JP2012005165A - 長尺物固定部付電線保護具 - Google Patents

長尺物固定部付電線保護具 Download PDF

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Abstract

【課題】電線を保護する電線保護具に、電線と長尺部材とを所定の位置関係に保つ構成を低コストで組込めるようにすること。
【解決手段】電線保護本体部22と長尺物固定部30とを備えている。電線保護本体部22は、不織布がホットプレスされることにより電線10を覆うようにして収容可能な形状に形成されている。長尺物固定部30は、不織布がホットプレスされることにより長尺物40を保持可能な形状に形成され、電線保護本体部22に一体化されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両等に設けられる電線を保護すると共に、電線と長尺物とを所定の位置関係に保つ技術に関する。
従来、ワイヤーハーネスをリーンホースに取付ける技術として、特許文献1に開示のものがある。
特許文献1は、ワイヤーハーネスを把持する把持部とリーンホースを弾性的に把持する弾性把持部とからなるクランプを開示している。また、特許文献2には、ワイヤーハーネスに一体的にウオッシャーホースを固定するためのホース保持具が開示されている。
特開2000−166061号公報 特開平11−43021号公報
ところで、ワイヤーハーネスを不織布で覆った状態で、当該不織布をホットプレスして電線保護具を形成する技術が提案されている。ワイヤーハーネスを覆った状態でホットプレスされた不織布は、一定の形状を保った状態で硬化するため、ワイヤーハーネスの経路を規制する機能及びワイヤーハーネスを保護する役割を果す。
上記のように電線保護具が形成されたワイヤーハーネスとリーンホース等の長尺部材とを所定の位置関係に保つためには、別途製造されたクランプを電線保護具に取付ける必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されたようなクランプは、溶融した樹脂を高圧で金型に流し込んで成型した金型成形品であるため、製造コストが高い。また、特許文献2では、固定専用別部品としてのホース保持具が必要となる。このため、電線保護具を形成したワイヤーハーネスの製造コストが大きくなる恐れがある。
そこで、本発明は、電線を保護する電線保護具に、電線と長尺部材とを所定の位置関係に保つ構成を低コストで組込めるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る長尺物固定部付電線保護具は、不織布がホットプレスされることにより電線を覆うようにして収容可能な形状に形成された電線保護本体部と、不織布がホットプレスされることにより長尺物を保持可能な形状に形成され、前記電線保護本体部に一体化された長尺物固定部とを備える。
第2の態様は、第1の態様に係る長尺物固定部付電線保護具であって、前記長尺物固定部は、長尺部を挟込む一対の保持片を有する。
第3の態様は、第2の態様に係る長尺物固定部付電線保護具であって、前記一対の保持片の外面は、ホットプレスにより硬化され、前記一対の保持片の内面は、その外面よりも硬化されない状態に保たれている。
第4の態様は、第2又は第3の態様に係る長尺物固定部付電線保護具であって、前記一対の保持片の先端部が、それらの間に挟込まれた長尺物を抜止めする形状に硬化された部分を有する。
第5の態様は、第1の態様に係る長尺物固定部付電線保護具であって、前記長尺物固定部は、前記電線保護本体部との間で前記長尺物を挟込む片持ち状保持片を有する。
第1の態様によると、長尺物固定部は、不織布がホットプレスされることにより長尺物を保持可能な形状に形成されているため、樹脂等による金型成形品と比べて、低コストで製造できる。このため、電線保護具に、電線と長尺部材とを所定の位置関係に保つ構成を低コストで組込むことができる。
第2の態様によると、長尺物を、一対の保持片間において精度よく保持することができる。
第3の態様によると、一対の保持片の外面が硬化されているため、長尺物固定部は、長尺物を保持可能な形状を維持することができる。また、一対の保持片の内面は、その外面よりも硬化されない状態に保たれているため、一対の保持片間に長尺物を挟んだ状態で、その保持状態をより確実に維持することができる。
第4の態様によると、長尺物の抜けをより確実に抑制することができる。
第5の態様によると、長尺物を電線保護本体部から離れないように保持できる。
実施形態1に係る長尺物固定部付電線保護具を示す斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 長尺物固定部付電線保護具の長尺物固定部を示す説明図である。 同上の長尺物固定部に長尺物を固定した状態を示す説明図である。 長尺物固定部付電線保護具の製造工程を示す説明図である。 長尺物固定部付電線保護具の製造工程を示す説明図である。 変形例1Aに係る一対の保持片を示す説明図である。 変形例1Bに係る一対の保持片を示す説明図である。 変形例1Cに係る一対の保持片を示す説明図である。 変形例1Cに係る一対の保持片を示す説明図である。 実施形態2に係る長尺物固定部付電線保護具を示す部分説明図である。 同上の長尺物固定部付電線保護具の製造工程例を示す説明図である。 変形例2Aに係る片持ち状保持片を示す説明図である。 変形例2Bに係る片持ち状保持片を示す説明図である。 変形例2Cに係る片持ち状保持片及び抜止め補助片を示す説明図である。 変形例2Dに係る片持ち状保持片を示す概略斜視図である。 変形例2Dに係る片持ち状保持片を示す説明図である。 変形例2Dに係る片持ち状保持片を示す説明図である。 実施形態3に係る長尺物固定部付電線保護具を示す部分説明図である。
<実施形態1>
実施形態1に係る長尺物固定部付電線保護具について説明する。図1は長尺物固定部付電線保護具20を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線断面図であり、図3は長尺物固定部付電線保護具20の長尺物固定部30を示す説明図であり、図4は同長尺物固定部30に長尺物40を固定した状態を示す説明図である。
なお、ここでは、固定対象である長尺物40として、車両においてウオッシャー液を供給するウオッシャーホースを想定した例で説明する。もっとも、長尺物としては、ウオッシャーホースのように、曲げ可能な長尺物の他、車両に設けられるリーンホース等、一定形状を維持する長尺物であってもよい。また、長尺物固定部付電線保護具20と長尺物40とは、それらが所定の位置関係に保たれる関係で相互固定されればよく、一定位置に固定された長尺物固定部付電線保護具20に長尺物40が固定される例であっても、一定位置に固定された長尺物40に本長尺物固定部付電線保護具20が固定される例であってもよい。
長尺物固定部付電線保護具20は、電線保護本体部22と長尺物固定部30とを備えている。
電線保護本体部22及び長尺物固定部30は、不織布をホットプレスすることにより形成されている。
不織布としては、加熱工程を経ることにより硬くなることが可能な不織布を用いることができる。かかる不織布として、絡み合う基本繊維と接着樹脂(バインダとも呼ばれる)とを含むものを用いることができる。接着樹脂は、基本繊維の融点よりも低い融点(例えば、110℃〜115℃)を有する樹脂である。そして、不織布を、基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い加工温度に加熱することで、接着樹脂が溶融して基本繊維間に染みこむ。この後、不織布が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化する。これより、不織布が加熱前の状態よりも硬くなり、加熱時の成形形状に維持されるようになる。また、複数の不織布を重ね合せた状態で加圧及び加熱すると、溶融した樹脂が不織布の重ね合せ部分に染こむ。これにより、重ね合された不織布同士が接合されるようになる。
接着樹脂は、粒状であっても繊維状であってもよい。芯繊維の外周に接着樹脂層を形成してバインダ繊維を構成し、これを基本繊維と絡み合わせるようにしてもよい。この場合の芯繊維としては、上記基本繊維と同材料のものを用いることができる。
上記基本繊維としては、接着樹脂の融点で繊維状態を保ち得ればよく、樹脂繊維の他、各種繊維を用いることができる。また、接着樹脂としては、基本繊維の融点よりも低い融点を持つ熱可塑性樹脂繊維を用いることができる。基本繊維と接着樹脂の組合わせとしては、基本繊維をPET(ポリエチレンテレフタレート)の樹脂繊維とし、接着樹脂をPETとPEI(ポリエチレンイソフタレート)の共重合樹脂とした例が挙げられる。この場合、基本繊維の融点はおよそ250℃であり、接着樹脂の融点は110℃〜150℃である。このため、不織布を110℃〜250℃の温度に加熱すると、接着樹脂が溶融し、溶融せずに繊維状を保つ基本繊維間に染込む。そして、不織布が接着樹脂の融点よりも低い温度になると、基本繊維同士を結合した状態で接着樹脂が固化し、不織布は硬くなって加熱時の成形形状を維持する。
また、ホットプレスとは、加工対象物である不織布を金型間に挟込み、加熱状態で金型に圧を加えて不織布を成型加工することをいう。上記電線保護本体部22と長尺物固定部30とは、一体としてホットプレスにより形成されてもよいし、別々にホットプレスにより形成されてもよい。本長尺物固定部付電線保護具20を製造するためのより具体的な製造加工例については後にさらに詳述する。
電線保護本体部22は、電線10を覆うようにして収容可能な形状に形成されている。
ここで、電線10としては、車両等において各種電気機器間を相互接続するワイヤーハーネスを構成するものが想定される。本長尺物固定部付電線保護具20による保護対象となる電線10は、1本であってもよいし、複数本であってもよい。ここでは、複数の電線10が束ねられた電線束12が保護対象である例で説明する。
電線保護本体部22は、ここでは、円筒状に形成されている。もっとも、電線保護本体部22は、円筒状である必要はなく、角筒状、適宜開口を有する筺状等、電線を収容可能な形状であればよい。また、電線保護本体部22は、電線10の配線形態に合わせて屈曲する筒状に形成されていてもよく、直線筒状に形成されていてもよい。
ここでは、2枚の不織布で電線束12を挟込んだ状態で、当該不織布をホットプレスすることより電線保護本体部22が形成されている。このため、電線保護本体部22の内周面は、電線束12を覆った状態で不織布がホットプレスされる態様で電線束12に密着している。また、電線束12の両側部では、2枚の不織布の端縁部同士がホットプレスの加熱及び圧縮作用によって相互接合され、接合端縁部21が形成されている。接合端縁部21は、電線保護本体部22が電線束12を覆った状態を維持する役割を果す。
なお、電線保護本体部22は、電線10を覆わない状態でホットプレスにより形成された後、電線10が内部に収容されるものであってもよい。
長尺物固定部30は、長尺物40を保持可能な形状に形成され、上記電線保護本体部22に一体化されている。
より具体的には、長尺物固定部30は、電線保護本体部22に収容される電線10の長手方向に沿って部分的に形成されている。もっとも、長尺物固定部30は、電線10の長手方向に沿って連続的に形成されていてもよい。つまり、長尺物固定部30は、長尺物40を部分的に固定保持する構成であっても、長尺物40をその長手方向全体に亘って固定保持する構成であってもよい。長尺物固定部30は、長尺物40を挟込み可能な一対の保持片32を有している。一対の保持片32は、電線保護本体部22の外周部から径方向外側に向けて延出する略方形板状部材に形成されている。また、一対の保持片32の間には、電線保護本体部22の外方及び電線10の延在方向両側に向けて開口する空間33が形成されている。そして、一対の保持片32の外方開口より、一対の保持片32間に長尺物40を配設できるようになっている。
また、一対の保持片32は、不織布をホットプレスすることにより形成されているので、撓み変形可能な板状に形成されている。一対の保持片32間の間隔寸法、即ち、溝33の幅寸法は、固定対象となる長尺物固定部30の直径寸法よりも小さく設定されている。従って、一対の保持片32間に長尺物40を配設する際には、当該一対の保持片32を外方に弾性変形させつつ、当該一対の保持片32間に配設することとなる。そして、長尺物40を一対の保持片32間に挟込んだ状態では、一対の保持片32が自己の弾性復元力により長尺物40を挟込んだ状態で保持するようになっている。
また、一対の保持片32の外面は、ホットプレスにより硬化されており(図3及び図4の斜線を付した領域参照)、一対の保持片32の内面は、その外面よりも硬化されない状態に保たれている(図3において2点鎖線で囲まれた領域参照)。つまり、一対の保持片32をホットプレスする際に、一対の保持片32の内面を加熱せず、一対の保持片32の外面を加熱している。そして、一対の保持片32の外面を加熱しているため、当該一対の保持片32の外面は硬化しており、これにより、一対の保持片32の形状維持が図られている。また、一対の保持片32の内面には、不織布の繊維が絡み合った柔軟な部分が露出している。このため、一対の保持片32間に長尺物40を挟込んだ状態で、一対の保持片32の内面が長尺物40の外周形状に応じた形状に凹む(図4参照)。これにより、一対の保持片32の間から長尺物40が脱落し難いようになっている。
なお、一対の保持片32の内面は、長尺物40を挟む部分(特に長尺物40が接触する部分)で柔軟な部分が露出していればよく、その他の部分はホットプレスにより硬化していてもよい。ここでは、一対の保持片32の内面先端部32aがホットプレスにより硬化された部分とされ、長尺物40の形状に倣った凹み変形が抑制されている。かかる一対の保持片32の内面先端部32aにより、一対の保持片32間に挟込まれた長尺物40の抜止めが図られている。
上記長尺物固定部付電線保護具20の一製造例について説明する。ここでは、電線保護本体部22と長尺物固定部30とが、連続する不織布によって一体形成される例について説明する。図5及び図6は、長尺物固定部付電線保護具20の製造工程を示す説明図である。
すなわち、長尺物固定部付電線保護具20は、ホットプレス用成形型50を用いて製造される。ホットプレス用成形型50は、下型52と、上型60と、仕切部材70とを有している。
下型52は、熱伝導性に優れた金属等により形成された部材であり、その一主面(上面)に下型面54が形成されている。下型面54は、上方に開口する半円状溝部分55と当該半円状溝部分55の両側縁部に設けられた一対の側縁加圧面56とを有している。
上型60は、熱伝導性に優れた金属等により形成された長尺部材であり、その一主面(下面)に上型面64が形成されている。上型面64は、下方に開口する半円状溝部分65と当該半円状溝部分65の両側縁部に設けられた一対の側縁加圧面66とを有している。
上型面64の半円状溝部分65は下型面54の半円状溝部分55に対向して配設され、上型面64の一対の側縁加圧面66は下型面54の一対の側縁加圧面56に対向して配設されている。
また、上型60のうち一方側(図5及び図6では左側)の側縁加圧面66の外方に側壁部67が突出形成されている。そして、後述するように下型52と上型60とを近接させた状態で、一方の側縁加圧面56と一方の側縁加圧面66との間の空間の外方が、当該側壁部67によって閉塞されるようになっている。
また、下型52のうち他方側(図5及び図6では右側)の側縁加圧面56の外方に突出型部58が形成されると共に、上型60のうち他方側(図5及び図6では右側)の側縁加圧面66の外方に突出型部68が形成されている。これらの下型52の突出型部58と上型60の突出型部68とは対向して配設され、それらの間に仕切部材70が配設されるようになっている。
なお、上記下型52及び上型60には、加熱装置としてのヒーター80が設けられる。ヒーター80は、下型面54及び上型面64を、基本繊維の融点よりも低くかつ接着樹脂の融点よりも高い温度に加熱するものである。本ヒーター80は、下型52及び上型60内に埋設されたものであってもよいし、下型52及び上型60の外面に熱伝達可能な態様で取付けられたものであってもよい。
仕切部材70は、多孔質セラミックス等、断熱材料によって、溝33の幅寸法と同じ厚み寸法の板形状に形成されている。この仕切部材70は、下型52及び上型60のうち長尺物固定部30を形成することとなる部分に配設される。この仕切部材70を、不織布のうち一対の保持片32の内面を形成する部分に押し当てることによって、当該一対の保持片32の内面部分を非加熱状態で加圧できるようになる。なお、仕切部材70のうち一対の保持片32の内面先端部32aに当接する部分72は、加熱可能に構成されている。当該部分72を加熱するための構成としては、仕切部材70にヒーターを組込んで加熱する構成、或は、下型52及び上型60の少なくとも一方の熱を伝達して加熱する構成等を採用することができる。また、仕切部材70に接触した部分で不織布90の加熱を抑制するため、仕切部材70を冷却或は放熱する構成としてもよい。
このホットプレス用成形型50を用いて長尺物固定部付電線保護具20を製造する手順について説明する。
まず、図5に示すように、下型52の下型面54上に、不織布90と電線束12と不織布90とが配設された状態とする。より具体的には、下型52の下型面54上に一枚の不織布90が配設されている。不織布90は下型面54の略全体に亘って配設可能な長方形状シート状に形成されている。また、不織布90の側部には、上記長尺物固定部30を形成するための延設片部分92が形成されている。この不織布90の幅方向中央部上に、下型面54の半円状溝部分55の延在方向に沿って電線束12が載置され、さらに、それらの上に他の一枚の不織布90が重ね合せられるように配設されている。つまり、2枚の不織布90の間に電線束12が挟まれた状態で、それらが下型面54上に配設されている。この際、上下の延設片部分92の間に、上記仕切部材70が配設される。
この後、下型52及び上型60を加熱した状態で、下型52及び上型60を近接移動させ、両者間に圧を加える。すると、図6に示すように、半円状溝部分55、65の間で不織布90、90が比較的高い圧縮程度で圧縮されると共に、不織布90、90が半円状溝部分55、65に接触する部分を中心として加熱される。また、電線束12の両側方では、側縁加圧面56、66により一対の不織布90の側縁部が加圧状態下で加熱され、これにより溶融した接着樹脂によって一対の不織布90の側縁部が接着されて、接合端縁部21が形成される。この後、不織布90が冷却されると、外周面を中心として硬化した電線保護本体部22が得られる。これにより、電線束12を一定経路に維持し得る程度に曲げ困難な電線保護本体部22が形成される。
また、上下の延設片部分92のうち下型面54、上型面64及び仕切部材70の加熱部分72に当接する部分では、不織布90の接着樹脂が十分に溶融するので、冷却後には溶融した接着樹脂が凝固して硬化する。つまり、一対の保持片32のうち外面、先端面、及び、内面先端部32aは硬化する。一方、上下の延設片部分92のうち仕切部材70に当接する部分では、不織布90の接着樹脂の溶融は抑制される。このため、一対の保持片32の内面の硬化は抑制され、少なくとも、一対の保持片32の外面よりも柔らかい状態を維持することができる。これにより、長尺物固定部30を挟込んで保持可能な長尺物固定部30が形成される。
この後、下型52及び上型60を離間移動させ、両者間からホットプレスされた不織布90等を取出すと共に、仕切部材70を取除くと、長尺物固定部付電線保護具20が得られる。ホットプレス後の冷却は、下型52と上型60との間に存在する状態で行われてもよいし、それらの間から取出された状態で行われてもよい。
なお、本実施形態では、長尺物固定部付電線保護具20の長手方向に沿って部分的に、長尺物固定部30を形成している。このため、長尺物固定部30を形成すべき部分以外では、仕切部材70等が省略され、また、下型面54及び上型面64は、長尺物固定部30を省略した接合端縁部21を形成可能な形状に形成されている。
以上のように構成された長尺物固定部付電線保護具20によると、長尺物固定部30は、不織布90がホットプレスされることにより長尺物40を保持可能な形状に形成されている。このため、比較的高い樹脂圧で溶融樹脂を送込んで金型成型する一般的な樹脂成形品と比べて、低コストで長尺物固定部30を製造することができる。従って、ウオッシャーホース等の長尺物40と電線10とを所定の位置関係に保つ構成を低コストで得ることができる。
また、一対の保持片32間に長尺物40を挟込んで固定する構成としているため、長尺物を一対の保持片32の幅方向において精度よく保持することができる。
また、一対の保持片32の外面が硬化されているため、長尺物固定部30は長尺物40を保持可能な形状を維持することができる。同時に、一対の保持片32の内面は、その外面よりも硬化されない状態に維持されているため、一対の保持片32間に長尺物40を挟んだ状態で、長尺物40が脱し難くなり、長尺物40の保持状態をより確実に維持することができる。
しかも、一対の保持片32の内面先端部32aが硬化されているため、当該内面先端部32aでの変形を抑制することができ、これにより、長尺物40の抜けをより確実に抑制することができる。
また、電線保護本体部22と長尺物固定部30とが連続する不織布90によって一体形成されているため、電線保護本体部22と長尺物固定部30とを容易かつ少ない工数で製造することができる。
上記実施形態を前提とする変形例1A〜1Cについて説明する。
図7に示す変形例1Aでは、一対の保持片32に対応する一対の保持片32Aが設けられている。一対の保持片32Aは、内面及び外面の全体が加熱により硬化された構成とされている。なお、このように一対の保持片32Aの内面も硬化させたい場合、仕切部材としてヒーター等により加熱可能なものを用いることで実現できる。また、一対の保持片32Aの先端部に、内向きに突出するストッパ部33Aが形成されている。このストッパ部33Aも、不織布90をホットプレスにより硬化させることによって形成されている。一対の保持片32A間の間隔寸法は、長尺物固定部30の直径と同じであっても、異なっていてもよい。しかしながら、対向するストッパ部33Aの間隔寸法は、長尺物固定部30の直径よりも小さい。従って、一対の保持片32A間に長尺物40を挿入固定した状態で、ストッパ部33Aが長尺物40を抜止めするようになっている。
図8に示す変形例1Bでは、一対の保持片32に対応する一対の保持片32Bが設けられている。一対の保持片32Bの先端部には、内向きに突出するストッパ部33Bが設けられている。ストッパ部33Bのうち一対の保持片32Bの延在方向先端側の面は、その先端側に向けて外向き傾斜するガイド面34Bに形成されている。そして、長尺物40を一対の保持片32B間に挿入する際に、長尺物40をガイド面34Bに押し当てることで、一対の保持片32Bが容易に外方に開く。これにより、長尺物40を一対の保持片32B間に挟込む作業を容易に行えるようになっている。
図9及び図10に示す変形例1Cでは、一対の保持片32に対応する一対の保持片32Cが設けられている。一対の保持片32Cは、内面及び外面の全体が加熱により硬化された構成とされている。また、一対の保持片32Cは、外方から内向きに向うように湾曲する板状に形成されており、一対の保持片32Cの間隔寸法が、その基端部から先端部に向けて徐々に小さくなるように形成されている。なお、一対の保持片32Cの先端部間の間隔寸法は、長尺物40の直径よりも小さい。そして、一対の保持片32Cの先端部間を通って、長尺物40を一対の保持片32C間に配設すると、一対の保持片32Cによって抱持されるようにして長尺物40が挟込み保持される。つまり、一対の保持片32Cのうち内向き傾斜する先端部分が、長尺物40を抜止めする形状に硬化された部分として機能している。
<実施形態2>
実施形態2に係る長尺物固定部付電線保護具について説明する。図11は実施形態2に係る長尺物固定部付電線保護具120を示す部分説明図である。
実施形態2に係る長尺物固定部付電線保護具120では、長尺物固定部30に対応する長尺物固定部130が、電線保護本体部22との間で長尺物40を挟込み可能な片持ち状保持片132を有している。なお、本実施形態2では、上記実施形態1との相違点を中心に説明し、実施形態1との共通構成部分については同一符号を付する等してその説明を省略する。
片持ち状保持片132は、電線保護本体部22の側方に少なくとも一枚の不織布を延出させてホットプレス加工することにより形成されている。ここでは、片持ち状保持片132は、底部134と、挟込み片部136とを有している。底部134は、電線保護本体部22の外側方に延出する板状に形成されている。ここでは、底部134は、一対の不織布の加熱による接合部分によって形成されている。また、挟込み片部136は、底部134に対してL字状をなすように延出形成されている。ここでは、挟込み片部136は、底部134より少なくとも一枚の不織布を延出させ、底部134に対してL字状をなす形態でホットプレス加工することにより形成されている。また、挟込み片部136の先端部には、電線保護本体部22側に突出するストッパ部133が形成されている。ストッパ部133も、底部134及び挟込み片部136と同様に、不織布90をホットプレスにより硬化させることによって形成されている。
上記挟込み片部136と電線保護本体部22の外周面との間隔寸法は、長尺物固定部30の直径と同じであっても、異なっていてもよい。しかしながら、ストッパ部133の先端部と電線保護本体部22の外周面との間隔寸法は、長尺物固定部30の直径よりも小さい。従って、挟込み片部136と電線保護本体部22との間に長尺物40を挿入固定すると、ストッパ部133が長尺物40の抜止めを図るようになっている。
このような片持ち状保持片132は、例えば、図12に示すように、片持ち状保持片132の内面を形作る中間型168を用いることとで、電線保護本体部22に対して容易に一体形成できる。
すなわち、下型152及び上型162として、電線保護本体部22及び片持ち状保持片132の下向き面及び上向き面を形成可能な型面を有するものを準備する。また、中間型168として、片持ち状保持片132の内面を形成可能なブロック状又は棒状の金型を準備する。この中間型168も、上型162等の熱を受けて又は自身に組込まれた加熱手段によって接触する不織布を加熱可能である。そして、一対の不織布90によって電線保護本体部22をホットプレス加工する際に、不織布90の側部を部分的に延出させておき、当該延出部分を中間型168と下型152及び上型162の各型面の間に挟込んで加熱することにより、上記挟込み片部136を形成することができる。なお、加熱後の中間型168は、電線保護本体部22の長手方向に沿って抜くか、或は、片持ち状保持片132を弾性変形させることで、取去ることができる。
このように構成された長尺物固定部付電線保護具120によると、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
特に、長尺物固定部130は、電線保護本体部22との間で長尺物40を挟込む片持ち状保持片132を有しているため、長尺物40を電線保護本体部22の外周面に接触させて離れないように保持することができる。このため、電線保護本体部22が屈曲する部分で、当該電線保護本体部22に沿って柔軟な長尺物40を沿わせて固定するような場合に、適している。
上記実施形態を前提とする変形例2A〜2Dについて説明する。
図13に示す変形例2Aでは、上記片持ち状保持片132に対応する片持ち状保持片132Aが設けられている。片持ち状保持片132Aは、上記挟込み片部136に対応する挟込み片部136Aを有している。この挟込み片部136Aの内面は、加熱によって硬化されておらず、不織布の繊維が絡み合った柔軟な性質を呈している(図13において2点鎖線で囲った領域参照)。また、挟込み片部136Aの内面先端部136Aaは、加熱により硬化されている。また、挟込み片部136Aと電線保護本体部22との間隔寸法は、長尺物40の直径寸法よりも小さく設定されている。このため、電線保護本体部22と挟込み片部136Aとの間に長尺物40を挟込んだ状態で、挟込み片部136Aの内面が長尺物40の外周形状に応じた形状に凹む(図13参照)。これにより、電線保護本体部22と挟込み片部136Aとの間から長尺物40が脱落し難いようになっている。しかも、挟込み片部136Aの内面先端部136Aaが硬化されているため、当該内面先端部136Aaでの変形を抑制することができ、これにより、長尺物40の抜けをより確実に抑制することができる。
図14に示す変形例2Bでは、上記片持ち状保持片132に対応する片持ち状保持片132Bが設けられている。片持ち状保持片132Bは、上記挟込み片部136に対応する挟込み片部136Bを有している。挟込み片部136Bは、弧状に湾曲する板状、好ましくは、長尺物40の直径と同じかそれよりも小さい直径で弧状に湾曲する板状に形成されている。そして、電線保護本体部22の外周と挟込み片部136Bとの間に長尺物40を挿入すると、挟込み片部136Bの弧状内面が長尺物40の外周面に抱持状に接触し、これにより、長尺物40が抜止め状に保持されるようになっている。つまり、挟込み片部136Bのうち内向き傾斜する先端部分が、長尺物40を抜止めする形状に硬化された部分として機能している。
図15に示す変形例2Cでは、上記変形例2Bにおいて、抜止め補助片138Cが追加されている。すなわち、電線保護本体部22の外周囲に、電線保護本体部22の外周囲と挟込み片部136Bの先端部との隙間を部分的に塞ぐようにして抜止め補助片138Cが突設されている。抜止め補助片138Cは、弧状に湾曲する板状に形成され、挟込み片部136Bの先端部に向けて延在している。そして、電線保護本体部22の外周囲と挟込み片部136Bとの間に長尺物40を挿入配置すると、抜止め補助片138Cの先端部が長尺物40に当接して、長尺物40の抜けを抑制するようになっている。抜止め補助片138Cは、電線保護本体部22を形成する不織布の一部をホットプレス加工したものであっても、別途不織布をホットプレス加工したものを接着剤等で固定したものであってもよい。この場合、挟込み片部136Bの長さ寸法は、変形例2Bの場合より短くてもよい。
図16〜図18に示す変形例2Dでは、上記片持ち状保持片132に対応する片持ち状保持片132Dが設けられている。片持ち状保持片132Dは、抱持部分132Daと、ロック片部分132Dbとを有している。抱持部分132Daは、長尺物40の外周形状に対応する弧状形状に形成されており、その基端部は電線保護本体部22の外周囲に固定されている。また、抱持部分132Daの先端部にロック片部分132Dbが設けられている。ロック片部分132Dbには、後述するロック部134Dを係止可能な係止孔132Dbhが形成されている。また、電線保護本体部22の外周囲であって抱持部分132Daの先端部に対向する位置にロック部134Dが設けられている。ロック部134Dは、片持ち状保持片132Dに対して反対側に突出する突出すると共に、ロック部134Dの先端側に向けて順次高さ寸法が小さくなる突出部134Daを有している。そして、電線保護本体部22の外周囲と保持部分132Daとの間に長尺物40を配設した状態で、ロック部134Dをロック片部分132Dbの係止孔132Dbh内に挿入して、突出部134Daを係止孔132Dbhの周縁部に係止させる。これにより、電線保護本体部22の外周囲と保持部分132Daとの間に長尺物40が固定された状態が維持される(図18参照)。
上記ロック部134Dは、電線保護本体部22を形成する不織布の一部をホットプレス加工したものであっても、別途不織布をホットプレス加工したものを接着剤等で固定したものであってもよい。
<実施形態3>
実施形態3に係る長尺物固定部付電線保護具について説明する。図19は実施形態3に係る長尺物固定部付電線保護具220を示す部分説明図である。
実施形態3に係る長尺物固定部付電線保護具220では、長尺物固定部30に対応する長尺物固定部230が、複数の交互保持片232を有している。なお、本実施形態3では、上記実施形態1との相違点を中心に説明し、実施形態1との共通構成部分については同一符号を付する等してその説明を省略する。
すなわち、交互保持片232は、電線保護本体部22(図19では直線部分を示している)に収容される電線10の長手方向に沿って複数設けられている。各交互保持片232間には、電線10の長手方向に沿って間隔が設けられていても、連続して間隔無く設けられていてもよい。そして、隣合う交互保持片232が長尺物40を挟んで互いに反対側から当該長尺物40に当接することにより、当該長尺物40を固定できるようになっている。ここでは、各交互保持片232は、長尺物40の外周形状に合わせた弧状板状に形成されている。また、各交互保持片232の内側面が電線10の長手方向に沿って交互に反対側を向くようになっている。そして、各交互保持片232の内周面が、長尺物40の長手方向に沿って交互に長尺物40の外周面に接触するように、長尺物40を配設する。これにより、長尺物40が複数の交互保持片232によって保持される。交互保持片232は、少なくとも3つあることが好ましい。
本実施形態によると、複数の交互保持片232によって長尺物40を保持することができ、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
また、各交互保持片232自体は比較的単純な形状を有しているため、仕切部材或は中間型等が無くとも、電線保護本体部22に対して一体形成し易い。
なお、各交互保持片232は、長尺物40の一側部に当接可能な形状であればよく、例えば、実施形態1における一方側の保持片32、32A、32B、32Cの形状を採用してもよい。
<変形例>
なお、上記実施形態及び変形例で説明した長尺物固定部30、130、230は、電線保護本体部22と一体形成されていてもよいし、電線保護本体部22とは別途形成された後固着されて一体化されてもよい。
前者の例としては、既に説明したように、電線保護本体部22と長尺物固定部30、130、230とを連続する不織布によって一体形成した構成とすることができる。この場合、長尺物固定部30を電線保護本体部22と同時形成することができ、長尺物固定部付電線保護具20を少ない工数で製造することができる。
また、後者の例としては、長尺物固定部30、130、230の各構成部分を、別の不織布でホットプレスにより成形し、これを電線保護本体部22に固着した構成とすることができる。この固着は、一対の不織布を加熱及び加圧接合する部分の間に、予め形成された長尺物固定部30、130、230の一部を挟込み、不織布に含まれる接着樹脂を用いて接合すること、レーザ溶接、抵抗溶接、熱溶着、接着剤による接着等によって行うことができる。
この場合、長尺物固定部30、130、230を別途形成するため、比較的複雑な形状であっても、当該長尺物固定部30、130、230を製造し易い。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10 電線
12 電線束
20、120、220 長尺物固定部付電線保護具
22 電線保護本体部
30、130、230 長尺物固定部
32、32A、32B、32C 保持片
32a 内面先端部
33A、33B ストッパ部
40 長尺物
90 不織布
90、90 不織布
132、132A、132B、132D 片持ち状状保持片
133 ストッパ部
136Aa 内面先端部
232 交互保持片

Claims (5)

  1. 不織布がホットプレスされることにより電線を覆うようにして収容可能な形状に形成された電線保護本体部と、
    不織布がホットプレスされることにより長尺物を保持可能な形状に形成され、前記電線保護本体部に一体化された長尺物固定部と、
    を備える長尺物固定部付電線保護具。
  2. 請求項1記載の長尺物固定部付電線保護具であって、
    前記長尺物固定部は、長尺部を挟込む一対の保持片を有する、長尺物固定部付電線保護具。
  3. 請求項2記載の長尺物固定部付電線保護具であって、
    前記一対の保持片の外面は、ホットプレスにより硬化され、前記一対の保持片の内面は、その外面よりも硬化されない状態に保たれている、長尺物固定部付電線保護具。
  4. 請求項2又は請求項3記載の長尺物固定部付電線保護具であって、
    前記一対の保持片の先端部が、それらの間に挟込まれた長尺物を抜止めする形状に硬化された部分を有する、長尺物固定部付電線保護具。
  5. 請求項1記載の長尺物固定部付電線保護具であって、
    前記長尺物固定部は、前記電線保護本体部との間で前記長尺物を挟込む片持ち状保持片を有する、長尺物固定部付電線保護具。
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