JP2012014897A - 非常灯機能付きled照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化しやすい非常灯機能付きLED照明装置を提供する。
【解決手段】通常用電源で駆動される複数の通常用LED11と,通常用電源からの給電が停止したときに作動する非常用電源で駆動される,複数でかつ通常用LED11の個数より少数の非常用LED13とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成する。非常用LED13は,通常用LED11を兼ねるようにすることができる。複数個の非常用LED13は,非常時に照光面14において,記号および/または文字を表示するようにすることもできる。
【選択図】図1
【解決手段】通常用電源で駆動される複数の通常用LED11と,通常用電源からの給電が停止したときに作動する非常用電源で駆動される,複数でかつ通常用LED11の個数より少数の非常用LED13とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成する。非常用LED13は,通常用LED11を兼ねるようにすることができる。複数個の非常用LED13は,非常時に照光面14において,記号および/または文字を表示するようにすることもできる。
【選択図】図1
Description
本発明は,非常灯機能付きLED照明装置に関する。すなわち,LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)を用いた,非常灯(予備灯)としての機能を備えたLED照明装置に関するものである。
従来の非常灯機能付き照明装置として,例えば特許文献1に見られるような「エレベータの非常灯装置」が知られている。
同文献の符号を借りて説明すると,この装置は,通常用電源(5)で駆動される照明ランプ(4)と,前記通常用電源(5)からの給電が停止したときに作動する非常用電源(補助電源(8))で駆動される,複数の非常用LED(13)からなる非常灯(図1においては符号6,図2等においては符号11)とを備えている。
同文献の符号を借りて説明すると,この装置は,通常用電源(5)で駆動される照明ランプ(4)と,前記通常用電源(5)からの給電が停止したときに作動する非常用電源(補助電源(8))で駆動される,複数の非常用LED(13)からなる非常灯(図1においては符号6,図2等においては符号11)とを備えている。
この装置は,通常時にあっては照明ランプ(4)が点灯し,停電時(非常時)にあっては複数の非常用LED(13)からなる非常灯(6,11)が点灯する。
この装置によると,非常灯(6,11)がLED(13)で構成されているので,非常時における消費電力を低減させることができる。
この装置によると,非常灯(6,11)がLED(13)で構成されているので,非常時における消費電力を低減させることができる。
しかし,この従来の装置は,通常時に点灯する照明ランプ(4)と,非常時に点灯する非常灯(6,11)とが独立別個に構成されているため,装置が大型化しやすいという難点がある。
本発明が解決しようとする課題は,小型化しやすい非常灯機能付きLED照明装置を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明の非常灯機能付きLED照明装置は,通常用電源で駆動される複数の通常用LEDと,前記通常用電源からの給電が停止したときに作動する非常用電源で駆動される,複数でかつ前記通常用LEDの個数より少数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成したことを特徴とする。
この非常灯機能付きLED照明装置によれば,通常時にあっては通常用電源で複数の通常用LEDが点灯し,非常時にあっては非常用電源で複数かつ通常用LEDの個数より少数の非常用LEDが点灯する。通常用,非常用いずれの場合も,照明は複数のLEDによって得られるので,LEDの個数を調整することで所望の照度を容易に得ることができ,白熱灯や蛍光灯に比べて,低電力で所望の照度を得ることができる。
また,非常用LEDの個数は通常用LEDの個数よりも少数であるので,非常時における省電力化を図ることができる。
また,非常用LEDの個数は通常用LEDの個数よりも少数であるので,非常時における省電力化を図ることができる。
そして,この発明に係る装置によると,複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとが混在して通常時および非常時共通の照光面が構成されているので,複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとは独立別個ではなくなる。したがって,従来装置に比べて装置を小型化しやすくなる。
しかも,複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成することにより,通常用照明手段(複数のLED)と非常用照明手段(複数のLED)とを備えているにもかかわらず,照度むらを生じ難くするとともにデザイン上の自由度を向上させることができる。
しかも,複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成することにより,通常用照明手段(複数のLED)と非常用照明手段(複数のLED)とを備えているにもかかわらず,照度むらを生じ難くするとともにデザイン上の自由度を向上させることができる。
望ましくは,前記非常用LEDは,前記通常用LEDを兼ねている構成とする。
このようにすると,装置をさらに小型化しやすくなる。
このようにすると,装置をさらに小型化しやすくなる。
また望ましくは,前記複数個の非常用LEDは,非常時に前記照光面において,記号および/または文字を表示する構成とする。
このようにすると,非常時に,照光面を見る人にメッセージを伝達することが可能になる。
このようにすると,非常時に,照光面を見る人にメッセージを伝達することが可能になる。
以下,本発明に係る非常灯機能付きLED照明装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る非常灯機能付きLED照明装置の一実施の形態を示す図で,(a)は正面図,(b)は底面図である。図2は同照明装置の駆動回路の一例を示す回路図である。
図1は本発明に係る非常灯機能付きLED照明装置の一実施の形態を示す図で,(a)は正面図,(b)は底面図である。図2は同照明装置の駆動回路の一例を示す回路図である。
これらの図に示すように,この非常灯機能付きLED照明装置10は,通常用電源20で駆動される複数の通常用LED11,11,・・・と,通常用電源20からの給電が停止したときに作動する非常用電源12で駆動される,複数でかつ通常用LED11の個数より少数の非常用LED13,13,・・・とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成してある。
通常用LED11と非常用LED13は同一のLEDで構成することができるため,図1(b)において両者をそのままの形状で描くと区別しにくくなる。そこで,説明の便宜上,図1(b)において,非常用LED13については二重丸で描いてある。他の図面についても同様である。
通常用LED11と非常用LED13は同一のLEDで構成することができるため,図1(b)において両者をそのままの形状で描くと区別しにくくなる。そこで,説明の便宜上,図1(b)において,非常用LED13については二重丸で描いてある。他の図面についても同様である。
この実施の形態では図1(b)に示すように,通常用LED11は2つのリング状に計48個,中央部に5個配置し,非常用LED13は,リング状に配置した通常用LED11の内側において同心状に計12個配置してあるが,通常用LED11の個数は3個以上であれば適宜設定でき,非常用LED13の個数は2個以上かつ通常用LED11の個数より少数の範囲で適宜設定できる。また,これらLED11,13の配置パターンも任意である。配置パターンの他の例については後述するが,それらのパターンに限定されるものではない。
このような非常灯機能付きLED照明装置10によれば,通常時にあっては通常用電源20で複数の通常用LED11が点灯し,非常時にあっては非常用電源12で複数かつ通常用LEDの個数より少数の非常用LED13が点灯する。通常用,非常用いずれの場合も,照明は複数のLEDによって得られるので,LEDの個数を調整することで所望の照度を容易に得ることができ,白熱灯や蛍光灯に比べて,低電力で所望の照度を得ることができる。
また,非常用LED13の個数は通常用LED11の個数よりも少数であるので,非常時における省電力化を図ることができる。
また,非常用LED13の個数は通常用LED11の個数よりも少数であるので,非常時における省電力化を図ることができる。
そしてこの実施の形態の非常灯機能付きLED照明装置10によると,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とが混在して通常時および非常時共通の照光面14が構成されているので,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とは独立別個ではなくなる。したがって,従来装置に比べて装置10を小型化しやすくなる。
しかも,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成することにより,通常用照明手段(複数のLED11)と非常用照明手段(複数のLED13)とを備えているにもかかわらず,照度むら(照明むら)を生じ難くするとともにデザイン上の自由度を向上させることができる。
しかも,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成することにより,通常用照明手段(複数のLED11)と非常用照明手段(複数のLED13)とを備えているにもかかわらず,照度むら(照明むら)を生じ難くするとともにデザイン上の自由度を向上させることができる。
この点について詳しく説明するために,「複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成する」ことの意義について説明する。
本願において,複数のLEDで構成される照光面とは,当該複数のLEDの最も外側を連ねた輪郭線(当該複数のLEDの配置領域の外殻線としての輪郭線)で囲まれた面を意味する。
本願において,複数のLEDで構成される照光面とは,当該複数のLEDの最も外側を連ねた輪郭線(当該複数のLEDの配置領域の外殻線としての輪郭線)で囲まれた面を意味する。
図1(b)に示した非常灯機能付きLED照明装置10を例にとって,図3を参照して説明すると,複数の通常用LED11で構成される照光面(通常用照光面)11s(図3(b))は,当該複数のLED11の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線11c(図3(a))で囲まれた面(図3(b)の斜線部)である。
同様に,複数の非常用LED13で構成される照光面(非常用照光面)13s(図3(d))は,当該複数のLED13の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線13c(図3(c))で囲まれた面(図3(d)の斜線部)である。
そして,本願において「複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成する」という意味は,複数の通常用LEDで構成される通常用照光面(11s)と複数の非常用LEDで構成される非常用照光面(13s)とを,少なくとも一部において重複させる,という意味である。
図1,図3に示した例では,図3(e)(f)に示すように,複数の通常用LED11で構成される通常用照光面11sと複数の非常用LED13で構成される非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(クロスハッチ部分)において重複している。
図1,図3に示した例では,図3(e)(f)に示すように,複数の通常用LED11で構成される通常用照光面11sと複数の非常用LED13で構成される非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(クロスハッチ部分)において重複している。
したがって例えば,図4に比較例として示した非常灯機能付きLED照明装置100のように,複数の通常用LED11で構成される通常用照光面11sと,複数の非常用LED13で構成される非常用照光面13sとが全く重複しないものは,「複数の通常用LEDと複数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成する」ものであるとは言えない。
この実施の形態の非常灯機能付きLED照明装置10によれば,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とが混在して通常時および非常時共通の照光面14が構成されているので,例えば前述した従来例や図4に示した比較例の装置100と比較すれば明らかなように,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とは独立別個ではなくなる。したがって,従来装置や比較例の装置100に比べて装置10を小型化しやすくなる。
また,従来装置や比較例の装置100では,通常用照光面と非常用照光面とが独立していて重複していないため,通常時と非常時とで照度ムラ(照明ムラ)が生じやすいし,通常用照光面と非常用照光面とを独立させる必要があることから,デザイン上の自由度も制限される。
これに対し,この実施の形態の非常灯機能付きLED照明装置10によれば,複数の通常用LED11と複数の非常用LED13とを混在させて通常時および非常時共通の照光面14を構成しているので,通常用照明手段(複数のLED11)と非常用照明手段(複数のLED13)とを備えているにもかかわらず,照度むら(照明むら)を生じ難くするとともにデザイン上の自由度を向上させることができる。
図1において,15は非常灯機能付きLED照明装置10のケース(支持体)であり,このケース15に通常用LED11,非常用LED13,およびその駆動回路30が装着される。非常灯機能付きLED照明装置10は,ケース15を適宜の手段で固定することにより,建物や船舶等の天井や壁面に取り付けることができる。
図2に示す照明装置の駆動回路30は,通常用電源20(例えばAC100V)に接続され,交流電源を直流電源とするダイオードブリッジ32と,このダイオードブリッジ32に接続されていて,通常用LED11・・・を駆動する通常用LED駆動回路31と,非常用電源12(例えばバッテリ)と,この非常用電源12にスイッチ35を介して接続されていて,非常用LED13・・・を駆動する非常用LED駆動回路33と,前記ダイオードブリッジ32に接続されていて,通常用電源20からの給電,すなわちダイオードブリッジ32からの給電の有無を検知していて,給電有り状態のときには前記スイッチ35をオフ状態とし,給電無し状態のときには前記スイッチ35をオン状態とする給電検出手段34とを備えている。
図2において,通常用LED11は4個だけ描いて他は省略してあるが,実際には,図1(b)に示したものと同数接続されている。また,非常用LED13は2個だけ描いて他は省略してあるが,実際には,図1(b)に示したものと同数接続されている。
この駆動回路30によると,通常用電源20からの給電が得られているときは,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオフ状態となり,通常用LED駆動回路31によって通常用LED11のみが駆動され,通常用LED11による照明が得られる。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,通常用LED11による照明は得られなくなるが,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオンし,非常用電源12による電力で非常用LED駆動回路33が作動し,非常用LED13による照明が得られることとなる。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,通常用LED11による照明は得られなくなるが,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオンし,非常用電源12による電力で非常用LED駆動回路33が作動し,非常用LED13による照明が得られることとなる。
なお,LED駆動回路(31,33)の最も簡単な構成例は,抵抗をLEDに直列接続する構成であるが,IC化された公知の定電流駆動回路で構成することもでき,その場合,電流検出抵抗でLED駆動電流を決めることが出来る。
図5は駆動回路30の変形例を示す回路図である。同図において,図2に示した駆動回路30と同一部分には同じ符号を付してある。
図5に示す駆動回路30は,非常用LED13を通常用LED11としても用いる(非常用LED13が通常用LED11を兼ねる)ことができるようにしたもので,通常用LED駆動回路31で駆動される通常用LED11・・・に対して非常用LED13(兼通常用LED11)・・・を直列に接続し,この非常用LED13(兼通常用LED11)・・・に対して非常用電源12,スイッチ35,および非常用LED駆動回路33を並列に接続したものである。
図5に示す駆動回路30は,非常用LED13を通常用LED11としても用いる(非常用LED13が通常用LED11を兼ねる)ことができるようにしたもので,通常用LED駆動回路31で駆動される通常用LED11・・・に対して非常用LED13(兼通常用LED11)・・・を直列に接続し,この非常用LED13(兼通常用LED11)・・・に対して非常用電源12,スイッチ35,および非常用LED駆動回路33を並列に接続したものである。
この駆動回路30によると,通常用電源20からの給電が得られているときは,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオフ状態となり,通常用LED駆動回路31によって通常用LED11および非常用LED13(兼通常用LED11)が駆動され,通常用LED11および非常用LED13(兼通常用LED11)による照明,すなわち全てのLEDによる照明が得られる。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,通常用LED駆動回路31の作動が停止し,したがって通常用LED11による照明は得られなくなるが,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオンし,非常用電源12による電力で非常用LED駆動回路33が作動し,非常用LED13(兼通常用LED11)による照明が得られることとなる。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,通常用LED駆動回路31の作動が停止し,したがって通常用LED11による照明は得られなくなるが,給電検出手段34の作動でスイッチ35がオンし,非常用電源12による電力で非常用LED駆動回路33が作動し,非常用LED13(兼通常用LED11)による照明が得られることとなる。
このように,非常用LED13が通常用LED11を兼ねる構成にすると,装置10をさらに小型化しやすくなる。
図6は駆動回路30のさらなる変形例を示す回路図である。同図において,図5に示した駆動回路30と同一部分には同じ符号を付してある。
図6に示す駆動回路30が図5に示した駆動回路30と異なる点は,図5における給電検出手段34およびスイッチ35に代え,トランジスタQ1,Q2を用いたスイッチング回路36を構成し,しかも非常用電源12をフローティング充電するようにした点にある。また,通常用LED11の一部(図示のものは1個)11’をトランジスタQ2のコレクタを介して非常用LED13に直列に接続してある。
図6に示す駆動回路30が図5に示した駆動回路30と異なる点は,図5における給電検出手段34およびスイッチ35に代え,トランジスタQ1,Q2を用いたスイッチング回路36を構成し,しかも非常用電源12をフローティング充電するようにした点にある。また,通常用LED11の一部(図示のものは1個)11’をトランジスタQ2のコレクタを介して非常用LED13に直列に接続してある。
この駆動回路30によると,通常用電源20からの給電が得られているときは,トランジスタQ1がオン,トランジスタQ2がOFF状態となっており,通常用LED駆動回路31によって通常用LED11,11’および非常用LED13(兼通常用LED11)が駆動され,通常用LED11,11’および非常用LED13(兼通常用LED11)による照明が得られる。すなわち全てのLEDが点灯する。また,非常用電源12を,E点の電位より低い定格のバッテリで構成することにより,抵抗37を通じてバッテリ12が充電される。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,通常用LED駆動回路31の作動が停止してその出力が無くなるので通常用LED11による照明は得られなくなるが,トランジスタQ1がOFFになり,非常用電源12からの電位でトランジスタQ2がONになる。これにより,トランジスタQ2によって,非常用LED13に直列に接続した通常用LED11の一部(図示のものは1個)11’がショートされ,E点の電位は非常用LED13の個数分となり,非常用電源12の電力で非常用LED13(兼通常用LED11)が点灯する。
この回路によれば,バッテリ12側には逆流防止のダイオードは不要である。また,バッテリ12の電圧は,トランジスタQ2でショートする通常用LED11’の数を増やせば電圧の選定は自由度が増す。
なお,トランジスタQ2のコレクタには電流制限用の抵抗を挿入し,非常時の電流を抑えることも出来る。
この回路によれば,バッテリ12側には逆流防止のダイオードは不要である。また,バッテリ12の電圧は,トランジスタQ2でショートする通常用LED11’の数を増やせば電圧の選定は自由度が増す。
なお,トランジスタQ2のコレクタには電流制限用の抵抗を挿入し,非常時の電流を抑えることも出来る。
図7は,非常灯機能付きLED照明装置10を複数連結して駆動する場合の駆動回路30の例を示す回路図である。
図示の回路では,給電検出手段34およびスイッチ35を用いているが,これに代えて上述したスイッチング回路36と同様のスイッチング回路を用いることができる。また,非常灯機能付きLED照明装置10の非常用LED13同士は直列接続の例を示したが並列としてもよい。また,図示のものは,2つの非常灯機能付きLED照明装置10を連結する場合を示しているが,3つ以上の場合も同様に構成することができる。
図示の回路では,給電検出手段34およびスイッチ35を用いているが,これに代えて上述したスイッチング回路36と同様のスイッチング回路を用いることができる。また,非常灯機能付きLED照明装置10の非常用LED13同士は直列接続の例を示したが並列としてもよい。また,図示のものは,2つの非常灯機能付きLED照明装置10を連結する場合を示しているが,3つ以上の場合も同様に構成することができる。
図8は駆動回路30のさらなる変形例を示す回路図である。同図において,上述した駆動回路と同一部分には同じ符号を付してある。
この駆動回路30の特徴は,ダイオードブリッジ32に接続したDC/DCコンバータ38で通常用LED11および非常用LED13の駆動回路を構成するとともに,DC/DCコンバータ38で,トランジスタQ3,Q4を有する定電流形の充電回路39および逆流防止ダイオード40を介してバッテリからなる非常用電源12を充電するようにした点にある。
この駆動回路30の特徴は,ダイオードブリッジ32に接続したDC/DCコンバータ38で通常用LED11および非常用LED13の駆動回路を構成するとともに,DC/DCコンバータ38で,トランジスタQ3,Q4を有する定電流形の充電回路39および逆流防止ダイオード40を介してバッテリからなる非常用電源12を充電するようにした点にある。
この駆動回路30によると,通常用電源20からの給電が得られているときは,トランジスタQ1がON,トランジスタQ2がOFF状態となっており,DC/DCコンバータ38によって通常用LED11のみが駆動され,通常用LED11による照明が得られる。また,充電回路39および逆流防止ダイオード40を介して非常用電源(バッテリ)12が充電される。
一方,停電等により通常用電源20からの給電が停止すると,DC/DCコンバータ38の作動が停止してその出力が無くなるので通常用LED11による照明は得られなくなるが,トランジスタQ1がOFFになり,非常用電源12からの電位でトランジスタQ2がONになる。これにより,非常用電源12の電力で非常用LED13が点灯する。この際,非常用電源12からLEDにかかる電圧は通常時より低いので通常用LED11は点灯しない。なお,通常用LED11の列にも制御用(スイッチ用)のトランジスタを接続するなどの手段を用いることにより,非常時における通常用LED11の点灯を防止することができる。また,図6に示した回路のように通常用LED11のいくつかを非常用として共用するには,トランジスタQ2のコレクタを通常用LED11群の適当なところに抵抗を介して接続すればよい。
図9は本発明に係る非常灯機能付きLED照明装置の他の実施の形態を示す図で,(a)底面図,(b)はその照光面の説明図である。図9において,上述した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態の特徴は,複数個の非常用LED13で,非常時に照光面14において,記号を表示する構成とした点にある。
この実施の形態の特徴は,複数個の非常用LED13で,非常時に照光面14において,記号を表示する構成とした点にある。
図示の記号は矢印であるが,複数の非常用LED13をドット表示的に配置することで任意の記号を構成することができる。
この実施の形態の非常用LED13は,通常用LED11を兼ねているので,駆動回路30としては,図5または図6に示したものを利用する。
この実施の形態によれば,非常時に,非常用LED13によって非常灯機能が得られるとともに,非常用LED13によって記号(この場合矢印)のみが表示されるので,照光面を見る人にメッセージ,例えば非常口が矢印方向にある旨のメッセージを伝達することが可能になる。
この実施の形態の非常用LED13は,通常用LED11を兼ねているので,駆動回路30としては,図5または図6に示したものを利用する。
この実施の形態によれば,非常時に,非常用LED13によって非常灯機能が得られるとともに,非常用LED13によって記号(この場合矢印)のみが表示されるので,照光面を見る人にメッセージ,例えば非常口が矢印方向にある旨のメッセージを伝達することが可能になる。
なお,この実施の形態の場合,複数の通常用LED11の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線11cで囲まれた通常用照光面11sと,複数の非常用LED13の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線13cで囲まれた非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(図(b)におけるクロスハッチ部分)において重複している。
図10は本発明に係る非常灯機能付きLED照明装置の他の実施の形態を示す図で,(a)底面図,(b)はその照光面の説明図である。図10において,上述した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態の特徴は,複数個の非常用LED13で,非常時に照光面14において,文字を表示する構成とした点にある。
この実施の形態の特徴は,複数個の非常用LED13で,非常時に照光面14において,文字を表示する構成とした点にある。
図示の文字は「EXIT」であるが,複数の非常用LED13をドット表示的に配置することで任意の文字を構成することができる。
この実施の形態の非常用LED13は,通常用LED11を兼ねているので,駆動回路30としては,図5または図6に示したものを利用する。
この実施の形態によれば,非常時に,非常用LED13によって非常灯機能が得られるとともに,非常用LED13によって文字(この場合「EXIT」)のみが表示されるので,照光面を見る人にメッセージ,例えば非常口の位置を伝達することが可能になる。
この実施の形態の非常用LED13は,通常用LED11を兼ねているので,駆動回路30としては,図5または図6に示したものを利用する。
この実施の形態によれば,非常時に,非常用LED13によって非常灯機能が得られるとともに,非常用LED13によって文字(この場合「EXIT」)のみが表示されるので,照光面を見る人にメッセージ,例えば非常口の位置を伝達することが可能になる。
なお,この実施の形態の場合,複数の通常用LED11の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線11cで囲まれた通常用照光面11sと,複数の非常用LED13の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線13cで囲まれた非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(図(b)におけるクロスハッチ部分)において重複している。
図9,図10に示した実施の形態では記号と文字とをそれぞれ別に表示する場合を例示したが,記号と文字とを組み合わせて表示することも可能である。
図9,図10に示した実施の形態では記号と文字とをそれぞれ別に表示する場合を例示したが,記号と文字とを組み合わせて表示することも可能である。
図12は通常用LED11および非常用LED13の実装例を示す概略断面図である。図12において,上述した実施の形態と同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してある。
同図において,50は,駆動回路30を構成する回路基板であり,この回路基板50の一面(図示のものでは下面)に複数個の通常用LED11と,複数個の非常用LED13と,それらLEDの駆動回路31,33を構成するIC51とが実装されている。
回路基板50の他面(図示のものでは上面)には,通常用LED11,非常用LED13共用の放熱板52が接合されている。この放熱板52は,発熱する通常用LED11および非常用LED13の熱を放熱するためのもので,回路基板50に密着させた金属板等で構成することができる。
同図において,50は,駆動回路30を構成する回路基板であり,この回路基板50の一面(図示のものでは下面)に複数個の通常用LED11と,複数個の非常用LED13と,それらLEDの駆動回路31,33を構成するIC51とが実装されている。
回路基板50の他面(図示のものでは上面)には,通常用LED11,非常用LED13共用の放熱板52が接合されている。この放熱板52は,発熱する通常用LED11および非常用LED13の熱を放熱するためのもので,回路基板50に密着させた金属板等で構成することができる。
通常用LED11用の放熱板と非常用LED13用の放熱板とを単一の放熱板52で共用することにより,非常灯機能付きLED照明装置10を一層小型化しやすくなる。
また,非常時には,通常時よりも少数のLED13に対して共用の放熱板52が設けられた状態となるため,より良好な放熱状態が得られる。
また,非常時には,通常時よりも少数のLED13に対して共用の放熱板52が設けられた状態となるため,より良好な放熱状態が得られる。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば,図11に示すように,照光面14は,複数の通常用LED11と非常用LED13とを直線的に配置して構成することもできる。この場合,複数の通常用LED11の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線11cで囲まれた通常用照光面11sと,複数の非常用LED13の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線13cで囲まれた非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(図(b)におけるクロスハッチ部分)において重複している。
例えば,図11に示すように,照光面14は,複数の通常用LED11と非常用LED13とを直線的に配置して構成することもできる。この場合,複数の通常用LED11の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線11cで囲まれた通常用照光面11sと,複数の非常用LED13の最も外側を連ねた一点鎖線で示す輪郭線13cで囲まれた非常用照光面13sとが,非常用照光面13s部分(図(b)におけるクロスハッチ部分)において重複している。
また,照光面14は,レンズつきの複数のLED群(通常用LED11および非常用LED13)をそのまま保護カバーで覆って構成することもできるし,カラーフィルタ・レンズや拡散板などで覆って構成することもできる。
10 非常灯機能付きLED照明装置
11 通常用LED
12 非常用電源
13 非常用LED
14 照光面
20 通常用電源
11 通常用LED
12 非常用電源
13 非常用LED
14 照光面
20 通常用電源
Claims (3)
- 通常用電源で駆動される複数の通常用LEDと,前記通常用電源からの給電が停止したときに作動する非常用電源で駆動される,複数でかつ前記通常用LEDの個数より少数の非常用LEDとを混在させて通常時および非常時共通の照光面を構成したことを特徴とする非常灯機能付きLED照明装置。
- 前記非常用LEDは,前記通常用LEDを兼ねていることを特徴とする請求項1記載の非常灯機能付きLED照明装置。
- 前記複数個の非常用LEDは,非常時に前記照光面において,記号および/または文字を表示することを特徴とする請求項1または2記載の非常灯機能付きLED照明装置。
Priority Applications (1)
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JP2010148646A JP2012014897A (ja) | 2010-06-30 | 2010-06-30 | 非常灯機能付きled照明装置 |
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ID=45601101
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