JP2002354207A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002354207A
JP2002354207A JP2001160339A JP2001160339A JP2002354207A JP 2002354207 A JP2002354207 A JP 2002354207A JP 2001160339 A JP2001160339 A JP 2001160339A JP 2001160339 A JP2001160339 A JP 2001160339A JP 2002354207 A JP2002354207 A JP 2002354207A
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Katsunori Shoji
勝則 庄司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置に光学系と機械系との位置ずれ
等による読み取り誤差を解消する自動補正機能を持た
せ、読み取り精度の高い画像読取装置を提供すること。 【解決手段】 原稿読取領域外に画像読取位置の基準と
なる基準マークを少なくとも2箇所原稿読取部上方を構
成する背景板に設け、電源ON時及びシ−ト原稿読み取
り前に光電変換部にて該基準マークの位置を読み取り、
今回の基準マーク位置の値と前回の基準マーク位置の値
との平均値を用いて、読取開始位置補正及び、傾き補正
の基準値とし、該基準値に基づいて画像読み取りを行う
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートフィードス
キャナ部を有した複写機やファクシミリ装置、あるいは
シートフィードスキャナ等の画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やファクシミリ装置、
あるいはスキャナ等の画像読取装置がある。この装置を
構成するスキャナ部を大別すると、原稿を固定させ光学
系を動かしてリニアイメージセンサの画素とそのリニア
イメージセンサと直交する方向(副走査方向)に走査し
画像を読み取るフラットベットスキャナ形式と、その逆
に光学系を固定し、リニアイメージセンサと直交する方
向に原稿を移動、走査することにより画像を読み取るシ
ートフィードスキャナ形式とがある。
【0003】この後者のシートフィードスキャナ形式を
有した装置は、身近なところでは会社や学校等に設置さ
れている複写機が該当する。この複写機は、コンタクト
ガラス面に原稿を一枚載置させスタートボタンを押し下
げることで、光学系が動いて画像を読み取るフラットベ
ットスキャナ部と、複写機上部に設けられたトレイ部に
原稿を複数枚載置させ、スタートボタンを押し下げるこ
とで固定された光学系まで一枚ずつ原稿が移動して画像
を読み取るシートフィードスキャナ部とを備えた利便性
に優れたものである。
【0004】この種の装置としては、例えば特開平8−
37596号公報と特開平10−164363号公報等
とに開示された発明がある。特開平8−37596号公
報に開示された画像形成装置は、複数の動作を組み合わ
せて第1のキャリッジを移動させる場合、移動方法が複
数存在し、その複数の移動方法について所要時間を算出
し、比較することで最短時間で移動可能な動作方法を選
択するように構成され、移動に無駄な時間を費やしてし
まうのを防止できるとしている。
【0005】一方、特開平10−164363号公報に
開示された画像読取装置は、黒基準データと白基準デー
タを取得して画像を高画質で読み取るために必須なシェ
ーディング補正処理や空間フィルタ処理を行う画像読取
装置において、黒基準データおよび白基準データを平均
化するための積算用メモリと画像に空間フィルタ処理を
行うためのメモリを共用させることにより、メモリ数を
節約し回路の簡素化を図ることができ、従って、低コス
トが実現できるとしている。
【0006】ところで、このシートフィードスキャナ部
を有した複写機やファクシミリ装置、あるいはシートフ
ィードスキャナ等の画像読取装置は、装置を構成する部
品の精度や装置の組み立て精度、あるいは装置の設置場
所によって、原稿読み取り開始位置、すなわち読取原点
が微妙にずれている場合がある。このことを図5を参照
しながら説明する。なお、図5は視覚的に理解しやすい
ようにフラッドヘッドスキャナの場合を例示している。
【0007】本来、スキャナが原稿等を読み取ることが
できる範囲、すなわち、読み取り可能領域A0は、実際
にスキャナが原稿等を読み取る範囲、すなわち読み取り
領域A1よりも広く設定されている。つまり、副走査方
向に対しては機械的に移動可能に構成されることで、主
走査方向に対してはCCDラインセンサの画素全てを使
い切らず、ある程度余裕を持たせ設定された領域のみを
用いることで可能としている。
【0008】このように主走査方向は電気的な読み取り
原点であるが、説明を簡単にするため読み取り可能領域
A0の図面上左上をスキャナの待機位置、すなわち機械
原点P0とすると、通常、機械原点P0から所定間隔
(X1、Y1)をおいて予め設定された所定位置を読取
原点P1として、その読取原点P1に原稿位置決用のス
ケールSの直交部が位置するようにスケールSを配置
し、機械系と光学系とを一致させることで、原稿等を正
確に読み取るようにしている。
【0009】しかしながら、上記したように組み立て精
度等によって読取原点P1が本来の位置から微妙にずれ
ている場合(X2、Y2分ずれていたり、回転方向もず
れている)があり、その解決策として従来から、テスト
パターンが描かれたテスト紙を装置に一旦読み取らせ、
設計上の本来の読取原点P1と実際に読み取った原点P
2等を比較して、主走査方向の位置ずれや、光学系と機
械系との回転方向の位置ずれ、すなわち、傾き(スキュ
ー)を把握して、人手による微調整を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平8−3
7596号公報と特開平10−164363号公報等と
に開示された発明は、夫々の課題に対して有効なものと
思われるが、しかしながら、このように、読み取り領域
の補正に関する問題に直接着目したものは、本発明者の
知り得る範囲においてはない。そこで、本発明は画像読
取装置自体に、光学系と機械系との位置ずれ等による読
み取り誤差を解消する自動補正機能を持たせ、読み取り
精度の高い画像読取装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明は、シート原稿を原稿読取部へ搬送
し排出部へ搬送する搬送手段と、副走査方向に移動可能
に構成され該原稿読取部へ搬送された原稿の下方から光
を照射しその反射光を光電変換部まで案内させるミラー
部を設けた読取走査手段とを有してなり、原稿読取領域
外に画像読取位置の基準となる基準マークを少なくとも
2箇所原稿読取部上方を構成する背景板に設け、電源O
N時及びシ−ト原稿読み取り前に光電変換部にて該基準
マークの位置を読み取り、今回の基準マーク位置の値と
前回の基準マーク位置の値との平均値を用いて、読取開
始位置補正及び、傾き補正の基準値とし、該基準値に基
づいて画像読み取りを行うように構成されていることを
特徴とした画像読取装置にある。
【0012】請求項2の発明は、請求項1において、光
電変換部にて検出された前記基準マークの位置の値に任
意の上下限値を設け、該検出値が該上下限値を超えた場
合に、前回検出された上下限値内の検出結果を用いて、
読取画像の出力位置補正及び、傾き補正の基準値とする
ことを特徴とした画像読取装置にある。
【0013】請求項3の発明は、請求項2において、前
回検出された前記基準マークの位置の値が上下限値を超
えていた場合、補正値を上限値、または下限値に設定す
ることを特徴とした画像読取装置にある。
【0014】請求項4の発明は、シート原稿を原稿読取
部へ搬送し排出部へ搬送する搬送手段と、副走査方向に
移動可能に構成され該原稿読取部へ搬送された原稿の下
方から光を照射しその反射光を光電変換部まで案内させ
るミラー部を設けた読取走査手段と、読み取り開始原点
の主走査方向の位置ずれ量を検出する基準マークと読み
取り開始原点の回転方向の位置ずれ量を検出する基準マ
ークとが前記原稿読取部上方に設けられ、前記ミラー部
を移動させて夫々の基準マークを前記読取走査手段が読
取ったときの該ミラー部の移動量と該読取走査手段の読
取出力とに基づいて読み取り開始原点の誤差を検出する
検出手段と、前記検出手段によって検出された夫々の誤
差を補正量として適正な読取開始原点を決定する制御手
段と、を有することを特徴とする画像読取装置にある。
【0015】請求項5の発明は、請求項4において、前
記搬送手段が、前記原稿読取部を構成するシート原稿読
み取りガラスが取着された下板部とシート原稿が移動可
能な間隙をおいて下板部上方に設けられた上板部とで搬
送路を形成すると共に、前記基準マークが、該シート原
稿読み取りガラス上方の搬送路内面に、かつ、対向する
ように主走査方向両端部に設けられていることを特徴と
する画像読取装置にある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。この実施形態で
例示された画像読取装置は、所望の複数枚のシート原稿
等を読み取るのに好適なものである。本実施形態の画像
読取装置は、搬送手段1と、読取走査手段2と、制御手
段3とを有して構成されている。
【0017】図1および図2に示すように、搬送手段1
と、トレイ部11と、下板部12と、上板部13と、ロ
ーラ部14とを備えてなる。トレイ部11は、シート原
稿を複数枚載置可能なトレイであり、本体機枠の上部に
取着されている。下板部12は、トレイ部11と読み取
られた原稿が搬出される排出部1aとを連絡する案内板
121であり、図示したように側面視略C字状となるよ
うに設けられている。この下板部12の最下部には、平
面視略矩形状を呈したシート原稿読み取りガラス122
が嵌着されたガイド体123が本体機枠に取着されてお
り、この案内板121とガイド体123とで下板部12
を構成している。このシート原稿読み取りガラス122
が嵌着されている部位がシート原稿を読み取る原稿読取
部となる。
【0018】上板部13は、図2に示すように、上板部
13は、原稿側に配設された白色板131とその白色板
131と重合された背景板132とで構成されており、
下板部12に沿ってシート原稿が移動可能な所要の間隔
をおいて設けられている。この下板部12と上板部13
とで原稿を搬送する搬送路tが形成され、この白色板1
31には、シート原稿読み取りガラス122上方の搬送
路t内面、すなわち白色板131に、かつ、対向するよ
うに主走査方向両端部に黒色の基準マークmが設けられ
ている。ローラ部14は、トレイ部11近傍に設けられ
パルスモータを駆動源に回転可能に構成された一対の送
り込みローラ141と、下板部12と上板部13とに夫
々対向するようにかつ所定間隔をおいて4箇所に設けら
れパルスモータを駆動源に回転可能に構成された一対の
搬送ローラ142とで構成されている。
【0019】読取走査手段2は、光源部21と、ミラー
部22と、レンズ部23と、光電変換部24とを備えて
構成されている。光源部21は、原稿読取部であるシー
ト原稿読み取りガラス122へ搬送された原稿を下方か
ら光照射するランプ211と効率よく光照射させるため
の反射ミラー212とで構成されており、シート原稿読
み取りガラス122下方に設けられている。ミラー部2
2は、光源部21が照射した光の反射光を直に受け取る
第1ミラーユニット221と、第1ミラーユニット22
1の反射光を受けて後述する光電変換部24まで反射光
を導くように配設された第2ミラーユニット222とか
らなる。この第1および第2ミラーユニット221、2
22は、パルスモータ(図示せず)を駆動源に副走査方
向(図1において左右方向)に移動可能に構成されてい
る。また、このユニットを構成する夫々のミラーは、主
走査方向に向かってスキャナ読み取り可能領域以上の十
分な所要長さに亘って形成されている。
【0020】レンズ部23は、第2ミラーユニット22
2と後述する光電変換部24との中途域に設けられ、第
2ミラーユニット222から案内された反射光を収束し
て光電変換部24へ導くようになっている。光電変換部
24は、主走査を行うCCDセンサであり、図3におい
て読み取り可能幅w(実際の読み取り幅ではない)分の
画素領域が持たせてあり、レンズ部23を介して案内さ
れた反射光全てを画像データに変換できるようになって
いる。制御手段3は、所定のプログラムに従って装置全
体を制御するマイクロコンピュータであり、本発明の要
部である自動補正機能は上記の機械的、光学的な構成と
所定のプログラムに基づいて動作するようになってい
る。また、補正値を得るための検出手段は、この所定の
プログラムによって実現される。
【0021】次に、以上のように構成された本実施形態
の画像読取装置の動作を図3を用いて説明する。なお、
読み取りの開始の位置がずれていることを想定して説明
する。図3において、副走査方向左端に待機していた光
源部21と第1ミラーユニット221は、装置本体のメ
イン電源をONしたときのホーミング動作およびシェー
ディング動作の際に副走査方向へ移動していくが、この
ときに自動補正機能が動作するようになっている。
【0022】まず、白色板131の主走査方向両端部に
夫々設けられた基準マークmを光電変換部24を介して
制御手段3が検出するまで光源部21と第1ミラーユニ
ット221を副走査方向へ移動させる。このとき、光学
系と機械系が回転方向にずれていれば、どちらか一方の
基準マークmが最初に検出されることになる。図3にお
いては、上側の基準マークmを最初に位置検出(白領域
から黒領域へ変化してことをきっかけにする)し、続い
て2つ目の基準マークm、すなわち、下側の基準マーク
mを位置検出する。そして、その間の移動量を駆動源で
あるパルスモータの総パルス量と1パルスあたりの移動
量とに基づいて副走査方向のずれ量aを算出する。そし
て上記した副走査方向のずれ量aを既知である基準マー
クm間の距離cで割り(a/ c)、その結果に基づいて
傾き量を算出する。
【0023】このとき1つめの基準マークmが検出され
た際に、予め設定されていた主走査方向の読み取り開始
位置、すなわち、光電変換部24で変換された画像デー
タの読み取り開始位置と読み取り基準側の基準マークm
(図3において上側の基準マークm)が検出された位置
とを比較してその差を主走査方向の位置ずれ量bとす
る。このようにして、得られた傾き量と主走査方向の位
置ずれ量、すなわち、傾き(スキュー)補正値(a/
c)と、読取画像位置補正値bを得る。
【0024】そして、実際のシート原稿を読み取る動作
に入る。トレイ部11に所望の複数枚のシート原稿を読
み取らせたい面を上にして載置し、装置本体の入力ボタ
ン部(図示せず)のスタートボタンを押し下げる。する
と、送り込みローラ141が回転してトレイ部11に載
置されたシート原稿の最上部の原稿を搬送路t内へ送り
込み、続いて、回転させた搬送ローラ142によってシ
ート原稿読み取りガラス122が嵌着されている原稿読
取部まで移送され、前段階で得られた傾き(スキュー)
補正値(a/ c)と、読取画像位置補正値bとに基づい
て制御手段3が読み取り開始タイミングを制御して、正
確な位置でもって画像データを採取していく。
【0025】さらに、いったん電源を落とし再度電源を
入れると、上記したホーミング動作およびシェーディン
グ動作と共に、再度、自動補正機能が動作するようにな
っている。このとき、前回で検出された基準マークmの
副走査方向の位置と主走査方向の基準マークmの位置は
メモリに記録されており、今回得られた主副走査方向夫
々の位置と平均して補正値を算出する。そして、この補
正値でもって制御手段3が読み取り開始タイミングを制
御して、画像データを採取していく。なお、この平均化
処理は、装置を起動する度に行われる。
【0026】また、この補正値は、設計段階において上
下限値が設定されている。つまり、主走査方向の下限値
をb1、上限値をb2とすると読取画像位置補正値b
は、b1<b<b2の関係となり、同様に傾き(スキュ
ー)補正値a/ cは、下限値をa1、上限値をa2とす
ると、a1<(a/ c)<a2の関係となる。この上下
限値を設定することにより、CCDセンサで位置検出を
する際に、何らかの原因でCCDセンサからの検出が異
常であった場合による補正ミスを防止することができ
る。ここで、この補正値の上下限値に関する一連の流れ
を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0027】まず、前回起動時において得られた基準マ
ークmの主副走査方向夫々の位置と今回得られた基準マ
ークmの主副走査方向夫々の位置と平均して補正値を算
出する(ステップS1)。その際に予め設定された上下
限値を超えているか否かを判断する(ステップS2)。
補正値が上下限値内に収まっている場合(ステップS
2:No)は、その補正値に基づいて読み取りを行い
(ステップS3)、漸次読み取り画像の出力を開始する
(ステップS4)。補正値が上下限値内に収まっていな
い場合(ステップS2:Yes)は、前回検出した際の
補正値が、前回において予め設定された上下限値を超え
ていたか否かを判断する(ステップS5)。
【0028】前回の補正値が前回においても上下限値内
に収まっている場合(ステップS5:No)は、前回の
補正値に基づいて読み取りを行い(ステップS6)、漸
次読み取り画像の出力を開始する(ステップS4)。前
回の補正値も前回においても上下限値内に収まっていな
い場合(ステップS5:Yes)は、今回の補正値を上
限値または下限値として、今回の補正値に基づいて読み
取りを行い(ステップS7)、漸次読み取り画像の出力
を開始する(ステップS4)。
【0029】なお、本実施形態では、CCDセンサから
の検出が異常であった場合を想定しているが、その逆
に、ある程度の大きな補正値が得られた場合は、CCD
センサによる位置検出は正常で装置本体が明らかに異常
をきたしていると判断させてもよい。その際は液晶など
を用いた表示部などにその結果を報知させることが好ま
しいものである。また、装置を起動する度に新規に得ら
れた補正値でもって読み取り動作を行っても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したから、下
記の有利な効果を奏する。請求項1によれば、シ−ト原
稿読取用ガラス上の背景板に少なくとも2箇所、基準マ
ークを設け、その各基準マークm検出開始の差の距離を
光電変換部により検出し、平均化処理した値を用いるこ
とにより、正確な原稿画像位置及び傾き(スキュ−)が
わかり、また、原稿基準面側の基準マークの端部と原稿
読取開始までの距離を光電変換部で検出することによ
り、正確な原稿画像位置がわかるので、この値を用いて
位置補正及び傾き補正を行うことにより、正確な位置及
び傾きの無い画像を出力することができる。
【0031】請求項2によれば、何らかの原因により、
今回の光電変換部からの検出が異常値であった場合、そ
の値を補正の基準値とすると正確な補正が行えなく、異
常画像となってしまう為、今回の光電変換部からの検出
値が、予め決められた補正値の上下限値を超えていた場
合、前回の検出値を用いることで、補正ミスを防ぎ、異
常画像の出力を回避することができる。
【0032】請求項3によれば、何らかの原因により、
今回の光電変換部からの検出が異常値であった場合、そ
の値を補正の基準値とすると正確な補正が行えなく、異
常画像となってしまう為、今回の光電変化部からの検出
値が、予め決められた補正値の上下限値を超えていた場
合で、前回の検出値も上下限値を超えていた場合、補正
値を上限値、または下限値とすることにより、可能な限
り補正し、異常画像の出力を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像読取装置の縦断側面
図である。
【図2】同、画像読取装置における要部の部分拡大図で
ある。
【図3】同、画像読取装置の平面図である。
【図4】傾き及び読取画像位置を補正する補正値におい
て、補正値の上下限値を設定した場合の制御の流れを示
すフローチャートである。
【図5】フラッドヘッドスキャナにおける機械系と光学
系との位置ずれ状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 搬送手段 1a 排出部 12 下板部 122 原稿読取部(シート原稿読み取りガラス) 13 上板部 2 読取走査手段 22 ミラー部 24 光電変換部 3 制御手段 m 基準マーク t 搬送路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート原稿を原稿読取部へ搬送し排出部
    へ搬送する搬送手段と、副走査方向に移動可能に構成さ
    れ該原稿読取部へ搬送された原稿の下方から光を照射し
    その反射光を光電変換部まで案内させるミラー部を設け
    た読取走査手段とを有してなり、 原稿読取領域外に画像読取位置の基準となる基準マーク
    を少なくとも2箇所原稿読取部上方を構成する背景板に
    設け、電源ON時及びシ−ト原稿読み取り前に光電変換
    部にて該基準マークの位置を読み取り、今回の基準マー
    ク位置の値と前回の基準マーク位置の値との平均値を用
    いて、読取開始位置補正及び、傾き補正の基準値とし、
    該基準値に基づいて画像読み取りを行うように構成され
    ていることを特徴とした画像読取装置。
  2. 【請求項2】 光電変換部にて検出された前記基準マー
    クの位置の値に任意の上下限値を設け、該検出値が該上
    下限値を超えた場合に、前回検出された上下限値内の検
    出結果を用いて、読取画像の出力位置補正及び、傾き補
    正の基準値とすることを特徴とした請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 前回検出された前記基準マークの位置の
    値が上下限値を超えていた場合、補正値を上限値、また
    は下限値に設定することを特徴とした請求項2記載の画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 シート原稿を原稿読取部へ搬送し排出部
    へ搬送する搬送手段と、 副走査方向に移動可能に構成され該原稿読取部へ搬送さ
    れた原稿の下方から光を照射しその反射光を光電変換部
    まで案内させるミラー部を設けた読取走査手段と、 読み取り開始原点の主走査方向の位置ずれ量を検出する
    基準マークと読み取り開始原点の回転方向の位置ずれ量
    を検出する基準マークとが前記原稿読取部上方に設けら
    れ、前記ミラー部を移動させて夫々の基準マークを前記
    読取走査手段が読取ったときの該ミラー部の移動量と該
    読取走査手段の読取出力とに基づいて読み取り開始原点
    の誤差を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された夫々の誤差を補正量と
    して適正な読取開始原点を決定する制御手段と、を有す
    ることを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段が、前記原稿読取部を構成
    するシート原稿読み取りガラスが取着された下板部とシ
    ート原稿が移動可能な間隙をおいて下板部上方に設けら
    れた上板部とで搬送路を形成すると共に、前記基準マー
    クが、該シート原稿読み取りガラス上方の搬送路内面
    に、かつ、対向するように主走査方向両端部に設けられ
    ていることを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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