JP2005142116A - トンネル照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライバーが安全又は快適に運転することができるトンネル照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具1は、シャーシ3等から構成された器具本体2を備えている。シャーシ3内には基板10が配置されており、基板10にはLED12が実装されている。LED12は、赤色光を発するLED12aと緑色光を発するLED12bと青色光を発するLED12cとの3種類のLEDから構成されている。LED12の色温度を変化させる際には、LED12a〜12cを点灯、消灯、及び調光等して、LED12の色温度を変化させる。
【選択図】図1
【解決手段】照明器具1は、シャーシ3等から構成された器具本体2を備えている。シャーシ3内には基板10が配置されており、基板10にはLED12が実装されている。LED12は、赤色光を発するLED12aと緑色光を発するLED12bと青色光を発するLED12cとの3種類のLEDから構成されている。LED12の色温度を変化させる際には、LED12a〜12cを点灯、消灯、及び調光等して、LED12の色温度を変化させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、トンネル内を照らすトンネル照明器具に関する。
従来から、高速道路等のトンネル内にはトンネル内を照らす照明器具が設置されている。このような照明器具の光源には、現在、高圧ナトリウムランプ、低圧ナトリウムランプ、蛍光ランプ等が使用されているが、寿命等の点から発光ダイオードを光源として使用することが注目されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−324408号公報
ところで、ドライバーは、トンネル侵入時にトンネル内とトンネル外との色温度の違いから違和感を覚え、不安を感じ、速度を低下させてしまうことがある。このような速度の低下は、事故や渋滞を引き起こす要因となり得るため、最小限に留めさせることが望ましい。また、ドライバーは渋滞等により不快感を覚えることがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、ドライバーが安全又は快適に運転することができるトンネル照明器具を提供することを目的とする。
請求項1記載のトンネル照明器具は、内部空間を有する器具本体と;器具本体に取り付けられた基板と;基板に実装され、色温度を変化させることが可能な半導体発光素子と;を具備することを特徴としている。
本発明において、特に言及しない限り用語の定義及び技術的意義は次のとおりとする。半導体発光素子は、色温度を変化させることが可能なものである。このような半導体発光素子は、半導体発光素子自体の色温度を変化させることが可能なもの、或いは色温度が互いに異なる少なくとも2種類のものから構成することが可能である。
半導体発光素子を色温度が互いに異なる少なくとも2種類のものから構成する場合には、混色する割合を変化させることにより、全体としての色温度を変化させることができる。
請求項2記載のトンネル照明器具は、請求項1記載のトンネル照明器具であって、半導体発光素子が、色温度が互いに異なる少なくとも2種類の半導体発光素子から構成されていることを特徴としている。
色温度が互いに異なる少なくとも2種類の半導体発光素子としては、例えば、赤色光を発する赤色系半導体発光素子と、緑色光を発する緑色系半導体発光素子と、青色光を発する青色系半導体発光素子から半導体発光素子とが挙げられる。また、これらのもの他に白色光を発する白色系半導体発光素子を加えてもよい。
請求項1及び請求項2記載のトンネル照明器具によれば、ドライバーが安全又は快適に運転することができる。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係る照明器具の模式的な平面図であり、図2は本実施の形態に係る照明器具の模式的な垂直断面図である。図3は本実施の形態に係る照明器具をトンネル内壁に取り付けたときの様子を表した模式図であり、図4は本実施の形態に係るブロック配線図である。
以下、第1の実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係る照明器具の模式的な平面図であり、図2は本実施の形態に係る照明器具の模式的な垂直断面図である。図3は本実施の形態に係る照明器具をトンネル内壁に取り付けたときの様子を表した模式図であり、図4は本実施の形態に係るブロック配線図である。
図1及び図2に示すように照明器具1は、例えばステンレス製等の密閉形の器具本体2等から構成されている。器具本体2は、例えばJIS C8140で規定する防噴流用器具本体等の密閉形に構成されており、如何なる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響が出ないように構成されている。
器具本体2は、シャーシ3等から構成されている。シャーシ3には、照明器具1をトンネル内壁に固定するための複数の取付耳3aが形成されている。各取付耳3aには、ネジ穴が形成されている。ネジ穴を利用してトンネル内壁などに設けられたステー等の取り付け装置にネジ止めすることによって、器具本体2が約45度の角度でトンネル内壁に固定される。
シャーシ3の投光開口端には、パッキン4を介してほぼ長方形の投光開口を有する蓋体5が取り付けられている。蓋体5は、ヒンジ6によりシャーシ3に開閉可能に取り付けられ、ヒンジ6の反対側にシャーシ3に設けられたラッチ7によって閉塞された状態が保持される。蓋体5による閉塞縁はパッキンにより水気や粉塵が浸入しないような処理が施されている。
蓋体5の投光開口には、透光性カバー8が水密かつ気密に嵌合されている。透光性カバー8には、透明なガラス板が使用されている。透光性カバー8は、蓋体5にシリコーン系等の接着剤9により固着されている。
器具本体2内には、基板10が透光性カバー8と略平行になるように配置されている。基板8の裏面側には、交流電源から供給される交流を脈流または直流に変える整流回路等を備えた点灯回路11等が配置されている。
基板10には、発光ダイオード12(以下、「LED」という。)が基板10の表面側に実装されている。LED12は、色温度が互いに異なる少なくとも2種類のLEDから構成されている。本実施の形態では、LED12は、赤色光を発するLED12aと緑色光を発するLED12bと青色光を発するLED12cとの3種類のLEDから構成されている。ここで、「赤色光」とは発光ピーク波長が約605〜635nmの範囲内に存在する光を意味し、「緑色光」とは発光ピーク波長が約530〜570nmの範囲内に存在する光を意味し、「青色光」とは発光ピーク波長が約450〜490nmの範囲内に存在する光を意味する。
また、LED12は複数のユニット12dに分かれており、各ユニット12dはLED12a〜LED12cから構成されている。ユニット12dは基板の長手方向及び短手方向に列をなしている。本実施の形態では基板の長手方向にユニット12dの列が4列(第1列〜第4列)存在している。ここで、第1列〜第4列は互いに配光が等しくなっている。各列においてはユニット12dは互いに配光が異なっており、各ユニット12dにおいてはLED12a〜12cは互いに配光が等しくなっている。
このような照明器具1は、図3及び図4に示されるようにトンネルT内壁に複数取り付けられる。トンネルTの入口付近には、トンネルTの入口付近の色温度及び輝度を測定可能な色彩輝度計13が設置されている。各照明器具1と色彩輝度計13には、色彩輝度計13の測定結果に基づいて各照明器具1におけるLED12を制御するコントローラ14が電気的に接続されている。具体的には、色彩輝度計13の測定結果に基づいてLED12から発せられる光の色温度がトンネルTの入口付近の色温度とほぼ等しくなるようにLED12a〜12cを点灯、消灯、及び調光等して、色温度を変化させる。
本実施の形態では、色彩輝度計13によりトンネルTの入口付近の色温度を測定し、測定結果に基づいてLED12から発せられる色温度がトンネルTの入口付近の色温度とほぼ等しくなるようにLED12の色温度を変化させるので、トンネルT侵入時にトンネルT内とトンネルT外との色温度の違いから生じる違和感を軽減させることができる。これにより、不安を軽減させることができ、ドライバーが安全に運転することができる。
本実施の形態では、LED12が透光性カバー8で覆われているので、LED12の損傷を抑制することができる。即ち、トンネルT内は砂等が巻き上げられるので、定期的に照明器具1を清掃する必要がある。ここで、LED12が器具本体2の表面に露出している場合には、清掃の際LED12が損傷してしまうことがある。これに対し、本実施の形態ではLED12が透光性カバー8で覆われているので、LED12の損傷を抑制することができる。
(実施例1)
以下、実施例1について説明する。本実施例では、色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
以下、実施例1について説明する。本実施例では、色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
実験条件について説明する。本実施例では、LEDとして、発光ピーク波長が約620nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約16.1nmである赤色系LEDと、発光ピーク波長が約550nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約48.0nmである緑色系LEDと、発光ピーク波長が約470nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約68.8nmの青色系LEDとを用いた。このようなLEDを点灯させて色温度が3000K,5000K,6500Kの光をそれぞれ作り出し、そのときの各LEDにおける光束比を調べた。
LEDを表1に示すような光束比で点灯させた場合に、色温度が3000K,5000K,6500Kの光がそれぞれ得られた。この結果から、LED12を本実施例のLEDから構成し、かつコントローラ14により表1に示されるような光束比にLEDをそれぞれ制御した場合には、色温度が3000K,5000K,6500Kの光が得られることが確認された。
(実施例2)
以下、実施例2について説明する。本実施例では、上記実施例と同様に色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
以下、実施例2について説明する。本実施例では、上記実施例と同様に色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
実験条件について説明する。本実施例では、LEDとして、発光ピーク波長が約620nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約24.5nmである赤色系LEDと、発光ピーク波長が約550nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約31.6nmである緑色系LEDと、発光ピーク波長が約470nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約68.8nmの青色系LEDとを用いた。このようなLEDを点灯させて色温度が3000K,5000K,6500Kの光をそれぞれ作り出し、そのときの各LEDにおける光束比を調べた。
LEDを表2に示すような光束比で点灯させた場合に、色温度が3000K,5000K,6500Kの光がそれぞれ得られた。この結果から、LED12を本実施例のLEDから構成し、かつコントローラ14により表2に示されるような光束比にLEDをそれぞれ制御した場合には、色温度が3000K,5000K,6500Kの光が得られることが確認された。
(実施例3)
以下、実施例3について説明する。本実施例では、上記実施例と同様に色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
以下、実施例3について説明する。本実施例では、上記実施例と同様に色温度が異なるLEDを点灯させて、色温度が3000K,5000K,6500Kの光を得る場合における各LEDの光束比について調べた。
実験条件について説明する。本実施例では、LEDとして、発光ピーク波長が約620nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約16.1nmである赤色系LEDと、発光ピーク波長が約545nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約48.0nmである緑色系LEDと、発光ピーク波長が約455nmに存在し、かつ発光スペクトルの半値幅が約49.2nmの青色系LEDとを用いた。このようなLEDを点灯させて色温度が3000K,5000K,6500Kの光をそれぞれ作り出し、そのときの各LEDにおける光束比を調べた。
LEDを表3に示すような光束比で点灯させた場合に、色温度が3000K,5000K,6500Kの光がそれぞれ得られた。この結果から、LED12を本実施例のLEDから構成し、かつコントローラ14により表3に示されるような光束比にLEDをそれぞれ制御した場合には、色温度が3000K,5000K,6500Kの光が得られることが確認された。
(第2の実施の形態)
以下、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態では、交通状況に応じてLEDの色温度を制御する例について説明する。
以下、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態では、交通状況に応じてLEDの色温度を制御する例について説明する。
トンネルTの入口付近には、交通状況を把握するためのカメラ(図示せず)が設置されている。カメラとコントローラ14は電気的に接続されており、コントローラ14はカメラの映像に基づいてLED12を制御するように構成されている。例えば、渋滞している場合には、低い色温度の光が発せられるようにLED12を制御する。この場合には、渋滞による不快感を軽減させることができ、ドライバーが快適に運転することができる。
(第3の実施の形態)
以下、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、季節或いは時間帯に応じてLEDを制御する例について説明する。
以下、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、季節或いは時間帯に応じてLEDを制御する例について説明する。
コントローラ14には時間を計測するタイマ(図示せず)が電気的に接続されており、コントローラ14はタイマで計測された時間に基づいてLED12を制御するように構成されている。例えば、季節に応じてLED12を制御する場合には、夏は高い色温度の光が発せられるようにLED12を制御し、冬は低い色温度の光が発せられるようにLED12を制御する。この場合には、夏は清涼感を与えることができ、冬は暖かな感じを与えることができる。これにより、ドライバーが快適に運転することができる。
一方、時間帯に応じてLED12を制御する場合には、例えば、夜及び朝は高い色温度の光が発せられるようにLED12を制御する。この場合には、ドライバーの眠気を抑制することができ、ドライバーが安全に運転することができる。
(第4の実施の形態)
以下、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態では、LEDが透光性カバーにより覆われていない例について説明する。図5は本実施の形態に係る照明器具の模式的な垂直断面図である。
以下、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態では、LEDが透光性カバーにより覆われていない例について説明する。図5は本実施の形態に係る照明器具の模式的な垂直断面図である。
図5に示されるように、蓋体5の投光開口には、LED12が器具本体2外に位置するように基板10が水密かつ気密に嵌合されている。そうして、本実施の形態ではLED12は透光性カバー8により覆われておらず、露出している。このとき、基板10上に複数配置されたLED12の周囲を樹脂15で覆い表面がほぼ平らになるようにしている。
樹脂15としては、LED12からの発光を屈折などによって妨げないように黒色の樹脂を使用することが好ましい。また、樹脂15にLED12の発光を器具の外側により多く放出させるため光を拡散する粒状の拡散手段、及び清掃が簡略化できるように光触媒材を樹脂15に混入してもよい。さらに、LED12からの発光を器具の外側により多く放出させるためにLED12の周囲を反射層で覆ってもよい。
本実施の形態では、LED12が透光性カバー8により覆われていないので、明るさを向上させることができる。即ち、LED12が透光性カバー8により覆われている場合には、LED12から発せられた光は透光性カバー8を透過して、器具本体2外に出射する。ここで、LED12から発せられた光が透光性カバー8を透過する際には、透光性カバー8により多少光が遮られてしまう。これに対し、本実施の形態ではLED12が透光性カバー8により覆われていないので、透光性カバー8により光が遮られることがない。それ故、明るさを向上させることができる。
本実施の形態では、LED12の周囲が樹脂15で覆われているので、LED12の間等に排気ガスの煤煙などの付着を抑制できる。また、表面を平らにしているので、清掃が複雑にならないなどの利点を有する。
本実施の形態では、LED12が器具本体2外に配置されているので、器具本体2内を有効に活用することができる。
(第5の実施の形態)
以下、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態では、LEDの累積点灯時間が均一になるようにLEDを間引き点灯させる例について説明する。図6(a)〜図6(h)及び図7(a)〜図7(h)は本実施の形態に係る照明器具を点灯させたときの様子を表した模式図である。
以下、第5の実施の形態について説明する。本実施の形態では、LEDの累積点灯時間が均一になるようにLEDを間引き点灯させる例について説明する。図6(a)〜図6(h)及び図7(a)〜図7(h)は本実施の形態に係る照明器具を点灯させたときの様子を表した模式図である。
コントローラ14には、時間を計測するタイマ(図示せず)が電気的に接続されている。コントローラ14は、タイマにより計測された時間に基づいて、所定時間毎にLED12a〜12cの累積点灯時間が均一になるようにLED12a〜12cを制御するように構成されている。本実施の形態では、ユニット12dの列毎にLED12a〜12cを制御する。例えば、1日目の8時から16時までは図6(a)に示されるように第1列〜第4列を点灯させ、1日目の16時から21時までは図6(b)に示されるように第1列及び第3列を点灯させ、1日目の21時から2日目の3時までは図6(c)に示されるように第4列を点灯させ、2日目の3時から8時までは図6(d)に示されるように第1列及び第3列を点灯させる。次いで、2日目の8時から16時までは図6(e)に示されるように第1列〜第4列を点灯させ、2日目の16時から21時までは図6(f)に示されるように第2列及び第4列を点灯させ、2日目の21時から3日目の3時までは図6(g)に示されるように第3列を点灯させ、3日目の3時から8時までは図6(h)に示されるように第2列及び第4列を点灯させる。続いて、3日目の8時から16時までは図7(a)に示されるように第1列〜第4列を点灯させ、3日目の16時から21時までは図7(b)に示されるように第1列及び第3列を点灯させ、3日目の21時から4日目の3時までは図7(c)に示されるように第2列を点灯させ、4日目の3時から8時までは図7(d)に示されるように第1列及び第3列を点灯させる。そして、4日目の8時から16時までは図7(e)に示されるように第1列〜第4列を点灯させ、4日目の16時から21時までは図7(f)に示されるように第2列及び第4列を点灯させ、4日目の21時から5日目の3時までは図7(g)に示されるように第1列を点灯させ、5日目の3時から8時までは図7(h)に示されるように第2列及び第4列を点灯させる。これらの点灯を繰り返し行う。
本実施の形態では、LED12a〜12cの累積点灯時間が所定時間毎に均一になるようにLED12a〜12cを間引き点灯させるので、トンネルTの維持管理費を低減させることができるとともにLED12a〜12cを交換する際の手間を軽減させることができる。即ち、間引き点灯を行い、必要のないLED12a〜12cを消灯させることにより、トンネルTの維持管理費を低減させることができる。また、上記のようにLED12a〜12cの点灯を制御することにより、LED12a〜12cの累積点灯時間が所定時間毎にほぼ均一になり、LED12a〜12cがほぼ同時期に寿命を迎える。それ故、LED12a〜12cを交換する際の手間を軽減させることができる。
本実施の形態では、第1列〜第4列が互いに等しい配光になっており、かつユニット12dの列毎にLED12a〜12cの点灯を制御するので、間引き点灯させる際の配光の変化を抑制することができる。即ち、LED12a〜12cを点灯及び消灯させた場合には、配光が変化してしまい、所望の配光が得られない場合がある。これに対し、本実施の形態では、第1列〜第4列はそれぞれ互いに等しい配光が得られるように構成されており、ユニット12dの列毎にLED12a〜12cの点灯を制御するので、LED12a〜12cの点灯を制御した場合であっても配光が変わることがない。これにより、間引き点灯させた際の配光の変化を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。上記第1の実施の形態では、色彩輝度計13を使用し、色彩輝度計13の測定結果に基づいてLED12を制御しているが、通常の輝度計或いは照度計を使用し、この輝度計或いは照度計の測定結果に基づいてLED12を制御してもよい。
1…照明器具、2…器具本体、10…基板、12,12a〜12c…LED。
Claims (2)
- 内部空間を有する器具本体と;
前記器具本体に取り付けられた基板と;
前記基板に実装され、色温度を変化させることが可能な半導体発光素子と;
を具備することを特徴とするトンネル照明器具。 - 前記半導体発光素子は、色温度が互いに異なる少なくとも2種類の半導体発光素子から構成されていることを特徴とする請求項1記載のトンネル照明器具。
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