16がその周方向ピッチの1/2ずらされている。S字孔2は、パターンブロックがタイヤ赤道EQを含む面に対して面対称に、ピッチをずらさないで幅方向両側で周方向の同位置に配されたソリッドタイヤにも、ソリッドタイヤ1と同様に適用できる。その場合においても、幅方向両側で、S字孔は、径方向外方から見たときにパターンブロックに重なる位置の径方向内方に配される。
図5〜図7は他の形状を有するS字孔2B,2C,2Dが設けられたソリッドタイヤ1B,1C,2Dの一部の正面図である。
図5は、内S字係数(Ai÷Bi×100)が下限値である20%のS字孔2Bを有するソリッドタイヤ2Bの例である。また、図6は、内S字係数が上限値である140%のS字孔2Cを有するソリッドタイヤ2Cの例である。図7は、内S字係数および外S字係数(Ao÷Bo×100)のいずれも、好ましい100%未満である略98%のS字孔2Dを有するソリッドタイヤ2Dの例である。
図5〜図7に示されるS字孔2B,2C,2Dを備えたソリッドタイヤ1B,1C,1Dは、ソリッドタイヤ1と同様に、良好な衝撃吸収効果、放熱効果を有する。
特に、内S字係数および外S字係数がいずれも100%未満である図7におけるS字孔2Dは、径方向外方からみたとき、第1湾曲部22aにおけるS字孔2Dに向けて最も突出する部分Lが、第2湾曲部23bにおけるS字孔2Dに向けて最も突出する部分Pに重ならない。そのため、S字孔2Dは、パターンブロック16に大きな圧縮力が加わり断面が径方向に縮む変形をするとき、第1湾曲部22aにおける部分Lが、第2湾曲部23bにおける部分Pに当たることが回避され、または当たる場合であっても激しく当たる事態が回避される。そのため、内S字係数および外S字係数がいずれも100%未満であるS字孔2Dが設けられたソリッドタイヤ1Dは、S字孔2Dの破損が生じにくく、良好な耐久性を有する。
図5〜図7において図4と同じ符合を付した部分は、ソリッドタイヤ1におけるものと同じ構成、または同じ意を有する部分である。
図8は種々の形態のS字孔の正面図である。図8において、(a)は図4に示す標準的なS字孔2、(b)は図5に示される内S字係数が20%のS字孔2B、(c)は図6に示される内S字係数が140%のS字孔2C、(d)は図7に示される内S字係数および外S字係数のいずれも略98%のS字孔2Dである。また、(e)、(f)、(g)は、内S字係数および外S字係数が20%以上140%以下を満たす好ましい形状のS字孔2E,2F,2Gである。
図8において、一点鎖線K−Cは、パターンブロック16の根元線24a,24bにおけるサイドウォール19側の端H,Jを結ぶ線HJの中点Kおよび回転軸Cのいずれも含む面KCを示す(図4参照)。図8に示されるS字孔2,2B〜2Gは、いずれもS字らしい整った形状である。ここでいう「S字らしい整った形状」のS字孔とは、その断面形状の幅Daに対して、Sのいずれか一方の端Y,Zと他方の端に直近の凸状最外方端N,Mとの距離Di,Doの割合が、所定の値以下であることをいう。
S字孔における「断面形状の幅Da」とは、ソリッドタイヤにおいて面KC(図8では一点鎖線K−C)に直交する方向における幅である。具体的には、S字孔断面の周方向に対向する2つの輪郭線21a,21bにおける、周方向両側に隣り合う他のS字孔に向けて突出する部分(第2湾曲部23a、第1湾曲部22b)の最も外方に位置する2つの部分(点)M,Nの、面KCに直交する方向における距離である。
「距離Di」とは、S字孔におけるソリッドタイヤの径方向内方側の、S字の端相当部分(内方側の湾曲線29)において最も外方に位置する部分(点)Yと、部分Yを含む輪郭線21bにおける最も隣のS字孔側の部分(点)Nとの、面KCに直交する方向における距離である。
「距離Do」とは、S字孔におけるソリッドタイヤの径方向外方側の、S字の端相当部分(外方側の湾曲線28)において最も外方に位置する部分(点)Zと、部分Zを含む輪郭線21aにおける最も隣のS字孔側の部分(点)Mとの、面KCに直交する方向における距離である。
上記した「最も外方に位置する」とは、面KCに直交する方向において最も外方に位置することをいう。
ここで、距離Diと幅Daとの比Di÷DaをS字孔の「内方比」、および距離Doと幅Daとの比Do÷DaをS字孔の「外方比」というものとする。内方比および外方比は、S字孔の形状の整う程度を示す指標である。図8に示されるS字孔2,2B〜2Gは、いずれも内方比および外方比が0以上0.28以下である。内方比および外方比がこの範囲であるS字孔を、S字形状が整ったS字孔という。
S字孔のS字形状が整っていない場合、ソリッドタイヤが回転する際に回転方向(正回転、逆回転)によってS字孔の周りに加わる回転トルクの分布が異なり、回転方向によってソリッドタイヤの剛性に差が生じる。S字孔のS字形状を整えることによりこの剛性差を減少でき、振動の低減効果のソリッドタイヤの回転方向による差を低減することができる。
ソリッドタイヤ1,1B,1C,1Dは、段差乗り越え時の衝撃に対しS字孔2,2B〜2Gおよびトレッドゴム層13が瞬時に反応し、柔軟に変形することにより衝撃を緩和するだけでなく、段差乗り越え後のピッチング収束時間も短くすることができる。また、ソリッドタイヤ1,1B,1C,1Dは、放熱性が高められたことにより耐久性が向上し、かつ軽量化による走行抵抗の減少、材料コストの低減および加硫時間の短縮等を実現することができる。
上述の実施形態において、パターンブロック16の形状、ベースゴム層11およびトレッドゴム層13のゴムの硬度、芯材の有無又はその材質等、任意に選択することができる。
その他、ソリッドタイヤ1,1B,1C,1D、およびソリッドタイヤ1,1B,1C,1Dの各構成または全体の構造、形状、寸法、個数、材質などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明は、フォークリフト、クレーン車等の産業車両に用いられるソリッドタイヤに利用することができる。
1,1B,1C ソリッドタイヤ
2,2B〜2G S字孔
12 芯材
15 接地面
16 パターンブロック
17 溝(横溝)
19 サイドウォール
21a,21b 輪郭線(S字状の輪郭線)
22a,22b 径方向外方側の湾曲線(第1湾曲部)
C 回転軸
Hd サイドウォールからのS字孔の深さ
Wd S字孔が設けられた部分における他方のサイドウォールまでの距離
特許文献1,2には、ソリッドタイヤにおける種々の断面形状を有する振動吸収用の孔が提案されている。しかし、これらに提案された孔は、いずれも以下の点で問題を有する。
断面形状が円形、楕円形、卵形、四角形または周方向に交互に上下が代わる三角形の孔は、周方向に隣り合う孔の間が径方向に連続していることにより、例えば装着する車両が段差を乗り越えるとき、ソリッドタイヤに加わる車両の荷重を隣り合う孔の弾性体間を通る径方向で支持する場合、ソリッドタイヤの変形の程度は小さい、一方、段差を乗り越えるとき、車両の荷重を隣り合う孔を通る径方向で支持する場合、孔では荷重を支持できないために、車両の荷重を隣り合う孔の弾性体間を通る径方向で支持する場合と比べソリッドタイヤの変形の程度が比較的大きくなる。つまり、特許文献1,2に記載されたソリッドタイヤは、段差を乗り越えるとき、ソリッドタイヤの変形の程度は、大きく異なる2つの状態が繰り返される。
輪郭線21a,21bにおける径方向内方の湾曲部分23a,23bは、いずれも周方向における他方の側に凸である。輪郭線21a,21bにおける径方向外方の湾曲部分22a,22bを「第1湾曲部22a,22b」といい、径方向内方の湾曲部分23a,23bを「第2湾曲部23a,23b」という。それぞれの第1湾曲部22a,22bおよび第2湾曲部23a,23bは、図4に示されるようにそれぞれに固有の一定の曲率半径で湾曲するのが好ましいが、いずれもまたはいずれかが所定の範囲内で曲率半径が変化する湾曲であってもよい。第1湾曲部22a,22bと第2湾曲部23a,23bとの境にはそれぞれ変曲点が形成される。
略径方向に延びた2つのS字状の輪郭線21a,21bとこれらを周方向に結ぶ径方向外方側の輪郭線26および径方向内方側の輪郭線27とが連結される部分近傍は、応力集中を回避するために、外方に凸となる湾曲線28,29となっている。湾曲線28,29は、それぞれ湾曲する輪郭線21a,21bの一部である。
S字孔2の深さHdは、サイドウォール19におけるS字孔2が設けられた部分におけるソリッドタイヤ1の幅Wdの15%以上100%以下(0.15Wd≦Hd≦Wd)に設定される。S字孔2の深さHdは、図3に示されるようにサイドウォール19が湾曲する場合には、S字孔2が設けられた部分における最も浅い深さを採用する。「サイドウォール19におけるSd字孔2が設けられた部分におけるソリッドタイヤ1の幅Wd」とは、S字孔2の深さHdとして採用した部分からタイヤ赤道EQを含む面に直交し反対側のサイドウォール19の表面に至る線の長さである。
図5〜図7は他の形状を有するS字孔2B,2C,2Dが設けられたソリッドタイヤ1B,1C,Dの一部の正面図である。
図5は、内S字係数(Ai÷Bi×100)が下限値である20%のS字孔2Bを有するソリッドタイヤBの例である。また、図6は、内S字係数が上限値である140%のS字孔2Cを有するソリッドタイヤCの例である。図7は、内S字係数および外S字係数(Ao÷Bo×100)のいずれも、好ましい100%未満である略98%のS字孔2Dを有するソリッドタイヤDの例である。

Claims (4)

  1. サイドウォールに開口し幅方向に延びた孔であるS字孔を有し、
    前記S字孔は、
    複数が周方向に等間隔に配され、
    回転軸に直交する断面形状において略径方向に延びて周方向に対向する2つのS字状の輪郭線を有し、
    2つの前記輪郭線は、
    径方向外方側の湾曲線が周方向における同じ一方の側に凸であり、
    前記S字孔全体の湾曲の程度を表す指標である内S字係数および外S字係数のいずれも20以上140以下である
    ことを特徴とするソリッドタイヤ。
  2. 径方向外方を向く接地面を有し溝により周方向に区分されたパターンブロックを備え、
    前記S字孔は、前記パターンブロックとその一部または全部が径方向において重なるように設けられた
    請求項1に記載のソリッドタイヤ。
  3. 前記S字孔よりも径方向の内方に、周方向に一巡する芯材が埋設された
    請求項1または請求項2に記載のソリッドタイヤ。
  4. 前記S字孔は、
    前記サイドウォールからの深さが前記サイドウォールの前記S字孔が設けられた部分における他方のサイドウォールまでの距離の15%以上100%以下である
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のソリッドタイヤ。
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