JP2012021620A - クリップ - Google Patents

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誠人 河村
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Abstract

【課題】被取付部材の取付孔に対する挿入力を抑えつつ、係止保持力を高めたクリップを提供する。
【解決手段】被取付部材50に設けられた取付孔51に取り付けられるクリップ10であって、取付孔51に挿入される軸部21と、軸部21の先端部21Aから基端部21Bに向け軸部21から遠ざかる方向に傾斜をなして片持ち状に突出し、取付孔51を弾性変形して通過するとともに取付孔51を抜けると弾性復帰して取付孔51の挿入側とは反対側の周縁部に係止される一対の弾性係合片23と、弾性係合片23から軸部21に向かって突出する係止突起30と、軸部21のうち弾性係合片23側の側面に係止突起30よりも軸部21の先端部21A側に位置して設けられ、係止突起30が当接することで係止突起30の軸部21の先端部21A側への変位を規制する変位規制面41とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば被取付部材の取付孔に差し込んで係止するクリップに関する。
従来より、自動車等の車両に配索されるワイヤーハーネスを車体に固定するために用いられるワイヤーハーネス保持用のクリップの一例として、図7ないし図9に記載のものが知られている。このクリップ1は、図7に示すようにワイヤーハーネスを巻回して結束するバンド部2と、バンド部2を係止する機能を有する本体部3と、本体部3から立設された軸部4と、軸部4の先端から羽根状に折り返した一対の係止部5と、を備えている。
係止部5は、軸部4に接近・離間する方向に弾性変形可能とされ、その先端部には軸部4に沿って直線的に延びる当接部5Aが形成されている。このクリップ1の取付手順としては、まず車両パネル6に設けられた取付孔7に係止部5を軸部4側に弾性変形させつつ挿入する。取付孔7を抜けた係止部5が弾性復帰すると、係止部5の先端に設けられた当接部5Aが取付孔7の内周縁部に引っ掛かり、クリップ1が取付孔7に対して引き抜き不能に係止される。
ところで、取付孔7に係止状態にあるクリップ1に対して取付孔7から抜き去ろうとする外力が加わった場合、軸部4が図8の下向きに引っ張られる一方で係止部5が取付孔7の周縁部に係止されている結果、係止部5は、図8の矢印で示すように軸部4から遠ざかり、抜き去ろうとする方向とは反対方向に向かって変形しようとする。さらに同方向に強い外力が加わると、図9に示すように係止部5が反転して全体が取付孔7から抜け出てしまう。そこで、このような抜き去ろうとする外力に抗する係止保持力の更なる向上が求められている。
この問題を解決した構成としては、軸部と係止部との連結部の外面に跨って補強リブが突設されたものが知られている(特許文献1参照)。このような構成によれば、クリップに抜き去り方向の外力がかかった場合に、負荷が集中する連結部の強度が補強リブにより高められているから、連結部に亀裂が生じて破断したり、係止部が反転するのを防止することができ、これによる係止保持力の向上を図ることが可能である。
特開2008−109824号公報
しかしながら上記のような構成によると、補強リブを突設することにより係止部が弾性変形しにくくなり、取付孔に挿入する際の挿入力が増大する虞がある。補強リブの幅や突設高さを小さくすればこの挿入力は抑えられるものの、今度は係止保持力を向上させるために必要となる連結部の強度が不足する虞があり、これを踏まえて挿入力を抑えつつ係止保持力を高めることが要求されている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、被取付部材の取付孔に対する挿入力を抑えつつ、係止保持力を高めたクリップを提供することを目的とする。
本発明は、被取付部材に設けられた取付孔に取り付けられるクリップであって、前記取付孔に挿入される軸部と、前記軸部の先端部から基端部に向け前記軸部から遠ざかる方向に傾斜をなして片持ち状に突出し、前記取付孔を弾性変形して通過するとともに前記取付孔を抜けると弾性復帰して前記取付孔の挿入側とは反対側の周縁部に係止される一対の弾性係合片と、前記弾性係合片から前記軸部に向かって突出する係止突起と、前記軸部のうち前記弾性係合片側の側面に前記係止突起よりも前記軸部の先端部側に位置して設けられ、前記係止突起が当接することで前記係止突起の前記軸部の先端部側への変位を規制する変位規制面と、を備えることに特徴を有する。
このような構成によれば、クリップが取付孔に挿入されている状態で、クリップに抜け方向の外力が作用すると、相対的に軸部が下がると共に弾性係合片が上昇するような弾性係合片の変形が発生する。弾性係合片と軸部との抜け方向への相対変位がある程度の量に達すると、弾性係合片から突出した係止突起が係止突起よりも軸部の先端部側に設けられた軸部上の変位規制面に当接するから、それ以上の弾性係合片の軸部の先端部側への変位が妨げられ、結果として弾性係合片が反転するのを未然に防止することができる。この反転を防止することにより、クリップが取付孔から抜き去られるのを阻止することができ、ひいてはクリップの取付孔に対する係止保持力を向上させることができる。
また、変位規制面は係止突起よりも軸部の先端部側に位置しており、各々が軸部の軸方向に関して互い違いとなるように配されているから、例えば取付孔に挿入する際に弾性係合片が軸部に接近する方向に弾性変形しても、互いに干渉することなく、係止突起及び変位規制面を設けない場合と同等の挿入力にて被取付部材の取付孔に挿入することが可能である。このように弾性係合片そのものの剛性を高めることなく係止保持力を向上させているから、弾性係合片の軸部側への弾性変形のし易さに特段の影響を与えることなく、クリップの挿入力が増大するのを抑えることができる。
前記変位規制面は前記軸部から前記弾性係合片に向かって突出する受け突起に設けられていてもよい。例えば軸部に凹部を設けるなどしてその凹部を構成する軸部の先端部側の側面を変位規制面としても本発明の構成は成り立つが、この場合、係止突起の突出高さが高くなり、剛性の低下が懸念される。これに対して、軸部から突出した受け突起上に変位規制面を設け、互いに当接する係止突起及び受け突起を弾性係合片あるいは軸部から突出した形態とすれば、係止突起の突出高さを抑えることができ、当該係止突起の剛性を確保することができる。
前記弾性係合片は、その延出端に挿入側の側面が前記軸部側に近づくように段差を有して延出する当接片が形成されており、前記弾性係合片が前記取付孔を抜けたときに前記当接片が前記取付孔の内周縁部に当接することで係止され、前記係止突起は前記当接片の前記軸部側の側面に設けられていてもよい。本発明のクリップは、当接片が取付孔の内周縁部に引っ掛かることで被取付部材に係止されている。つまり、当接片の軸部側の側面に係止突起を設け、当接片が軸部の先端部側へ変位するのを阻止すれば、反転を阻止する前段階の係止状態を保持することができるから、効果的に係止保持力を向上させることができる。
前記係止突起は前記軸部の基端部側が傾斜し、前記軸部に向かって先細となるように形成されていてもよい。また、前記受け突起は前記軸部の先端部側が傾斜し、前記弾性係合片に向かって先細となるように形成されていてもよい。このような構成によれば、係止突起又は受け突起の剛性を効果的に向上させることができる。また、係止突起の軸部の基端部側及び受け突起の軸部の先端部側をその先端に向かって先細となるように傾斜させることで、弾性係合片が軸部に接近する方向に弾性変形する際に、係止突起が軸部に対して、受け突起が弾性係合片に対して、それぞれ干渉しにくい構成とすることができる。
本発明によれば、被取付部材の取付孔に対する挿入力を抑えつつ、係止保持力を高めたクリップを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るクリップの斜視図 同正面図 図2のA−A断面図 クリップを取付孔に挿入している途中の状態を示した断面図 クリップを取付孔に取り付けた状態を示した断面図 クリップに取付孔から抜き去ろうとする外力が加わった状態を示した断面図 従来例のクリップの斜視図 従来例のクリップに取付孔から抜き去ろうとする外力が加わった状態を示した断面図 従来例のクリップを取付孔から抜き去った状態を示した断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。
本実施形態におけるワイヤーハーネス保持用のクリップ10は、図示しないワイヤーハーネスを車両パネル50(被取付部材に相当する)に形成された取付孔51に取り付けるものである。以下、図2の各方向を基準として説明する。
クリップ10は、合成樹脂製であって、射出成形により全体が一体に形成されている。その構成は図1に示すように、ワイヤーハーネスに巻回されるバンド部11と、バンド部11の一端に連なる略箱状の本体部12と、本体部12のバンド部11とは反対側の面から突設された係止部20とを備えている。
バンド部11は図1ないし図3に示すように、ワイヤーハーネスの外周に巻き付けることのできる長さを有し、略一定の幅寸法で本体部12から下方に延出されている。その厚さ寸法は、バンド部11をワイヤーハーネスに巻き付けることができる程度の可撓性を有するように設定されている。バンド部11の一側面には、後述する係止凸部16を係止可能な溝状の係止凹部11Aが長手方向に沿って一定間隔に多数形成されている。
本体部12は一側面がバンド部11の延出方向に沿ったバンド延出面13をなす扁平な角筒状をなし、その内部には図3に示すようにバンド延出面13に開口する挿入口14Aから対向する面に開口する導出口14Bまで貫通するバンド挿通孔14が形成されている。バンド挿通孔14は、バンド部11をその先端から挿通可能であって、その内部にはバンド部11を係止する弾性舌片15が設けられている。
弾性舌片15は、バンド挿通孔14内の挿通方向中央からやや挿入口14A寄りの下面から上面に向かって僅かに立ち上がり、導出口14Bの略中央に向かって屈曲され、本体部12からその先端が突出した態様をなしている。弾性舌片15の上面には、幅方向に延びる係止凸部16が2つ、導出口14B付近に間隔を置いて形成されている。係止凸部16は、断面三角形状をなし、係止凹部11Aに嵌り合う外形及び間隔に形成されている。
係止部20は、本体部12の上面から突設された軸部21と、本体部12の側壁上端部から上方に向かって延出する一対の弾性受け片22と、軸部21の先端から下方に向かって羽根状に延出する一対の弾性係合片23と、から構成されている。軸部21は上方に向かって延びる略柱状をなしている。弾性受け片22は、本体部12の左右両側面の上端部からそれぞれ片持ち状に上方に延出しており、上部ほど軸部21から離れる方向に傾斜した平板状をなしている。各弾性受け片22は撓み変形可能であって、その先端部には幅方向に延びる略円柱状の受け部22Aが設けられている。
弾性係合片23は、軸部21の先端部21Aの、弾性受け片22が延出する側と同じ左右両側から、本体部12(または軸部21の基端部21B)に向かって所定の角度をなして片持ち状に延出し、先端部が軸部21に対し接近・離間する方向に弾性変形可能とされている。各弾性係合片23の先端には、軸部21の軸方向に沿って直線的に延び、弾性係合片23と同じ幅を有する平板状の当接片23Aが延設されている。
さて、弾性係合片23の当接片23Aのうち軸部21側の側面からは、軸部21に向かって突出する係止突起30が形成されている。一方、軸部21には、係止突起30よりも軸部21の先端部21A側に位置し、弾性係合片23に向かって突出する受け突起40が設けられている。係止突起30は、受け突起40に対向し当接片23Aの延出方向に対して直交する平坦面をなす係止面31と、係止面31とは反対側の側面を構成し、軸部21の基端部21B側に配される傾斜面32とを有する。傾斜面32は、係止突起30の基端から軸部21の先端部21A側に向かって傾斜した態様をなし、これにより係止突起30としては軸部21に向かって先細となる形状を呈する。
一方、受け突起40は、その突出高さを係止突起30の突出高さと略同じとし、係止突起30の係止面31に対向し、且つ平行をなす平坦状の変位規制面41と、変位規制面41とは反対側の側面を構成し、軸部21の先端部21B側に配される受け側傾斜面42とを有する。受け側傾斜面42は、受け突起40の基端から軸部21の基端部21B側に向かって傾斜した態様をなし、これにより受け突起40としては弾性係合片23に向かって先細となる形状を有することとなる。変形規制面41は、図2に示すように弾性係合片23が弾性変形していない自然状態において、係止突起30の係止面31に対して、軸部21の軸方向においてその先端部が重畳する配置をなしている。
続いて、クリップ10の作用について図4ないし図6を用いて説明する。
まず、ワイヤーハーネスを結束するには、図示はしないが、ワイヤーハーネスにバンド部11を巻き付けた状態で、バンド部11をバンド挿通孔14の挿入口14Aから挿入する。バンド部11をバンド挿通孔14に挿通させ、ワイヤーハーネスを締め付けた状態で弾性舌片15の係止凸部16にバンド部11の係止凹部11Aを引っ掛けることでワイヤーハーネスを結束した状態に係止することができる。
次に、クリップ10を車両パネル50に取り付けるには、係止部20を取付孔51に差し入れて押し込む。すると、図4に示すように、取付孔51の内周縁に押されて一対の弾性係合片23が軸部21に接近する方向へと弾性変形しつつ取付孔51に挿入されていく。この際、係止突起30と受け突起40とは、軸部21の軸方向における位置が重ならないように設けられているから、互いに干渉することはない。また、係止突起30には弾性係合片23が軸部21側へと弾性変形した際に軸部21の左右両側面に沿うように配される傾斜面32が形成されており、弾性係合片23が軸部21に近づくことによって、係止突起30が軸部21に干渉するのを回避している。同様に、受け突起40には弾性係合片23が軸部21側へと弾性変形した際に弾性係合片23の軸部21側側面に沿って配される受け側傾斜面42が形成されており、弾性係合片23が軸部21に近づくことによって、受け突起40が弾性係合片23に干渉するのを回避している。よって、弾性係合片23が軸部21に接近する方向に弾性変形するのに抗する特段の力が生じることはない。
続いて弾性係合片23が取付孔51を貫通する前に、弾性受け片22の受け部22Aが取付孔51周りの取付面50Aに当接する。一対の弾性受け片22は、受け部22Aが取付面50Aに摺接しつつ、互いに取付孔51から遠ざかる方向に弾性変形する。従って、車両パネル50の板厚の相違やクリップ10の製造誤差等があっても、その寸法誤差を吸収することができる。そして、弾性係合片23が取付孔51を貫通して弾性復帰すると、図5に示すように弾性係合片23の先端に設けられた当接片23Aが取付孔51の内周縁部に引っ掛かることでクリップ10が取付孔51に引き抜き不能に係止される。
ところで、この取り付けられたクリップ10を車両パネル50の取付孔51から本体部12側(図5において下向き)に抜き去ろうとする外力が加わった場合には、当接片23Aが取付孔51の内周縁部に引っ掛かった状態にあるため、軸部21だけが下方に変位し、相対的に弾性係合片23は先端が上方に向かって反転するような変形に至ることが懸念される。このような状態に至るには、まず相対的に軸部21が下方に、弾性係合片23が上方(軸部21の先端部21A側)へと変位することから始まる。しかしながら本実施形態では、そのような変位が生ずると、図6に示すように、受け突起40の変位規制面41と係止突起30の係止面31とが当接したところで、それ以上の変位が阻止され、弾性係合片23が反転して軸部21が取付孔51から抜け出てしまうことが防止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両パネル50に取り付けられたクリップ10を抜き去ろうとする外力が加わった場合には、受け突起40の変位規制面41に係止突起30の係止面31が当接し、係止突起30が形成された当接片23Aの軸部21の先端部21A側(即ち、抜き去り方向とは反対方向)への変位が阻止されるから、当接片23Aによる取付孔51への係止が保持され、弾性係合片23の反転を未然に防止することができる。このようにして、クリップ10の係止保持力を向上させることができる。
また、図4に示すように係止部20を取付孔51に挿入すると、係止突起30と受け突起40は軸部21の軸方向に関して交互に配されているから、互いに干渉する虞がない。さらに、係止突起30の傾斜面32は軸部21に沿うように、また受け突起40の受け側傾斜面42は弾性係合片23の軸部21側側面に沿うように配されるから、係止突起30及び受け突起40が軸部21及び弾性係合片23に干渉することはない。これにより、クリップ10に係止突起30及び受け突起40を設けても、弾性係合片23の軸部21に接近する方向への弾性変形のし易さに特段の影響を与えることなく、クリップ10の挿入力が増大するのを抑制することができる。
また、係止状態にあるクリップ10を抜き去ろうとする外力が加わった場合に弾性係合片23を反転させようと最も応力が集中する当接片23Aに係止突起30を設けることで、その反転をより効果的に防止することができる。
また、変位規制面41を軸部21から突出する受け突起40上に設けることで、例えば軸部21を刳りぬいて変位規制面を設けた場合と比較して、係止突起30の突出高さを抑えることができ、係止突起30の突出高さが高くなることによる剛性の低下を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、弾性係合片23における当接片23Aの軸部21側の側面に係止突起30が設けられていたが、これに限られず、例えば車両パネル50にクリップ10が取り付けられた際に、取付孔51を貫通した状態にある弾性係合片23の当接片23Aよりも上方に係止突起30が設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、係止突起30の係止面31及び受け突起40の変位規制面41は弾性係合片23の自然状態において、軸部21の軸方向に直交する方向に延びていたが、これに限られず、係止面と変位規制面とが当接したときに互いに嵌り合うような鈎状に形成されていてもよい。このような構成によれば、変位規制面が係止面をより確実に受け止めることができる。
(3)上記実施形態では、変位規制面41は受け突起40上に設けられていたが、これに限られず、例えば軸部の側面に凹部を設け、その凹部を構成する軸部の先端部側の側面を変位規制面としてもよい。このような構成によれば、受け突起を設けるよりもクリップ本体の軽量化が期待できる。
10…クリップ
11…バンド部
11A…係止凹部
12…本体部
13…バンド延出面
14…バンド挿通孔
14A…挿入口
14B…導出口
15…弾性舌片
16…係止凸部
20…係止部
21…軸部
21A…先端部
21B…基端部
22…弾性受け片
22A…受け部
23…弾性係合片
23A…当接片
30…係止突起
31…係止面
32…傾斜面
40…受け突起
41…変位規制面
42…受け側傾斜面
50…車両パネル(被取付部材)
50A…取付面
51…取付孔

Claims (5)

  1. 被取付部材に設けられた取付孔に取り付けられるクリップであって、
    前記取付孔に挿入される軸部と、
    前記軸部の先端部から基端部に向け前記軸部から遠ざかる方向に傾斜をなして片持ち状に突出し、前記取付孔を弾性変形して通過するとともに前記取付孔を抜けると弾性復帰して前記取付孔の挿入側とは反対側の周縁部に係止される一対の弾性係合片と、
    前記弾性係合片から前記軸部に向かって突出する係止突起と、
    前記軸部のうち前記弾性係合片側の側面に前記係止突起よりも前記軸部の先端部側に位置して設けられ、前記係止突起が当接することで前記係止突起の前記軸部の先端部側への変位を規制する変位規制面と、を備えることを特徴とするクリップ。
  2. 前記変位規制面は前記軸部から前記弾性係合片に向かって突出する受け突起に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記弾性係合片は、その延出端に挿入側の側面が前記軸部側に近づくように段差を有して延出する当接片が形成されており、前記弾性係合片が前記取付孔を抜けたときに前記当接片が前記取付孔の内周縁部に当接することで係止され、
    前記係止突起は前記当接片の前記軸部側の側面に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
  4. 前記係止突起は前記軸部の基端部側が傾斜し、前記軸部に向かって先細となるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のクリップ。
  5. 前記受け突起は前記軸部の先端部側が傾斜し、前記弾性係合片に向かって先細となるように形成されていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のクリップ。
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JP2017116001A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社パイオラックス 留め具

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