JP2012010221A - 端末装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数帯域集約することができる通信システムにおいて、効率的に適切なMCS、空間多重数、プレコーダの指定および適用を行なうことができる端末装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法を提供する。
【解決手段】複数のコンポーネントキャリアを集約できる基地局装置と端末装置との間で通信を行う通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知し、前記端末装置は、前記基地局装置から通知された前記制御情報に基づいて、前記コンポーネントキャリア毎の前記周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に前記基地局装置に報告する。
【選択図】図7

Description

本発明は、端末装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)によるWCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE−Advanced)やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のような移動無線通信システムでは、基地局装置(基地局、送信局、下りリンク送信装置、上りリンク受信装置、eNodeB)あるいは基地局に準じる送信局がカバーするエリアをセル(Cell)状に複数配置するセルラー構成とすることにより、通信エリアを拡大することができる。また、隣接するセル間またはセクタ間で異なる周波数を用いることでセル端(セルエッジ)領域またはセクタ端領域にいる端末装置(移動局、受信局、上りリンク送信装置、下りリンク受信装置、移動端末、UE;User Equipment)でも、複数の基地局装置からの送信信号の干渉を受けることなく通信を行うことができるが、周波数利用効率が低いという問題があった。一方、隣接するセルまたはセクタ間で同一周波数を利用することで、周波数利用効率を向上させることができるが、セル端領域にいる端末装置に対する干渉の対策が必要となる。
また、基地局装置と端末装置との間の伝送路状況に応じて、変調方式および符号化率(MCS;Modulation and Coding Scheme)や空間多重数(レイヤー数、ランク)やプレコーダ(プリコーダ)などを適応的に制御することで、より効率的なデータ伝送を実現することができる。非特許文献1ではこれらの制御を行う方法が示されている。
図20は従来の技術におけるフィードバック情報を用いた適応制御を行う基地局装置2001と端末装置2002を示す図である。従来の技術において、送信される下りリンク送信信号2003に対して、MCS、空間多重数、プレコーダを適応的に制御するに際し、端末装置2002は基地局装置2001から送信される下りリンク送信信号2003に含まれる下りリンク参照信号(RS:Reference Signal)を参照して、CQI(Channel Quality Indicator)、RI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)をそれぞれ計算し、フィードバック情報として、上りリンクのチャネル2004を介して基地局装置2001に報告する。ここで、RIは空間多重数を示す指標(好適な空間多重数を指定するランク指標)であり、PMIは好適なプレコーディング行列を示す指標(好適なプレコーダを指定するプレコーダ情報)であり、CQIは所定の通信品質を保持するための伝送レートを示す指標(好適な伝送レートを指定する受信品質指標)である。非特許文献1では、そのフィードバック情報を周期的に報告するフィードバックモードに関して記載されている。
一方、効率的に広帯域伝送を実現するため、連続および/または不連続な複数の周波数帯域(以下、「コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)」または「キャリアコンポーネント(CC:Carrier Component)」と呼称する)が複合的に使用され、1つの広帯域な周波数帯域として運用される(周波数帯域集約:Carrier aggregationと呼称される)。さらに、下りリンクの通信に使用される周波数帯域と上りリンクの通信に使用される周波数帯域を異なる周波数帯域幅とする(非対称周波数帯域集約:Asymmetric carrier aggregation)ことにより、基地局装置2001と端末装置2002が、広帯域な周波数帯域をより柔軟に使用して通信することができる。このような通信方法が非特許文献2に示されている。
図21は、従来の技術における周波数帯域集約された移動通信システムを説明する図である。特に、図21では、その一例として、非対称周波数帯域集約された移動通信システムを示している。図21に示すように、基地局装置2001と端末装置2002は、連続および/または不連続な周波数帯域である複数のコンポーネントキャリアを複合的に使用することによって、複数のコンポーネントキャリアによって構成される広帯域な周波数帯域で通信を行うことができる。
図21では、例として、100MHzの帯域幅を持った下りリンクの通信に使用される周波数帯域(以下、DLシステム帯域、DLシステム帯域幅とも呼称する)が、20MHzの帯域幅を持った5つの下りリンクコンポーネントキャリア(DCC1:Downlink Component Carrier1、DCC2、DCC3、DCC4、DCC5)によって構成されていることを示している。また、例として、40MHzの帯域幅を持った上りリンクの通信に使用される周波数帯域(以下、ULシステム帯域、ULシステム帯域幅とも呼称する)が、20MHzの帯域幅を持った2つの上りリンクコンポーネントキャリア(UCC1:Uplink Component Carrier1、UCC2)によって構成されていることを示している。
図21において、下りリンクコンポーネントキャリアのそれぞれには、物理下りリンク制御チャネル(以下、PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、物理下りリンク共用チャネル(以下、PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)等の下りリンクの物理チャネルが配置される。基地局装置2001は、PDSCHを送信するための下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)を、PDCCHを使用して端末装置2002へ割り当て、PDSCHを端末装置2002へ送信する。すなわち、図21において、基地局装置2001は、同一サブフレームで、最大5つまでのPDSCH(下りリンクトランスポートブロックでも良い)を端末装置2002へ送信することができる。
また、上りリンクコンポーネントキャリアのそれぞれには、物理上りリンク制御チャネル(以下、PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、物理上りリンク共用チャネル(以下、PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)等の上りリンクの物理チャネルが配置される。端末装置2002は、PUCCHおよび/またはPUSCHを使用して、上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)を基地局装置2001へ送信する。また、図21において、端末装置2002は、同一サブフレームで、最大5つまでのPUSCH(上りリンクトランスポートブロックでも良い)を基地局装置2001へ送信することができる。
3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA);Physical layer procedures (Release 8)、2008年12月、3GPP TS 36.213 V8.8.0 (2009−9). "Carrier aggregation in LTE−Advanced",3GPP TSG RAN WG1 Meeting #53bis,R1−082464,June 30−July 4,2008.
しかしながら、従来の通信方式では、一つのコンポーネントキャリアに対するフィードバック情報しか報告できないため、周波数帯域集約することができる通信システムにおいて、適切なMCS、空間多重数、プレコーダの指定および適用が困難であり、伝送効率の向上を妨げる要因となっていた。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、周波数帯域集約することができる通信システムにおいて、効率的に適切なMCS、空間多重数、プレコーダの指定および適用を行なうことができる端末装置、基地局装置、通信システムおよび通信方法を提供することにある。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による端末装置は、複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける基地局装置と通信を行う端末装置であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告することを特徴とする。
(2)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(3)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記フィードバック周期は、周波数帯域幅が最も大きい前記コンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(4)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記フィードバック周期は、周波数帯域幅が最も小さい前記コンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(5)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記フィードバック周期は、前記基地局装置が前記コンポーネントキャリアの中から指定するプライマリーコンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(6)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(7)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリア毎に巡回的に報告されることを特徴とする。
(8)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリアの全てで同じフィードバック周期によって、巡回的に報告されることを特徴とする。
(9)また、本発明の一態様による端末装置は上記の端末装置であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリア毎に固有のフィードバック周期によって、巡回的に報告されることを特徴とする。
(10)また、本発明の一態様による基地局装置は、複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける端末装置と通信を行う基地局装置であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知することを特徴とする。
(11)また、本発明の一態様による基地局装置は上記の基地局装置であって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(12)また、本発明の一態様による基地局装置は上記の基地局装置であって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(13)また、本発明の一態様による通信システムは、複数のコンポーネントキャリアを集約できる基地局装置と端末装置との間で通信を行う通信システムであって、前記基地局装置は、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知し、前記端末装置は、前記基地局装置から通知された前記制御情報に基づいて、前記コンポーネントキャリア毎の前記周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に前記基地局装置に報告することを特徴とする。
(14)また、本発明の一態様による通信システムは上記の通信システムであって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(15)また、本発明の一態様による通信システムは上記の通信システムであって、前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする。
(16)また、本発明の一態様による通信方法は、複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける基地局装置と通信を行う端末装置の通信方法であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告するステップを有することを特徴とする。
(17)また、本発明の一態様による通信方法は、複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける端末装置と通信を行う基地局装置の通信方法であって、前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知するステップを有することを特徴とする。
この発明によれば、効率的に適切なMCS、空間多重数、プレコーダの指定および適用を行なうことができる。
本発明の第1の実施形態における通信システムの構成を示す概略構成図である。 本実施形態に係る下りリンクの無線フレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクの無線フレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るサブバンド構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る下りリンクにおける周波数帯域集約の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック周期の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係る部分プレコーダ情報のコードブックの一例である。 本実施形態に係るコードブックの一例である。 本実施形態に係るプレコーディング処理の概念図である。 PIを測定するためのRSの一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック周期の一例を示す図である。 本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示す図である。 本実施形態に係る基地局装置の構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係る端末装置(受信装置)の構成の一例を示す概略図である。 従来の技術におけるフィードバック情報を用いた適応制御を行う基地局と端末装置を示す図である。 従来の技術における周波数帯域集約された移動通信システムを説明する図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における通信システムの構成を示す概略構成図である。図1の通信システムはLTE−Aシステムを想定しており、セルを構成する基地局装置(基地局、送信局、下りリンク送信装置、上りリンク受信装置、eNodeB)101と端末装置(移動局、受信局、上りリンク送信装置、下りリンク受信装置、移動端末、UE;User Equipment)102とを含んで構成される。また、図1の通信システムは、複数のDCCにより周波数帯域集約された通信システムである。送信される下りリンク送信信号103に対してMCS、空間多重数、プレコーダを適応的に制御するに際し、端末装置は基地局装置101から送信される下りリンク送信信号103に含まれる下りリンク参照信号(RS:Reference Signal)をDCC毎に参照して、好適なMCSに関する情報、好適な空間多重数に関する情報、好適なプレコーダ(Preferred Precoder)を指定する複数の部分プレコーダ情報を計算し、DCC毎のフィードバック情報を生成する。端末装置は、上りリンクのチャネル104を介して、それぞれ周期的に基地局装置101に報告する。ここでは、部分プレコーダ情報PI(Precoder Information)として、部分プレコーダ情報1(PI1)および部分プレコーダ情報2(PI2)を報告する場合について説明する。好適なプレコーダとしては、例えば、下りリンクの伝搬路を考慮した上で、下りリンクの受信信号電力が大きくなるようなプレコーダを算出するという方法などを用いることができる。部分プレコーダ情報PIについての詳細は後述する。
図2は、本実施形態に係る下りリンクの無線フレーム構成の一例を示している。下りリンクはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)アクセス方式が用いられる。下りリンクでは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)、物理下りリンク共用チャネル(PDSCH)などが割り当てられる。また、PDSCHの一部に下りリンク参照信号(RS)が多重される。下りリンクの無線フレームは、下りリンクのリソースブロック(RB;Resource Block)ペアから構成されている。この下りリンクのRBペアは、下りリンクの無線リソースの割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯(RB帯域幅)及び時間帯(2個のスロット=1個のサブフレーム)からなる。1個の下りリンクのRBペアは、時間領域で連続する2個の下りリンクのRB(RB帯域幅×スロット)から構成される。1個の下りリンクのRBは、周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のOFDMシンボルから構成される。物理下りリンク制御チャネルは、端末装置識別子、下りリンク共用チャネルのスケジューリング情報、上りリンク共用チャネルのスケジューリング情報、変調方式、符号化率、再送パラメータなどの下りリンク制御情報が送信される物理チャネルである。
図3は、本実施形態に係る上りリンクの無線フレーム構成の一例を示している。上りリンクはSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。上りリンクでは、物理上りリンク共用チャネル(PUSCH)、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)などが割り当てられる。また、PUSCHやPUCCHの一部に、上りリンク参照信号が割り当てられる。上りリンクの無線フレームは、上りリンクのRBペアから構成されている。この上りリンクのRBペアは、上りリンクの無線リソースの割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯(RB帯域幅)及び時間帯(2個のスロット=1個のサブフレーム)からなる。1個の上りリンクのRBペアは、時間領域で連続する2個の上りリンクのRB(RB帯域幅×スロット)から構成される。1個の上りリンクのRBは、周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のSC−FDMAシンボルから構成される。
図4は、本実施形態に係るサブバンド構成の一例を示している。複数の隣接するRBの帯域幅をまとめてサブバンドを構成し、複数のサブバンドをまとめてBP(Bandwidth Part、部分帯域幅、部分周波数帯域幅)を構成する。図4に示した構成図では、下りリンク帯域幅にS個のサブバンドおよびJ個のBPが配置される。
図5は、本実施形態に係る下りリンクにおける周波数帯域集約の一例を示している。以下では、BP数はJであるDCC1およびBP数はJであるDCC2を含む2つのDCCにより周波数帯域集約される場合を説明する。端末装置102は、基地局装置101に対して、DCC1およびDCC2におけるフィードバック情報を、周期的に報告(フィードバック)する。ここで、端末装置102は、フィードバック情報として、RI、PI1、PI2、W−CQI(Wideband−CQI)、S−CQI(Subband−CQI)を報告する。このとき、RIおよびPI1、PI2およびW−CQIはそれぞれ同時に送信されるが、同時に送信されるそれぞれの情報は、独立のフィードバック情報としてもよいし、ジョイントコーディングによりそれぞれの情報を示すインデックスをフィードバック情報としてもよい。また、W−CQIは下りリンク帯域幅におけるCQIである。S−CQIは各BPを代表するCQIであるため、BP毎に報告される。例えば、S−CQIは、各サブバンドにおけるW−CQIに対する差分のCQIであり、端末装置102が各BPで好適なCQIとなるサブバンドを選択する。そのため、S−CQIを報告する回数(リソース)は、DCCにおけるBP数で決定されることになる。ここで、本実施形態では、端末装置102がフィードバック情報を報告するためのPUCCHリソース(フィードバックリソース)は、報告するDCCの全てで同じ大きさにする。すなわち、報告するDCC間でBP数が異なる場合でも、DCC毎のフィードバックリソースを同じ大きさにする。
図6は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順(プロシージャ)の一例を示している。図6における報告手順では、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数が、報告するDCCの中で最も大きいフィードバックリソース数である場合を説明する。すなわち、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数は、下りリンク帯域幅が最大となるDCCにおけるフィードバックリソース数となる。また、DCC1におけるBP数Jが4であり、DCC2におけるBP数Jが3である場合を説明する。すなわち、各DCCにおけるフィードバックリソース数は、BP数が4の場合に基づいた大きさとなる。
まず、基地局装置101はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS601)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS602)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS603)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS604〜ステップS607)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS604)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS605)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS606)、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4(ステップS607)をそれぞれ報告する。ステップS604〜ステップS607で示されたS−CQIの報告は、ステップS603におけるW−CQIの報告と後述するステップS609におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。ただし、Hは所定の値であり、H=J・K+1で表される。また、図6に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、DCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS608)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS609)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを報告するフィードバックリソースと同じ大きさのフィードバックリソースを用いて、DCC2におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS610〜ステップS613)。具体的には、端末装置102は、DCC2における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS610)、DCC2における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS611)、DCC2における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS612)をそれぞれ報告する。ステップS613で示される4つ目のS−CQIを報告するタイミングでは、端末装置102は何も送信しないか、他の情報を送信する。ステップS610〜ステップS613で示されたS−CQIの報告は、ステップS609におけるW−CQIの報告と後述するステップS603におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC2におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回分のフィードバックリソースを用いて、J・K(=H−1)回周期的に行われる。ただし、Hは所定の値であり、H=J・K+1で表される。また、図6に示す例では、K=1の場合を示している。以降、ステップS602〜ステップS613で示される報告または処理は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図6における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図6で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、各DCCにおける狭帯域に関するフィードバック情報を報告するために割り当てられたサブフレーム数(PUCCH数)を、狭帯域に関するフィードバック情報を報告するために割り当てられたサブフレーム数(PUCCH数)が最も多いDCCでの値に設定する。言い換えれば、各DCCにおけるW−CQIの報告の周期を、W−CQIの報告の周期が最も大きいDCCにおける値に設定する。
このとき、設定されたフィードバックリソースが、S−CQIを報告するために必要なリソース数よりも大きいDCCにおいて、図6で説明する報告手順では、設定されたフィードバックリソースの一部を用いて、S−CQIを報告する。すなわち、DCC2において、J回分のリソースの一部を用いて、J個のS−CQIを報告する。そのようなフィードバックをさらにK回繰り返して行われる。なお、DCC2において、J・K回分のリソースを用いて、J個のS−CQIをK回繰り返して報告してもよい。あるいは、DCC2において、H−1回分のリソースの一部を用いて、H−1個のS−CQIを報告する。なお、以上の説明ではK=1としたが、これに限るものではない。各DCCに共通のK(Kは1以上の整数)を用いてもよいし、各DCCに個別のK(例えばDCC1ではK、DCC2ではKなど)を用いてもよい。この場合、H−1(=J・K)とH−1(=J・K)とを比較して、大きい方の値を用いてW−CQIの報告の周期を決定すればよい。
図6で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、報告するDCCの全てでフィードバック周期(W−CQIの報告の周期)を同じにすることができるため、効率的なフィードバックが実現できる。また、図6で示すような方法は、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。さらに、1つの端末において一定のフィードバック周期を設定することができ、端末間でのリソースの競合が生じにくくなり、スケジューリングの自由度が向上する。
図7は、本実施形態に係るフィードバック周期の一例を示す図である。図7では、図6で説明したフィードバック情報の報告手順におけるフィードバック周期について説明する。また、図7の横軸は時間を示している。それぞれのDCCにおけるW−CQIおよびPI2は、H’・NPサブフレームの周期で、基準となるサブフレームからNOFFSET、CQIだけシフトしたサブフレームで巡回的に報告される。また、それぞれのDCCにおけるRIおよびPI1は、W−CQIおよびW−PMIの周期のMRI倍であるH’・N・MRIの周期で、基準となるサブフレームからNOFFSET、CQI+NOFFSET、RIだけシフトしたサブフレーム、すなわちW−CQIおよびW−PMIからさらにNOFFSET、RIだけシフトしたサブフレームで巡回的に報告される。ここで、図7で示す例では、全てのDCCにおけるフィードバックリソースが、報告するDCCの中で最も大きいフィードバックリソースである場合を説明しているため、H’はHとなる。さらに、S−CQIは、W−CQIの報告周期であるH’・Nサブフレームの期間で報告される。すなわち、それぞれのDCCにおけるS−CQIは、H・N(=(J・K+1)・N)サブフレームの期間で報告される。DCC1におけるS−CQIは、H・Nサブフレームの期間に、J・K(=H−1)回報告される。また、DCC2におけるS−CQIは、H・Nサブフレームの期間に、J・K(=H−1)回報告されるが、図6でも説明したように、K回繰り返して報告する際の各繰返しにおいて、(J−J)回は何も送らないか、他の情報を送信する。ここで、J・K回およびJ・K回報告されるS−CQIのそれぞれは、BPを代表するCQIである。J個およびJ個のBPにおけるCQIを、DCC毎に周波数の低いBPにおけるCQIから順次報告し、下りリンク帯域幅を網羅するようにJ回およびJ回の報告が行われる。さらに、J回およびJ回の報告をそれぞれKサイクル繰り返すことにより、H’・Nサブフレームの期間にJ・K回およびJ・K回の報告が行われる。あるいは、DCC2におけるS−CQIは、H−1個のサブフレームのうち、H−1個のサブフレーム(例えばH−1個のサブフレームのうち最初のH−1個のサブフレーム)を用いて報告し、残りの(H−H)のサブフレームでは何も送らないか、他の情報を送信する。以上のように、m個のDCCにおけるフィードバック情報が、m・H’・N・MRIの周期で行われる。
また、他の観点から図7について説明すると、各DCCにおけるW−CQIは、m・H’・Nの周期で報告される。さらに、各DCCにおけるS−CQIは、各DCCにおけるW−CQIを報告した後にNの周期でJ・K回(XはDCCの番号)報告される。
図8は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示している。図8における報告手順では、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数が、報告するDCCの中で最も大きいフィードバックリソース数である場合を説明する。すなわち、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数は、下りリンク帯域幅が最大となるDCCにおけるフィードバックリソース数となる。また、DCC1におけるBP数Jが4であり、DCC2におけるBP数Jが3である場合を説明する。すなわち、各DCCにおけるフィードバックリソースは、BP数が4の場合に基づいた大きさとなる。
まず、基地局装置101はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS801)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS802)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS803)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS804〜ステップS807)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS804)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS805)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS806)、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4(ステップS807)をそれぞれ報告する。ステップS804〜ステップS807で示されたS−CQIの報告は、ステップS803におけるW−CQIの報告と後述するステップS809におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図8に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、DCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS808)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS809)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを報告するフィードバックリソースと同じ大きさのフィードバックリソースを用いて、DCC2におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS810〜ステップS813)。具体的には、端末装置102は、DCC2における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS810)、DCC2における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS811)、DCC2における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS812)をそれぞれ報告する。ステップS813で示される4つ目のS−CQIを報告するタイミングでは、端末装置102はステップS810で報告したS−CQI1と同じBPにおけるS−CQIを報告する。ステップS810〜ステップS813で示されたS−CQIの報告は、ステップS809におけるW−CQIの報告とステップS803におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC2におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回分のフィードバックリソースを用いて、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図8に示す例では、K=1の場合を示している。あるいは、DCC2において、H−1回分のリソースの一部(例えばH−1個のサブフレームのうち最初のH−1個のサブフレーム)を用いて、H−1個のS−CQIを報告する。さらに、残りの(H−H)のサブフレームでは先に報告したS−CQIと同じBPにおけるS−CQIを送信する。例えば、DCC2において、周波数の低い方からJ個のBPにおけるS−CQIを順次報告し、これをfloor((H−1)/J)サイクル繰り返す。さらに、残りの(J・K−J・floor((H−1)/J))個のサブフレームでは、周波数の低い方から(J・K−J・floor((H−1)/J))個のBPにおけるS−CQIを順次報告する。ここで、floor()は床関数である。以降、ステップS802〜ステップS813で示される報告は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図8における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図8で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、設定されたフィードバックリソース数が、S−CQIを報告するために必要なリソース数よりも大きいDCCにおいて、図8で説明する報告手順では、設定されたフィードバックリソースを用いて、繰り返してS−CQIを報告する。すなわち、DCC2において、J回分のリソースを用いて、J個のS−CQIを繰り返して報告する。そのようなフィードバックをさらにK回繰り返して行われる。なお、DCC2において、J・K回分のリソースを用いて、J個のS−CQIを繰り返して報告してもよい。
図8で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、報告するDCCの全てでフィードバック周期(W−CQIの報告の周期)を同じにする、あるいは報告するDCCの全てでS−CQIの報告に用いるサブフレーム数を同じにすることができるため、効率的なフィードバックが実現できる。また、図8で示すような方法は、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。また、設定されたフィードバックリソースを全て用いることができるため、効果的な適応制御が実現できる。
図9は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示している。図9における報告手順では、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数が、報告するDCCの中で最も小さいフィードバックリソース数である場合を説明する。すなわち、全てのDCCの各々におけるフィードバックリソース数は、下りリンク帯域幅が最小となるDCCにおけるフィードバックリソース数となる。また、DCC1におけるBP数Jが4であり、DCC2におけるBP数Jが3である場合を説明する。すなわち、各DCCにおけるフィードバックリソースは、BP数が3の場合に基づいた大きさとなる。
まず、基地局装置101はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS901)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS902)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS903)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC2におけるS−CQIを報告するフィードバックリソースと同じ大きさのフィードバックリソースを用いて、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS904〜ステップS906)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS904)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS905)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS906)をそれぞれ報告する。このとき、端末装置102は、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4の報告を省略する。ステップS904〜ステップS906で示されたS−CQIの報告は、ステップS903におけるW−CQIの報告と後述するステップS908におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。あるいは、DCC1において、H−1回分のリソースを用いて、H−1個のS−CQIのうちH−1個を報告する。また、図9に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、DCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS907)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS908)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC2におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS909〜ステップS911)。具体的には、端末装置102は、DCC2における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS909)、DCC2における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS910)、DCC2における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS911)をそれぞれ報告する。ステップS909〜ステップS911で示されたS−CQIの報告は、ステップS908におけるW−CQIの報告とステップS903におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC2におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回分のフィードバックリソースを用いて、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図9に示す例では、K=1の場合を示している。あるいは、DCC1において、H−1回分のリソースを用いて、H−1個のS−CQIのうちH−1個(例えばH−1個のS−CQIのうち最初のH−1個のS−CQI)を報告する。例えば、DCC1において、周波数の低い方からJ個のBPにおけるS−CQIを順次報告し、これをfloor((H−1)/J)サイクル繰り返す。さらに、残りの(J・K−J・floor((H−1)/J))個のサブフレームでは、周波数の低い方から(J・K−J・floor((H−1)/J))個のBPにおけるS−CQIを順次報告する。以降、ステップS902〜ステップS911で示される報告は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図9における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図9で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、各DCCにおける狭帯域に関するフィードバック情報を報告するために割り当てられたサブフレーム数(PUCCH数)を、狭帯域に関するフィードバック情報を報告するために割り当てられたサブフレーム数(PUCCH数)が最も少ないDCCでの値に設定する。言い換えれば、各DCCにおけるW−CQIの報告の周期を、W−CQIの報告の周期が最も小さいDCCにおける値に設定する。
このとき、設定されたフィードバックリソースが、S−CQIを報告するために必要なリソースよりも小さいDCCにおいて、図9で説明する報告手順では、設定されたフィードバックリソースを用いて、一部のS−CQIを報告する。そのとき、送信するリソースの無いS−CQIは省略される。すなわち、DCC1において、J回分のリソースを用いて、J個のS−CQIのうちJ個のS−CQIを報告する。その際、(J−J)個のS−CQIは省略される。そのようなフィードバックをさらにK回繰り返して行われる。なお、一部のS−CQIを報告する際に、周波数の低いBPから周期的に報告してもよいし、端末装置102が報告するBPを選択してもよい。あるいは、DCC1において、H−1回分のリソース用いて、H−1個のS−CQIのうちH−1個を報告する。なお、以上の説明ではK=1としたが、これに限るものではない。各DCCに共通のK(Kは1以上の整数)を用いてもよいし、各DCCに個別のK(例えばDCC1ではK、DCC2ではKなど)を用いてもよい。この場合、H−1(=J・K)とH−1(=J・K)とを比較して、小さい方の値を用いてW−CQIの報告の周期を決定すればよい。あるいは、JとJとを比較して小さい方の値を用いてW−CQIの報告の周期を決定してもよい。なお、DCCにおいて、J・K回分のリソースを用いて、J個のS−CQIを繰り返して報告してもよい。
図9で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、フィードバック周期を報告するDCCの全てで同じにすることができるため、効率的なフィードバックが実現できる。また、図9で示すような方法は、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。また、全てのDCCにおいて、冗長に報告するフィードバック情報が無いため、効率的に適応制御が実現できる。
図10は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順(プロシージャ)の一例を示している。図10における報告手順では、S−CQIを報告するDCCとS−CQIを報告しないDCCが混在する場合を説明する。すなわち、DCC1ではS−CQIを報告し、DCC2ではS−CQIを報告しない場合を説明する。また、DCC1におけるBP数Jが4とする。そのとき、各DCCの各々におけるフィードバックリソース数は、S−CQIを報告するDCCのフィードバックリソース数とする場合を説明する。すなわち、各DCCにおけるフィードバックリソースは、BP数が4の場合に基づいた大きさとなる。
まず、基地局装置101はRRC(Radio Resource Control)シグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS1001)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS1002)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS1003)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS1004〜ステップS1007)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS1004)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS1005)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS1006)、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4(ステップS1007)をそれぞれ報告する。ステップS1004〜ステップS1007で示されたS−CQIの報告は、ステップS1003におけるW−CQIの報告と後述するステップS1009におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図10に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、DCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS1008)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS1009)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを報告するフィードバックリソースと同じ大きさのフィードバックリソースに対して、何も送信しないか、他の情報を送信する(ステップS1010〜ステップS1013)。具体的には、端末装置102は、ステップS1010〜ステップS1013で示されるタイミングでは、端末装置102は何も送信しないか、他の情報を送信する。ステップS1010〜ステップS1013で示された動作は、K回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。また、図10に示す例では、K=1の場合を示している。以降、ステップS1002〜ステップS1013で示される報告または処理は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図10における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図10で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、S−CQIを報告するDCCとS−CQIを報告しないDCCが混在する場合、S−CQIを報告しないDCCにおいて、図10で説明する報告手順では、設定されたフィードバックリソースに対して、何も送信しないか、他の情報を送信する。すなわち、DCC2において、J・K回分のリソースに対して、何も送信しないか、他の情報を送信する。なお、S−CQIを報告しないDCCにおける設定されたフィードバックリソースを用いて、他のDCCにおけるS−CQIを報告してもよい。
図10で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、報告するDCCの全てでフィードバック周期(W−CQIの報告の周期)を同じにすることができるため、効率的なフィードバックが実現できる。また、図10で示すような方法は、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。
以上のように、本実施形態で説明した方法を用いることにより、報告するDCC間でBP数が異なる場合でも、DCC毎のフィードバックリソースを同じ大きさにすることができるため、効率的なフィードバックが実現できる。また、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。
また、以上の説明では、全てのDCCにおけるフィードバックリソースが、報告するDCCの中で最大または最小のフィードバックリソースである場合などを説明したが、これに限定されるものではない。所定のDCC(例えば、プライマリーDCC)におけるフィードバックリソースを全てのDCCにおけるフィードバックリソースとしてもよい。ここで、各DCCの帯域幅が所定のDCCよりも大きい場合や小さい場合が生じる。この場合、S−CQIを報告するサブフレームの設定として、上記で説明したような設定にする(例えば、帯域幅が所定のDCCよりも大きいDCCでは図6または図8に示した設定を用い、帯域幅が所定のDCCよりも小さいDCCでは図9に示した設定を用いる)ことで、S−CQIを効率的に報告することができる。なお、プライマリーDCCは、基地局装置101によって、全てのDCCから1つのDCCを端末装置毎に設定される。これにより、プライマリーDCCを設定する通信システムにおいて、より効率よくフィードバックすることができ、効果的な適応制御が実現できる。また、フィードバックリソースの大きさの基準となるDCCを基地局装置101がPDCCHまたはRRCシグナリングを介して、基地局装置固有または端末装置固有に設定してもよい。これにより、適応制御に対する柔軟性を高めることができる。
ここで、部分プレコーダ情報PIについての詳細を説明する。図11は、本実施形態に係る部分プレコーダ情報のコードブックの一例である。このコードブックのサイズは16であり、PI1として4ビットで表すことができるインデックスsを指定することにより、sに対応するW が一意に決定する。
図12は、本実施形態に係るコードブックの一例である。このコードブックのサイズは4であり、PI2として2ビットで表すことができるインデックスtを指定することにより、tに対応するW が一意に決定する。
なお、図11および図12に示したコードブックは一例であり、この他のコードブックを用いることもできる。例えば、図11および図12に示したコードブックのコードブックサイズとは異なるコードブックサイズのコードブックを用いるもできる。
好適なプレコーダは、PI1が示すW とPI2が示すW とを用いて指定されることができる。ここで、好適なプレコーダとしては、例えば、下りリンクの伝搬路を考慮した上で、下りリンクの受信信号電力、下りリンクの受信品質、下りリンクの伝送レートが大きくなるようなプレコーダを採用することができる。
より具体的には、好適なプレコーダFをF=A(s)B(t)と表現するようにシステムで取り決めておき、PI1としてsを、PI2としてtを報告する。ここで、Fはレイヤ数×アンテナポート数のサイズの行列であり、AおよびBは所定のサイズの行列である。ただし、ここでいう行列とは、ベクトルあるいはスカラーを含む概念である。AおよびBとしては、例えば以下のようなにs、tを指定することにより一意に決まる任意の行列を用いることができる。
(1)A(s)=W 、B(t)=V+V とする。ここで、VとVは0と1の要素からなる所定の行列、W は所定のコードブックで指定される行列、W は所定のコードブックで指定されるスカラーである。
(2)A(s)=W 、B(t)=W とする。ここで、W およびW は所定のコードブックで指定される行列である。
(3)A(s)=[W ]、B(t)=W とする。ここで、W およびW は所定のコードブックで指定される行列である。
(4)A(s)=K(U、W )、B(t)=[I W とする。ここで、Uは所定の行列、Iは単位行列、W およびW は所定のコードブックで指定される行列である。また、K(X、Y)は行列Xと行列Yとのクロネッカー積、Xは行列Xの転置行列を表す演算子である。
このように、PI1とPI2とを用いて表現する好適なプレコーダとは、PI1が表現するプレコーダとPI2が表現するプレコーダとを結合したプレコーダとしても表現することができる。なお、ここではプレコーダの結合として、F=A(s)B(t)と表現するようにシステムで取り決めておく場合について説明するが、F=B(s)A(t)やF=K(A(s)、B(t))と表現するような場合など、その他のプレコーダの結合方法をシステムで取り決めておいても同様の効果を得ることができる。
図13は、本実施形態に係るプレコーディング処理の概念図である。ここでは、アンテナポート数が4、レイヤ数が2であり、F=W の場合について説明する。PI1が表すプレコーダであるW により各レイヤの各アンテナポートにおける信号点は変位(ここでは0から2πの範囲で位相が回転)し、さらにPI2が表すプレコーダであるW により各レイヤの各アンテナポートにおける信号点は変位(ここでは0から2πの範囲で位相が回転)する。なお、図13に示した信号点の変位は一例であって、これに限るものではない。
端末装置102は、まずPI1を報告するに際し、各レイヤの各アンテナポートにおける信号点に対して固有の変位を与えるプレコーダ群からなるコードブックから、好適なプレコーダ(プレコーダをかけた後の信号点が好適であるプレコーダ)を決定する。ここで、PI1を決定に用いるコードブックは図11に示すようなコードブックを用いる。端末装置102は、次にPI2を報告するに際し、報告したPI1が表すプレコーダをかけた後の信号点に対して、さらにプレコーダをかけた後の信号点が好適であるプレコーダをコードブックから決定し、そのインデックスをPI2として報告する。ここで、PI2を決定に用いるコードブックは図12に示すようなコードブックを用いる。あるいは、PI2を決定してから、PI1を決定するようにしてもよい。
あるいは、端末装置102は、PI1とPI2とを同時に決定することもできる。PI1とPI2の様々な組み合わせにおいて、W とW とを結合させたプレコーダを調査し、その中から好適なプレコーダを表現するPI1とPI2の様々な組み合わせを決定すればよい。
端末装置102は、下りリンク帯域幅(あるいは下りリンクコンポーネントキャリア帯域幅)単位のPI1とPI2とを報告することもできるし、部分帯域幅単位の報告を行うこともできる。あるいは、下りリンク帯域幅単位のPI1と、部分帯域幅単位のPI2とを報告することもできる。図14はPIを測定するためのRSの一例を示している。広帯域に渡って配置されたRSの測定結果を用いて下りリンク帯域幅単位のPI1を決定し、決定したPI1と部分帯域幅内のRSの測定結果とを用いて、部分帯域幅単位のPI2を決定する。
なお、以上の説明では、DCC間でW−CQIを報告する周期を同じにし、W−CQIを報告する合間でS−CQIを報告するに際し、報告するS−CQIのBPと報告するサブフレームとの対応付ける方法について述べた。この他にも、W−CQIを報告する合間でBP毎のPI1あるいはPI2を報告するようなシステムでは、同様の手法でPI1あるいはPI2を報告するBPとサブフレームとを対応付けるようにすることができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、報告するDCC間でBP数が異なる場合において、DCC毎のフィードバックリソース数を同じにする場合について説明した。本発明の第2の実施形態では、報告するDCC間でBP数が異なる場合において、報告するDCCにおけるBP数に応じて、DCC毎にフィードバックリソース数を設定する場合について説明する。以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
図15は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示している。図15における報告手順では、それぞれのDCCにおけるフィードバックリソース数は、各DCCにおけるBP数に応じて、DCC毎に設定される場合を説明する。すなわち、全てのDCCに対するフィードバック情報のフィードバック周期は、全てのDCCにおけるBP数の合計に基づいて、設定される。また、DCC1におけるBP数Jが4であり、DCC2におけるBP数Jが3である場合を説明する。すなわち、DCC1におけるフィードバックリソースは、BP数が4の場合に基づいた大きさとなり、DCC2におけるフィードバックリソースは、BP数が3の場合に基づいた大きさとなる。また、全てのDCCに対するフィードバック情報のフィードバック周期は、BP数が7の場合に基づいて設定される。
まず、基地局装置101はRRCシグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS1501)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS1502)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS1503)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS1504〜ステップS1507)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS1504)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS1505)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS1506)、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4(ステップS1507)をそれぞれ報告する。ステップS1504〜ステップS1507で示されたS−CQIの報告は、ステップS1503におけるW−CQIの報告と後述するステップS1509におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図15に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、DCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS1508)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS1509)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを報告するフィードバックリソースと同じ大きさのフィードバックリソースを用いて、DCC2におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS1510〜ステップS1512)。具体的には、端末装置102は、DCC2における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS1510)、DCC2における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS1511)、DCC2における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS1512)をそれぞれ報告する。ステップS1510〜ステップS1512で示されたS−CQIの報告は、ステップS1509におけるW−CQIの報告とステップS1503におけるW−CQIの報告との合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC2におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図15に示す例では、K=1の場合を示している。以降、ステップS1502〜ステップS1512で示される報告または処理は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図15における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図15で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、それぞれのDCCにおいて、図15で説明する報告手順では、各DCCにおける狭帯域に関するフィードバック情報を報告するために割り当てられたサブフレーム数(PUCCH数)は、それぞれのDCCにおけるBP数で設定される。また、報告する全てのDCCにおけるBP数の合計に基づいて、全てのDCCに対するフィードバック情報のフィードバック周期が設定される。そのとき、端末装置102は、あるDCCにおいて、他のDCCのBP数を参照して、あるDCCにおけるフィードバック情報の報告タイミング(フィードバックリソース)を設定する。
図15で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、それぞれのDCCにおけるフィードバックリソース数をDCC毎に最適化することができる。また、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。
図16は、本実施形態に係るフィードバック周期の一例を示す図である。図16では、図15で説明したフィードバック情報の報告手順におけるフィードバック周期について説明する。また、図16の横軸は時間を示している。
DCC1におけるW−CQIおよびPI2は、sum(H)・Nサブフレームの周期で、基準となるサブフレームからNOFFSET、CQIだけシフトしたサブフレームで報告される。また、DCC1におけるRIおよびPI1は、W−CQIおよびW−PMIの周期のMRI倍であるsum(H)・N・MRIの周期で、基準となるサブフレームからNOFFSET、CQI+NOFFSET、RIだけシフトしたサブフレーム、すなわちW−CQIおよびW−PMIからさらにNOFFSET、RIだけシフトしたサブフレームで報告される。ただし、H=J・K+1(j=1,2,...,m)であり、Jはj番目のDCCにおけるBP数である。また、sum(x)はxの各要素の総和である。さらに、S−CQIは、DCC1におけるW−CQIの報告とDCC2におけるW−CQIの報告との間の期間であるH・N(=(J・K+1)・N)サブフレームの期間で周期的に報告される。すなわち、DCC1におけるS−CQIは、H・Nサブフレームの期間に、J・K(=H−1)回報告される。
また、DCC2におけるW−CQIおよびPI2は、H・Nサブフレームの周期で、DCC1におけるW−CQIの報告に用いるサブフレームからH・Nだけシフトしたサブフレームで報告される。また、DCC2におけるRIおよびPI1は、W−CQIおよびW−PMIの周期のMRI倍であるsum(H)・N・MRIの周期で、DCC1におけるRIおよびPI1の報告に用いるサブフレームからH・N・MRIだけシフトしたサブフレームで報告される。さらに、S−CQIは、DCC2におけるW−CQIの報告とDCC1におけるW−CQIの報告との間の期間であるH・N(=(J・K+1)・N)サブフレームの期間で周期的に報告される。すなわち、DCC2におけるS−CQIは、H・Nサブフレームの期間に、J・K(=H−1)回報告される。
ここで、DCC1およびDCC2において、J・K回およびJ・K回報告されるS−CQIのそれぞれは、BPを代表するCQIである。J個およびJ個のBPにおけるCQIを、DCC毎に周波数の低いBPにおけるCQIから順次報告し、下りリンク帯域幅を網羅するようにJ回およびJ回の報告が行われる。さらに、J回およびJ回の報告をそれぞれKサイクル繰り返すことにより、H・NおよびH・Nサブフレームの期間にJ・K回およびJ・K回の報告が行われる。
また、他の観点から図16について説明すると、m個のDCCにおけるW−CQIおよびS−CQIは、DCCを巡回するようにsum(H)・Nの周期で報告される。
なお、以上の説明では各DCCに共通のKとしたが、これに限るものではない。各DCCに個別のK(例えばDCC1ではK、DCC2ではKなど)を用いてもよい。その場合、H=J・K+1となる。
図17は、本実施形態に係るフィードバック情報の報告手順の一例を示している。図17における報告手順では、S−CQIを報告するDCCとS−CQIを報告しないDCCが混在する場合を説明する。すなわち、DCC1ではS−CQIを報告し、DCC2ではS−CQIを報告しない場合を説明する。また、DCC1におけるBP数Jが4とする。そのとき、S−CQIを報告するDCCにおけるフィードバックリソースは、そのDCCにおけるBP数に応じて、DCC毎に設定される場合を説明する。すなわち、全てのDCCに対するフィードバック情報のフィードバック周期は、S−CQIを報告するDCCにおけるBP数の合計に基づいて、設定される。
まず、基地局装置101はRRCシグナリングを介して、端末装置102におけるフィードバックのパラメータを設定し、周期的なフィードバックを指示する(ステップS1701)。周期的なフィードバックを指示された端末装置102は、まずDCC1におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC1におけるRIおよびPI1(ステップS1702)、DCC1におけるPI2およびW−CQI(ステップS1703)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。さらに端末装置102は、DCC1におけるS−CQIを周期的に報告する(ステップS1704〜ステップS1707)。具体的には、端末装置102は、DCC1における1番目のBPを代表するS−CQI1(ステップS1704)、DCC1における2番目のBPを代表するS−CQI2(ステップS1705)、DCC1における3番目のBPを代表するS−CQI3(ステップS1706)、DCC1における4番目のBPを代表するS−CQI4(ステップS1707)をそれぞれ報告する。ステップS1704〜ステップS1707で示されたS−CQIの報告は、ステップS1703におけるW−CQIの報告と後述するステップS1709におけるW−CQIの報告の合間にK回(サイクル)繰り返して周期的に行われる。すなわち、DCC1におけるS−CQIの報告は、J・K(=H−1)回周期的に行われる。また、図17に示す例では、K=1の場合を示している。
さらに端末装置102は、S−CQIを報告しないDCC2におけるフィードバック情報を報告する。端末装置102は、設定されたフィードバックのパラメータに従いDCC2におけるRIおよびPI1(ステップS1708)、DCC2におけるPI2およびW−CQI(ステップS1709)をそれぞれ周期的に基地局装置101に報告する。以降、ステップS1702〜ステップS1709で示される報告または処理は繰り返して周期的に行われる。
ここで、図17における縦軸の間隔は時間の大きさを表わしてはいるものではなく、各フィードバック情報の報告は図17で示される順序に限定されるものではない。具体的には、RIあるいはPI1と、それ以外のフィードバック情報を独立してフィードバック周期を設定することができる。すなわち、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとを独立にそれらの周期を設定する場合、それらの報告の順序が入れ替わる場合が生じる。また、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告するサブフレームと、RIあるいはPI1を報告するサブフレームとが同じサブフレームになる場合が生じる。この場合、W−CQI、PI2あるいはS−CQIを報告せずにRIあるいはPI1を報告する。また、ステップ601におけるRRCシグナリングで、RIあるいはPI1あるいはPI2をフィードバックしないように設定することも可能である。その場合は、端末装置102はCQIのみを報告する。
以上のように、S−CQIを報告するDCCとS−CQIを報告しないDCCが混在する場合でも、図17で示すようなフィードバック情報の報告手順を用いることにより、それぞれのDCCにおけるフィードバックリソースをDCC毎に最適化することができる。また、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。
以上のように、本実施形態で説明した方法を用いることにより、報告するDCC間でBP数が異なる場合でも、それぞれのDCCにおけるフィードバックリソースをDCC毎に最適化することができる。また、DCC毎に独立にフィードバックする場合に比べて、整合性を容易に取りながら、フィードバックを行うための制御情報のオーバーヘッドを削減させることができる。
なお、以上の説明では、DCC毎にW−CQIを報告する周期を設定し、W−CQIを報告する合間でS−CQIを報告するに際し、各DCCにおいて、報告するS−CQIのBPと報告するサブフレームとの対応付ける方法について述べた。この他にも、W−CQIを報告する合間でBP毎のPI1あるいはPI2を報告するようなシステムでは、同様の手法でPI1あるいはPI2を報告するBPとサブフレームとを対応付けるようにすることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、本発明に係る基地局装置101および端末装置102が有する機能ブロックについて説明する。以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。
図18は、本実施形態に係る基地局装置101の構成の一例を示す概略図である。基地局装置101は、符号部1801、スクランブル部1802、変調部1803、レイヤーマッピング部1804、プレコーディング部1805、参照信号生成部1806、リソースエレメントマッピング部1807、OFDM信号生成部1808、送信アンテナ(基地局側送信アンテナ)1809、受信アンテナ(基地局側受信アンテナ)1810、受信信号処理部1811、フィードバック情報処理部1812、上位層1813を有する。
上位層1813から送られてくるコードワード(送信データ系列)毎の送信データ(ビット系列)のそれぞれは、符号部1801で誤り訂正符号化およびレートマッピング処理され、スクランブル部1802においてスクランブリング符号が乗算され、変調部1803でPSK(Phase Shift Keying)変調やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調などの変調処理が施される。このとき、上位層1813から送られてくる送信データ系列は、RRCシグナリング用の制御データを含む。レイヤーマッピング部1804では、変調部1803から出力された変調シンボル系列をレイヤ毎に分配する。プレコーディング部1805は、レイヤ毎の変調シンボル系列に対してプレコーディング処理を行う。より具体的には、プレコーディング行列を乗算する。
参照信号生成部1806は、下りリンクRSを生成する。リソースエレメントマッピング部1807は、プレコーディング部1805においてプレコーディングされた変調シンボル系列と、参照信号生成部1806で生成されたRSとを、所定のリソースエレメントにマッピングする。
リソースエレメントマッピング部1807から出力されたリソースブロック群は、OFDM信号生成部1808においてOFDM信号に変換し、下りリンク送信信号として送信アンテナ1809から送信する。
一方、受信アンテナ1810において受信した上りリンク受信信号は、受信信号処理部1811において所定の信号処理が施された後、フィードバック情報がフィードバック情報処理部1812に送られる。フィードバック情報処理部1812は、端末装置102から報告された部分プレコーダ情報を用いて、プレコーディング部1805において用いるプレコーディング行列を決定する。ここで、上記各実施形態で説明したように、端末装置毎に各コンテンツを報告するタイミングを異なって設定することができる。そのため、上位層1813によりフィードバック情報処理部1812におけるRI・CQI・PIの周期およびオフセットが設定され、フィードバック情報処理部1812は、いずれのタイミングで受信信号処理部1811から送られた信号がいずれの端末装置102におけるいずれのコンテンツを含むかを識別し、各端末装置102における好適な適応制御を実現することができる。
図19は、本実施形態に係る端末装置102(受信装置)の構成の一例を示す概略図である。端末装置102は、受信アンテナ(端末側受信アンテナ)1901、OFDM信号復調部1902、リソースエレメントデマッピング部1903、フィルタ部1904、レイヤーデマッピング部1905、復調部1906、デスクランブル部1907、復号部1908、上位層1909、参照信号測定部1910、フィードバック情報生成部1911、送信信号生成部1912、送信アンテナ(端末側送信アンテナ)1913を有する。
受信アンテナ1901において受信した下りリンク受信信号は、OFDM信号復調部1902においてOFDM復調処理が施され、リソースブロック群が出力される。リソースエレメントデマッピング部1903では、RSを参照信号測定部1910に出力するとともに、RSがマッピングされていたリソースエレメント以外のリソースエレメントにおける受信信号をフィルタ部1904に出力する。フィルタ部1904は、リソースエレメントデマッピング部1903から出力された受信信号に対してフィルタリング処理を行う。フィルタリングされた信号は、プレコーディング部1805におけるプレコーディングに対応するデプレコーディング処理がすでに施された状態であり、フィルタ部1904からレイヤ毎の信号が出力される。レイヤーデマッピング部1905では、レイヤーマッピング部1804に対応する結合処理が施され、レイヤ毎の信号をコードワード毎の信号に変換する。変換されたコードワード毎の信号は、復調部1906において、変調部1803における変調処理に対応した復調処理が施され、デスクランブリング部1907において、スクランブル部1802で用いたスクランブリング符号の共役符号が乗算(スクランブリング符号で除算)した後、復号部1908でレートデマッピング処理および誤り訂正復号処理が施されて、コードワード毎の受信データを取得され、上位層1909に送られる。ここで、上位層1909に送られる受信データは、RRCシグナリングのための制御データを含んでおり、上位層1909はRRCシグナリングによる基地局装置101からの指令を取得する。
ここで、フィルタ部1904が行うフィルタリング処理では、受信アンテナ1901毎の受信信号に対して、ZF(Zero Forcing)やMMSE(Minimum Mean Square Error)やMLD(Maximum Likelihood Detection)などの方法を用いて、図18におけるレイヤ毎の信号を検出する。
一方、参照信号測定部1910では、リソースエレメントデマッピング部1903において取得した下りリンクRSが測定され、測定結果はフィードバック情報生成部1911に出力される。フィードバック情報生成部1911では、フィードバックモードに基づき、参照信号測定部1910から出力された下りリンクRSの測定結果を用いて、部分プレコーダ情報やRI、CQIなどのフィードバック情報を生成する。
フィードバック情報生成部1911において生成されたフィードバック情報は送信信号生成部1912において、送信信号に変換され、上りリンク送信信号として送信アンテナ1913を介して送信される。
ここで、上記各実施形態で説明したように、端末装置102毎に各コンテンツを報告するタイミングを異なって設定することができる。そのため、上位層1909によりフィードバック情報生成部1911および送信信号生成部1912におけるRI・CQI・PIの周期およびオフセットが設定され、フィードバック情報処理部1812は、いずれのタイミングでいずれのコンテンツを含む信号を生成するかを識別する。また、送信信号生成部1912は、いずれのタイミングでいずれのコンテンツを含む信号を送信するかを識別する。
なお、上記各実施形態では、フィードバック情報として、好適なプレコーダを基地局に報告する場合について説明したが、不適なプレコーダを報告する場合に関しても、同様の処理を用いることにより、基地局でのプレコーディング処理を効率的に行うことができる。この場合、例えば、伝搬路を考慮した上で、受信信号電力が小さくなるようなプレコーダをコードブックから選択するという方法などを用いることができる。
なお、図18における基地局装置101の全部または一部、あるいは図19における端末装置102の全部または一部との機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、図18における基地局装置101の全部または一部と、図19における端末装置102の全部または一部との機能を集積回路に集約して実現してもよい。基地局装置101、及び端末装置102の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、無線端末装置や無線基地局装置や無線通信システムや無線通信方法に用いて好適である。
101…基地局装置
102…端末装置
103…下りリンク送信信号
104…フィードバック情報
1801…符号部
1802…スクランブル部
1803…変調部
1804…レイヤーマッピング部
1805…プレコーディング部
1806…参照信号生成部
1807…リソースエレメントマッピング部
1808…OFDM信号生成部
1809…送信アンテナ
1810…受信アンテナ
1811…受信信号処理部
1812…フィードバック情報処理部
1813…上位層
1901…受信アンテナ
1902…OFDM信号復調部
1903…リソースエレメントデマッピング部
1904…フィルタ部
1905…レイヤーデマッピング部
1906…復調部
1907…デスクランブル部
1908…復号部
1909…上位層
1910…参照信号測定部
1911…フィードバック情報生成部
1912…送信信号生成部
1913…送信アンテナ
2001…基地局装置
2002…端末装置
2003…下りリンク送信信号
2004…フィードバック情報

Claims (17)

  1. 複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける基地局装置と通信を行う端末装置であって、
    前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告することを特徴とする端末装置。
  2. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記フィードバック周期は、周波数帯域幅が最も大きい前記コンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記フィードバック周期は、周波数帯域幅が最も小さい前記コンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  5. 前記フィードバック周期は、前記基地局装置が前記コンポーネントキャリアの中から指定するプライマリーコンポーネントキャリアにおける前記周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  6. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  7. 前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリア毎に巡回的に報告されることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  8. 前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリアの全てで同じフィードバック周期によって、巡回的に報告されることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標は、前記コンポーネントキャリア毎に固有のフィードバック周期によって、巡回的に報告されることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  10. 複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける端末装置と通信を行う基地局装置であって、
    前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知することを特徴とする基地局装置。
  11. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  12. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
  13. 複数のコンポーネントキャリアを集約できる基地局装置と端末装置との間で通信を行う通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知し、
    前記端末装置は、
    前記基地局装置から通知された前記制御情報に基づいて、前記コンポーネントキャリア毎の前記周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に前記基地局装置に報告する
    ことを特徴とする通信システム。
  14. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアのいずれかにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  15. 前記フィードバック周期は、前記コンポーネントキャリアの全てにおける周波数帯域幅に基づいて設定されることを特徴とする請求項13に記載の通信システム。
  16. 複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける基地局装置と通信を行う端末装置の通信方法であって、
    前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告するステップを有することを特徴とする通信方法。
  17. 複数のコンポーネントキャリアを集約できる通信システムにおける端末装置と通信を行う基地局装置の通信方法であって、
    前記コンポーネントキャリア毎の周波数帯域幅における好適な伝送レートを指定する受信品質指標を周期的に報告するためのフィードバック周期を前記コンポーネントキャリアの各々で同じになるように設定し、前記フィードバック周期を用いて前記基地局装置に報告させるための制御情報を前記端末装置に通知するステップを有することを特徴とする通信方法。
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WO2014188522A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 富士通株式会社 通信装置、及び通信制御方法

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WO2014188522A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 富士通株式会社 通信装置、及び通信制御方法
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