JP2012015839A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿搬送部の画像読取部に対する位置決めを簡単に行うことのできる画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ADF300Aに、原稿を画像読取位置に搬送する搬送ユニット303を原稿搬送方向に対して傾斜自在に支持し、画像読取ユニット308に、ADF300Aが閉じられた際、リーダ302から上方に突出して搬送ユニット303に係合し、搬送ユニット303の画像読取ユニット308に対する位置決めを行う位置決め部材307を突出可能に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に原稿搬送部の画像読取部に対する位置決めを行う構成に関する。
従来、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成部と、画像読取装置とを備え、画像形成部により、画像読取装置によって読み取った画像情報に基づいて画像を形成するようにしたものがある。
この画像読取装置の読み取り方法として、原稿をプラテンガラス上に載置した後、自動原稿給送装置(ADF)により原稿をプラテンガラスに密着させ、この状態で画像読取部を走査させることにより画像を読み取る方法(以下、固定読みという)がある。また、プラテンガラスの所定の画像読取位置の下方に画像読取部を固定し、この画像読取位置上を、自動原稿給送装置によって原稿を一定の速度で搬送することにより、画像を読み取る方法(以下、流し読みという)がある。
このような流し読みの際、図11の(a)に示すように、矢印で示す自動原稿給送装置による原稿搬送方向が画像読取位置501に対して直交する方向となった時には、原稿Dの画像を正しく読み取ることが出来る。しかし、図11の(b)に示すように、矢印で示す原稿搬送方向が画像読取位置501に対して直交する方向とずれた方向となった時には、読み取られた原稿画像は斜めに傾いた画像となる。このような理由から、流し読みの際には、画像読取装置本体に開閉自在に設けられた自動原稿給送装置と画像読取装置本体の位置関係は重要な要素となっている。
そこで、従来は、例えば自動原稿給送装置の画像読取装置本体に対する位置を調節する調整機構を設け、この調整機構に設けられた調整用ネジを手動で調整して自動原稿給送装置の位置を調節するようにしたものがある。しかし、このような調整機構の場合、調整時、目安となるものが無いため、少しずつ調整用ネジを調整し、その都度流し読みを行うことにより、位置を調整する必要があり、煩雑な作業が発生する。また、調整されても自動原稿給送装置を何度も開閉することにより、ヒンジ部の持つガタや軸磨耗等で経時的に角度のズレが再度発生する事があり、その都度調整が必要になっていた。
そこで、従来は、例えば画像読取装置本体上面に設置された位置合わせ部材によって自動原稿給送装置に設けられた読取部直前のローラ対の軸を固定支持して自動原稿給送装置の位置合わせを行うことにより、原稿の搬送方向を調整するものがある(特許文献1)。
特開2006−173802号公報
ここで、従来の画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置において、このように画像読取装置本体上面に設けた位置決め部材により自動原稿給送装置の位置合わせを行うようにした場合は、手動調整よりも簡便に原稿の搬送方向の補正を行うことができる。しかし、画像読取装置本体内の画像読取部がズレた場合や、位置決め部材が経時的なズレを発生させた場合は、手動で位置決め部材を調整しなければならないため、作業が発生してしまう懸念があった。
また、図12の(a)に示すように、位置決め部材により固定支持された読取部直前のローラ対601が、プラテンローラ602、読取後搬送ローラ対603と平行な場合は、原稿搬送方向が画像読取位置に対して直交する方向となる。しかし、図12の(b)に示すように、読取部直前のローラ対601と、プラテンローラ602及び読取後搬送ローラ対603が平行でない場合は、読取部直前のローラ対601を通過した後、搬送方向が変化する。このため、原稿は回転するようになり、この結果、読み取った原稿画像の直線が円弧状になってしまう。さらに、位置決め部材が画像読取装置本体上面に突設されるため、大きなサイズのシートを固定読みする際、位置決め部材が使用者や原稿の邪魔になる懸念もある。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、原稿搬送部の画像読取部に対する位置決めを簡単に行うことのできる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
画像読取装置本体と、前記画像読取装置本体の上面に開閉自在に支持され、前記画像読取装置本体の上面に載置された原稿を押えると共に前記画像読取装置本体の上面に設けられた画像読取位置に原稿を搬送する原稿搬送部を有する原稿押圧部と、前記画像読取装置本体の内部に設けられ、前記画像読取位置を通過する原稿及び載置原稿の画像を読み取る画像読取部と、を備え、前記画像読取位置を通過する原稿の画像を読み取る際には前記画像読取部を前記画像読取位置の下方に移動させ、載置原稿の画像を読み取る際には前記画像読取部を載置原稿に沿って移動させる画像読取装置において、前記原稿押圧部が閉じられた際、前記原稿搬送部の前記画像読取位置に面する下部部分を前記原稿押圧部に、原稿搬送方向に対して傾斜自在に設け、前記画像読取部に、前記原稿押圧部が閉じられた際、前記画像読取装置本体の上面から突出して前記原稿搬送部の下部部分と係合し、前記原稿搬送部の下部部分の前記画像読取部に対する位置決めを行う位置決め部材を設けたことを特徴とするものである。
本発明のように、原稿押圧部が閉じられた際、位置決め部材を突出させて原稿搬送部の画像読取位置に面する下部部分に係合させることにより、原稿搬送部の画像読取部に対する位置決めを簡単に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の斜視図。 上記画像読取装置の断面図。 上記画像読取装置のADFに設けられた搬送部の構成を説明する図。 上記画像読取装置の制御ブロック図。 上記画像読取装置の流し読みによる原稿画像読み取り制御動作を説明するフローチャート。 上記ADFを位置決めする位置決め部材の昇降機構の構成を説明する図。 前記位置決め部材により位置決め動作を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す図。 上記画像読取装置のADFに設けられた搬送部の構成を説明する図。 前記ADFを位置決めする位置決め部材による位置決め動作を説明する図。 従来の画像読取装置の課題を説明する第1の図。 従来の画像読取装置の課題を説明する第2の図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の斜視図、図2はその断面図である。
図1及び図2において、300は画像読取装置である。この画像読取装置300は、画像読取装置本体であるリーダ302と、リーダ302の上面に上下方向に開閉自在に支持された自動原稿給送装置(以下、ADFという)300Aとを備えている。
シートである原稿の画像を読み取るリーダ302は、リーダ302の上面(装置本体上面)に設けられている原稿載置台としてのプラテンガラス341と、プラテンガラス341上の原稿の画像を走査して読み取るための画像読取ユニット308を備えている。また、ADF300Aの開閉を検知するADF開閉センサ112を備えている。
原稿画像を読み取る画像読取部である画像読取ユニット308は、原稿に光を照射するためのランプ(蛍光灯)340と、原稿からの反射光を折り返すための複数のミラーMを備えている。また、リーダ302は、ミラーMの反射光を結像するレンズLと、レンズLによって結像された原稿の画像を読み取るCCD(Charge Coupled Device)素子Sとを備えている。
なお、原稿を走査するために画像読取ユニット308は図2に示す副走査方向である矢印方向に移動可能となっている。そして、プラテンガラス341上に載置された原稿画像を読み取る際には、画像読取ユニット308を後述する駆動モータM2により矢印方向に移動させ、この際、プラテンガラス上の原稿の表面に対しランプ340から光を照射するようにしている。なお、原稿からの反射光は、ミラーMを介してレンズLに導かれ、レンズLによってCCD素子Sの受光部に結像され、これにより原稿画像が読み取られる。
ADF300Aは、プラテンガラス341に載置された原稿を上方より押える原稿押圧部を構成するものであり、図1に示すようにヒンジ120によってリーダ302の上面の原稿搬送方向と平行な一端に開閉自在に取付けられている。このADF300Aは、開放することによりプラテンガラス341を開放し得る構成となっており、固定読みの際は、まず図1のようにADF300Aを上方に開いて、プラテンガラス341を開放する。そして、このようにプラテンガラス341を開放した後、プラテンガラス341上の所定の画像読取位置に原稿を載置し、この後、ADF300Aを閉じることにより、原稿を押さえる。この後、画像読取ユニット308を矢印方向に移動させることにより、原稿画像を読み取る。
また、このADF300Aは、原稿が載置される原稿トレイ310と、原稿給送部301aと、搬送ユニット303と、排出部301bとを備えている。つまり、ADF300Aの、流し読みの際、シートを所定の画像読取位置である流し読み位置に原稿を搬送する原稿搬送部は、原稿給送部301aと、搬送ユニット303と、排出部301bとにより構成される。
ここで、原稿給送部301aは、原稿トレイ310に画像形成面を上にした状態で積載された原稿を順次最上位のものから一枚ずつ取出すものである。また、ADF300Aが閉じられた際、画像読取位置に面する下部部分である搬送ユニット303は、給送部301aからの原稿をプラテンガラス341の一端側に設けられた画像読取位置に搬送すると共に原稿を画像読取位置に沿って搬送するものである。排出部301bは、画像が読み取られた原稿をADF300Aの外に排出するものである。
この搬送ユニット303は、図3に示すように画像読取位置の下方に位置するローラユニットである画像読取ユニット側(画像読取部側)に原稿を押圧する押圧ローラであるプラテンローラ311を備えている。また、この搬送ユニット303は、プラテンローラ311と、プラテンローラ311の原稿搬送方向上流側の上流側搬送ローラ対316と、プラテンローラ311の原稿搬送方向下流側の下流側搬送ローラ対317と、をユニット化して一体に備えている。
なお、図3において、318はプラテンローラ311と上流側搬送ローラ対316と下流側ローラ対317と回動用ピン305を固定支持し一体ユニットとする板金、319は後述する長穴304が形成されているADF本体板金である。また、図2において、315は原稿トレイ310に原稿がセットされたか否かを検知するための原稿検知センサ、326は搬送ローラ対316の直前に設置されたレジセンサである。125は、プラテンローラ311に対向する位置に形成されたスリット状の開口にはめ込まれた原稿台ガラスである。そして、ADF300Aにより搬送される際、原稿は、画像読取ユニット308によって確実に画像が読み取られるように、プラテンローラ311により原稿台ガラス125に押し付けられる。
図4は、画像読取装置300の制御ブロック図である。制御部100には、原稿検知センサ315、ADF開閉センサ112、スタートスイッチ102、レジセンサ326が接続されている。また、制御部100には、ADF300Aの給送部301a、搬送ユニット303及び排出部301bを駆動する原稿搬送モータM1、後述する位置決め部材を移動させる位置決め部材駆動モータ322が接続されている。
また、制御部100には、画像読取ユニット308を移動させる駆動モータM2、CCD素子S、原稿に光を照射するランプ340の点灯及び消灯を行うための露光回路101が接続されている。なお、CCD素子Sによって読み取られた原稿の画像情報は、制御部100によって不図示の画像処理部に送られ、この画像処理部において所定の画像処理が行なわれる。
次に、このように構成されたADF300Aを備えた画像読取装置300の流し読みによる原稿画像読み取り制御動作について図5に示すフローチャートを用いて説明する。流し読みの際は、まずADF300Aを閉じる。なお、このようにADF300Aを閉じる際、ADF300A(の搬送ユニット303)は後述する位置決め部材により位置決めされる。つまり、ADF300Aを閉じると、位置決め部材による位置決め動作が行われる(S331)。次に、原稿トレイ310に原稿が置かれたことを原稿検知センサ315が検知する。そして、この後、スタートスイッチ102や、外部入力による命令コマンドにより読取開始が指示されると、画像読取ユニット308は画像読取部駆動モータ等により、図2に示す所定の画像読取位置(流し読み位置)へ移動する。
この後、ADF300Aは原稿の給紙搬送を開始し(S332)、原稿を1枚ずつ流し読み位置へ搬送する。この後、上流側搬送ローラ対316の直前のレジセンサ326により原稿を検知すると、上流側搬送ローラ対316を短時間停止させて原稿先端よりループを形成し(S333)、原稿先端直角を補正する斜行補正動作を行う。次に、上流側搬送ローラ対316を駆動して原稿を読取位置へ搬送し(S334)、読取位置に搬送された原稿に対し、露光を開始して読み取りを開始する(S335)。
次に、原稿画像が読み取られ、読取位置を原稿が通過すると(S336)、原稿トレイ310上に原稿が有るかを確認する(S337)。そして、原稿トレイ310上に原稿が有る場合には(S337のY)、再度S332〜S336の処理を行い、原稿が無ければ(S337のN)、後述する位置決め部材退避動作を行い(S338)、これにより一連の原稿流し読み動作が完了する。
ところで、本実施の形態においては、図2に示すようにADF本体側板金319(図3参照)に長穴304が設けられている。また、搬送ユニット303の両側面には、それぞれADF本体側板金319の長穴304の内部を長手方向にスライド移動するピン305が設けられている。そして、このように両側面に設けたピン305をADF本体側板金319の長穴304に対してスライド移動させることにより、搬送ユニット303はADF300Aに対して長穴304に沿って移動可能となっている。これにより、搬送ユニット303は、ADF本体側板金319に対して原稿搬送方向に対して傾斜自在となる。
また、搬送ユニット303(ADF300A)には位置決めピン306が設けられ、画像読取ユニット308には選択的に上方に突出して搬送ユニット303に設けられた係止部材である位置決めピン306に係合する位置決め部材307が設けられている。なお、309は画像読取ユニット308に一体に設けられ、位置決め部材307を駆動する昇降装置(駆動装置)である。
そして、昇降装置309は、図6に示すように、位置決め部材駆動モータ322と、駆動軸323の一端に設けられ、位置決め部材駆動モータ322により回転する駆動ギア部320を備えている。また、この昇降装置309は、駆動軸323に設けられ、下方より位置決め部材304と当接して位置決め部材307を昇降させる昇降用カム321を備えている。なお、324は駆動軸323を回転自在に支持すると共に、位置決め部材304の昇降をガイドする板金、325は位置決め部材304を下降させるためのネジリバネである。
このような構成の昇降装置309においては、位置決め部材駆動モータ322が回転すると、この位置決め部材駆動モータ322の回転は駆動ギア部320を介して駆動軸323に伝達され、これに伴い昇降用カム321が回転する。そして、昇降用カム321の回転により、位置決め部材307が昇降する。なお、この位置決め部材30は、図7に示すように、上面に位置決めピン306を係合保持する凹部である係合溝307a、位置決めピン306を係合溝307aにガイドするガイド部307bを備えている。
ここで、本実施の形態においては、流し読みにより原稿画像を読み取る場合、ADF300Aを閉じた後、位置決め部材駆動モータ322が駆動される。これにより、駆動ギア部320を介して駆動軸323が回転して昇降カム321が回転し、図7の(a)に示すように退避位置に位置している位置決め部材307が矢印に示すように押し上げられる。これによって、位置決め部材307は、リーダ302の上面よりも、即ち高さ方向の位置としてプラテンガラス341の上面の高さよりも、上方に突出する。
この後、位置決めピン306は位置決め部材307の係合溝307aに入り込み、この結果、位置決め部材307が位置決めピン306と係合する。そして、このように位置決め部材307が位置決めピン306と係合することにより、搬送ユニット303(ADF300A)が画像読取ユニット308に対して位置決めされる。なお、このとき、既述した図11の(b)に示すように搬送ユニット303が画像読取ユニット308と平行でない場合がある。
この場合、位置決め部材307が押し上げられると、図7の(b)に示すように、位置決めピン306がガイド部307bの上面に当接する。ここで、既述したように、搬送ユニット303はピン305と長穴304により原稿搬送方向に対して傾斜自在となっている。このため、位置決め部材307の突出に伴い、搬送ユニット303は、図7の(c)に示すように、矢印に示す水平方向に移動し、やがて図7の(d)に示すように係合溝307aに入り込む。
このように、搬送ユニット303が画像読取ユニット308と平行でない場合でも、位置決めピン306が位置決め部材307にガイドされることにより、搬送ユニット303は、画像読取ユニット308に対して平行となった状態で保持される。つまり、搬送ユニット303を原稿搬送方向に対して傾斜自在としながら、位置決め部材307により位置決めピン306を位置決めすることにより、搬送ユニット303を画像読取ユニット308に対して平行となった状態で位置決め保持することができる。この結果、ADF300Aの取り付け角度がずれている場合でも、既述した図11の(a)に示すように搬送ユニット303と、画像読取ユニット308とは常に平行を保つことができる。
なお、位置決め部材307は流し読みを行わないときは使用しない。このため、本実施の形態においては、流し読みを行わない時には邪魔になることが無いように、位置決め部材307を退避位置に退避させ、使用するときにだけ選択的に突出させるようにしている。ここで、位置決め部材307の退避位置は、位置決め部材307がプラテンガラス341の上面よりも下方に退避する位置に設定されている。これにより、例えば、プラテンガラス341からはみだすような大判原稿をプラテンガラス341にユーザが載置した際にも、位置決め部材307はプラテンガラス341よりも上方に突出することなく、下方の退避位置に退避しているためが邪魔になることが無い。このように、流し読みではなくリーダ上に置かれた載置原稿の読み取りを行う場合には、位置決め部材307を退避位置に退避させることにより、位置決め部材307による作業性悪化を回避することができる。
また、プラテンガラス341上に載置した原稿の画像を、画像読取ユニット308を移動させながら読み取る際にも、位置決め部材307は下方に退避しているため、画像読取ユニット308の移動を妨げることもない。さらに、位置決め部材307の係合溝307aの上方が開口しているため、位置決め動作後にADF300Aが開けられてもADF300Aの開閉を阻害することもない。
このように、本実施の形態においては、ADF300Aが閉じられた際、位置決め部材307を突出させて搬送ユニット303の位置決めピン306に係合させることにより、搬送ユニット303の画像読取ユニット308に対する位置決めを行うようにしている。これにより、搬送ユニット303の画像読取ユニット308に対する位置決めを簡単に行うことができる。この結果、調整機構による調整を行わなくとも、ADF300Aを閉じると、搬送ユニット303の位置決めが行われて搬送ユニット303と画像読取ユニット308との平行性が保たれるようになり、常に流し読みで直角性の保たれた画像を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8は、本実施の形態に係る画像読取装置の構成を示す図である。なお、図8において、既述した図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図8において、406は搬送ユニット303の底面に設けられた、凹部である位置決め用のボス穴である。このボス穴406は、図9に示すように、搬送ユニット303の両端部に設けられると共に、2つのボス穴406a,406bのうちの一方のボス穴406bは原稿搬送方向に長い長穴形状となっている。
また、図8において、407は画像読取ユニット308に設けられた位置決め部材である位置決めピン、409は位置決めピン407を昇降させる昇降装置である。この昇降装置409は位置決め部材駆動モータと、位置決め部材駆動モータの回転により回転して位置決め部材307を昇降させる昇降用カム410を備えている。
そして、流し読みにより原稿画像を読み取る場合、ADF300Aを閉じた後、位置決め部材駆動モータが駆動されると、昇降カム410が回転し、これにより退避位置に位置している位置決めピン407が図10の矢印に示すように押し上げられる。なお、ボス穴406は、図10に示すように係合溝406aと、位置決めピン407を係合溝406aにガイドするテーパー形状を有するガイド面407bとを備えている。
この結果、この後、位置決めピン407はボス穴406の係合溝406aに入り込み、ボス穴406と係合する。そして、このように位置決めピン407がボス穴406と係合することにより、搬送ユニット303(ADF300A)が画像読取ユニット308に対して位置決めされる。なお、このとき、既述した図11の(b)に示すように搬送ユニット303が画像読取ユニット308と平行でない場合がある。
この場合、位置決めピン407が押し上げられると、位置決めピン407がボス穴406のガイド面406bに当接する。ここで、既述した図9に示すように、一方のボス穴406bは長穴形状を有しているので、搬送ユニット303は位置決めピン407と長穴形状のボス穴406bとにより、搬送方向に自在に傾斜することができる。このため、搬送ユニット303が画像読取ユニット308と平行でない場合でも、つまり搬送ユニット303が原稿搬送方向に対して傾斜している場合でも位置決めピン407を差し込むことで角度が調整され、平行性を得ることができる。
このように、本実施の形態においては、搬送ユニット303に、画像読取ユニット308に設けられた位置決めピン407が入り込む凹部であるボス穴406を設けるようにしている。そして、ADF300Aが閉じられた際、突出する位置決めピン407がボス穴406に入り込むことにより、搬送ユニット303の画像読取ユニット308に対する位置決めを行うことができる。
ここで、本実施の形態のように、位置決め部材をピン形状とすることにより、構成を簡単にすることができる。また、ADF側にテーパー形状を有するボス穴406を設けピンを受ける構成のため、平行性のみならず、副次的に搬送ユニット303の軸方向のズレも修正可能となる。
このように、搬送ユニット303が画像読取ユニット308と平行でない場合でも、位置決めピン407がボス穴406a、406bにガイドされることにより、搬送ユニット303は、画像読取ユニット308に対して平行となった状態で保持される。
つまり、搬送ユニット303を原稿搬送方向に対して傾斜自在としながら、位置決めピン407をボス穴406a、406bにより位置決めすることにより、搬送ユニット303を画像読取ユニット308に対して平行となった状態で保持することができる。この結果、ADF300Aの取り付け角度がずれている場合でも、既述した図11の(a)に示すように搬送ユニット303と、画像読取ユニット308が常に平行を保つことができる。
なお、これまでの説明においては、画像読取装置単体について説明したが、画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置に設けられる画像読取装置に適用することも当然可能である。
100…制御部、300…画像読取装置、300A…自動原稿給送装置(ADF)、302…リーダ、303…搬送ユニット、306…位置決めピン、307…位置決め部材、307a…係合溝、308…画像読取ユニット、309…昇降装置、311…プラテンローラ、316…上流側搬送ローラ対、317…下流側ローラ対、322…位置決め部材駆動モータ、341…プラテンガラス、406…位置決め用のボス穴、407…位置決めピン、409…昇降装置、M1…原稿搬送モータ

Claims (7)

  1. 画像読取装置本体と、前記画像読取装置本体の上面に開閉自在に支持され、前記画像読取装置本体の上面に載置された原稿を押えると共に前記画像読取装置本体の上面に設けられた画像読取位置に原稿を搬送する原稿搬送部を有する原稿押圧部と、前記画像読取装置本体の内部に設けられ、前記画像読取位置を通過する原稿及び載置原稿の画像を読み取る画像読取部と、を備え、前記画像読取位置を通過する原稿の画像を読み取る際には前記画像読取部を前記画像読取位置の下方に移動させ、載置原稿の画像を読み取る際には前記画像読取部を載置原稿に沿って移動させる画像読取装置において、
    前記原稿押圧部が閉じられた際、前記原稿搬送部の前記画像読取位置に面する下部部分を前記原稿押圧部に、原稿搬送方向に対して傾斜自在に設け、
    前記画像読取部に、前記原稿押圧部が閉じられた際、前記画像読取装置本体の上面から突出して前記原稿搬送部の下部部分と係合し、前記原稿搬送部の下部部分の前記画像読取部に対する位置決めを行う位置決め部材を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿搬送部の下部部分に係止部材を設け、
    前記位置決め部材の上面に、突出した際、前記係止部材が入り込む凹部を形成することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿搬送部の下部部分に、前記原稿押圧部が閉じられた際、突出する前記位置決め部材が入り込む凹部を設けることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取部は、載置原稿が上面に載置される原稿載置台を備え、
    前記位置決め部材を、前記原稿押圧部が閉じられた際に前記原稿搬送部の下部部分の位置決めを行うために前記原稿載置台の上面よりも上方へ突出させた位置と、前記原稿載置台の上面よりも下方へ退避させた退避位置と、に移動させる駆動装置を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿搬送部の下部部分は、前記画像読取位置を通過する原稿を画像読取部側に押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラの原稿搬送方向上流側に設けられ、前記画像読取位置に原稿を搬送する上流側搬送ローラとを有するローラユニットを備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記上流側搬送ローラにより、前記画像読取位置に達する前の原稿にループを形成して原稿の斜行補正を行うことを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置により読み取った画像情報に基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017098737A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 株式会社沖データ 読取装置及び複合装置
US11196891B2 (en) 2019-10-28 2021-12-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

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