JPH09270895A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JPH09270895A
JPH09270895A JP8103458A JP10345896A JPH09270895A JP H09270895 A JPH09270895 A JP H09270895A JP 8103458 A JP8103458 A JP 8103458A JP 10345896 A JP10345896 A JP 10345896A JP H09270895 A JPH09270895 A JP H09270895A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査と副走査の直角精度を部品の精度や複
雑な組立調整によらず簡単に精度良く行うことを可能と
するもので、さらには調整の際に治工具を不要とするこ
との可能な画像読取装置を提供する。 【解決手段】 フレーム30(装置支持筐体)に、副走
査方向の一方の端部の両側に主走査方向に平行となる一
対のガラス基準30c(つき当て位置決め部)を備え、
副走査方向に対する主走査方向の角度を変更可能とする
回動軸5と、ガラス基準30cに当接することで主走査
方向が設定される当接部1bとをイメージセンサ28
(画像読取手段)に備え、当接部1bをガラス基準30
cに当接することで主走査方向を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置や画
像形成装置に適用可能であり、特に画像読取手段を備え
た光学ユニットの主走査方向を調整する構成に特徴があ
る。具体的な適用製品の一例としてはスキャナ、ファク
シミリ装置及び複写機等がある。
【0002】
【従来の技術】従来より原稿の画像を読み取る画像読取
装置として、種々の構成のものが、イメージスキャナ、
ファクシミリ装置及び複写機等に採用されている。図6
は画像読取装置の概略構成を説明するものであり、画像
読取装置本体102の上に自動原稿搬送装置(以下AD
F103(オートドキュメントフィーダ)と呼ぶ)が搭
載されている。
【0003】この画像読取装置101は、画像読取装置
本体102のみでは、オペレータが原稿を画像読取領域
であるプラテン104上に載置することで画像情報を1
枚ずつ読み取る停止読取方法と、複数枚のシート状の原
稿の早い読取と、プラテン104の副走査方向の長さよ
りも寸法が大きい原稿や長尺状の原稿をADF103で
搬送させながら読み取る流し読取方法との2つの読取方
法を行うことが可能なものである。
【0004】そして画像読取装置本体102は原稿の画
像情報を主走査方向に読み取る画像読取手段105を備
えている。尚、画像読取手段105はレール手段106
上を矢印A101方向の副走査方向に移動可能な構成で
ある。
【0005】一方、ADF103は、原稿トレイ107
に載置された原稿Gを、ピックアップローラ108によ
り下側から給送し、分離ローラ109と摩擦板110の
ニップ部へと原稿Gを搬送する。111はウェイト板で
あり、原稿トレイ107に載置された原稿Gの先端部を
押圧してピックアップローラ108の回転駆動により原
稿Gを安定して給送可能とする給送された原稿Gは、レ
ジストローラ対112によりレジストを調整された後
に、プラテン104の端部の流し読取部へと搬送され
る。113はこの流し読取部での原稿をプラテン104
の表面に押圧しつつ一定の速度で搬送させる読取搬送ロ
ーラである。そして、排出ローラ対114により排出ト
レイ115へと排出される。
【0006】ここで、ADF103を使用した流し読取
の場合には、画像読取手段105はP101で示される
流し読取部に移動し停止した状態で画像情報を読み取
る。また、オペレータが流し読取を行うことの不可能な
本等の原稿の画像をプラテン104上に載置した場合の
停止読取方法においては、P102からP103までの
プラテン104の画像読取領域を画像読取手段105が
矢印A101方向(副走査方向)に移動して画像情報を
読み取る。
【0007】また、この画像読取手段105の構成とし
ては、主走査方向にライン状に並んだ読取素子及びこの
読取素子に対応するレンズ部材等を一体的とした光学系
ユニットとして備えたフラットヘッド型のものが利用さ
れており、このような画像読取手段105に対して様々
な技術的改良も行われている。
【0008】例えば実公平5−43561号には、フラ
ットヘッド型の画像読取手段と、これに対向する原稿押
圧ローラとの間にガイド板を配置して画像読取手段と原
稿との距離を抑えて焦点距離を保証する構成が記載され
ている。
【0009】また、特開昭61−149920号には固
定された原稿台ガラスと副走査方向に移動する光学系ユ
ニットとの距離を一定に保つために、光学系ユニットか
ら原稿台ガラスの裏面に対してローラを突出させて付勢
し、原稿台ガラス(プラテンの形状に沿って焦点距離が
一定になるような装置を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では光学系ユニットの画像読取時の主走
査と副走査の直角精度を保証する為には、光学系ユニッ
トの各構成部材である支持筐体や画像読取手段の寸法精
度を良くする必要がある。
【0011】特に原稿ガラス台上に載置された原稿を読
み取る構成では、原稿から画像読取手段までの間に介在
する中間部品が多くなり、一般的な部品加工精度では読
取直角性が悪くなる。従って、多くの複写機、イメージ
スキャナではいくつもの組立工程で複雑な位置調整を行
っており、調整工程による生産コストが大きくなってし
まうという欠点があった。
【0012】また、ユーザーの使用中に主走査と副走査
の直角精度が狂ってしまった場合には、専用の治工具等
を使用して調整をする必要があり、整備・メンテナンス
性の向上が望まれていた。
【0013】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、主走査
と副走査の直角精度を部品の精度や複雑な組立調整によ
らず簡単に精度良く行うことを可能とするもので、さら
には調整の際に治工具を不要とすることの可能な画像読
取装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために本発明にあっては、原稿の画像情報の主走
査を行う画像読取手段と、この画像読取手段を搭載する
基台とを有して副走査方向に移動する光学ユニットを備
えた画像読取装置において、前記画像読取手段は、前記
副走査方向に対する主走査方向の角度を変更可能とする
回動軸を備えると共に、所定の角度で画像読取手段を固
定する固定手段とを備えている。
【0015】これによると、回動軸により副走査方向に
対する主走査方向の角度が容易に変更可能となり、直角
がでたところで固定手段により固定可能となる。
【0016】前記画像読取手段は、主走査方向に平行す
るライン状の画像読取領域と、この画像読取領域から副
走査方向に延びると共に先端部に主走査方向に平行な回
動軸を有するアーム部材とを備え、前記基台は、前記ア
ーム部材の回動軸を支持する軸受部と、前記画像読取手
段を原稿を支持するプラテン方向へと付勢する付勢手段
を備え、装置支持筐体は、副走査方向の一方の端部の両
側に主走査方向に平行となる一対のつき当て位置決め部
を備え、前記画像読取手段は、このつき当て位置決め部
に当接することで主走査方向が設定される当接部を備え
ていることを特徴とする。
【0017】これによると、画像読取手段が回動軸を中
心に回動してプラテンに倣って付勢されるので良好な画
像読取が行われると共に、調整治具を用いずに主走査方
向の位置を設定することができる。
【0018】前記つき当て位置決め部は、プラテンの取
付け基準であることも好ましい。これによると、画像読
取手段を回動軸を中心に回動させることで、当接部とプ
ラテンの取付け基準の位置を合わせることが可能とな
り、主走査方向をプラテンの取付け基準と平行とするこ
とが可能である。
【0019】光学ユニットを移動させる為の駆動手段
と、この駆動手段による駆動力を選択的に接続すること
を可能とする駆動力接続手段とを備えることも好まし
い。
【0020】これによると、調整作業中に光学ユニット
を容易に移動することができ、調整作業がスムーズに行
える。
【0021】画像形成装置において、上記記載の画像読
取装置と、該画像読取装置により読み取られた画像情報
を記録媒体に形成する画像形成手段とを備えたことを特
徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明を適用した画像読取り装
置の光学ユニットU1の上面図、図2は、同光学ユニッ
トU1を搭載したファクシミリ装置F1の斜視図であ
る。
【0023】図1および図2において、28は画像読取
手段としての密着型のイメージセンサで、内部(図示し
ない)長焦点セルフォックレンズを具備して、プラテン
としての原稿台ガラス20上に焦点があうように設定さ
れている。また、内部に(図示しない)光源を具備し、
長焦点でかつ、主走査0.7msec/line程度までの高速
スキャンが可能となっている。
【0024】16はイメージセンサ28を支持する第1
の保持アームで、主走査方向の中央からずれた位置に回
動軸5を持ち、主走査中心に対して反対側に固定部17
を持つ。15は第2の保持アームで、キャリッジ3に対
して支点15aで軸支し、回動軸5で第1の保持アーム
16に結合し、イメージセンサ28を水平面内で回転可
能にさせる。
【0025】17は第1の保持アーム16と第2の保持
アーム15を固定させる固定部、本ユニットの組み立て
時に、不図示の組立治具により回動軸5を中心にガイド
シャフト6とイメージセンサ28との直角精度を出し、
固定部17で第1の保持アーム16と第2の保持アーム
15とを固定する。
【0026】3は第1の保持アーム16を支点15aで
上下方向に回動自在に支持しているキャリッジである。
支点15aは密着型イメージセンサ28の主走査方向の
ほぼ中央部に設けられて、左右のバランスをとってい
る。支点15aから読取ライン28bまでの距離は寸法
のばらつきなどで密着型イメージセンサ28が副走査の
方向に傾いて照明角度がずれたり焦点距離が変わったり
することを避けるため、イメージセンサ28の読取ライ
ンから30mm以上離れた位置に支点15aを設ける。
【0027】1は高さ規制部で、密着型イメージセンサ
28の筐体に左右1対に設けられている。摺動性樹脂で
構成された高さ規制部材1は、原稿台ガラス20の裏面
とイメージセンサ28との隙間を規定し、イメージセン
サが副走査方向に移動しても常に原稿台ガラス20下面
に接触しているため焦点距離を常に一定に保つことが出
来る。
【0028】また、この構成によりイメージセンサの焦
点距離を保証するための組み立て調整治具や精度の高い
部品寸法を要求すること無く焦点距離を保証することが
可能となっている。
【0029】原稿台ガラス20裏面と接触する高さ規制
部材1の先端は読取ラインの主走査方向外側の位置にな
るように設けられている。これは、高さ規制部材1の先
端が原稿台ガラス20の下面に接触して移動するときに
接触部分が摩耗してガラス下面に接触痕が発生しても画
像に影響を及ぼさないようにするためである。
【0030】7はキャリッジ3を副走査方向に移動させ
るタイミングベルト、8はステッピングモータを備えた
駆動ユニットである。2はタイミングベルト7をキャリ
ッジ3に固定するための固定部材(キャリッジ3の下側
にあり不図示)である。この固定部材2を装着したり取
り外したりすることで駆動ユニットの駆動力を接続また
は遮断する駆動力接続手段となる。また、フレーム30
には原稿台ガラス20を突き当てて位置を決めるつき当
て位置決め部としてのガラス基準30cが設けられてい
る。
【0031】イメージセンサ28の主走査方向の全幅は
フレーム30の幅よりも狭いため、原稿台ガラス20を
取り外すとフレーム30のガラス取付面よりもイメージ
センサがバネ力により飛び出た位置に静止する。
【0032】原稿台ガラス20を外すことによってイメ
ージセンサ28を持ち上げることが出来るので、前述の
ベルト固定部材2の脱着が可能になる。
【0033】ベルト固定部材2を外したのちはキャリッ
ジ3は手動の小さい力でガイドシャフト6上を移動させ
ることができるので、ベルト固定部や駆動ユニット8の
ギアを破壊することが無い。そのため、キャリッジ3の
下方のフレーム30の底面下に制御基板を設け、装置の
メンテナンスに必要な調整部やROM、電池などの消耗
品を配置することができ、装置保守性に優れた構成をと
ることができる。
【0034】10はフラットケーブルで、フレーム30
の底面以下に設けた制御基板とイメージセンサ28とを
繋ぎ、密着型イメージセンサ28の制御を行う。
【0035】原稿台ガラス20の裏面には下方から密着
型イメージセンサ28がバネ4によって付勢され、副走
査方向に移動する光学ユニット上の密着型イメージセン
サ28と原稿台ガラス20の上面との間の距離が常に一
定に保たれている。
【0036】この構成は、ガイドシャフト6の高さやフ
レーム30のレール14の高さなど、光学ユニットU1
の位置が上下方向にばらつく要因を除去し、焦点距離の
ずれの影響をなくすことが出来る。これにより、部品精
度を一般交差レベルで設計することが出来るため、コス
トを低く抑えることが出来る。
【0037】キャリッジ3は軸受け3b,3cを介して
ガイドシャフト6に対してスラスト方向に(即ち副走査
方向)摺動自在に支持される。この軸受け位置は、密着
型イメージセンサ28・キャリッジ3・高さ規制部1・
付勢バネ4で構成される光学ユニットU1の主走査方向
の重心からずれた位置に設けられている。
【0038】そして、軸受け位置をずらした方向とは反
対方向のキャリッジ3の端部の下部には摺動部材13を
設けている。ガイドシャフト6は両端部をフレーム30
に水平に固定支持される。フレーム30にはガイドシャ
フト6と平行にスライドレール14が設けられており、
キャリッジ3がガイドシャフト6に沿って副走査方向に
移動する際、摺動部材13はスライドレール14上に接
触して移動する。
【0039】イメージセンサの焦点距離は高さ規制部1
で保証されているためスライドレール14およびガイド
シャフト6の水平精度は粗級で十分である。
【0040】32は圧板で、上下に開閉することができ
て原稿台ガラス20上に配置されたシート原稿や書籍を
上から付勢することにより原稿の読取画像面を原稿台ガ
ラス20上に密着させるものである。
【0041】40はフォトインタラプタで、光学ユニッ
トU1の基準位置を検出するホームポジションセンサ
(以下HPS:Home Posision Sensor)、41も同じく
フォトインタラプタで、光学ユニットU1が副走査を終
えて最右端に達する限界位置を検出する右端位置検出セ
ンサ(以下RES:Right End Sensor)で、ともにキャ
リッジ3に設けた赤外光遮蔽部3Cを検出する。
【0042】42は圧板32上に設けられたシート原稿
搬送部であり、圧板32の開閉とともに上下動する。シ
ート原稿搬送部42は圧板32上に積載された複数枚の
シート原稿を下から順次分離してシート原稿読取位置に
搬送する。
【0043】次に本装置の作用を説明する。まず、電源
立ち上げ後、光学ユニットU1の位置に関らず右方向
(RES41の方向)に移動させる。このとき、HPS
40が光学ユニットU1の存在を検出すれば「光学ユニ
ットU1はHPS40とRES41の間にある」と判断
されるので、HPS40の検出位置を初期位置として光
学系を停止させる。また、RES41が光学系の存在を
検知した場合には「光学ユニットU1はRES41(ブ
ック読取終了位置)にある」と判断されるので、駆動ユ
ニット8を反転させて光学ユニットU1をHPS40の
方向に戻し、HPS40が光学ユニットU1を検出した
ら動作を停止させる。以上により、光学ユニットU1の
位置に関らず、最初にRES41の方向に移動させるこ
とによって初期位置設定動作を行うことが出来る。
【0044】また、RES41はキャリッジ3が万が一
読取右端部で停止しなかったときのためにキャリッジ3
の行きすぎを監視している。万が一検出ができなかった
り、キャリッジ3の移動が途中で妨げられても、ベルト
固定部材2が弾性変形してベルト接続部を開放するた
め、装置の破壊を防ぐことができる。
【0045】特に、設置時の問題として本装置の輸送梱
包時には輸送用固定部品(図示しない)をキャリッジ3
に取り付けて輸送するが、設置時の電源投入前にこの輸
送用固定部品を取り外し忘れて部品が破損してしまうこ
とが有り得ることに対してもベルト固定部材12が弾性
変形してベルト接続部を開放するため、装置の破壊を防
ぐことができる。
【0046】さらに、ベルト固定部材12の弾性変形
は、キャリッジ3の移動時に起こる慣性負荷が駆動ユニ
ット11のギアに伝達されてギアの衝撃音を発すること
を防ぐ。
【0047】基準待機位置であるHPS40から読取先
端位置までの移動量は、HPS40からあらかじめメモ
リに記憶された所定のステップ数だけ駆動ユニットを駆
動させることによって決められる。
【0048】また、移動が終わった密着型イメージセン
サ1は、外部からの衝撃やシートスキャナモータ、記録
部の振動などによって位置ずれを起こす可能性があるた
め、駆動ユニット11に採用されているステッピングモ
ータを励磁(ホールド)させておく。このとき、2相そ
れぞれ最大電流を流しておくと発熱が大きくなるため、
保持励磁のときには電流を30%程度に落として励磁さ
せる。
【0049】また、この方法は、概ステッピングモータ
のディデントトルクが小さかったり、または駆動系のギ
ア比が小さいときに必要となる方法で、ディデントトル
クが大きかったり、ギア比が大きかったりした場合には
密着型イメージセンサ1の慣性モーメントと原稿台ガラ
ス20への付勢力によって大きな静止力があるので、モ
ータ励磁によるホールドは省略できる。
【0050】そして、この場合にはモータの制御が開放
されるため、システムはシートスキャナモータ(図示し
ない)だけの制御を行えば済むことになり、すなわち、
両モータを同時に制御することがなくなるので、制御回
路をただひとつだけ持ち、制御するモータを切り替える
ことによって制御することができ、制御回路を二つ持つ
場合に比べてコストを抑えることが出来る。
【0051】そして、操作部33(図3(a))から送
信先のダイヤル番号またはワンタッチキーによりプリセ
ットされた宛て先が選択されると、まず、密着型イメー
ジセンサ28は基準待機位置において白地をプリスキャ
ンし、密着型イメージセンサ28を原稿読取方向へ移動
し始める。HPS40がonになった時点からモータス
テップ数をカウントし始め、原稿が付き当てられている
原稿先端に密着型イメージセンサ28が到達してから
(パルス数をカウントして予め不揮発メモリに記憶され
たパルス数と比較して判断する)読取を開始してメモリ
に蓄積する。読取終了後は密着型イメージセンサ28を
HPS40の検出位置まで戻す。
【0052】1ページ目の読取が終了すると、表示部に
は「次の原稿読取の指示を促す表示」と「読取を終了し
てメモリ上のデータを送信する指示を促す表示」の選択
肢が表示され、2ページ目以降の原稿がある場合には、
利用者が原稿を交換後、読取指示のキーを押下すること
によって2ページ目の原稿が読み取られる。読取を終了
してメモリ上のデータを送信する場合には、原稿送信を
指示するキーを押下することによってデータが送信され
る。
【0053】また、複数のシート状原稿を連続的に読み
取る場合にはADFを利用して流し読取方法により画像
情報を読取り、データを連続的に送信する。
【0054】(実施の形態2)図3,4は本発明の第2
の実施の形態である。イメージセンサ28の両端に設け
られた高さ規制部1にはさらに突起部1bが設けられて
いる。原稿台ガラス20を外した状態ではイメージセン
サ28はバネ4の反力でフレーム30の上面よりも突出
している。この状態でイメージセンサ28を移動させる
と、両端突起部1bがガラス基準30cにあたる。原稿
台ガラス20を載せた状態では突起部はガラス突き当て
部より下がった位置にあるので当たらない。
【0055】ベルト固定部材2は脱着可能であるので、
ベルト固定部材2を外してキャリッジ3の駆動伝達を開
放した後、キャリッジ3を移動させて突起部1bをガラ
ス突き当て部30cに突き当てることによりイメージセ
ンサ28は第1の保持アーム16と第2の保持アーム1
5の結合回動軸5を中心に回転し、ガラス基準30cに
ならって主走査方向の平行精度がでる。
【0056】第1の保持アーム16と第2の保持アーム
15との間の固定部17で両者を固定することによりガ
ラス突き当て部30aとイメージセンサ28の平行精度
を保証する。第1の実施の形態と比して、ガイドシャフ
ト6とイメージセンサ28との直角精度を出すための治
工具が不要で、ユーザー先でのメンテナンス時でも簡単
にイメージセンサ28の平行度調整が出来る効果があ
る。
【0057】(実施の形態3)イメージセンサ28とキ
ャリッジ3との間の角度を調整する第1及び第2の実施
の形態に対し、実施の形態3ではキャリッジ3とガイド
シャフト6の角度を調整するものである。
【0058】図5に於いて、31は軸受けで、片側端部
に支点31aを設け、反対側の端部にキャリッジ3に対
する固定部31bを持つ。キャリッジ3は軸受け31の
支点31aに於いて、ガイドシャフト6に対して水平面
内で微小角度の変位が可能で、主走査・副走査の直角精
度を出した後、イメージセンサ28を取り付けたキャリ
ッジ3の角度を軸受けの固定部31bで微小角度変位を
固定する。
【0059】
【発明の効果】以上のように説明された本発明にあって
は、回動軸により副走査方向に対する主走査方向の角度
が容易に変更可能となり角度を自由に設定することがで
きると共に、固定手段により固定可能となる。
【0060】画像読取手段が回動軸を中心に回動してプ
ラテンに倣って付勢されるので良好な画像読取が行われ
ると共に、調整治具を用いずに主走査方向の直角度を設
定することができ、調整が簡単となる。
【0061】つき当て位置決め部がプラテンの取付け基
準であることで、当接部とプラテンの取付け基準の位置
を合わせることが可能となり、主走査方向をプラテンの
取付け基準と平行とすることが可能である。
【0062】駆動力接続手段とを備えることで、調整作
業中に光学ユニットを容易に移動することができ、調整
作業がスムーズに行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を適用した第1の実施の形態の光
学ユニットの上面図。
【図2】図2は本発明を適用した画像読取装置の説明
図。
【図3】図3は本発明を適用した第2の実施の形態の光
学ユニットの図。
【図4】図4は本発明を適用した第2の実施の形態の光
学ユニットの図。
【図5】図5は第3の実施の形態の光学ユニットの斜視
説明図。
【図6】図6は従来の画像読取装置の断面構成説明図。
【符号の説明】
1 高さ規制部 1b 当接部 2 固定部材 3 キャリッジ 3b,3c 軸受け 4 付勢バネ 5 回動軸 6 ガイドシャフト 7 タイミングベルト 8 駆動ユニット 14 レール 15 第2の保持アーム 16 第1の保持アーム 17 固定部 20 原稿台ガラス 28 イメージセンサ(画像読取手段) 30 フレーム(装置支持筐体) 30c ガラス基準(つき当て位置決め部) 32 圧板 F1 ファクシミリ装置 U1 光学ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像情報の主走査を行う画像読取
    手段と、この画像読取手段を搭載する基台とを有して副
    走査方向に移動する光学ユニットを備えた画像読取装置
    において、 前記画像読取手段は、前記副走査方向に対する主走査方
    向の角度を変更可能とする回動軸を備えると共に、所定
    の角度で画像読取手段を固定する固定手段とを備えてい
    ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取手段は、主走査方向に平行
    するライン状の画像読取領域と、この画像読取領域から
    副走査方向に延びると共に先端部に主走査方向に平行な
    回動軸を有するアーム部材とを備え、 前記基台は、前記アーム部材の回動軸を支持する軸受部
    と、前記画像読取手段を原稿を支持するプラテン方向へ
    と付勢する付勢手段を備え、 装置支持筐体は、副走査方向の一方の端部の両側に主走
    査方向に平行となる一対のつき当て位置決め部を備え、 前記画像読取手段は、このつき当て位置決め部に当接す
    ることで主走査方向が設定される当接部を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記つき当て位置決め部は、プラテンの
    取付け基準であることを特徴とする請求項2に記載の画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 光学ユニットを移動させる為の駆動手段
    と、この駆動手段による駆動力を選択的に接続すること
    を可能とする駆動力接続手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1,2または3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1乃至4に記載の画像読取装
    置と、該画像読取装置により読み取られた画像情報を記
    録媒体に形成する画像形成手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
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